JP4823812B2 - 製品種類設定支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータを用いて、販売が予定されている製品の種類の設定を支援する製品種類設定支援システムに関する技術分野に属する。
一般に、自動車等の製品(商品)を新たに企画して販売しようとする場合には、商品企画部門が、その製品の販売数を予測して目標販売数を決定する。その際、例えば特許文献1では、顧客の購入動機及び趣味等の嗜好性を加味して商品の販売数を予測するようにし、特許文献2では、商品の市場動向を加味することによって商品の販売数を予測するようにしている。
そして、生産部門では、上記のようにして決定された目標販売数を考慮して生産計画を立案し、設計部門では、上記製品に必要な部品を設計したり従来より使用している部品を選定したりして部品構成を行う。
特開2000−200260号公報 特開2001−167079号公報
ところで、製品の中には、その仕様に、顧客が選択可能な複数の選択仕様が含まれている場合があり、このような製品は、仕様が互いに異なる複数種類あることになり、顧客は、通常、これら複数種類の中から1つの種類を選択して購入することになる。特に自動車等の車両では、多数の選択仕様(例えば、エンジンでは、V型6気筒エンジン、直列4気筒エンジン等があり、トランスミッションでは、オートマチックトランスミッション及びマニュアルトランスミッションがある)があり、これにより、製品の種類(つまり車種)も多数存在する。
上記車両のように複数種類ある製品を販売する場合には、その種類を含めて仕様を適切に設定しないと、以下のような問題が生じる。すなわち、製品の種類が多数あれば、顧客にとっては選択の余地が広がって好ましいが、管理コストの上昇を招いてしまう。特に売れる見込み数が少ない種類が多数存在すると、管理コストが非常に高くなってしまう。
また、生産部門や設計部門では、目標販売数の情報のみでは、生産計画の立案や部品構成を適切に行うことができないので、各種類毎の販売予定数の情報が必要になる。そのために各種類毎の販売予定数をどのように算出するかが問題となる。そして、この各種類毎の販売予定数が適切でないと、一部の種類は過剰に生産し過ぎたり、一部の種類は需要に対して生産が追いつかずに販売機会を失ったりしてしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように複数種類ある製品を販売する場合に、製品の種類を適切に設定して管理コストを出来る限り抑えることができるようにするとともに、各種類毎の販売予定数を適切に算出して、市場のニーズにマッチさせ得るようにすることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、コンピュータを用いて、販売が予定されている製品であってその仕様に、該製品を購入する顧客が選択可能な複数の選択仕様が含まれていることで、仕様が互いに異なる複数種類が存在する製品種類の設定を支援する製品種類設定支援システムを対象として、上記コンピュータは、上記製品に対して予め設定された目標販売数を記憶する目標販売数データベースと、上記各選択仕様毎に予め設定された、上記顧客による該選択仕様の選択率を記憶する選択率データベースと、情報処理を行うCPUとを備え、上記CPUは、上記目標販売数データベース及び選択率データベースにぞれぞれ記憶された情報を読み出して、該両情報に基づいて、上記製品の上記各種類毎の販売予定数を算出する販売予定数算出部と、該販売予定数算出部により算出された上記各種類毎の販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下であるか否かを判定して、上記販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下である種類を、廃止するとの判定である廃止判定を行う廃止判定部とを有し、上記販売予定数算出部は、上記各種類毎の販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するように、かつ、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記各種類毎の販売予定数を算出するよう構成され、上記CPUは、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類が存在する場合に、該廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するという第1条件を満たすとともに、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含みかつ上記廃止判定部により廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、該廃止判定がなされていない各種類毎の販売予定数を再算出する販売予定数再算出部を更に有しており、上記販売予定数再算出部は、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類の販売予定数分を、該種類のいずれか1つの選択仕様と同じ選択仕様を有する種類を振分け対象として該振分け対象の種類の全て又は一部に振り分けた後、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の種類の販売予定数を求めるための連立方程式を立てて該連立方程式を解くことで、上記再算出を行うよう構成されているものとした
上記の構成により、目標販売数データベースには、商品企画部門等により設定された、製品トータルの目標販売数が記憶され、選択率データベースには、過去の販売実績等に基づいて商品企画部門等により設定された、顧客による選択仕様の選択率が記憶される。そして、販売予定数算出部が、上記目標販売数及び選択仕様の選択率の情報に基づいて、各種類毎の販売予定数を算出する。このとき、各種類毎の販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するようにするとともに、複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすようにする。これにより、各選択仕様の選択率が過去の販売実績と合うように各種類毎の販売予定数が適切に算出され、よって、市場のニーズにマッチするようになる。続いて、廃止判定部が、上記算出された販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下である種類を廃止判定するようにする。これにより、売れる見込み数が少ない種類等を自動的に廃止することができ、管理コストの上昇を抑えることができる。
ここで、上記のように廃止判定がなされた種類を廃止すると、廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計が、目標販売数に対して、その廃止した種類の販売予定数分だけ少なくなるとともに、各選択仕様の選択率が変化してしまう。しかし、廃止判定がなされていない種類について、販売予定数を再算出するようにすれば、廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計を目標販売数に一致させることができるとともに、各選択仕様の選択率が変化しないようにすることが可能である
そして、販売予定数再算出部による再算出により、複数種類のうち一部の種類を廃止しても、廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計が、目標販売数データベースに記憶された目標販売数に一致するとともに、いずれの選択仕様の選択率も、選択率データベースに記憶された選択率と一致するようになる。
また、振分け対象の種類への振り分けにより、該振分け対象の種類の再算出後の販売予定数が決まり、後は振分け対象以外の種類の販売予定数を、第1条件を満たしかつ第2条件を複数の選択仕様全てについて満たすように調整すればよいので、計算が簡単になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記コンピュータと通信ネットワークを介して接続された端末を備え、上記コンピュータのCPUは、上記端末に対して、上記振分け対象の種類の全てについて振り分けの比率を入力させるための画面を表示させ、上記販売予定数再算出部は、上記振分け対象の種類の全てに対して、上記端末により入力された比率で振り分けるよう構成されているものとする。
請求項の発明では、請求項の発明において、上記コンピュータと通信ネットワークを介して接続された端末を備え、上記コンピュータは、上記端末に対して、複数の上記振分け方法を、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類毎に選択可能に提示するよう構成され、上記販売予定数再算出部は、上記端末により選択された種類毎の振分け方法によって上記振分けを行うよう構成されているものとする。
こうすることで、種類毎に最適な振分け方法を選択することができ、再算出を適切に行うようにすることができる。
請求項の発明では、請求項のいずれか1つの発明において、上記コンピュータは、上記販売予定数再算出部による再算出後に、販売予定数が所定値以下となる種類がある場合に、警報を行う警報部を更に備えているものとする。
すなわち、再算出後の販売予定数が再算出前に比べてかなり減少する種類が存在する場合があり、その種類の販売予定数が0に近い値や負の数になる場合がある。しかし、本発明では、再算出後に、販売予定数が所定値以下となる種類が存在する場合には、警報手段により警報を行うので、再算出方法を変更する等して、再算出をやり直すことができる。
請求項の発明では、請求項1〜のいずれか1つの発明において、上記製品は、車両であり、上記選択仕様には、上記車両に必須の構成要素に関する仕様が含まれているものとする。
すなわち、車両に必須の構成要素に関する選択仕様が互いに異なる複数種類は、複数の車種であり、車両の場合には、車両に必須の構成要素に関する選択仕様がかなり多くて車種の数が多くなる傾向にある。しかし、この発明では、車種を適切に設定して管理コストを低減することができる。また、車種毎の販売予定数を適切に算出することができ、市場のニーズにマッチした車種を揃えることができるようになる。
請求項の発明では、請求項1〜のいずれか1つの発明において、上記製品は、車両であり、上記選択仕様には、上記車両の装備品に関する仕様が含まれているものとする。
すなわち、車両には多数の装備品があり、これらの組み合わせにより種類数が膨大になる傾向にあるが、この発明では、その種類数を適切に設定して管理コストを効果的に低減することができる。また、装備品の組み合わせとして、市場のニーズにマッチさせることができる。
以上説明したように、本発明の製品種類設定支援システムによると、製品の各種類毎の販売予定数の合計が、目標販売数データベースに記憶された目標販売数に一致するように、かつ、複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、選択率データベースに記憶された当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、各種類毎の販売予定数を算出し、該算出された各種類毎の販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下であるか否かを判定して、上記販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下である種類を、廃止するとの判定である廃止判定を行うとともに、廃止判定がなされた種類の販売予定数分を、該種類のいずれか1つの選択仕様と同じ選択仕様を有する種類を振分け対象として該振分け対象の種類の全て又は一部に振り分けた後、第1条件(廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するという条件)を満たしかつ第2条件(上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含みかつ廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという条件)を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の種類の販売予定数を求めるための連立方程式を立てて該連立方程式を解くことで、廃止判定がなされていない各種類毎の販売予定数を再算出するようにしたことにより、製品の種類を適切に設定して管理コストを最小限に抑えることができるとともに、各種類毎の販売予定数を適切に算出して、市場のニーズにマッチさせるようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る製品種類設定支援システムの概略構成を示し、この製品種類設定支援システムは、コンピュータを用いて、販売が予定されている自動車等の車両(製品)の種類の設定を支援するシステムであって、当該車両を製造する会社の商品企画部門の担当者が操作するマーケット部門用端末1と、当該会社の生産部門の担当者が操作する生産部門用端末2と、当該会社の設計部門の担当者が操作する設計部門用端末3と、これらマーケット部門用端末1、生産部門用端末2及び設計部門用端末3と通信ネットワーク4(ここでは、社内LAN(Local Area Network))を介して接続された、上記コンピュータに相当する管理サーバ5とを備えている。
上記車両には、その仕様に、該車両を購入する顧客が選択可能な複数の選択仕様が含まれていることで、仕様が互いに異なる複数種類が存在する。上記選択仕様には、上記車両に必須の構成要素に関する仕様と、車両の装備品に関する仕様とが含まれている。車両に必須の構成要素の仕様としては、例えば、エンジンでは、V型6気筒エンジン(V6)及び直列4気筒エンジン(直4)が予め設定され、トランスミッションでは、オートマチックトランスミッション(AT)及びマニュアルトランスミッション(MT)が予め設定され、車輪駆動部では、2輪駆動(2WD)及び4輪駆動(4WD)が予め設定されている。一方、車両の装備品に関する仕様としては、本実施形態では、説明を簡単にするために、ラジオ(Aラジオ、Bラジオ、Cラジオ、Dラジオ)及びCDプレーヤー(有り/無し)が予め設定されている。尚、本実施形態では、車両に必須の構成要素に関する仕様が互いに異なる複数種類のことを、複数の車種という。つまり、車両に必須の構成要素に関する仕様が同じであれば、車両の装備品に関する仕様が異なっても、同じ車種として取り扱う。
上記管理サーバ5は、情報処理を行うCPUや、情報処理プログラム等を記憶した記憶装置、上記各端末1〜3と上記通信ネットワーク4を介して通信を行うための通信インタフェース等を有するサーバコンピュータであって、上記各端末1〜3に対するアプリケーション・サーバとして機能する。一方、上記各端末1〜3は、パーソナルコンピュータであって、上記管理サーバ5と同様のCPU、記憶装置、通信インタフェースの他に、各種情報を表示するためのディスプレイや、入力手段であるキーボード及びマウス等のポインティング・デバイス等を有している。そして、上記各端末1〜3と管理サーバ5とは、情報の送受信を行うべく、一般的な通信手法に従って、上記通信ネットワーク4を介して双方向通信を行うことができるようになっている。
また、上記管理サーバ5は、目標販売数データベース(DB)11、選択仕様データベース12、選択率データベース13、販売予定数データベース14及び実販売数データベース15を備えていて、その動作中に必要に応じて、一般的な手法により、これらデータベース11〜15にアクセスすることができるようになっている。
上記目標販売数データベース11には、上記車両に対して予め設定された目標販売数が記憶されている。つまり、上記商品企画部門の担当者が目標販売数の情報をマーケット部門用端末1に入力し、管理サーバ5が、この入力された目標販売数の情報を目標販売数データベース11に記憶するようになっている。
上記選択仕様データベース12には、上記の如く予め設定された複数の選択仕様の情報が記憶されている。つまり、上記商品企画部門の担当者が選択仕様の情報をマーケット部門用端末1に入力し、管理サーバ5が、この入力された選択仕様の情報を選択仕様データベース11に記憶するようになっている。
上記選択率データベース13には、上記各選択仕様毎に予め設定された、上記顧客による該選択仕様の選択率の情報が記憶されている。つまり、上記商品企画部門の担当者が、過去の販売実績等に基づいて選択仕様の選択率を決定して、その選択率の情報をマーケット部門用端末1に入力し、管理サーバ5が、この入力された選択仕様の情報を選択率データベース13に記憶するようになっている。本実施形態では、例えば図2に示す如く選択仕様の選択率が設定されている。
上記販売予定数データベース14には、上記各車種(後述の如く廃止判定がなされた車種を除く)毎の仕様と、後述の如く算出された該各車種毎の販売予定数と、各車種毎において装備品が異なることによる各種類(後述の如く廃止判定がなされた種類を除く)毎の仕様と、後述の如く算出された該各種類毎の販売予定数とが記憶されている。
上記実販売数データベース15には、実際に販売された上記車両の各車種毎の実販売数が記憶されている。つまり、上記商品企画部門の担当者が、当該車両を販売した後に、所定期間(例えば1ヶ月)毎に、実際に販売された車両の各車種の実販売数の情報をマーケット部門用端末1に入力し、管理サーバ5が、この入力された各車種の実販売数の情報を実販売数データベース15に記憶するようになっている。
上記管理サーバ5は、上記目標販売数データベース11及び選択率データベース13にぞれぞれ記憶された情報を読み出して、該両情報に基づいて、上記車両の車種及び装備品が異なることによる種類を含めて仕様を設定する仕様設定処理部を内部に備えている。この仕様設定処理部は、上記目標販売数及び選択率の両情報に基づいて、上記車両の上記各車種毎の販売予定数を算出するとともに、該算出された上記各車種毎の販売予定数に基づいて、上記複数の車種のうち一部の車種を廃止するか否かを判定し、廃止するとの判定である廃止判定がなされた車種を廃止するよう構成されている。このことで、上記仕様設定処理部は、販売予定数算出部と廃止判定部とを有していることになる。
具体的には、商品企画部門の担当者がマーケット部門用端末1に対して所定操作を行うと、上記管理サーバ5は、その所定操作がなされた旨の情報をマーケット部門用端末1より受信する。この受信により、管理サーバ5の仕様設定処理部は、上記目標販売数及び選択率(ここでは、車両に必須の構成要素に関する選択仕様の選択率)の両情報に基づいて、上記車両の上記各車種毎の販売予定数を算出し、その結果を、マーケット部門用端末1に送信する。
上記販売予定数の算出は、以下のようにして行う。すなわち、各車種毎の販売予定数の合計が、上記目標販売数データベース11に記憶されている目標販売数に一致するようにするとともに、上記選択仕様データベース11に記憶されている複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む車種全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、上記選択率データベース13に記憶されている当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすようにして、各車種毎の販売予定数を算出する。つまり、選択仕様データベース12に記憶されている複数の選択仕様の中から車両として組み合わせることが可能な選択仕様の組み合わせ(同じグループの選択仕様同士(例えばエンジンのグループでは、V6及び直4)は、車両として組み合わせることはできない)を全て抽出し、その1組の組み合わせを1つの車種として、その各車種毎に車種コードを付与する(図3参照)。そして、その各車種毎に、目標販売数に、当該車種に含まれる選択仕様の選択率全てを掛けることで、販売予定数を算出する。例えば図3において、車種コードが「B001」である車種は、エンジンがV型6気筒エンジン(V6)であり、トランスミッションがオートマチックトランスミッション(AT)であり、車輪駆動部が2輪駆動(2WD)であるので、この車種の販売予定数は、
目標販売数×V6の選択率(図2の例では0%)×ATの選択率(図2の例では60%)×2WDの選択率(図2の例では80%)×…
とする。
このようにすれば、例えばV6を含む車種(図3の例では、車種コード「B001」、「B002」、「B005」等)全ての販売予定数の合計を目標販売数で割ると、そのV6の選択率と一致することになる。
管理サーバ5は、上記のようにして算出した各車種毎の販売予定数の情報を、各車種の仕様(選択仕様の組み合わせ)の情報と共にマーケット部門用端末1に送信して、そのディスプレイに図3のような販売予定数算出結果画面を表示させる。この販売予定数算出結果画面には、各車種毎に、選択仕様の組み合わせと販売予定数とが表示される。
また、管理サーバ5の仕様設定処理部は、上記算出された各車種毎の販売予定数に基づいて、上記販売予定数が算出された複数の車種のうち一部の車種を廃止するか否かを判定する。本実施形態では、上記算出された販売予定数が、上記目標販売数に対して所定割合以下である車種に対して、廃止するとの判定である廃止判定がなされる。図3の例では、車種コード「B004」及び「B006」が、廃止判定がなされた車種であり、管理サーバ5は、その廃止判定がなされた車種が商品企画部門の担当者に分かるように、上記販売予定数算出結果画面に表示されている当該車種の販売予定数の数字の色を他のものとは異ならせたり、その数字を点滅させたりする(図3の例では枠で囲っている)
そして、上記仕様設定処理部は、上記廃止判定がなされた車種を廃止するが、その車種をそのまま廃止するだけでは、廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計が、上記目標販売数に対して、その廃止する車種の販売予定数分だけ少なくなる。また、上記各選択仕様の選択率が変化してしまう。そこで、仕様設定処理部は、上記廃止判定がなされた種類が存在する場合には、廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するという第1条件を満たすとともに、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含みかつ上記廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計を上記目標販売数(目標販売数データベース11に記憶されているもの)で割った値が、当該選択仕様の選択率(選択率データベース13に記憶されているもの)と一致するという第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、該廃止判定がなされていない各車種毎の販売予定数を再算出する。このことで、仕様設定処理部は、販売予定数再算出部を更に有していることになる。
このように上記第1条件を満たすことで、廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計が目標販売数に一致し、上記第2条件を満たすことで、いずれの選択仕様の選択率も再算出前後で変化しないことになる。
本実施形態では、管理サーバ5は、上記再算出に先立って、マーケット部門用端末1に対して、該再算出を行うための複数の再算出方法(後述の6つの再算出方法A〜F)を選択可能に提示するようになっている。すなわち、上記販売予定数算出結果画面内には、再算出方法選択ボタン21が表示されており、この再算出方法選択ボタン21がマーケット部門用端末1により操作された旨の情報を管理サーバ5が受信すると、管理サーバ5は、マーケット部門用端末1に対して、複数の再算出方法A〜Fを選択可能に提示する。つまり、図4に示すような再算出方法選択画面をマーケット部門用端末1に送信する。この再算出方法選択画面の左側は、上記販売予定数算出結果画面と略同じである。
尚、再算出方法C〜Fの場合には、後述の如く、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、一旦、後述の振分け対象となる車種に振り分けるが、この振分け方法が、再算出方法C〜Fで互いに異なり、これら複数の振分け方法(再算出方法C〜F)を、マーケット部門用端末1に対して、廃止判定がなされた車種毎に選択可能に提示する。
商品企画部門の担当者は、上記6つの再算出方法A〜Fの中から1つを選択してマーケット部門用端末1に入力する。再算出方法C〜Fを選択する場合には、廃止判定がなされた車種毎に、再算出方法C〜Fの中から1つを選択してマーケット部門用端末1に入力する。例えば、廃止判定がなされた車種コード「B004」については、再算出方法Cを選択し、車種コード「B006」については、再算出方法Dを選択するといったことが可能になる。また、再算出方法Eを選択する場合には、廃止判定がなされた車種毎に、振分け対象となる車種全てに対してどの程度の比率で振り分けるかを決めて、その振り分けの比率を入力する。さらに、再算出方法Fを選択する場合には、廃止判定がなされた車種毎に、振分け対象となる車種のうちのどの車種に振り分けるかを決めて、その振り分け先の車種コードを入力する。
上記再算出方法選択画面には、上記再算出を実行するための実行ボタン22が表示されており、この実行ボタン22がマーケット部門用端末1により操作された旨の情報を管理サーバ5が受信すると、管理サーバ5は、上記再算出を、マーケット部門用端末1の操作により選択された方法で行うことになる。尚、本実施形態では、製品の販売後に再算出を再度行う際に、どの方法が実販売数に最も合うかを調べるために、他の方法についても再算出を行っておく。
上記再算出方法Aは、本発明とは異なる再算出方法であって、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすとともに、上記廃止判定がなされていない車種の中から任意に抽出した2車種の再算出後の販売予定数の差の2乗の値を、上記抽出可能な全ての2車種の組み合わせについて足し合わせた値S(1)が最小になるように、上記再算出を行うものである(図4では、「バラツキ最小」としている)。
図3の例の場合、再算出前の各車種の販売予定数を、車種コード「B001」から順に、Xb1、Xb2、Xb3、Xb4、Xb5、Xb6、…とし、再算出後の各車種(廃止判定がなされた車種(「B004」及び「B006」)を除く)の販売予定数を、Xa1(=Xb1+ΔXb1)、Xa2(=Xb2+ΔXb2)、Xa3(=Xb3+ΔXb3)、Xa5(=Xb5+ΔXb5)として、S(1)は、
S(1)=(Xa1−Xa2)+(Xa1−Xa3)+(Xa1−Xa5)+…
+(Xa2−Xa3)+(Xa2−Xa5)+…+(Xa3−Xa5)+…
となり、このS(1)の値を最小にする。
但し、
ΣXbi(i=1,2,3,4,5,6,…)
=ΣXai(i=1,2,3,5,…)=目標販売数(第1条件)、
(Xb1+Xb2+Xb5+…):(Xb3+Xb4+…)
=(Xa1+Xa2+Xa5+…):(Xa3+…)=K1:K2(第2条件)、
(Xb1+Xb3+Xb5+…):(Xb2+Xb4+…)
=(Xa1+Xa3+Xa5+…):(Xa2+…)=L1:L2(第2条件)、及び、
(Xb1+Xb2+Xb3+…):(Xb5+Xb6+…)
=(Xa1+Xa2+Xa3+…):(Xa5+…)=M1:M2(第2条件)
を満たすようにする。
ここで、K1:K2は、エンジンのV6と直4との選択率の比率(図2の例では70:30)であり、L1:L2は、トランスミッションのATとMTとの選択率の比率(図2の例では60:40)であり、M1:M2は、車輪駆動部の2WDと4WDとの選択率の比率(図2の例では80:20)である。
尚、ΔXb1、ΔXb2、ΔXb3、ΔXb5、…は、再算出前の販売予定数からの変化量であり、正及び負のいずれもありえる。また、これらの総和は、廃止判定がなされた車種の販売予定数の総和と等しい。
この再算出方法Aでは、ΔXb1、ΔXb2、…を誤差と考えれば、この誤差によって生じる車種間の販売予定数のバラツキを最小にすることができる。
上記再算出方法Bは、本発明とは異なる再算出方法であって、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすとともに、上記廃止判定がなされていない車種の再算出後の販売予定数についての偏差平方和S(2)が最小になるように、上記再算出を行うものである(図4では、「偏差最小」としている)。
図3の例の場合、S(2)は、
S(2)=(Xa1−Xa)+(Xa2−Xa)+(Xa3−Xa)
+(Xa5−Xa)+…
となり、このS(2)の値を最小にする。ここで、Xaは、廃止判定がなされていない車種の数をN1として、
Xa=(Xa1+Xa2+Xa3+Xa5+…)/N1
である。
この再算出方法Bにおいても、再算出方法Aと同様に、ΔXb1、ΔXb2、ΔXb3、ΔXb5、…は、正及び負のいずれもありえる。また、これらの総和は、廃止判定がなされた車種の販売予定数の総和と等しい。
この再算出方法Bでは、ΔXb1、ΔXb2、…を誤差と考えれば、この誤差によって生じる、販売予定数の平均からのバラツキを最小にすることができる。
上記再算出方法C〜Fは、本発明に相当する再算出方法であって、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、該車種のいずれか1つの選択仕様と同じ選択仕様を有する車種を振分け対象として該振分け対象の車種の全て又は一部に振り分けた後、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の車種の販売予定数を調整することで、上記再算出を行うものである。
具体的には、上記再算出方法Cでは、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、上記振分け対象の車種の全てに対して均等に振り分ける(図4では、「均等配分」としている)。例えば図5に示すように、説明を簡単にするために、選択仕様が、V6、直4、AT、MT、2WD、4WDの6つで、それらの中から車両として組み合わせることが可能な選択仕様の組み合わせが8通りあり、これにより、車種コード「B001」〜「B008」の8車種が設定されたとする。また、車種「B004」に対して廃止判定がなされたとする。尚、図5の例では、目標販売数を50000台/月とし、各選択仕様の選択率は図2で示したものと同じにしている。
上記廃止判定がなされた「B004」のいずれか1つの選択仕様(管理サーバ5が自動的に抽出してもよく、再算出方法選択画面で選択できるようにしてもよい(この例では、4WDとする))と同じ選択仕様を有する車種は、「B001」〜「B003」であるので、「B001」〜「B003」が振分け対象の車種となる。これにより、「B004」の販売予定数分を、「B001」〜「B003」に対して均等に振り分ける。すなわち、図6に示すように、「B004」の販売予定数1200台分を、「B001」〜「B003」に対して400台分ずつ振り分け、この結果、「B001」〜「B003」の販売予定数は、それぞれ400台ずつ増大する。これら振分け対象の車種「B001」〜「B003」の振分け後の販売予定数は、そのまま再算出後の販売予定数Xa1、Xa2及びXa3となる。
次いで、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の車種(「B005」〜「B008」)の販売予定数を調整する。この調整後の販売予定数が、再算出後の販売予定数Xa5、Xa6、Xa7及びXa8となる。つまり、以下の3つの連立方程式
4600+3200+2200+Xa5+Xa6+Xa7+Xa8
=50000(第1条件)、
(4600+3200+Xa5+Xa6):(2200+Xa7+Xa8)
=K1:K2(=70:30)(第2条件)、及び、
(4600+2200+Xa5+Xa7):(3200+Xa6+Xa8)
=L1:L2(=60:40)(第2条件)、
を解くことで、Xa5、Xa6、Xa7及びXa8を求める。尚、4WDと2WDとの選択率の比率に関する第2条件は、
(4600+3200+2200):(Xa5+Xa6+Xa7+Xa8)
=M1:M2(=80:20)
となるが、これは、この条件を満たすように上記振分けを行っているので、第1条件と同じ式となる。
上記3つの連立方程式から4つの解Xa5、Xa6、Xa7及びXa8を求めることになるので、複数の解の組み合わせが存在する。この複数の組の解のうちのいずれか1組を選択してXa5、Xa6、Xa7及びXa8とすればよいが、本実施形態では、上記S(1)の値が最小になるものを選択する。この結果は、図7のようになる。尚、上記S(2)の値が最小になるものを選択してもよい。
上記再算出方法Dでは、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、上記振分け対象の車種の全てに対して、該振分け対象の車種の再算出前の販売予定数に比例して振り分ける(図4では、「比例配分」としている)。
上記図5の例で説明すると、廃止判定がなされた車種「B004」のいずれか1つの選択仕様(管理サーバ5が自動で抽出してもよく、再算出方法選択画面で選択できるようにしてもよい(この例では、4WDとする))と同じ選択仕様を有する車種「B001」〜「B003」に対して、該車種の再算出前の販売予定数Xb1、Xb2、Xb3に比例して振り分ける。すなわち、これら車種「B001」〜「B003」の振り分け後の販売予定数、つまり再算出後の販売予定数Xam(m=1,2,3)は、
Xam=Xbm+ΔXbm、
ΔXbm=Xb4×(Xbm/ΣXbm)
より求まる。この結果は、図8のようになる。
次いで、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の車種(「B005」〜「B008」)の販売予定数を調整する。つまり、再算出方法Cの場合と同様の3つの連立方程式を解くことで、上記S(1)の値が最小になるXa5、Xa6、Xa7及びXa8を求める。この結果は、図9のようになる。
上記再算出方法Eでは、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、上記振分け対象の車種の全てに対して、上記マーケット部門用端末1により入力された比率で振り分ける(図4では、「設定比率」としている)。
上記図5の例で説明すると、廃止判定がなされた車種「B004」のいずれか1つの選択仕様(ここでは、4WDとする)と同じ選択仕様を有する車種「B001」〜「B003」に対して、上記再算出方法選択画面で入力された比率で振り分ける。すなわち、これら車種「B001」〜「B003」の振り分け後の販売予定数、つまり再算出後の販売予定数Xam(m=1,2,3)は、上記入力された比率をRmとして、
Xam=Xbm+ΔXbm、
ΔXbm=Xb4×Rm
より求まる。
次いで、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の車種(「B005」〜「B008」)の販売予定数を調整する。つまり、再算出方法Cの場合と同様の3つの連立方程式を解くことで、上記S(1)の値が最小になるXa5、Xa6、Xa7及びXa8を求める。
上記再算出方法Fでは、廃止判定がなされた車種の販売予定数分を、上記振分け対象の車種の一部(ここでは、上記再算出方法選択画面で入力された1つの車種)に対して振り分ける(図4では、「特定車種」としている)。
上記図5の例では、廃止判定がなされた車種「B004」のいずれか1つの選択仕様(ここでは、4WDとする)と同じ選択仕様を有する車種であって上記再算出方法選択画面で入力された1つの車種(例えば「B003」)に振り分ける。例えば車種「B003」に振り分ける場合、車種「B003」の振り分け後の販売予定数、つまり再算出後の販売予定数Xa3は、
Xa3=Xb3+Xb4
となる。
また、上記振分け対象であっても、上記再算出方法選択画面で入力されなかった車種(「B001」及び「B002」)の振り分け後の販売予定数は、振り分け前と同じである。つまり、
Xa1=Xb1、
Xb2=Xb2
となる。
次いで、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の車種(「B005」〜「B008」)の販売予定数を調整する。すなわち、再算出方法Cの場合と同様の3つの連立方程式を解くことで、上記S(1)の値が最小になるXa5、Xa6、Xa7及びXa8を求める。
上記管理サーバ5は、上記再算出の結果(各車種毎の仕様及び各再算出方法による各車種毎の販売予定数)を、上記販売予定数データベース14に記憶するとともに、再算出方法選択画面で選択された方法での再算出の結果を、マーケット部門用端末1に送信して、そのディスプレイに上記図7や図9のような再算出結果画面を表示させる。この再算出結果画面は、上記販売予定数算出結果画面と同様に、各車種毎に、仕様(選択仕様の組み合わせ)と販売予定数とが表示されるが、廃止判定がなされた車種は表示されない。また、販売予定数について、再算出前に対する増減量が表示される。
また、上記管理サーバ5は、上記再算出後の販売予定数が所定値以下となる種類がある場合に、警報を行うよう構成されている。このことで、管理サーバ5は、警報部をも備えていることになる。上記所定値としては、0や管理コストに大きな影響を及ぼすような極めて小さい正の値に設定される。或いは、上記所定値は、上記廃止判定の基準となる、目標販売数に対して所定割合となる値と同じ値に設定してもよい。この警報の方法としては、上記販売予定数算出結果画面において廃止判定がなされた車種の販売予定数の数字の色を他のものとは異ならせる等した場合と同様に、上記再算出結果画面において、再算出後の販売予定数が上記所定値以下となる車種の該販売予定数の数字の色を他のものとは異ならせたり、その数字を点滅させたりするようにすればよい。そして、管理サーバ5は、上記のような警報を行ったときには、再算出結果画面において、上記再算出方法選択画面に戻るための戻りボタンを表示し、商品企画部門の担当者に、再算出方法を変更することを促す。その戻りボタンが操作された旨の情報をマーケット部門用端末1より受信したときには、該マーケット部門用端末1に上記再算出方法選択画面を表示させる。これにより、商品企画部門の担当者は、再算出方法を変更して、再算出をやり直すことができる。
上記再算出の結果の情報を見るために、生産部門又は設計部門の担当者が、生産部門用端末2又は設計部門用端末3に対して所定の操作を行うと、管理サーバ5は、その所定の操作がなされた旨の情報を生産部門用端末2又は設計部門用端末3より受信することで、上記販売予定数データベース14に記憶されている上記再算出の結果の情報を、生産部門用端末2及び設計部門用端末3に送信する。これにより、生産部門及び設計部門では、その情報に基づいて生産計画の立案や部品構成等を適切に行うことができる。尚、上記各車種毎の販売予定数は、生産部門では、各車種毎の生産予定数として生産計画を立案する。
本実施形態では、上記各車種毎の販売予定数に加えて、各車種(廃止判定がなされていない車種)において装備品が異なることによる各種類毎の販売予定数をも算出する。この各種類毎の販売予定数の算出方法は、上記各車種毎の販売予定数の算出と同様であるが、車両の目標販売数としては、各車種の上記再算出後の販売予定数を用いる。本実施形態では、ラジオ(Aラジオ、Bラジオ、Cラジオ、Dラジオ)及びCDプレーヤー(有り/無し)の組み合わせである8種類あり(種類コード「A001」〜「A008」とする)、この各種類毎の販売予定数を算出する。また、各車種において上記算出された各種類毎の販売予定数が、目標販売数(当該車種の再算出後の販売予定数)に対して所定割合以下である種類に対して廃止判定がなされる。この算出結果の情報は、管理サーバ5よりマーケット部門用端末1に送信されて、マーケット部門用端末1のディスプレイには、例えば図10に示すように、上記車種の場合と同様の販売予定数算出結果画面が各車種毎に表示される(図10は、車種「B001」の場合を示す)。
上記販売予定数算出結果画面に表示された再算出方法選択ボタン31が操作されると、上記図4の再算出方法選択画面と同様の再算出方法選択画面が各車種毎に表示され、上記再算出方法A〜Fを選択することが可能になる。そして、再算出方法が選択されて、その再算出方法選択画面に表示された実行ボタンが操作されると、上記各車種毎の販売予定数の再算出と同様に、上記各種類毎の販売予定数が再算出され、例えば図11に示すように、上記車種の場合と同様の再算出結果画面が各車種毎に表示される(図11は、車種「B001」の場合を示す)。上記各種類毎の販売予定数の再算出の結果(各種類毎の仕様を含む)は、上記各車種毎の販売予定数の再算出の結果と共に、上記販売予定数データベース14に記憶される。
上記管理サーバ5は、上記車両の販売後において、所定期間(例えば1ヶ月)毎に、上記再算出を再度行うよう構成されている。すなわち、管理サーバ5は、車両の販売前に、上記6つの再算出方法A〜Fのそれぞれの方法によって上記再算出を行っており、販売後に、上記実販売数データベース15に記憶されている任意の1つの種類の実販売数と上記再算出した当該種類の販売予定数との差の2乗の値を、該実販売数データベース15に記憶された全種類について足し合わせた値が最小になる再算出方法を抽出し、この抽出した再算出方法によって上記再算出を再度行う。
具体的には、実販売数データベース15に記憶された各車種(上記廃止判定がなされた車種を除く)毎の実販売数をXci(図3の例の場合、i=1,2,3,5,…)とし、販売前に上記再算出方法A〜Fによってそれぞれ再算出された各車種(上記廃止判定がなされた車種を除く)毎の販売予定数を、Xai(A)、Xai(B)、Xai(C)、Xai(D)、Xai(E)及びXai(F)として、
S(A)=Σ(Xai(A)−Xci)
S(B)=Σ(Xai(B)−Xci)
S(C)=Σ(Xai(C)−Xci)
S(D)=Σ(Xai(D)−Xci)
S(E)=Σ(Xai(E)−Xci)、及び、
S(F)=Σ(Xai(F)−Xci)
を計算して、S(A)、S(B)、S(C)、S(D)、S(E)及びS(F)のうち最も小さいものを抽出する。この抽出したものに対応する再算出方法によって上記再算出を再度行う。この再算出の結果を、販売予定数データベース14に記憶するとともに、各端末1〜3の所定の操作により、該当する端末へ送信する。尚、装備品についても同様である。
これにより、各種類の販売予定数を実販売数に合うように変更することができ、販売予定数の精度を向上することができる。
ここで、上記再算出を再度行う際には、選択率データベース13に記憶されている各選択仕様の選択率を、各選択仕様の実選択率に変更しておくことが好ましい。この各選択仕様の実選択率は、上記各車種毎の実販売数の情報と、該各車種に含まれている選択仕様の情報(販売予定数データベース14に記憶されている)とから求めることができ、管理サーバ5が、上記再算出を再度行う前に、実選択率の計算を行ってデータを更新しておくようにする。これにより、各選択仕様の選択率も実際の販売実績と合わせるようにすることができる。
或いは、選択率データベース13に記憶されている各選択仕様の選択率を、各選択仕様の予測選択率に更新しておいてもよい。この予測選択率は、今回の再算出時を含めてそれ以前に計算された実選択率から将来(上記所定期間以内)の時点の選択率を予測したものであり、横軸を時間軸としかつ縦軸を選択率軸として実選択率の変化をグラフ化し、そのグラフを外挿して予測選択率を求める。
次に、上記管理サーバ5の処理動作を、図12のフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、最初のステップS1で、目標販売数データベース11より当該車両の目標販売数を読み出し、次のステップS2で、選択率データベース13より各選択仕様(車両に必須の構成要素に関する選択仕様)の選択率を読み出す。
次のステップS3では、上記読み出した目標販売数及び選択率の情報に基づいて、上記の如く各車種毎の販売予定数を算出し、次のステップS4で、その算出された各種類毎の販売予定数に基づいて、複数の車種のうち一部の車種を廃止するか否かを判定する廃止判定処理を実行し、次のステップS5で、上記の如く再算出処理を実行する。
次のステップS6では、選択率データベース13より、車両の装備品に関する各選択仕様の選択率を読み出す。そして、次のステップS7で、その読み出した選択率と、目標販売数に相当する各車種(廃止判定がなされていない車種)の再算出後の販売予定数との情報に基づいて、その各車種において各種類毎の販売予定数を算出し、次のステップS8で、上記車種の場合と同様に、複数の種類のうち一部の種類を廃止するか否かを判定する廃止判定処理を実行し、次のステップS9で、上記車種の場合と同様に、再算出処理を実行し、しかる後にリターンする。
上記ステップS5の再算出処理の詳細を図13のフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、ステップS21で、再算出方法選択ボタン21の操作があったか否かを判定し、この判定がNOであるときには、ステップS21の処理動作を繰り返し、判定がYESになると、ステップS22に進んで、再算出方法選択画面をマーケット部門用端末1に送信する。
そして、次のステップS23では、実行ボタン22の操作があったか否かを判定し、この判定がNOであるときには、ステップS23の処理動作を繰り返し、判定がYESになると、ステップS24に進んで、再算出方法選択画面で選択された方法で上記再算出を行うとともに、他の方法でも再算出を行う。
続いて、次のステップS25で、上記選択された方法での再算出の結果をマーケット部門用端末1に送信して、そのディスプレイに再算出結果画面を表示させる。
次のステップS26では、上記再算出後の販売予定数が所定値以下となる種類がある否かを判定し、この判定がNOであるときには、再算出処理を終了する一方、判定がYESであるときには、ステップS27に進んで、警報処理を実行して、次のステップ28で、再算出結果画面に戻りボタンを表示させる。
そして、次のステップS29で、戻りボタンの操作があったか否かを判定し、この判定がNOであるときには、ステップS29の処理動作を繰り返し、判定がYESになると、上記ステップS22へ戻る。
上記ステップS25における各再算出方法での再算出の具体的処理動作は、以下の如くである。
まず、上記再算出方法Aでの再算出処理動作を図14により説明すると、ステップSA1で、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすXaiの組み合わせN個を求める。このN個の組み合わせを、Xaij(j=1,2,3,…,N)とする。
次のステップSA2では、jを1に設定し、次のステップSA3で、当該Xaijの組のXai(Xa1,Xa2,Xa3等)を用いて、上記S(1)の値を算出し、次のステップSA4で、記憶装置に記憶されているSmin(初期は、S(1)の値としてあり得ない大きな数値に設定されている)を読み出す。
次のステップSA5では、上記S(1)の値がSminよりも小さいか否かを判定し、この判定がYESであるときには、ステップSA6に進んで、そのS(1)の値をSminとして記憶装置に記憶するとともに、当該Xaijの組のXaiを記憶装置に記憶し(既に記憶されているときには更新記憶する)、しかる後にステップSA7に進む。一方、上記ステップSA5の判定がNOであるときには、そのままステップSA7に進む。
上記ステップSA7では、j=Nであるか否かを判定し、この判定がNOであるときには、ステップSA8に進んで、jをj+1に設定して、しかる後に上記ステップSA3に戻る一方、上記ステップSA7の判定がYESであるときには、ステップSA9に進んで、上記記憶装置に記憶されているXaiを、再算出後の販売予定数とする。
上記再算出方法Bでの再算出処理動作を図15により説明すると、ステップSB1で、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすXaiの組み合わせN個を求める。このN個の組み合わせを、Xaij(j=1,2,3,…,N)とする。
次のステップSB2では、jを1に設定し、次のステップSB3で、当該Xaijの組のXai(Xa1,Xa2,Xa3等)を用いて、上記S(2)の値を算出し、次のステップSB4で、記憶装置に記憶されているSmin(初期は、S(2)の値としてあり得ない大きな数値に設定されている)を読み出す。
次のステップSB5では、上記S(2)の値がSminよりも小さいか否かを判定し、この判定がYESであるときには、ステップSB6に進んで、そのS(2)の値をSminとして記憶装置に記憶するとともに、当該Xaijの組のXaiを記憶装置に記憶し(既に記憶されているときには更新記憶する)、しかる後にステップSB7に進む。一方、上記ステップSB5の判定がNOであるときには、そのままステップSB7に進む。
上記ステップSB7では、j=Nであるか否かを判定し、この判定がNOであるときには、ステップSB8に進んで、jをj+1に設定して、しかる後に上記ステップSB3に戻る一方、上記ステップSB7の判定がYESであるときには、ステップSB9に進んで、上記記憶装置に記憶されているXaiを、再算出後の販売予定数とする。
上記再算出方法Cでの再算出処理動作を図16により説明すると、ステップSC1で、振分け対象の車種を特定し、次のステップSC2で、その振分け対象の車種の数N2を算出する。
次のステップSC3では、廃止判定がなされた車種の販売予定数をXbkとして、
ΔXb=Xbk/N2
を算出する。
続いて、次のステップSC4で、上記振分け対象の車種全てに対して、
Xam=Xbm+ΔXb
を算出し、このXamを振分け対象の車種の再算出後の販売予定数とする。
次いで、次のステップSC5で、上記振分け対象以外の車種の販売予定数を調整する。つまり、上記の如く、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を複数の選択仕様全てについて満たすように連立方程式を作成して、その連立解のうち上記S(1)の値が最小になるものを、上記振分け対象以外の車種の販売予定数とする。
上記再算出方法Dでの再算出処理動作を図17により説明すると、ステップSD1で、振分け対象の車種を特定し、次のステップSD2で、振分け対象の車種の振分け前の販売予定数の合計ΣXbmを算出して、Xbm/ΣXbmを算出する。
次のステップSD3では、
ΔXbm=Xbk×(Xbm/ΣXbm)
を算出する。
続いて、次のステップSD4で、上記振分け対象の車種全てに対して、
Xam=Xbm+ΔXbm
を算出し、このXamを振分け対象の車種の再算出後の販売予定数とする。
次いで、次のステップSD5で、上記振分け対象以外の車種の販売予定数を調整する。つまり、上記の如く、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を複数の選択仕様全てについて満たすように連立方程式を作成して、その連立解のうち上記S(1)の値が最小になるものを、上記振分け対象以外の車種の販売予定数とする。
上記再算出方法Eでの再算出処理動作を図18により説明すると、ステップSE1で、振分け対象の車種(再算出方法選択画面で比率が入力された車種)を特定し、次のステップSE2で、その振分け対象の車種の入力された比率をRmに代入する。
続いて、次のステップSE3で、
ΔXbm=Xbk×Rm
を算出する。
次いで、次のステップSE4で、上記振分け対象の車種全てに対して、
Xam=Xbm+ΔXbm
を算出し、このXamを振分け対象の車種の再算出後の販売予定数とする。
次いで、次のステップSE5で、上記振分け対象以外の車種の販売予定数を調整する。つまり、上記の如く、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を複数の選択仕様全てについて満たすように連立方程式を作成して、その連立解のうち上記S(1)の値が最小になるものを、上記振分け対象以外の車種の販売予定数とする。
上記再算出方法Fでの再算出処理動作を図19により説明すると、ステップSF1で、振分け対象の車種のうち、再算出方法選択画面で入力された1つの車種を特定し、次のステップSF2で、その入力された車種に対して、
Xam=Xbm+Xbk
を算出し、このXamを、その入力された車種の再算出後の販売予定数とする。
続いて、次のステップSF3で、上記入力された車種以外の振分け対象の車種に対して、
Xam=Xbm
とし、ステップSF2及びSF3におけるXamを、上記入力された車種以外の振分け対象の車種の再算出後の販売予定数とする。
次いで、次のステップSF4で、上記振分け対象以外の車種の販売予定数を調整する。つまり、上記の如く、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を複数の選択仕様全てについて満たすように連立方程式を作成して、その連立解のうち上記S(1)の値が最小になるものを、上記振分け対象以外の車種の販売予定数とする。
次に、車両の販売後における再算出時の管理サーバ5の処理動作を図20のフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、最初のステップS51で、目標販売数データベース11より当該車両の目標販売数を読み出すとともに、選択率データベース13より各選択仕様の選択率(上述の如く実選択率に変更されていることが好ましい)を読み出す。
次のステップS52では、実販売数データベース15より各車種毎の実販売数Xciを読み出し、次のステップS53で、販売予定数データベース14より、車両の販売前に上記再算出方法A〜Fによってそれぞれ再算出された各車種毎の販売予定数Xai(A)、Xai(B)、Xai(C)、Xai(D)、Xai(E)及びXai(F)を読み出す。
次のステップS54では、上記S(A)、S(B)、S(C)、S(D)、S(E)及びS(F)の各値を算出して、その中で最も小さいものを抽出する。そして、次のステップS55で、その抽出した最小のものに対応する再算出方法を選択し、次のステップS56で、上記読み出した目標販売数及び選択率に基づいて、ステップS55で選択した再算出方法によって上記再算出を行い、次のステップS57で、その再算出の結果を販売予定数データベース14に記憶して、当該処理動作を終了する。尚、フローチャートは省略するが、装備品についても同様に再算出を行う。また、各端末1〜3より所定の操作を行った旨の信号を受信したときには、上記再算出の結果を、該当する端末へ送信する。
したがって、本実施形態では、車両の各車種毎の販売予定数の合計が、目標販売数データベース11に記憶された目標販売数に一致するように、かつ、複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む車種全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、選択率データベース13に記憶された当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、各車種毎の販売予定数を算出し、該算出された各車種毎の販売予定数に基づいて、複数の車種のうち一部の車種を廃止するか否かを判定して、廃止判定がなされた車種を廃止し、更に、廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するという第1条件を満たすとともに、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含みかつ上記廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、廃止判定がなされていない各車種毎の販売予定数を再算出するようにしたので、各選択仕様の選択率が過去の販売実績と合うように各種類毎の販売予定数が適切に算出され、各車種毎の販売予定数が、市場のニーズにマッチするようになる。しかも、売れる見込み数が少ない車種を自動的に廃止することができ、管理コストの上昇を抑えることができる。また、車種の廃止後においても、廃止判定がなされていない車種全ての販売予定数の合計が、目標販売数データベースに記憶された目標販売数に一致するとともに、いずれの選択仕様の選択率も、選択率データベースに記憶された選択率と一致するようになる。
尚、上記実施形態では、マーケット部門用端末1の操作により再算出方法を選択できるようにしたが、予め決められた1つの再算出方法(本発明に相当する再算出方法C〜Fのうちの1つ)のみで再算出するようにしてもよい
本発明は、コンピュータを用いて、販売が予定されている製品の種類の設定を支援する製品種類設定支援システムに有用である。
本発明の実施形態に係る製品種類設定支援システムの概略構成を示す図である。 選択率データベースに記憶されている各選択仕様の選択率の一例を示す図である。 車種についての販売予定数算出結果画面の一例を示す図である。 車種についての再算出方法選択画面の一例を示す図である。 車種についての販売予定数算出結果画面の他の例を示す図である。 再算出方法Cによる振分け対象の車種の振分け後の販売予定数を示す図である。 再算出方法Cによる再算出結果画面の一例を示す図である。 再算出方法Dによる振分け対象の車種の振分け後の販売予定数を示す図である。 再算出方法Dによる再算出結果画面の一例を示す図である。 装備品が異なることによる種類についての販売予定数算出結果画面の一例を示す図である。 装備品が異なることによる種類についての再算出結果画面の一例を示す図である。 管理サーバの処理動作を示すフローチャートである。 再算出処理の詳細を示すフローチャートである。 再算出方法Aでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 再算出方法Bでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 再算出方法Cでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 再算出方法Dでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 再算出方法Eでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 再算出方法Fでの再算出処理動作を示すフローチャートである。 車両の販売後における再算出時の管理サーバの処理動作を示すフローチャートである。
1 マーケット部門用端末
5 管理サーバ(販売予定数算出部)
(廃止判定部)(販売予定数再算出部)(警報部)
11 目標販売数データベース
13 選択率データベース
15 実販売数データベース

Claims (6)

  1. コンピュータを用いて、販売が予定されている製品であってその仕様に、該製品を購入する顧客が選択可能な複数の選択仕様が含まれていることで、仕様が互いに異なる複数種類が存在する製品種類の設定を支援する製品種類設定支援システムであって、
    上記コンピュータは、
    上記製品に対して予め設定された目標販売数を記憶する目標販売数データベースと、
    上記各選択仕様毎に予め設定された、上記顧客による該選択仕様の選択率を記憶する選択率データベースと、
    情報処理を行うCPU
    を備え、
    上記CPUは、上記目標販売数データベース及び選択率データベースにぞれぞれ記憶された情報を読み出して、該両情報に基づいて、上記製品の上記各種類毎の販売予定数を算出する販売予定数算出部と、該販売予定数算出部により算出された上記各種類毎の販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下であるか否かを判定して、上記販売予定数が上記目標販売数に対して所定割合以下である種類を、廃止するとの判定である廃止判定を行う廃止判定部とを有し、
    上記販売予定数算出部は、上記各種類毎の販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するように、かつ、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含む種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記各種類毎の販売予定数を算出するよう構成され
    上記CPUは、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類が存在する場合に、該廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計が上記目標販売数に一致するという第1条件を満たすとともに、上記複数の選択仕様のうち任意の1つの選択仕様を含みかつ上記廃止判定部により廃止判定がなされていない種類全ての販売予定数の合計を上記目標販売数で割った値が、当該選択仕様の選択率と一致するという第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、該廃止判定がなされていない各種類毎の販売予定数を再算出する販売予定数再算出部を更に有しており、
    上記販売予定数再算出部は、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類の販売予定数分を、該種類のいずれか1つの選択仕様と同じ選択仕様を有する種類を振分け対象として該振分け対象の種類の全て又は一部に振り分けた後、上記第1条件を満たしかつ上記第2条件を上記複数の選択仕様全てについて満たすように、上記振分け対象以外の種類の販売予定数を求めるための連立方程式を立てて該連立方程式を解くことで、上記再算出を行うよう構成されていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
  2. 請求項1記載の製品種類設定支援システムにおいて、
    上記コンピュータと通信ネットワークを介して接続された端末を備え、
    上記コンピュータのCPUは、上記端末に対して、上記振分け対象の種類の全てについて振り分けの比率を入力させるための画面を表示させ、
    上記販売予定数再算出部は、上記振分け対象の種類の全てに対して、上記端末により入力された比率で振り分けるよう構成されていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
  3. 請求項記載の製品種類設定支援システムにおいて、
    上記コンピュータと通信ネットワークを介して接続された端末を備え、
    上記コンピュータのCPUは、上記端末に対して、複数の上記振分け方法を、上記廃止判定部により廃止判定がなされた種類毎に選択可能に提示するよう構成され、
    上記販売予定数再算出部は、上記端末により選択された種類毎の振分け方法によって上記振分けを行うよう構成されていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
  4. 請求項のいずれか1つに記載の製品種類設定支援システムにおいて、
    上記コンピュータのCPUは、上記販売予定数再算出部による再算出後に、販売予定数が所定値以下となる種類が存在する場合に、警報を行う警報部を更に備えていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の製品種類設定支援システムにおいて、
    上記製品は、車両であり、
    上記選択仕様には、上記車両に必須の構成要素に関する仕様が含まれていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載の製品種類設定支援システムにおいて、
    上記製品は、車両であり、
    上記選択仕様には、上記車両の装備品に関する仕様が含まれていることを特徴とする製品種類設定支援システム。
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