JP4823675B2 - ハイドロゲル粒子の製造方法、並びに、それによって製造されるハイドロゲル粒子及びそれを用いた分散体 - Google Patents

ハイドロゲル粒子の製造方法、並びに、それによって製造されるハイドロゲル粒子及びそれを用いた分散体 Download PDF

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    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/0052Preparation of gels

Description

本発明は、ハイドロゲル粒子の製造方法、並びに、それによって製造されるハイドロゲル粒子及びそれを用いた分散体に関する。
化粧品、医薬品、医薬部外品、食品等に適用しうるハイドロゲル粒子が知られている(例えば、特許文献1)。
そのようなハイドロゲル粒子の製造方法として、特許文献2には、寒天を溶解した水性成分溶液に油性成分を分散させた分散液に振動を与えながら、分散液を孔から吐出し、液滴を形成させた後、その液滴を冷却固化する方法が開示されている。
また、特許文献3には、内包油滴となる油相と、カプセル化剤を含む水相とからO/Wエマルジョンを調製し、このO/Wエマルジョンをさらに外油相中に分散乳化してO/W/Oエマルジョンとし、水相を硬化させてカプセル化する方法が開示されている。
一方、特許文献4には、天然カロチノイドを包含した多芯型構造のマイクロカプセルをスプレークーリング法で製造すること、具体的には、O/W型乳化物のゲル化温度以下の雰囲気を設けた塔中に、ゲル化温度以上のO/W型乳化物を、粒子が50〜3000μmの平均粒子径となるよう噴霧し、冷却固化後、捕集することが開示されている。
特許第3483543号公報 特許第3555937号公報 特開2001−97818号公報 特開平9−302379号公報
ところで、特許文献4に記載されたマイクロカプセルの製造方法では、O/W型乳化物を噴霧する塔中の気相を、そのゲル化温度以下の雰囲気にするための冷却設備を必要とする。
本出願の目的は、液滴を冷却するための冷却設備を必ずしも必要としないハイドロゲル粒子の製造方法、並びに、それによって製造されるハイドロゲル粒子及びそれを用いた分散体を提供することである。
上記の目的を達成する本発明は、ゲル化点が30℃以上である非架橋型ハイドロゲルのゲル剤を溶解させた水性成分水溶液(ゾル)に油性成分を分散させた分散液を気相中に噴霧し、それによって形成された液滴を冷却固化させるハイドロゲル粒子の製造方法である。
このような方法で製造されるハイドロゲル粒子は、水性媒体に分散させることにより分散体を構成することができる。
本発明によれば、非架橋型ハイドロゲルのゲル剤のゲル化点が30℃以上であるので、
気相を外気温に保持していれば、液滴を冷却するための冷却設備を用いなくても、ハイドロゲル粒子を製造することができる。
以下、実施形態を詳細に説明する。
本実施形態のハイドロゲル粒子の製造方法は、ゲル化点が30℃以上である非架橋型ハイドロゲルのゲル剤を溶解させた水性成分水溶液(ゾル)に油性成分を分散させた分散液を気相中に噴霧し、それによって形成された液滴を冷却固化させるものである。
ここで、本出願における「ハイドロゲル粒子」とは、非架橋型ハイドロゲルの連続相とその連続相に分散した多数の分散相とを備えた1個又は複数個の粒子をいう。なお、このハイドロゲル粒子の概念には、外層である外皮と内層である芯成分とからなる、内層と外層とが同心状のカプセルは含まれない。
このようなハイドロゲル粒子の製造方法によれば、非架橋型ハイドロゲルのゲル剤のゲル化点が30℃以上であるので、気相を外気温に保持していれば、液滴を冷却するための冷却設備を用いなくても、ハイドロゲル粒子を製造することができる。なお、もちろん、液滴を冷却するための冷却設備を用いてもよい。
また、このようなハイドロゲル粒子の製造方法によれば、粒径が小さく且つ球形度が高いハイドロゲル粒子を製造することができる。
さらに、ハイドロゲル粒子を分散媒に分散させる方法ではないので、分散媒の除去が必要でなく、芯物質である油性成分が分散媒に溶出してロスを生じることもない。
(水性成分水溶液)
本実施形態のハイドロゲル粒子の製造方法では、ゲル化点が30℃以上である非架橋型ハイドロゲルのゲル剤を溶解させた水性成分水溶液(ゾル)を用いる。
本出願における「非架橋型ハイドロゲル」とは、水性成分であるゲル剤と溶媒である水とから得られるゲルであって、ゲル剤が寒天である場合のようにゾル−ゲルの熱可逆性によってゲル化が生じるものをいう。
また、本出願における「ゲル剤」とは、水溶性有機化合物であって、これを水に溶解させた水溶液がゲル化点を境にゾル−ゲル転移を生じるものをいう。
ゲル化点が30℃以上である非架橋型ハイドロゲルを生じるゲル剤としては、寒天、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、ハイメトキシルペクチン等の水溶性高分子が好ましい。そして、ゲル剤として、これらのうち1種又は2種以上を混合したものを用いる。これらの中では、寒天を用いることがより好ましい。製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の使用時の感触がよいという観点からは、ゼリー強度が147kPa(1500g/cm2)以下である寒天を用いることが好ましく、19.6kPa(200g/cm2)〜127kPa(1300g/cm2)である寒天を用いることがより好ましい。なお、ゼリー強度は、日寒水式法により求めることができる。具体的には、ゼリー強度は、ゲル剤の1.5質量%水溶液を調製し、その水溶液を20℃で15時間放置して凝固させたゲルに、日寒水式ゼリー強度測定器((株)木屋製作所製)により荷重をかけ、20℃においてゲルが20秒間その荷重に耐えるときの表面積1cm2 あたりの最大質量(g)として求めることができる。
ここで、本出願における「寒天」とは、ガラクトースの1,3結合及び1,4結合からなるガラクターンを含むヘミセルロースをいう。
また使用するゲルのゲル化点(凝固点)については、30〜50℃、好ましくは30〜45℃である。なお、ゲルのゲル化点(凝固点)は具体的に、ゲルが溶解した水溶液約10mlを中型試験管(径1.5cm×16cm)にとり、温度計を挿入し、時々試験管を斜めに傾け、その表面が固定して動かないようになったときの温度をゲル化点(凝固点)として求めることができる。
ゲル剤を溶解させた水性成分水溶液は、ゲル剤の濃度を0.1〜8.0質量%とすることが好ましく、0.3〜7.0質量%とすることがより好ましく、0.4〜6.0質量%とすることがより好ましく、0.5〜5.0質量%とすることが更に好ましい。また、ゲル化を溶解させるときの温度は、ゲル剤の溶解温度以上水の沸点以下に昇温保持する必要があり、ゲル剤が寒天の場合、75〜100℃とすることが好ましく、80〜100℃とすることがより好ましい。溶解を促進するため、加圧して100℃以上に昇温してもよい。
水性成分水溶液には、油性成分を分散させるための乳化剤及び/又は分散剤を含有させることが好ましい。
乳化剤、分散剤としては、例えば、高分子乳化分散剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
高分子乳化分散剤としては、例えば、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、特開平7−100356号公報に記載された両性高分子化合物と高級脂肪酸とから合成される複合体、特開平8−252447号公報及び特開平9−141079号公報にそれぞれ記載された水溶性両親媒性高分子電解質、特開平9−141080号公報及び特開平9−141081号公報にそれぞれ記載された水溶性架橋型両親媒性高分子電解質、特開平10−53625号公報に記載されたアクリル酸系共重合体、特許第3329689号、特開平10−330401号公報及び特開平11−106401号公報にそれぞれ記載された多糖誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリアクリルアミド、アルキルフェノールホルムアルデヒド縮合物の酸化エチレン付加物などの合成高分子化合物、グアヤガム、カラヤガム、トラガントガム、アラビアガム、アラビノガラクタン、カゼインなどの天然高分子化合物等が挙げられる。
これらの中では、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の皮膚に塗布した際のべとつきを低減させる観点から、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体(例えば、日光ケミカルズ(株)製、商品名:PEMULEN等)、ポリビニルアルコール(例えば、日本合成化学工業(株)製、商品名:ゴーセノール等)、特許第3329689号公報に記載された多糖誘導体を用いることが好ましい。また、乳化性及び分散性を向上させる観点から、中和された高分子乳化分散剤を用いてもよく、油性成分の分散前の水性成分水溶液又は分散後の分散液に、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等を添加して高分子乳化分散剤を中和してもよい。このとき、pHを4〜8とするのが好ましく、6〜7とするのがより好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルアミンアセテート、ステアリルアミン酸等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、製造されるハイドロゲル粒子からの油性成分の漏出を防止する観点から、非イオン性界面活性剤のHLBが10以下のものを用いることが好ましく、8以下のものを用いることがより好ましく、5以下のものを用いることがさらに好ましく、3以下のものを用いることが特に好ましい。HLBは、「乳化・可溶化の技術」工学図書(株)(昭59−5−20)p.8−12に記載の計算式に基づいて求めることができる。
また、これらの非イオン性界面活性剤の中では、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合に皮膚刺激性が小さいという観点から、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを用いることが好ましく、ソルビタンモノステアレートを用いることがより好ましい。また、非イオン性界面活性剤の中では、製造されるハイドロゲル粒子から油性成分が漏出するのを抑制する観点から、融点が35℃以上であるものを用いることが好ましく、40〜90℃のものを用いることがより好ましく、50〜90℃のものを用いることがさらに好ましく、60〜80℃のものを用いることが特に好ましい。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、レシチン等が挙げられる。
そして、乳化剤及び/又は分散剤として、これらのうち1種又は2種以上を混合したものを用いる。製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の粒子の延ばしやすさ、及び、洗浄や配合時のハンドリング性が良好であることの観点からは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群より選ばれた1種以上と高分子乳化分散剤とを併用することが好ましい。
乳化剤及び/又は分散剤の添加量は、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の使用時の感触が良いという観点、分散液の安定性の観点、及び、ハイドロゲル粒子からの油性成分の漏出抑制の観点から、水性成分水溶液に油性成分を分散させた後の分散液100質量部に対して0.001〜20質量部となるようにするのが好ましく、0.01〜5質量部となるようにするのがより好ましい。
(油性成分)
本実施形態のハイドロゲル粒子の製造方法では、油性成分を用いる。
油性成分は、固体脂及び/又は液体油である。ここで、本出願における「固体脂」とは、融点が35℃以上である油性成分をいい、「液体油」とは、融点が35℃未満である油性成分をいう。
固体脂としては、例えば、固体のセラミド、固体のスフィンゴ脂質、固形パラフィン、固体の高級アルコール、ワセリン、固体のシリコーン、固体の油剤及び固体の香料等が挙げられる。これらの中では、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の皮膚保護性の観点から、固体のセラミド、固体の高級アルコール、ワセリン、固体のシリコーン、固体の香料を用いることが好ましい。
固体のセラミドとしては、分散安定性の高さ、及び、製造されるハイドロゲル粒子から油性成分が漏出するのを抑制する観点から、N−(2−ヒドロキシ−3−ヘキサデシロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカナミドを用いることが好ましい。なお、固体脂として固体のセラミドを用いる場合、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の皮膚保護性を高める観点から、ハイドロゲル粒子における含有量が7.5 〜60質量%になるように添加することが好ましく、9〜30質量%になるように添加することがより好ましい。
固体のスフィンゴ脂質としては、例えば、フィトスフィンゴシン等が挙げられる。
固形パラフィンとしては、例えば、JIS K 2235に記載されているパラフィンワックスやマイクロクリスタリンワックス、セレシン等が挙げられる。
固体の高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキディルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。
固体のシリコーンとしては、例えば、アルキル変性シリコーン、高分子シリコーン・アルキル共変性アクリル樹脂等が挙げられる。
固体の油剤としては、例えば、硬化油や高級脂肪酸が挙げられる。硬化油としては、例えば、原料油がヤシ油やパーム油や牛脂である硬化油が挙げられる。高級脂肪酸としては、例えば、パルミチン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸等が挙げられる。
固体の香料としては、例えば、メントールやセドロール等が挙げられる。
液体油としては、例えば、液体の皮膚保護剤、液体の油剤、液体の香料等が挙げられる。これらの中では、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の皮膚保護性の観点から、液体の皮膚保護剤を用いることが好ましい。
液体の皮膚保護剤は、皮膚を柔軟にしたり、或いは、平滑にすることにより、肌荒れを防止する成分であり、例えば、液体のパラフィン、液体のエステル油、液体の高級アルコール、液体のスクワラン、液体のグリセライドなどの液体油脂類;セチロキシプロピルグリセリルメトキシプロピルミリスタミドなどの液体のセラミド;1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−イソステアリルオキシ−2−プロパノールなどの液体のスフィンゴ脂質等が挙げられる。
液体の油剤としては、例えば、液体の炭化水素油、液体の植物油、液体の脂肪酸等;液体のエチレングリコールジ脂肪酸エステル(脂肪酸の炭素数は12〜36)、液体のジアルキルエーテル(炭素数は12〜36)などの液体の油脂類;液体のシリコーン類等が挙げられる。液体の油剤は、揮発性であっても、また、不揮発性であってもいずれでもよい。
そして、油性成分として、これらの固体脂及び液体油うち1種又は2種以上を混合したものを用いる。
油性成分は、製造されるハイドロゲル粒子から油性成分が漏出するのを抑制する観点から、融点が35℃以上のものを用いることが好ましく、40〜90℃のものを用いることがより好ましく、45〜90℃のものを用いることがさらに好ましく、50〜80℃のものを用いることが特に好ましい。同様の観点からは、油性成分に固体脂を含める場合、固体脂は、融点が40〜120℃以上のものを用いることが好ましく、50〜90℃のものを用いることがより好ましく、50〜80℃のものを用いることがさらに好ましい。なお、油性成分の融点は、示差走査熱量測定法(DSC:Differential Scanning Calorimetry)により測定することができる。
油性成分は、製造されるハイドロゲル粒子から油性成分が漏出するのを抑制する観点からは、固体脂と液体油との混合油を用いることが好ましい。この場合、油性成分における固体脂の含有量は、製造されるハイドロゲル粒子から油性成分が漏出するのを抑制する観点、及び、ハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の皮膚上での延ばしやすさの観点から、1〜80質量%とすることが好ましく、6〜80質量%とすることがより好ましく、10〜70質量%とすることがさらに好ましく、19〜50質量%とすることが最も好ましい。油性成分における液体油の含有量は、同様の観点から、55〜99質量%とすることが好ましく、20〜94質量%とすることがより好ましく、30〜90質量%とすることがさらに好ましく、50〜81質量%とすることが最も好ましい。
油性成分は、形態が特に限定されるものではなく、例えば、油中水滴型エマルジョン等であってもよい。
(分散液の調製)
本実施形態のハイドロゲル粒子の製造方法では、水性成分水溶液に油性成分を分散させて分散液を調製する。
水性成分水溶液に油性成分を分散させる方法は、特に限定されるものではなく、各種攪拌機、分散機等を用いた公知の技術を用いることができる。なお、水性成分水溶液に油性成分を分散させて得られる分散液は、水相に油相が分散した水中油型分散液である。
水性成分水溶液と油性成分との混合割合(質量比)は、水中油型分散液を保つ範囲であれば特に限定されないが、99/1〜40/60、好ましくは92.5/7.5〜45/55、さらに好ましくは90/10〜50/50である。製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合の使用時の感触がよいという観点、及び、ハイドロゲル粒子の製造時および商品への配合時の壊れを防止する観点から、ゲル剤の含有量が0.1〜8.0質量%とすることが好ましく、0.3〜7.0質量%とすることがより好ましく、0.4〜6.0質量%とすることがより好ましく、0.5〜5.0質量%とすることがさらに好ましい。また、分散液における油性成分の含有量が1〜60質量%となるようにすることが好ましく、7.5〜55質量%となるようにすることがより好ましく、10〜50質量%となるようにすることがさらに好ましい。また、分散液の温度は、ゲル化が進行しないように、ゲル化温度以上に保持する必要があり、ゲル剤が寒天の場合、45〜100℃とすることが好ましく、50〜95℃とすることがより好ましく、60〜90℃とすることがさらに好ましい。
分散液における油性成分の体積基準平均粒径は、製造されるハイドロゲル粒子を化粧品等に適用した場合に皮膚上で滑らかに延ばすことができる観点、及び、油性成分の皮膚へのなじみ性の向上の観点から、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることがさらに好ましく、20μm以下であることが特に好ましい。油性成分の粒径制御は、例えば、機械的強度の調整や乳化剤、分散剤の種類、濃度を変えることによって行うことができる。
分散液には、その他、着色剤や防腐剤、或いは、これらの混合物を含有させてもよい。
着色剤としては、例えば、顔料及び染料が挙げられる。
顔料としては、例えば、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン等の無機顔料、タール色素等の有機顔料が挙げられる。
染料としては、例えば、油溶性染料、建染染料、レーキ染料等が挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸メチル、イソプロピルメチルフェノール、エタノール、フェノキシエタノール、デヒドロ酢酸及びその塩類等が挙げられる。
また分散液には、その他、化粧品、医薬品、医薬部外品等に適用される保湿剤、制汗剤、抗菌剤、殺菌剤、粉体等、或いは、これらの混合物を含有させてもよい。
これらの着色剤や防腐剤等は、分散液の水相及び油相の両方に含有させても、どちらか一方だけに含有させてもいずれでもよい。また、これらの着色剤や防腐剤等は、水性成分水溶液に油性成分を分散させる前に水性成分水溶液及び/又は油性成分に添加しても、水性成分水溶液に油性成分を分散させた後に添加してもいずれでもよい。
(分散液の噴霧)
本実施形態のハイドロゲル粒子の製造方法では、分散液を気相中に噴霧し、それによって形成された分散液の液滴を冷却してゲル化させることにより固化させ、ハイドロゲル粒子を製造する。なお、分散液の液滴は、その表面張力又は界面張力によって形成されるものである。
分散液を気相中に噴霧する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、噴霧孔を有する噴霧ノズルを使用する方法等が挙げられる。
噴霧ノズルとしては、例えば、分散液単独を噴霧する一流体ノズルや分散液を空気等の気体と混合して噴霧する二流体ノズルが挙げられる。2本以上のノズルを使用したマルチノズル方式や2本以上のノズルから成るアトマイザーを使用してもよい。また、粒子の合一を抑制する観点からは、噴霧角度が大きい扇形ノズルや空円錐ノズルを用いることが好ましい。噴霧の際の分散液の噴量は、ノズル1本当たり 2〜50kg/hとすることが好ましく、4〜40kg/hとすることがより好ましく、5〜30kg/hとすることがさらに好ましい。噴霧の際の分散液の液圧力は、均一な液滴生成を促進すること及び合一を抑制することの観点から、0.1〜2MPaとすることが好ましく、0.2〜1.5MPaとすることがより好ましく、0.3〜1.0MPaとすることがさらに好ましい。また、空気等を混合して噴霧する場合、均一な液滴生成を促進すること及び合一を抑制することの観点から、その液圧力は、0.01〜1MPaとすることが好ましく、0.03〜0.8MPaとすることがより好ましく、0.05〜0.5MPaとすることがさらに好ましい。また、空気の流量は、20〜200L/minとすることが好ましく、30〜150L/minとすることがさらに好ましい。
気相としては、特に限定されるものではなく、例えば、大気相や窒素ガス相等が挙げられる。
気相の温度は、外気温(10〜30℃)に保持されていればよい。
液滴がゲル化して製造されるハイドロゲル粒子の体積平均粒子径は、外観及び生産性の観点から、10〜800μmであることが好ましく、15〜600μmであることがより好ましく、15〜500μmであることがさらに好ましく、20〜400μmであることが特に好ましい。
なお、ハイドロゲル粒子の体積基準平均粒子径は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置を用いたレーザ回折散乱法によってそれぞれ測定することができる。
ハイドロゲル粒子の形状は、特に限定されるものではないが、曲面で構成された回転体の形状を有することが好ましい。ここで、「曲面で構成された回転体」とは、仮想軸及び連続的な曲線で構成された閉じた図を仮想軸で回転させたものをいい、三角錐や円柱等の平面を有する形状は含まない。ハイドロゲル粒子の形状は、美観の観点から、球状体であることがより好ましい。
製造されるハイドロゲル粒子は、水性媒体が添加されて攪拌等により分散されることにより例えばスラリー状の分散体を構成し、これをマスターバッチとして使用することができる。或いは、攪拌されている水性媒体上で分散液を噴霧し、ハイドロゲル粒子を直接的に水性媒体に回収するようにしても同様の分散体を得ることができる。
水性媒体としては、例えば、純水の他、防腐剤を含有した水等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラベン類、2−フェノキシエタノール、エタノールやイソプロパノール等のアルコール類、防腐力を高める原料である多価アルコール類等が挙げられる。
粒子と水性媒体との混合割合(質量比)は特に限定されないが、マスターバッチとして有効な濃縮割合であることを考慮すると、100/0〜30/70、好ましくは95/5〜40/60、さらに好ましくは90/10〜50/50である。
(試験評価用ハイドロゲル粒子)
試験評価用ハイドロゲル粒子の構成について以下に説明する。また、当該構成は表1にも示す。
<実施例1>
N−(2−ヒドロキシ−3−ヘキサデシロキシプロピル)−N−ヒドロキシエチルヘキサデカミド(花王(株)社製 商品名:スフィンゴリピドE)、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、及び、メチルポリシロキサン(信越化学工業(株)社製 商品名:シリコーンKF−96A(10cp))を10.0:2.5:5.0:5.0の質量比で混合し、80℃に調温した油性成分を準備した。
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:SPE−104NB)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(日光ケミカルズ(株)社製 商品名:PEMULEN TR−1)、パラオキシ安息香酸メチル、寒天(伊那食品工業(株)社製 商品名:AX−200,ゼリー強度19.6kPa)、水酸化ナトリウム、及び、イオン交換水を0.05:0.04:0.30:3.00:0.02:74.09の質量比で混合し、90℃に調温した水性成分水溶液を準備した。この水性成分水溶液のゲル化点は44℃であった。
水性成分水溶液を80℃に冷却した後、質量比が油性成分/水性成分水溶液=22.5/77.5となり且つ合計が20kgとなるように、油性成分及び水性成分水溶液を80℃に調温したアンカー式攪拌機に入れて攪拌し、油性成分と水性成分水溶液との混合液を作製した。
次いで、この混合液を80℃に調温した乳化機(特殊機化(株)社製 商品名:T.K.ホモミクサーMARK II 40型)に移し、回転数5500r/minで15分間稼働させて分散液を調製した。なお、分散液の粘度は36mPa・sであった。
そして、この分散液を80℃に調温したまま、噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K010)を用い、液流量11.0kg/h及び液圧力0.4MPaとして、室温下の大気相中に鉛直下向きに噴霧し、噴霧ノズルの下方3.4mの位置で、噴霧により形成された分散液の液滴が冷却固化されたハイドロゲル粒子を回収した。このハイドロゲル粒子を実施例1とした。
<実施例2>
噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K012)を用い、液流量14.2kg/h及び液圧力0.6MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法により得られたハイドロゲル粒子を実施例2とした。
<実施例3>
噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K015)を用い、液流量11.7kg/h及び液圧力0.25MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法により得られたハイドロゲル粒子を実施例3とした。
<実施例4>
噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:SU18B)を用い、液流量10.0kg/h及び空気圧0.5MPaとして、気温15℃の大気相中に鉛直下向きに噴霧し、噴霧ノズルの下方1.35mの位置で回収したことを除いて実施例1と同様の方法によりハイドロゲル粒子を得て、これをイオン交換水及びエタノール(防腐剤)からなる水性媒体に、質量比がハイドロゲル粒子:イオン交換水:エタノール=70:20:10となるように混合して攪拌することにより分散させた分散体を調製し、この分散体を実施例4とした。
<実施例5>
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:SPE−104NB)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(日光ケミカルズ(株)社製 商品名:PEMULEN TR−1)、パラオキシ安息香酸メチル、寒天(伊那食品工業(株)社製 商品名:UP−16,ゼリー強度58.8kPa)、水酸化ナトリウム、及び、イオン交換水を0.05:0.04:0.30:1.00:0.02:76.09の質量比で混合した水性成分水溶液(ゲル化点は35℃)とすると共に、噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K015)を用い、液流量12.0kg/h及び液圧力0.3MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法によりハイドロゲル粒子を得て、これをイオン交換水及びエタノール(防腐剤)からなる水性媒体に、質量比がハイドロゲル粒子:イオン交換水:エタノール=60:30:10となるように混合して攪拌することにより分散させた分散体を調製し、この分散体を実施例5とした。なお、分散液の粘度は36mPa・sであった。
<実施例6>
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:SPE−104NB)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(日光ケミカルズ(株)社製 商品名:PEMULEN TR−1)、パラオキシ安息香酸メチル、寒天(伊那食品工業(株)社製 商品名:AX−200,ゼリー強度19.6kPa)、水酸化ナトリウム、及び、イオン交換水を0.05:0.04:0.30:1.50:0.02:75.59の質量比で混合した水性成分水溶液(ゲル化点は42℃)とすると共に、噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K010)を用い、液流量10.0kg/h及び液圧力0.5MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法によりハイドロゲル粒子を得て、これをイオン交換水及びエタノール(防腐剤)からなる水性媒体に、質量比がハイドロゲル粒子:イオン交換水:エタノール=60:30:10となるように混合して攪拌することにより分散させた分散体を調製し、この分散体を実施例6とした。なお、分散液の粘度は25mPa・sであった。
<比較例1>
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:SPE−104NB)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(日光ケミカルズ(株)社製 商品名:PEMULEN TR−1)、パラオキシ安息香酸メチル、ゼラチン(新田ゼラチン(株)社製 商品名:AP−100)、水酸化ナトリウム、及び、イオン交換水を0.05:0.04:0.30:1.00:0.02:76.09の質量比で混合した水性成分水溶液(ゲル化点は21℃)とすると共に、噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K010)を用い、液流量10.0kg/h及び液圧力0.3MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法により分散液を噴霧したが、液滴が固化せず、ハイドロゲル粒子を得ることはできなかった。なお、分散液の粘度は30mPa・sであった。
<比較例2>
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(花王(株)社製 商品名:SPE−104NB)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(日光ケミカルズ(株)社製 商品名:PEMULEN TR−1)、パラオキシ安息香酸メチル、ゼラチン(新田ゼラチン(株)社製 商品名:AP−100)、水酸化ナトリウム、及び、イオン交換水を0.05:0.04:0.30:5.00:0.02:72.09の質量比で混合した水性成分水溶液(ゲル化点は23℃)とすると共に、噴霧ノズル((株)いけうち社製 商品名:K010)を用い、液流量10.0kg/h及び液圧力0.5MPaとしたことを除いて実施例1と同様の方法により分散液を噴霧したが、液滴が固化せず、ハイドロゲル粒子を得ることはできなかった。なお、分散液の粘度は65mPa・sであった。
Figure 0004823675
(試験評価方法)
実施例1〜3のそれぞれのハイドロゲル粒子について、適量の水に分散させ、レーザー回折式粒度分布計(堀場製作所(株)社製 商品名:LA−910)を用いて平均粒径及び変動係数(Cv)を測定した。
実施例4〜6のそれぞれの分散体について、レーザー回折式粒度分布計(堀場製作所(株)社製 商品名:LA−910)を用いて平均粒径及び変動係数(Cv)を測定した。
(試験評価結果)
ゲル剤が寒天である実施例1〜6では、ハイドロゲル粒子を得ることができたが、ゲル剤がゼラチンである比較例1及び2では、ハイドロゲル粒子を得ることができなかった。これは、実施例1〜6が外気温でも粒子化できたのに対し、比較例1及び2が外気温では冷却が不十分であって粒子化できなかったためであると考えられる。
表2は、実施例1〜6の平均粒径及び変動係数(Cv)の結果を示す。
Figure 0004823675
これによれば、実施例1〜6では、従来のハイドロゲル粒子に比較すると平均粒径が非常に小さいことが分かる。
本発明は、ハイドロゲル粒子の製造方法、並びに、それによって製造されるハイドロゲル粒子及びそれを用いた分散体について有用である。

Claims (11)

  1. ゲル化点が30℃以上である非架橋型ハイドロゲルのゲル剤を溶解させた水性成分水溶液に油性成分を分散させた分散液を10〜30℃の気相中に噴霧し、それによって形成された液滴を冷却固化させるハイドロゲル粒子の製造方法。
  2. 上記水性成分水溶液のゲル剤の濃度を0.1〜8.0質量%とする請求項1に記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  3. 上記ゲル剤を寒天とする請求項1又は2に記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  4. 上記水性成分水溶液に乳化剤及び/又は分散剤を含有させる請求項1〜3の何れかに記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  5. 上記水性成分水溶液にさらに高分子乳化分散剤を含有させる請求項4に記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  6. 体積基準平均粒子径10〜800μmに粒子化させる請求項1〜5の何れかに記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  7. 上記分散液を、該分散液を噴霧する一流体ノズル、又は、該分散液を気体と混合して噴霧する二流体ノズルを用いて噴霧する請求項1〜の何れかに記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  8. 上記分散液の噴霧を噴霧ノズルを用いて行い、その噴量を噴霧ノズル1本当たり2〜50kg/hとする請求項1〜7の何れかに記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  9. ハイドロゲル粒子の体積基準平均粒子径が20〜400μmとなるように粒子化させる請求項1〜8の何れかに記載されたハイドロゲル粒子の製造方法。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載された製造方法によりハイドロゲル粒子を製造し、その製造したハイドロゲル粒子を水性媒体に分散させる分散体の製造方法。
  11. 上記水性媒体が防腐剤を含有した水である請求項10に記載された分散体の製造方法。
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