JP4823095B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、前面枠と、該前面枠に対して開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、複数の開閉体を備えている。例えば、パチンコ遊技機の外枠(機枠あるいは本体枠)にはヒンジ機構を介して前面枠を開閉可能に軸着し、該前面枠にはヒンジ機構を介して透明部材保持枠(ガラス枠)や球貯留皿を開閉可能に軸着している。そして、近年では、遊技演出等の向上を図るために、パチンコ遊技機の電子化および複雑化が進み、これにより、開閉体の重量が増加する傾向にある。この結果、開閉体の重心がヒンジ機構とは反対側、すなわち軸着側とは反対の自由端側へ偏ってしまうことがある。すると、開閉体が傾いて自由端側が下方へずれてしまい、開閉体と該開閉体を軸着するベースとが干渉し、開閉体の開閉をスムーズに行えない。そこで、開閉体の傾きを考慮して、開閉体の下縁部を斜めに切り欠いて、開閉体とベースとの干渉を阻止するように構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−033783号公報
ところが、上記特許文献に記載の遊技機では、予め開閉体の下縁部を斜めに形成しているため、開閉体のデザインの美観が優れない。さらに、開閉体の傾きを解消していないため、前面枠のうち閉状態の開閉体の下方に装飾部材としての突出部を前方へ突出した状態で配置すると、開閉体と突出部とが干渉してしまう。この結果、開閉体と突出部との境界に大きなクリアランスを設定しなければ開閉体をスムーズに開閉することができず、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインが崩れてしまう。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインを崩さずに、スムーズに開閉する開閉体を備えることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部と、を備えた遊技機であって、
前記開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、
前記突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成し
前記突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、
前記開閉側対向面または突出側対向面の少なくともいずれか一方に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
前記突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、
前記開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部と、を備えた遊技機であって、
前記開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、
前記突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成し、
前記突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、
前記開閉側対向面に前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
前記開閉体を閉じると、開閉ガイド部の前縁部を突出側対向面の前縁部へ近接または当接した状態で配置し
前記突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、
前記開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したことを特徴とする遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記開閉側対向面を下方向へ膨出した凸形状に設定し、前記突出側対向面を下方向へ凹んだ形状に設定し、
前記開閉側対向面のうち最下部から回動軸寄りに位置する箇所に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
前記開閉体を閉じると、開閉側対向面の前縁部および突出側対向面の前縁部を回動軸よりも前方で上下に並べて配置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部とを備えた遊技機であって、開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成したので、開閉体の開閉動作時に開閉体と突出部とが干渉する虞がなく、しかも開閉体と突出部との境界に大きなクリアランスを設定する必要がない。したがって、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインを崩さずに、スムーズに開閉する開閉体を備えることができる。
また、突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、開閉側対向面または突出側対向面の少なくともいずれか一方に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成したので、開閉体を後方へ回動するだけで開閉体の傾きを修正することができる。したがって、開閉体の傾きの修正のために特別な動力を必要とせず、開閉体の開閉機構が複雑になる不都合を抑制することができる。
さらに、突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したので、開閉体の後側を下方へ偏らせようとすることができる。したがって、開閉体を後方へ向けて付勢し易くなり、開閉体の閉状態を維持し易い。
請求項2に記載の発明によれば、前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部とを備えた遊技機であって、開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成したので、開閉体の開閉動作時に開閉体と突出部とが干渉する虞がなく、しかも開閉体と突出部との境界に大きなクリアランスを設定する必要がない。したがって、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインを崩さずに、スムーズに開閉する開閉体を備えることができる。
また、突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、開閉側対向面に前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、開閉体を閉じると、開閉ガイド部の前縁部を突出側対向面の前縁部へ近接または当接した状態で配置するので、閉状態の開閉体と突出部との間に大きなクリアランスが形成されてしまう不都合をなくすことができる。したがって、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインが損なわれることを抑えることができる。
さらに、突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したので、開閉体の後側を下方へ偏らせようとすることができる。したがって、開閉体を後方へ向けて付勢し易くなり、開閉体の閉状態を維持し易い。
請求項3に記載の発明によれば、開閉側対向面を下方向へ膨出した凸形状に設定し、前記突出側対向面を下方向へ凹んだ形状に設定し、開閉側対向面のうち最下部から回動軸寄りに位置する箇所に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、開閉体を閉じると、開閉側対向面の前縁部および突出側対向面の前縁部を回動軸よりも前方で上下に並べて配置するので、開閉体と突出部との境界を曲線で構成することができ、開閉体と突出部とを合わせて構成されたデザインの自由度を増すことができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4の上部には、前面に遊技領域を区画形成した遊技盤(図示せず)を収納可能とし、遊技盤の下方には変動表示ユニット(図示せず)を着脱可能な状態で配置している。また、前面枠本体4の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠11(本発明における開閉体に相当)を前後方向へ開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠11に透視可能な透明部材12を保持し、透明部材保持枠11の下部には、遊技球を貯留可能な球貯留ユニット(球貯留皿)13を備えている。そして、透明部材保持枠11を閉じると、遊技盤が透明部材保持枠11に覆われるとともに、透明部材12が遊技領域の前方に配置され、透明部材12を通して遊技領域と変動表示ユニットとを上下に並んだ状態で前方から視認できるように構成されている。さらに、前面枠本体4のうち閉状態の透明部材保持枠11の下部に隣接する箇所には棚部15(本発明における突出部に相当)を前面枠本体4の下部から前方へ突出して前後方向に厚肉な状態で配置している。そして、棚部15の前面の一側(図1中、左側)には、遊技中に遊技者が操作するための遊技演出用ボタン16を備え、他側(図1中、右側)には、遊技者が遊技球を発射するために操作する発射操作ユニット(発射操作ハンドル)17を備えている。
透明部材保持枠11は、前面枠本体4(前面枠3)に対して遊技演出用ボタン16側である一側(図1中、左側)に配置した縦向きの回動軸Lを中心にして前後方向へ開閉する開閉体である。そして、当該透明部材保持枠11の本体となる額縁状の保持枠本体21を備え、該保持枠本体21の左右両側部および上部を前方へ膨出し、膨出した上部の上面には、発光体を内蔵した横長な発光装飾部材22を配置している。また、保持枠本体21の中央部には縦向き長円形の保持枠開口23を大きく開設し、該保持枠開口23を塞ぐ状態で保持枠本体21に透明部材12を保持している。さらに、保持枠本体21(透明部材保持枠11)の下縁部、すなわち下方の棚部15に対向し得る箇所を保持枠側対向面25(本発明における開閉側対向面に相当)とし、該保持枠側対向面25を下方向へ膨出した凸形状に設定するとともに保持枠側対向面25の前縁部を回動軸Lよりも前方に配置し、この下向き凸形状の前側に球貯留ユニット13を配置している。さらに、保持枠側対向面25の回動軸L側(図4(a)中、左側)には、透明部材保持枠11を閉じた状態で前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部26を形成し、該開閉ガイド部26の後縁部(すなわち前面枠3側の縁部)を前縁部(すなわち開閉ガイド部26を挟んで前面枠3側とは反対側の縁部)よりも上方、さらには後述する棚部15の上面よりも上方に配置している(図4(b)参照)。そして、該開閉ガイド部26を保持枠側対向面25の前縁部よりも後方に設定して、保持枠側対向面25の前縁部が開閉ガイド部26の形成により切り欠かれることを避けている。
棚部15は、当該棚部15の上面を保持枠側対向面25に対向する棚側対向面30(本発明における突出側対向面に相当)とし、該棚側対向面30を保持枠側対向面25の凸形状に相補する凹凸形状、具体的には下方向へ凹んだ形状であって保持枠本体21の下部が嵌合し得る形状に設定されている。したがって、透明部材保持枠11を閉じた閉状態では、図1に示すように、透明部材保持枠11と棚部15とが上下に並ぶ状態、さらには保持枠側対向面25の前縁部と棚側対向面30の前縁部とが回動軸Lよりも前方で上下に並ぶ状態で隣接し、透明部材保持枠11と棚部15との間には僅かな隙間を形成し、この隙間がパチンコ遊技機1の正面から見て下方へ向けて凹んだ円弧状となるように設定されている。したがって、透明部材保持枠11と棚部15との境界を曲線で構成することができ、透明部材保持枠11と棚部15とを合わせて構成されたデザインの自由度を増すことができる。
さらに、棚側対向面30は、回動軸Lを中心に回転して設定された回転面RAを基準にして、前方へ向かうにしたがって次第に回転軸L側へ寄る状態に形成されている。詳しくは、図2および図3に示すように、当該棚側対向面30の前側(前縁部)を縁取る円弧線(稜線)ALを、回動軸Lを中心にして前後方向へ回動し、この回転した軌跡により当該棚側対向面30の基準となる回転面(基準回転面)RAを設定している。そして、図4に示すように、当該棚側対向面30の最下部、言い換えると当該棚側対向面30のうち左右方向の中心部から回動軸L寄り(図4(a)中、左寄り)に位置する箇所を第1対向面30aとし、該第1対向面30aを基準回転面RA上に配置する状態、言い換えると第1対向面30aを基準回転面RAに一致させて形成している(図4(b)参照)。また、当該棚側対向面30の最下部、言い換えると当該棚側対向面30のうち左右方向の中心部から回動軸Lとは反対寄り(図4(a)中、右寄り)に位置する箇所を第2対向面30bとし、第2対向面30bの前縁部を基準回転面RA上に配置し、この前縁部から第2対向面30bを後方へ向けて下り傾斜させている(図4(c)参照)。したがって、棚側対向面30には、後方へ向けて下り傾斜して後方下り傾斜部となる第2対向面30bを形成している。
このような構成の透明部材保持枠11および棚部15を備え、開状態の透明部材保持枠11を後方の前面枠3へ向けて回動して透明部材保持枠11の下部を棚部15へ前方から近づけると(言い換えると、透明部材保持枠11を十分に閉じずに半開き状態にすると)、図4(b)および(c)において二点鎖線で示すように、棚側対向面30のうち回動軸Lに近い第1対向面30aには保持枠側対向面25が重合するが、第1対向面30aよりも回動軸Lから遠い第2対向面30bには保持枠側対向面25が重合しない。このとき、保持枠側対向面25のうち第1対向面30aに重合する箇所には開閉ガイド部26を形成し、該開閉ガイド部26の後縁部を前縁部および棚部15よりも上方に設定しているので、透明部材保持枠11が自重で自由端側(透明部材12を挟んで回動軸Lとは反対側)を下方に下げて傾いた姿勢であっても、透明部材保持枠11が棚部15に引っ掛かることがない。この結果、透明部材保持枠11の回動軸L側を棚部15上(棚側対向面30上)へスムーズに乗り上げることができる。
そして、この乗り上げ状態では棚側対向面30の前縁部が開閉ガイド部26に当接する。この状態でさらに透明部材保持枠11を後方へ回動すると、透明部材保持枠11は、開閉ガイド部26に棚側対向面30の前縁部を摺動し、この摺動に伴って上方へ押圧される。すると、図4(c)に示すように、保持枠側対向面25のうち開閉ガイド部26よりも回動軸Lから離れた箇所、すなわち棚部15の第2対向面30bに重合し得る箇所が棚側対向面30の前縁部よりも上方へ移動する。したがって、後方へ回動して閉じるだけで透明部材保持枠11の傾きを修正することができる。このため、透明部材保持枠11の傾きの修正のために特別な動力を必要とせず、透明部材保持枠11の開閉機構が複雑になる不都合を抑制することができる。そして、開閉ガイド部26を挟んで回動軸Lとは反対側においても、透明部材保持枠11が棚部15に引っ掛かることがなく、透明部材保持枠11の自由端側をも棚部15上(棚側対向面30上)へスムーズに乗り上げることができる。
さらに、透明部材保持枠11を後方へ十分に回動すると、透明部材保持枠11の下部が棚部15の上面の凹みに前方から移動して収容される。このとき、棚側対向面30は、回動軸Lを中心に回転して設定された回転面RAを基準にして形成されているので、透明部材保持枠11の閉動作時に透明部材保持枠11と前方へ突出した厚肉の棚部15とが干渉する虞がなく、しかも透明部材保持枠11と棚部15との境界に大きなクリアランスを設定する必要がない。したがって、透明部材保持枠11と棚部15とを合わせて構成されたデザインを崩さずに、スムーズに開閉する透明部材保持枠11を備えることができる。また、スライドヒンジなどの複雑な機構を使用しなくても透明部材保持枠11のスムーズな開閉を実現することができ、円滑に開閉可能な透明部材保持枠11を備えたパチンコ遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。そして、透明部材保持枠11を前面枠3に対して閉じた閉状態へ変換すると、透明部材保持枠11は、保持枠側対向面25の前縁部および開閉ガイド部26の前縁部を棚側対向面30の前縁部へ上下に重なる状態で近接または当接する。したがって、閉状態の透明部材保持枠11と棚部15との間に大きなクリアランスが形成されてしまう不都合をなくすことができ、透明部材保持枠11と棚部15とを合わせて構成されたデザインが損なわれることを抑えることができる。
さらに、閉状態の透明部材保持枠11は、図4(c)に示すように、後方下り傾斜部である第2対向面30bに保持枠側対向面25を上下に重なる状態で配置し、第2対向面30bと保持枠側対向面25との間隔が後方へ向けて次第に広くなるように設定している。したがって、透明部材保持枠11の後側(前面枠3側)を下方へ偏らせようとすることができる。この結果、透明部材保持枠11を後方へ向けて付勢し易くなり、透明部材保持枠11の閉状態を維持し易い。
一方、透明部材保持枠11の開動作時においても、棚側対向面30が回動軸Lを中心に回転して設定された回転面RAを基準にして形成されているので、透明部材保持枠11と前方へ突出した厚肉の棚部15とが干渉する虞がなく、しかも透明部材保持枠11と棚部15との境界に大きなクリアランスを設定する必要がない。また、図5(a)および(b)において二点鎖線で示すように、透明部材保持枠11を開いて保持枠側対向面25の自由端側が棚部15(棚側対向面30の第2対向面30b)から前方へ外れると、透明部材保持枠11の自重Gにより保持枠側対向面25の開閉ガイド部26が棚側対向面30の前縁部を押圧する。そして、自重Gのうち開閉ガイド部26の下り傾斜方向に沿った分力G1により、開閉ガイド部26を棚側対向面30の前縁部上に摺動させて透明部材保持枠11を前方へ移動することができる。したがって、透明部材保持枠11を手などで引き続けなくても自重を利用して透明部材保持枠11の開動作を続けることができ、透明部材保持枠11を開く作業の負担を軽減することができる。
ところで、上記実施形態では、透明部材保持枠11にのみ開閉ガイド部26を形成したが、本発明はこれに限定されない。要は、保持枠側対向面25または棚側対向面30の少なくともいずれか一方に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、該開閉ガイド部を介して透明部材保持枠11と棚部15とを当接し、この当接状態で透明部材保持枠11を閉じることにより透明部材保持枠11の自重による傾きを修正できればよく、例えば、第1対向面30aを前方に下り傾斜させて棚部15にのみ開閉ガイド部を形成してもよい。
また、図6に示すように、透明部材保持枠11と棚部15との両方に開閉ガイド部を形成してもよい。具体的には、保持枠側対向面25の回動軸L側(図4(a)中、左側)に、透明部材保持枠11を閉じた状態で前方へ向けて下り傾斜して第1開閉ガイド部33を形成し、棚側対向面30の第1対向面30a、言い換えると棚側対向面30のうち第1開閉ガイド部33に対向(重合)し得る箇所に、前方へ向けて下り傾斜して第2開閉ガイド部34を形成してもよい。そして、第1開閉ガイド部33の勾配と第2開閉ガイド部34の勾配とを等しく設定し、第1開閉ガイド部33と第2開閉ガイド部34とが面接触できるように構成してもよい。このようにして透明部材保持枠11および棚部15に開閉ガイド部33,34を設ければ、棚部15が受ける透明部材保持枠11の自重を両開閉ガイド部33,34の面接触部分に分散しながら透明部材保持枠11の傾きを修正することができる。したがって、棚側対向面30に保持枠側対向面25を摺動したとしても棚側対向面30を損傷し難くなり、透明部材保持枠11の円滑な開閉動作を維持し易い。
ところで、上記実施形態では、保持枠側対向面25を下方向へ膨出した凸形状に設定し、棚側対向面30を下方向へ凹んだ形状であって保持枠本体21の下部が嵌合し得る形状に設定したが、本発明はこれに限定されない。要は、保持枠側対向面25を凹凸形状に設定し、棚側対向面30を保持枠側対向面25の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸Lを中心に回転して設定された回転面RAを基準にして形成すれば、どのような形状に設定してもよい。
また、上記実施形態では、開閉体として透明部材保持枠11を例示するとともに、突出部として透明部材保持枠11の下方に配置された棚部15を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明における開閉体は、一側に配置した回動軸Lを中心に前後方向へ開閉可能であればどのようなものでもよく、例えば、遊技球を貯留可能な球貯留皿を備え、透明部材保持枠11とは別個に前面枠3へ軸着された球貯留ユニットであってもよい。さらに、本発明における突出部は、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠3に配置されたものであればどのようなものでもよく、例えば、前面枠3のうち、閉状態の開閉体の上方や開閉体を挟んで回動軸Lとは反対側(開閉体の自由端側の側方)に配置してもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部と、を備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の正面図である。 開状態の透明部材保持枠と棚部とを示した斜視図である。 棚部の平面図である。 透明部材保持枠の閉動作を示す説明図であり、(a)は透明部材保持枠の正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 透明部材保持枠の開動作を示す説明図であり、(a)は図4(a)のA−A断面における状態を示す説明図、(b)は図4(a)のB−B断面における状態を示す説明図である。 透明部材保持枠と棚部とに開閉ガイド部を設けた実施形態の説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 前面枠
4 前面枠本体
11 透明部材保持枠
12 透明部材
13 球貯留ユニット
15 棚部
16 遊技演出用ボタン
17 発射操作ユニット
21 保持枠本体
22 発光装飾部材
23 保持枠開口
25 保持枠側対向面
26 開閉ガイド部
30 棚側対向面
30a 第1対向面
30b 第2対向面
33 第1開閉ガイド部
34 第2開閉ガイド部

Claims (3)

  1. 前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部と、を備えた遊技機であって、
    前記開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、
    前記突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成し
    前記突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、
    前記開閉側対向面または突出側対向面の少なくともいずれか一方に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
    前記突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、
    前記開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 前面枠と、該前面枠に対して一側に配置した回動軸を中心に前後方向へ開閉可能な開閉体と、閉状態の開閉体に隣接し、前方へ突出した状態で前面枠に配置された突出部と、を備えた遊技機であって、
    前記開閉体のうち突出部に対向する開閉側対向面を凹凸形状に設定し、
    前記突出部のうち開閉側対向面に対向する突出側対向面を、開閉側対向面の凹凸に相補する凹凸形状に設定するとともに、回動軸を中心に回転して設定された回転面を基準にして形成し、
    前記突出部は、閉状態の開閉体の下縁部に隣接し、
    前記開閉側対向面に前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
    前記開閉体を閉じると、開閉ガイド部の前縁部を突出側対向面の前縁部へ近接または当接した状態で配置し、
    前記突出側対向面に後方へ向けて下り傾斜した後方下り傾斜部を形成し、
    前記開閉体を閉じた状態で、後方下り傾斜部と開閉側対向面との間隔を後方へ向けて次第に広く設定したことを特徴とする遊技機。
  3. 前記開閉側対向面を下方向へ膨出した凸形状に設定し、前記突出側対向面を下方向へ凹んだ形状に設定し、
    前記開閉側対向面のうち最下部から回動軸寄りに位置する箇所に、前方へ向けて下り傾斜した開閉ガイド部を形成し、
    前記開閉体を閉じると、開閉側対向面の前縁部および突出側対向面の前縁部を回動軸よりも前方で上下に並べて配置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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