JP4822033B2 - 撮像レンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ、撮像機能付き携帯電話、スキャナなどに使用される撮像レンズ系に関する。
携帯電話用カメラの解像度が増加するにしたがって、高解像度の画像素子用の撮像レンズ系が要求されている。
小型で高解像度の携帯電話用の撮像レンズ系を実現するには、一般的には、4枚のレンズからなる撮像レンズ系が有利である。
他方、3枚のレンズからなる、小型で高解像度の撮像レンズ系が実現できれば、4枚のレンズからなる撮像レンズ系と比較して低コストで製造できる。また、3枚のレンズからなる撮像レンズ系は、組立偏芯をコントロールしやすい点で、4枚のレンズからなる撮像レンズ系よりも有利であり、量産に適する。
特許文献1は、3枚のレンズからなる撮像レンズ系を開示している(たとえば、実施例9)。しかし、特許文献1に開示された撮像レンズ系は、第2レンズ(物体に2番目に近いレンズ)の偏芯感度が大きく、撮像レンズ系の組み立てが容易ではない。
特許文献2は、3枚のレンズからなる撮像レンズ系を開示している(たとえば、実施例1)。しかし、特許文献2に開示された撮像レンズ系は、撮像レンズ形の全長が大きすぎる。
このように、携帯電話用カメラに使用される高解像度の画像素子用の3枚のレンズからなる撮像レンズ系であって、高い性能を維持したまま、全長が十分に小さく、組み立てが容易な撮像レンズ系は開発されていなかった。
特許文献1 特開2008−139853号公報
特許文献2 特開2007−233423号公報
したがって、携帯電話用カメラに使用される高解像度の画像素子用の3枚のレンズからなる撮像レンズ系であって、高い性能を維持したまま、全長が十分に小さく、組み立てが容易な撮像レンズ系に対するニーズがある。
本発明による撮像レンズ系は、物体側から像側に第1乃至第3レンズが順に配置されている。第1レンズが平凸または両凸レンズであり、第1レンズの物体側の面が近軸領域で正のパワーを有し、第1レンズの像側の面に輪帯構造からなる回折格子が付与され、第2レンズが、正のパワーを有する像側に凸面のメニスカスレンズであり、第2レンズの像側の面は、近軸領域で正のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、周辺領域で負のパワーを有し、第3レンズが負のパワーを有するレンズであり、第3レンズの像側の面は、近軸領域で負のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有し、絞りが第1レンズの像側の面より物体側に配置されている。第1レンズの物体側の面の頂点から像面までの距離をTTL、第1乃至第3レンズの合成焦点距離をf、第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径をR4、第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径をR7、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3として、
1.0<(TTL/f)<1.2 (1)
0.3<(|R4|/f)<0.5 (2)
0.4<(|R7|/f)≦0.612 (3)
0.7<(f1/f)<1 (4)
1<(f2/f)<5 (5)
-2<(f3/f)<-1 (6)

が満たされる。
ここで、レンズが正または負のパワーを有するとは、レンズがその近軸付近で正または負のパワーを有することを言う。
第1レンズを平凸または両凸レンズとすることにより大きなパワーを持たせることができる。また、所定のパワーのレンズを作成する場合に、平凸または両凸レンズのサグ量の方が、メニスカスレンズのサグ量よりも小さいので、平凸または両凸レンズの加工コストの方が低くなる。
第1レンズの像側の面に輪帯構造からなる回折格子を付与することによって、主に軸上色収差が改善され、高解像度を実現することができる。また、光軸を含む断面において、第1レンズの像側の面が形成する曲線上の点における接線と光軸に垂直な直線とのなす角度を接線角度とすると、第1レンズの像側の面の接線角度は、比較的小さい。したがって、第1レンズの像側の面に回折格子を加工するのは比較的容易である。
第2レンズを正のパワーを有するレンズとすることにより、第1レンズのパワーが大きくなりすぎるのを防止することができる。その結果、像面における周辺光量比を大きくすることができる。
第2レンズを像側に凸面のメニスカスレンズとすることにより、像面湾曲を効果的に低減することができる。
第2レンズの像側の面は、近軸領域で正のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、周辺領域で負のパワーを有する。上記の面の形状により、像面の周辺部に集光する光線のうち、光軸から離れた光線の第2レンズの像側の面における光線高さを維持したまま、像面の中心部に集光する光線のうち、光軸から離れた光線の第2レンズの像側の面における光線高さを小さくすることができる。したがって、第2レンズの像側の面を通過する光が一様に像面を照射するようにすることができ、像面における周辺光量比を大きくすることができる。
第3レンズのパワーを負にすることにより、射出瞳位置を物体側に持っていくことができ、レンズのバックフォーカスを維持しながら像面の周辺部の画像素子への入射角度を低減することができる。
第3レンズの像側の面は、近軸領域で負のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有する。第3レンズの像側の面の上記の面形状と第2レンズの像側の面の上記の面形状とを組み合わせることにより、像面における周辺光量比をさらに大きくすることができる。
絞りを第1レンズの像側の面より物体側に配置することにより撮像レンズ系を小型化することができる。
第1レンズの物体側の面の頂点から像面までの距離と合成焦点距離との比が、式(1)の上限値以上となると、撮像レンズ系を小型化することが困難となる。上記の比が、式(1)の下限値以下となると、像面湾曲が大きくなる。
第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比が、式(2)の上限値以上となると、撮像レンズ系を小型化することが困難となる。上記の比が、式(2)の下限値以下となると、第2レンズの面間偏心、レンズ偏心またはチルト公差を低減するのが困難となる。
第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比が、式(3)の上限値以上となると、第3レンズの像側の面の近軸領域の負のパワーが小さくなり、周辺光量比を大きくするのが困難となる。上記の比が、式(3)の下限値以下となると、第3レンズの偏心感度が大きくなり、撮像レンズ系を製造する際の歩留まりが低下する。また、第3レンズの像側の面の形状変化が大きくなるので面精度を向上させるのが困難となる。
第1レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(4)の上限値以上となると、小型化するのが困難となる。上記の比が、式(4)の下限値以下となると、周辺光量比を大きくするのが困難となる。
第2レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(5)の下限値以下となると、小型化するのが困難となる。また、第2レンズに高分散材料を用いたときの軸上色収差が悪化し、解像度が劣化する。上記の比が、式(5)の上限値以上となると、周辺光量比を大きくするのが困難となる。
第2レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(6)の下限値以下となると、像面の周辺部の撮像素子の入射角度の低減が困難となる。上記の比が、式(6)の上限値以上となると、球面収差を低減することが困難になり、また、撮像レンズ系の小型化が困難となる。
このように、式(1)乃至(6)を満足するように撮像レンズ系を構成することにより、高い性能を維持したまま、全長が十分に小さく、組み立てが容易な撮像レンズ系が得られる。
実施例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例2による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例2による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例3による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例3による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例4による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例4による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例5による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例5による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例6による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例6による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例7による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例7による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例8による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例8による撮像レンズ系の収差を示す図である。 実施例9による撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例9による撮像レンズ系の収差を示す図である。 参考例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。 参考例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。 比較例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。 比較例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態による撮像レンズ系の構成を示す図である。本実施形態による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ101、第2レンズ102及び第3レンズ103を備える。絞りは、第1レンズの像側の面より物体側にある。第1レンズ101、第2レンズ102及び第3レンズ103を通過した光は、ガラス板104を通過して像面105に至る。
以下において、本発明の一実施形態による撮像レンズ系の特徴について説明する。
第1レンズ
第1レンズは、平凸または両凸レンズである。第1レンズを平凸または両凸レンズとすることにより大きなパワーを持たせることができる。また、所定のパワーのレンズを作成する場合に、平凸または両凸レンズのサグ量の方が、メニスカスレンズのサグ量よりも小さいので、平凸または両凸レンズの加工コストの方が低くなる。
第2レンズ
第2レンズは、正のパワーを有するレンズである。第2レンズを正のパワーを有するレンズとすることにより、第1レンズのパワーが大きくなりすぎるのを防止することができる。その結果、像面における周辺光量比を大きくすることができる。ここで、像面における周辺光量比とは、像面の光軸付近の単位面積あたりの光量に対する像面の周辺部の単位面積あたりの光量の比である。
第2レンズは、像側に凸面のメニスカスレンズである。第2レンズを像側に凸面のメニスカスレンズとすることにより、像面湾曲を効果的に低減することができる。
第2レンズの像側の面は、近軸領域で正のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、周辺領域で負のパワーを有する。上記の面の形状により、像面の周辺部に集光する光線のうち、光軸から離れた光線の第2レンズの像側の面における光線高さを維持したまま、像面の中心部に集光する光線のうち、光軸から離れた光線の第2レンズの像側の面における光線高さを小さくすることができる。したがって、第2レンズの像側の面を通過する光が一様に像面を照射するようにすることができ、像面における周辺光量比を大きくすることができる。
第3レンズ
第3レンズは負のパワーを有するレンズである。第3レンズのパワーを負にすることにより、射出瞳位置を物体側に持っていくことができ、レンズのバックフォーカスを維持しながら像面の周辺部の画像素子への入射角度を低減することができる。
第3レンズの像側の面は、近軸領域で負のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有する。第3レンズの像側の面の上記の面形状と第2レンズの像側の面の上記の面形状とを組み合わせることにより、像面における周辺光量比をさらに大きくすることができる。
第3レンズの物体側の面は、近軸領域で平面であり、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し中間領域で負のパワーを有し、さらに光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有する。あるいは、第3レンズの物体側の面は、近軸領域で凹面であり負のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、さらに光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有する。第3レンズの物体側の面を、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、さらに光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有するように形成すると、像面の周辺部に集光する光線のうち中心光線の、第3レンズの物体側の面における光線高さを大きくすることがきる。したがって、像面の周辺部における撮像素子に対する入射角度を低減することができる。また、第3レンズの物体側の面の近軸領域は、凸面ではなく、平面または凹面である方が、形状が素直であり、面の形状精度を向上させるのが容易になる。
絞りの位置
絞りは、第1レンズの像側の面より物体側に配置される。絞りを第1レンズの像側の面より物体側に配置することにより撮像レンズ系を小型化することができる。
さらに、絞りを第1レンズの物体側の面の頂点を含み光軸に垂直な面に配置してもよい。絞りを第1レンズの物体側の面の頂点を含み光軸に垂直な面に配置することにより迷光のリスクが低減し、画質が向上する。
第1レンズの像側の面の回折格子
第1レンズの像側の面(後で説明する実施例の第3面)に輪帯構造からなる回折格子を付与する。第1レンズの像側の面に輪帯構造からなる回折格子を付与することによって、主に軸上色収差が改善され、高解像度を実現することができる。また、光軸を含む断面において、第1レンズの像側の面が形成する曲線上の点における接線と光軸に垂直な直線とのなす角度を接線角度とすると、第1レンズの像側の面の接線角度は、比較的小さい。したがって、第1レンズの像側の面に回折格子を加工するのは比較的容易である。
光学長と合成焦点距離との比
第1レンズの物体側の面の頂点から像面までの距離(光学長とも呼称する)をTTL、第1乃至第3レンズの合成焦点距離をfとして、
1.0<(TTL/f)<1.2 (1)
が満たされる。光学長と合成焦点距離との比が、式(1)の上限値以上となると、撮像レンズ系を小型化することが困難となる。上記の比が、式(1)の下限値以下となると、像面湾曲が大きくなる。
第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比
第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径をR4として、
0.3<(|R4|/f)<0.5 (2)
が満足される。第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比が、式(2)の上限値以上となると、撮像レンズ系を小型化することが困難となる。上記の比が、式(2)の下限値以下となると、第2レンズの面間偏心、レンズ偏心またはチルト公差を低減するのが困難となる。
第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比
第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径をR7として、
0.4<(|R7|/f)<1 (3)
が満足される。第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径と合成焦点距離との比が、式(3)の上限値以上となると、第3レンズの像側の面の近軸領域の負のパワーが小さくなり、周辺光量比を大きくするのが困難となる。上記の比が、式(3)の下限値以下となると、第3レンズの偏心感度が大きくなり、撮像レンズ系を製造する際の歩留まりが低下する。また、第3レンズの像側の面の形状変化が大きくなるので面精度を向上させるのが困難となる。
第1レンズの焦点距離と合成焦点距離との比
第1レンズの焦点距離をf1として、
0.7<(f1/f)<1 (4)
が満たされる。第1レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(4)の上限値以上となると、小型化するのが困難となる。上記の比が、式(4)の下限値以下となると、周辺光量比を大きくするのが困難となる。
第2レンズの焦点距離と合成焦点距離との比
第2レンズの焦点距離をf2として、
1<(f2/f)<5 (5)
が満たされる。第2レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(5)の下限値以下となると、小型化するのが困難となる。また、第2レンズに高分散材料を用いたときの軸上色収差が悪化し、解像度が劣化する。上記の比が、式(5)の上限値以上となると、周辺光量比を大きくするのが困難となる。
第3レンズの焦点距離と合成焦点距離との比
第3レンズの焦点距離をf3として、
-2<(f3/f)<-1 (6)
が満たされる。第2レンズの焦点距離と合成焦点距離との比が、式(6)の下限値以下となると、像面の周辺部の撮像素子の入射角度の低減が困難となる。上記の比が、式(6)の上限値以上となると、球面収差を低減することが困難になり、また、撮像レンズ系の小型化が困難となる。
第3レンズの物体側の面の回折格子
さらに、第3レンズの物体側の面(後で説明する実施例の第6面)に輪帯構造からなる回折格子を付与してもよい。第3レンズの物体側の面に輪帯構造からなる回折格子を付与することによって、主に倍率色収差を低減することが可能となり、高解像度を有し、周辺の色にじみの少ない撮像レンズ系が得られる。また、光軸を含む断面において、第3レンズの物体側の面が形成する曲線上の点における接線と光軸に垂直な直線とのなす角度を接線角度とすると、接線角度は、比較的小さい。したがって、第3レンズの物体側の面に回折格子を加工するのは比較的容易である。
実施例の説明
以下に本発明の実施例について説明する。撮像レンズ系の光軸をz軸とし、光軸に垂直な面の座標をx、yとする直交座標系においてを定める。ただし、原点は光軸上の点とし、物体側から像面側に進む方向をz軸の正の方向とする。第1乃至第3レンズの各面の非球面形状は、以下の式で表される2次曲線を、光軸、すなわちz軸の周りに回転させた光軸対称回転面である。ただし、kは2次曲線の形状を定める定数、cは中心曲率、Rは中心曲率半径である。また、Aiは補正係数である。
Figure 0004822033
レンズの面に設けた回折格子のパワーを以下の光路差関数によって定める。光路差関数は、波長550ナノメータの1次光で定義している。Cnは、定数である。

φ=C2×h+C4×h4+C6×h6+C8×h8+C10×h10
実施例において、レンズの材質は、たとえば、低屈折率低分散材質としてはシクロオレフィンポリマー、高屈折率高分散材質としてはポリカーボネートが好ましい。代替的に、低屈折率低分散材質として環状オレフィンコポリマー、高屈折率高分散材質としてポリエステルなどの樹脂を使用してもよい。
以下の実施例において、第2乃至第7面は、それぞれ、第1乃至第3レンズの物体側の面及び像側の面である。
実施例1
図1は、実施例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例1による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ101、第2レンズ102及び第3レンズ103を備える。第1レンズ101の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り111は、第1レンズ101の物体側の面の頂点を含み、z軸に垂直な平面上にある。第1レンズ101、第2レンズ102及び第3レンズ103を通過した光は、ガラス板104を通過して像面105に至る。
図2は、実施例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。図2(a)は、球面収差を示す図である。図2(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図2(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図2(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図2(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図2(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図2(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図2(c)は、歪曲収差を示す図である。図2(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図2(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表1は、実施例1による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表1において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表2は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表3は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズに、第1及び第3レンズと比較して高屈折率高分散の材質を使用することにより倍率色収差をコントロールすることができる。他方、第2レンズに高屈折率高分散の材質を使用する場合には、第1レンズの回折格子のパワーを大きくして色消しを行わせることにより軸上色収差を小さくする必要がある。回折格子のパワーが大きくなることにより迷光のリスクは増大する。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例2
図3は、実施例2による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例2による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ201、第2レンズ202及び第3レンズ203を備える。第1レンズ201の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り211は、第1レンズ201の物体側の面の頂点を含み、z軸に垂直な平面上にある。第1レンズ201、第2レンズ202及び第3レンズ203を通過した光は、ガラス板204を通過して像面205に至る。
図4は、実施例2による撮像レンズ系の収差を示す図である。図4(a)は、球面収差を示す図である。図4(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図4(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図4(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図4(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図4(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図4(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図4(c)は、歪曲収差を示す図である。図4(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図4(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表4は、実施例2による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表4において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表5は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表6は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズに、第1及び第3レンズと比較して高屈折率高分散の材質を使用することにより倍率色収差をコントロールすることができる。他方、第2レンズに高屈折率高分散の材質を使用する場合には、第1レンズの回折格子のパワーを大きくして色消しを行わせることにより軸上色収差を小さくする必要がある。回折格子のパワーが大きくなることにより迷光のリスクは増大する。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例3
図5は、実施例3による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例3による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ301、第2レンズ302及び第3レンズ303を備える。第1レンズ301の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り311は、第1レンズ301の物体側の面の頂点を含み、z軸に垂直な平面上にある。第1レンズ301、第2レンズ302及び第3レンズ303を通過した光は、ガラス板304を通過して像面305に至る。
図6は、実施例3による撮像レンズ系の収差を示す図である。図6(a)は、球面収差を示す図である。図6(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図6(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図6(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図6(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図6(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図6(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図6(c)は、歪曲収差を示す図である。図6(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図6(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表7は、実施例3による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表7において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表8は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表9は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズの材質は、第1及び第3レンズと同様に低屈折率・低分散の材質である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例4
図7は、実施例8による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例8による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ401、第2レンズ402及び第3レンズ403を備える。第1レンズ401の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り411は、第1レンズ401の物体側の面上にある。第3レンズ403を通過した光は、ガラス板44を通過して像面405に至る。
図8は、実施例4による撮像レンズ系の収差を示す図である。図8(a)は、球面収差を示す図である。図8(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図8(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図8(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図8(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図8(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図8(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図8(c)は、歪曲収差を示す図である。図8(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図8(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表10は、実施例8による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表10において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表11は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表12は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズに、第1及び第3レンズと比較して高屈折率高分散の材質を使用することにより倍率色収差をコントロールすることができる。他方、第2レンズに高屈折率高分散の材質を使用する場合には、第1レンズの回折格子のパワーを大きくして色消しを行わせることにより軸上色収差を小さくする必要がある。回折格子のパワーが大きくなることにより迷光のリスクは増大する。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例5
図9は、実施例5による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例5による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ501、第2レンズ502及び第3レンズ503を備える。第1レンズ501の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り511は、第1レンズ501の物体側の面の頂点を含み、z軸に垂直な平面上にある。第1レンズ501、第2レンズ502及び第3レンズ503を通過した光は、ガラス板504を通過して像面505に至る。
図10は、実施例5による撮像レンズ系の収差を示す図である。図10(a)は、球面収差を示す図である。図10(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図10(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図10(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図10(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図10(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図10(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図10(c)は、歪曲収差を示す図である。図10(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図10(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表13は、実施例9による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表13において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表14は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表15は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズに、第1及び第3レンズと比較して高屈折率高分散の材質を使用することにより倍率色収差をコントロールすることができる。他方、第2レンズに高屈折率高分散の材質を使用する場合には、第1レンズの回折格子のパワーを大きくして色消しを行わせることにより軸上色収差を小さくする必要がある。回折格子のパワーが大きくなることにより迷光のリスクは増大する。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例6
図11は、実施例6による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例6による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ601、第2レンズ602及び第3レンズ603を備える。第1レンズ601の像側の面(第3面)及び第3レンズ603の物体側の面(第6面)は、回折格子を備える。絞り611は、第1レンズ601の物体側の面上にある。第1レンズ601、第2レンズ602及び第3レンズ603を通過した光は、ガラス板を604通過して像面605に至る。
図12は、実施例6による撮像レンズ系の収差を示す図である。図12(a)は、球面収差を示す図である。図12(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図12(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図12(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図12(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図12(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図12(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図12(c)は、歪曲収差を示す図である。図12(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図12(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表16は、実施例12による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表16において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表17は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表18は、第3面及び第6面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズの材質は、第1及び第3レンズと同様に低屈折率・低分散の材質である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例7
図13は、実施例7による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例7による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ701、第2レンズ702及び第3レンズ703を備える。第1レンズ701の像側の面(第3面)及び第3レンズ703の物体側の面(第6面)は、回折格子を備える。絞り711は、第1レンズ701の物体側の面上にある。第1レンズ701、第2レンズ702及び第3レンズ703を通過した光は、ガラス板を704通過して像面705に至る。
図14は、実施例7による撮像レンズ系の収差を示す図である。図14(a)は、球面収差を示す図である。図14(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図14(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図14(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図14(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図14(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図14(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図14(c)は、歪曲収差を示す図である。図14(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図14(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表19は、実施例7による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表19において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表20は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表21は、第3面及び第6面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズの材質は、第1及び第3レンズと同様に低屈折率・低分散の材質である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例8
図15は、実施例8による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例8による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ801、第2レンズ802及び第3レンズ803を備える。第1レンズ801の像側の面(第3面)及び第3レンズ803の物体側の面(第6面)は、回折格子を備える。絞り811は、第1レンズ801の物体側の面上にある。第1レンズ801、第2レンズ802及び第3レンズ803を通過した光は、ガラス板を804通過して像面805に至る。
図16は、実施例8による撮像レンズ系の収差を示す図である。図16(a)は、球面収差を示す図である。図16(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図16(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図16(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図16(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図16(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図16(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図16(c)は、歪曲収差を示す図である。図16(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図16(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表22は、実施例8による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表22において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表23は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表24は、第3面及び第6面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズの材質は、第1及び第3レンズと同様に低屈折率・低分散の材質である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例9
図17は、実施例9による撮像レンズ系の構成を示す図である。実施例9による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ901、第2レンズ902及び第3レンズ903を備える。第1レンズ901の像側の面(第3面)及び第3レンズ903の物体側の面(第6面)は、回折格子を備える。絞り911は、第1レンズ901の物体側の面の頂点を含み、z軸に垂直な平面上にある。第1レンズ901、第2レンズ902及び第3レンズ903を通過した光は、ガラス板904を通過して像面905に至る。
図18は、実施例9による撮像レンズ系の収差を示す図である。図18(a)は、球面収差を示す図である。図18(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図18(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図18(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図18(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図18(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図18(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図18(c)は、歪曲収差を示す図である。図18(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図18(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表25は、実施例9による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表25において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表26は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表27は、第3面及び第6面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
第2レンズの材質は、第1及び第3レンズと同様に低屈折率・低分散の材質である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
参考例1
図19は、参考例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。参考例1による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ1001、第2レンズ1002及び第3レンズ1003を備える。第1レンズ1001の像側の面(第3面)は、回折格子を備える。絞り1011は、第1レンズ1001の物体側の面上にある。第1レンズ1001、第2レンズ1002及び第3レンズ1003を通過した光は、ガラス板1004を通過して像面1005に至る。
第3レンズの物体側の面(第6面)は、光軸を中心とする円によって外周が規定される第1の領域と、第1の領域を取り囲み、光軸を中心とする円によって外周が規定される第2の領域とからなる特殊面である。第6面の特殊面形状は、以下の式で表される2次曲線を、光軸、すなわちz軸の周りに回転させた光軸対称回転面である。ただし、j=1は第1の領域、j=2は第2の領域を表し、kは2次曲線の形状を定める定数、cは中心曲率、Rは中心曲率半径である。また、Aijは補正係数、dは定数である。
Figure 0004822033
第1及び第2の領域を上記のように定めることにより、区間に分割して形状を決めることができるので、像面湾曲を改善する上で有利である。
図20は、参考例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。図20(a)は、球面収差を示す図である。図20(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図20(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図20(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図20(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図20(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図20(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図20(c)は、歪曲収差を示す図である。図20(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図20(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表28は、参考例1による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表28において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表29は、第2面乃至第5面及び第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
表30は、第3面の回折格子のパワーを表す式の定数を示す表である。
表31は、第6面の特殊面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
第2レンズに、第1及び第3レンズと比較して高屈折率高分散の材質を使用することにより倍率色収差をコントロールすることができる。他方、第2レンズに高屈折率高分散の材質を使用する場合には、第1レンズの回折格子のパワーを大きくして色消しを行わせることにより軸上色収差を小さくする必要がある。回折格子のパワーが大きくなることにより迷光のリスクは増大する。
Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033

Figure 0004822033
比較例1
図21は、比較例1による撮像レンズ系の構成を示す図である。比較例1による撮像レンズ系は、物体側から像側に、第1レンズ2101、第2レンズ2102及び第3レンズ2103を備える。絞り2111は、第1レンズ2101の物体側の面上にある。第1レンズ2101、第2レンズ2102及び第3レンズ2103を通過した光は、ガラス板2104を通過して像面2105に至る。
実施例1乃至10は、第1レンズの像側に輪帯構造からなる回折格子を備えているが、比較例1は、回折格子を備えていない。回折格子を備えていない点以外は、比較例の構成は実施例と同様である。
図22は、比較例1による撮像レンズ系の収差を示す図である。図22(a)は、球面収差を示す図である。図22(a)の横軸は、光軸方向の焦点位置(単位はミリメータ)を示す。図22(a)の縦軸は、光線の絞りにおける通過位置を示す。縦軸の0は、光線が絞りの中心を通過することを示し、縦軸の1は、光線が絞りの端を通過することを示す。図22(a)において、二点差線、実線及び一点鎖線は、それぞれ、波長490ナノメータ、550ナノメータ及び610ナノメータのデータ示す。
図22(a)から、比較例1の軸上色収差は、50マイクロメータを超えている。一方、実施例1乃至10の軸上色収差は、せいぜい20マイクロメータである。このように、実施例1乃至10の軸上色収差は、比較例のものより明らかに減少している。
図22(b)は、非点収差及び像面湾曲を示す図である。図22(b)の横軸は、光軸方向の焦点位置を示す(単位はミリメータ)。図22(b)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。点線は子午像面の位置を表し、実線は球欠像面の位置を表す。
図22(c)は、歪曲収差を示す図である。図22(c)の横軸は、歪曲収差(ディストーション)を示す。図22(c)の縦軸は、像高さ(単位はミリメータ)を示す。
表32は、比較例1による撮像レンズ系のレンズデータを示す表である。表32において、絞りの面間隔は、絞りの位置(最も像側の位置)を基準とし、像側を正方向とした場合の第2面の位置である。その他の面について、例として、第2面(第1レンズの物体側の面)の面間隔は、第2面と第3面(第2レンズの像側の面)との間隔である。
表33は、第2面乃至第7面の非球面形状を表す式の係数及び定数を示す表である。
Figure 0004822033

Figure 0004822033
実施例及び比較例の撮像レンズ系の仕様
表34は、実施例1乃至10及び比較例1の撮像レンズ系について、式(1)乃至(6)の値を示す表である。式(1)の値は、1.0より大きく1.2より小さい。式(2)の値は、0.30より大きく0.41より小さい。式(3)の値は、0.46より大きく0.612以下である。式(4)の値は、0.77より大きく0.92より小さい。式(5)の値は、1.5より大きく4.9より小さい。式(6)の値は、−2.0より大きく−1.0より小さい。

[表34]
Figure 0004822033

Claims (4)

  1. 物体側から像側に第1乃至第3レンズが順に配置された撮像レンズ系であって、第1レンズが平凸または両凸レンズであり、第1レンズの物体側の面が近軸領域で正のパワーを有し、第1レンズの像側の面に輪帯構造からなる回折格子が付与され、第2レンズが、正のパワーを有する像側に凸面のメニスカスレンズであり、第2レンズの像側の面は、近軸領域で正のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、周辺領域で負のパワーを有し、第3レンズが負のパワーを有するレンズであり、第3レンズの像側の面は、近軸領域で負のパワーを有し、光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有し、絞りが第1レンズの像側の面より物体側に配置され、第1レンズの物体側の面の頂点から像面までの距離をTTL、第1乃至第3レンズの合成焦点距離をf、第2レンズの物体側の面を表す非球面式の曲率半径をR4、第3レンズの像側の面を表す非球面式の曲率半径をR7、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3として、
    1.0<(TTL/f)<1.2 (1)
    0.3<(|R4|/f)<0.5 (2)
    0.4<(|R7|/f)≦0.612 (3)
    0.7<(f1/f)<1 (4)
    1<(f2/f)<5 (5)
    -2<(f3/f)<-1 (6)
    を満たす撮像レンズ系。
  2. 第3レンズの物体側の面は、近軸領域で平面または凹面であり、光軸から離れるにしたがってパワーが減少し、さらに光軸から離れるにしたがってパワーが増加し、周辺領域で正のパワーを有する、請求項1に記載の撮像レンズ系。
  3. 第3レンズの物体側の面に輪帯構造からなる回折格子を付与した請求項1または2に記載の撮像レンズ系。
  4. 絞りが、第1レンズの物体側の面の頂点を含み光軸に垂直な面に配置された請求項1から3のいずれかに記載の撮像レンズ系。
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