JP4822001B2 - エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
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Description
上記エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を注型成型してなることを特徴とする硬化物を提供する。
本発明のエポキシ・シリコーン混成樹脂組成物は、
(A)一分子中に1個以上のケイ素原子結合水酸基を有する有機ケイ素化合物、
(B)フェニレンエーテル骨格を有さないエポキシ樹脂、及び
(C)アルミニウム系硬化触媒
を必須成分として含有し、(A)成分及び(B)成分の少なくとも一方が常温(即ち、25℃、以下同じ)において固形であり、かつ組成物が常温において固形のものである。
(D)オルガノハイドロジェンポリシロキサン、及び
(E)白金族金属系触媒
を必須成分として含有し、(A’)成分、(B)成分及び(D)成分の少なくとも一つが常温において固形であり、かつ組成物が常温において固形であるものが好ましい。
(E)白金族金属系触媒
を必須成分として含有し、(AD)成分及び(B)成分の少なくとも一方が常温において固形であり、かつ組成物が常温において固形であるものも好ましい。
R1 aR2 b(HO)c(R3O)dSiO(4-a-b-c-d)/2 (1)
(式中、R1は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有する置換若しくは非置換の一価炭化水素基、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない置換若しくは非置換の一価炭化水素基、R3は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない置換若しくは非置換の一価炭化水素基である。a,b,dは各々0又は正数、cは正数であるが、(A’)成分の場合はa>0である。また、a+b+c+d<4である。)
で示されるものを使用することができる。
HeR1 fR2 g(HO)h(R3O)jSiO(4-e-f-g-h-j)/2 (2)
(式中、R1は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有する置換若しくは非置換の一価炭化水素基、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない置換若しくは非置換の一価炭化水素基、R3は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない置換若しくは非置換の一価炭化水素基である。e,f,hは各々正数、g,jは各々0又は正数であり、e+f+g+h+j<4である。)
で示されるものを使用することができる。なお、R1、R2、R3の具体例としては、上記式(1)で例示したものと同様のものが挙げられる。
HkR4 m(HO)n(R5O)pSiO(4-k-m-n-p)/2 (3)
(式中、R4は脂肪族不飽和結合を含有しない同一又は異種の置換又は非置換の一価炭化水素基、R5は脂肪族不飽和結合を含有しない同一又は異種の置換又は非置換の一価炭化水素基である。また、k>0、m>0、n≧0、p≧0であり、k+m+n+p<4である。)
で表され、一分子中にケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するものが挙げられる。
(ViMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.7(MeSiO3/2)0.1で表され、ケイ素原子結合水酸基を5質量%含有する常温で固形のオルガノポリシロキサン70部、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:YL7031、ジャパンエポキシレジン製)30部を溶融させ十分に混合した後、(HMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.4(Me2SiO)0.4で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを、オルガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子に結合する水素原子(h)とオルガノポリシロキサンのビニル基(v)との比がh/v=1.1(モル比)となるように加え、触媒量の白金触媒及びアルミニウムアセチルアセトンを加え、60℃にて十分混合したのち5℃まで冷却し、得られた固形物を粉末状に粉砕して、エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を得た。この粉末は、室温においてもタック性の無い固形物であった。
(ViMeSiO)0.3(PhSiO3/2)0.6(Me2SiO)0.1で表され、ケイ素原子結合水酸基を4質量%含有する高粘稠のオルガノポリシロキサン70部、常温で固形の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:YL7170、ジャパンエポキシレジン製)30部を溶融させ十分に混合した後、(HMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.4(Me2SiO)0.4で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを、オルガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子に結合する水素原子(h)とオルガノポリシロキサンのビニル基(v)との比がh/v=1.1(モル比)となるように加え、触媒量の白金触媒及びアルミニウムアセチルアセトンを加え、60℃にて十分混合したのち5℃まで冷却し、得られた固形物を粉末状に粉砕して、エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を得た。この粉末は、室温においてもタック性の無い固形物であった。
(ViMeSiO)0.3(PhSiO3/2)0.6(Me2SiO)0.1で表され、ケイ素原子結合水酸基を4質量%含有する高粘稠のオルガノポリシロキサン70部、常温で固形の脂環式エポキシ樹脂(商品名:EHPE3150、ダイセル化学工業製)30部を溶融させ十分に混合した後、(HMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.4(Me2SiO)0.4で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを、オルガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子に結合する水素原子(h)とオルガノポリシロキサンのビニル基(v)との比がh/v=1.1(モル比)となるように加え、触媒量の白金触媒及びアルミニウムアセチルアセトンを加え、60℃にて十分混合したのち5℃まで冷却し、得られた固形物を粉末状に粉砕して、エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を得た。この粉末は、室温においてもタック性の無い固形物であった。
(ViMeSiO)0.2(HMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.6で表され、ケイ素原子結合水酸基を4質量%含有する高粘稠のオルガノポリシロキサン70部、常温で固形の脂環式エポキシ樹脂(商品名:EHPE3150、ダイセル化学工業製)30部を溶融させ十分に混合した後、触媒量の白金触媒及びアルミニウムアセチルアセトンを加え、60℃にて十分混合したのち5℃まで冷却し、得られた固形物を粉末状に粉砕して、エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を得た。この粉末は、室温においてもタック性の無い固形物であった。
(GpSiO3/2)0.4(PhSiO3/2)0.6で表され、ケイ素原子結合水酸基を5質量%含有する常温で固形のオルガノポリシロキサン70部、常温で固形の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:YL7170、ジャパンエポキシレジン製)30部、触媒量のアルミニウムアセチルアセトンを微粉末状にして混合して、エポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を得た。この粉末は、室温においてもタック性の無い固形物であった。
(ViMeSiO)0.3(PhSiO3/2)0.6(Me2SiO)0.1で表され、ケイ素原子結合水酸基を4質量%含有する高粘稠のオルガノポリシロキサン70部、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:YL7031、ジャパンエポキシレジン製)30部を溶融させ十分に混合した後、(HMeSiO)0.2(PhSiO3/2)0.4(Me2SiO)0.4で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを、オルガノハイドロジェンポリシロキサンのケイ素原子に結合する水素原子(h)とオルガノポリシロキサンのビニル基(v)との比がh/v=1.1(モル比)となるように加え、触媒量の白金触媒及びアルミニウムアセチルアセトンを加え、60℃にて十分混合したのち5℃まで冷却した。得られた混合物を粉末状に粉砕しようとしたが、常温ではややタック性があり、粉末状にすることはできなかった。
Claims (3)
- (AD)一分子中に1個以上のヒドロシリル化反応に関与できる多重結合を含有する基を有し、1個以上のケイ素原子結合水素原子を有し、かつ1個以上のケイ素原子結合水酸基を有する有機ケイ素化合物、
(B)フェニレンエーテル骨格を有さないエポキシ樹脂、
(C)アルミニウム系硬化触媒、及び
(E)白金族金属系触媒
を必須成分として含有するエポキシ・シリコーン混成樹脂組成物であって、
上記(AD)成分及び(B)成分の少なくとも一方が常温において固形であり、かつ上記組成物が常温において固形であることを特徴とするエポキシ・シリコーン混成樹脂組成物。 - 注型成型用であることを特徴とする請求項1記載のエポキシ・シリコーン混成樹脂組成物。
- 請求項1又は2記載のエポキシ・シリコーン混成樹脂組成物を注型成型してなることを特徴とする硬化物。
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