JP4818837B2 - 部品実装装置における部品厚さ計測方法及び部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置における部品厚さ計測方法及び部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、部品厚さ計測方法及びその方法を用いた部品実装装置に係り、特に、特殊な形状部品でも、保持された部品の先端位置を正確に計測できる部品厚さ計測方法及びその方法を用いた比較的コンパクトで廉価な部品実装装置に関する。
部品実装装置においては、電子部品(以下、単に部品と称する)を吸着ノズル等により保持して基板に正確に実装するためには、保持された部品の寸法、姿勢等を正確に計測することが重要となる。特に計測した部品の厚さが不正確であると、部品を基板に実装する際、実装精度が悪化したり、部品を保持した際、部品の有無を誤判断したりしてしまうことがある。
例えば、部品を実装する際、部品の厚さを計測した結果が実際の部品の厚さより薄かった場合には、該部品を基板と接触していない状態で離してしまうため、部品が基板上に落下してばら撒かれることになり、逆に、実際の部品の厚さよりも厚かった場合には、基板上面より下まで部品を基板に押し込もうとするため、基板を歪めて傷めてしまい、その結果、実装精度が悪化することになる。
又、部品を保持した際、予め計測された部品の厚さデータに基づき、保持された部品の姿勢を判断する場合、実際の部品の厚さより厚く設定されていると、センサの検出位置上に「部品が無い」と誤判定して、再び部品を取りに行ってしまい、逆に、実際の部品の厚さより薄く設定されていると、部品下面より下で部品の影を検出するため、「部品立ち」と誤判定して、保持している部品を捨て、新たな部品を取りに行ってしまう。
このため、特許文献1や特許文献2等に記載の従来の部品実装装置では、図1に示される如く、光学的検出器10に一次元ラインセンサ(以下、ラインセンサと称する)12とセンサ投光部14とを用い、これらの間に吸着ノズル16により保持した部品P1を配置し、次に、図2に示される如く、吸着ノズル16により保持した部品を垂直移動させ、部品P1の影の有無を判定して、部品P1の厚さを計測する方法、又は、図3に示される如く、吸着ノズル16により保持した部品P1を水平移動させ、通過する部品P1の透過光を測定し、図4のような計測結果を得て、そのデータから保持された部品P1の姿勢や部品P1の厚さを計測する方法が行われていた。
なお、特許文献3には、部品の形状が図5に示される如く、一側部に傾斜部分を有するような特殊形状の部品P2の場合に対して、部品P2を吸着している吸着ノズル16が一定方向に所定角度だけ回転され、その間における一定微小回転角毎にラインセンサ12から信号に基づいて部品投影幅が測定され、部品投影幅が極小となったときの部品投影幅、ノズル回転角及び投影中心位置等を求め、部品に応じた最適な認識高さを精度よく求める発明が開示されている。
特開平6−174449号公報 特開平4−196299号公報 特許3222334号公報
しかしながら、従来のようにラインセンサ12を用いた場合、光学的検出器関連の周辺回路が比較的複雑で且つ高価となり、部品実装装置全体がコストアップとなり、又、光学的検出器10やその周辺回路を収納するため、部品実装装置が大型になってしまう問題があった。
一方、線状の光を受光するラインセンサ12に対し、一点の光を受光するのみのポイントセンサは、周辺回路が比較的シンプルで、且つ、廉価であるが、ポイントセンサの有効認識範囲が限られているため、部品形状に対し得られる情報が少なく、特殊な形状の部品(例えば、図6(A)に示される如く、側面から見て底面に三角形状の凹部を有する部品P3や、図6(B)に示される如く、側面から見て底面に長方形の凹部を有する部品P4や、図6(C)に示される如く、側面から見て貫通穴を有する部品P4等)の場合、その厚みを正確に計測することができなかった。又、従来、図6のような特殊な形状の部品P3、P4、P5でも部品の厚さを正確に早い生産タクトで測定するためには、少なくとも図7に示される如くラインセンサ12を用いて計測する必要があった。
本願発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもので、特殊な形状部品でも、保持された部品の先端位置を正確に計測し、部品の厚さを求めることができ、よりコンパクトで廉価な部品実装装置を実現することを課題とする。
本発明は、軸方向の先端に保持した部品を軸中心に回転させる回転駆動機構と軸方向に移動させる軸方向駆動機構とを有する搭載ヘッド部を備え、該搭載ヘッド部を平面方向に移動させ、保持した部品を基板に搭載する部品実装装置における部品厚さ計測方法において、前記部品実装装置上に設置された光学的検出器の単一ビームを投光する投光部と該投光部から投光された光を検出する受光部との間に前記部品を配置し、前記搭載ヘッド部の回転駆動機構及び軸方向駆動機構により前記部品の一方の端面が単一ビームの高さとなるまで前記部品を軸方向に移動させて該一方の端面の位置を測定した後、前記部品を軸方向に移動させ、前記受光部により単一ビームが検出されたら、前記部品を回転させ、前記部品を所定角度回転させても単一ビームが部品により遮蔽されなくなったら、前記部品の他方の端面の位置と判定して、前記部品の軸方向の厚さ求めることで、前記課題を解決したものである。
又、本発明は、軸方向の先端に保持された部品を軸中心に回転させる回転駆動機構と軸方向に移動させる軸方向駆動機構とを有する搭載ヘッド部を備え、該搭載ヘッド部を平面方向に移動させ、保持された部品を基板に搭載する部品実装装置において、前記部品に対して単一ビームを投光する投光部及び該投光部から投光された光を検出する受光部を有する光学的検出器と、該光学的検出器の投光部と受光部の間に前記部品を配置し、該受光部の受光量変化に応じて、前記回転駆動機構及び軸方向駆動機構によ前記部品の一方の端面が単一ビームの高さとなるまで前記部品を軸方向に移動させて該一方の端面の位置を測定した後、前記部品を軸方向に移動させ、前記受光部により単一ビームが検出されたら、前記部品を回転させ、前記部品を所定角度回転させても単一ビームが部品により遮蔽されなくなったら、前記部品の他方の端面の位置と判定して、前記部品の軸方向の厚さ求める手段と、を具備することで、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、単一ビームを投光する投光部とこの単一ビームを受ける受光部(例えば、ポントセンサで構成)とを用いた光学的検出器に対して、軸方向駆動機構の他に回転駆動機構を用いることで、図6(A)(B)(C)などのような特殊形状の部品でも、保持された部品の先端位置を正確に計測でき、部品の厚さを正確に計測することができる。
又、光学的検出器の基本構成に単一ビームとこれを受光する受光部(ポイントセンサ)とを採用したことにより、光学的検出器を簡易に構成でき、判定も単一ビームの受光量の検出結果による判定で済み、光学的検出器を制御するための周辺回路も簡易になり、部品実装装置全体をコンパクトにすることができ、且つ、コストダウンを図ることができる。
特に、光学的検出器の投光部と受光部との間に配置された部品を、搭載ヘッド部の回転駆動機構及び軸駆動部機構により、受光部の受光量変化に応じて、部品を適応的に回転及び軸方向に駆動し、部品の先端位置を計測することで、特殊部品でも、その厚さを高速な生産タクトで正確に計測することができる。
特許文献3に記載の発明が、吸着ノズルで保持するための部品の中心位置を正確に求めるため、各高さで隈無く回転させ、部品の極小の投影幅をラインセンサにより求めているのに対し、本願発明は、単独の受光部のON/OFFのみの判定で、これに応じて適応的に回転及び軸方向駆動を行っているため、より高速な生産タクトを実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図8は、本発明の第1実施形態である部品実装装置の構成を示す平面図である。部品実装装置20は、部品を回路基板(以下、基板と称す)Sに搭載する搭載ヘッド部22と、該搭載ヘッド部22がX軸方向に移動できるように搭載ヘッド部22を取付つけたX軸ガントリ24と、該X軸ガントリ24がY軸方向に移動できるようにX軸ガントリ24を取付けたY軸ガントリ26と、例えば前記部品実装装置20の前後面に並設され、基板Sに実装する部品を供給する部品供給装置28と、を備えている。
又、部品供給装置28と基板S間には、部品の吸着位置ずれ(吸着ノズルの中心位置と保持した部品の中心位置との位置ずれ)及び吸着角度ずれ(傾き)を検出するために、部品を撮像するCCDからなる部品認識カメラ30と、保持する部品のサイズや形状に応じて、搭載ヘッド部22の吸着ノズル16を交換するためのノズル交換機32とが設けられている。このノズル交換機32内には複数種の吸着ノズル16が保管、管理されている。
次に、搭載ヘッド部22の構造を詳細に示す。
図9に示される如く、前記搭載ヘッド部22は、この搭載ヘッド部22の下部に図中奥から手前(X軸方向)に複数並設された、部品を真空吸着する吸着ノズル16と、吸着ノズル16の種類やその装着角度、吸着ノズル16に保持された部品Pの吸着姿勢やその種類等を認識するための光学的検出器34とを備えている。搭載ヘッド部22は、その基台40がX軸ガントリ24に取り付けられ、X軸駆動機構(図示せず)によりX軸方向に移動可能となっている。複数の吸着ノズル16を備える搭載ヘッド部22は、それぞれの吸着ノズル16のノズル軸(吸着軸又はヘッド軸と称する)を中心に吸着ノズル16を回転させるθ軸回転駆動機構(回転駆動機構、又は、回転手段)42と、吸着ノズル16を回転軸方向である上下方向に駆動するZ軸駆動機構(軸方向駆動機構)44とを有し、θ軸回転駆動機構42及びZ軸駆動機構44が基台40に取付けられている。各吸着ノズル16のθ軸回転駆動機構42とZ軸駆動機構44とは、互いに独立しており、他の吸着ノズル16の動作に関係なく、回転又は昇降動作が可能となっている。
又、搭載ヘッド部22には、支持部材46を介して光学的検出器34が取付けられており、この光学的検出器34は、単一ビームであるレーザ光を保持された部品Pに対して投光する投光部36と、投光部36から投光された光を対向する位置で検出する受光部38とを有し、投光部36から受光部38に(複数の吸着ノズル16の並び方向に対して直交する向きに)光軸34Aを有し、これらは、光学的検出器34に固定された位置関係にある。受光部38は、点領域の光を感知する1個のポイントセンサから構成されている。
図10は、光学的検出器34を上方から見た場合の構成を示す模式図である。投光部36と受光部38は、光学的検出器34に対して固定されているが、吸着ノズル16のヘッド軸は、Z方向に移動及びθ方向に回転可能となっている。
光学的検出器34は、搭載ヘッド内壁22Aに設けられた孔を介して投光部36から単一ビームのレーザ光を照射し、そのレーザ光を受光部38にて受光でき、投光部36と受光部38との間に、吸着ノズル16により保持した部品Pを配置することで、光軸34A内に部品Pが有るか無いかを検出できるように構成されている。
次に、部品実装装置20の制御系の構成を図11に基づいて説明する。
制御系には、搭載ヘッド部22をX軸ガントリ24に沿ってX軸方向に移動させるX軸モータ50と、X軸ガントリ24をY軸ガントリ26に沿ってY軸方向に駆動して搭載ヘッド部22を同方向に移動させるY軸モータ52と、前記Z軸駆動機構44の駆動源を構成し、吸着ノズル16をZ軸方向(高さ方向)に昇降させるZ軸モータ54と、前記θ軸回転駆動機構42の駆動源を構成し、吸着ノズル16をそのノズル中心軸(ヘッド軸)を中心にして回転させるθ軸モータ56と、が含まれている。
又、この制御系には、光学検出器24の投光部36のレーザ投光及び受光部38のレーザ受光の制御を行なうレーザ投光/受光機構58と、部品認識カメラ30の部品認識装置(認識手段)60と、入出力手段62と、記憶装置64と、真空を発生し、バキュームスイッチ(図示せず)を介して各吸着ノズル16に真空の負圧を発生させるバキューム機構66と、これらを統括するメインコントローラ68とが含まれている。
部品認識装置60は、吸着ノズル16のそれぞれに保持された部品Pの画像認識を行なうもので、A/D変換器60A、メモリ60B及びCPU60Cからなり、保持された部品Pを撮像した部品認識カメラ30から出力されるアナログの画像信号をA/D変換器60Aによりデジタル信号に変換してメモリ60Bに格納し、CPU60Cがその画像データに基づいて保持された部品Pの吸着位置ずれ量と吸着角度ずれ量とを算出するように構成されている。
入出力手段62は、部品データ等のデータを入力するために用いられるキーボード62A及びマウス62Bと、部品データ、演算データ、及び、認識カメラで撮像した部品の画像等を表示するモニタ(表示装置)62Cとからなる。
記憶装置64は、フラッシュメモリ等で構成され、キーボード62Aとマウス62Bとにより入力された部品データ、あるいはホストコンピュータ(図示せず)から供給される部品データを格納するために用いられる。
メインコントローラ68は、部品実装装置20全体を制御するマイクロコンピュータ(CPU)、並びにRAM、ROM等から構成され、これに前記各駆動モータ50〜56や、レーザ投光/受光機構58等が接続され、それぞれを制御するようになっている。
なお、図11は、制御系の構成を示す図であるので、各要素の配置は必ずしも実際のものとは一致しておらず、例えば、吸着ノズル16は一つしか図示されていない。又、Z軸モータ54とθ軸モータ56とは、1個しか図示されていないが、装着される吸着ノズル16の数の分だけ設けられている。
次に、本発明に係る部品先端位置計測の手順について、図12及び図13のフローチャート、及び、図14に基づいて説明をする。図14は、この手順に対応し、下面に三角形状の凹部を有する部品P3の様子を示したものである。
まず、予め測定されている吸着ノズル16の先端位置であるヘッド軸下面、即ち保持された部品P3の上面を単一ビームのレーザ高さまでZ軸駆動機構44のZ軸モータ54を駆動して移動させる(S10)。具体的には、図14(A)に示すように、単一ビーム光の中心が、吸着ノズル16と部品P3との境界部に当たる位置に一致させる。なお、このとき受光部38からの、単一ビーム光は、吸着ノズル16と部品P3とに遮られているため受光部38の受光量はほぼ零の状態である。
次に、Z軸駆動機構44によりヘッド軸のZ軸方向の微小移動を繰り返し、部品P3が単一ビーム光を遮蔽しない位置(部品影なし位置)までヘッド軸を上昇させる(S20)。具体的には、図13のフローチャートに示される如く、Z軸駆動機構44のZ軸モータ54により吸着ノズル16の先端を例えば0.0125mmずつ上昇させ(S22)、そのつど受光部38の受光量が、所定の量になったか検出し、光軸34A内に部品P3が有るか無いか(部品影が有るか無いか)を判定する(S24)。
図14(B)に示される如く、単一ビーム光を遮蔽しない位置まで部品P3が上昇したら、θ軸回転駆動機構42によりヘッド軸を微小回転させ、吸着ノズル16に保持された部品P3を微小回転させる(S40)。即ち、受光部38の受光量変化に応じて、搭載ヘッド部22のθ軸回転駆動機構42により部品P3を微小回転させる。具体的には、θ軸回転駆動機構42のθ軸モータ56により例えば4度ずつ回転させる。次に、微小回転後、光軸34A内に部品が有るか無いか(部品影が有るか無いか)を判定する(S50)。
微小回転によって単一ビーム光を遮蔽する部品P3の部分がない場合で、且つ、まだ180度回転していなければ(S30)、再び部品P3を微小回転させ(S40)、図14(C)に示される如く、部品P3が回転して単一ビーム光を遮蔽する状態になるまで、微小回転(S40)を繰り返す。
図14(C)に示される如く、微小回転によって単一ビーム光を遮蔽する部品P3の部分が生じた場合、保持された部品P3が、図14(D)に示される如く、再び単一ビーム光を遮蔽しない状態になるまで再びステップS20の動作を行ってZ軸方向に微小移動させる。
ここまでの手順のうちステップS20やステップS40の動作を繰り返し、ヘッド軸が180度回転し、部品P3が180度回転した時点で単一ビーム光が遮蔽されることが無ければ計測を終了する(S30)。
ステップS30の時点での高さ、即ち、図14(E)に示される如く、保持された部品P3の先端位置を受光部38の受光量により検出し、メインコントローラ68のRAMに記憶する(S60)。
検出された部品P3の先端位置であるヘッド軸の現在位置と予め測定されている部品上面の高さ位置との差を部品P3の高さ方向(Z軸方向)の厚さHとする(S70)。具体的には、RAMに記憶された部品P3の先端位置のデータと予め測定されているヘッド軸下面高さデータとから、部品P3の厚さHを算出する。このように受光部38の受光量変化に応じて、θ軸回転駆動機構42及びZ軸方向駆動機構44による前記部品P3の回転及び軸方向駆動量を変化させ、保持された部品P3の先端位置を検出し、部品P3の厚さHを求める。
これにより、図6(A)(B)(C)などのような特殊形状の部品P3、P4、P5でも吸着ノズル16に保持された部品Pの先端位置を正確に計測でき、部品Pの厚さHを得ることができ、部品実装装置20をコンパクトにでき、コストダウンも図れる。又、単独のポイントセンサのON/OFFのみの判定に応じて適応的に回転及び軸方向駆動を行っているため、高速な生産タクトで正確に部品Pの先端位置を計測できる。
なお、図15に示される如く、通常の部品P1のように保持された部品P1の先端面が平らな場合、ステップ20で部品P1を上昇させ、単一ビーム光が、部品P1の先端部まで来たら、そこでステップS30、S40、S50を繰り返し、180度回転して計測が終了する。次に、ヘッド軸の現在位置を記憶し(S60)、厚さHを計算する(S70)。
なお、本実施形態では、搭載ヘッド部22に複数の吸着ノズル16が並設されているが、単一の吸着ノズルでもよい。この場合、複数の吸着ノズル間の位置関係を考慮する必要性が少なく、投光部36から受光部38への光軸34Aの向きは、X軸方向でもよい。
(第2実施形態)
次に、図16を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、光学的検出器35が第1実施形態と異なり、投光部37と受光部39とのペアが追加され、図16に示される如く、互いの光軸35A、35Bがほぼ直交しクロスビームとなるように配設されている。前記各光軸35A、35Bは、各吸着ノズル16の位置関係を考慮して、X軸方向又はY軸方向に対してほぼ45度の角度になり、図16に示される如く、各吸着ノズル16に対応した各光学的検出器35は、位置関係を考慮してX軸方向に並設されている。
θ軸回転駆動機構42及びZ軸駆動機構44の手順は、図12の場合とほぼ同じであるが、ステップ20に対応するステップでは受光部38、37の両ポイントセンサにおいて光軸上に部品Pが無いと判定される位置まで部品Pを上昇させ、ステップ50に対応するステップでは受光部38、37の両ポイントセンサにおいて、光軸上における部品Pの有無を判定し、ステップ30に対応するステップでは、部品Pを90度回転させたかを判定する。
投光部35と受光部37のペアを1つ増やすだけで、それほど周辺回路が複雑にならずとも、半分である90度回転で検出でき、生産タクト時間の短縮を図ることができる。
又、図16に示される如く、各光学的検出器35の各光軸35A、35BがX軸方向又はY軸方向に対してほぼ45度の角度になるように位置関係を考慮して各光学的検出器35がX軸方向に並設され、各吸着ノズル間の間隔を狭くでき、吸着ノズル16を搭載ヘッド部22に多数並設できるため、生産効率の向上を図ることができる。
なお、第2実施形態では、搭載ヘッド部22に複数の吸着ノズル16が並設されているが、単一の吸着ノズルでもよい。この場合、複数の吸着ノズル間の位置関係を考慮する必要性が少なく、例えば、図17に示される如く、光軸35Aの向きはY軸方向で、光軸35Bの向きはX軸方向でもよい。
従来の搭載ヘッド部における光学的検出器の構成を示す説明図 水平方向のラインセンサに対して垂直方向に部品を移動させた場合を示す説明図 垂直方向のラインセンサに対して、水平方向に部品を移動させた場合を示す説明図 ラインセンサにより計測された画像データの一例を示す模式図 特許文献3における特殊形状の部品がノズルに吸着されている一例を示す側面図 種々の特殊形状の部品の例を示す側面図 ラインセンサを用いた場合における特殊形状の部品の計測を示す側面図 第1実施形態に係る部品実装装置の概略を示す平面図 第1実施形態に係る搭載ヘッド部の概略を示す側面図 第1実施形態に係る光学的検出器の構成を示す模式図 第1実施形態に係る部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 第1実施形態に係る部品厚さ計測の手順を示すフローチャート ステップ20におけるサブルーチンを示すフローチャート 本発明による特殊部品の先端位置を測定する様子を示す説明図 本発明による通常部品の先端位置を測定する様子を示す説明図 第2実施形態に係る光学的検出器の構成を示す模式図 吸着ノズルが単一の場合の第2実施形態に係る光学的検出器の構成を示す模式図
符号の説明
20…部品実装装置
22…搭載ヘッド部
34…光学的検出器
36…投光部
38…受光部
42…θ軸回転駆動機構(回転駆動機構)
44…Z軸方向駆動機構(軸方向駆動機構)
S…基板
P…部品

Claims (2)

  1. 軸方向の先端に保持した部品を軸中心に回転させる回転駆動機構と軸方向に移動させる軸方向駆動機構とを有する搭載ヘッド部を備え、該搭載ヘッド部を平面方向に移動させ、保持した部品を基板に搭載する部品実装装置における部品厚さ計測方法において、
    前記部品実装装置上に設置された光学的検出器の単一ビームを投光する投光部と該投光部から投光された光を検出する受光部との間に前記部品を配置し、
    前記搭載ヘッド部の回転駆動機構及び軸方向駆動機構により前記部品の一方の端面が単一ビームの高さとなるまで前記部品を軸方向に移動させて該一方の端面の位置を測定した後、前記部品を軸方向に移動させ、前記受光部により単一ビームが検出されたら、前記部品を回転させ、前記部品を所定角度回転させても単一ビームが部品により遮蔽されなくなったら、前記部品の他方の端面の位置と判定して、前記部品の軸方向の厚さ求めることを特徴とする部品厚さ計測方法。
  2. 軸方向の先端に保持された部品を軸中心に回転させる回転駆動機構と軸方向に移動させる軸方向駆動機構とを有する搭載ヘッド部を備え、該搭載ヘッド部を平面方向に移動させ、保持された部品を基板に搭載する部品実装装置において、
    記部品に対して単一ビームを投光する投光部及び該投光部から投光された光を検出する受光部を有する光学的検出器と、
    該光学的検出器の投光部と受光部の間に前記部品を配置し、該受光部の受光量変化に応じて、前記回転駆動機構及び軸方向駆動機構によ前記部品の一方の端面が単一ビームの高さとなるまで前記部品を軸方向に移動させて該一方の端面の位置を測定した後、前記部品を軸方向に移動させ、前記受光部により単一ビームが検出されたら、前記部品を回転させ、前記部品を所定角度回転させても単一ビームが部品により遮蔽されなくなったら、前記部品の他方の端面の位置と判定して、前記部品の軸方向の厚さ求める手段と、
    を具備することを特徴とする部品実装装置。
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