JP4818341B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排ガス中の微粒子を捕集するフィルタを有し、過給機の可変ベーンの開度を変更することにより過給圧を制御する内燃機関の制御装置に関する。
従来のこの種の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この内燃機関は、可変ベーン付きの過給機を有するディーゼルエンジンであり、その排気通路には、排ガス中の粒子状物質であるPMを捕集するフィルタとして、DPFが設けられている。この制御装置では、DPFでのPM堆積量が所定量に達したときに、堆積したPMを燃焼・除去するためにDPFの再生が行われる。
このDPFの再生を行う際には、主トルクを発生させるための主燃焼と、主燃焼に先立つ予備燃焼を併用するとともに、過給機の可変ベーンの開度を、通常運転時よりも増大側に制御する。これにより、過給機のタービン仕事を少なくし、タービンでの熱損失を減少させ、排ガス温度をより上昇させることで、DPFの再生を効果的に行うようにしている。
一般に、可変ベーン付きの過給機では、過給圧のオーバーシュートやアンダーシュートに起因するもたつきや振動によるドライバビリティの悪化や、過度の過給を防止するために、可変ベーンの開度のリミット値があらかじめ設定されており、このリミット値により、可変ベーンの開度が厳しく制限されている。このため、上述した従来の制御装置のように、DPFの再生時、可変ベーンの開度を増大側に制御しようとしても、リミット値によって制限されてしまうため、排ガス温度を十分に上昇させることができず、その結果、DPFの再生を効果的に行うことができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、排ガス中の微粒子を捕集するフィルタの再生時に、過給機の可変ベーンの開度をフィルタの再生に適したより大きな開度に設定でき、それにより、フィルタの再生を効果的かつ適切に行うことができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
特開2005−42664号公報
この目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、内燃機関3から排出された排ガス中の微粒子を捕集するフィルタ(実施形態における(以下、本項において同じ)DPF13)を有するとともに、過給機(ターボチャージャ7)の可変ベーン7cの開度を変更することにより過給圧PBSTを制御する内燃機関の制御装置であって、内燃機関3の運転状態(エンジン回転数NE、アクセル開度AP)を検出する運転状態検出手段(クランク角センサ20、アクセル開度センサ25)と、検出された内燃機関3の運転状態に応じて、可変ベーン7cの開度(目標開度A_CMD)を設定するベーン開度設定手段(ECU2、図5のステップ33〜36、図8のステップ61)と、内燃機関3の運転状態に応じて、過給機の運転モードを、通常モードと、フィルタを再生するために、可変ベーン7cの開度を通常モードよりも開き側に制御する再生モードとのいずかに決定する運転モード決定手段(ECU2、図4、図9)と、設定された可変ベーン7cの開度を通常モードにおいて制限するための通常モード用の上限値(通常モード用のマップ値A_LMTHO)を記憶する通常モード用上限値記憶手段(ECU2、図11)と、設定された可変ベーン7cの開度を再生モードにおいて制限するための、通常モード用の上限値よりも大きな再生モード用の上限値(再生モード用のマップ値A_LMTHR)を記憶する再生モード用上限値記憶手段(ECU2、図12)と、決定された運転モードが再生モードのときに、上限値A_LMTHを再生モード用の上限値に設定する上限値設定手段(ECU2、図7のステップ54)と、内燃機関3の運転状態に応じて、設定された可変ベーンの開度を制限するための下限値A_LMTLを設定する下限値設定手段(ECU2、図7のステップ51)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の制御装置によれば、検出された内燃機関の運転状態に応じて、ベーン開度設定手段により、過給機の可変ベーンの開度が設定されるとともに、運転モード決定手段により、過給機の運転モードが、通常モードと、フィルタを再生するために、可変ベーンの開度を開き側に制御する再生モードとのいずかに決定される。また、設定された可変ベーンの開度を、通常モードにおいて制限するための通常モード用の上限値が、通常モード用上限値記憶手段に記憶されるとともに、再生モードにおいて制限するための、通常モード用の上限値よりも大きな再生モード用の上限値が、再生モード用上限値記憶手段に記憶されている。決定された運転モードが再生モードのときには、上限値設定手段により、上限値が再生モード用の上限値に設定される。また、内燃機関の運転状態に応じて、設定された可変ベーンの開度を制限するための下限値が設定される。
以上のように、本発明によれば、過給機の可変ベーンの開度を制限するための上限値として、通常モード用の上限値とそれよりも大きな再生モード用の上限値が互いに別個に設定・記憶されており、再生モード時には、再生モード用の上限値に設定される。このような上限値の設定により、再生モード時には、通常モード時と比較し、上限値による制限が緩和されることによって、可変ベーンの開度をフィルタの再生に適したより大きな開度に設定することができる。その結果、過給機におけるタービン仕事を少なくすることで、熱損失を十分に抑制し、排ガス温度を十分に上昇させることによって、フィルタの再生を効果的かつ適切に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、再生モード用の上限値は、可変ベーン7cがとり得る最大開度以上の値に設定されていること(図14)を特徴とする。
この構成によれば、再生モード用の上限値が上記のように設定されていることにより、再生モード時には、上限値による制限が実質的に解除されるので、可変ベーンの開度を、ベーン開度設定手段で設定された、内燃機関の運転状態に応じた開度に確実に設定でき、それにより、フィルタの再生を効果的に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、ベーン開度設定手段は、可変ベーン7cの開度を、運転モードが再生モードのときには、通常モードのときよりも大きな開度に設定すること(図5のステップ33、35)を特徴とする。
この構成によれば、再生モード時には、通常モード時と比較し、可変ベーンの開度が大きな開度に設定されるので、可変ベーンの開度は、上限値による制限を受けるか否かにかかわらず、常時、より大きな値に設定される。その結果、再生モードにおいて、フィルタの再生に最適な可変ベーンの開度を確実に得ることができ、フィルタの再生をより効果的かつ最適に行うことができる。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、ベーン開度設定手段は、再生モードおよび通常モードにおいて、可変ベーン7cの開度を互いに同じ開度に設定すること(図13のステップ72)を特徴とする。
この構成によれば、再生モードと通常モードにおいて、可変ベーンの開度が互いに同じ開度に設定されるので、その設定のためのマップなどを両モードにおいて共用でき、マッピングのための工数の削減を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内燃機関の制御装置について説明する。図1は、本発明を適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3を示している。また、図2に示すように、この制御装置1は、エンジン3の運転状態を表す運転パラメータに応じて、エンジン3の各種の制御処理を実行するECU2を備えている。
エンジン3は、車両(図示せず)に搭載された、例えば直列4気筒型のディーゼルエンジンであり、4組の気筒3aおよびピストン3b(1組のみ図示)と、クランクシャフト3cなどを備えている。このエンジン3には、クランク角センサ20が設けられている。このクランク角センサ20は、マグネットロータおよびMREピックアップで構成されており、クランクシャフト3cの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定クランク角(例えば6゜)ごとに出力される。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。また、TDC信号は、各気筒3aのピストン3bが吸気行程のTDC位置よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号であり、本実施形態のようにエンジン3が4気筒の場合には、クランク角180゜ごとに出力される。
エンジン3の各気筒3aには、燃料噴射弁4が設けられている(1つのみ図示)。各燃料噴射弁4の開弁時間および開弁タイミングはECU2によって制御され、それにより、燃料噴射量および燃料噴射タイミングが制御される。
エンジン3の吸気通路6には、上流側から順に、エアフローセンサ21、ターボチャージャ7、過給圧センサ22およびスロットル弁機構8が設けられている。エアフローセンサ21は、熱線式エアフローメータで構成されており、吸気通路6内を流れ、気筒3aに吸入される吸気(新気)の流量(以下「吸気量」という)QAを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
また、ターボチャージャ7は、吸気通路6のエアフローセンサ21よりも下流側に設けられたコンプレッサブレード7aと、排気通路11に設けられ、コンプレッサブレード7aと一体に回転するタービンブレード7bと、複数の可変ベーン7c(2つのみ図示)と、可変ベーン7cを駆動するベーンアクチュエータ7dなどを備えている。
このターボチャージャ7では、排気通路11を流れる排ガスによってタービンブレード7bが回転駆動されると、これと一体のコンプレッサブレード7aも同時に回転することによって、吸気を過給する過給動作が行われる。
また、可変ベーン7cは、ハウジングのタービンブレード7bを収容するハウジング(図示せず)の壁部に回動自在に取り付けられており、ベーンアクチュエータ7dに機械的に連結されている。可変ベーン7cの開度は、ECU2により、ベーンアクチュエータ7dを介して制御される。これにより、タービンブレード7bに吹き付けられる排ガス量が変化するのに伴い、タービンブレード7bおよびコンプレッサブレード7aの回転速度が変化することによって、過給圧が制御される。より具体的には、過給圧は、可変ベーン7cの開度が小さいほど、タービンブレード7bに吹き付けられる排ガス量が多くなることで、より大きくなるとともに、可変ベーン7cが全開状態のときに、ほぼ値0(無過給状態)になる。
過給圧センサ22は、コンプレッサブレード7aのすぐ下流側に配置されており、過給圧PBSTを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
スロットル弁機構8は、スロットル弁8aおよびこれを駆動するTHアクチュエータ8bなどを備えている。スロットル弁8aは、吸気通路6内に回動自在に設けられている。THアクチュエータ8bは、モータと減速ギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものである。スロットル弁8aの開度は、ECU2により、THアクチュエータ8bを介して制御され、それにより、スロットル弁8aを通過する吸気量が制御される。
また、エンジン3には、EGR装置10が設けられている。このEGR装置10は、気筒3aから排気通路11に排出された排ガスの一部を吸気通路6側に還流させるものである。EGR装置10は、吸気通路6のスロットル弁8aよりも下流側と排気通路11のタービンブレード7bよりも上流側との間に接続されたEGR通路10aと、このEGR通路10aを開閉するEGR制御弁10bなどで構成されている。
EGR制御弁10bは、そのリフトがリニアに変化するリニア電磁弁で構成されている。ECU2が、EGR制御弁10bを介して、EGR通路10aの開度を変化させることにより、排ガスの還流量すなわちEGR量が制御される。
一方、排気通路11のタービンブレード7bよりも下流側には、排ガスを浄化する浄化装置として、DPF13が設けられている。
DPF13は、排ガス中の微粒子(PM)を捕集するものである。DPF13に捕集され、堆積したPMは、後述する再生モードにおいて、燃焼・除去され、それにより、DPF13が再生される。
さらに、ECU2には、大気圧センサ23から大気圧PAを表す検出信号が、外気温センサ24から外気温TAを表す検出信号が、アクセル開度センサ25から、車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、それぞれ出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、前述した各種のセンサ20〜25の検出信号などに応じて、エンジン3の運転状態を判別するとともに、判別した運転状態に応じて、ターボチャージャ7による過給圧の制御処理を含む各種の制御処理を実行する。
ECU2は、本実施形態において、ベーン開度設定手段、運転モード決定手段、通常モード用上限値記憶手段、再生モード用上限値記憶手段、上限値設定手段、および下限値設定手段に相当する。
図3は、ECU2によって実行される過給圧制御処理のメインフローを示している。この過給圧制御処理では、エンジン3の運転状態に応じて過給圧PBSTが制御されるとともに、DPF13を再生する際には、可変ベーン7cの開度を開き側に制御することで、過給圧PBSTが減少側に制御される。以下、このようにDPF13の再生のために可変ベーン7cを開き側に制御するターボチャージャ7の運転モードを「再生モード」、それ以外の運転モードを「通常モード」という。本処理は、所定の周期(例えば10msec)で実行される。
本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、エンジン3の運転状態に応じて、ターボチャージャ7の運転モードを決定する。
図4は、この決定処理のサブルーチンを示している。まずステップ11では、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、図9の運転領域マップに従って、エンジン3が運転領域Aにあるか否かを判別する。なお、燃料噴射量TBASEは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、算出される。
図9に示すように、この運転領域Aは、エンジン3が低回転で、かつ燃料噴射量TBASE(負荷)が比較的大きいため、DPF13へのPMの堆積量が非常に少なく、DPF13の再生を要しない領域に相当する。したがって、ステップ11の答がYESで、エンジン3が運転領域Aにあるときには、再生ステータスSTS_DPFOPを「1」に設定する(ステップ12)とともに、ターボチャージャ7の運転モードを通常モードに決定し、そのことを表すために、再生モードフラグF_TURBOPを「0」にセットし(ステップ13)、本処理を終了する。
上記ステップ11の答がNOのときには、エンジン3が、図9の運転領域Bにあるか否かを判別する(ステップ14)。この運転領域Bは、エンジン3が中高回転で、かつ燃料噴射量TBASEが比較的大きいため、DPF13の再生が必要であるものの、ターボチャージャ7の可変ベーン7cの開度を開き側に制御することなく、DPF13を自然再生することが可能な領域に相当する。したがって、ステップ14の答がYESで、エンジン3が運転領域Bにあるときには、再生ステータスSTS_DPFOPを「2」に設定する(ステップ15)とともに、ターボチャージャ7の運転モードを通常モードに決定し、前記ステップ13において再生モードフラグF_TURBOPを「0」にセットした後、本処理を終了する。
上記ステップ14の答がNOのときには、エンジン3が運転領域Cにあるか否かを判別する(ステップ16)。この運転領域Cは、上記の運転領域Bよりも燃料噴射量TBASEが小さく、自然再生のみではDPF13の再生が困難であるため、可変ベーン7cの開度を開き側に制御した状態で、DPF13を再生すべき領域に相当する。したがって、ステップ16の答がYESで、エンジン3が運転領域Cにあるときには、再生ステータスSTS_DPFOPを「3」に設定する(ステップ17)とともに、ターボチャージャ7の運転モードを再生モードに決定し、そのことを表すために、再生モードフラグF_TURBOPを「1」にセットした(ステップ18)後、本処理を終了する。
上記ステップ16の答がNOのときには、エンジン3が運転領域Dにあるか否かを判別する(ステップ19)。この運転領域Dは、上記の運転領域Cよりもさらに燃料噴射量TBASEが小さいため、可変ベーン7cを開き側に制御することに加え、ポスト噴射を併用することによって、DPF13を再生すべき領域に相当する。したがって、ステップ19の答がYESで、エンジン3が運転領域Dにあるときには、再生ステータスSTS_DPFOPを「4」に設定する(ステップ20)とともに、前記ステップ18に進んで、再生モードフラグF_TURBOPを「1」にセットし、本処理を終了する。
上記ステップ19の答がNOのとき、すなわちエンジン3が運転領域Eにあるときには、燃料噴射量TBASEが非常に小さいため、可変ベーン7cの開き側への制御とポスト噴射に加え、スロットル弁を閉じ側に制御し、混合気をよりリッチ側に制御することによって、DPF13を再生すべきと決定する。このため、再生ステータスSTS_DPFOPを「5」に設定する(ステップ21)とともに、前記ステップ18に進んで、再生モードフラグF_TURBOPを「1」にセットし、本処理を終了する。
図3に戻り、前記ステップ1に続くステップ2では、可変ベーン7cの基本目標開度A_CMD_BASEを算出する。
図5は、この算出処理のサブルーチンを示している。まずステップ31では、検出された大気圧PAおよび外気温TAに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、基本目標開度の環境補正値A_ENVを算出する。次に、再生モードフラグF_TURBOPが「1」であるか否かを判別する(ステップ32)。
この答がNOで、ターボチャージャ7の運転モードが通常モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、通常モード用の基本目標開度マップ(図示せず)を検索することによって、通常モード用のマップ値A_MAPOを算出する(ステップ33)。そして、算出したマップ値A_MAPOに、ステップ31で算出した環境補正値A_ENVを加算することによって、基本目標開度A_CMD_BASEを算出し(ステップ34)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ32の答がYESで、ターボチャージャ7の運転モードが再生モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、再生モード用の基本目標開度マップ(図示せず)を検索することによって、再生モード用のマップ値A_MAPRを算出する(ステップ35)。このマップ値A_MAPRは、上述した通常モード用のマップ値A_MAPOよりも、全体として大きな値に設定されている。そして、算出したマップ値A_MAPRに環境補正値A_ENVを加算することによって、基本目標開度A_CMD_BASEを算出し(ステップ36)、本処理を終了する。
図3に戻り、そのステップ3では、ステップ2で算出した基本目標開度A_CMD_BASEを補正するためのフィードバック補正値A_FBを算出する。
図6は、この算出処理のサブルーチンを示している。まずステップ41では、フィードバック制御フラグF_FBが「1」であるか否かを判別する。このフィードバック制御フラグF_FBは、通常モードおよび再生モードのそれぞれにおいて、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEがそれぞれの所定の範囲にあるときに、過給圧のフィードバック制御の実行条件が成立しているとして、「1」にセットされるものである。
このステップ41の答がNOで、フィードバック制御の実行条件が成立していないときには、フィードバック補正値A_FBを0に設定し(ステップ42)、本処理を終了する。
ステップ41の答がYESのときには、大気圧PAおよび外気温TAに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、目標過給圧の環境補正値P_ENVを算出する(ステップ43)。
次に、再生モードフラグF_TURBOPが「1」であるか否かを判別する(ステップ44)。
この答がNOで、ターボチャージャ7の運転モードが通常モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、通常モード用の目標過給圧マップ(図示せず)を検索することによって、通常モード用のマップ値P_MAPOを算出する(ステップ45)。そして、算出したマップ値P_MAPOに、ステップ43で算出した環境補正値P_ENVを加算することによって、目標過給圧P_CMDを算出する(ステップ46)。
一方、前記ステップ44の答がYESで、ターボチャージャ7の運転モードが再生モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、再生モード用の目標過給圧マップ(図示せず)を検索することによって、再生モード用のマップ値P_MAPRを算出する(ステップ47)。そして、算出したマップ値P_MAPRに環境補正値A_ENVを加算することによって、目標過給圧P_CMDを算出する(ステップ48)。
次に、前記ステップ46または48で算出された目標過給圧P_CMDに対して、リミット処理を行う(ステップ49)。このリミット処理は、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、所定のマップ(図示せず)から、過給圧の上限値P_LMTHを検索するとともに、算出した目標過給圧P_CMDが上限値P_LMTHよりも大きいときに、目標過給圧P_CMDを上限値P_LMTHに設定することによって、行われる。
次に、上述したようにして算出した目標過給圧P_CMDと、過給圧センサ22で検出された過給圧PBSTに応じ、可変ベーン7cの目標開度のフィードバック補正値A_FBを算出し(ステップ50)、本処理を終了する。このフィードバック補正値A_FBの算出は、過給圧PBSTが目標過給圧P_CMDに収束するよう、例えばPIDフィードバック制御によって行われる。
図3に戻り、前記ステップ3に続くステップ4では、可変ベーン7cの目標開度を制限するためのリミット値(下限値および上限値)を算出する。
図7は、この算出処理のサブルーチンを示している。まずステップ51では、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、図10に示す下限値マップを検索することによって、目標開度の下限値A_LMTLを算出する。この下限値マップは、通常モードと再生モードの間で共用されるものであり、同図に示すように、下限値A_LMTLは、全体としては0〜20%の範囲に設定され、エンジン回転数NEが高いときに大きな値に設定されている。
次に、再生モードフラグF_TURBOPが「1」であるか否かを判別する(ステップ52)。
この答がNOで、ターボチャージャ7の運転モードが通常モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、図11に示す通常モード用の上限値マップを検索することによって、通常モード用のマップ値A_LMTHOを求め、上限値A_LMTHとして設定する(ステップ53)。その後、本処理を終了する。
一方、上記ステップ52の答がYESで、ターボチャージャ7の運転モードが再生モードのときには、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、図12に示す再生モード用の上限値マップを検索することによって、再生モード用のマップ値A_LMTHRを求め、上限値A_LMTHとして設定した(ステップ54)後、本処理を終了する。
図11と図12の比較から明らかなように、この再生モード用のマップ値A_LMTHRは、通常モード用のマップ値A_LMTHOと比較して、同じエンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに対し、全体としてより大きな値に、すなわち可変ベーン7cの目標開度に対する制限が緩和されるように設定されている。
図3に戻り、前記ステップ4に続くステップ5では、可変ベーン7cの最終的な目標開度A_CMDを算出する。
図8は、この算出処理のサブルーチンを示している。まずステップ61では、前記ステップ2で算出した基本目標開度A_CMD_BASEに、前記ステップ3で算出したフィードバック補正値A_FBを加算することによって、可変ベーン7cの目標開度A_CMDを算出する。
次に、ステップ62以降において、算出された目標開度A_CMDに対するリミット処理を行う。具体的には、目標開度A_CMDが、ステップ51で算出した下限値A_LMTLよりも小さいか否かを判別する(ステップ62)。この答がYESで、A_CMD<A_LMTLのときには、目標開度A_CMDを下限値A_LMTLに設定する(ステップ63)。
前記ステップ62の答がNOのときには、目標開度A_CMDが、ステップ53または54で算出した上限値A_LMTHよりも大きいか否かを判別する(ステップ64)。この答がYESで、A_CMD>A_LMTHのときには、目標開度A_CMDを上限値A_LMTHに設定し(ステップ65)、本処理を終了する。一方、ステップ64の答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じて、ターボチャージャ7の運転モードを、DPF13を再生するための再生モードと、それ以外の通常モードとのいずれかに決定する。また、可変ベーン7cの目標開度の上限値A_LMTHを、通常モード時には、より小さな通常モード用のマップ値A_LMTHOに設定し(図7のステップ53)、再生モード時には、より大きな再生モード用のマップ値A_LMTHRに設定する(ステップ55)。したがって、再生モードでは、上限値A_LMTHによる制限が緩和されることで、DPF13の再生に適したより大きな可変ベーン7cの目標開度A_CMDが確保される。
また、可変ベーン7cの基本目標開度A_CMD_BASEを、通常モード時には、より小さな通常モード用のマップ値A_MPAOに基づいて設定し(図5のステップ33)、再生モード時には、より大きな再生モード用のマップ値A_MPARに基づいて設定する(ステップ35)。したがって、可変ベーン7cの目標開度A_CMDは、再生モード時には、上限値A_LMTHによる制限を受けるか否かにかかわらず、常時、通常モード時よりも大きな値に設定される。
以上の結果、再生モード時には、可変ベーン7cの目標開度A_CMDを、DPF13の再生に最適な、より大きな開度に設定でき、それにより、ターボチャージャ7のタービン仕事を少なくすることで、熱損失を十分に抑制し、排ガス温度を十分に上昇させることによって、DPF13の再生を効果的かつ最適に行うことができる。
図13は、本発明の第2実施形態による可変ベーン7cの基本目標開度A_CMD_BASEの算出処理を示しており、この算出処理は、前述した図5の算出処理に代えて実行される。そのステップ71では、図5のステップ31と同様にして、大気圧PAおよび外気温TAに応じ、環境補正値A_ENVを算出する。
次に、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じ、通常モードと再生モードに共通の基本目標開度マップ(図示せず)を検索することによって、マップ値A_MAPを算出する(ステップ72)。そして、算出したマップ値A_MAPに、ステップ71で算出した環境補正値A_ENVを加算することによって、基本目標開度A_CMD_BASEを算出し(ステップ73)、本処理を終了する。
以上のように、この第2実施形態では、可変ベーン7cの基本目標開度A_CMD_BASEを設定するための基本目標開度マップが、通常モードと再生モードの間で共用されるので、そのマッピングを実験結果などに基づいて行う際の工数を削減することができる。
図14は、再生モード用の上限値マップの別の例を示している。同図に示すように、この上限値マップでは、再生モード用のマップ値A_LMTHRは、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEにかかわらず、一定の100%に設定されている。このような設定により、再生モードでは、上限値A_LMTHによる制限が実質的に解除されるので、可変ベーン7cの目標開度A_CMDを、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEに応じた基本目標開度A_CMD_BASEに基づく値に確実に設定することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ターボチャージャ7の運転モードの決定や、可変ベーン7cの基本目標開度A_CMD_BASEの設定、上限値A_LMTHの設定などを、エンジン回転数NEと燃料噴射量TBASEに応じて行っているが、これに代えて、エンジン3の運転状態を表す他の適当なパラメータに応じて行うことが可能である。
また、図14に示した再生モード用の上限値マップでは、マップ値A_LMTHRを、エンジン回転数NEおよび燃料噴射量TBASEにかかわらず、一定の100%に設定しているが、可変ベーン7cがとり得る最大開度以上である限り、他の値を採用してもよい。
さらに、実施形態は、本発明を車両用のディーゼルエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、船舶用などの各種の内燃機関にも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明を適用した内燃機関の構成を概略的に示す図である。 制御装置の概略構成を示すブロック図である。 過給圧制御処理を示すメインフローである。 再生モードの判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 基本目標開度の算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 フィードバック補正値の算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 リミット値の算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 目標開度の算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 再生モードの判定処理で用いられる運転領域マップである。 リミット値の算出処理で用いられる下限値マップである。 リミット値の算出処理で用いられる通常モード用の上限値マップである。 リミット値の算出処理で用いられる再生モード用の上限値マップである。 第2実施形態による基本目標開度の算出処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図12とは別の例による再生モード用の上限値マップである。
符号の説明
1 制御装置
2 ECU(ベーン開度設定手段、運転モード決定手段、通常モード用上限
値記憶手段、再生モード用上限値記憶手段、上限値設定手段、下限値設定手段
3 内燃機関
7 ターボチャージャ(過給機)
7c 可変ベーン
13 DPF(フィルタ)
20 クランク角センサ(運転状態検出手段)
25 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
PBST 過給圧
NE エンジン回転数(内燃機関の運転状態)
AP アクセル開度(内燃機関の運転状態)
A_CMD 目標開度(可変ベーンの開度)
F_TURBOP 再生モードフラグ
A_LMTHO 通常モード用のマップ値(通常モード用の上限値)
A_LMTHR 再生モード用のマップ値(再生モード用の上限値)
A_LMTH 目標開度の上限値
A_LMTL 目標開度の下限値

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出された排ガス中の微粒子を捕集するフィルタを有するとともに、過給機の可変ベーンの開度を変更することにより過給圧を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    当該検出された内燃機関の運転状態に応じて、前記可変ベーンの開度を設定するベーン開度設定手段と、
    前記内燃機関の運転状態に応じて、前記過給機の運転モードを、通常モードと、前記フィルタを再生するために、前記可変ベーンの開度を前記通常モードよりも開き側に制御する再生モードとのいずかに決定する運転モード決定手段と、
    前記設定された可変ベーンの開度を前記通常モードにおいて制限するための通常モード用の上限値を記憶する通常モード用上限値記憶手段と、
    前記設定された可変ベーンの開度を前記再生モードにおいて制限するための、前記通常モード用の上限値よりも大きな再生モード用の上限値を記憶する再生モード用上限値記憶手段と、
    前記決定された運転モードが前記再生モードのときに、前記上限値を前記再生モード用の上限値に設定する上限値設定手段と、
    前記内燃機関の運転状態に応じて、前記設定された可変ベーンの開度を制限するための下限値を設定する下限値設定手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記再生モード用の上限値は、前記可変ベーンがとり得る最大開度以上の値に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ベーン開度設定手段は、前記可変ベーンの開度を、前記運転モードが前記再生モードのときには、前記通常モードのときよりも大きな開度に設定することを特徴とする、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記ベーン開度設定手段は、前記可変ベーンの開度を、前記再生モードおよび前記通常モードにおいて互いに同じ開度に設定することを特徴とする、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
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