JP4817794B2 - 天然ガス水和物の移送方法とその装置 - Google Patents

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本発明は、圧力レベルの異なる系への天然ガス水和物の移送に関するもので、例えば、54ataの高圧と5℃程度の常温近傍の温度に保持されている天然ガス水和物を、常圧で−20℃の雰囲気に保持されている貯槽や造粒機に連続的、かつ直接的に移送する方法とその装置に関する。
一般的に天然ガスの輸送形態として、液化天然ガス(以下、LNGという)の形で行われているが、この方法では極低温(−162℃)に保持する必要があることから、この極低温を保持する手段と移送する手段に問題がある。近年、このLNGの持つ本質的な問題を解決するために、天然ガス水和物(ガスハイドレート、以下、NGHという)が注目されており、中でも、ハンドリングの容易性や分解に対する抵抗性などの面から、NGHを球形(直径が10〜50mm程度)などのペレット状に成型して保管し、輸送することが提案されている。
LNGは、単位体積当たりの容積減少率が大きい(天然ガスの元の体積の1/600)が、沸点が著しく低いため、−162℃という極低温に保って輸送する必要がある。従って、温度コントロールを誤ると急激に気化し、爆発する危険性もある。
一方、NGHは、単位体積当たりの容積減少率がLNGに比べ小さい(天然ガスの元の体積の1/170)が、LNGのように−162℃の液体として維持し続けるための多くの冷却エネルギーを投入する必要がなく、−20〜−10℃程度の冷却温度に保ちながら輸送できる特徴を有している。更に、NGHは自己保存効果、つまり、NGHの分解と同時に解凍潜熱でNGH表面が氷で包まれることにより、分解が抑制される効果を有していることから、常圧で前記−20〜−10℃の温度においてほとんど分解しないが、常温では穏やかに分解する特性を持っていおり、この特性を利用して安定的に貯蔵できる利点がある。
NGHの製造工程においては、生成容器内に水を収容し、例えば、圧力を54ata、温度を5℃に保持し、この水と天然ガスと接触させることによってNGHスラリーを生成し、その後脱水し、粉末状のNGHが得られる。しかしながら、このNGH粉末はそのままでは充填密度が小さく、しかも前記のように高圧の雰囲気を必要とするので、保存することが困難である。そこで、保存に適した状態や形状とするために、常圧・低温(例えば、大気圧、−20℃)に保持されている貯槽で保存したり、ペレット状に成形される。
また、NGH製造工程では、高圧の原料ガスは、原料水と共に生成容器に供給され、0℃程度の温度で、高圧下(例えば、54ata)で水和反応を行うが、この際、原料水中に原料ガスをバブリングする方式や、原料ガス雰囲気中に原料水を噴霧させる方式が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2000−302701号公報 特開2000−256226号公報
前記特許文献1、2に記載されたNGHの製造方法によると、NGHは水より比重が小さいので生成容器内の水面付近に浮上して水を含んだNGH層を形成するので、これを分離回収している。
ここで、回収されるNGHは外観上、粉末であるが、その含水濃度によっては遠心分離機やスクリュープレス機等による脱水処理が必要となり、また、NGHのハンドリングを考慮すると粉末状よりはペレット状の方が好ましい。すなわち、何れもNGHスラリーの後処理が必要であり、その方法や、後処理する際に高圧状態のNGHを脱圧する方法等が考慮されていない。
また、前記特許文献1によると、高圧の生成容器から回収されたNGHを常圧の貯蔵容器に送る前に冷却容器で冷却してから脱圧するようにしているが、この方式では冷却容器中の気相部分に溜まった高圧の天然ガスを放出しなくてはならない。そこで通常は、この放出ガスを回収し、NGH製造原料ガスとしてリサイクルするための付帯設備(ガスホルダー、コンプレッサー、高圧配管、バルブ等)が必要となり、そのための動力も余分に掛かるという問題がある。
本発明は、前記の問題を解決するために考案されたものであり、特に高圧で運転されるNGH製造装置で生成した高濃度のNGHや既に高圧下で脱水されたNGH粉末を常圧下で貯蔵若しくはペレット成形する場合に、前記放出ガスを発生することなく、しかも連続的に移送するための方法と装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明は、次のように構成されている。
1)高圧下において水と天然ガスを反応させて製造されたガスハイドレートをスクリュー式移送装置によって低圧の帯域に移送する方法において、前記スクリュー式移送装置の移送終端部に移送されるガスハイドレートの吐出を阻止又はガスハイドレートに抵抗を与えることによって一時的に圧密化し、この圧密化されたガスハイドレートによってバレル内の圧力を、高圧下に保持することを特徴としている。
2)高圧下に保持されているガスハイドレートを低圧の帯域に移送する装置において、前記移送装置は、一端にガスハイドレートの供給口を配設したバレルと、このバレル内に支持されているスクリュー軸とからなるスクリュー式移送装置であって、前記バレルの終端あるいは終端に続く部分に吐出口を開口した閉止壁体が設けられ、前記吐出口は弁装置によって開閉可能に構成され、更に、前記スクリュー軸の先端部と前記閉止壁体との間に、所定の容量を有する加圧室が形成されており、前記弁装置を開閉操作することによって前記加圧室内のガスハイドレートを一時的に滞留させることによって、前記スクリュー式移送装置を経由して移送する間に供給側の高圧を保持しながら低圧の帯域側にガスハイドレートを放出するように構成されていることを特徴としている。
本発明は、特殊な圧力保持機能を持つスクリュー式移送装置1を使用し、前記スクリュー式移送装置内のスクリュー軸の先端部とバレルの終端部との間に加圧室を形成し、この加圧室内に被移送物であるNGH粉末を一旦閉じ込め、その押圧力によってその部位を高圧にするものであり、これにより、NGH粉末自体にシール性が生じ、バレル内を高圧に保持できる。さらに、弁装置を間欠的に動作することによって、バレル内でのNGH粉末は高圧のままで、加圧室から常圧の貯槽等へのNGH排出量を増減することができる。従って、前記の放出ガスの発生はなく、放出ガスをリサイクルするための付帯設備やその動力も不要となる。
さらに、本発明においては、スクリュー式移送装置のバレル外周に冷却ジャケットを配置しているので、NGH粉末を移送する際に発生する熱を除去できると同時に、NGH粉末が自己保存効果を発揮する低温まで任意に冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係るスクリュー式移送装置1を使用して高圧の雰囲気に保持されているNGH粉末nを、低圧の雰囲気に保持されている次工程、例えば貯槽やペレット成型工程に、前記高圧状態を保持しながら連続的に移送するための移送装置の概略図を示している。
(移送装置)
図1において、1は本発明に係るスクリュー式移送装置であって、バレル10とスクリュー軸11で構成され、このスクリュー軸11の先端部とバレル10の閉止壁30との間に本発明の特徴である加圧室2が形成され、この加圧室2に隣接して減圧室3がバルブ9を介して形成されている。
そして図示しないNGH製造工程から移送されてきた高圧(初期圧P1)を持つNGH粉末nは、NGH供給管路4を経由して前記スクリュー式移送装置1に供給され、後述する特殊構造を持つスクリュー軸11によって加圧されながら加圧室2内に押込みながら移送される。
この加圧室2内にNGH粉末nが移送された段階では加圧室2内の圧力は図2(B)のように前記初期圧P1より高圧に加圧されている。一方、前記減圧室3は、加圧室2の閉止壁30に開口されている吐出口13を開閉するバルブ装置16を設けたバルブ室であり、このバルブ装置16の動作によって前記吐出口13から排出されるNGH粉末nの吐出量を、バルブ9の押圧力(逆圧)によって制限して前記加圧室2内の圧力を調整し、保持する機能を持っている。
前記移送装置1の供給口より初期圧P1で供給されたNGH粉末nは、この移送装置1を構成するスクリュー軸11と、加圧室2と、減圧室3の一連の作用によって二次圧P2に減圧されてNGH貯槽6に送出される。この二次圧P2は本発明においてはNGHの自己保存効果を奏する圧力である常圧を意味している。
(スクリュー式移送装置)
図2(A)と図3に示すように、NGH粉末nを移送するスクリュー式移送装置1は、バレル10と、このバレル10内に回転可能に嵌挿されたスクリュー軸11と、バレル10に隣接して配置された減圧室3を有している。そして、このスクリュー式移送装置1は、バレルの終端あるいは終端に続く部分に吐出口13を開口した閉止壁体30が設けられており、前記スクリュー軸11の先端部分と前記閉止壁体との間に加圧室2が形成されており、吐出口13に設けられた弁装置の開閉によってNGHを一時的に加圧室2に滞留させるように構成されている。
図2(A)に示すように前記スクリュー軸11は小径部S1と中径部S2と大径部S3で構成されており、小径部S1は供給口12の位置に配置されるNGH粉末nの導入部で、フライトFの高さが他に比較して高くなっており、NGH粉末nの単位移送量の多い大移送容積部V1が形成されている。
中径部S2は、スクリュー軸11の小径部S1と大径部S3との中間に配置され、前記小径部S1から前記大径部S3にかけてその軸径が次第に拡大するように形成されており、NGH粉末nの単位移送量を次第に減少される中移送容積部V2が形成されている。
大径部S3は、前記スクリュー軸11の先端部から中径部S2の手前に形成され、フライトFとスクリュー軸11との間隙が他に比較して最も狭くなっており、NGH粉末nの単位移送量が最も少ない小移送容積部V3が形成されている。
そして、前記スクリュー式移送装置1は、NGH粉末nを移送しながら冷却する手段として、冷却ジャケット15を有し、ブラインタンク(不図示)とブラインポンプ(不図示)とを経由して循環するブラインによって、前記NGH粉末nを−20℃程度に冷却保持する。この温度制御手段として冷却ジャケット15の他に、例えばスクリュー軸11の内部を2重又は多重構造とし何れか一方の間隙にブラインを循環してもよく、また、前記冷却ジャケット15と組合わせて用いてもよい。
図3においてスクリュー式移送装置1の供給口12に供給されたNGH粉末nは、前記供給口12の位置に配置される小径部S1に設けられたフライトFとそのスクリュー軸11とバレル10とに仕切られたNGH粉末nを移送する移送容積部V1に収容され、前記スクリュー軸の回転に伴って中径部S2領域へ移送される。小径部S1は移送が主であるので、被搬送物であるNGH粉末nの粉体圧Pは余り上昇しない。
次に、前記小径部S1から中径部S2に移送されるNGH粉末nは、該中径部S2のスクリュー軸11の直径が次第に大きくなると共に、更にバレル10との間隙が狭くなることによって移送容積部V2が圧縮されてNGH粉末n自体の圧力Pは上昇していくが、このときのNGH粉末n自体の圧力Pは前記初期圧P1よりも低く、この前記初期圧P1の高圧ガスの連通を遮断するまでには至らない。
前記中径部S2で圧縮・加圧されて移送されるNGH粉末nは、大径部S3のスクリュー軸11のバレルとの間隙に狭持されると共にその単位移送量が大きく減少される小移送容積V3に押込まれる。そして前記中径部S2から押込まれるNGH粉末nと、大径部S3にて狭持されることによる圧密とによってNGH粉末n自体の圧力Pは上昇を続け、大径部S3の中央から先端部にかけて初期圧P1を超える。
そして、前記大径部S3で初期圧P1よりも高く昇圧されたNGH粉末nは加圧室2に押込まれるが、バルブ装置16のバルブ9の押圧力(逆圧)によってNGHの吐出量が制限されており、前記加圧室2内の圧力は初期圧P1よりも高圧となるように調整され、保持されている。前記加圧室2において被搬送物であるNGH粉末nは滞留し、初期圧P1よりも高圧(P3〜P4)である圧密体を形成する。
前記圧密体が初期圧P1よりも高圧(P3〜P4)となって、供給口12に供給されるNGHの初期圧P1が低圧側(常圧:二次圧P2)に抜けるのを阻止しており、このような効果を発揮する“マテリアルシール”が安定的に形成され保持される。
前記マテリアルシールは、スクリュー式移送装置1の稼動初期には不十分であるので、バルブ9により吐出口13を閉止しており、加圧室の圧力センサーB1と、減圧室の二次圧力センサーB2の圧力を検出して、前記NGHの圧密体の圧力が一定となるようにバルブ装置16の押圧力を調整している。また、前記各々の圧力センサーB1、B2によって、吐出口13側の圧力が常圧よりも上昇した場合に吐出口13を閉止し、初期圧P1の高圧ガスが減圧室3に流出するのを防ぐことができる。
また、加圧室2内においては、スクリュー式移送装置1に供給されたNGH粉末nは初期圧P1よりも高圧である圧密体を形成し、加圧室2の吐出口13から吐出するため、ペレタライザー等のペレット成型工程によって成型されたNGHペレットと同様に固形化されているため、ペレット成型工程を省略することができる。
(スクリュー式移送装置の他の実施例)
図4に示すスクリュー式移送装置1は、そのスクリュー軸11の先端部に、加圧室2に形成されるNGH粉末nの圧密体を更に強圧する押圧手段を設けたものである。前記押圧手段は、押圧部材がスクリュー軸11の先端部で突入自在なピストン17を形成している。
前記ピストン17は、スクリュー軸11の先端から突出することによって加圧室2内の容積に変化を与え、NGH粉末nの圧密体の形成を促進するので、圧密体の突出量を調整することによってNGHの加圧力に変化を与える。そして、スクリュー軸11の回転と、前記ピストン17の突出量と、バルブ9の稼動量の一体的な制御によって初期圧P1より高圧の圧密体を素早く形成することができる。
図5に示すスクリュー式移送装置1は、加圧室2の一部がベローズ管18により形成されたものであり、このベローズ管18に高圧流体を送込んでベローズ管は膨張され、前記加圧室2の容積に変化を与え、この加圧室2内に形成される圧密体の圧力Pを昇圧するものである。
図6に示すスクリュー式移送装置1は、2基のスクリュー式移送装置1を対向に使用し、該スクリュー式移送装置の吐出口13を対向させて配置し、前記2基のスクリュー式移送装置の払出口14はバルブ装置16を中央に配置した状態に構成されている。また、それぞれのスクリュー式移送装置1に設けたモーターM1とM2は、各々速度調整ができる。
2基のスクリュー式移送装置1が並列にNGH粉末nを高圧(初期圧P1)から低圧
(常圧:二次圧P2)に圧力差を遮断しながら移送するので、常圧下にある後工程にNGHを供給する供給量を増やすことができる。
図7に示す実施例においては、第1のスクリュー式移送装置の吐出口13に、第2のスクリュー式移送装置の供給口12を連結管20を介して直列に配置した状態に構成されている。第1のスクリュー式移送装置におけるマテリアルシールと、第2のスクリュー式移送装置におけるマテリアルシールとからなる2重シール構造が圧力差を遮断するので、スクリュー式移送装置の動作が容易となり、NGHの移送量を多くすることができる。
(加圧室の変形について)
本発明は、スクリュー式移送装置のスクリュー軸をバレルの長さより短縮し、前記スクリュー軸の先端部とバレルの終端との間に加圧室2を形成した点に特徴があるが、この部分は、ある意味においてはNGHが通過する際の抵抗を付与する区域として作用するものである。従って、この加圧室内に複数個の球体などを充填して通過するNGHに抵抗を与えることができる。
また、この球体の代えて、多数のスリットを開口した抵抗板を1枚あるいは複数枚、NGHに抵抗を与えるような状態に配置することによって、この部位で図2(B)に示した圧力の変化のグラフの高圧部分を安定して発生させるように構成することもできる。
(ガス漏れ防止容器)
図8は本発明に係るNGHのスクリュー式移送装置1を耐圧容器内に設けた概略図である。
図8において、スクリュー式移送装置1は耐圧密閉容器25内に、その配管と共に配置されている。また、前記耐圧密閉容器55はガス排気管(不図示)により漏れ出したガスを逃がすように構成されている。
耐圧密閉容器25内にスクリュー式移送装置1を配置することで、安全性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るNGH移送装置の概略構成図である (A)スクリュー式移送装置の一部切断断面図である。(B)スクリュー式移送装置の圧力線図である スクリュー式移送装置の一部切断断面拡大図である スクリュー式移送装置の他の例の一部切断断面拡大図である スクリュー式移送装置の他の例の一部切断断面拡大図である スクリュー式移送装置の他の例の一部切断断面拡大図である スクリュー式移送装置の他の例の一部切断断面拡大図である スクリュー式移送装置の他の実施形態を示す概略構成図である
符号の説明
n NGH粉末 P NGH粉末の圧力
F フライト M モーター
B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7 圧力センサー
P1 初期圧 P2 二次圧
S1 小径部 S2 中径部
S3 大径部 V1 大移送容積
V2 中移送容積 V3 小移送容積
1 スクリュー式移送装置 2 加圧室
3 減圧室 4 NGH供給管路
5 排出管路 6 貯槽
7 低圧ヘッダ 8 管路
9 バルブ 10 バレル
11 スクリュー軸 12 供給口
13 吐出口 14 放出口
15 冷却ジャケット 16 バルブ装置
17 ピストン 18 ベローズ管
19 シリンダ装置 20 連結管
21 払出バンカ 25 ガス漏れ防止容器
26 受入容器 30 閉止壁

Claims (6)

  1. 高圧下において水と天然ガスを反応させて製造されたガスハイドレートを低圧の帯域に移送する方法において、
    スクリュー式移送装置がガスハイドレートを圧密しながら加圧室まで移送し、弁装置の開閉により、該加圧室に前記ガスハイドレートを滞留させ、滞留した前記ガスハイドレートを弁装置の押圧力によりさらに圧密化し、圧密化された前記ガスハイドレートのマテリアルシールによって前記スクリュー式移送装置のバレル内の圧力を、高圧下に保持することを特徴とするガスハイドレートの移送方法。
  2. 高圧下において水と天然ガスを反応させて製造されたガスハイドレートを低圧の帯域に移送する移送装置において、
    ガスハイドレート移送装置が連通する前記スクリュー式移送装置と、減圧室とからなり、前記スクリュー式移送装置がバレルと、該バレル内に回転可能に挿嵌され、フライトを備えたスクリュー軸とからなり、前記バレル終端に加圧室を設け、前記減圧室が前記加圧室と連通する吐出口を設け、
    圧密されたガスハイドレートを、前記加圧室に滞留させ、押圧力によって圧密化し、ガスハイドレートのマテリアルシールによって前記バレル内を高圧下に保持するように前記吐出口に間欠的に動作する弁装置を設けたことを特徴とするガスハイドレート移送装置。
  3. スクリュー式移送装置の加圧室に臨むスクリュー軸の先端部に、前記加圧室内に突出及び後退する体積変化部材が設けられ、前記ガスハイドレートをさらに圧密化するように、前記体積変化部材の前後移動によって前記加圧室内の加圧状態を変化するように構成されたことを特徴とする請求項2記載のガスハイドレート移送装置。
  4. 前記弁装置がガスハイドレートの吐出量を、ガスハイドレートを圧密化する押圧力によって制限することを特徴とする請求項2又は3に記載のガスハイドレート移送装置
  5. 前記スクリュー式移送装置を形成するバレルの外周面にジャケットが形成されており、このジャケット内に冷媒を循環させて冷却し、供給されたガスハイドレートが排出されるまでに、常圧近傍の圧力において安定して保持できる程度の低温に冷却するように構成したことを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載のガスハイドレート移送装置。
  6. 前記スクリュー式移送装置を形成するスクリュー軸は、ガスハイドレートの供給部側から加圧室側に向かってガスハイドレートを圧密化するよう、軸形状、フライト形状、及びフライトピッチが構成されていることを特徴とする請求項2乃至のいずれか1項に記載のガスハイドレート移送装置。
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