JP4817775B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
従来、複数の機器が接続されているネットワークシステムにおいて、各機器の操作履歴をユーザが利用する場合、機器内で個別に保持されている操作履歴がアクセスしたユーザに提示される。そして、ユーザがその操作履歴から必要に応じて選択した操作履歴を操作アクションとして再び繰り返して実行する仕組みを提供するものが存在する。
また、操作履歴をネットワークのサーバ等において集中管理し、ユーザが特定の操作を行うことで、ユーザに対して個別の機器に対応する履歴情報、或いは時系列的に蓄積した複数の機器に対応する操作履歴情報を提示する。そして、ユーザにより必要に応じて選択された操作履歴を、操作アクションとして再び繰り返して実行する仕組みを提供するものも存在する(例えば、特許文献1参照)。
上記の何れの場合にも、個別の機器の操作履歴を記憶し、必要に応じてその操作履歴を操作アクションとして実行することで、頻繁に行われる操作等に対してユーザ操作の負荷を少なくする手段として操作履歴が用いられている。
また、ネットワークシステムに接続されている複数の機器について、各機器の操作履歴を用いて、複数機器の連携操作を可能にする技術も幾つか開示されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特許文献2には、ユーザの機器から他の機器に対する操作履歴と、他の機器から当該機器に送られたデータに対する反応タイミングや頻度、時間等、その時の、ユーザの状況を合わせて記録することが開示されている。更に、現在のユーザの状況より、ユーザの機器から他の機器に対してデータ送信を要求するタイミングであると判定した場合に、前もって、ユーザの操作履歴を操作アクションとして実行することが開示されている。
また、特許文献3には、複数の機器の連携操作アクションとして実行する仕組みが開示されている。ネットワークシステムにおける各機器の操作情報を蓄積し、同時に、当該操作情報を機器相互にやり取りする仕組みと、同一時間帯に行われた他の機器の操作情報と蓄積された操作情報について、関連した操作の履歴として抽出する。そして、その結果を他の機器と相互にやり取りし、機器において、解釈された結果を関連操作履歴としてユーザに提示し、その結果、ユーザにより選択された連携操作についてそれぞれの機器に送信するものである。
特開2004−185612号公報 特開2004−199667号公報 特開2004−185607号公報
しかしながら、上述したネットワークシステムでは、ネットワークに接続している複数の機器で蓄積された操作履歴について、厳密な機器間の連携操作として、操作アクションを実行することは不可能であった。
例えば、ネットワークに接続している個別の機器について、個別の操作履歴を保持している場合に、ユーザが機器間の連携操作を、操作履歴を用いて行うには、個別の操作履歴について選択を行い、操作アクションとして実行する必要がある。その結果、操作のタイミングが履歴の基となったユーザ操作と異なることで、厳密な繰り返しの操作アクションとならないばかりか、複数の機器について、交互に操作が必要な操作等については、同じ操作を操作履歴より再現することが不可能であった。
更に、特許文献1では、ユーザへの操作履歴情報の提示や操作履歴を利用した繰り返しの操作アクションの実行を集中管理された一箇所で行うことができる。また、複数の機器間において交互に操作された履歴についても、再現できるという利点はある。
しかし、複数の機器に対する操作履歴に基づいた操作アクションについては、連携操作とする根拠が過去に時系列的に連続して行われた操作にある。そのため、たまたまユーザによって行われた全く関係の無い独立した操作についてさえ、機器間に関連した連携操作の履歴として処理が行われる。その結果、ユーザに対して誤った操作履歴として提示してしまうばかりか、有効な操作履歴として利用できないという問題点があった。
更に、特許文献2では、特定のユーザの状況が発生することで、ユーザが特に操作を行わなくても操作履歴を利用した操作アクションが実行できると言う利点がある。しかし、上述の例と同様に、複数の機器に対する操作履歴の操作アクションを行う場合においては、操作アクションを行うタイミングの決定が正確に行われない。或いは、複数の機器間に連携する蓄積された操作履歴に基づく操作アクションが正しく行われなかった場合には、ネットワークシステムにおいて、全く無駄な通信トラフィックを発生させてしまう。その上、ユーザに対しても、不必要な課金など不利益を与えてしまうという問題点が存在していた。
更に、特許文献3では、複数の機器間における、実際のユーザ操作が、操作された時間帯を基準として、関連する操作履歴として蓄積され、利用されるために、やはり、厳密な機器間の操作履歴の関連付けが不可能となる問題点が存在していた。
例えば、同じ時間帯に行われた操作であっても、一連の機器間に連携した操作の間に、ユーザによってたまたま行われた関係の無い機器に対する操作や映画の視聴の前後に行うような、長い時間を跨いだ複数の操作については、不正確な操作履歴となる。その結果、ユーザに対して履歴情報を提示したとしても、繰り返しの操作アクションとして利用価値の無いものとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ユーザは更なる操作を行うことなく、過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行が指示され、ユーザ操作の負荷を低減させることを目的とする。
本発明は、過去の通信の状況を示す情報と、当該過去の通信の前に行われた操作を示す情報と、当該過去の通信の後に行われた操作を示す情報とを関連付けて保持する保持手段と、操作を示す情報を取得する第1の取得手段と、前記第1の取得手段で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致するかを判定する第1の判定手段と、通信の状況を示す情報を取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致するかを判定する第2の判定手段と、前記第1の取得手段で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得手段で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報に基づいて前記過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行を指示する指示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明によれば、情報処理装置にて実行させる情報処理方法であって、保持手段が、過去の通信の状況を示す情報と、当該過去の通信の前に行われた操作を示す情報と、当該過去の通信の後に行われた操作を示す情報とを関連付けて保持する保持工程と、第1の取得手段が、操作を示す情報を取得する第1の取得工程と、第1の判定手段が、前記第1の取得工程で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致するかを判定する第1の判定工程と、第2の取得手段が、通信の状況を示す情報を取得する第2の取得工程と、第2の判定手段が、前記第2の取得工程で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致するかを判定する第2の判定工程と、指示手段が、前記第1の取得工程で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得工程で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報に基づいて前記過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行を指示する指示工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは更なる操作を行うことなく、過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行が指示され、ユーザ操作の負荷を低減させることができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態におけるネットワークシステムの構成の一例を示す図である。図1において、101はDTV装置(デジタルテレビジョン)である。102はHDR装置(ハードディスクレコーダ)である。103はDVD装置(Digital Versatile Disc)である。104はリモコン装置である。105はDSC装置(デジタルスチルカメラ)である。106はDVC装置(デジタルビデオカメラ)である。107はDMS装置(ドキュメントマネジメントシステム)である。これらの機器は、それぞれネットワーク108に接続されている。109はネットワーク管理装置であり、ネットワーク108上に流れる各機器の操作情報や機器間に流れるデータの情報を管理することで、本発明による操作履歴を利用した様々なサービスを実現するものである。
ここで、101〜107の機器は、それぞれ単独或いは相互に接続されることにより、様々な機能を実現するものである。例えば、DVD装置103は、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)をDTV装置101に表示し、DVD装置103への操作を可能としている。また、リモコン装置104によるユーザ操作を受け付けることにより、機器の存在する場所や機器自身の持つUIに限定されない利便性をユーザに提供している。
ここで、図1に示す複数の機器101〜107で行われた操作や機器間で行われた通信をネットワーク管理装置109が関連付けて一連の通信関連操作履歴情報として管理する方法について説明する。
図2は、ネットワーク管理装置109においてネットワーク上の各機器の操作に関する情報を短期的に取得し、記録した操作履歴情報を示す図である。図2に示すように、操作履歴情報201としては、機器ID、時間情報、操作対象ID、操作対象種類情報、操作コマンド、操作コマンドオプションなどの情報が含まれる。機器IDは、どの機器の操作情報であるかを示す識別情報であり、時間情報は、操作が行われた時間である。操作対象IDは、操作の対象となったオブジェクトの識別情報であり、種類情報は、操作の対象となったオブジェクトの種類を示す情報である。操作コマンドは、操作を示すコマンド情報であり、操作コマンドオプションは、操作コマンドに付随して使用されたオプション情報である。
図3は、ネットワーク管理装置109においてネットワーク上の通信状況に関する情報を短期的に取得し、記録した通信状況履歴情報を示す図である。図3に示すように、通信状況履歴情報301には、送信機器ID、受信機器ID、時間情報、通信対象ID、通信対象種類、通信種類などの情報が含まれる。送信機器IDは、通信の送信先機器を示す識別情報であり、受信機器IDは、通信の受信先機器を示す識別情報である。時間情報は、通信の行われた時間であり、通信対象IDは、通信されたオブジェクトの識別情報である。通信対象種類情報は、通信されたオブジェクトの種類を示す情報であり、通信種類は、通信自体の種類を示す情報である。
まず、上述の操作履歴情報及び通信状況履歴情報を取得し、これらより、行われた通信に関連する機器で、通信されたデータに関連した一連の操作のみを抽出し、通信関連操作履歴情報として蓄積する処理について説明する。
図4は、ネットワーク管理装置109における履歴情報の抽出及び蓄積に関する処理を示すブロック図である。図4において、401は通信状況情報であり、ネットワーク管理装置109で検出された通信状況情報(図3に示す301)の一つである。402は通信前一連操作履歴情報であり、通信が開始された際に、この通信前にネットワーク管理装置109で検出された一連の操作情報の履歴情報(図2)である。403は通信後一連操作履歴情報であり、この通信が終了した後、ネットワーク管理装置109で検出された一連の操作情報の履歴情報(図2)である。
404は通信関連操作履歴抽出部であり、通信前一連操作履歴情報402、通信後一連操作履歴情報403、通信状況情報401から後述する時間範囲設定部で設定された時間範囲内の通信に関連する操作履歴情報のみを抽出する。405は時間範囲設定部であり、予め定められた通信の行われた前後における時間範囲を設定する。
406は通信関連操作履歴情報蓄積部であり、通信関連操作履歴抽出部404で抽出された操作履歴情報を通信開始前の操作履歴情報及び通信終了後の操作履歴情報と通信状況履歴情報に分類する。407は同一履歴判定部であり、通信開始前の操作履歴情報と同一の履歴情報が、既に蓄積されている通信に関連した操作履歴情報の中に存在するか否かを判定する。また、判定の結果、途中まで同じ操作履歴については階層化し、分類して蓄積するように構成されている。
408は通信前操作履歴情報であり、通信関連操作履歴情報蓄積部406で分類され、同一履歴判定部407で判定された通信開始前の操作履歴情報である。409は通信状況履歴情報、410は通信後操作履歴情報であり、共に通信関連操作履歴情報蓄積部406で分類された履歴情報である。
ここで、図5を用いて、ネットワーク管理装置109における通信関連操作履歴抽出部404による通信関連操作履歴の抽出処理について説明する。この処理は、一つの通信が終了し、その通信に対応する通信状況情報301の一つを取得してから、時間範囲設定部405で設定されている時間が経過した後、通信状況情報301及び操作履歴情報201に基づいて行われる処理である。
図5は、第1の実施形態における通信関連操作履歴の抽出処理を示すフローチャートである。まず、ステップS501において、通信状況情報301の一つを取得する。次に、ステップS502において、操作履歴を限定するために通信が行われた前後の特定の時間範囲を設定する。そして、ステップS503において、通信状況情報に基づき、その通信に関連する機器の操作履歴のみを取得する。次に、ステップS504において、その通信の情報内容と関連する、通信が行われた前の操作履歴情報を取得する。そして、ステップS505で、先に限定された範囲において、操作履歴の残りが存在するか否かを判定する。ここで、存在する場合はステップS504に戻り、更に前のこの通信の情報内容と関連する操作履歴を取得する。
また、ステップS505で、通信の前に存在する、この通信に関連する操作履歴が全て取得されとステップS506へ進み、この一連の操作履歴情報を時間順に配置し、通信前操作履歴情報とする。次に、ステップS507において、ステップS506で作成した通信前操作履歴を、既に蓄積されている通信前操作履歴情報と比較する。そして、ステップS508で、同一の操作履歴が既に存在している場合には、この処理を終了する。
また、同一の操作履歴が存在していない場合にはステップS509へ進み、操作履歴を既に存在している通信前操作履歴情報と共に階層化して保存する。次に、ステップS510において、ステップS509で保存した通信前操作履歴に対応付けた形で、ステップS501で取得した通信状況履歴を保存する。そして、ステップS511では、ステップS502、S503で限定された、通信が行われた後の、通信の情報内容と関連する操作履歴情報を取得する。そして、ステップS512で、先に限定された範囲において、残りの操作履歴が存在するか否かを判定する。ここで、存在する場合にはステップS511に戻り、次の通信の情報内容と関連する操作履歴を取得する。
また、ステップS512で、関連操作を全て取得するとステップS513へ進み、ステップS511で取得した一連の操作履歴情報を時間順に配置し、通信後操作履歴として、ステップS510で保存した通信状況情報履歴に対応付けた形で保存する。そして、この処理を終了する。
このように、通信状況履歴情報及び操作履歴情報を相互に関連付けて管理することで、互いの履歴情報に基づき、関連する履歴情報を抽出することが可能となる。
図6は、通信状況履歴(図3)の一つである通信状況履歴Cの通信が行われた際の時間近傍におけるネットワーク上で検出された各機器の操作及び通信状況を時間順に記述した図である。図6において、601〜608及び610〜616は、操作が行われた対象の機器名、操作が行われた時間情報、操作の対象物情報、操作の対象物種類情報などを保持する操作履歴である。609は、通信の送信元機器情報、通信の受信元機器情報、通信の行われた時間情報、通信された対象物情報、通信された対象物の種類情報などを保持する通信状況履歴である。
ここで、図6に示す通信状況履歴の元となる通信が行われ、通信終了から時間範囲設定部405で設定された時間が経過したとすると、図5に示す通信関連操作履歴の抽出処理が開始される。
この抽出処理が開始されると、ステップS501において、図6に示す通信状況履歴Cを取得する。次に、ステップS502で、通信状況履歴Cの元となる通信の開始時間並びに終了時間を基準として設定された時間範囲に基づき操作履歴を取得する時間範囲を設定する。ここでは、ネットワーク上で検出された各機器の操作履歴のうち通信開始前の一定の時間範囲並びに通信終了後の一定の時間範囲に存在する操作履歴情報の対象範囲を設定する。この結果、図6に示す操作履歴のうち上述した時間による対象範囲外となる601及び602がこの通信に関連する操作履歴情報から除外される。
次に、ステップS503において、この通信に関連する機器の情報を通信状況履歴より取得し、ここでは、この通信は機器Aから機器Bに送られた通信であることが判明する。この結果、図6に示す操作履歴のうち機器A及び機器B以外の操作履歴情報である603、604、608、及び611がこの通信に関連する操作履歴情報から除外される。
次に、ステップS504、S505の処理が繰り返され、該通信に関連する機器のうち操作対象が通信対象と一致する操作で、且つ、この通信より前に行われたもののみを順次取得する。この処理の結果、605、606、及び607の操作履歴を取得する。そして、ステップS506において、ステップS504で取得した操作履歴を時間順に並べて、仮の通信前操作履歴を作成する。
次に、ステップS507において、既に蓄積されている通信前操作履歴と、ステップS506で作成した仮の通信前操作履歴とを比較する。そして、ステップS508において既に同一となる一連の通信前操作履歴が存在している場合には、処理を終了する。また、同一のものが存在していない場合にはステップS509へ進み、個々の操作情報毎に階層化して、通信前操作履歴として保存する。
次に、ステップS510において、ステップS501で取得した通信状況履歴を、ステップS509で保存した通信前操作履歴に対応付けられた通信状況履歴として保存する。そして、ステップS511、S512の繰り返しでは、この通信に関連する機器のうち、操作対象が通信対象と一致する操作で、且つ、この通信より後に行われたもののみを順次取得する。この処理の結果、612、615、及び616の操作履歴を取得し、ステップS513において、先の保存された通信状況履歴に対応付けられた通信後操作履歴として保存し、この処理を終了する。
図7は、図5に示す抽出処理が終了後、図6に示す情報から抽出され、保存された通信関連操作履歴を示す図である。また、図8は、図7に示す通信関連操作履歴の記述を簡略化すると共に、途中まで同じ操作履歴となる他の通信関連操作履歴を階層表示により合体した図である。即ち、機器Aにおける操作AAという操作で、操作対象がABで、且つ、操作対象種類が1である操作801を先頭に持つ操作履歴を階層化したものである。また、図7に示す抽出された通信関連操作履歴は、図8では801、803、804、808、813、814、及び815として記述され、蓄積される。
即ち、管理する履歴情報が増加しても、操作の情報や通信状況情報の細分化を逐次行うことで、従来は同じ操作や通信として扱われていた動作について、新たな対応付けが可能となる。
次に、図9を用いて、ネットワーク管理装置109で蓄積されている通信関連操作履歴情報を用いて操作アクションを実行する処理について説明する。この処理は、既に通信関連操作履歴情報が蓄積されている状態でネットワーク上で検出される操作情報について、この通信関連操作履歴情報と比較し、条件が一致した場合に、この通信関連操作履歴情報を用いて行われる処理である。
図9は、第1の実施形態における操作アクションの実行に関する処理を示すブロック図である。図9において、操作履歴情報一致判定部902が、ネットワーク上で検出された操作情報901と既に蓄積されている通信前操作履歴情報903とを比較し、一致しているか否かを判定する。ここで、一致していると判定した場合には、更に通信状況履歴情報一致判定部907が、通信実行部904で通信された通信状況情報908と既に蓄積されている通信状況履歴情報905及び906とを比較し、一致しているか否かを判定する。ここでも一致していると判定した場合には、操作アクション実行部909が、通信後操作履歴情報910に基づいて操作アクションを実行し、操作アクション発行部911が操作アクションの発行を行う。
図10は、操作履歴に基づいて操作アクションを実行する処理を示すフローチャートである。この処理は、ネットワーク管理装置109において、ネットワーク上で操作情報が検出された際に、その操作情報に基づいて行われる処理である。
まず、ステップS1001において、操作履歴情報一致判定部902がネットワーク上で検出された操作情報901を取得する。そして、ステップS1002において、ネットワーク管理装置109に蓄積されている通信前操作履歴情報903とステップS1001で取得した操作情報901との比較を行う。次に、ステップS1003で、その比較結果を判定し、一致していない場合には、この処理を終了する。
また、ステップS1003で、一致していると判定した場合にはステップS1004へ進み、一致した操作情報901が通信前操作履歴情報903の最終段であるか否かを判定する。ここで、最終段ではない場合にはステップS1005へ進み、次の操作情報を取得する。そして、ステップS1006では、ステップS1002と同様に、既に蓄積されている通信前操作履歴情報903の次段の操作履歴情報との比較を行う。そして、ステップS1007において、一致していない場合にはステップS1002に戻り、初段の通信前操作履歴情報との比較を行う。また、ステップS1007で、一致していると判定した場合にはステップS1004に戻り、最終段か否かを判定し、最終段でない場合には、ステップS1005〜S1007の処理を繰り返す。
一方、ステップS1004において、一致した操作情報901が、既に蓄積されている通信前操作履歴情報903と最終段まで一致していると判定した場合にはステップS1008へ進む。ステップS1008では、新たに発生した通信状況情報908と蓄積されている通信状況情報905との比較を行う。そして、ステップS1009で、通信状況が一致していると判定した場合にはステップS1010へ進み、操作アクションを実行する。また、ステップS1009で、一致していないと判定した場合には、この処理を終了する。
ここで、ネットワークシステムにおいて、実際に図11に示す操作1101〜1103が行われ、その結果、通信状況1104が発生した場合を例に挙げて図10に示す処理を説明する。
まず、操作情報1101をネットワーク管理装置109が検出した時点で、この処理が開始され、ステップS1001で操作情報1101を取得し、ステップS1002では、蓄積されている通信関連操作履歴(図8に示す801)との比較を行う。次に、ステップS1003で、一致していると判定し、ステップS1004へ進み、最終段ではないためにステップS1005へ進む。このステップS1005では、次に行われた操作情報1102を取得し、ステップS1006で、次段の操作履歴情報(図8に示す802、803)との比較を行う。そして、ステップS1007で、一致していると判定し、ステップS1004に戻り、再びステップS1005で操作情報1103を取得する。
次に、ステップS1006で、次段の操作履歴情報(図8に示す804、805)との比較を行い、ステップS1007で、一致していると判定し、ステップS1004に戻り、ここでは、最終段であるためにステップS1008へ進む。このステップS1008では、新たに行われた通信の通信状況1104と、通信状況履歴(図8に示す808)との比較を行い、ステップS1009で、一致していると判定し、ステップS1010へ進み、操作アクションを実行する。
上述のように、操作の同一性を検出することで、後に行われる操作を特定し、繰り返し行われる操作に関して、通信後の操作を操作アクションにより実行することができる。
また、通信状況履歴情報に基づく通信の同一性を判定することで、関連する機器の操作履歴に基づく連携操作を、より正確に抽出することが可能となり、適切な操作アクションを実行できる。
このように、通信状況履歴情報を利用することで、時間的に離れた操作履歴についても、関連する機器の連携操作を確実に抽出することが可能となり、確実に操作アクションを実行できる。
図12は、図10に示すステップS1010の処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1201において、この操作アクションを実行する際に利用した蓄積された通信関連操作履歴の通信後操作履歴を取得する。次に、ステップS1202では、取得した通信後操作履歴より、個々の操作履歴情報を読み込み、ステップS1203で、ネットワーク上に操作アクションとして発行する。ステップS1204では、通信後操作履歴に存在する操作履歴情報を全て処理したか否かを判定し、処理していなければ、ステップS1202〜S1204の処理を繰り返し、通信後操作履歴に存在する操作履歴情報を全て操作アクションとして発行する。
ここで、図11に示す操作及び通信状況が発生した場合には、図10に示すステップS1010での操作アクションを実行、即ち、図12に示す処理を開始する。そして、図8に示す通信関連操作履歴に基づいて、対応付けられた通信後操作履歴情報として、813、814、及び815を読み込み、ステップS1203でそれぞれ操作アクションとしてネットワーク上に発行する。
図13は、図11に示す操作及び通信状況が発生した場合に、図12に示す処理によりネットワーク上に発行される操作アクションを示す図である。この例では、図13に示す1301〜1303が操作アクションとして発行される。即ち、この操作アクションは、通信後操作履歴として蓄積されている図8に示す813〜815の操作である。
このように、第1の実施形態によれば、ネットワークシステムにおいて、通信を伴い、且つ、通信の前後に様々な操作を伴うネットワーク上の機器で行われる操作と、その通信状況に基づいて通信に関連した機器の操作のみを抽出し、蓄積することができる。そして、蓄積した通信関連操作履歴情報を利用することで、通信前の操作や通信状況が一致した操作については、それ以降の操作をユーザが行うことなく、ネットワーク管理装置109が操作アクションとして発行することができる。
尚、第1の実施形態では、通信前の操作情報及び通信状況の両方が一致した際に、通信後の操作を操作アクションとして発行したが、例えば通信前の操作情報のみの一致により、操作アクションの発行を行うように構成しても良い。
また、通信前の操作情報及び通信状況の両方が一致した際に、通信後の操作を操作アクションとして発行したが、通信対象情報の一致条件について通信対象情報のカテゴリ種類等の一致とすることで、操作アクションを発行するようにしても良い。このような構成にすることで、厳密には異なる通信対象であっても、同じ種類の通信対象情報については、同様の操作アクションを実現でき、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、一連の操作情報より、通信に関連した操作情報のみを抽出する際に、操作情報の一致を抽出条件としたが、これを操作の意味や目的を抽象化した表現により記述し、その一致により抽出条件としても良い。
また、抽象化した表現として、通常機器の操作を表す動詞表現、例えば「表示する」、「蓄積する」、「削除する」などの表現を用いることで特定の機器の操作情報によらず、ユーザがその記述を解析する際に分かり易い表現とすることができる。
また、機器の限定を機器の種類やカテゴリの一致とすることで、メーカーの異なる詳細な操作が異なる機器間においても操作の意味や目的が一致している場合には、他の機器に対する同じ目的を伴う操作アクションを発行できるようにしても良い。
また、ネットワークに接続されている全ての機器について、詳細な操作情報が取得可能としたが、セキュリティ上の制約などにより、特定の機器について詳細な操作情報の取得が困難である場合には、これだけに限らない。即ち、機器から取得する操作情報を抽象化された情報により取得し、同時に、その機器については、取得した抽象化された操作情報を操作アクションとして当該機器に発行し、具体的な操作を実行可能な構成としても良い。このような構成とすることで、セキュリティ上の制約を回避しつつ、履歴情報の一致による操作アクションを行うことが可能となる。
また、通信の状況として一つの機器から一つの機器への通信を想定し、その通信に関連する機器として、これら2つの機器に限定しているが、通信は1対多或いは多対多などの通信を想定しても良い。その場合には、更に多くの機器を対象とした操作履歴情報の抽出を行うことが可能となる。
また、行われた操作と、抽出され蓄積された操作履歴情報との一致、或いは通信状況の一致が判定された場合に、その操作履歴情報における通信後操作履歴情報を用いてユーザの操作の代わりに操作アクションを発行する構成としている。しかし、操作履歴とは別に用意された操作アクションを関連付けて、その操作アクションを発行するように構成することも可能である。
また、ネットワークシステム上において行われた操作及び通信状況を取得し、蓄積するために、各種の処理を行うネットワーク管理装置を特に配置したが、これはネットワーク上に存在する任意の機器がその機能を実装しても良い。また、複数の機器が連携してその機能を発現する構成としても良い。
また、蓄積した通信関連操作履歴情報について不動のものとしたが、これを時間の経過により更新する仕組みを持たせても良い。即ち、ネットワークシステム上で検出した操作について、通信関連操作履歴情報と同一のものが存在し、比較した通信関連操作履歴情報が古い場合は、新たに検出した操作を履歴として再登録する。これにより、同じ操作でも新たな操作アクションを発行できるように、更新することが可能となる。
また、操作情報や通信状況情報に付随する時間情報を、通信関連操作履歴情報を抽出する際の、関連する操作の範囲を限定するための時間範囲を決めるために使用したが、時間帯情報の一致を検出することで、通信との関連性を抽出する構成にしても良い。このような構成にすることで、操作が行われる時間帯によって通信後の操作履歴情報が異なるものであっても、これを独立した通信関連操作履歴情報として蓄積することができる。ネットワークシステムにおいて、再び同じ操作が行われた場合でも、当該操作が行われた時間帯によって異なる操作アクションを発行することが可能となる。
また、ユーザの習慣的な使用状況に基づく、適切、且つ、より正確な、通信と関連する操作情報を提供することができる。
また、一致を判定する基準を緩和し、抽象化された通信状況履歴情報及び操作履歴情報との比較が行われるため、ユーザが行う同様な通信を伴う操作については同様の操作アクションを発行可能となる。
また、ユーザの操作の目的等に応じて、操作アクションを実行する条件を、より厳密にしたり、また異なる操作に対しても同様な操作アクションを実行させたり、変化させることが可能となる。
また、特定の機器に対する操作情報の取得が困難な場合においても、或いはシステムが特定の機器に対するアクセス権を持たない場合にも、操作に関する情報を、抽象化された情報として管理し、操作アクションの指示を行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。第1の実施形態では、通信関連操作履歴情報及び行われた通信と、ネットワークシステム上で再び検出された操作情報及び通信状況情報との一致により、通信後の操作履歴情報を特定し、操作アクションを発行する構成としていた。
第2の実施形態では、個別の機器内において行われた操作が過去の操作履歴情報と一致しているか否かを判定し、一致していた場合は、一致している操作情報のネットワーク上への送信を抑制する。そして、続いて発生した通信に、その通信が、蓄積されている通信関連操作履歴情報に存在する操作情報と一致した操作によることを示す付加情報を付けて送る。また、ネットワーク管理装置においても、ネットワークシステム上で発生した通信にその付加情報があるか否かを判定し、付加情報が存在した場合には、その付加情報より、蓄積された通信前操作履歴情報のうち特定の通信前操作履歴を特定する。これにより、通信に関連する繰り返し行われる操作については、ネットワーク上に流さないようにすることができる。
ここで、図14を用いて、第1の実施形態の処理に加えて、ネットワークシステム上に存在する個々の機器内部においても自機と関連する通信に関連した操作について操作履歴として抽出し、蓄積する第2の実施形態の処理について説明する。
図14は、個別機器内部で自機と関連する通信に関連した操作について操作履歴として抽出及び蓄積する処理を示すブロック図である。図14に示す1401〜1410までは、第1の実施形態で説明した図4に示す401〜410のネットワーク管理装置109での処理と同様であり、その説明は省略する。
図14において、1411〜1416は個別機器内部の処理である。1411は機器の内部において、1401、1402の一連の通信前操作履歴情報及び通信状況情報のうち、1412で予め定められた通信の行われた前の時間範囲内で、その通信に関連する操作履歴情報のみを抽出する抽出部である。
1416は機器の内部において、抽出部1411で抽出された操作履歴情報について、1415の通信開始前の操作履歴情報、1416の通信状況情報に分類し、それぞれ時間順に蓄積する蓄積部である。また、1415の通信開始前の操作履歴情報では、1414の判定部で同一履歴が、既に蓄積されている通信に関連した操作履歴情報の中に存在するか否かを判定し、途中まで同じ操作履歴については、階層化して分類し、蓄積する。
図15は、機器の内部において抽出され、蓄積された通信関連操作履歴を示す図である。また、図16は、図15に示す通信関連操作履歴の記述を簡略化すると共に、途中まで同じ操作履歴となる他の通信関連操作履歴を階層表示により合体したものである。即ち、機器Aにおける操作AAという操作で、操作対象がABで、且つ、操作対象種類が1である操作1601を先頭に持つ操作履歴は、全てこの階層木に含まれる。
次に、図17を用いて、ネットワークシステム上の個別機器において、既に蓄積された通信関連操作履歴情報と一致した操作が行われた際の個別機器及びネットワーク管理装置での操作アクションを実行する処理について説明する。
図17は、第2の実施形態における操作アクションの実行に関する処理を示すブロック図である。図17において、1701〜1706までは操作が行われた個別機器での処理、1707〜1716まではネットワーク管理装置での処理を示している。この個別機器において、操作が行われると、通信前操作履歴情報1703に基づき、操作履歴情報判定部1702が、蓄積されている通信前操作履歴情報と一致しているか否かの判定を行う。ここで一致している場合には、操作情報送信抑制部1704が、ネットワーク上への操作情報の送信を抑制する。然る後、操作履歴情報判定部1702が、蓄積されている通信前操作履歴情報と最後まで一致していると判定した場合には、判定結果付加部1705が、その通信前操作履歴情報を特定するための情報を通信実行部1706で実行された通信に付加する。即ち、この個別機器において行われた操作が図18に示す1801〜1803のような一連の操作である。また、通信状況1804は、その結果行われた通信の状況であり、実際にネットワークシステム上に流される情報としては、通信本体とそれより検出される図19に示すような通信状況1901及び付加情報1902のみとなる。
その後、図17に示す通信状況情報(付加情報付き)1707がネットワーク管理装置109において検出されると、付加情報識別判定部1708が付加情報の存在を判定する。ここで、存在する場合、通信前操作履歴情報検索部1709がその付加情報を利用して通信前操作履歴情報1710の中から特定の通信前操作履歴を検索して特定する。
尚、付加情報1902としては、ネットワーク管理装置109において蓄積されている通信前操作履歴情報の中から操作履歴情報を特定するための情報が含まれる。具体的には、図19に示すように、操作の行われた機器を特定する情報及び今回行われた操作と一致した蓄積された操作の行われた時間情報などである。
これ以降の処理は、通信前操作履歴情報との一致が確認された後の、第1の実施形態で説明したネットワーク管理装置109での処理と同様である。つまり、通信情報履歴情報一致判定部1711が通信状況情報との一致を判定し、ここでも一致していた場合には、操作アクション実行部1714が通信後操作履歴情報1715に基づいて操作アクションの実行を行う。これにより、図20に示すように、操作アクション2001〜2003が操作アクション発行部1716においてネットワーク上に発行される。
このように、各機器において、通信に関連のある操作情報を特定することが可能であり、複数の操作情報の代わりに識別データを利用することで、ネットワークのトラフィックを削減することができる。また、識別データを通信に付加することで、両データの関連性をより密にすることが可能となる。更に、操作データの一部をネットワークから隠蔽することが可能となる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、ネットワークにおいて、以前に行った通信を伴う操作を繰り返して実行する際に、通信関連操作履歴情報として、その操作が蓄積されている場合には、その操作の情報をネットワークに流さないようにできる。また、この場合も、通信関連操作履歴情報に蓄積されている通信以後の操作について、操作アクションとして実行することが可能となる。
また、機器間で行われる通信本体に付加情報を付ける構成としたが、これを別に送る構成としても構わない。
また、通信関連操作履歴情報に蓄積されている通信前の操作情報について、通信本体に付加情報を付けることで、ネットワークに流さない構成としたが、通信後の操作情報についても、個別機器内に蓄積可能である。更に、ネットワーク管理装置において、通信状況情報を取得した際に、通信後の操作履歴情報を持つ機器に対して通信後の操作履歴情報を特定可能な時間情報等を送ることで、通信後の操作情報もネットワークに流さない構成とすることができる。
また、蓄積された通信関連操作履歴情報を特定する際に、機器を特定する情報と、蓄積された際の操作が行われた時間情報を付加情報として付けることで、操作履歴情報を特定したが、これだけに限るものではない。即ち、時間情報の代わりに、操作履歴情報を特定するためのIDを付け、これを各機器とネットワーク管理装置で統一することで、操作履歴情報を特定する構成としても良い。このような構成とすることで、各機器の計時装置の差異などにより操作履歴情報の特定ができなくなる状況を防げるものである。
また、付加情報として機器を特定する情報を持たせたが、これとは別に、機器の種類を示すカテゴリ情報や機器の持つ機能レベルの情報を持たせるようにしても良い。このような構成とすることで、通信を行う際に、目的の機器が使用できない状態であっても、同じ種類の機器や同じ機能を持つ機器を選択し、代替機器として、通信を開始し、更に特定された操作履歴情報より操作アクションを実行できる。そして、ユーザに代替機器を選択させ、再び操作を行わせることなく、所望の操作を完遂できる。
また、抽象化された情報形態を日常使用する言語に置き換えたもので、実用的な表現で、且つユーザの確認が容易となる効果がある。
また、通信の同一性が判定された際に、実行する操作アクションの対象となる機器について、識別データにより通信先の機器を指定することで、履歴情報とは異なる機器の指定が可能となる。
また、通信対象を幅の広い指定情報と合致した機器を選択可能とすることで、操作アクションを行う対象を広げることが可能であり、また複数の機器を同時に指定することが可能となる。
また、ユーザの所望の機器な使用できない場合にも、通信対象として、同じカテゴリや機能を持つ機器を指定し、操作アクションとして、操作履歴と同様の操作を行うことが可能となる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施形態におけるネットワークシステムの構成の一例を示す図である。 ネットワーク管理装置109においてネットワーク上の各機器の操作に関する情報を短期的に取得し、記録した操作履歴情報を示す図である。 ネットワーク管理装置109においてネットワーク上の通信状況に関する情報を短期的に取得し、記録した通信状況履歴情報を示す図である。 ネットワーク管理装置109における履歴情報の抽出及び蓄積に関する処理を示すブロック図である。 第1の実施形態における通信関連操作履歴の抽出処理を示すフローチャートである。 通信状況履歴(図3)の一つである通信状況履歴Cの通信が行われた際の時間近傍におけるネットワーク上で検出された各機器の操作及び通信状況を時間順に記述した図である。 図5に示す抽出処理が終了後、図6に示す情報から抽出され、保存された通信関連操作履歴を示す図である。 図7に示す通信関連操作履歴の記述を簡略化すると共に、途中まで同じ操作履歴となる他の通信関連操作履歴を階層表示により合体した図である。 第1の実施形態における操作アクションの実行に関する処理を示すブロック図である。 操作履歴に基づいて操作アクションを実行する処理を示すフローチャートである。 機器で行われた一連の操作を示す図である。 図10に示すステップS1010の処理を示すフローチャートである。 図11に示す操作及び通信状況が発生した場合に、図12に示す処理によりネットワーク上に発行される操作アクションを示す図である。 個別機器内部で自機と関連する通信に関連した操作について操作履歴として抽出及び蓄積する処理を示すブロック図である。 機器の内部において抽出され、蓄積された通信関連操作履歴を示す図である。 図15に示す通信関連操作履歴の記述を簡略化すると共に、途中まで同じ操作履歴となる他の通信関連操作履歴を階層表示により合体したものである。 第2の実施形態における操作アクションの実行に関する処理を示すブロック図である。 個別機器において行われた一連の操作を示す図である。 通信状況1901及び付加情報1902の構成を示す図である。 ネットワーク上に発行される操作アクション2001〜2003を示す図である。

Claims (6)

  1. 過去の通信の状況を示す情報と、当該過去の通信の前に行われた操作を示す情報と、当該過去の通信の後に行われた操作を示す情報とを関連付けて保持する保持手段と、
    操作を示す情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致するかを判定する第1の判定手段と、
    通信の状況を示す情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致するかを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の取得手段で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得手段で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報に基づいて前記過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行を指示する指示手段とを有することを特徴とする情報処理装置
  2. 前記過去の通信の状況を示す情報は、過去に行われた第1の機器から第2の機器への通信を示す情報であり、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報は、過去に行われた前記第1の機器における操作を示す情報であり、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報は、過去に行われた前記第2の機器における操作を示す情報であり、
    前記指示手段は、前記第1の取得手段で取得した操作を示す情報が、前記過去に行われた前記第1の機器における操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得手段で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去に行われた第1の機器から第2の機器への通信を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去に行われた前記第2の機器における操作を示す情報に基づいて前記過去に行われた前記第2の機器における操作に相当する処理の実行を指示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置
  3. 情報処理装置にて実行させる情報処理方法であって、
    保持手段が、過去の通信の状況を示す情報と、当該過去の通信の前に行われた操作を示す情報と、当該過去の通信の後に行われた操作を示す情報とを関連付けて保持する保持工程と、
    第1の取得手段が、操作を示す情報を取得する第1の取得工程と、
    第1の判定手段が、前記第1の取得工程で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致するかを判定する第1の判定工程と、
    第2の取得手段が、通信の状況を示す情報を取得する第2の取得工程と、
    第2の判定手段が、前記第2の取得工程で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致するかを判定する第2の判定工程と、
    指示手段が、前記第1の取得工程で取得した操作を示す情報が、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得工程で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去の通信の状況を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報に基づいて前記過去の通信の後に行われた操作に相当する処理の実行を指示する指示工程とを有することを特徴とする情報処理方法
  4. 前記過去の通信の状況を示す情報は、過去に行われた第1の機器から第2の機器への通信を示す情報であり、前記過去の通信の前に行われた操作を示す情報は、過去に行われた前記第1の機器における操作を示す情報であり、前記過去の通信の後に行われた操作を示す情報は、過去に行われた前記第2の機器における操作を示す情報であり、
    前記指示工程において、前記第1の取得工程で取得した操作を示す情報が、前記過去に行われた前記第1の機器における操作を示す情報と一致すると判定され、かつ前記第2の取得工程で取得した通信の状況を示す情報が、前記過去に行われた第1の機器から第2の機器への通信を示す情報と一致すると判定されたとき、前記過去に行われた前記第2の機器における操作を示す情報に基づいて前記過去に行われた前記第2の機器における操作に相当する処理の実行を指示することを特徴とする請求項3に記載の情報処理方法
  5. コンピュータを、請求項1又は2に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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