以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、請求項1、3、5に関しては主に実施例1から3にて説明する。請求項2、4、6に関しては主に実施例4にて説明する。
≪実施例1≫
<概要>
本実施例のコンテンツファイル管理システムは、端末装置からの少なくとも端末装置IDを含むダウンロード要求に応じて、サーバ装置が管理する端末装置IDに関連付けられたコンテンツファイルを、ダウンロード実績に基づいて端末装置へコンテンツをダウンロードすることを特徴とするコンテンツファイル管理システムである。
<機能的構成>
以下に記載する本実施例の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バスあるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ)、それらのハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラムなどがあげられる。
またこれらのハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を固定した記録媒体も、当然この発明の技術的な範囲に含まれる。(本明細書の全体を通じて同様である)
図1は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける構成の一例を表す図である。本実施例のコンテンツファイル管理システムは、「サーバ装置」(0101)と「端末装置」(0102)で構成されている。「サーバ装置」(0101)は、「フォルダ部」(0104)と、「追加格納部」(0103)と、「ダウンロード要求受信部」(0107)と、「検索部」(0105)と、「ダウンロード処理部」(0106)を有している。また「端末装置」(0102)は、「ダウンロード要求送信部」(0110)と、「コンテンツファイル取得部」(0109)と、「実行部」(0108)とを有している。
「端末装置」(0102)は、サーバ装置と接続してサーバ装置が管理するコンテンツをダウンロードして記録する機能を有する装置である。また、「端末装置」(0102)は記録したコンテンツを実行する機能も有している。具体的には、HDDなど記憶媒体を有するテレビのほかに、HDD録画装置、DVD録画装置、のような家電製品や、携帯端末やホームサーバ、PC、携帯ゲーム機、家庭に設置されているネットワークディスクなどである。
「フォルダ部」(0104)は、コンテンツファイルを格納するとともに、格納されているコンテンツファイルを利用すべき端末装置IDと関連付けられたフォルダを複数有する。具体的には、コンテンツファイルを保存するためのフォルダである。さらに、フォルダは、フォルダ自身にアクセス可能な端末装置IDが関連付けられている。ここで、フォルダとは、例えばWindows(登録商標)のファイル管理システムのような仕組みにおいて利用されるいわゆるフォルダと同等のものである。また、ここでいうアクセス可能とは、フォルダに格納されているコンテンツを利用できるという概念である。具体的には、フォルダ内に格納されているコンテンツを閲覧、編集、アップロード、ダウンロードなど、フォルダ自身もしくはフォルダ内に対して働きかける処理の一部若しくはすべての処理のことを指す。さらに、端末装置IDとは、個々の端末装置を識別することが可能な値や識別子である。具体的に例えば端末装置が有するMACアドレスや、MACアドレスから求められる値(例えば、家電メーカの独自のIDからも復号する値)などである。
図2は、本実施例におけるフォルダ構造の一例を示したものである。本例のデータ構造は、一つのフォルダに対して複数もしくは単数のコンテンツファイルが関連づけられた構造となっている(例えば、フォルダAには、コンテンツファイル1から5が関連付けられているという具合である)。さらに、フォルダにはフォルダ自身にアクセスすることが可能な端末装置IDが関連付けられている(フォルダAには「端末装置ID」=「div_0000001」を有する端末装置のみアクセスが可能という具合である)。
「追加格納部」(0103)は、フォルダ部のいずれかのフォルダにいずれの端末装置に対してもダウンロード実績のない新規のコンテンツファイルを追加格納する機能を有する。具体的には、サーバ装置と接続する端末装置を含む外部機器よりアップロードされたコンテンツファイルをいずれの端末装置に対してもダウンロード実績がない状態で前記「フォルダ部」(0104)に格納するという具合である。ここで、追加するコンテンツファイルは、ネットワークを介してコンテンツファイルを受信して格納しても良いし、記録媒体を介してコンテンツファイルを格納することとしてもよい。
「ダウンロード要求受信部」(0107)は、端末装置から端末装置IDと関連付けられているがコンテンツファイルを特定しないコンテンツファイルのダウンロード要求を受信する機能を有する。具体的には、サーバ装置と接続されている端末装置よりコンテンツファイルのダウンロードを開始する要求であるダウンロード要求を受信する。
「検索部」(0105)は、ダウンロード要求の受信をきっかけとして、ダウンロード要求を送信してきた端末装置IDと関連付けられているフォルダでの各コンテンツファイルのダウンロード実績有無を検索する機能を有する。具体的には、前記「ダウンロード要求受信部」(0107)において受信したダウンロード要求に含まれる端末装置IDを元に、前記「フォルダ部」(0104)を検索し、フォルダに関連付けられている端末装置IDが等しいフォルダを取得する。そして、取得したフォルダに含まれるコンテンツファイルのダウンロード実績有無を取得する。
図3は、端末装置IDごとにダウンロード実績有無を検索するプログラムの一例を示したものである。図3に記載のプログラム例は以下のように動作するように記述されている。まず、ダウンロード要求を受信した事を検知する(図3Line40)。ダウンロード要求を受信したことを検知すると、ダウンロード要求に含まれる端末装置IDを取得する(図3Line80)。そして、コンテンツファイルが格納されているすべてのフォルダの名称を取得する(図3Line100)。フォルダ名称を取得すると、フォルダごとにフォルダに関連付けられた各コンテンツファイルの端末装置ID、ダウンロード実績等を取得する(図3Line120〜140)。そして、取得したデータを端末装置IDで並び替えを行う(図3Line150)。そして、取得した端末装置IDに該当するダウンロード実績等の取得を行う(図3Line180)という具合の動作をする。ここで、本プログラム例では、コンテンツファイルすべての実績情報を取得してから、最後に端末装置IDで並び替えを行い、取得した端末装置IDに応じた実績情報を取得することとしたが、最初に端末装置IDを取得してから、取得した端末装置IDをキーとして各コンテンツファイルのダウンロード実績を取得することとしてもよい(例えば、処理毎に接続が確認できた端末装置の端末装置IDをキーとして取得するなどである)。
「ダウンロード処理部」(0106)は、検索部での検索結果がダウンロード実績無のコンテンツファイルのみをそのコンテンツファイルが格納されているフォルダに関連付けられている端末装置に対してダウンロード処理する機能を有する。具体的には、前記「検索部」(0105)において検索された端末装置IDごとのダウンロード実績において、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイルを、その実績と関連付けられている端末装置IDが指し示す端末装置へダウンロード処理を行う。そして、ダウンロード処理が完了すると、取得したダウンロード実績の更新を行う。
図4は、取得した端末装置IDごとのダウンロード実績を元にダウンロード実績が無であるコンテンツファイルを取得し、端末装置IDが示す端末装置へダウンロードを行うプログラムの一例を示したものである。図4に記載のプログラム例は以下のように動作するように記述されている。まず、検索結果を受信した事を検知する(図4Line40)。検索結果を検知すると、端末装置IDごとにダウンロード実績が無であるレコードを取得する(図4Line70)。レコードの取得を行うと、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイルのダウンロードを行う(図4Line90〜120)とともに、ダウンロード実績の更新を行う(図4Line130)という具合の動作をする。ここで、本プログラム例では、ダウンロード実績が無であるすべてのコンテンツファイルをダウンロードすることとしたが、あらかじめ端末装置IDを取得してから、取得した端末装置IDをキーとして各コンテンツファイルのダウンロードを行うこととしてもよい(例えば、処理毎に接続が確認できた端末の端末装置IDをキーとしてダウンロードをするなどである)。また、ダウンロード実績の更新は、端末装置よりダウンロード完了の通知を受けてから更新することとしてもよい。
「ダウンロード要求送信部」(0110)は、前記ダウンロード要求を前記サーバ装置に対し送信する機能を有する。具体的には、端末装置に接続されているサーバ装置に対して、自身の端末装置IDを含むダウンロード要求を送信する。ここで、ダウンロード要求は、ユーザの入力を待ってダウンロード要求を送信することとしても良い。さらには、任意の一定間隔でダウンロード要求を送信することとしても良い。これにより、要求を送信する間隔を短くすることで、自動的(常時)にサーバ装置に対してダウンロード要求を実施することが可能となる。したがって、サーバ装置に保存されているコンテンツファイルが更新されるたびに更新されたコンテンツファイルをダウンロードすることが可能となる。
「コンテンツファイル取得部」(0109)は、サーバ装置よりコンテンツファイルを取得する機能を有する。具体的には、前記「ダウンロード処理部」(0106)より、ダウンロードされるコンテンツファイルを取得する。
「実行部」(0108)は、取得したコンテンツファイルを実行して利用する機能を有する。具体的には、サーバ装置よりダウンロードしたコンテンツファイルを実行する。例えば、サーバ装置よりダウンロードしたオンラインアルバムを実行するなどである。
<ハードウェア的構成>
図5、6は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるハードウェア構成の一例を表す概念図である。図5は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のハードウェア構成の一例であり、図6は本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置のハードウェア構成の一例を示している。この図を利用して、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるコンテンツファイルのダウンロードとアップロードについてそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
まず、図5に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例について説明する。この図にあるように、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0501)と、「主メモリ」(0502)とを備えている。また、コンテンツファイルなどを格納する「記憶装置」(0503)や、「端末装置」(0505)と通信するための「I/O」(0504)なども備えている。そして、これらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
次に、図6に示す端末装置のハードウェア構成の一例について説明する。この図にあるように、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(0601)と、「主メモリ」(0602)とを備えている。また、サーバ装置よりダウンロードしたコンテンツファイルを格納するための「記憶装置」(0603)や、「サーバ装置」(0605)と通信するための「I/O」(0604)や、コンテンツファイルを実行するための「画面」(0606)、「UI」(0607)などを備えている。そして、これらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
≪コンテンツダウンロード≫
ここで、端末装置が「I/O」(0604)を介してサーバ装置に対してダウンロード要求を送信したとする。ここで、ダウンロード要求は、ユーザが「UI」(0607)を介してダウンロード要求を送信することとしても良いし、スケジューラ等を用いて任意の間隔でダウンロード要求を送信することとしても良い。
端末装置よりダウンロード要求が送信されると、サーバ装置はダウンロード要求を受信する。ダウンロード要求を受信すると「主メモリ」(0501)のワーク領域に展開されている「検索プログラム」(0506)が呼び出される。「検索プログラム」(0506)が呼び出されると、ダウンロード要求に含まれる端末装置IDを取得する。さらに、各コンテンツファイルに関連付けることが可能な実績情報を取得する。そして、「記憶装置」(0503)にフォルダごとに格納されている各コンテンツファイルの情報やそれに関連付けられた実績情報を端末装置IDごとに取得する。データを取得すると、「ダウンロードプログラム」(0507)を呼び出す。呼び出された「ダウンロードプログラム」(0507)は、取得した端末装置IDごとに取得された各コンテンツファイルの情報やそれに関連付けられた実績情報から、ダウンロード実績がないコンテンツファイルの情報を取得する。ダウンロード実績がないコンテンツファイルを取得すると、端末装置IDに応じた端末装置に対して「I/O」(0504)を介してコンテンツファイルのダウンロードを行うという具合である。ここで、実績情報はサーバ装置から取得しても良いし、端末装置から実績情報を受信することとしても良い。
次に、上記のようにしてサーバ装置より端末装置に対してコンテンツファイルが送信されたとする。サーバ装置より、コンテンツファイルが送信されると端末装置は「I/O」(0604)を介してコンテンツファイルの受信を行う。コンテンツファイルを受信すると「記憶装置」(0603)に書き込みを行う。書き込みが完了すると、必要に応じて取得完了通知を「I/O」(0604)を介してサーバ装置に対して送信する。そして、「記憶装置」(0603)に記憶されているフォルダ(コンテンツファイル)は、「UI」(0607)を介してユーザからの入力によって「実行プログラム」(0608)が呼び出され「画面」(0606)にコンテンツが実行される。
≪コンテンツアップロード≫
ここで、サーバ装置が外部より「I/O」(0504)を介してコンテンツファイルを受信(アップロード)したとする。サーバ装置は、コンテンツファイルの受信を検知すると、「記憶装置」(0503)に受信したコンテンツファイルの書き込みを行う。
<処理の流れ>
図7は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のコンテンツの検索処理から、端末装置へのダウンロード処理までの流れの一例を表すフローチャートである。また、図8はサーバ装置が外部からコンテンツファイルを受信し、コンテンツファイルを記録するまでの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のコンテンツの検索処理から、端末装置へのダウンロード処理までの流れの一例について説明する。
ここで、端末装置よりダウンロード要求が送信されたとする(S0701)。ダウンロード要求が送信されるとサーバ装置がダウンロード要求の受信を検知する(S0702)ダウンロード要求を検知すると、端末装置IDごとにコンテンツファイル(S0704)とコンテンツファイルのダウンロード実績(S0705)を関連付けて取得する(S0703)。情報を取得すると、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイル情報を検索する(S0706)。検索に該当がなければ、ダウンロード処理を終了する(S0707)。検索に該当がある場合には、端末装置に対してコンテンツファイルのダウンロードを行う(S0708)。端末装置は、サーバ装置よりコンテンツファイルを受信すると(S0709)、コンテンツファイルの保存を行う(S0710)。コンテンツファイルの保存が完了すると、ダウンロード実績の更新を行う(S0711)。ここで、本フローチャートでは実績情報をサーバ装置から取得することとなっているが、実際には端末装置など、外部から取得することとしてもよい。
次に、サーバ装置が外部からコンテンツファイルを受信し、コンテンツファイルを記録するまでの流れの一例について説明する。
ここで、外部からコンテンツファイルを送信し(S0805)、サーバ装置がコンテンツファイルを受信したとする(S0801)。コンテンツファイルを受信すると、コンテンツファイルの属するフォルダを特定する(S0802)。ここで、フォルダが存在しなければフォルダを新規作成する(S0803)。コンテンツファイルが属するフォルダを特定するとコンテンツファイルの保存を行う(S0804)。同様にしてすべてのコンテンツファイルを保存するという具合である。
<具体例>
以下に、本実施例のコンテンツファイル管理システムを利用してサーバ装置に保存されているコンテンツと端末装置に保存されているコンテンツを同期させるその一例と、コンテンツをサーバ装置へアップロードするその一例を示す。
本具体例は、図9に示すように複数のアルバムを管理するサーバ装置とそれをダウンロードする端末装置から構成されている。アルバムは図10に示すように、一つのアルバム(フォルダ)に複数の写真(コンテンツ)が関連付けられる形でサーバ装置に管理されている。また、一つのアルバムに対してアルバムにアクセスするための権限を付与した鍵が設定されている(例えば、コンテンツのダウンロードを許可するための鍵である配信用鍵などである)。
≪コンテンツダウンロード≫
上記のシステムにおいて図11は、サーバ装置と端末装置とのダウンロードフローを示したものである。本具体例における、フローは次のような流れとなる。
まず、端末装置は、ダウンロード要求としてサーバ装置に対して端末装置が固有で保持するIDを送信する(S1101)。サーバ装置はダウンロード要求を受信するとダウンロード要求に含まれる端末装置が固有で保持するIDを参照し、これを認証する。認証が完了すると端末装置とサーバ装置とのセッションの確立を行う(S1102)。ここで、端末装置からサーバ装置に対して送信する端末装置が固有で保持するIDは、例えばMACアドレスや、MACアドレスを元に導き出された個々の端末装置を識別することが可能な端末IDなどである。
次に、セッションが確立されると、端末装置はサーバ装置に対して、配信用鍵を送信する(S1103)。そして、受信したサーバ装置は受信した配信用鍵をもとにダウンロードするアルバムを特定する(S1104)。ここで、配信用鍵とは具体的にあらかじめサーバ装置にアップロードされているアルバムに対して設定されているダウンロード用パスワードのことである。ここで、先に記載したダウンロード要求は、端末装置が固有で保持するIDを送信することとしたが、IDとともに配信用鍵も合わせて送信することとしても良い。
そして、サーバ装置はダウンロードするアルバムを取得すると、当該端末装置にダウンロードが行われていない写真の1つを取得する(S1105)。写真を取得すると、セッションが確立している端末装置に対して写真の送信を行う(S1106)。
端末装置はサーバ装置より写真を受信すると、端末装置は、端末装置の記憶領域に記録されているすべてのアルバムから受信した写真が属するアルバムを検索する。検索に該当があれば、該当のアルバムに写真の追加を行う。検索に該当がない場合には、写真が属するアルバムを新規に作成し、作成したアルバムに写真の追加を行う(S1107)。
写真の追加が完了すると、端末装置は、サーバ装置に対して取得完了の通知を送信する(S1108)。そして、サーバ装置は通知を受信すると、送信した写真の実績をダウンロード済に更新を行う(S1109)。
更新が完了すると、新たに当該端末装置にダウンロードが行われていない写真の1つを取得し(S1005)、上記と同様にダウンロードを行うという具合である(S1106)。そして、ダウンロードが行われていない写真がなくなる(すべての写真のダウンロードが完了する)と、セッションを閉じる。
なお、本具体例では、1枚ずつその都度、未ダウンロード写真を取得して端末装置が記録するという手法をとったが、あらかじめ、サーバ装置から、未ダウンロード写真のリストを端末装置に取得してから、リストに応じてまとめてダウンロードを行うこととしてもよい。なお、本具体例においては1枚ずつその都度写真のダウンロード処理を行うことにより、1枚の写真のダウンロードが完了する毎に、別の処理を割り込ませることが可能となることや、ダウンロードリスト作成する処理がなくなることから、1枚ずつその都度、未ダウンロード写真を取得してダウンロードさせる手法を採用している。
≪コンテンツアップロード≫
図12は、上記のシステムにおいてサーバ装置と端末装置とのアップロードフローを示したものである。本具体例における、フローは次のような流れとなる。
まず、端末装置は、サーバ装置に対して端末装置が固有で保持するIDを送信する(S1201)。サーバ装置はダウンロード要求を受信すると端末装置が固有で保持するIDを参照し、これを認証する。認証が完了すると端末装置とサーバ装置とのセッションの確立を行う(S1202)。ここで、端末装置からサーバ装置に対して送信する端末装置が固有で保持するIDは、例えばMACアドレスや、MACアドレスを元に導き出された個々の端末装置を識別することが可能な端末IDなどである。
次に、セッションが確立されると、任意のアップロードする写真が属するアルバム(フォルダ)を特定する(S1203)。アルバム(フォルダ)が見つからない場合にはアルバム(フォルダ)を新規作成する(S1204)。
アップロードする写真の属するアルバム(フォルダ)が特定されると、端末装置よりサーバ装置のアルバム(フォルダ)に対して、1枚写真をアップロードする(S1205、S1206、S1207)。
以上の手順を繰りかえしてすべての写真をアップロードする(S1205、S1206、S1207)。
すべての写真がアップロードされると、端末装置よりサーバ装置のフォルダに対して配信用鍵の設定を行う(S1208)。ここで、配信用鍵とは具体的にアップロードされているアルバムに対して設定されているダウンロード用パスワードのことである。
ここで、配信用鍵はすべての写真がアップロードされてから設定を行うこととしたが、写真をアップロードする前に設定することとしても良い。
<効果の簡単な説明>
本実施例のコンテンツファイル管理システムによって、コンテンツを管理するサーバ装置のコンテンツを自動的に同期させることにより、画像データを端末装置からネットを経由して取得しなくとも、端末に保存されている画像を利用しコンテンツを実行することが可能となる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1のコンテンツファイル管理システムを基本として、端末装置が端末装置自身を認識するための情報として、端末固有の番号や、製品情報を保持することを特徴とするコンテンツファイル管理システムである。なお、ここでは本実施例の特徴的な箇所についてのみ説明する。
<機能的構成>
図13は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける構成の一例を表す図である。図13に示すように本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1を基本として、「端末装置」(1302)が、「端末装置ID保持部」(1311)を新たに有することを特徴としている。
「端末装置ID保持部」(1311)は、端末装置IDとして各端末装置が保持している端末固有の番号と一義的に関連付けられるとともに端末装置の製品情報をも識別可能な端末装置IDを保持する。具体的には、個々の端末装置を識別するための端末装置IDとして、端末固有の番号や製品情報を保持し、端末装置IDとしてこれらの情報を「ダウンロード要求送信部」(1307)がダウンロード要求に含まれる端末装置IDとして送信する。ここで、端末固有の番号とは、例えばMACアドレスやシリアル番号、機器番号などである。また、製品情報とは、例えば製造メーカ、機種名称、品番などである。このようにして、端末装置IDとして端末固有の情報を送信することによって、サーバ装置がこれら端末固有の情報を解析し、製造メーカ、機種などに応じて固有のサービスを提供したり、コンテンツファイルをダウンロードする際に端末固有の情報に応じてコンテンツファイルを圧縮してダウンロードさせたり、端末装置との通信プロトコルを製造メーカ、機種固有のプロトコルを選択することなどが可能になる。
図14は、本実施例における端末装置ID保持部が保持するデータ構造の一例を示している。本例のデータ構造は、端末装置IDに対して機器固有の番号や製品情報を関連付ける構造となっている。ここでは、端末装置IDに対して「MACアドレス」=「MAC000001」、「シリアル番号」=「0112233−00998877」、「機器番号」=「TGVA0000X01」が関連付けられているという具合である。
<ハードウェア的構成>
図15は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置のハードウェア構成の一例を表す概念図である。この図を利用して、本実施例のコンテンツファイル管理システムを構成する端末装置におけるハードウェア構成部の特徴的な箇所についてのみ説明する。
この図にあるように、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(1501)と、「主メモリ」(1502)とを備えている。また、端末装置自身を識別するための情報である端末固有の情報や、サーバ装置よりダウンロードしたコンテンツファイルを格納するための「記憶装置」(1503)や、「サーバ装置」(1505)と通信するための「I/O」(1504)や、コンテンツファイルを実行するための「画面」(1506)、「UI」(1507)などを備えている。そして、これらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、端末装置が、サーバ装置へダウンロード要求を送信する命令を受けたものとする。命令を受けると、まず、「記憶装置」(1503)に保存されている、端末固有の情報である端末固有の番号や、製品情報を取得する。情報を取得すると、取得した端末固有の情報を含むダウンロード要求を生成し、「I/O」(1504)を介してサーバ装置に対してダウンロード要求を送信する。ここで、ダウンロード要求を送信する命令は、ユーザが「UI」(1507)を介して命令を受けることとしても良いし、スケジューラ等の設定によって任意の間隔でダウンロード要求を送信する命令を生成することとしても良い。
<処理の流れ>
図16は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置がダウンロード要求の送信命令を受けてからダウンロード要求をサーバ装置へ送信するまでの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
ここで、端末装置がサーバ装置へダウンロード要求を送信する命令を受けたとする。命令を受けると、端末固有の情報である端末固有の番号や、製品情報を取得する(S1612)。情報を取得すると、取得した端末固有の情報を含むダウンロード要求を生成し、サーバ装置へ送信する(S1601)。ダウンロード要求が送信されるとサーバ装置がダウンロード要求の受信を検知する(S1602)ダウンロード要求を検知すると、端末装置IDごとにコンテンツファイル(S1604)とコンテンツファイルのダウンロード実績(S1605)を関連付けて取得する(S1603)。情報を取得すると、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイル情報を検索する(S1606)。検索に該当がなければ、ダウンロード処理を終了する(S1607)。検索に該当がある場合には、端末装置に対してコンテンツファイルのダウンロードを行う(S1608)。端末装置は、サーバ装置よりコンテンツファイルを受信すると(S1609)、コンテンツファイルの保存を行う(S1610)。コンテンツファイルの保存が完了すると、ダウンロード実績の更新を行う(S1611)。ここで、本フローチャートでは実績情報をサーバ装置から取得することとなっているが、実際には端末装置など、外部から取得することとしてもよい。
<効果の簡単な説明>
本実施例のコンテンツファイル管理システムによって、端末装置にあらかじめ登録されている端末固有の情報を端末IDとして利用することが可能となる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1又は2のコンテンツファイル管理システムを基本として、端末装置がサーバ装置以外の外部機器よりコンテンツファイルを取得し、サーバ装置に取得したコンテンツファイルをアップロードすることができることを特徴とするコンテンツファイル管理システムである。なお、ここでは実施例1を基本としたコンテンツファイル管理システムについてその特徴的な箇所について説明する。
<機能的構成>
図17は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける構成の一例を表す図である。図17に示すように本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1を基本として、「端末装置」(1702)が、「コンテンツファイル取得用インターフェイス部」(1712)と「アップロード部」(1713)有しており、また「サーバ装置」(1701)の「追加格納部」(1703)が「アップロード格納手段」(1714)を新たに有することを特徴としている。
「コンテンツファイル取得用インターフェイス部」(1712)は、コンテンツファイルをサーバ装置以外の外部機器から取得するための機能を有する。具体的には、端末装置が備えるスロット、端子に挿入・接続された記憶媒体など外部機器に保存されているコンテンツファイルを取得する。ここで、外部機器とは端末装置が有する端子(例えばUSB端子)に接続されたHDD、DVDドライブ、ブルーレイディスクドライブである。さらには、端末装置が有するスロットに挿入されたメモリスティック、DVDディスク、ブルーレイディスクなどである。
「アップロード部」(1713)は、コンテンツファイル取得用インターフェイス部にて取得されたコンテンツファイルをサーバ装置に対してアップロードするための機能を有する。具体的には、前記「コンテンツファイル取得用インターフェイス部」(1712)で取得されたコンテンツファイルを後に詳述するサーバ装置の「アップロード格納手段」(1714)へコンテンツファイルをアップロードする。ここで、アップロードするコンテンツファイルは複数のコンテンツファイルを一時的に一つのファイルに取りまとめてアップロードしても良いし、一つのコンテンツファイルごとにアップロードすることとしても良い。
「アップロード格納手段」(1714)は、追加格納部が、アップロード部からアップロードされるコンテンツファイルを新規のコンテンツファイルとして追加格納する機能を有する。具体的には、前記「アップロード部」(1713)からアップロードされたコンテンツファイルを新規のコンテンツファイルとして保存する。
<ハードウェア的構成>
図18、19は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるハードウェア構成の一例を表す概念図である。図18は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置のハードウェア構成の一例であり、図19は本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のハードウェア構成の一例を示している。この図を利用して、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるコンテンツファイルのアップロードについてそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
まず、図18に示す端末装置のハードウェア構成の一例について説明する。この図にあるように、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける端末装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(1801)と、「主メモリ」(1802)とを備えている。また、コンテンツファイルなどを格納する「記憶装置」(1803)や、「サーバ装置」(1805)と通信するための「I/O」(1804)や、外部機器と接続するための「端子」(1810)、「スロット」(1809)なども備えている。そして、これらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、図19に示すサーバ装置のハードウェア構成の一例について説明する。この図にあるように、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置は、各種演算処理や制御を行う「CPU」(1901)と、「主メモリ」(1902)とを備えている。また、コンテンツファイルなどを格納する「記憶装置」(1903)や、「端末装置」(1905)と通信するための「I/O」(1904)なども備えている。そして、これらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
≪コンテンツアップロード≫
ここで、端末装置がユーザの入力等を受けて「端子」(1810)、「スロット」(1809)に接続されている外部機器に保存されているコンテンツファイルをアップロードする命令を受けたとする。命令を受けると、「アップロードプログラム」(1811)は、端末装置に接続されている外部機器から「端子」(1810)若しくは「スロット」(1809)を介してコンテンツファイルを取得する。コンテンツファイルを取得すると、「アップロードプログラム」(1811)は、取得したコンテンツファイルを「I/O」(1804)を介してサーバ装置へ送信する。
サーバ装置は、コンテンツファイルを「I/O」(1904)を介して受信すると「記憶装置」(1903)に、受信したコンテンツファイルを新規のコンテンツファイルとして保存する。
<処理の流れ>
図20は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける外部機器に保存されたコンテンツファイルのアップロード命令を受けてサーバ装置にコンテンツファイルをアップロードするまでの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
ここで、端末装置がユーザの入力等を受けて端末装置に接続されている外部機器に保存されているコンテンツファイルをアップロードする命令を受けたとする。命令を受けると、接続されている外部機器からコンテンツファイルの取得を行う(S2006)。外部機器からコンテンツファイルの取得を行うと、サーバ装置へコンテンツファイルの送信を行う(S2005)。
サーバ装置がコンテンツファイルを受信すると、(S2001)コンテンツファイルの属するフォルダを特定する(S2002)。ここで、フォルダが存在しなければフォルダを新規作成する(S2003)。コンテンツファイルが属するフォルダを特定するとコンテンツファイルの保存を行う(S2004)。同様にしてすべてのコンテンツファイルを保存するという具合である。
<効果の簡単な説明>
本実施例のコンテンツファイル管理システムによって、端末装置に接続されている外部機器より外部機器に保存されているコンテンツファイルを取得しサーバ装置へコンテンツファイルをアップロードすることが可能となる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1から3のコンテンツファイル管理システムのいずれか一を基本として、サーバ装置に保存されているコンテンツファイルをコンテンツファイルに関連付けられている撮影時間の順番に端末装置へダウンロードすることができることを特徴とするコンテンツファイル管理システムである。なお、ここでは実施例1を基本としたコンテンツファイル管理システムについてその特徴的な箇所について説明する。
<機能的構成>
図21は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおける構成の一例を表す図である。図21に示すように本実施例のコンテンツファイル管理システムは、実施例1を基本として、「サーバ装置」(2101)の「ダウンロード処理部」(2106)が「撮影順ダウンロード手段」(2115)を新たに有することを特徴としている。
「撮影順ダウンロード手段」(2115)は、撮影時間順にコンテンツファイルのダウンロードを行う機能を有する。具体的には、前記「検索部」(2105)において検索された端末装置IDごとのダウンロード実績において、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイルをコンテンツファイルに関連付けられている撮影時間順に、その実績と関連付けられている端末装置IDが指し示す端末装置へダウンロード処理を行う。
図22は、取得した端末装置IDごとのダウンロード実績を元にダウンロード実績が無であるコンテンツファイルを取得し、端末装置IDが示す端末装置へコンテンツファイルの撮影順にダウンロードを行うプログラムの一例を示したものである。図22に記載のプログラム例は以下のように動作するように記述されている。まず、検索結果を受信した事を検知する(図22line40)。検索結果を検知すると、端末装置IDごとにダウンロード実績が無であるレコードを撮影時間順に取得する(図22Line70)。レコードの取得を行うと、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイルのダウンロードを行う(図22Line90〜120)とともに、ダウンロード実績の更新を行う(図22Line130)という具合の動作をする。ここで、本プログラム例では、ダウンロード実績が無であるすべてのコンテンツファイルをダウンロードすることとしたが、あらかじめ端末装置IDを取得してから、取得した端末装置IDをキーとして各コンテンツファイルのダウンロードを行うこととしてもよい(例えば、処理毎に接続が確認できた端末の端末装置IDをキーとしてダウンロードをするなどである)。また、ダウンロード実績の更新は、端末装置よりダウンロード完了の通知を受けてから更新することとしてもよい。
<ハードウェア的構成>
図23は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のハードウェア構成の一例を表す概念図である。この図を利用して、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるコンテンツファイルのダウンロードについてそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
ここで、サーバ装置に接続されている端末装置よりダウンロード要求が送信されるとする。ダウンロード要求が送信されると、サーバ装置はダウンロード要求を受信する。ダウンロード要求を受信すると「主メモリ」(2301)のワーク領域に展開されている「検索プログラム」(2306)が呼び出される。「検索プログラム」(2306)が呼び出されると、ダウンロード要求に含まれる端末装置IDを取得する。さらに、各コンテンツファイルに関連付けることが可能な実績情報を取得する。そして、「記憶装置」(2303)にフォルダごとに格納されている各コンテンツファイルの情報やそれに関連付けられた実績情報を端末装置IDごとに取得する。データを取得すると、「ダウンロードプログラム」(2307)を呼び出す。呼び出された「ダウンロードプログラム」(2307)は、取得した端末装置IDごとに取得された各コンテンツファイルの情報やそれに関連付けられた実績情報から、ダウンロード実績がないコンテンツファイルの情報を取得する。ダウンロード実績がないコンテンツファイルを取得すると、端末装置IDに応じた端末装置に対して「I/O」(2304)を介してコンテンツファイルを撮影時間順にダウンロードを行うという具合である。ここで、実績情報はサーバ装置から取得しても良いし、端末装置から実績情報を受信することとしても良い。
<処理の流れ>
図24は、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のコンテンツの検索処理から、端末装置へのダウンロード処理までの流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され、計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであってもかまわない。
まず、本実施例のコンテンツファイル管理システムにおけるサーバ装置のコンテンツの検索処理から、端末装置へのダウンロード処理までの流れの一例について説明する。
ここで、端末装置よりダウンロード要求が送信されたとする(S2401)。ダウンロード要求が送信されるとサーバ装置がダウンロード要求の受信を検知する(S2402)ダウンロード要求を検知すると、端末装置IDごとにコンテンツファイル(S2404)とコンテンツファイルのダウンロード実績(S2405)を関連付けて撮影時間順に取得する(S2403)。情報を取得すると、ダウンロード実績が無であるコンテンツファイル情報を検索する(S2406)。検索に該当がなければ、ダウンロード処理を終了する(S2407)。検索に該当がある場合には、コンテンツファイル撮影順に端末装置に対してコンテンツファイルのダウンロードを行う(S2408)。端末装置は、サーバ装置よりコンテンツファイルを受信すると(S2409)、コンテンツファイルの保存を行う(S2410)。コンテンツファイルの保存が完了すると、ダウンロード実績の更新を行う(S2411)。ここで、本フローチャートでは実績情報をサーバ装置から取得することとなっているが、実際には端末装置など、外部から取得することとしてもよい。
<効果の簡単な説明>
本実施例のコンテンツファイル管理システムによって、サーバ装置から端末装置へコンテンツファイルのダウンロードを行うにあたりコンテンツファイルをコンテンツファイルに関連付けられている撮影時間順にダウンロードすることが可能となる。これにより、コンテンツファイルを撮影時間の古い順番に取得することができ、仮に何らかの原因によりに端末装置がすべてのコンテンツファイルがダウンロードできなくとも、その時点までのコンテンツファイルを撮影時間の古い順番に抜けなく実行することが可能となる。