JP2002135499A - 画像送信装置、画像送信方法、および画像転送システム、並びに画像転送方法 - Google Patents

画像送信装置、画像送信方法、および画像転送システム、並びに画像転送方法

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JP2002135499A
JP2002135499A JP2000328690A JP2000328690A JP2002135499A JP 2002135499 A JP2002135499 A JP 2002135499A JP 2000328690 A JP2000328690 A JP 2000328690A JP 2000328690 A JP2000328690 A JP 2000328690A JP 2002135499 A JP2002135499 A JP 2002135499A
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JP2000328690A
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Takeshi Funahashi
毅 舟橋
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介する画像転送処理におい
て、ユーザの意図に応じた処理を確実に実行することを
可能としたシステムを提供する。 【解決手段】 モダリティで撮影した画像をアーカイブ
等の宛先装置に対して配送する処理において、データ送
信側で、同一宛先に対する転送済みの画像があるか否か
の検証を実行し、配送済み画像がある場合は、宛先装置
に対して処理要求を送信して、宛先装置から、要求に応
じた処理の可否についての応答を受信し、応答に基づい
て処理を実行する。また、宛先装置からの応答に基づく
確認メッセージを提示し、処理の選択を可能としたの
で、誤った重複転送が防止され、例えばアーカイブにお
ける無駄な画像の蓄積が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークに接続
された様々な画像撮影装置の撮影画像、画像処理装置の
処理画像、または画像蓄積装置に蓄積された画像のネッ
トワークを介した転送処理を実行する画像送信装置、画
像送信方法、および画像転送システム、並びに画像転送
方法に関し、特に、医療用の画像診断装置によって得ら
れる画像をネットワークを介して、プリンタ、データベ
ース、表示装置等、各種宛先装置に対して送信する際
に、既に同一画像を転送済みであるか否か等の確認処理
を実行可能として効率的に転送することを可能とした画
像送信装置、画像送信方法、および画像転送システム、
並びに画像転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用診断装置として様々な画像
診断装置が使用されている。例えば、代表的な装置とし
ては、超音波診断装置、MR(Magnetic Resonance)装
置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Comp
uted Radiography)装置等がある。これら画像診断装置
はモダリティ機器と呼ばれる。これらの各種モダリティ
機器によって撮影された画像データは、フィルム・プリ
ンタによってプリントアウトされたり、ディスプレイに
おいて表示されたり、あるいは磁気ディスク、光磁気デ
ィスク等の記憶手段に格納されてデータ保管される等、
様々な態様で処理がなされる。
【0003】例えば、CT装置による診断においては、
検査技師により画像診断装置であるCT装置が操作さ
れ、患者の断層画像などが撮影される。この画像は装置
のコンソールにあるビデオディスプレイに表示すること
も可能である。さらに、モダリティ(CT装置)に接続
されたイメージャと呼ばれるフィルムレコーダを操作す
ることで、診断に必要な画像を指示し、指示された画像
がイメージャへ入力され、プリンタによって、例えば大
判のフィルムにプリントアウトされる。このフィルムが
診断画像として医師に渡され、患者の診断が行われる。
【0004】複数の各種モダリティ機器を扱う病院にお
いては、様々なモダリティ機器と、プリンタ、ディスプ
レイ、画像蓄積装置としての画像保管用アーカイブなど
が相互にネットワーク接続され、モダリティ機器の撮影
画像、また画像蓄積手段に蓄積された画像データが病院
内の様々な場所で必要に応じてディスプレイ表示、ある
いはプリンタ出力が可能な構成となっている。
【0005】ネットワーク接続されたシステム環境にお
いては、例えば超音波診断装置、MR(Magnetic Resona
nce)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR
(Computed Radiography)装置等によって撮影された画
像は、ユーザが、プリンタ、ディスプレイ、データベー
ス等の様々な宛先装置を指定して転送し、画像の表示、
出力、保管が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなネットワーク環境においては、同一画像を1つの宛
先装置、例えば画像蓄積装置としての画像保管用アーカ
イブに対して複数回繰り返して転送してしまうようなこ
とが発生し得る。このような場合、データベースとして
の限られたデータ記憶領域に重複した画像データが存在
することになり、記憶領域の無駄が発生する。
【0007】複数の診療科を持つ総合病院などでは、M
RI,X線CTなど、様々な画像データが大量に発生
し、これらをデータベースに蓄積していく必要がある。
データ容量削減のため画像の圧縮処理を行なって格納す
ることが行われる。医療画像は、所定期間の保存が義務
づけられており、むやみに消去することができない、従
って、限られた記憶容量を有する画像保管用アーカイブ
の効率的な運用が求められる。
【0008】また、通常、超音波診断装置、MR(Magne
tic resonance)装置、CT(Computerized Tomography)
装置、CR(Computed Radiography)装置等の各種モダ
リティにおいて撮影された診断画像には、患者名、患者
ID、検査日時、検査条件、患者の生年月日や担当医師
名などの属性情報が付加され、これらの属性情報に関連
づけられた処理、例えば記憶装置に対する保管処理など
が実行される。さらに、ディスプレイ、プリンタにおけ
る表示、出力態様を設定するパラメータも画像とともに
保管される。
【0009】このような属性情報、パラメータ等の付帯
情報を扱うシステムでは、ユーザは、画像の付帯情報を
変更して、同一宛先に同一画像を送信することがある。
このような場合、受信側において、付帯情報の変更点が
確認できない場合には、区別のつかない同一画像の受信
状況が発生し、受信側にとっては無駄な画像受信処理が
実行されることになる。また、従来の画像転送ネットワ
ークシステムにおける画像蓄積装置としての画像保管用
アーカイブには、データ容量の増大を防止するため、受
信画像の主要な付帯情報が同一である場合に画像蓄積を
拒否する処理を行なうものもある。このようなシステム
では、ユーザがデータベースに対する上書き処理を希望
している場合であっても、希望どおりの処理が実行でき
ないという事態が発生する。
【0010】本発明は、上述のような従来の画像転送ネ
ットワークシステムにおける画像転送に伴う不具合を解
消することを目的とするものであり、特に、ネットワー
クを介した同一画像の転送において、画像がすでに宛先
装置に対して転送済みであることを送信側から確認可能
とし、その後の処理をユーザの希望に応じて実行可能と
して効率的な画像転送処理を実現する画像送信装置、画
像送信方法、および画像転送システム並びに画像転送方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するためになされたものであり、その第1の側面
は、画像データの送信処理を実行する画像送信装置にお
いて、送信対象としての配送予定画像の画像識別データ
と、画像の配送先としての宛先装置識別データとに基づ
いて、同じ画像識別データを持つ画像の同一宛先に対す
る配送済み処理の有無を判定する重複配送判定手段と、
前記重複配送判定手段が、配送済み処理ありと判定した
場合において、前記宛先装置に対して配送予定画像に関
する処理要求を送信する処理要求送信手段と、前記処理
要求に対する前記宛先装置からの応答に基づいて、前記
配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制御手段
と、を有することを特徴とする画像送信装置にある。
【0012】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態
様において、前記宛先装置は、受信画像データの保管を
実行するデータベースであり、前記処理要求送信手段
は、前記データベースに対する処理要求として、データ
ベースにおける格納済み画像の消去および配送予定画像
の上書き処理要求を送信する構成であり、前記画像送信
制御手段は、前記データベースからの格納済み画像の消
去および配送予定画像の上書き処理が実行可能であると
の応答に基づいて画像送信を実行する制御を行なう構成
であることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態
様において、前記重複配送判定手段は、前記画像送信装
置において実行された画像配送処理履歴として、配送済
み画像の画像識別データと宛先装置識別データとを格納
した管理テーブルと、配送予定画像の画像識別データと
宛先装置識別データとに基づいて前記管理テーブルの格
納データを検索する検索手段と、を有し、前記検索手段
の検索結果に基づいて重複配送判定を実行する構成であ
ることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態
様において、前記重複配送判定手段は、画像の配送先と
しての宛先装置に対して、送信対象としての配送予定画
像の画像識別データを送信し、宛先装置から同一画像識
別データを持つ配送済み画像の有無を示す応答メッセー
ジを受信し、該受信メッセージに基づいて重複配送判定
を実行する構成であることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の画像送信装置の一実施態
様において、前記画像送信装置は、さらに、前記宛先装
置からの、前記処理要求に対する応答を表示する表示手
段と、前記表示手段によって表示された応答メッセージ
に基づいて、前記配送予定画像の処理態様を指定する入
力手段とを有し、前記画像送信制御手段は、前記入力手
段により指定された処理態様に応じた画像配送処理また
は画像配送中止処理を行なう構成を有することを特徴と
する。
【0016】さらに、本発明の第2の側面は、画像デー
タの送信処理を実行する画像送信方法において、送信対
象としての配送予定画像の画像識別データと、画像の配
送先としての宛先装置識別データとに基づいて、同じ画
像識別データを持つ画像の同一宛先に対する配送済み処
理の有無を判定する重複配送判定ステップと、前記重複
配送判定ステップにおいて、配送済み処理ありと判定し
た場合において、前記宛先装置に対して配送予定画像に
関する処理要求を送信する処理要求送信ステップと、前
記処理要求に対する前記宛先装置からの応答に基づい
て、前記配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制
御ステップと、を有することを特徴とする画像送信方法
にある。
【0017】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態
様において、前記宛先装置は、受信画像データの保管を
実行するデータベースであり、前記処理要求送信ステッ
プは、前記データベースに対する処理要求として、デー
タベースにおける格納済み画像の消去および配送予定画
像の上書き処理要求を送信するステップであり、前記画
像送信制御ステップは、前記データベースからの格納済
み画像の消去および配送予定画像の上書き処理が実行可
能であるとの応答に基づいて画像送信を実行する制御を
行なうことを特徴とする。
【0018】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態
様において、前記重複配送判定ステップは、配送予定画
像の画像識別データと宛先装置識別データとに基づい
て、配送済み画像の画像識別データと宛先装置識別デー
タとを格納した管理テーブルの格納データを検索する検
索ステップと、前記検索ステップの検索結果に基づいて
重複配送判定を実行するステップと、を含むことを特徴
とする。
【0019】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態
様において、前記重複配送判定ステップは、画像の配送
先としての宛先装置に対して送信対象としての画像の画
像識別データを送信するステップと、宛先装置からの同
一画像識別データに対応する受信画像の有無を示す応答
メッセージを受信するステップと、受信メッセージに基
づいて重複配送判定を実行するステップと、を含むこと
を特徴とする。
【0020】さらに、本発明の画像送信方法の一実施態
様において、前記宛先装置からの、前記処理要求に対す
る応答を表示する表示ステップと、前記表示ステップに
おいて提示された応答メッセージに基づいて前記配送予
定画像の処理態様を指定する入力ステップとを有し、前
記画像送信制御ステップは、前記入力ステップにおいて
指定された処理態様に応じた画像配送処理または画像配
送中止処理を行なうことを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の第3の側面は、ネットワ
ークを介した画像データの転送処理を実行する画像転送
システムにおいて、画像送信装置は、送信対象としての
配送予定画像の画像識別データと、画像の配送先として
の宛先装置識別データとに基づいて、同じ画像識別デー
タを持つ画像の同一宛先に対する配送済み処理の有無を
判定する重複配送判定手段と、前記重複配送判定手段
が、配送済み処理ありと判定した場合において、前記宛
先装置に対して配送予定画像に関する処理要求を送信す
る処理要求送信手段と、前記処理要求に対する前記宛先
装置からの応答に基づいて、前記配送予定画像の画像送
信を実行する画像送信制御手段とを有し、宛先装置とし
ての画像受信装置は、前記画像送信装置から送信される
処理要求を受信する受信手段と、該処理要求に応じた処
理の可否を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結
果を応答メッセージとして送信する送信手段と、を有す
ることを特徴とする画像転送システムにある。
【0022】さらに、本発明の第4の側面は、ネットワ
ークを介した画像データの転送処理を実行する画像転送
方法において、画像送信装置側において、送信対象とし
ての配送予定画像の画像識別データと、画像の配送先と
しての宛先装置識別データとに基づいて、同じ画像識別
データを持つ画像の同一宛先に対する配送済み処理の有
無を判定する重複配送判定ステップと、前記重複配送判
定手段が、配送済み処理ありと判定した場合において、
前記宛先装置に対して配送予定画像に関する処理要求を
送信する処理要求送信ステップを実行し、宛先装置とし
ての画像受信装置側において、前記画像送信手段から送
信される処理要求を受信し、処理要求に応じた処理の可
否を判定し、判定結果を応答メッセージとして前記画像
送信装置に送信する応答送信ステップを実行し、さら
に、画像送信装置側において、前記処理要求に対する前
記宛先装置からの応答に基づいて、前記配送予定画像の
画像送信を実行する画像送信制御ステップと、を有する
ことを特徴とする画像転送方法にある。
【0023】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像送信装置、画
像送信方法、および画像転送システム、並びに画像転送
方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、システムとは、複数の装置の論理的集合構成であ
り、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らな
い。
【0025】[システム概要]図1に、本発明の画像転
送システムの適用可能なネットワーク・システムの構成
例を模式的に示す。ネットワーク・システム上の超音波
診断装置、MR(Magnetic Resonance)装置、CT(Comp
uterized Tomography)装置、CR(Computed Radiograp
hy)装置等、様々なモダリティ機器50A,50B…に
おいて撮像された医療・診断画像は、確認配送装置とし
てのワークステーション70A,70B…において、画
像の確認、転送宛先の確認を実行し、ネットワークを介
して画像表示、プリント、保管を制御するワークステー
ション10A,10B,10Cに転送され、ディスプレ
イ表示、プリント出力、データベース保管等の各種処理
が実行される。
【0026】ネットワーク上には、コンピュータ・トモ
グラフィ用の磁気共鳴用のMR(Magnetic Resonance)
装置50A,RI装置50B,US装置50C,デジタ
ル減法アンギオグラフィ用のDSA装置50D,CT
(Computed Tomography)装置50E,コンピュータ・
ラジオグラフィ用のCR(Computed Radiography)装置
50Fなどの医療・診断画像の撮影、供給源である複数
のモダリティ機器があり、これらのモダリティ機器は、
確認配送装置としてのワークステーション70A,70
Bを介してネットワーク接続される。
【0027】ネットワーク接続された医療・診断画像を
電子的に取り扱うプリンタ、ビューワ、アーカイブを制
御するワークステーション10…、および各モダリティ
機器に接続され確認配送処理を行なうワークステーショ
ン70…は、通常、ネットワーク・インターフェース・
カード(NIC:Network Interface Card)によってネ
ットワーク接続される。
【0028】図1において、ネットワークは、例えば単
一の病院内に敷設されたLAN(Local Area Network)
である。LANは、単一のLANセグメント20で構成
されても、ルータ(若しくはゲートウェイ)30経由で
相互接続された複数のLANセグメント20A,B…で
構成されてもよい。さらに、ネットワークは、専用線等
を介して遠隔の病院のLANどうしを接続して構成され
るWAN(Wide AreaNetwork)や、あるいはインターネ
ットのような広域ネットワークであってもよい。
【0029】ネットワーク上の各ワークステーション1
0…、ワークステーション70…は、所定の通信プロト
コルに従うことによって透過的に接続されている。例え
ばOSI(Open Systems Interconnection )参照標準
モデルで言えば、ネットワークの物理層及びデータリン
ク層はイーサネット(登録商標)で、トランスポート層
及びネットワーク層はTCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Protocol)で構成することが
できる。また、セッション層以上の上位層は、医用製品
メーカ各社が専用のプロトコルを用意している。
【0030】当業界における上位層プロトコルの代表例
の1つは、DICOM(Digital Imaging and Communic
ation for Machine)である。DICOMは、米国のA
CR(American College of Radiology)およびNEMA
(The National Electrical Manufacturers Associatio
n)により制定された医用画像の通信プロトコルである。
DICOM以外にもネットワークに接続されたモダリテ
ィ機器製品メーカー固有のプロトコルを用いた通信が行
われる。
【0031】ワークステーション70A,70B…は、
病院内の専用の診断室(図示しない)にそれぞれ配備さ
れている1以上のモダリティ機器と接続され、接続され
たモダリティ機器において取得した画像を確認するため
のモニタを有し、また画像を一時保管するための磁気デ
ィスク、DVD等の記憶媒体を備えている。ユーザは、
確認配送装置としてのワークステーション70A,70
Bにおいて、画像の転送宛先として、例えば画像表示を
実行する画像ビューワ、プリント出力を実行するプリン
タ、画像保管を実行するアーカイブを指定して画像転送
を実行する。この際、既に同一画像が同一宛先に配送済
みである場合には、宛先装置に処理要求を発行し、要求
に従った処理が可能か否かの応答を求め、応答に基づい
てさらにユーザに確認を求める処理を実行して、画像の
配送を開始する。この処理については、後段で詳細に説
明する。
【0032】ワークステーション10Aは、画像ビュー
ワとして稼動し、例えばファイル・サーバに付設された
データベースから過去の診断画像を取り出してディスプ
レイ・スクリーン上で確認する等のために使用される。
【0033】ワークステーション10Bは、プリント・
サーバとして機能する。ワークステーション10Bは、
ローカル接続された1以上のプリンタ、プリンタ#1,
112、プリンタ#2,113を有し、画像データのプ
リントを行なう。
【0034】また、ワークステーション10Cはファイ
ル・サーバとして機能し、ファイル・サーバに接続され
たデータベースとしての画像保管用アーカイブ122に
画像データを蓄積する。画像保管用アーカイブ122
は、膨大量の診断画像ファイルを蓄積するための大容量
記憶装置であり、通常、圧縮された画像データを格納す
る。
【0035】ディスプレイ、プリンタ、アーカイブは、
超音波診断装置、MR(Magnetic resonance)装置、CT
(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Rad
iography)装置等の様々なモダリティ機器50A,50
B…において撮像された医用画像の出力先、あるいは保
管先として、すなわちネットワークを介した転送宛先と
してユーザによって指定される。ユーザはモダリティ機
器において取得した画像を確認配送装置としてのワーク
ステーション70A,70Bにおいて、1以上の宛先と
してディスプレイ、プリンタ、データベースを指定して
ネットワーク介して配送し、表示、出力、または保管す
る。
【0036】画像ビューワとして稼動するワークステー
ション10Aにおいて、ユーザは、例えばCRTに表示
した画像のパラメータを変更して、表示の態様を変更す
ることが可能であり、パラメータを変更した画像は、再
度、ネットワークを介して転送宛先として画像保管用ア
ーカイブを指定して、保管する処理が可能である。この
場合、データは上書き、または別画像として保管等の処
理が可能である。これらの処理については後述する。
【0037】また、プリント・サーバとして機能するワ
ークステーション10Bには、アダプタ・カード(図示
しない)経由でプリンタが装着される。ワークステーシ
ョン10Bは、ネットワーク上の各モダリティ機器50
…から転送されてくる画像データに対して、例えば受信
画像データに応じた適切なγ曲線を適用した階調処理
他、様々な画像処理を施し、さらに、フォーマット処理
(所定サイズのフィルム上へのレイアウト処理を含
む)、画像の拡大又は縮小処理などの各種の処理を施し
てから、プリンタで画像出力する。ユーザは、プリンタ
出力する画像のパラメータを変更して、出力の態様を変
更することが可能であり、パラメータを変更した画像
を、プリントサーバに一時保管し、これを再度、ネット
ワークを介してデータベース(アーカイブ)に保管する
処理も可能である。
【0038】図1に示したような医用画像通信システム
によれば、病院内で取得されたあらゆる医用診断データ
をデジタイズすることで、ネットワーク上で複数の端末
装置間で診断データを流通及び共有することができる。
すなわち、ある1つの診断室で得られた診断データを別
の診断室(あるいは遠隔の病院の診断室)で閲覧するこ
とができる。また、過去の診断画像を適宜データベース
から取り出すことで、回復の経過や病状の進化を確認す
ることができる。
【0039】[確認配送装置を用いた画像配送処理]上
述の図1を用いた説明中で簡単に述べたように、モダリ
ティ機器において撮影された診断・医療画像は、モダリ
ティ機器に接続された確認配送装置としてのワークステ
ーション70…において、例えばプリンタ、アーカイブ
等の転送先が宛先装置として指定された後、ネットワー
クを介して配送される。
【0040】図2に各モダリティと確認配送装置(W/
S:ワークステーション)、および宛先装置としてのア
ーカイブ、プリンタ、表示装置の接続構成を概略的に示
す。
【0041】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202aは、2台のモダリティ201a,201b
に接続され、これら2台のモダリティ201a,201
bにおいて撮影した診断・医療画像を受信し、ユーザが
確認配送装置202aにおいて、画像転送先としての宛
先装置、例えばアーカイブ203、プリンタ204、あ
るいは表示装置(ビューワ)205、あるいはネットワ
ーク接続された他のワークステーション、サーバ等を指
定してネットワークを介して宛先装置に対する転送処理
を実行する。
【0042】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)203は、3台のモダリティ201c,201d,
201eに接続され、これら3台のモダリティ201
c,201d,201eにおいて撮影した診断・医療画
像を受信し、ユーザが確認配送装置202bにおいて、
画像転送先としての宛先装置を指定してネットワークを
介して宛先装置に対する転送処理を実行する。
【0043】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202a,bは、画像表示、あるいは宛先装置から
の応答メッセージ表示用として使用可能なモニタと、各
接続モダリティにおいて撮影された診断・医療画像を一
時保管するためのデータベースを有し、モダリティにお
ける撮影画像を逐次、あるいは所定の単位毎にまとめて
宛先装置を指定してネットワークを介して転送する。
【0044】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202a,bは、既に自装置から転送した画像と同
一の画像を同一宛先に対して転送する、いわゆる重複転
送を実行する場合に、宛先装置に処理要求を発行し、要
求に従った処理が可能か否かの応答を求め、応答に基づ
いてさらにユーザに確認を求める処理を実行して、画像
の配送を開始する。ユーザは、宛先装置からの応答に基
づいて処理の停止、継続、あるいは処理態様の変更が可
能である。
【0045】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202の構成を図3に示す。確認配送装置(W/
S:ワークステーション)202は、モダリティの撮影
画像を受信するインタフェース305、ネットワークを
介した宛先装置との処理確認データ送受信、および画像
送信を行なうインタフェース306、モダリティの撮影
画像を一時保管する記憶手段303、モダリティの撮影
画像を表示したり、あるいは宛先装置との処理確認通信
において宛先装置から送信されるメッセージを表示する
表示手段302、画像の処理態様の指定など、コマン
ド、あるいはデータ入力を実行する入力手段304、記
憶手段303からのデータ取り出し、データ送受信の制
御を実行する画像送信制御手段としての機能と、配送予
定画像の画像識別データと、画像の配送先としての宛先
装置識別データとに基づいて、同じ画像識別データを持
つ画像の同一宛先に対する配送済み処理の有無の判定処
理を実行する重複配送判定手段としての機能を実行する
重複判定処理および制御部301とを有する。
【0046】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202は、新たな画像の配送実行前に、その配送予
定画像の画像識別データと、画像の配送先としての宛先
装置識別データとに基づいて、同じ画像識別データを持
つ画像の同一宛先に対する配送済み処理の有無を判定す
る。この重複配送態様として2つの態様がある。第1の
態様は、確認配送装置(W/S:ワークステーション)
202が、自装置から配送した画像データの履歴を記録
した管理テーブルを記憶手段303に保有し、管理テー
ブルに基づいて同一画像の同一宛先に対する転送処理の
発生を検知する構成である。
【0047】管理テーブルのデータ構成例を図4に示
す。モダリティによって撮影された画像には、前述した
ように、患者名、撮影日時、画像識別子(ID)、その
他の属性情報が自動的に、あるいは撮影者の入力により
撮影画像に対応付けられてデータ保管先としての確認配
送装置(W/S:ワークステーション)202a,bの
データベース、あるいは、アーカイブに格納される。
【0048】図4に示すように管理テーブルには、これ
らの属性情報と、画像転送先としての宛先装置識別子
(ID)、転送日時などが記録される。ユーザが確認配
送装置(W/S:ワークステーション)202a,bか
ら、ある撮影画像を、ある宛先装置に対して送信する処
理を実行する際、確認配送装置(W/S:ワークステー
ション)202a,bの重複判定処理および制御部30
1は、管理テーブル中に、一致する属性データと宛先装
置を持つ履歴データが存在するか否かを検索する。すな
わち配送予定画像の画像識別データと、画像の配送先と
しての宛先装置識別データとに基づいて、同じ画像識別
データを持つ画像の同一宛先に対する配送済み処理の有
無を管理テーブルに基づいて判定する。
【0049】一致する履歴データが検出された場合、確
認配送装置(W/S:ワークステーション)202a,
bの重複判定処理および制御部301は、インタフェー
ス306を介して宛先装置に処理要求を発行し、宛先装
置において要求に従った処理が可能か否かの応答を求め
る。処理要求は、例えば、宛先装置がアーカイブである
場合、アーカイブにおける格納済み画像の消去および配
送予定画像の上書き処理要求であり、確認配送装置(W
/S:ワークステーション)202a,bは、アーカイ
ブの管理ワークステーションから、格納済み画像の消去
および配送予定画像の上書き処理が実行可能であるとの
応答を受信したことを条件として画像送信を実行する。
【0050】宛先装置、例えばアーカイブ等の制御ワー
クステーションとしての画像受信手段は、画像送信手段
から送信される処理要求を受信する受信手段と、処理要
求に応じた処理の可否を判定する判定手段と、判定手段
の判定結果を応答メッセージとして送信する送信手段と
を有し、確認配送装置(W/S:ワークステーション)
202からの処理要求を受信し、判定手段において、そ
の処理の実行の可否を判定し、結果を確認配送装置(W
/S:ワークステーション)202に返す処理を実行す
る。
【0051】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202の重複判定処理および制御部301が、配送
予定画像と一致する属性データ、宛先装置を持つ履歴デ
ータを管理テーブルから検出して宛先装置に処理要求を
発行し、応答を受信した場合には、確認配送装置(W/
S:ワークステーション)202の表示手段302に応
答に基づくメッセージを表示しユーザに対する確認を促
すようにしてもよい。ユーザは表示メッセージに基づい
て、画像配送処理を中止したり、あるいは処理態様を変
更したり、処理を続行することができる。
【0052】ユーザが同一画像を同一宛先に転送する処
理を希望する場合の例としては、例えば大容量データベ
ースとしてのアーカイブ203に同一画像を転送して、
前の配送済み画像を消去して、新たな配送画像の上書き
処理を実行する場合や、あるいは、配送済み画像はその
まま保管し、新たに配送する画像を別画像として保存し
たい場合などがある。確認配送装置(W/S:ワークス
テーション)202は、このような処理が実行可能かを
画像配送前に宛先装置に問い合わせを実行し、その応答
に基づいて、実効可能であることを確認した上で画像配
送処理を実行することができる。
【0053】図5にアーカイブを宛先装置として指定し
た画像転送処理において、宛先装置からの応答に基づい
て表示されるメッセージの例を示す。
【0054】図5のメッセージは、宛先装置としてのア
ーカイブに既に同一識別子を持つ画像が転送されている
ことを示すとともに、上書き処理、別画像で保存、ある
いは処理中止としてのキャンセルのいずれかをユーザが
選択して実行可能であることを示す。ユーザは、入力手
段304からいずれかの処理を指定選択し、重複判定処
理および制御部301は、ユーザによって選択された態
様で、画像の配送実行、あるいは配送中止処理を行な
う。このように、ユーザは画像の宛先装置に対する転送
を実行する前に、転送済みの同一画像の存在確認が可能
であり、また、その後の処理の選択が実行できる。
【0055】図6に画像送信元である確認配送装置20
2と画像送信先である宛先装置間での配送済み同一画像
があった場合のデータ通信シーケンスを示す。確認配送
装置は、まず、宛先装置に対する処理要求を送信し、宛
先装置は、処理要求に応じた処理が可能か否かの応答メ
ッセージを確認配送装置202に送信する。確認配送装
置202は、宛先装置からの応答を受信し、応答を検証
して宛先装置での処理が可能か否かを判定し、必要に応
じて応答メッセージを表示手段に表示し、ユーザに対す
る確認を求めて、その後の処理態様を設定して、処理態
様に応じた画像配送を行なう。なお、宛先装置が処理要
求に応じた処理が実行可能であるとの応答を返してきた
場合は、応答メッセージの表示処理は必ずしも実行する
必要はなく、応答後、メッセージ表示を実行せずに画像
送信を実行してもよい。
【0056】以上、説明した例は、確認配送装置(W/
S:ワークステーション)202a,bが、転送画像の
履歴データとしての管理テーブルを記憶手段303に保
有して、重複判定処理および制御部301が管理テーブ
ルに基づいて同一画像の同一宛先に対する重複転送チェ
ックを実行する例であるが、次に、テーブルに基づく重
複判定処理ではなく、実際に画像宛先として指定された
例えばアーカイブとの事前確認通信を実行して、既に配
送済みの画像であるか否かの重複チェックを実行する構
成例について説明する。
【0057】図7に、確認配送装置(W/S:ワークス
テーション)202a,bと、宛先装置としてのアーカ
イブ203間において実行される画像転送前の確認通信
処理シーケンスを示す。まず、確認配送装置(W/S:
ワークステーション)202a,bは、少なくとも転送
画像の識別子を含む画像の属性データと処理要求を、宛
先として指定したアーカイブに送信する。アーカイブ2
03側のワークステーションは、受信した識別子、その
他の属性情報に基づいて、アーカイブ203に格納済み
のデータの持つ識別子、属性に一致するエントリがある
か否かを検証する。さらに、処理要求に応じた処理が可
能か否かについて検証する。
【0058】アーカイブ203側のワークステーション
は、検証結果に基づく応答として、同一画像格納済み、
または未格納であることを示すデータとともに、装置に
おいて実行可能な処理態様を示す応答メッセージを確認
配送装置(W/S:ワークステーション)202a,b
に送信する。
【0059】確認配送装置(W/S:ワークステーショ
ン)202a,bは、アーカイブ203側からの応答メ
ッセージを受信し、応答を検証して宛先装置での処理が
可能か否かを判定し、必要に応じて、例えば図8に示す
ユーザに対するメッセージを表示する。図8に示すメッ
セージは、先に説明した図5のメッセージに加え、さら
に、データが未送信であることの確認メッセージが追加
された構成であり、ユーザは重複したデータ転送処理で
ないことを確認した上で送信を実行することが可能とな
る。
【0060】ユーザは、確認配送装置202の入力手段
304からの入力により、図8に示す表示中から処理を
選択し、重複判定処理および制御部301は、ユーザに
よって選択された態様で、画像の配送実行、あるいは配
送中止処理を行なう。このように、ユーザは画像の宛先
装置に対する転送を実行する前に、転送済みの同一画像
の存在確認が可能であり、また、その後の処理の選択が
実行できる。なお、宛先装置が処理要求に応じた処理が
実行可能であるとの応答を返してきた場合は、応答メッ
セージの表示処理を実行することなく、応答後、メッセ
ージ表示、選択処理を省略して画像送信を実行する構成
としてもよい。
【0061】確認配送装置202を介した画像転送にお
ける処理フローを図9に示す。まず、ステップS901
において、入力手段から画像の転送宛先を指定する。な
お画像にはモダリティにおける撮影時に自動的に付加さ
れた属性情報としての患者名、撮影日時、画像識別子
(ID)、その他の属性情報が付与されているものとす
る。新たに入力手段から属性を付加する処理も可能であ
る。
【0062】ステップS902において、確認配送装置
(W/S:ワークステーション)は、同一画像の同一宛
先に対する転送処理、すなわち重複配送の有無検出処理
を実行する。この処理は、前述の管理テーブル、または
宛先装置との事前確認通信処理のいずれかに基づいて実
行される。
【0063】ステップS903において、重複配送でな
いと判定された場合は、宛先装置に対する画像配送処理
を実行(S908)する。この場合、画像配送処理の実
行前に重複配送でないことを示す確認メッセージを確認
配送装置(W/S:ワークステーション)のディスプレ
イに表示してもよい。
【0064】ステップS903において、重複配送であ
ると判定されると、確認配送装置(W/S:ワークステ
ーション)は、宛先装置に対する処理要求を送信し、処
理要求に対する応答を受信(S904)する。
【0065】確認配送装置は、宛先装置からの応答を受
信し、応答を検証して宛先装置での処理が可能か否かを
判定(S905)し、可能であるとの応答であれば、必
要に応じて応答メッセージを表示手段に表示(S90
6)し、ユーザが表示に従って処理の確認、選択を行な
い(S907)、選択した処理に応じて配送処理を実行
(S908)する。なお、ステップS906,S907
の表示および選択処理は省略してもよい。
【0066】宛先装置での処理が可能でないとの判定で
あった場合には、応答メッセージを表示手段に表示(S
909)し、ユーザが表示に従って処理の確認、選択を
行ない(S910)、選択した処理に応じて配送処理を
実行(S908)、あるいは配送処理を中止して処理を
終了する。
【0067】上述したように、本発明の画像送信装置、
画像送信方法、および画像転送システム並びに画像転送
方法によれば、モダリティで撮影した画像を各種宛先装
置に対して配送する場合に、同一宛先に対する転送済み
の画像があるか否かの検証を実行し、既に配送済み画像
がある場合は、宛先装置に対して処理要求を送信し、要
求に応じた処理が可能なことを確認したことを条件とし
て配送予定画像の送信を実行する。従って、画像送信後
の処理エラーが発生することなく、送信側のユーザの希
望に応じた処理が確実に実行される。また、ユーザに確
認メッセージを提示して、その後の処理を選択可能とし
たので、誤った重複転送が防止され、例えばアーカイブ
における無駄な画像の蓄積が防止される。
【0068】なお、宛先装置としてアーカイブを指定し
た場合以外にも、プリントサーバ、あるいは画像ビュー
ワを指定して重複転送を行なおうとした場合には、上述
と同様の検証が実行され、ビューワの制御用のワークス
テーション、プリンタの制御用のワークステーションに
重複した画像が蓄積されることが防止される。
【0069】さらに、上述した例では、モダリティに接
続されたワークステーション70における処理として説
明したが、例えば画像ビューワを制御するワークステー
ションにおいても同様の重複転送検証処理が実行可能で
あり、例えばCRTに表示した画像のパラメータを変更
して、表示の態様を変更した画像を、再度、ネットワー
クを介して転送宛先として画像保管用アーカイブを指定
して、画像保管処理を実行する場合に、先に説明した管
理テーブルまたは、アーカイブのワークステーションと
ビューワのワークステーションとの間で、先に説明した
事前確認通信処理を実行して、すでに転送済みの同一画
像が存在するか否かの検証を実行した上で、画像転送を
実行することが可能である。また、この際に、図5、ま
たは図8に示すようなメッセージを表示して重複データ
の上書き、または別画像として保管等の処理を選択可能
とすることができる。
【0070】その他、宛先をアーカイブ、プリンタ、ビ
ューワとする処理ばかりでなく、各診断室に配置したワ
ークステーション相互間においても、前述の管理テーブ
ルによる検証、または事前確認通信処理を実行すること
により、同一画像の重複配信を防止することが可能であ
る。
【0071】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像送信
装置、画像送信方法、および画像転送システム並びに画
像転送方法によれば、モダリティで撮影した画像をアー
カイブ等の宛先装置に対して配送する処理において、デ
ータ送信側で、同一宛先に対する転送済みの画像がある
か否かの検証を実行し、配送済み画像がある場合は、宛
先装置に対して処理要求を送信して、宛先装置から、要
求に応じた処理が可能であるか否かの応答を受信し、受
信応答に基づいて処理可能であることを確認したことを
条件として画像を送信する。従って、画像送信後の処理
エラーが発生することなく、送信側のユーザの希望に応
じた処理が確実に実行される。また、ユーザに確認メッ
セージを提示して、その後の処理を選択可能としたの
で、誤った重複転送が防止され、例えばアーカイブにお
ける無駄な画像の蓄積が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムを適用した診断・医療画像デ
ータの送受信ネットワーク構成例を示す図である。
【図2】本発明の画像送信装置である確認配送装置と、
モダリティおよび各種宛先装置との接続構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の画像送信装置である確認配送装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像送信装置である確認配送装置の有
する管理テーブルの構成例を示す図である。
【図5】本発明の画像送信装置である確認配送装置が宛
先装置からの応答に基づいて表示手段に表示する表示例
(例1)である。
【図6】本発明の画像送信装置である確認配送装置と宛
先装置間で実行されるデータ通信処理シーケンスを示す
図である。
【図7】本発明の画像送信装置である確認配送装置と宛
先装置間で実行される重複配送確認を含む処理における
データ通信処理シーケンスを示す図である。
【図8】本発明の画像送信装置である確認配送装置が宛
先装置からの応答に基づいて表示手段に表示する表示例
(例2)である。
【図9】本発明の画像送信装置である確認配送装置にお
ける重複配送判定、および画像送信処理を示すフローで
ある。
【符号の説明】
10 ワークステーション 20 LAN 30 ルータ 50 モダリティ機器 70 確認配送装置 201 モダリティ 202 確認配送装置 203 アーカイブ 204 プリンタ 205 表示装置 301 重複判定および制御手段 302 表示手段 303 記憶手段 304 入力手段 305,306 インタフェース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データの送信処理を実行する画像送信
    装置において、 送信対象としての配送予定画像の画像識別データと、画
    像の配送先としての宛先装置識別データとに基づいて、
    同じ画像識別データを持つ画像の同一宛先に対する配送
    済み処理の有無を判定する重複配送判定手段と、 前記重複配送判定手段が、配送済み処理ありと判定した
    場合において、前記宛先装置に対して配送予定画像に関
    する処理要求を送信する処理要求送信手段と、 前記処理要求に対する前記宛先装置からの応答に基づい
    て、前記配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制
    御手段と、 を有することを特徴とする画像送信装置。
  2. 【請求項2】前記宛先装置は、受信画像データの保管を
    実行するデータベースであり、 前記処理要求送信手段は、前記データベースに対する処
    理要求として、データベースにおける格納済み画像の消
    去および配送予定画像の上書き処理要求を送信する構成
    であり、 前記画像送信制御手段は、前記データベースからの格納
    済み画像の消去および配送予定画像の上書き処理が実行
    可能であるとの応答に基づいて画像送信を実行する制御
    を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像送信装置。
  3. 【請求項3】前記重複配送判定手段は、 前記画像送信装置において実行された画像配送処理履歴
    として、配送済み画像の画像識別データと宛先装置識別
    データとを格納した管理テーブルと、 配送予定画像の画像識別データと宛先装置識別データと
    に基づいて前記管理テーブルの格納データを検索する検
    索手段と、 を有し、前記検索手段の検索結果に基づいて重複配送判
    定を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像送信装置。
  4. 【請求項4】前記重複配送判定手段は、 画像の配送先としての宛先装置に対して、送信対象とし
    ての配送予定画像の画像識別データを送信し、宛先装置
    から同一画像識別データを持つ配送済み画像の有無を示
    す応答メッセージを受信し、該受信メッセージに基づい
    て重複配送判定を実行する構成であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像送信装置。
  5. 【請求項5】前記画像送信装置は、さらに、 前記宛先装置からの、前記処理要求に対する応答を表示
    する表示手段と、 前記表示手段によって表示された応答メッセージに基づ
    いて、前記配送予定画像の処理態様を指定する入力手段
    とを有し、 前記画像送信制御手段は、前記入力手段により指定され
    た処理態様に応じた画像配送処理または画像配送中止処
    理を行なう構成を有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像送信装置。
  6. 【請求項6】画像データの送信処理を実行する画像送信
    方法において、 送信対象としての配送予定画像の画像識別データと、画
    像の配送先としての宛先装置識別データとに基づいて、
    同じ画像識別データを持つ画像の同一宛先に対する配送
    済み処理の有無を判定する重複配送判定ステップと、 前記重複配送判定ステップにおいて、配送済み処理あり
    と判定した場合において、前記宛先装置に対して配送予
    定画像に関する処理要求を送信する処理要求送信ステッ
    プと、 前記処理要求に対する前記宛先装置からの応答に基づい
    て、前記配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制
    御ステップと、 を有することを特徴とする画像送信方法。
  7. 【請求項7】前記宛先装置は、受信画像データの保管を
    実行するデータベースであり、 前記処理要求送信ステップは、前記データベースに対す
    る処理要求として、データベースにおける格納済み画像
    の消去および配送予定画像の上書き処理要求を送信する
    ステップであり、 前記画像送信制御ステップは、前記データベースからの
    格納済み画像の消去および配送予定画像の上書き処理が
    実行可能であるとの応答に基づいて画像送信を実行する
    制御を行なうことを特徴とする請求項6に記載の画像送
    信方法。
  8. 【請求項8】前記重複配送判定ステップは、 配送予定画像の画像識別データと宛先装置識別データと
    に基づいて、配送済み画像の画像識別データと宛先装置
    識別データとを格納した管理テーブルの格納データを検
    索する検索ステップと、 前記検索ステップの検索結果に基づいて重複配送判定を
    実行するステップと、 を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像送信方
    法。
  9. 【請求項9】前記重複配送判定ステップは、 画像の配送先としての宛先装置に対して送信対象として
    の画像の画像識別データを送信するステップと、 宛先装置からの同一画像識別データに対応する受信画像
    の有無を示す応答メッセージを受信するステップと、 受信メッセージに基づいて重複配送判定を実行するステ
    ップと、 を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像送信方
    法。
  10. 【請求項10】前記画像送信方法は、さらに、 前記宛先装置からの、前記処理要求に対する応答を表示
    する表示ステップと、 前記表示ステップにおいて表示された応答メッセージに
    基づいて前記配送予定画像の処理態様を指定する入力ス
    テップとを有し、 前記画像送信制御ステップは、前記入力ステップにおい
    て指定された処理態様に応じた画像配送処理または画像
    配送中止処理を行なうことを特徴とする請求項6に記載
    の画像送信方法。
  11. 【請求項11】ネットワークを介した画像データの転送
    処理を実行する画像転送システムにおいて、 画像送信装置は、 送信対象としての配送予定画像の画像識別データと、画
    像の配送先としての宛先装置識別データとに基づいて、
    同じ画像識別データを持つ画像の同一宛先に対する配送
    済み処理の有無を判定する重複配送判定手段と、 前記重複配送判定手段が、配送済み処理ありと判定した
    場合において、前記宛先装置に対して配送予定画像に関
    する処理要求を送信する処理要求送信手段と、 前記処理要求に対する前記宛先装置からの応答に基づい
    て、前記配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制
    御手段とを有し、 宛先装置としての画像受信装置は、 前記画像送信装置から送信される処理要求を受信する受
    信手段と、 該処理要求に応じた処理の可否を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を応答メッセージとして送信す
    る送信手段と、 を有することを特徴とする画像転送システム。
  12. 【請求項12】ネットワークを介した画像データの転送
    処理を実行する画像転送方法において、 画像送信装置側において、 送信対象としての配送予定画像の画像識別データと、画
    像の配送先としての宛先装置識別データとに基づいて、
    同じ画像識別データを持つ画像の同一宛先に対する配送
    済み処理の有無を判定する重複配送判定ステップと、 前記重複配送判定手段が、配送済み処理ありと判定した
    場合において、前記宛先装置に対して配送予定画像に関
    する処理要求を送信する処理要求送信ステップを実行
    し、 宛先装置としての画像受信装置側において、 前記画像送信手段から送信される処理要求を受信し、処
    理要求に応じた処理の可否を判定し、判定結果を応答メ
    ッセージとして前記画像送信装置に送信する応答送信ス
    テップを実行し、 さらに、画像送信装置側において、 前記処理要求に対する前記宛先装置からの応答に基づい
    て、前記配送予定画像の画像送信を実行する画像送信制
    御ステップと、 を実行することを特徴とする画像転送方法。
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