JP4816775B2 - 画像形成装置およびその検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、詳しくは、画像形成装置の電気的負荷に電圧を印加する電圧印加ラインの接続検査に関する。
画像形成装置における画像形成ユニット等の電気的負荷に電圧を印加する際に、電圧印加ラインから各画像形成ユニットへの電圧印加が正常になされるか否かを判定する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。そこでは、電圧印加ラインの検査の際に、電気的負荷よりも低抵抗の負荷を用いて、高圧電源と電気的負荷との接続を効率的に確認する技術が示されている。
特開2008−058481号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、効率的に電圧印加ラインの検査が行えるものの、合否を判定するための構成が必ずしも簡易であるとは言えなかった。
本発明は、画像形成装置における電圧印加ラインの接続検査を簡易に行える技術を提供するものである。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、少なくとも一つの電圧が印加されるユニット装着部品と、前記ユニット装着部品が着脱自在に装着されると共に、前記ユニット装着部品に換えて検査用治具を装着可能な装着部と、各々が所定電圧を生成し、各所定電圧を、対応する電圧印加ラインを介して、前記装着部に装着された前記ユニット装着部品に印加する複数の電圧生成回路と、前記複数の電圧生成回路の動作を制御する制御手段であって、前記複数の電圧生成回路のうち一電圧生成回路である第1電圧生成回路に検査電圧を生成させ、前記第1電圧生成回路に対応する第1電圧印加ライン、前記検査用治具、および前記1電圧生成回路とは異なる第2電圧生成回路に対応する第2電圧印加ラインを介して前記検査電圧を前記第2電圧生成回路に印加させる制御手段と、前記第1電圧生成回路および前記第2電圧生成回路の少なくとも一方に設けられ、前記所定電圧の印加によって前記ユニット装着部品に流れる電流を検出する電流検出部と、前記検査電圧の印加に対応して、前記電流検出部によって検出される検出電流が第1所定値以上である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する判断手段とを備える。
通常、画像形成ユニット等のユニット装着部品に所定の電圧を印加する電圧生成回路は、電圧検出部および/または電流検出部を含む。そのため、複数の電圧生成回路うち2つの電圧生成回路、および電流検出部を用いて、電圧印加ラインの接続検査を簡易に行うことができる。すなわち、単に、2つの電圧生成回路のうち一方の電圧生成回路(第1電圧生成回路)から、検査用治具を介して他方の電圧生成回路(第2電圧生成回路)へ所定の検査電圧を印加する。そして、2つの電圧生成回路のいずれか一方における、その検査電圧印加に起因する電流の検出結果から、2本の電圧印加ラインの検査を同時に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置において、前記判断手段は、前記検出電流が前記第1所定値以上かつ前記第1所定値より大きい第2所定値以下である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する。
本構成によれば、電気経路内(電圧印加ライン等)の断線、接触不良の検出に加え、電気経路内における短絡経路等の検出も行える。
第3の発明は、第1または2の発明の画像形成装置において、前記第1電圧生成回路と前記第2電圧生成回路とは、異なる極性の所定電圧を生成する。
本構成によれば、電流検出部による電流検出を好適に行うことができる。すなわち、電圧生成回路がトランスの二次側に発生する電圧を整流して出力電圧を生成する場合、電流検出に際して、第1電圧生成回路と前記第2電圧生成回路とにおいて、平滑ダイオードの向きが好適となる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の画像形成装置において、前記第1電圧生成回路の定格電圧の絶対値は、前記第2電圧生成回路の定格電圧の絶対値より小さい。
本構成によれば、第1電圧生成回路による検査電圧が最大になったとしても、第2電圧生成回路および電流検出部にダメージを与えることなく検査を行うことができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明の画像形成装置において、前記第1電圧生成回路は、前記所定電圧を検出する電圧検出部を含み、前記第1電圧生成回路によって生成される前記検査電圧は、前記電圧検出部による検出結果に応じて定電圧制御される。
本構成によれば、第2電圧生成回路に印加される検査電圧を安定させて、判断手段による判断の信頼性を向上させることができる。すなわち、電圧印加ラインの検査の信頼性を向上させることができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の画像形成装置において、前記制御手段は、所定の抵抗値を有する抵抗を含む前記検査用治具を介して前記検査電圧を前記第2電圧生成回路に印加させる。
本構成によれば、検査用治具の抵抗の値を適宜可変して、検査時の第1電圧生成回路の負荷を好適に設定できる。そのため、検査時に第1電圧生成回路が過負荷となることを防止できる。
また、上記の目的を達成するための手段として、第7の発明に係る画像形成装置の検査方法は、少なくとも一つの電圧が印加されるユニット装着部品が着脱自在に装着されると共に、前記ユニット装着部品に換えて検査用治具を装着可能な装着部と、各々が所定電圧を生成し、各所定電圧を、対応する電圧印加ラインを介して、前記装着部に装着されたユニット装着部品に印加する複数の電圧生成回路とを備えた画像形成装置において、各電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への電圧印加が正常になされるかどうかを検査する方法であって、前記検査用治具を前記装着部に装着する工程と、前記複数の電圧生成回路のうち一電圧生成回路である第1電圧生成回路によって検査電圧を生成する工程と、前記検査電圧を、前記第1電圧生成回路に対応する第1電圧印加ライン、前記検査用治具、および前記1電圧生成回路とは異なる第2電圧生成回路に対応する第2電圧印加ラインを介して、前記第2電圧生成回路に印加する工程と、前記第1電圧生成回路および前記第2電圧生成回路の少なくとも一方に設けられた電流検出部によって前記検査電圧の印加に起因する電流を検出する工程と、前記検出する工程によって検出された検出電流が第1所定値以上であるかどうかを判定する工程と、前記検出電流が所定値以上であると判定された場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する工程とを含む。
本構成によれば、既存の構成を利用して、電圧印加ラインの接続検査を簡易に行うことができる。すなわち、単に、2つの電圧生成回路のうち一方の電圧生成回路(第1電圧生成回路)から、検査用治具を介して他方の電圧生成回路(第2電圧生成回路)へ所定の検査電圧を印加する。そして、2つの電圧生成回路のいずれか一方における、その検査電圧印加に起因する電流の検出結果から、2本の電圧印加ラインの検査を同時に行える。
第8の発明は、第7の発明の画像形成装置の検査方法において、前記判断する工程は、前記検出電流が前記第1所定値以上かつ前記第1所定値より大きい第2所定値以下である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断することを含む。
本構成によれば、電気経路内(電圧印加ライン等)の断線、接触不良の検出に加え、電気経路内における短絡経路等の検出も行える。
本発明によれば、画像形成装置における電圧印加ラインの接続検査を簡易に行える。
本発明の一実施形態に係るプリンタの内部構成を表す概略断面図 プリンタの高圧電源装置の概略的なブロック図 接続検査の実施例1における概略的な電気接続図 実施例1における検査処理の概要を示すフローチャート 接続検査の実施例2における概略的な電気接続図
<実施形態>
本発明の実施形態1を、図1〜図5を参照しつつ説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本実施形態のプリンタ1(本発明の「画像形成装置」の一例)の内部構成を表す概略断面図である。以下の説明では、各構成要素について、色毎に区別する場合は各部の符号にY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の添え字を付し、区別しない場合は添え字を省略する。
プリンタ1は、給紙部3、画像形成部5、搬送機構7、定着部9、ベルトクリーニング機構20、および高圧電源装置50を含む。プリンタ1は、例えば外部から入力される画像データに応じた1または複数色(本実施形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)のトナーからなるトナー像を、シート15(用紙、OHPシートなど)に形成する。
給紙部3は、プリンタ1の最下部に設けられており、シート15を収容するトレイ17と、ピックアップローラ19とを備える。トレイ17に収容されたシート15は、ピックアップローラ19により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ11,レジストレーションローラ12を介して搬送機構7に送られる。
搬送機構(第2ユニット装着部品の一例)7は、シート15を搬送するためのものであり、プリンタ1内に形成された所定の装着部38に着脱自在に装着される。搬送機構7は、駆動ローラ31、従動ローラ32、およびベルト34を含み、ベルト34は、駆動ローラ31と従動ローラ32との間に架け渡されている。駆動ローラ31が回動すると、ベルト34は、感光ドラム42と対向する側の表面が、図1中の右方向から左方向へ移動する。これにより、レジストレーションローラ12から送られてきたシート15が、画像形成部5下へと搬送される。また、搬送機構7は、4つの転写ローラ(転写手段の一例)33を備える。
画像形成部5は、4個のプロセスユニット(第1ユニット装着部品の一例)40Y,40M,40C,40Kおよび4個の露光装置43を含む。各プロセスユニット40は、帯電器41、感光ドラム(感光体の一例)42、ドラムクリーニング機構(44、45)、ユニットケース46、および現像ローラ47を含む。各プロセスユニット40Y,40M,40C,40Kは、プリンタ1内に形成された所定の装着部48Y,48M,48C,48Kに着脱自在に装着される。
感光ドラム42は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものであり、アルミニウム製の基材がプリンタ1のグランドラインに接地されている。帯電器41は、例えば、スコロトロン型の帯電器であり、帯電ワイヤ41A及びグリッド41Bを有する。帯電ワイヤ41Aに帯電電圧CHGが印加され、グリッド41Bのグリッド電圧GRIDが、感光ドラム42の表面がほぼ同電位(例えば、+700V)になるように制御される。
露光装置43は、例えば、感光ドラム42の回転軸方向に沿って一列状に並んだ複数の発光素子(例えばLED)を有し、複数の発光素子を、外部より入力される画像データに応じて発光制御することにより、感光ドラム42の表面に静電潜像を形成する。なお、露光装置43は、プリンタ1内に固定設置される。また、露光装置43はレーザを使用したものであってもよい。
ユニットケース46は、各色のトナー(本実施形態では、例えば正帯電性の非磁性1成分トナー)を収納するとともに、現像体(例えば現像ローラ)47を有する。現像ローラ47が、トナーを「+」(正極性)に帯電させ、均一な薄層として感光ドラム42上へ供給することによって静電潜像を現像してトナー象を形成する。
各転写ローラ33は、各感光ドラム42との間でベルト34を挟む位置に配置されている。各転写ローラ33は、感光ドラム42との間にトナーの帯電極性とは逆極性(ここでは、負極性)の転写電圧TRCCが印加されることで、感光ドラム42上に形成されたトナー像をシート15に転写する。その後、シート15は、搬送機構7により定着部9へと搬送され、定着部9にてトナー像が熱定着され、プリンタ1の上面に排出される。
ドラムクリーニング機構(44、45)は、感光ドラム42上の付着物(トナーや紙粉)を静電気力で吸引して除去するクリーニング機構である。ドラムクリーニング機構(44、45)は、ドラムクリーニングローラ(感光体クリーナに相当)44、紙粉回収ローラ128、および紙粉回収ボックス(図示せず)を含む。
ドラムクリーニング機構(44、45)は、正極性を有するトナーと、負極性を有する紙粉とを除去するための2つの作動モードを有している。2つの作動モードは、印刷時に実行されるトナー除去モードと、印刷ジョブ終了後や所定枚数印刷後において実行される紙粉除去モードとを含む。なお、紙粉回収ローラ128は、プロセスユニット40Kのみに設けられる。
また、ベルトクリーニング機構(ユニット装着部品の一例)20は、搬送機構7の下方に設けられ、所定の装着部28に着脱自在に装着される。ベルトクリーニングユニット20は、ベルトクリーニングローラ21、付着物回収ローラ22、および回収ボックス23を含み、ベルト34上の付着物(主にベルト34に残存したトナー)を回収する。
2.高圧電源装置の構成
次に、図2を参照して、プリンタ1の本発明に関連する電気的構成を説明する。図2は、回路基板(図示せず)に実装される高圧電源装置50の概略的なブロック図および高圧電源装置50に関連する接続構成を示す。なお、高圧電源装置50は、各プロセスユニット40Y,40M,40C,40Kに対応する電圧生成回路を含むが、各プロセスユニットに対応する構成は、ほぼ同一であるため、図2には、プロセスユニット40Kに関連する電圧生成回路のみが示される。
高圧電源装置50は、CPU(本発明における制御手段および判断手段の一例)60、CPU60に接続された複数の電圧生成回路、ROM61、およびRAM62を含む。CPU60はプリンタ全体の制御を司る。ROM61は、プリンタ全体の動作プログラム等を記憶し、RAM62は印刷処理に用いる画像データ等を記憶する。
複数の電圧生成回路は、例えば、図2に示されるように、帯電電圧生成回路51、紙粉回収電圧生成回路52、ドラムクリーナ電圧生成回路53、転写電圧生成回路54、現像電圧生成回路55、ベルトクリーナ電圧生成回路56、および付着物回収電圧生成回路57を含む。なお、複数の電圧生成回路の構成は、これに限られない。
帯電電圧生成回路51は、帯電器41の放電ワイヤ41Aに印加する帯電電圧CHGおよび帯電器41のグリッド41Bに印加するグリッド電圧GRIDを生成する。ここで、帯電電圧CHGは、例えば、5.5kV〜8kV(正極性)であり、グリッド電圧GRIDは、例えば、約700V(正極性)である。なお、グリッド電圧GRIDは、ここでは、例えば、放電ワイヤ41Aとグリッド41Bとの間の放電時における放電抵抗と、帯電電圧生成回路51内に設けられた分圧抵抗(図5参照)とによる、帯電電圧CHGの分圧によって生成される。
帯電電圧生成回路51は、CPU60のPWM1ポートからのPWM(パルス幅変調)信号にしたがって帯電電圧CHGを生成し、帯電電圧CHGを、基板端子J1、電圧印加ラインL1、装着部端子P1、およびユニット端子UT1を介して放電ワイヤ41Aに印加する。また、帯電電圧CHGに基づいてグリッド電圧GRIDがグリッド41Bに印加される。
紙粉回収電圧生成回路52は、紙粉回収ローラ45に印加する紙粉回収電圧DCLNBを生成する。ここで、紙粉回収電圧DCLNBは、紙粉除去モードでは、例えば、約700V(正極性)であり、トナー除去モードでは、例えば、約−300V(負極性)である。紙粉回収電圧生成回路52は、CPU60のPWM2ポートからのPWM信号にしたがって紙粉回収電圧DCLNBを生成し、紙粉回収電圧DCLNBを、基板端子J2、電圧印加ラインL2、装着部端子P2およびユニット端子UT2を介して紙粉回収ローラ45に印加する。
ドラムクリーナ電圧生成回路53は、ドラムクリーナローラ44に印加するドラムクリーナ電圧DCLNAを生成する。ここで、ドラムクリーナ電圧DCLNAは、紙粉除去モードでは、例えば、約600V(正極性)であり、トナー除去モードでは、例えば、約−400V(負極性)である。ドラムクリーナ電圧生成回路53は、CPU60のPWM3ポートからのPWM信号にしたがってドラムクリーナ電圧DCLNAを生成し、ドラムクリーナ電圧DCLNAを、基板端子J3、電圧印加ラインL3、装着部端子P3およびユニット端子UT3を介してドラムクリーナローラ44に印加する。
転写電圧生成回路54は、転写ローラ33に印加する転写電圧TRCCを生成する。ここで、転写電圧TRCCは、例えば、約−7kV(負極性)である。転写電圧生成回路54は、CPU60のPWM4ポートからのPWM信号にしたがって転写電圧TRCCを生成し、転写電圧TRCCを、基板端子J4、電圧印加ラインL4、装着部端子P4およびユニット端子UT4を介して転写ローラ33に印加する。なお、転写電圧生成回路54は、感光ドラム42の残存トナーを除去するための正極性の転写電圧TRCCを生成し、正極性の転写電圧TRCCを転写ローラ33に印加する機能を兼ね備えるようにしてもよい。その場合、転写電圧生成回路54は、正および負極性の転写電圧TRCCを生成する。
現像電圧生成回路55は、現像ローラ47に印加する現像電圧DEVを生成する。ここで、現像電圧DEVは、例えば、約400〜550V(正極性)である。現像電圧生成回路55は、CPU60のPWM5ポートからのPWM信号にしたがって現像電圧DEVを生成し、現像電圧DEVを、基板端子J5、電圧印加ラインL5、装着部端子P5およびユニット端子UT5を介して現像ローラ47に印加する。なお、現像電圧DEVは、帯電電圧CHGをシャント回路によって分圧して生成するようにしてもよい。
ベルトクリーナ電圧生成回路56は、ベルトクリーナローラ21に印加するベルトクリーナ電圧BCLNAを生成する。ここで、ベルトクリーナ電圧BCLNAは、例えば、約−1200V(負極性)である。ベルトクリーナ電圧生成回路56は、CPU60のPWM6ポートからのPWM信号にしたがってベルトクリーナ電圧BCLNAを生成し、ベルトクリーナ電圧BCLNAを、基板端子J6、電圧印加ラインL6、装着部端子P6およびユニット端子UT6を介してベルトクリーナローラ21に印加する。なお、ベルトクリーナ電圧BCLNAは、以下に示す付着物回収電圧BCLNBをシャント回路によって分圧して生成するようにしてもよい。
付着物回収電圧生成回路57は、付着物回収ローラ22に印加する付着物回収電圧BCLNBを生成する。ここで、付着物回収電圧BCLNBは、例えば、約−1600V(負極性)である。付着物回収電圧生成回路57は、CPU60のPWM7ポートからのPWM信号にしたがって付着物回収電圧BCLNBを生成し、付着物回収電圧BCLNBを、基板端子J7、電圧印加ラインL7、装着部端子P7およびユニット端子UT7を介して付着物回収ローラ22に印加する。
ここで、装着部端子(P1、P1A、P2、P3、およびP5)は、プロセスユニット40K用の装着部48Kに設けられ、装着部端子P4は、搬送機構7用の装着部38に設けられ、装着部端子(P6およびP7)は、ベルトクリーニング機構20用の装着部28Kに設けられている。
また、ユニット端子(UT1、UT1A、UT2、UT3、およびUT5)は、プロセスユニット40Kが装着部48Kに装着された状態において、装着部端子(P1、P2、P3、およびP5)にそれぞれ対向接触するように、プロセスユニット40Kに設けられている。同様に、ユニット端子UT4は、装着部端子P4に対向接触するように搬送機構7に設けられ、ユニット端子(UT6およびUT7)は、装着部端子(P6およびP7)にそれぞれ対向接触するように、ベルトクリーニング機構20に設けられている。
また、電圧印加ライン(L1〜L7)は、高圧電源装置50(詳しくは、高圧電源装置50が設けられる回路基板)の基板端子(J1〜J7)と各装着部端子(P1〜P7)とをそれぞれ接続する配線である。
3.検査用治具を用いた接続検査
次に、図3〜図5を参照して、高圧電源回路60によって生成された高電圧が、対応する電圧印加ラインを介して対応する装着部端子に正常に印加されるかどうかの接続検査を、所定の検査用治具を用いて行う方法を説明する。なお、以下の説明において、同一の構成に対しては同一符号を付してその説明を省略する。
まず、本実施形態の検査の要点を示すと以下のようになる。すなわち、CPU60は、複数の電圧生成回路(51〜57)のうち一電圧生成回路である第1電圧生成回路に検査電圧Vtsを生成させ、第1電圧生成回路に対応する第1電圧印加ライン、検査用治具100、および1電圧生成回路とは異なる第2電圧生成回路に対応する第2電圧印加ラインを介して検査電圧Vtsを第2電圧生成回路に印加させる。そして、CPU60は、検査電圧Vtsの印加に対応して、電流検出部によって検出される検出電流が所定値以上である場合、第1電圧印加ラインおよび第2電圧印加ラインを介したユニット装着部品(ユニット端子)への各所定電圧の印加が正常になされると判断する。
(実施例1)
次に、第1電圧生成回路をドラムクリーナ電圧生成回路53とし、第2電圧生成回路を転写電圧生成回路54とした実施例1において、本実施形態における接続検査を説明する。実施例1では、第1電圧生成回路が正極性の電圧を出力し、第2電圧生成回路が負極性の電圧を出力し、第2電圧生成回路が電流検出部を有する場合の一例が示される。
3−1.電気接続構成
図3は、実施例1の接続検査における概略的な電気接続図であり、図4は、検査処理の概要を示すフローチャートである。なお、接続検査処理は、ここでは、例えば、ROM61に格納された各処理プログラムにしたがって、CPU60によって実行される。
図3に示されているように、ドラムクリーナ電圧生成回路53は、例えば、駆動回路73、高圧発生部83および電圧検出回路(電圧検出部の一例)91を含む。高圧発生部83は、例えば、トランスT3、ダイオードD3、およびコンデンサC3を含む。ここで、駆動回路73は、CPU60のPWM3ポートからのPWM信号にしたがってトランスT1の一次側を駆動し、それによってトランスT1の二次側に所定のドラムクリーナ電圧DCLNA(正極性)が生成される。
電圧検出回路91は、例えば、分圧抵抗(R1およびR2)を含み、ドラムクリーナ電圧DCLNA(出力電圧)を所定比率で分圧して、ドラムクリーナ電圧DCLNAを検出する。検出電圧はCPU60のA/D3ポートに供給され、デジタル信号に変換される。
一方、転写電圧生成回路54は、例えば、駆動回路74、高圧発生部84および電流検出回路(電流検出部の一例)92を含む。高圧発生部84は、同様に、例えば、トランスT4、ダイオードD4、およびコンデンサC4を含む。ここで、駆動回路73は、同様に、CPU60のPWM4ポートからのPWM信号にしたがってトランスT4の一次側を駆動し、それによってトランスT4の二次側に所定の転写電圧TRCC(負極性)が生成される。
電流検出回路92は、例えば、検出抵抗R3を含む。電流検出回路92は、検出抵抗R3によって検出される電圧によって、転写電圧TRCCの印加によって転写ローラ33を介して流れる転写電流を検出する。電流検出回路92の検出電圧はCPU60のA/D4ポートに供給され、デジタル信号に変換される。
また、検査治具100は、第1検査治具100Aおよび第2検査治具100Bを含み、第1検査治具100Aと第2検査治具100Bとは、例えば、所定の接続ケーブル102によって接続されている。第1検査治具100Aは、例えば、プロセスユニット40K用の装着部48Kに装着された場合、装着部端子P3に対向接触する治具端子GT3を有する。第1検査治具100Aは、治具端子GT3と接続ケーブル102との間に接続され、所定の抵抗値を有する抵抗101を含む。
一方、第2検査治具100Bは、例えば、搬送機構7用の装着部38に装着された場合、装着部端子P4に対向接触する治具端子GT4を有する。また、第2検査治具100B内において、治具端子GT4と接続ケーブル102とは、ジャンパ線103によって接続されている。
上記構成の第1検査治具100Aをプロセスユニット40K用の装着部48Kに装着し、第2検査治具100Bを、搬送機構7用の装着部38にそれぞれ装着することによって、ドラムクリーナ電圧生成回路53の出力部(基板端子J3)と、転写電圧生成回路54の出力部(基板端子J4)とは、検査治具100の抵抗101を介して接続される。なお、第1検査治具100Aおよび第2検査治具100Bは、接続ケーブル102によって接続される構成としたが、1つの検査治具として一体的に形成された構成としてもよい。
3−2.接続検査
このように、検査治具100が装着部(48Kおよび38)に装着された状態において、CPU60が、例えば、検査作業者によって検査処理を実行する指示を、例えば、プリンタ1の操作部(図示せず)を介して受け取ると、CPU60は、図4のステップS100において、検査電圧Vtsとして、ドラムクリーナ電圧DCLNAの目標電圧を800Vに設定する。次いで、ステップS110において、ドラムクリーナ電圧DCLNA(検査電圧Vts)が目標電圧800Vとなるように、PWM信号のデューティ比を制御する。なお、接続検査中において、転写電圧生成回路54の電圧生成動作は停止されている。
ここで、検査電圧Vtsは、電圧検出回路91による検出結果に応じて定電圧制御される。なお、電圧検出回路91および定電圧制御は、必ずしも必要ではない。例えば、PWM信号のデューティ比(制御電圧)が所定値のときに、それに対応して電圧生成回路の生成電圧が所定値になることが分かっている場合、不要である。
検査電圧Vtsが目標電圧800Vとなった場合(ステップS120:Yes)、転写電圧生成回路54の電流検出回路92の検出結果に基づいて、転写電圧生成回路54に流れる電流(TRCC電流)を検出する。TRCC電流が、所定値A(第1所定値に相当)以上かつ所定値B(第2所定値に相当)以下である場合(S140:Yes)、電圧印加ラインL3(第1電圧印加ラインに相当)および電圧印加ラインL4(第2電圧印加ラインに相当)を介したユニット装着部品(ユニット端子UT3およびUT4)への各所定電圧(ドラムクリーナ電圧DCLNAおよび転写電圧TRCC)の印加が、正常になされると判断する。
これは、ドラムクリーナ電圧生成回路53側から転写電圧生成回路54側への検査電圧Vtsの印加によって、転写電圧生成回路54での検出電流が所定値A以上であれば、基板端子J3、電圧印加ラインL3、装着端子P3、検査治具100、装着端子P4、電圧印加ラインL4、および基板端子J4を介した電気経路が正常に形成されていると判断されるからである。
そして、CPU60は、その旨(接続OK)を、例えば、表示パネルに表示して、検査作業者に知らせ(ステップS150)、ドラムクリーナ電圧生成回路53による検査電圧Vtsの発生を停止させる(ステップS160)。
一方、ステップS140において、検出TRCC電流が、所定値A以上かつ所定値B以下でないと判定された場合、すなわち、検出TRCC電流が所定値A未満、あるいは所定値Bを超える場合は、上記電気経路の接続が正常でないと判断する。
これは、検出TRCC電流が所定値A未満である場合、端子部の接続不良や上記電気経路内(検査治具100は除く、以下同様)におけるリークの発生等が考えられるからである。特に、検出TRCC電流がゼロの場合は、電気経路内における断線が考えられる。また、検出TRCC電流が所定値Bを超える場合は、電気経路内における短絡経路等の存在が考えられるからである。すなわち、ステップ140において、電気経路の接続に加え、経路短絡が判定される。
そして、CPU60は、その旨(接続NG)を、例えば、表示パネルに表示して、検査作業者に知らせ(ステップS145)、ドラムクリーナ電圧生成回路53による検査電圧Vtsの発生を停止させる。なお、ここで、所定値Aおよび所定値Aより所定量大きい所定値Bは、検査電気経路の正常および異常を判定できる値として、事前に実験等によって決定されている。
なお、「接続OK」の判定条件として、「TRCC電流が所定値B以下である場合」は除かれてもよい。すなわち、「接続OK」の判定条件は、「TRCC電流が所定値A以上である場合」とされてもよい。この場合であっても、少なくとも、電気経路内における断線および接触不良を検出できる。
(実施例2)
次に、第1電圧生成回路をドラムクリーナ電圧生成回路53Aとし、第2電圧生成回路を帯電電圧生成回路51とした実施例2を説明する。実施例2では、第1電圧生成回路が負極性の電圧を出力し、第2電圧生成回路が正極性の電圧を出力し、第1電圧生成回路が電流検出部を有する場合の一例が示される。
3−3.電気接続構成
図5は、実施例2の接続検査における概略的な電気接続図である。図5に示されているように、ここで、ドラムクリーナ電圧生成回路53Aは、実施例1と異なり、負極性の高圧を発生する。ドラムクリーナ電圧生成回路53Aは、例えば、駆動回路73A、高圧発生部83A、および電流検出回路92Aを含む。高圧発生部83Aは、例えば、トランスT3A、ダイオードD3A、およびコンデンサC3Aを含む。ここで、駆動回路73Aは、CPU60のPWM3ポートからのPWM信号にしたがってトランスT1Aの一次側を駆動し、それによってトランスT1Aの二次側に所定のドラムクリーナ電圧DCLNA(負極性)が生成される。また、電流検出回路92Aは、検出抵抗R4を含む。電流検出回路92Aは、検出抵抗R4によって検出される電圧によって、ドラムクリーナ電圧DCLNAの印加によってドラムクリーナローラ44を介して流れる電流を検出する。電流検出回路92Aの検出電圧はCPU60のA/D3ポートに供給され、デジタル信号に変換される。
一方、帯電電圧生成回路51は、例えば、駆動回路71、高圧発生部81およびグリッド電圧検出抵抗R5を含む。高圧発生部81は、例えば、トランスT1、ダイオードD1、およびコンデンサC1を含む。ここで、駆動回路71は、CPU60のPWM1ポートからのPWM信号にしたがってトランスT1の一次側を駆動し、それによってトランスT1の二次側に所定の帯電電圧TRCC(正極性)が生成される。
また、検査治具110は、例えば、プロセスユニット40K用の装着部48Kに装着された場合、装着部端子P1に対向接触する治具端子GT1と、装着部端子P3に対向接触する治具端子GT3とを有する。検査治具110は、また、治具端子GT1と治具端子GT3との間に接続され、所定の抵抗値を有する抵抗111を含む。
このような構成の検査治具110をプロセスユニット40K用の装着部48Kに装着することによって、ドラムクリーナ電圧生成回路53Aの出力部(基板端子J3)と、帯電電圧生成回路51の出力部(基板端子J1)とは、検査治具110の抵抗111を介して接続される。
3−4.接続検査
このように、検査治具110が装着部48Kに装着された状態において、例えば、検査作業者によって検査処理を実行する指示を受けると、CPU60は、検査電圧Vtsとして、ドラムクリーナ電圧DCLNAの目標電圧を、例えば、−300Vに設定して、ドラムクリーナ電圧DCLNAが目標電圧−300Vとなるように、PWM信号のデューティ比を制御する。
検査電圧Vtsが目標電圧−300Vとなった場合、ドラムクリーナ電圧生成回路53Aの電流検出回路92Aの検出結果に基づいて、帯電電圧生成回路51に流れる電流(CHG電流)を検出する。この場合、検査電圧Vtsの印加による電流は、主に、ドラムクリーナ電圧生成回路53AのトランスT3Aの2次巻き線、抵抗R4、帯電電圧生成回路51のトランスT1の2次巻き線、ダイオードD1、検査治具110およびダイオードD3Aの経路で流れる。
CPU60は、CHG電流に基づいて、実施例1と同様に、電圧印加ラインL3(第1電圧印加ラインに相当)および電圧印加ラインL1(第2電圧印加ラインに相当)を介したユニット装着部品(ユニット端子UT3およびUT1)への各所定電圧(ドラムクリーナ電圧DCLNAおよび帯電電圧CHG)の印加が、正常になされるかどうかを判断する。そして、判断結果に基づいた処理を行う(図4のステップS120からステップS160参照)。
4.実施形態の効果
検査治具(100あるいは110)と、電圧生成回路(54あるいは53A)に既設の電流検出部(92あるいは92A)とを用いるだけで、2本の電圧印加ライン(L3とL4あるいはL3とL1)の接続検査を簡易に行うことができる。
また、第1電圧生成回路(53あるいは53A)と第2電圧生成回路(54あるいは51)とは、異なる極性の所定電圧を生成する電圧生成回路のペアにおいて、接続検査が行われる。そのため、電流検出部(92あるいは92A)による電流検出を好適に行うことができる。すなわち、第1電圧生成回路の平滑ダイオード(D3あるいはD3A)と第2電圧生成回路の平滑ダイオード(D4あるいはD1)の向きが逆であるため、検出電流は平滑ダイオード(D3およびD4)あるいは平滑ダイオード(D3AおよびD1)を介して流れるため、電流検出部(92あるいは92A)による電流検出が好適に行われる。
また、第1電圧生成回路(53あるいは53A)の定格電圧は、第2電圧生成回路(54あるいは51)の定格電圧より小さい。そのため、第1電圧生成回路(53あるいは53A)による検査電圧が最大になったとしても、第2電圧生成回路(54あるいは51)および電流検出部(53あるいは53A)にダメージを与えることなく検査を行うことができる。なお、ここで「定格電圧」は絶対値電圧を意味する。
また、実施例1のドラムクリーナ電圧生成回路53(第1電圧生成回路)では、検査電圧Vtsが、定電圧制御される。そのため、検査電圧Vtsの印加に応じた検出電流による接続良否の判断の信頼性を向上させることができる。すなわち、電圧印加ラインの検査の信頼性を向上させることができる。
また、CPU60は、所定の抵抗値を有する抵抗(101あるいは111)を含む検査用治具(100あるいは110)を介して検査電圧Vtsを第2電圧生成回路(54あるいは51)に印加させる。そのため、抵抗(101あるいは111)の値を適宜可変して、検査時の第1電圧生成回路(53あるいは53A)の負荷を好適に設定することによって、検査時に第1電圧生成回路(53あるいは53A)が過負荷となることを防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、第1電圧生成回路と第2電圧生成回路との組み合わせにおいて、異なる極性の所定電圧を生成する回路の組み合わせとする例を示したが、必ずしもこれに限られない。第1電圧生成回路と第2電圧生成回路との組み合わせにおいて、同極性の所定電圧を生成する回路の組み合わせとしてもよい。その際、平滑ダイオードを経由する以外の、検査電圧による電流の流れる経路が形成されていればよい。
(2)上記実施形態においては、抵抗(101、111)を有する検査用治具(100、110)を使用する例を示したが、これに限られない。検査時においていずれの電圧生成回路が過負荷とならない場合、抵抗を有しない検査用治具、すなわち、単にジャンパ線のみを有する検査用治具を使用してもよい。
(3)複数の電圧生成回路(51〜57)の中から第1電圧生成回路と第2電圧生成回路との選択は、上記実施例1および実施例2に限られない。例えば、第1電圧生成回路をドラムクリーナ電圧生成回路53とし、第2電圧生成回路をベルトクリーナ電圧生成回路56としてもよい。
(4)各電圧生成回路の構成は任意である。要は、第1電圧生成回路および第2電圧生成回路の少なくとも一方に設けられた電流検出部によって、第1電圧生成回路の検査電圧の印加による所定の検査電流が検出できる構成であればよい。
1…プリンタ
7…搬送機構
20…ベルトクリーニング機構
28…ベルトクリーニング機構装着部
33…転写ローラ
38…搬送機構装着部
40K、40Y、40M、40C…プロセスユニット
41…帯電器
44…ドラムクリーナ
48K、48Y、48M、48C…プロセスユニット装着部
60…CPU(制御手段、判断手段)
51…帯電電圧生成回路
52…紙粉回収電圧生成回路
53、53A…ドラムクリーナ電圧生成回路
54…転写電圧生成回路
55…現像電圧生成回路
56…ベルトクリーナ電圧生成回路
57…付着物回収電圧生成回路
91…電圧検出回路
92、92A…電流検出回路
100、110…検査用治具
L1〜L7…電圧印加ライン

Claims (8)

  1. 少なくとも一つの電圧が印加されるユニット装着部品と、
    前記ユニット装着部品が着脱自在に装着されると共に、前記ユニット装着部品に換えて検査用治具を装着可能な装着部と、
    各々が所定電圧を生成し、各所定電圧を、対応する電圧印加ラインを介して、前記装着部に装着された前記ユニット装着部品に印加する複数の電圧生成回路と、
    前記複数の電圧生成回路の動作を制御する制御手段であって、前記複数の電圧生成回路のうち一電圧生成回路である第1電圧生成回路に検査電圧を生成させ、前記第1電圧生成回路に対応する第1電圧印加ライン、前記検査用治具、および前記1電圧生成回路とは異なる第2電圧生成回路であって電圧生成動作が停止されている第2電圧生成回路に対応する第2電圧印加ラインを介して前記検査電圧を前記第2電圧生成回路に印加させる制御手段と、
    前記第1電圧生成回路および前記第2電圧生成回路の少なくとも一方に設けられ、前記所定電圧の印加によって前記ユニット装着部品に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記検査電圧の印加に対応して、前記電流検出部によって検出される検出電流が第1所定値以上である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する判断手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記判断手段は、前記検出電流が前記第1所定値以上かつ前記第1所定値より大きい第2所定値以下である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記第1電圧生成回路と前記第2電圧生成回路とは、異なる極性の所定電圧を生成する、画像形成装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記第1電圧生成回路の定格電圧の絶対値は、前記第2電圧生成回路の定格電圧の絶対値より小さい、画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記第1電圧生成回路は、前記所定電圧を検出する電圧検出部を含み、
    前記第1電圧生成回路によって生成される前記検査電圧は、前記電圧検出部による検出結果に応じて定電圧制御される、画像形成装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、所定の抵抗値を有する抵抗を含む前記検査用治具を介して前記検査電圧を前記第2電圧生成回路に印加させる、画像形成装置。
  7. 少なくとも一つの電圧が印加されるユニット装着部品が着脱自在に装着されると共に、前記ユニット装着部品に換えて検査用治具を装着可能な装着部と、各々が所定電圧を生成し、各所定電圧を、対応する電圧印加ラインを介して、前記装着部に装着されたユニット装着部品に印加する複数の電圧生成回路とを備えた画像形成装置において、各電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への電圧印加が正常になされるかどうかを検査する方法であって、
    前記検査用治具を前記装着部に装着する工程と、
    前記複数の電圧生成回路のうち一電圧生成回路である第1電圧生成回路によって検査電圧を生成する工程と、
    前記検査電圧を、前記第1電圧生成回路に対応する第1電圧印加ライン、前記検査用治具、および前記1電圧生成回路とは異なる第2電圧生成回路であって電圧生成動作が停止されている第2電圧生成回路に対応する第2電圧印加ラインを介して、前記第2電圧生成回路に印加する工程と、
    前記第1電圧生成回路および前記第2電圧生成回路の少なくとも一方に設けられた電流検出部によって前記検査電圧の印加に起因する電流を検出する工程と、
    前記検出する工程によって検出された検出電流が所定値以上であるかどうかを判定する工程と、
    前記検出電流が第1所定値以上であると判定された場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断する工程と、
    を含む、画像形成装置の検査方法。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置の検査方法において、
    判断する工程は、前記検出電流が前記第1所定値以上かつ前記第1所定値より大きい第2所定値以下である場合、前記第1電圧印加ラインおよび前記第2電圧印加ラインを介した前記ユニット装着部品への各所定電圧の印加が正常になされると判断することを含む、画像形成装置の検査方法。
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