JP4816715B2 - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置では、画像を形成する画像形成部の手前側に、用紙の斜行(スキュー)を搬送方向に直交する方向(幅方向)基準で補正する機能を有し、用紙センター基準で用紙を搬送する用紙搬送装置が設けられている。
例えば特許文献1では、次のような技術が記載されている。すなわち、シートの側縁部を支持する第一搬送ガイドと、シートの他方の側縁部を支持する第二搬送ガイドと、第一搬送ガイドを移動させる位置決め手段と、第一および第二搬送ガイドの下流側に配置された第二回転ローラ対と、第二回転ローラ対を移動させるスライド手段と、第二回転ローラ対の近傍にシート検出手段とを備える。そして、シートの側縁部を突き当てる突当部と、シートを突き当てる第一回転ローラ対と、第一回転ローラ対の離接手段とを有し、シートを搬送する際に、位置決め手段は第一搬送ガイドを移動させ、第一回転ローラ対によってシートを突当部に突き当てて整合しながら搬送し、シートを検出した後に、第一回転ローラ対を離間させ、スライド手段により第二回転ローラ対を所定距離移動させる。
特開2005−289586号公報
用紙の斜行を幅方向基準で補正する機能を有しセンター基準で用紙を搬送する装置においても、例えば含水率などの用紙の状態あるいは用紙サイズに関わらず用紙を精度よく搬送できることが望ましい。
請求項1に記載の発明は、予め定められた搬送方向に用紙を搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定める位置決め部材と、当該位置決め部材に向けて当該搬送方向に対して斜め方向に当該用紙を搬送する斜行搬送部材とを有し、当該搬送方向に直交する方向に移動可能な斜行手段と、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を検知する検知手段と、前記搬送方向と直交する方向に移動可能であり、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定めるとともに当該搬送方向の下流へ当該用紙を搬送する第2の搬送手段と、を備え、前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向には移動しない部位に前記斜行手段の位置に関わらず前記用紙の位置を検知可能に設けられて、当該用紙が前記位置決め部材から離れた位置における当該用紙の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した位置に基づいて前記搬送方向に直交する方向の位置を定めることを特徴とする用紙搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、
前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置と基準となる端部の位置との差に基づいて前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第2の搬送手段に対して前記搬送方向と直交する方向に移動する動力を与えるモータをさらに備え、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置に基づいて前記モータの駆動パルス数または駆動時間が決定されることで前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項に記載の発明は、前記検知手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びるように配置されたラインセンサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置である。
請求項に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段の前記搬送方向の下流側の装置本体フレームに設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の用紙搬送装置である。
求項6に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記用紙を前記搬送方向と直交する方向に移動させているときの当該用紙の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて定めた位置に前記用紙を停止させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の用紙搬送装置である。
請求項7に記載の発明は、画像を形成する画像形成部と、予め定められた搬送方向に用紙を搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定める位置決め部材と、当該位置決め部材に向けて当該搬送方向に対して斜め方向に当該用紙を搬送する斜行搬送部材とを有し、当該搬送方向に直交する方向に移動可能な斜行手段と、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を検知する検知手段と、前記搬送方向と直交する方向に移動可能であり、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定めるとともに前記画像形成部に向けて当該用紙を搬送する第2の搬送手段と、を備え、前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向には移動しない部位に前記斜行手段の位置に関わらず前記用紙の位置を検知可能に設けられて、前記用紙が前記位置決め部材から離れた位置における当該用紙の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した位置に基づいて前記搬送方向に直交する方向の位置を定めることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置と基準となる端部の位置との差に基づいて前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第2の搬送手段に対して前記搬送方向と直交する方向に移動する動力を与えるモータをさらに備え、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置に基づいて前記モータの駆動パルス数または駆動時間が決定されることで前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記検知手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びるように配置されたラインセンサであることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段の前記搬送方向の下流側の装置本体フレームに設けられていることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記用紙を前記搬送方向と直交する方向に移動させているときの当該用紙の位置を検知し、前記第2の搬送手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて定めた位置に前記用紙を停止させることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙をより精度高く搬送することができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙の状態あるいは用紙サイズに関わらず用紙をより精度高く搬送することができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙の状態あるいは用紙サイズに関わらず用紙をより精度高く搬送することができる。
本発明の請求項によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より精度高く用紙の幅方向の位置を検知することができる。
本発明の請求項によれば、本発明を採用しない場合に比べて、簡易な構成でより精度高く用紙の位置を検知することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より迅速かつ精度高く用紙の位置を検知することができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙をより精度高く画像形成位置に搬送することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙の状態あるいは用紙サイズに関わらず用紙をより精度高く搬送することができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙の状態あるいは用紙サイズに関わらず用紙をより精度高く搬送することができる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より精度高く用紙の幅方向の位置を検知することができる。
本発明の請求項11によれば、本発明を採用しない場合に比べて、簡易な構成でより精度高く用紙の位置を検知することができる。
本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、より迅速かつ精度高く用紙の位置を検知することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部2、用紙上に画像を形成する画像形成部3、画像形成部3に対して用紙を供給する用紙供給部4、によって主として構成される。
画像読み取り部2は、透明な原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るものである。そして、例えば、ランプ、ミラー及びキャリッジ等からなる光学走査系と、この光学走査系で走査された光学像を結像させるレンズ系と、このレンズ系で結像された光学像を受光して電気信号に変換するCCD等の画像読み取りセンサとを備えて構成されている。
画像形成部3は、ブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応し水平方向に並列配置される四つの感光体ドラム5、6、7、8と、各感光体ドラム5〜8に対応して配設される四つの一次転写ローラ9、10、11、12とを備えている。また、画像形成部3は、各感光体ドラム5〜8上に形成されたトナー像が順次一次転写される中間転写ベルト13と、中間転写ベルト13上の重ねトナー像を用紙に二次転写する二次転写ローラ14とを備えている。さらに、画像形成部3は、二次転写後の用紙を搬送するバキューム搬送部15と、転写後の用紙にトナー像を定着させる定着器16とを備えている。
なお、各感光体ドラム5〜8の周囲には、それぞれ、感光体ドラム5〜8の表面を一様に帯電する帯電器と、この帯電器によって帯電された感光体ドラム5〜8の表面にレーザ照射によって静電潜像を形成するレーザ書き込み装置とが配置されている。また、感光体ドラム5〜8に形成された静電潜像を予め定められた色成分トナーで現像し可視化する現像器と、一次転写後に感光体ドラム5〜8の表面に残留する残留トナーを除去するクリーナ等が配置されている。
これに対して、各一次転写ローラ9〜12は、それぞれに対応する感光体ドラム5〜8の近傍に中間転写ベルト13を介して対向配置されるようになっている。これら一次転写ローラ9〜12は、対応する感光体ドラム5〜8上に形成されたトナー像を中間転写ベルト13に一次転写するものである。また、中間転写ベルト13は、複数(本例では5つ)の支持ローラによってループ状に張設されている。
また、二次転写ローラ14は、中間転写ベルト13と対向して配設されている。この二次転写ローラ14は、中間転写ベルト13上に順次一次転写された各色の重ねトナー像を用紙(図示せず)に二次転写(一括転写)するもので、この二次転写位置が画像形成部3における画像形成処理位置となる。そして、バキューム搬送部15は、二次転写ローラ14によってトナー像が転写された用紙を吸引しながら定着器16へと搬送する。定着器16は、加熱加圧等によって用紙にトナー像を定着させる。
一方、用紙供給部4は、第1のトレイ17、第2のトレイ18及び第3のトレイ19に収容された各々の用紙(図示せず)を、それぞれ予め定められた経路で搬送する部位である。各トレイ17〜19の近傍には、それぞれに対応する送り出しローラ20、21、22が配設されている。各送り出しローラ20〜22は、対応するトレイ17〜19から一枚ずつ分離して取り出された用紙をニップして用紙搬送路上に一時停止させると共に、予め定められたスタート信号に基づくタイミングで用紙搬送方向の下流側に用紙を送り出す。また、画像読み取り部2の近傍には、ユーザによって操作される操作パネル23が設けられている。
ここで、各送り出しローラ20〜22による用紙の送り出し位置から、画像形成部3の画像形成処理位置を経由して排出トレイ24に至る一連の用紙搬送路R1〜R5には、それぞれ用紙搬送のための搬送ローラが適宜配設されている。第1のトレイ17に収容された用紙は、送り出しローラ20により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部25へと送り込まれる。また、第2のトレイ18に収容された用紙は、送り出しローラ21により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部25へと送り込まれる。一方、第3のトレイ19に収容された用紙は、送り出しローラ22によって合流搬送部25へと直接送り込まれる。
合流搬送部25に送り込まれた用紙は、第2の用紙搬送路R2を経由して画像形成部3の画像形成処理位置へと送り込まれる。更に、画像形成処理位置を通過した用紙は、バキューム搬送部15により定着器16に送り込まれた後、第3の用紙搬送路R3を経由して排出トレイ24へと排出される。これに対して、両面に画像が形成される用紙は、定着器16を通過した後、第4の用紙搬送路R4を経由して両面反転部28に送り込まれ、ここで表裏反転された後、第5の用紙搬送路R5を経由して再び合流搬送部25へと送り込まれる。
なお、用紙搬送路R3、R5には、定着器16において定着を行う際に生じる用紙のカールを補正するカール補正部29、30がそれぞれ設けられている。
また、画像形成装置1における用紙搬送は、用紙サイズに関わらず用紙搬送方向に直交する方向(以下、「幅方向」という場合もある。)の用紙中央部(センター)を基準位置とするセンターレジストレーション方式にて行う。
このような用紙搬送路R1〜R5において、第2の用紙搬送路R2には、搬送される用紙の姿勢を補正する斜行補正部26と画像形成処理位置に用紙を送り込むレジストローラ27とを有する用紙搬送装置100(図2参照)が配設されている。
用紙搬送装置100においては、斜行補正部26にて、第2の用紙搬送路R2を搬送される用紙の姿勢合わせを行った後にレジストローラ27へ用紙を搬送する。その後、レジストローラ27は、画像形成処理位置に用紙を送り込む。
次に、用紙搬送装置100の斜行補正部26について詳述する。
図2は、後述する第1の搬送ガイド33が第1の位置に位置しているときの用紙搬送装置100の斜視図である。図3は、第1の搬送ガイド33が第2の位置に位置しているときの用紙搬送装置100の斜視図である。図4は、第1の搬送ガイド33が第1の位置に位置しているときに用紙搬送路を開放した状態を示す斜視図である。図5は、第1の搬送ガイド33が第2の位置に位置しているときに用紙搬送路を開放した状態を示す斜視図である。図6は、第1の搬送ガイド33が第2の位置に位置し、用紙搬送路を開放した状態で、後述する第2のガイドプレート43および第3のガイドプレート47を取り外した状態を示す図である。
斜行補正部26は、最上流側に位置し、合流搬送部25から送り込まれた用紙をニップして予め定められた搬送方向(以下、「用紙搬送方向」という場合もある。)に用紙を搬送する第1の搬送手段としての搬送ローラ31と、搬送ローラ31にて搬送された用紙の姿勢を正して第2の搬送手段としてのレジストローラ27へ送る搬送ガイドユニット32とを備えている。
搬送ガイドユニット32は、用紙搬送方向と直交する方向(以下、「幅方向」という場合もある。)に2つに分割されており、用紙搬送方向に対して用紙を斜め方向に搬送する斜行搬送部材としての斜行ローラを有し、幅方向に移動可能な斜行手段としての第1の搬送ガイド33と、幅方向には移動しない案内手段としての第2の搬送ガイド34とから構成されている。
第1の搬送ガイド33は、用紙を搬送する際に、用紙が搬送される用紙搬送路の一方の側、本実施の形態においては用紙の下側に位置する第1の一方案内部材としての第1の下側ガイド331と、用紙搬送路の他方の側、本実施の形態においては用紙の上側に位置する第1の他方案内部材としての第1の上側ガイド332とを有する。
第2の搬送ガイド34は、用紙を搬送する際に、用紙が搬送される用紙搬送路の一方の側、本実施の形態においては用紙の下側に位置する第2の一方案内部材としての第2の下側ガイド341と、用紙搬送路の他方の側、本実施の形態においては用紙の上側に位置する第2の他方案内部材としての第2の上側ガイド342とを有する。
斜行ローラは、複数(本実施の形態では三つ)設けられており、各斜行ローラは、互いに用紙搬送路を上下方向から挟むように対向配置されるドライブローラ(駆動ローラ)39(図4参照)とピンチローラ(従動ローラ)36とによって構成されている。このうち、ドライブローラ39は図4に示すように用紙搬送方向に対して傾斜して配置されている。ピンチローラ36は、ほぼ用紙搬送方向に沿って配置されている。
第1の搬送ガイド33の第1の下側ガイド331には、搬送ローラ31よりも用紙搬送方向下流側であって用紙搬送路R2の一方の側部に、用紙の搬送方向と平行な用紙基準面35aを有するサイドガイド35が用紙搬送方向に沿って取り付けられている。サイドガイド35は、用紙搬送方向と直交する方向の用紙の位置を定める位置決め手段として機能する。
また、第1の搬送ガイド33の第1の下側ガイド331は、用紙搬送面331aを形成する第1のガイドプレート42を有する。また、第1の下側ガイド331は、搬送ローラ31よりも用紙搬送方向下流側であってサイドガイド35と隣接する位置に配置された上述した複数(本実施の形態では三つ)のドライブローラ39と、ドライブローラ39を駆動するドライブモータ(不図示)とを有する。ドライブローラ39は、第1のガイドプレート42に形成されたローラ孔から用紙搬送路に露出しており、ドライブローラ39を駆動するモータは第1のガイドプレート42の下方に配置されている。ドライブローラ39の上端は用紙搬送面331aの高さと略同一となっており、用紙を平坦な状態でガイドする。
また、第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332には、ドライブローラ39とそれぞれ対をなす複数(本実施の形態では三つ)のピンチローラ36が設けられている。また、第1の上側ガイド332には、各ピンチローラ36のニップ圧を調整するニップ圧調整機構37が設けられている。
ニップ圧調整機構37は、ニップ圧調整用のモータ38と、ピンチローラ36が取り付けられた揺動アームと、この揺動アームに対してモータ38の回転駆動力を伝達する伝達機構とを有している。そして、モータ38の一方の方向の回転でドライブローラ39とのニップ圧を増加させ、モータ38の他方の方向の回転でニップ圧を低下させる。
ドライブローラ39とピンチローラ36が対をなして構成される斜行ローラは、搬送ローラ31側から搬送されてきた用紙をサイドガイド35側に寄せる機能を有している。これにより、用紙はサイドガイド35に押し付けられながら搬送され、姿勢合わせが行われる。
なお、第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332は、第1の下側ガイド331に設けた回転軸48に、回転軸48を回転中心として回動可能に、かつ用紙搬送方向に直交する方向には位置ずれしないように連結されている。
第2の搬送ガイド34の第2の下側ガイド341は、用紙搬送面341aを形成する第2のガイドプレート43を有している。
第2の搬送ガイド34の第2の上側ガイド部342には、複数(本実施の形態では二つ)のスライド軸40が用紙搬送方向に直交する方向に延びるように固定されている。そして、第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332は、この複数のスライド軸40を介して第2の上側ガイド部342に連結されている。そして、第1の上側ガイド332は、複数のスライド軸40に支持されて、用紙搬送方向に直交する方向にスライド(摺動)する。
図7は、第1の上側ガイド332とスライド軸40との複数(本実施の形態では二つ)の連結部60(図2,図4参照)における連結態様を示す図である。図7(a)は、図4におけるX−X断面図であり、(b)は、(a)におけるY−Y断面図である。
第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332には、スライド軸40を通す孔332aが複数(本実施の形態では四つ)形成されている。そして、孔332aには、スライド軸40と嵌合される軸受け41が取り付けられている。軸受け41は、内側にスライド軸40が嵌合される孔41aが形成されており、外形は第1の上側ガイド332の孔332aが嵌合される嵌合部位41bと、この嵌合部位41bよりも径が大きいフランジ部41cとを有する段付き形状である。そして、第1の上側ガイド332の孔332aは、用紙が搬送されている状態のときに、用紙搬送方向に長い長孔であり、軸受け41の嵌合部位41bの外形の断面形状は円形である。それゆえ、軸受け41は、第1の上側ガイド332の孔332aに対して、用紙搬送方向に隙間L(図7(b)参照)を有している。なお、軸受け41は、フランジ部41cの外側から、ねじ81にて第1の上側ガイド332に締結されたカバー82により挟持されている。
図6に示すように、第2の搬送ガイド34の第2の下側ガイド341の第2のガイドプレート43の下方には、モータ44と、このモータ44の回転駆動力を駆動ねじ45へ伝達する伝達機構46とが取り付けられている。駆動ねじ45には、例えば、丸棒の外周面に螺旋状に延在された1条のねじ溝(不図示)が軸方向の略全長に渡って形成されている。そして、駆動ねじ45の軸方向の一端は伝達機構46に、他端は第1の搬送ガイド33の第1の下側ガイド331に取り付けられた送りナット(不図示)にねじ込まれている。そして、駆動ねじ45は、モータ44が回転することにより回転駆動する。それに伴って、第1の下側ガイド331が用紙搬送方向に直交する方向(幅方向)に移動する。また、第1の搬送ガイド33の第1の下側ガイド331と第1の上側ガイド332とは、回転軸48を介して連結されているので、第1の搬送ガイド33は、第1の下側ガイド331が移動するのに伴って第1の上側ガイド332も第1の下側ガイド331と一体となって移動する。
例えば、画像形成部3にて画像形成が行われる用紙のサイズが予め画像形成することが許容された用紙の中で最も大きい第1のサイズの場合には、第1の搬送ガイド33は、第2の搬送ガイド34から最も離間した第1の位置に位置させられる(図2の状態)。一方、画像形成部3にて画像形成が行われる用紙のサイズが予め画像形成することが許容された用紙の中で最も小さい第2のサイズの場合には、第1の搬送ガイド33は、第2の搬送ガイド34に最も接近した第2の位置に位置させられる(図3の状態)。この第1の搬送ガイド33の第1の位置と第2の位置との間の移動は、モータ44が画像形成装置1本体に設けられた後述する制御装置500により制御されることにより回転することで実現する。
なお、この駆動ねじ45のねじ形状は、溝の両側面に若干の傾斜を持たせた断面形状が台形をなす台形ねじが好適であるが、断面形状が四角形をなす角ねじ、あるいは、断面形状が半円形をなす半円形ねじでもよい。更に、その他の周知形状のねじを適用してもよい。加えて、ねじ溝は右ねじでも左ねじでもよい。
第1のガイドプレート42には、第2のガイドプレート43側に用紙搬送面47aを有する第3のガイドプレート47(図4参照)が取り付けられており、第1の搬送ガイド33とともに用紙搬送方向に直交する方向に移動する。第1の搬送ガイド33が第1の位置から第2の位置へスライドするときには、第3のガイドプレート47は、第2のガイドプレート43の上をスライドする(図5参照)。
第2の搬送ガイド34の第2の上側ガイド342は、装置本体フレーム49に設けた回転軸50に、当該回転軸50を回転中心として回転可能に連結されている。また、第2の搬送ガイド34には、操作ノブ51が設けられている。そして、操作ノブ51を引き上げることにより、第2の搬送ガイド34の第2の上側ガイド342は、回転軸50を回転中心として回動する。また、第2の上側ガイド342が回動するのに伴って、第2の上側ガイド342とスライド軸40を介して連結された第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332も回転軸48を回転中心として回動する。つまり、操作ノブ51を引き上げることにより、第1の上側ガイド332と第2の上側ガイド342とが一体となって回動する。これにより、用紙搬送路が開放されることとなる。
以上のように構成された斜行補正部26においては、画像形成部3にて画像形成が行われる用紙のサイズが上述した第1のサイズの場合には、モータ44が制御装置500(図9参照)により制御されることにより、第1の搬送ガイド33は、第1の位置に位置させられる(図2の状態)。その状態から、画像形成部3にて画像形成が行われる用紙のサイズが上述した第2のサイズに変更された場合には、モータ44が制御装置500により制御されることにより回転し、第1の搬送ガイド33を、第2の位置に位置させる(図3の状態)。
そして、画像形成部3にて画像形成が行われる用紙のサイズが第1のサイズから第2のサイズの間のサイズである場合には、モータ44が制御装置500により制御されることにより回転し、第1の搬送ガイド33は、予め定められたそのサイズに応じる位置に位置させられる。
次に、レジストローラ27について詳細に説明する。
レジストローラ27は、ドライブローラ(駆動ローラ)27a(図8参照)とピンチローラ(従動ローラ)27bとから構成されている。
レジストローラ27は、サイドシフト機構200(図2参照)により用紙搬送方向に直交する方向(幅方向)に移動可能に支持されている。
図8は、サイドシフト機構200の斜視図を示す図である。なお、図8においては、伝達系統を分かり易く示すために、後述するサイドシフトモータ201、後述するシフトロッド205などを保持する図2に示したブラケットは省略している。
サイドシフト機構200は、レジストローラ27に対して幅方向に移動する動力を与えるサイドシフトモータ201と、サイドシフトモータ201からの駆動力を減速する減速ギア列202とを有し、減速ギア列202を介してサイドシフトモータ201の回転駆動力を駆動伝達軸203に減速伝達する。そして、この駆動伝達軸203には、ピニオン204が設けられている。
一方、レジストローラ27のドライブローラ27aの端部には、レジストローラ27の回転動作が許容される状態でシフトロッド205がカップリング連結されている。このシフトロッド205には、ラック206が形成されており、このラック206にピニオン204が噛合せられている。なお、シフトロッド205は、スプリング207により幅方向に押しつけられている。
ドライブローラ27aの、サイドシフト機構200が設けられている側の端部とは異なる端部側には、ドライブローラ27aに、用紙搬送方向に用紙を搬送させる方向の回転力を与えるモータ221(図4参照)と、モータ221からの駆動力を減速する減速ギア列222とが設けられている。そして、ドライブローラ27aは、減速ギア列222を介してモータ221の回転駆動力が付与されて用紙を搬送させる方向に回転する。
また、レジストローラ27はニップリリース機構240(図4参照)によりニップリリース可能になっている。
ニップリリース機構240は、モータ221からの駆動力を、伝達機構241を介してレジストローラ27のピンチローラ27bを、ドライブローラ27aに対して圧接または離間させる機構である。伝達機構241は、ピンチローラ27bが取り付けられた揺動アーム242と、この揺動アーム242を揺動させるカム(不図示)と、カムと同軸上で回転し、モータ221からの回転駆動力が付与されるギア(不図示)と有している。そして、モータ221の、上述した用紙を搬送させるための回転方向とは反対方向の回転で揺動アーム242を揺動させることにより、ピンチローラ27bをドライブローラ27aに対して圧接または離間させる。
また、用紙搬送装置100は、最下流のピンチローラ27bの用紙搬送方向下流側であってレジストローラ27の上流側に設けられ、用紙の通過状態を検知するレジインセンサ71(図2参照)と、レジストローラ27の下流直後に設けられ、用紙の通過状態を検知するレジアウトセンサ72とを有している。
また、レジストローラ27の下流直後であって用紙搬送路の上側には、ラインセンサ73が用紙搬送方向と直交する方向(幅方向)に延びるように設けられている。そして、ラインセンサ73と対向する用紙搬送路の下側には、黒色のマイラ(不図示)が貼着されている。このラインセンサ73およびマイラにより、レジストローラ27でニップされた用紙の幅方向の位置を検知することが可能となっている。
また、ラインセンサ73およびマイラは、第1の搬送ガイド33とは異なり、幅方向には移動しない装置本体フレーム49に取り付けられている。そして、第1の搬送ガイド33が第1の位置と第2の位置との間のいずれの位置に存在しても、用紙の位置を検知することが可能なような長さで幅方向に延びている。
上述のように構成された用紙搬送装置100は、制御装置500により制御されることにより、用紙の斜行を補正するとともに、画像形成位置に向けて用紙を搬送する。
図9は、制御装置500のブロック図を示す図である。
制御装置500は、図9に示すように、CPU501と、ROM502と、RAM503と、入力インタフェース504と、出力インタフェース505とを有しており、ROM502には用紙搬送プログラム等が予め格納されている。
そして、この制御装置500は、レジインセンサ71、レジアウトセンサ72、ラインセンサ73、用紙の種類を選択する用紙種スイッチ74、両面印刷か片面印刷かなどのモード選択スイッチ75などからの信号を入力インタフェース504を介してCPU501に取り込む。そして、CPU501が予め定められた処理プログラムを実行し、第1の搬送ガイド33を移動させるモータ44、斜行ローラを駆動させるドライブモータ76、ニップ圧調整用のモータ38、サイドシフトモータ201、レジストローラ27を回転させるモータ221等に出力インタフェース505を介して予め定められた制御信号を送出し、それぞれの制御対象(第1の搬送ガイド33、斜行ローラ、レジストローラ27等)を制御する。
以下、フローチャートを用いて、制御装置500が行う用紙搬送処理について説明する。図10、図11は、制御装置500が行う用紙搬送処理の手順を示すフローチャートである。
制御装置500は、プリントスタートボタンが押されるなど、画像形成することが要求されたことなどをトリガーとして用紙搬送処理を実行する。
制御装置500は、先ず、モード選択スイッチ75を始めとする各種スイッチやセンサ信号を受け取り、用紙の使用条件を認識する(ステップ101)。その後、用紙の使用条件に対応して予め設定されているテーブル情報を検索する等して、用紙の使用条件に応じた第1の搬送ガイド33の位置を決定する(ステップ102)。そして、決定された第1の搬送ガイド33が現在の第1の搬送ガイド33の位置と異なるか否かを判別する(ステップ103)。
そして、ステップ103にて、異なると判定された場合には、制御装置500は、第1の搬送ガイド33をステップ102にて決定した位置に移動させる(ステップ104)。つまり、先ず、モータ44の回転方向、駆動パルスまたは駆動時間を決定する。そして、モータ44をONにし、第1の搬送ガイド33の用紙搬送方向上流側に設けられたホームセンサ(不図示)が第1の搬送ガイド33の位置を検知してからの規定パルス数または駆動時間に達した段階でOFFにする。
その後、斜行ローラを駆動させる(ステップ105)。これにより、用紙は、斜行ローラによって、サイドガイド35に押し付けられながらレジストローラ27に搬送される。なお、用紙が斜行ローラの2番目まで搬送されたときに、斜行ローラ以外の上流のローラ、例えば搬送ローラ31のニップを解除させる。また、斜行ローラを駆動させる際には、ニップ圧を調整する。
その後、レジストローラ27近傍の予め定められた位置に用紙が到達する時間を予測し、その時間にレジストローラ27より上流側の斜行ローラのニップを全て解除する(ステップ106)。なお、到達する時間は、レジストローラ27の上流側に配置されたレジインセンサ71の検知結果に基づいて予測する。また、予め定められた位置は、用紙先端がレジストローラ27から数ミリ搬送された位置であることを例示することができる。
その後、レジストローラ27上流側のローラを全てニップ解除した状態で、サイドシフトモータ201を駆動させてレジストローラ27を用紙搬送方向に直交する方向(幅方向)に移動させる(ステップ107)。なお、レジストローラ27の移動は、レジアウトセンサ72がONしたことをトリガーにサイドシフトモータ201を駆動させることにより行う。
その後、レジストローラ27を、停止させる(ステップ108)。レジストローラ27を停止させるタイミング、つまりサイドシフトモータ201を停止させるタイミングは、ラインセンサ73の検知結果に基づいて、以下の手法を用いて決定する。例えば、(1)レジストローラ27を、予め定めた時間移動させたときの用紙の端部の位置をラインセンサ73で検知し、検知した端部の位置と基準となる端部の位置との差を基に、基準となる停止位置からの補正量を決定することにより停止位置を決定する。(2)ラインセンサ73の検知位置とサイドシフトモータ201の駆動パルス数または駆動時間との関係を示すマップを予め作成して記憶しておく。そして、レジストローラ27を、予め定めた時間移動させたときの用紙の端部の位置をラインセンサ73で検知し、検知した位置とマップとに基づいて、モータの駆動パルス数または駆動時間を決定することにより停止位置を決定する。
その後、予め定められたタイミングで、モータ221を、用紙を搬送させる方向に回転させ、用紙を画像形成位置に向けて搬送する(ステップ109)。そして、制御装置500は、予め定められた時間経過後に、モータ221を逆方向に回転させ、レジストローラ27のピンチローラ27bを持ち上げ、レジストローラ27のニップを解除する(ステップ110)。
その後、制御装置500は、レジストローラ27のニップ解除後、予め定められた時間経過後にサイドシフトモータ201を逆方向に回転させ、予め定められた位置までレジストローラ27を移動させる(ステップ111)。
その後、制御装置500は、用紙がレジストローラ27を抜けるのを検知(例えばレジアウトセンサ72にて用紙の後端を検知)したときに、モータ221を駆動させ、レジストローラ27のニップ動作を行い、次のシートに備える(ステップ112)。
その後、プリントジョブが終了したか否かを判別する(ステップ113)。そして、肯定判定された場合、つまりプリントジョブが終了した場合には本処理を終了する。一方、否定判定された場合には、要求された画像形成処理が終了するまで、ステップ101〜ステップ112の処理を繰り返す。
なお、ステップ103で判別した結果、第1の搬送ガイド33が現在の位置と同じであると判定された場合には、第1の搬送ガイド33を移動させる必要がないので、ステップ105へ進み、斜行ローラを駆動させる(ステップ105)。
上述したように、用紙搬送装置100を構成し、制御することにより、斜行ローラを有する第1の搬送ガイド33を用紙のサイズごとに移動させることに起因して第1の搬送ガイド33の停止位置に誤差が生じたとしても、用紙のアライメントに影響を及ぼすことなく高精度な用紙搬送を行うことが可能となる。また、サイドガイド35に用紙を押し付けることに起因して用紙にざくつが生じたとしても、さらに用紙の坪量、用紙の含水率、用紙の繊維の状態等により用紙のざくつ量が変化したとしても、用紙のアライメントに影響を及ぼすことなく高精度な用紙搬送を行うことが可能となる。
また、第1の搬送ガイド33がどの位置に位置していたとしても、用紙が用紙搬送路R2に詰まった場合には、ユーザが操作ノブ51を引き上げることにより、第1の搬送ガイド33の第1の上側ガイド332と第2の搬送ガイド34の第2の上側ガイド342とが一体となって回動する。これにより、用紙搬送路が開放されることとなる。それゆえ、ユーザにより、ジャムした用紙が容易に除去されることとなり、ユーザの操作性が向上する。また、一度の操作で用紙搬送路が広く開放されるので、ユーザ誤操作による用紙残りや用紙破れの発生が抑制される。
また、本実施の形態に係る用紙搬送装置100においては、第1の上側ガイド332の孔332aは、用紙が搬送されている状態のときに、用紙搬送方向に長い長孔である。また、軸受け41の嵌合部位41bの外形は真円状である。そして、軸受け41は、第1の上側ガイド332の孔332aに対して、用紙搬送方向に隙間L(図7参照)を有している。これらにより、それぞれの部品の仕上がり寸法が予め定められた公差内のいずれの寸法であったとしても、第1の搬送ガイド33の移動時に摺動負荷が大きくなることが抑制される。
なお、上述した実施の形態においては、レジストローラ27の搬送方向の回転とニップリリースとを、同じモータ221の回転駆動力を利用しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、レジストローラ27の搬送方向の回転と、ニップリリースのための回転とを、別々の2つのモータで行ってもよい。
かかる場合、レジストローラ27をニップリリースのための機構は、上述した斜行ローラのニップ圧を調整するニップ圧調整機構37と同様の機構であることを例示することができる。すなわち、ニップ圧調整用のモータ38と、ピンチローラ27bが取り付けられた揺動アームと、この揺動アームに対してモータの回転駆動力を伝達する伝達機構とを有し、モータの一方の方向の回転でドライブローラ27aとのニップ圧を増加させ、モータの他方の方向の回転でニップ圧を低下させる機構であることを例示することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 第1の搬送ガイドが第1の位置に位置しているときの用紙搬送装置の斜視図である。 第1の搬送ガイドが第2の位置に位置しているときの用紙搬送装置の斜視図である。 第1の搬送ガイドが第1の位置に位置しているときに用紙搬送路を開放した状態を示す斜視図である。 第1の搬送ガイドが第2の位置に位置しているときに用紙搬送路を開放した状態を示す斜視図である。 第1の搬送ガイドが第2の位置に位置し、用紙搬送路を開放した状態で、第2のガイドプレートおよび第3のガイドプレートを取り外した状態を示す図である。 第1の上側ガイドとスライド軸との連結態様を示す図である。 サイドシフト機構の斜視図を示す図である。 制御装置のブロック図を示す図である。 制御装置が行う用紙搬送処理の手順を示すフローチャートである。 制御装置が行う用紙搬送処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像形成装置、2…画像読み取り部、3…画像形成部、4…用紙供給部、5〜8…感光体ドラム、9〜12…一次転写ローラ、13…中間転写ベルト、14…二次転写ローラ、17…第1のトレイ、18…第2のトレイ、19…第3のトレイ、20〜22…送り出しローラ、24…排出トレイ、25…合流搬送部、26…斜行補正部、27…レジストローラ、31…搬送ローラ、32…搬送ガイドユニット、33…第1の搬送ガイド、34…第2の搬送ガイド、35…サイドガイド、36…ピンチローラ、37…ニップ圧調整機構、38…モータ、39…ドライブローラ、40…スライド軸、41…軸受け、42…第1のガイドプレート、43…第2のガイドプレート、44…モータ、45…駆動ねじ、46…伝達機構、47…第3のガイドプレート、48…回転軸、49…装置本体フレーム、50…回転軸、51…操作ノブ、71…レジインセンサ、72…レジアウトセンサ、73…ラインセンサ、74…用紙種スイッチ、75…モード選択スイッチ、100…用紙搬送装置、200…サイドシフト機構、201…サイドシフトモータ、221…モータ、240…ニップリリース機構、500…制御装置、R1〜R5…用紙搬送路

Claims (12)

  1. 予め定められた搬送方向に用紙を搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定める位置決め部材と、当該位置決め部材に向けて当該搬送方向に対して斜め方向に当該用紙を搬送する斜行搬送部材とを有し、当該搬送方向に直交する方向に移動可能な斜行手段と、
    記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を検知する検知手段と、
    前記搬送方向と直交する方向に移動可能であり、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定めるとともに当該搬送方向の下流へ当該用紙を搬送する第2の搬送手段と、を備え、
    前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向には移動しない部位に前記斜行手段の位置に関わらず前記用紙の位置を検知可能に設けられて、当該用紙が前記位置決め部材から離れた位置における当該用紙の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した位置に基づいて前記搬送方向に直交する方向の位置を定めることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置と基準となる端部の位置との差に基づいて前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置
  3. 前記第2の搬送手段に対して前記搬送方向と直交する方向に移動する動力を与えるモータをさらに備え、
    前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置に基づいて前記モータの駆動パルス数または駆動時間が決定されることで前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置
  4. 前記検知手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びるように配置されたラインセンサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段の前記搬送方向の下流側の装置本体フレームに設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記用紙を前記搬送方向と直交する方向に移動させているときの当該用紙の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて定めた位置に前記用紙を停止させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  7. 画像を形成する画像形成部と、
    予め定められた搬送方向に用紙を搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定める位置決め部材と、当該位置決め部材に向けて当該搬送方向に対して斜め方向に当該用紙を搬送する斜行搬送部材とを有し、当該搬送方向に直交する方向に移動可能な斜行手段と、
    記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を検知する検知手段と、
    前記搬送方向と直交する方向に移動可能であり、前記斜行手段にて搬送された用紙の前記搬送方向と直交する方向の位置を定めるとともに前記画像形成部に向けて当該用紙を搬送する第2の搬送手段と、を備え、
    前記検知手段は、前記搬送方向に直交する方向には移動しない部位に前記斜行手段の位置に関わらず前記用紙の位置を検知可能に設けられて、前記用紙が前記位置決め部材から離れた位置における当該用紙の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した位置に基づいて前記搬送方向に直交する方向の位置を定めることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置と基準となる端部の位置との差に基づいて前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置
  9. 前記第2の搬送手段に対して前記搬送方向と直交する方向に移動する動力を与えるモータをさらに備え、
    前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記搬送方向と直交する方向に予め定めた時間移動したときの用紙の端部の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段が検知した前記用紙の端部の位置に基づいて前記モータの駆動パルス数または駆動時間が決定されることで前記搬送方向と直交する方向の位置を定めることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置
  10. 前記検知手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びるように配置されたラインセンサであることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段の前記搬送方向の下流側の装置本体フレームに設けられていることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記検知手段は、前記第2の搬送手段が前記用紙を前記搬送方向と直交する方向に移動させているときの当該用紙の位置を検知し、
    前記第2の搬送手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて定めた位置に前記用紙を停止させることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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