JP4816650B2 - 電力供給制御装置および電力供給制御装置用のプログラム - Google Patents

電力供給制御装置および電力供給制御装置用のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力供給制御装置および電力供給制御装置用のプログラムに関するものである。
従来、電気自動車、ハイブリッド自動車など、車両に搭載された電池でモータを駆動して走行する車両の開発が進められている。これらの車両の電池については、家庭用電源から充電を行うこと(すなわちプラグイン充電)が検討されている。しかしその一方で、他人の家のコンセントに繋げたケーブルを外に引き出して、屋外の車両の電池に充電するという方法で、家庭用電源が盗まれる恐れがある。
このような問題を解決するための技術として、車両の電池の充電を行う際に、車載通信機と家屋の通信機により通信を行うことで認証を行い、認証成功時には車両に電力を供給し、認証失敗時には電極供給を行わないという技術が、特許文献1、2に記載されている。
特開2007−228695号公報 特開2006−45708号公報
しかし、認証失敗時に電極供給を禁止するのみでは、電力を繰り返し窃盗しようとする者に対する抑止効果は薄い。上記点に鑑み、本発明は、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両(1)から送信されたコードに基づいて、コンセント(21)から当該車両(1)の充電部(15b)への電力供給を許可または禁止する電力供給制御装置についてのものである。この電力供給制御装置は、当該車両(1)の制御装置(13)との通信を確立し、確立された通信を介して、制御装置(13)からコードを取得する。そして電力供給制御装置は、取得したコードの認証を行い、認証が失敗したことに基づいて、車両(1)の走行を不能化する指令を、上記通信を介して送信する。
このようになっていることで、電力供給制御装置は、認証失敗時には、電力供給を受けようとする車両(1)を走行不能にする。これにより、電力窃盗者を捕まえることが容易になる。そして、このようなペナルティを車両(1)に対して与えることで、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させることができる。
なお、請求項に記載のように、本発明の特徴は、電力供給制御装置に用いるプロ
グラムとしても捉えることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る電力盗難防止システムの全体構成を示す。この電力盗難防止システムは、車両1内の装置群および家屋2内の装置群を含んでいる。車両1は、エンジンと電気モータを用いて走行するハイブリッド車両であり、家屋2内の家庭用電源から電力供給を受けて充電を行うことができる。ただし、車両1が家屋2内の家庭用電源を用いて十分な充電を行うためには、車両1側と家屋2側との間で認証が成功しなければならない。
車両1内のシステムとしては、ホーンECU10、モータECU11、エンジンECU12、HVECU13、電池14、電力線接続部15、プラグ16等がある。また、家屋2内のシステムとしては、コンセント21、リレー22、配電盤23、コンセント24、PLCモデム25、コンセントユーザ照合機(電力供給制御装置の一例に相当する)26、照合IDデータベース27等がある。
モータECU11は、車両1を駆動するための電気モータの作動・非作動等を制御する装置である。エンジンECU12は、車両1を駆動するための内燃機関(すなわちエンジン)の作動・非作動等を制御する装置である。
HVECU13は、モータおよびエンジンのいずれを駆動するかを車両の走行状況に応じて決定し、その決定に応じてモータECU11およびエンジンECU12を制御するマイコンである。またHVECU13は、上述の認証のための処理を実行する。
電池14は、モータ、ホーンECU10、モータECU11、HVECU13等の車両1内部の電気機器に電力を供給するための二次電池である。この電池14は、電力線接続部15から充電を受けることができるようになっている。
電力線接続部15は、プラグ16およびプラグ16に接続されたケーブルを介して充電および電力線通信(以下、PLC通信という)を実現するための装置であり、PLCモデム15aおよび充電部15bを含んでいる。PLCモデム15aは、プラグ16を介して接続された電力線を用いて通信を行うための周知の通信インターフェースであり、HVECU13によって制御される。充電部15bは、プラグ16を介して受けた電力を用いて電池14に対して充電(すなわち、プラグイン充電)を行う装置である。
家屋2のコンセント21には、プラグ16が挿入可能となっている。リレー22は、コンセント21と配電盤23との間の電力線の接続(オン)および切断(オフ)を切り替える装置であり、コンセントユーザ照合機26によって制御される。
配電盤23は、家屋2の外部から家屋2内に引き込まれる電力線(図示せず)から電力を受け、それを家屋2内の電力線を介して家屋2内の各部(例えばコンセント21、24)に供給する装置である。コンセント24には、PLCモデム15aと同等の機能を有するPLCモデム25が電力線を介して接続されている。
コンセントユーザ照合機26は、リレー22の作動を制御するマイコンである。このコンセントユーザ照合機26は、リレー22の制御のために、PLCモデム25を用いてPLC通信を行うようになっており、このPLC通信において認証処理を実行し、その認証処理の際に、照合IDデータベース27中の情報を用いる。照合IDデータベース27は、認証処理のための照合IDを1個以上記憶する記憶媒体である。
以下、このような電力盗難防止システムの作動について、図2のフローチャートおよび図3のシーケンス図を用いて説明する。なお、図3のシーケンス図は、認証が失敗した場合の作動を示している。コンセントユーザ照合機26は、当初はリレー22をオンの状態にしている(図3のステップ30参照)。そしてその状態で、図2に示すプログラム100を実行する。
そしてこのプログラム100の実行において、まずステップ105で、PLCモデム25を制御してPLC通信の確立を試み、当該PLC通信が確立するまで待つ。
この状態で、プラグ16がコンセント21に挿入されたとする。すると、配電盤23およびコンセント21を介して、充電部15bに電力が供給され始める(ステップ31参照)。それと同時に、充電部15bが電池14に対して充電を開始する(ステップ33参照)。
HVECU13は、PLCモデム15aを制御して、PLC通信の確立を試みている。したがって、プラグ16がコンセント21に接続されると、上述の充電の開始と共に、PLCモデム15aとPLCモデム25との間のPLC通信が確立する(ステップ35参照)。そして更に、HVECU13とコンセントユーザ照合機26との間のPLC通信に基づく通信が確立する(ステップ37参照)。
HVECU13との通信が確立すると、コンセントユーザ照合機26は続いて図2のステップ110で、車両1の車両IDを取得する。具体的には、PLCモデム25を用いてID要求信号をHVECU13に送信し(図3のステップ39参照)、その要求信号に対する応答としてHVECU13から送信されたID応答信号を、コンセント21、リレー22、配電盤23、コンセント24、PLCモデム25を介して受信する(ステップ41参照)。
なお、HVECU13は、ID要求信号をPLCモデム15aを介して受信すると、あらかじめ記憶していた自車両の車両ID(すなわち、自車両を他車両と区別するための識別情報)を読み出し、更に、PLCモデム15aを用いて、当該車両IDをID応答信号に含めて送信するようになっている。ここで、車両IDの情報は、HVECU13のROM等に記録されていてもよいし、車両1内の他の装置に記録されていてもよい。後者の場合は、HVECU13は、当該他の装置との通信によって、車両IDを取得する。
車両1の車両IDを取得した後、コンセントユーザ照合機26は、続いて図2のステップ120で、この車両IDを用いた認証を行い、当該認証が成功したか否かを判定する。認証が成功していれば続いてステップ130を実行し、失敗していれば続いてステップ140を実行する。
なお、認証処理の具体的内容は、以下の通りである。コンセントユーザ照合機26は、受信した車両IDと、照合IDデータベース27中の照合IDとを比較し、照合IDのうちいずれか1つに当該車両IDが適合していれば、認証成功とし、照合IDのうちいずれにも当該車両IDが適合していなければ、認証失敗とする。
ここで、車両IDと照合IDとが適合するか否かは、車両IDと照合IDとが一致するか否かによって判定していもよいし、車両IDと照合IDとが所定の関係にある(例えば両者の論理和が所定の値になる)か否かによって判定してもよい。
認証が成功した場合に続いて実行するステップ130では、現在のPLC通信を終了し、さらに、リレー22のオン状態は変化させないまま、プログラム100の実行を終了する。これによって、以後も充電部15bへの電力供給は許可され続けるので、電池14は充分な充電を受けることができる。
認証が失敗した場合(図3のステップ43参照)に続いて実行するステップ135では、PLCモデム25を用いて、イモビライザ要求信号(車両の走行を不能化する指令の一例に相当する)をHVECU13に送信する(図3のステップ71参照)。
HVECU13は、このイモビライザ要求信号を受けると、エンジンECU12に転送する(ステップ72参照)。そしてエンジンECU12は、イモビライザ要求信号を受け付けたことに基づいて、エンジンが既に作動していれば停止させ、また、エンジンの始動を禁止する(ステップ73参照)。すなわち、車両1のドライバがエンジンオンの操作をしたとしても、エンジンを始動させない。これによって、車両1は走行不能となる。
続いてステップ140では、PLCモデム25を制御してPLC通信を終了し(ステップ45、47参照)、さらに続いてステップ150では、リレー22をオフに制御し(ステップ49参照)、リレー22のオフ状態は変化させないまま、プログラム100の実行を終了する。
リレー22がオフになると、コンセント21から充電部15bへの電力供給が停止し(ステップ51参照)、それに伴い充電部15bから電池14への充電も終了する(ステップ53参照)。これによって、以後は充電部15bへの電力供給は禁止されるので、電池14は、PLC通信確立、車載ID送受信、認証の間は一時的に充電を受けることができるものの、充分な充電を受けるには至らない。
したがって、コンセントユーザ照合機26は、認証が成功した相手には充分な充電を許可し、認証が失敗した相手には充分な充電を禁止すると共に車両1を走行不能化させる。したがって、電力盗難を防止することができる。
以上説明した通り、車両1のHVECU(制御装置の一例に相当する)13から送信された車両ID(コードの一例に相当する)に基づいて、コンセント21に接続された充電部15bへの電力供給を許可または禁止するコンセントユーザ照合機26は、充電部15bへの電力供給を許可した状態で、コンセント21と電力線で繋がっているコンセント24に接続されたPLCモデム25を用いて、コンセント21に接続されたPLCモデム15aを介して、HVECU13とのPLC通信を確立する。
そしてコンセントユーザ照合機26は、充電部15bへの電力供給を許可した状態で、確立されたPLC通信を介して、HVECU13から車両IDを取得し、取得した車両IDの認証を行い、認証の結果に従って、充電部15bへの電力供給の許可・禁止を制御する。
また、コンセントユーザ照合機26は、認証が失敗したことに基づいて、車両1の走行を不能化するイモビライザ要求信号を、PLC通信を介して送信する。このようになっていることで、コンセントユーザ照合機26は、認証失敗時には、電力供給を受けようとする車両1を走行不能にする。これにより、電力窃盗者を捕まえることが容易になる。そして、このようなペナルティを車両1に対して与えることで、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させることができる。
また、認証のための通信として、本実施形態のように、充電のための電力線を介したPLC通信を用いることについては、本発明者が検討し、以下のような問題点を見出した。同じ線を用いて充電とPLC通信を実施する場合、PLC通信を確立するためには、電力供給も可能となっている必要がある。したがって、認証成功後に初めて電力を供給するという方法では、そもそも最初の認証自体も不可能となってしまう。
このような問題を解決するために、コンセントユーザ照合機26は、認証のためのPLC通信の確立および車両IDの受信に先立って電力供給を行い、その電力供給が許可されている状態でPLC通信確立および認証を行うようになっている。このようになっていることで、認証に失敗した場合でもある程度の電力供給は行われてしまうものの、電力供給のための線を用いたPLC通信による認証が可能となる。
また、引用文献1、2のような技術では、車両の電池が枯渇してしまっていた場合においては、認証処理、通信処理を行うことができない。しかし、本実施形態においては、車両1側がまず電力の供給を受け、その電力を用いて認証処理、通信処理を行うことができる。したがって、車両1の電池14が枯渇してしまっていた場合でも、認証を実行することができる。
しかし、この場合、限定的ではあるものの車両IDの送受信時および認証時にも電力を供給するため、認証失敗時にも頻繁に実施されると電力を失われることになる。したがって、PLC通信を介して認証のための車両IDをやりとりする場合には、電力窃盗が繰り返されないよう、盗難抑止力を向上することが特に望まれる。そのような観点から、本実施形態のような、電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させる技術は、PLC通信を介して認証のための車両IDをやりとりする場合により好適である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なるのは、認証失敗時にコンセントユーザ照合機26がHVECU13に送信する信号である。具体的には、本実施形態のコンセントユーザ照合機26は、図2のプログラム100に代えて、図4のプログラム200を実行する。なお、図4と図2において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての説明は省略する。
以下、本実施形態の作動のうち、第1実施形態と異なる部分を、図4および図5のシーケンス図を用いて説明する。なお、図5と図3において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての説明は省略する。
コンセントユーザ照合機26は、ステップ120で認証失敗と判定した場合、続いてステップ235で、PLCモデム25を用いて、ホーン吹鳴要求信号(車両のホーンを吹鳴させる指令の一例に相当する)をHVECU13に送信する(図5のステップ81参照)。ステップ235に続いては、ステップ140を実行する。
HVECU13は、このホーン吹鳴要求信号を受けると、ホーンECU10に転送する(ステップ82参照)。そしてホーンECU10は、ホーン吹鳴要求信号を受け付けたことに基づいて、車両1のホーンを吹鳴させる(ステップ83参照)。
以上の通り、コンセントユーザ照合機26は、認証が失敗したことに基づいて、車両1のホーンを吹鳴させる指令を、PLC通信を介して送信する。このようになっていることで、認証失敗時には、電力供給を受けようとする車両1のホーンが鳴るので、電力窃盗を被る側、または車両1の周囲の第三者が、窃盗にいち早く気づく可能性が高まる。このように、電力窃盗が気付かれ易くなることにより、窃盗者のリスクが高くなり、その結果、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を、従来よりも向上させることができる。
また、第1実施形態においても説明した通り、本実施形態のような、電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させる技術は、PLC通信を介して認証のための車両IDをやりとりする場合により好適である。
なお、コンセントユーザ照合機26は、ステップ235においては、ホーン吹鳴信号と共にイモビライザ要求信号もHVECU13に送信するようになっていてもよい。このようにすることで、車両1が走行不能となると共にホーンが鳴るので、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を更に向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6に、本実施形態に係る電力盗難防止システムの構成図を示す。なお、図6と第1実施形態の図1において同一の符号が付された構成要素(ただし、コンセントユーザ照合機26を除く)は、互いに同一の機能を有するものであり、ここではそれらの詳細についての説明は省略する。
本実施形態と第1実施形態の構成上の違いは、本実施形態においては、家屋2に、カメラ91、スピーカ92、表示機93、および制御装置94が更に設けられていることである。
カメラ91は、制御装置94の制御を受けることで、家屋2内(または家屋2の周辺)に設置された駐車スペースを撮影し、撮影結果の画像を制御装置94に出力する装置である。スピーカ92は、制御装置94の制御に応じて音声を出力する装置である。表示機93は、制御装置94の制御に応じて画像を表示する装置である。なお、コンセントユーザ照合機26、カメラ91、スピーカ92、表示機93、制御装置94間の接続は、PLC通信によって実現していてもよいし、ケーブルによる直接接続によって実現してもよいし、無線LAN等によって実現していてもよい。
制御装置94は、コンセントユーザ照合機26からの信号に基づいて、カメラ91、スピーカ92、表示機93を制御する装置(例えばマイコン)である。制御装置94の作動の具体的内容については後述する。
以下、本実施形態の電力盗難防止システムの作動のうち、第1実施形態と異なる部分について、図7のフローチャートおよび図8のシーケンス図を用いて説明する。なお、図7と図2において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての説明は省略する。また、図8と図3において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての説明は省略する。
コンセントユーザ照合機26は、図2のプログラム100に代えて図7のプログラム300を実行するようになっている。そして、コンセントユーザ照合機26は、このプログラム300のステップ120で認証失敗と判定した場合、続いてステップ335で、失敗通知を制御装置94に送信する(図8のステップ74参照)。ステップ335に続いては、ステップ145を実行する。この失敗通知の信号は、スピーカ92および表示機93にに認証失敗の旨を報知させるためのトリガとなる制御信号である。
制御装置94は、この失敗通知を受信すると、撮影要求信号をカメラ91に送信する(ステップ75参照)。カメラ91は、この撮影要求信号を受信すると、撮影を行い(ステップ76参照)、撮影結果の画像を制御装置94に送信する(ステップ77参照)。
この撮影画像を受信した制御装置94は、NG信号(すなわち、認証失敗を示す信号)および、受信した撮影画像を表示機93に送信すると共に、認証失敗を通知する音声信号をスピーカ92に出力する(ステップ78参照)。
これにより、表示機93は、認証失敗した旨の文字、および、撮影画像を表示する。また、スピーカ92は、認証失敗を通知する音声を出力する(ステップ79参照)。これにより、家屋2内の者が、電力盗難の恐れに気付くと共に、認証失敗対象の車両の外観を認識することができる。
以上説明したように、コンセントユーザ照合機26は、認証が失敗したことに基づいて、スピーカ92、表示機93に認証失敗の旨を報知させるようになっている。このようになっていることで、認証失敗時には、電力窃盗を被る側が窃盗にいち早く気づく可能性が高まる。このように、電力窃盗が気付かれ易くなることにより、窃盗者のリスクが高くなり、その結果、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させることができる。
また、第1実施形態においても説明した通り、本実施形態のような、電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させる技術は、PLC通信を介して認証のための車両IDをやりとりする場合により好適である。
なお、コンセントユーザ照合機26は、ステップ335においては、ホーン吹鳴信号およびイモビライザ要求信号のいずれか一方または両方をHVECU13に送信するようになっていてもよい。このようにすることで、車両1が走行不能となるおよび/またはホーンが鳴るので、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を更に向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図9に、本実施形態に係る電力盗難防止システムの構成を示す。本実施形態が第3実施形態と構成上異なるのは、家屋2に通信部95が更に設けられている点、および、家屋2外の遠隔地に設置されたセンタ3を有している点である。家屋2に設置された通信部95は、センタ3と広域ネットワーク99(例えば、インターネット)を介して通信するためのインターフェース装置である。
センタ3は、広域ネットワーク99を介して家屋2内の装置および他の家屋内の同等の装置と通信可能となっており、それら複数の家屋についての電力盗難についての情報を収集するようになっている。他の家屋からの電力盗難の収集方法は、以下に家屋2について例示する方法と同じである。
このセンタ3は、通信部96、データベース部97、および制御部98を有している。
通信部96は、広域ネットワーク99と接続し、家屋2内の通信設備および他の家屋の通信設備と通信するためのインターフェース装置である。データベース部97は、各家屋から収集したデータを記憶するための記憶媒体である。制御装置94は、通信部96およびデータベース部97を制御するための装置(例えばマイコン)である。制御装置94の具体的な作動内容については後述する。
以下、本実施形態の電力盗難防止システムの作動について、図10のシーケンス図を用いて説明する。なお、図10と図8において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての説明は省略する。
制御装置94は、コンセントユーザ照合機26から失敗通知(ステップ74参照)を受信して撮影要求を送信し(ステップ75参照)、撮影画像を受信し(ステップ77参照)、スピーカ92および表示機93に報知のための信号を出力した(ステップ78参照)後、通信部95を制御して、センタ3宛に、NG信号および受信した撮影画像を送信させる(ステップ85参照)。
なお、この送信に、送信時刻(すなわち、認証失敗があったタイミングの時刻)、送信元の家屋2を特定する情報、および送信元の家屋2の住人の連絡先(電話番号、メールアドレス等)を付加してもよい。これらの情報を付加することで、センタ3側では、電力盗難の恐れがあった時刻および場所を特定することができ、電力盗難に対する通報先を特定することができる。
センタ3は、このようにして送信された情報を広域ネットワーク99を介して受信して記録する(ステップ86参照)。具体的には、通信部96がこの情報を受信して制御部98に出力し、制御部98が当該受信情報をデータベース部97に追加記録する。また制御部98は、受信した情報を広域ネットワーク99を介してあらかじめ定められた警備会社へ送信するようになっていてもよい。また、受信した情報に連絡先が含まれていれば、当該連絡先に電力盗難の恐れを通知するようになっていてもよい。あるいは、センタ3のオペレータが警備会社または当該連絡先に通知するようになっていてもよい。
以上説明した通り、コンセントユーザ照合機26から失敗通知を受けた制御装置94は、認証が失敗したことに基づいて、センタ3宛への認証失敗の通知を行う。したがって、本実施形態においては、コンセントユーザ照合機26がプログラム300のステップ335で送信する失敗通知の信号は、スピーカ92および表示機93に認証失敗の旨を報知させるためのトリガとなる制御信号であると共に、センタ3宛への認証失敗の通知を行わせるためのトリガとなる制御信号である。
認証失敗時に、このようなセンタ3に認証失敗の通知が送信されることで、センタ3において複数の認証失敗事例が蓄積・解析が可能となり、かつ、センタ3から適切な団体または個人への通報が可能となる。その結果、電力窃盗者のリスクが高くなる。したがって、プラグイン充電による電力盗難に対する抑止効果を従来よりも向上させることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、上記各実施形態では、コンセントユーザ照合機26は、電力供給を許可した状態で認証を行っている。しかし、コンセントユーザ照合機26は、車両IDの受信後、電力供給を禁止し、電力供給を禁止したままで認証を行い、認証が成功すれば再度電力供給を許可し、認証が失敗すれば電力供給を禁止のままにするようになっていてもよい。このようにすることで、認証失敗対象の車両1に、認証時における電力供給を行わなくて済む。
また、上記実施形態においては、車両IDの送受信はPLC通信を介して行われているが、PLC通信以外にも、無線LANを介して車両IDの送受信を実現してもよいし、インターネットを介した通信により車両IDの送受信を実現してもよい。
また、第1実施形態においては、コンセントユーザ照合機26は、認証失敗時に、エンジンの始動を禁止するための信号を送信しているが、送信する信号は、このようなものに限らず、車両の走行を不能化するための信号であればよい。例えば、アクセル操作を禁止するための信号であってもよいし、ハンドル操作を禁止するためのであってもよい。
また、上記の各実施形態においては、認証のために送信するコードとして、車両IDを使用している。しかし、車載IDに代えて、あらかじめコンセントユーザ照合機26に設定された共通パスワードを使用してもよい。すなわち、HVECU13からコンセントユーザ照合機26に送信されるのは、認証のためのコードであればどのようなものであってもよい。
また、上記の各実施形態においては、車両1はハイブリッド車両であるが、車両1はハイブリッド車両である必要はなく、電気モータのみで走行する電気自動車であってもよい。すなわち、本発明の特徴は、プラグイン充電機能を有する車両であれば、どのような車両にも適用可能である。
また、上記の実施形態において、コンセントユーザ照合機26がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電力盗難防止システムの構成を示す図である。 第1実施形態においてコンセントユーザ照合機26が実行するプログラム100のフローチャートである。 第1実施形態における電力盗難防止システムの作動のシーケンス図である。 第2実施形態においてコンセントユーザ照合機26が実行するプログラム200のフローチャートである。 第2実施形態における電力盗難防止システムの作動のシーケンス図である。 第3実施形態に係る電力盗難防止システムの構成を示す図である。 第3実施形態においてコンセントユーザ照合機26が実行するプログラム300のフローチャートである。 第3実施形態における電力盗難防止システムの作動のシーケンス図である。 第4実施形態に係る電力盗難防止システムの構成を示す図である。 第4実施形態における電力盗難防止システムの作動のシーケンス図である。
符号の説明
1 車両
2 家屋
3 センタ
10 ホーンECU
12 エンジンECU
13 HVECU
14 電池
15a、25 PLCモデム
15b 充電部
16 プラグ
21、24 コンセント
22 リレー
26 コンセントユーザ照合機
91 カメラ
92 スピーカ
93 表示機

Claims (2)

  1. 車両(1)から送信されたコードに基づいて、コンセント(21)から前記車両(1)
    の充電部(15b)への電力供給を許可または禁止する電力供給制御装置であって、
    前記車両(1)の制御装置(13)との通信を確立し、確立された前記通信を介して、
    前記制御装置(13)から前記コードを取得するコード取得手段(105、110)と、
    前記コード取得手段(105、110)によって取得された前記コードの認証を行い、
    前記認証が失敗したことに基づいて、前記車両(1)の走行を不能化する指令を、前記通
    信を介して送信する送信手段(120、135)と、を備えた電力供給制御装置。
  2. 車両(1)から送信されたコードに基づいて、コンセント(21)から前記車両(1)
    の充電部(15b)への電力供給を許可または禁止する電力供給制御装置に用いるプログ
    ラムであって、
    前記車両(1)の制御装置(13)との通信を確立し、確立された前記通信を介して、
    前記制御装置(13)から前記コードを取得するコード取得手段(105、110)、お
    よび
    前記コード取得手段(105、110)によって取得された前記コードの認証を行い、
    前記認証が失敗したことに基づいて、前記車両(1)の走行を不能化する指令を、前記通
    信を介して送信する送信手段(120、135)として、コンピュータを機能させるプロ
    グラム。
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