JP4815902B2 - 熱源装置 - Google Patents

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本発明は、少なくとも2つの燃焼器を備え、これら2つの燃焼器によって発生された燃焼ガスから熱回収を行なうことにより、たとえば一般給湯用の湯の生成と床暖房用の湯の加熱を行なうなど、2種類の被加熱流体の加熱を個別に行なうことが可能な熱源装置に関する。
熱源装置としては、たとえば特許文献1に記載されたもののように、いわゆる2缶2回路方式のものがある。この熱源装置は、ガスバーナなどの2つの燃焼器を、2つの缶体内に設け、かつこれら2つの缶体には、前記2つの燃焼器によって発生された燃焼ガスから個々に熱回収を行なう2つの熱交換器が設けられている。このような構成によれば、2つの燃焼器の運転制御、および2つの熱交換器による熱回収を個別に行なうことにより、たとえば一般給湯用の湯の生成と、床暖房用の湯の加熱とを独立して実行することができるといった利点が得られる。
しかしながら、前記したような熱源装置においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、燃焼ガスから熱回収を行なう場合、その効率を高める観点から、燃焼ガスの顕熱に加え、燃焼ガス中の潜熱(より正確には、燃焼ガス中の水蒸気の潜熱)をも回収したい場合がある。このような要望に応えるための手段としては、たとえば図14に示すように、2つの燃焼器90a,90bおよび顕熱回収用の熱交換器91a,91bを備えた缶体92a,92bに、潜熱回収用の熱交換器93a,93bを追加して設けることが考えられる。ところが、このような構成によれば、潜熱回収用の熱交換器93a,93bが水平方向に並んでいるために、これらが互いに干渉することを回避しつつ、全体の横幅が大きくなることを抑制するには、それらの長さLa,Lbを長くとることは難しい。このため、熱交換器93a,93bを構成する各伝熱管930としては、比較的短寸のものを用いる必要が生じる。ところが、このような構成にすると、熱交換器93a,93bの熱交換効率を高くするための手段として、それらの伝熱管930の総数をかなり多くする必要が生じる。これでは、熱交換器93a,93bの構造が複雑となり、製造コストが高価となる問題点を生じる。
また、燃焼ガスから潜熱回収を行なった場合には、燃焼ガス中の水蒸気が凝縮し、多くのドレイン(凝縮水)が発生するが、一般的に、このドレインは、燃焼ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物などを吸収したPH3程度の強酸性となる。したがって、このような強酸性のドレインが、燃焼ガスの流れに起因してたとえば熱交換器の排気口に向けて飛散し、その周辺部を汚染させたり、腐食させるといった事態が生じないようにすることも要望される。
なお、本出願人は、ドレインの飛散防止手段として、たとえば特許文献2に記載された手段を先に提案している。この手段においては、熱交換器の伝熱管を囲むケーシングの上壁部に、下向きに突出した壁部を設け、この壁部によって熱交換器の伝熱管からその前方の排気口に向けてドレインが飛散しないようにしている。ところが、この手段では、伝熱管の下方に位置するドレイン受け上に溜まっているドレインが飛散することについては防止することができない。前記ドレイン受け上のドレインが排気口に向けて飛散してその周辺部が汚染されることを防止するには、排気口をケーシングのかなり高い位置に設けねばならないこととなって、その配置箇所に制約を受け、また排気抵抗も大きくなる。さらに、前記ドレイン受けの燃焼ガス下流寄り部分には、ドレイン回収部を繋げて設けねばならないといった制約も生じる。
特開2003−4227号公報(図3参照) 特開平11−23067号公報
本発明は、前記した事情のもとで考え出されたものであって、構造の簡素化や製造コストの低減化などを図りつつ、2つの燃焼器のそれぞれから発生された燃焼ガスから効率良く熱回収が可能であり、しかも熱回収に伴って発生するドレインによって燃焼ガスの排気口周辺部が汚染されるといった不具合も適切に抑制することが可能な熱源装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される熱源装置は、互いに独立して燃焼駆動可能な第1および第2の燃焼器と、これら第1および第2の燃焼器によって発生された燃焼ガスから顕熱を個々に回収するための2つの1次熱交換器と、これら2つの1次熱交換器を通過した燃焼ガスから潜熱を個々に回収するための複数の伝熱管をそれぞれ有する2つの熱交換部を具備する2次熱交換器と、を備えている、熱源装置であって、前記2次熱交換器は、前記2つの熱交換部として、1つのケーシング内に収容されて上下高さ方向に重なった配置に設けられ、かつ前記ケーシング内に配された仕切板によって上下に仕切られた上部熱交換部および下部熱交換部を備え、前記ケーシングは、底壁部および上壁部との間において上下高さ方向に起立した後壁および前壁を有し、前記後壁には、前記2つの1次熱交換器を通過した
燃焼ガスを前記上部熱交換部および下部熱交換部に向けて個々に導くための2つの給気口が設けられ、前記上部熱交換部および前記下部熱交換部をそれぞれ通過した燃焼ガスを前記ケーシングの外部に排出するための排気口は、その数が1つとされて前記前壁の中間高さの位置に設けられており、前記仕切板のうち、前記排気口寄りの端縁またはその近傍部分には、前記上部熱交換部から前記仕切板上に落下してきたドレインが前記排気口に向けて飛散することを抑制可能に、上向きに起立した起立部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、第1および第2の燃焼器により発生された燃焼ガスからそれぞれ個別に熱回収が可能な2つの熱交換部が、上部熱交換部および下部熱交換部として上下高さ方向に重なっているために、これらの熱交換部を構成する複数の伝熱管の長さを長くした場合であっても、これらが互いに干渉し合うことはなく、各伝熱管を長くすることができる。したがって、上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれの伝熱管の本数を少なくし、各熱交換部の構造の簡素化、大型化の抑制、ならびに製造コストの低減化を図りつつ、高い熱交換効率を得ることが可能となる。また、上部熱交換部および下部熱交換部は、1つのケーシング内に一纏めに収容した構造にできるために、構造の簡素化、ならびに大型化の抑制がより促進される。
さらに重要な効果として、本発明によれば、上部熱交換部を利用して燃焼ガスから潜熱回収を行なわせた場合に、この上部熱交換部において発生したドレインが仕切板上に落下しても、このドレインが燃焼ガスの流れによって排気口に向けて飛散することは、仕切板の起立部によって適切に抑制される。したがって、排気口周辺部がドレインによって汚染されるといった不具合も回避される。とくに、前記起立部は、仕切板から上向きに起立しているために、仕切板上に存在するドレインを適切に塞き止めることとなり、ドレインの飛散を防止する効果は非常に優れたものとなり、さらにはドレインを処理するための部分を仕切板の燃焼ガス流れ方向下流側に繋げて設けねばならないといった制約もない。加えて、本発明によれば、排気口を仕切板と同等高さに設けた場合であっても、排気口周辺部の汚染が防止されるために、たとえば排気口をそのような高さに設けることによって、上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれを通過してきた2種類の燃焼ガスを1つの排気口を介してケーシング外部に合理的に排出させるといったことも可能となる。このように、本発明によれば、ケーシングに排気口を設ける場合の位置選択などに際しての融通性にも優れたものとなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記排気口は、略水平方向に延びた形状に形成され、前記仕切板の起立部は、この起立部に対する燃焼ガスの進行方向に対して交差する方向に一連に延びており、かつ前記排気口の長手方向の全長域に対向するように前記排気口よりも長い寸法に形成されている。
このような構成によれば、上部熱交換部から仕切板上に落下してきたドレインが排気口に向けて飛散することが、より確実に防止されることとなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記仕切板の起立部は、前記上部熱交換部のうち、前記排気口寄りのいずれかの伝熱管に接触または接近しており、かつその伝熱管から前記仕切板上にドレインが落下することを促進する親水処理部、粗面処理部、および複数の溝の少なくともいずれかを有している。
このような構成によれば、仕切板の起立部が接触または接近している伝熱管の表面にドレインが発生付着した場合に、このドレインが前記起立部を伝って下方に流れ落ち易くなる。すなわち、前記伝熱管からのドレイン排除が促進される。したがって、排気口寄りの伝熱管に付着しているドレインが燃焼ガスの流れに起因して排気口に向けて飛散することも抑制される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記仕切板は、上下厚み方向に重ね合わされた上板体および下板体を有し、かつ前記上板体は、前記上部熱交換部を構成する伝熱管に接近するように上向きに膨らんだ凸状段部を有しているとともに、前記下板体は、前記下部熱交換部の伝熱管に接近するように下向きに膨らんだ凸状段部を有している。
このような構成によれば、上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれの伝熱管と仕切板との隙間を小さくすることができる。したがって、これらの隙間に燃焼ガスが多く流れないようにして、伝熱管による熱回収量を多くするのに好ましいものとなる。一方、凸状段部をそれぞれ有する上板体および下板体は、たとえば薄手の金属板にプレス加工を施すなどして簡単に製造することが可能であるため、仕切板を廉価に、かつ軽量に製造することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記仕切板は、前記上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれの伝熱管に接近するように上向きおよび下向きに膨らんだ複数ずつの上向きおよび下向きの段部を有しており、かつこれら上向きおよび下向きの段部は、前記ケーシング内における燃焼ガス流れ方向に対して交差する方向に延びているとともに、前記燃焼ガス流れ方向に互い違い状に並んでいる。
このような構成によれば、上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれの伝熱管と、仕切板の上向きおよび下向き段部との間の隙間が小さくなるために、やはりこの部分に多くの燃焼ガスが流れないようにして、熱交換効率を高めることができる。一方、前記仕切板は、たとえば1枚の金属板にプレス加工を施すことにより形成することが可能であり、仕切板の製造コストの低減化や軽量化を図るのにより好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記上部熱交換部および下部熱交換部をそれぞれ構成する複数の伝熱管の端部には、上端および下端がそれら複数の伝熱管よりも上方および下方に突出するヘッダが設けられており、前記上部熱交換部のヘッダと前記下部熱交換部のヘッダとは、上下高さ方向において重なり合わないように水平方向に位置ずれし、前記下部熱交換部のヘッダの上端は、前記上部熱交換部の下端と同一高さ、またはそれ以上の高さに設定されている。
このような構成によれば、上部熱交換部および下部熱交換部のそれぞれのヘッダが互いに干渉しないようにして、それらの伝熱管どうしを接近させることができる。このことにより、それらの間を仕切る仕切板と各伝熱管との隙間についても小さくし、この隙間部分に多くの燃焼ガスが流れないようにすることができる。また、上部熱交換部および下部熱交換部のトータルの高さ寸法を小さくし、ケーシングのサイズ、ひいては熱源装置全体の高さ寸法を小さくするのにも有効である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明が適用された熱源装置の一例を示している。図1によく表われているように、本実施形態の熱源装置Aは、缶体1A,1B、燃焼器2A,2B、1次熱交換器3A,3B、および2次熱交換器Bを備えている。2次熱交換器Bの詳細な構成については後述するが、この2次熱交換器Bは、複数の伝熱管40により構成された上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHを備えている。この熱源装置Aは、互いに独立した湯水加熱がなされる2つの湯水加熱部P1,P2を有している。湯水加熱部P1は、上部熱交換部UHおよび1次熱交換器3Aを含んだ構成であり、たとえば台所や洗面所などに供給されるいわゆる一般給湯用の湯を生成する部分である。これに対し、湯水加熱部P2は、下部熱交換部LHおよび1次熱交換器3Bを含んだ構成であり、暖房端末として、たとえば床暖房に用いられる湯水の加熱を行なう部分である。
燃焼器2A,2Bは、たとえば都市ガスなどを燃焼させるガス燃焼器、あるいは灯油などを燃焼させるオイル燃焼器であり、缶体1A,1Bの内部に配されている。これら燃焼器2A,2Bは、缶体1A,1Bの下部に取り付けられた送風ファン29A,29Bから上向きに供給される燃焼用空気を利用して燃料の燃焼が可能であり、その燃焼駆動制御は互いに独立して実行される。1次熱交換器3A,3Bは、燃焼器2A,2Bの上方に配さており、燃焼器2A,2Bから上向きに進行してきた燃焼ガスから顕熱を回収する。これら1次熱交換器3A,3Bは、たとえば缶体1A,1Bを略水平方向に貫通するフィン付きの複数のパイプを利用して構成されている。
2次熱交換器Bは、1次熱交換器3A,3Bのそれぞれを通過して顕熱が回収された燃焼ガスから潜熱をさらに回収するためのものであり、缶体1A,1Bの上部間に架け渡されるようにして設けられている。この2次熱交換器Bは、いわゆる多管式であり、既述した複数の伝熱管40に加え、これら伝熱管40の両端部に設けられた複数のヘッダ41、これらヘッダ41や伝熱管40の略全体を囲む略直方体状のケーシング5、および上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとを上下に仕切る仕切板6も備えている(図4〜図6を参照)。
2次熱交換器Bの上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHは、湯水の供給および排出が相互に独立してなされるように構成されている。より具体的には、図3(a)に示すように、上部熱交換部UHを構成する複数の伝熱管40の両端部には、入水口410および出湯口411を有する入水用および出湯用のヘッダ41A,41Bと、湯水折り返し用のヘッダ41Cとが設けられている。入水口410には、たとえば水道水などを供給してくる給水管48が接続されており、この給水管48から入水口410に供給された水は、ヘッダ41A内から複数の伝熱管40の一部を通過してヘッダ41C内に流入した後に、複数の伝熱管40の残余部分を通過してヘッダ41B内に流入する。このような流通過程において、前記水は燃焼ガスにより加熱され、出湯口411から出湯する。出湯口411は、図1および図2に示すように、配管47を介して1次熱交換器3Aに繋がっており、この1次熱交換器3Aに連結された出湯管46から台所やその他の給湯先に向けて湯水が送られる。
2次熱交換器Bの下部熱交換部LHは、上部熱交換部UHの下方に重なっており、その基本的な構成は先に述べた上部熱交換部UHと同様である。具体的には、図3(b)に示すように、この下部熱交換部LHを構成する複数の伝熱管40の両端部には、入水用および出湯用のヘッダ41D,41Eと、湯水折り返し用のヘッダ41Fとが設けられている。床暖房本体部分(図示略)から湯水戻り管45を介して送られてきた湯水が入水口412からヘッダ41D内に供給されると、この湯水はその後複数の伝熱管40の一部を通過してヘッダ41F内に流入した後に複数の伝熱管40の残余部分を通過してヘッダ41E内に流入し、出湯口413から出湯する。出湯口413は、図1および図2に示すように、配管44を介して1次熱交換器3Bに繋がっており、加熱された湯水は、この1次熱交換器3Bに連結された出湯管43から床暖房本体部分に向けて戻される。
図4によく表われているように、ケーシング5の上下高さ方向に起立する後壁50aおよび前壁50bには、上下2つの給気口51a,51b、および1つの排気口52が設けられている。缶体1A,1Bとケーシング5とは、補助缶体11A,11Bを介して接続されており、缶体1A内の1次熱交換器3Aを通過した燃焼ガスは、補助缶体11A内を通過して給気口51aに導かれる一方、缶体1B内の1次熱交換器3Bを通過した燃焼ガスは、補助缶体11B内を通過して給気口51bに導かれるようになっている。給気口51aは、仕切板6よりも高い位置に設けられており、この給気口51aからケーシング5内に流入した燃焼ガスは、上部熱交換部UHに向けて進行した後に排気口52からケーシング5の外部に進行するようになっている。これに対し、給気口51bは、仕切板6よりも低い位置に設けられており、この給気口51bからケーシング5内に流入した燃焼ガスは、下部熱交換部LHに向けて進行した後に排気口52からケーシング5の外部に進行するようになっている。
2次熱交換器Bは、図1および図2によく表われているように、ケーシング5や複数の伝熱管40が水平方向に対して適当な角度θだけ傾斜した姿勢に設けられている。仕切板6も同様に傾斜している。このような傾斜は、後述するように、燃焼ガスからの潜熱回収に伴って発生したドレインをドレイン排出口59に向けて流れさせて外部に円滑に排出させるのに役立つ。なお、図2に表われているように、排気口52は略水平方向に延びた長矩形状である。排気口52は、傾斜したケーシング5の底壁部50cや上壁部50dに対して角度θだけ相対的に傾いて形成されていることにより、略水平となっている。排気口52が傾いていると、この排気口52に排気トップと称される部材やその他の部材を取り付ける場合に、それらの部材を斜めにするといった必要が生じるため、その取り付けが煩雑化し、また外観体裁も悪いものとなるが、排気口52を略水平にすることにより、そのような不具合を適切に回避することができる。さらに、たとえば集合住宅のパイプスペースなどに設けられている熱源装置用(給湯装置用)の排気口用の接続部は、水平に延びた排気口に対応するように設けられているのが通例であり、このような用途にも的確に適合することとなる。
仕切板6は、既述したとおり、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとを上下に仕切る部材であり、図4〜図6に示すように、たとえば上板体60a、下板体60b、および中間板体60cの3枚の薄肉金属板を重ね合わせて接合することにより構成されている。この仕切板6上には酸性のドレインが落下してくるため、好ましくは、この仕切板6の材質はステンレスなどの耐酸性を有するものとされている。伝熱管40やケーシング5の底壁部50cなどにも酸性のドレインが接触するために、好ましくは、これらの部分もステンレスなどの耐酸性を有する材質とされている。
仕切板6の中間板体60cは、上板体60aおよび下板体60b間に挟まれた略平板状であり、たとえば図6によく表われているように、その両側縁部600がケーシング5の両側壁部50eに当接するようにして支持されている。この中間板体60cは、仕切板6のベース部材としての役割を果たす他、仕切板6の全体の強度を高める役割をも果たすため、上板体60aや下板体60bの厚みを薄くするのに役立つ。上板体60aおよび下板体60bは、ともに平板状の金属板にプレス加工を施すことにより形成されたものであり、これらの外周縁部を除く中央寄り部分は、外周縁部よりも上向きに膨らんだ凸状段部601として、あるいは下向きに膨らんだ凸状段部602として形成されている。これら凸状段部601,602が形成されていることにより、仕切板6の全体の厚みが大きくされており、上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHのそれぞれの伝熱管40と仕切板6との隙間s1,s2がともに小さくされている。本実施形態とは異なり、たとえば図13に示すように、仕切板6を単なる平板状の1枚の板体により形成しただけでは、仕切板6と複数の伝熱管40との隙間s1',s2'が大きくなる。これでは、多くの燃焼ガスがそれらの隙間部分を通過することとなって、複数の伝熱管40の熱回収量が少なくなるが、本実施形態によれば、そのような不具合を解消することができる。
図4によく表われているように、仕切板6のうち、排気口52寄りの一端縁部には、上向きに起立した起立部61が設けられている。この起立部61は、たとえば上板体60a、下板体60b、および中間板体60cのいずれかの一端縁を上向きに折り曲げることにより形成されている。この起立部61の上端は、上部熱交換部UHの最も排気口52に近い最後尾の列のうち、高さが最も低い伝熱管40aに対して、接触または接近している。また、起立部61は、排気口52に対面しつつ、排気口52が延びる方向と略同方向に一連に延びている。図5に示すように、この起立部61の水平方向の長さL1は、排気口52の水平方向の長さL2よりも長くされており、2次熱交換器Bの正面視において、起立部61は、排気口52の水平方向の全長域に重なるように設けられている。なお、仕切板6は、複数の伝熱管40やケーシング5の底壁部50cなどと略平行であり、それらと同様に水平方向に対して傾斜している。この傾斜は、この仕切板6上に落下してきたドレインをこの仕切板6上において流れさせて迅速に排除するのに役立つ。仕切板6の高さが低くされている一側縁部には、この一側縁部に向けて流れてきたドレインを底壁部50c上に落下させるための1または複数の孔部(図示略)が設けられている。また、このような構成に代えて、たとえば仕切板6の前記一側縁部上に向けて流れてきたドレインをこの一側縁部の長手方向端部から底壁部50c上に流れ落とすようにすることもできる。
ケーシング5の底壁部50cは、仕切板6から落ちてくるドレインや、下部熱交換部LHにおいて発生するドレインを受ける役割を果たす。この底壁部50cのうち、高さが低い側の一端部には、この底壁部50c上のドレインをケーシング5の外部に排出するための排出口59が設けられている。この排出口59から排出されたドレインは、たとえば中和器(図示略)に送られるようになっており、この中和器で中和処理を終えてから廃棄処分される。前記中和器は、たとえば炭酸カルシウムなどの中和剤が容器内に収容された構成を有している。
次に、前記した熱源装置Aの作用について説明する。
まず、2次熱交換器Bの上部熱交換部UHおよび1次熱交換器3Aに通水があると、この時点で燃焼器2Aを燃焼駆動させる。すると、燃焼器2Aにより発生された燃焼ガスは、缶体1A内を上昇して1次熱交換器3Aに到達し、この部分で顕熱回収がなされる。その後、前記燃焼ガスは、2次熱交換器Bの給気口51aからケーシング5内の仕切板6よりも上方領域に流入し、上部熱交換部Bの伝熱管40により潜熱回収がなされた後に、排気口52から外部に排出される。このようなことにより、上部熱交換部Bおよび1次熱交換器3Aに供給された水は、効率良く加熱され、一般給湯用の湯が適切に生成される。これに対し、下部熱交換部LHおよび1次熱交換器3Bに湯水の流通があった場合には、燃焼器2Bを燃焼駆動させる。すると、これにより発生された燃焼ガスは、1次熱交換器3Bに到達して顕熱回収がなされてから、2次熱交換器Bの給気口51bからケーシング5内の仕切板6よりも下方領域に流入する。すると、前記燃焼ガスは、潜熱回収がなされ、排気口52から外部に排出される。下部熱交換部LHおよび1次熱交換器3Bを流通した湯は、適切に加熱され、床暖房本体部分に戻される。
2次熱交換器Bは、前記したように2つの燃焼器2A,2Bによって発生された燃焼ガスから潜熱回収を個別に行なうための上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHが、上下に重なった構成を有しており、2つの缶体1A,1Bの上方に跨がるようにして設けられている。このため、この2次熱交換器Bにおいては、各伝熱管40を長くすることができ、伝熱管40の本数を少なくしつつ、高い熱交換効率を得ることが可能となる。また、2次熱交換器Bは、1つのケーシング5内に上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHを一括して収容しており、実質的には、潜熱回収用の2つの熱交換器が1つの熱交換器として集約された構成となっている。このようなことから、この熱源装置Aは、たとえば潜熱回収用の2つの熱交換器を別々に構成して横並びに設けたものと比較すると、その構成は非常に合理的であり、全体の大型化を抑制しつつ、製造コストを低減することができる。
上部熱交換部UHの複数の伝熱管40によって、燃焼ガスから潜熱回収がなされた際には、それら複数の伝熱管40の表面に、酸性のドレインが発生付着し、これが仕切板6上に滴下する。これに対し、この熱源装置Aにおいては、仕切板6の排気口52寄りの一端縁部に起立部61が設けられている。このため、仕切板6の上面に沿って燃焼ガスが仮に高速で流れる場合であっても、仕切板6上のドレインが排気口52に向けて飛散することは適切に防止される。起立部61の上端は、伝熱管40aに接触または接近しており、これら起立部61と伝熱管40aの間にドレインを通過させる大きな隙間が形成された構造にはなっていないために、ドレインの飛散防止効果はより高いものとなる。その結果、排気口52の周辺部、およびこの排気口52の前方に設けられた部材などが酸性のドレインによって汚染されるといった不具合が適切に回避される。
特に、起立部61は、排気口52よりも水平方向の長さが長く形成されており、排気口52の水平方向の全長域にわたって起立部61が対面しているために、仕切板6上のドレインが排気口52に向けて飛散することがより確実に防止される。また、仕切板6は傾斜しており、仕切板6上に滴下したドレインはこの傾斜に沿って流れてから底壁部50c上に流れ落ちるために、仕切板6上にドレインが多量に溜まることはなく、このことによっても排気口52に向けてドレインが飛散することがより防止される。
起立部61の上端は、既述したとおり、伝熱管40aに接触または接近しているが、このような構造によれば、伝熱管40aの表面のドレインがこの起立部61を伝って伝熱管40aの下方に流れ落ち易くなる。伝熱管40aの表面には、その上方に位置する他の伝熱管40から滴下してくるドレインが付着する場合があり、上方に位置する伝熱管40よりもドレインが多量に付着し易い。その一方、伝熱管40aは、排気口52に最も近い最後尾の列に位置しており、燃焼ガスの流れがこの伝熱管40aに当たった場合には、この伝熱管40aに付着しているドレインの一部が排気口40aに向けて飛散する可能性がある。これに対し、前記したように、伝熱管40aの表面からドレインを流れ落ち易くすれば、そのような可能性も少なくなる。
この熱源装置Aにおいては、仕切板6にドレイン飛散防止用の起立部61が設けられているが故に、排気口52を仕切板6と略同等高さとなるケーシング5の前壁50bの中間高さ部分に形成することが可能である。そして、このことによって上部熱交換部UHを通過した燃焼ガスと下部熱交換部LHを通過した燃焼ガスとを1つの排気口52から外部に排気させることが好適に実現されている。たとえば、排気口が2つ設けられている場合には、2つの排気口から別々に排出される燃焼ガスを一纏めにするための手段が別途必要となったり、あるいは排気トップなどの部品を複数用いねばならいといった不利を生じるが、本実施形態によれば、そのような不利も適切に解消される。
下部熱交換部LHにおける潜熱回収によってもドレインは発生するが、このドレインは、ケーシング5の底壁部50c上に滴下してから、この底壁部50cの傾斜に沿ってドレイン用の排出口59に到達し、その後外部に排出される。排気口52は、既述したとおり、ケーシング5の前壁50bの上下中間高さに設けられているために、底壁部50c上に滴下したドレインが燃焼ガスの流れによって排気口52まで上昇して飛散する虞れは殆どない。
図7〜図12は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図7(a)に示す実施形態においては、仕切板6の起立部61が斜めに起立している。このような構成であっても、仕切板6上に滴下したドレインが排気口52に向けて飛散することを抑制可能である。本発明でいう起立部61は、要は、上向きに起立していればよく、その具体的な起立角度は問わない。
図7(b)に示す実施形態においては、仕切板6の上板体60aの一部が凸状段部61Aとして形成されている。好ましくは、この凸状段部61Aの上面は、上部熱交換部UHの最も低い伝熱管40に接触または接近している。本実施形態から理解されるように、本発明でいう起立部は適当な高さおよび幅をもった段状に形成することもできる。
図7(c)に示す実施形態においては、仕切板6の起立部61の上端が、上部熱交換部UHの伝熱管40aに接触または接近しているとともに、仕切板6の少なくとも一側面には、親水性塗料が塗布された親水処理部65が設けられている。好ましくは、この親水処理部65は、起立部61の上端面にも設けられ、さらに好ましくは、起立部61の前記一側面とは反対の側面にも設けられている(この点は、後述する粗面処理部や凹溝などについても同様である)。このような構成によれば、起立部61が親水性をもつために、伝熱管40aの表面のドレインが起立部61を伝ってより流れ易くなり、伝熱管40aの表面のドレインが排気口52に向けて飛散することを防止するのに一層好適となる。
図8(a)に示す実施形態においては、起立部61の一側面に粗面処理部65Aが設けられている。この粗面処理部65Aは、たとえばブラスト処理や機械加工によって、微小な凹凸が多数形成された部分である。同図(b)に示す実施形態においては、起立部61の一側面に、上下方向に延びる複数の凹溝65Bが形成されている。同図(c)に示す実施形態においては、起立部61が波板状に形成されており、やはり起立部61の一側面には、上下方向に延びる複数の凹溝65Cが形成されている。これら図8(a)〜(c)のいずれの実施形態においても、図7(c)に示した実施形態と同様に、伝熱管40aの表面のドレインが起立部61を伝って下方に流れ易くなり、伝熱管40aの表面に多くのドレインが付着したままにならないようにすることができる。
図9に示す実施形態においては、仕切板6が、上板体60aと下板体60bとを直接重ね合わせて形成されており、先の実施形態の中間板体60cを具備しない構成とされている。上板体60aおよび下板体60bが、上向きおよび下向きの凸状段部601,602を有する点は、先の実施形態と同様であるが、上板体60aおよび下板体60bの少なくとも一方の両側縁はケーシング5に当接して支持されている。本実施形態によれば、仕切板6を構成する板体の枚数が少ないため、製造コストの低減化を図るのに好適となる。もちろん、仕切板6と伝熱管40との隙間s1,s2を微小とし、熱交換効率が低下しないようにすることができる。
図10に示す実施形態においては、仕切板6が1枚の板体のみを用いて構成されており、上向きに膨らんだ複数の段部69aと、下向きに膨らんだ複数の段部69bとを有している。これらの段部69a,69bは、いずれも燃焼ガスの流れ方向(同図(a)の左右方向)と交差する方向に延びた形状を有し、かつ燃焼ガスの流れ方向に1つずつ交互に並んでいる。複数の段部69a,69bは、たとえばプレス成形により形成されたものである。
本実施形態によれば、上部熱交換部UHおよび下部熱交換部LHのそれぞれの伝熱管40と仕切板6との隙間を、部分的ではあるものの小さくすることが可能であり、このことによって熱交換効率の低下を抑制可能である。仕切板6は、1枚の金属板にプレス加工を施すことにより簡単に製造することができるために、その製造コストをより低減することが可能である。なお、複数の上向きの段部69aのうち、図10(a)の左端に位置する段部69aは、図7(b)に示した凸状段部61Aと同様な役割を果たすものであり、本発明でいう起立部の一例に相当する。ただし、前記した左端の段部69aとは別に、たとえば仕切板6の一端縁を上向きに折り曲げた起立部(図示略)を別途設けてもよい。
図11に示す実施形態においては、下部熱交換部LHの伝熱管40が、上部熱交換部UHの伝熱管40よりも短い寸法とされ、下部熱交換部LHのヘッダ41D〜41Fは、上部熱交換部UHのヘッダ41A〜41Cよりも伝熱管40の長手方向中央寄りに位置ずれしている。これにより、ヘッダ41A,1Bとヘッダ41Fどうし、およびヘッダ41Cとヘッダ41D,41Fどうしは、上下方向に重ならず、かつそれらの間に隙間89a,89bが形成されるようにオフセットされている。下部熱交換部LHのヘッダ41D〜41Fは、上部熱交換部UHの複数の伝熱管40の直下に位置しており、それらの上端の高さh1は、上部熱交換部UHのヘッダ41A〜41Cの下端の高さh2と同一、またはそれよりも高くされている。仕切板6は、その一部分が前記した隙間89a,89bを通過するように適宜屈曲しており、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとの間を仕切るようにケーシング5内に配されてその両側縁部がケーシング5の両側壁に支持されている。
本実施形態によれば、上部熱交換部UHのヘッダ41A〜41Cと、下部熱交換部LHのヘッダ41D〜41Fとが不当に干渉し合わないようにして、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとのそれぞれの伝熱管40どうしの間隔s3を小さくすることができる。ヘッダ41A〜41Fは、それらに繋がっている複数の伝熱管40よりも上方および下方に突出するサイズに形成されており、たとえば図13に示したように、ヘッダ41A〜41Cの直下にヘッダ41D〜41Eを重ねて配置した場合には、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとの伝熱管40の間隔s3’が大きくなる。これに対し、図11に示す本実施形態では、前記した間隔s3を小さくすることができるために、仕切板6としては、たとえば1枚の略平板状の板体により構成されたものを用いた場合であっても、この仕切板6と伝熱管40との隙間を小さくし、熱交換効率が大きく低下するといった不具合を生じないようにすることができる。なお、本発明は、図13に示すような構成にすることを排除するものではなく、本発明でいう起立部が仕切板に設けられている限りは、本発明の実施形態に含まれる。
図12に示す実施形態においては、上部熱交換部UHの全体と下部熱交換部LHの全体とが水平方向に位置ずれしている。このことによりヘッダ41A,41Bとヘッダ41Fどうし、およびヘッダ41Cとヘッダ41D,41Eどうしは、上下方向において重ならず、かつそれらの間に隙間88a,88bが形成されるように水平方向にオフセットしている。下部熱交換部LHのヘッダ41D〜41Fの上端の高さh1は、上部熱交換部UHのヘッダ41A〜41Cの下端の高さh2と同一、またはそれよりも高くされている。仕切板6は、隙間88a,88bを通過するようにして上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとの間を仕切っている。
本実施形態においても、図11に示した実施形態と同様に、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとの伝熱管40どうしの間隔s3を小さくし、仕切板6としてたとえば略平板状の1枚の板体から構成されたものを使用することができるなどの利点が得られる。また、本実施形態では、上部熱交換部UHと下部熱交換部LHとの伝熱管40の長さを略同一に揃えることができる利点もあり、製造に際して、長さが相違する2種類の伝熱管を準備する必要がなくなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る熱源装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明でいう仕切板は、要は、上部熱交換部と下部熱交換部とを上下に仕切るように設けられていればよく、その具体的な材質、形状、サイズ、取り付け方などは任意に選択することができる。仕切板に設けられる起立部の具体的な高さや幅(長さ)の寸法も限定されない。
上部熱交換部および下部熱交換部を構成する複数の伝熱管は、必ずしも直状の管体を用いて構成されている必要もなく、たとえば蛇腹状の管体やU字管などを用いて構成することもできる。本発明に係る熱源装置は、一般給湯機能と床暖房用温水の加熱機能とを兼備するものに限らない。たとえば、一般給湯機能と浴槽への湯張り給湯機能とを備えたものにするなど、その具体的な機能や、加熱された湯水の使用用途は問わない。伝熱管内を流通する被加熱流体としては、不凍液や、その他の流体を用いることもできる。その他、本発明においては、燃焼ガスを燃焼器の上方に進行させるいわゆる正燃方式のものに代えて、たとえば燃焼ガスを下向きに進行させながら熱交換を行なういわゆる逆燃方式のものとすることも可能である。
本発明に係る熱源装置の一例を示す概略断面図である。 図1に示す熱源装置の概略正面図である。 (a)は、図1のIIIa−IIIa概略断面図であり、(b)は、図1のIIIb−IIIb概略断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 (a)〜(c)は、本発明において仕切板に設けられる起立部の他の例を示す要部断面図である。 (a)〜(c)は、本発明において仕切板に設けられる起立部の他の例を示す要部断面図である。 本発明の他の例を示す要部正面断面図である。 (a)は、本発明の他の例を示す要部側面断面図であり、(b)は、(a)のX−X断面図である。 本発明の他の例を示す正面断面図である。 本発明の他の例を示す正面断面図である。 本発明の他の例を示す正面断面図である。 本発明の関連技術の一例を示す概略正面図である。
符号の説明
A 熱源装置
B 2次熱交換器(熱交換器)
UH 上部熱交換部
LH 下部熱交換部
2A,2B 燃焼器
5 ケーシング
6 仕切板
40 伝熱管
41 ヘッダ
51a,51b 給気口
52 排気口
60a 上板体
60b 下板体
61 起立部

Claims (5)

  1. 互いに独立して燃焼駆動可能な第1および第2の燃焼器と、
    これら第1および第2の燃焼器によって発生された燃焼ガスから顕熱を個々に回収するための2つの1次熱交換器と、
    これら2つの1次熱交換器を通過した燃焼ガスから潜熱を個々に回収するための複数の伝熱管をそれぞれ有する2つの熱交換部を具備する2次熱交換器と
    を備えている、熱源装置であって、
    前記2次熱交換器は、前記2つの熱交換部として、1つのケーシング内に収容されて上下高さ方向に重なった配置に設けられ、かつ前記ケーシング内に配された仕切板によって上下に仕切られた上部熱交換部および下部熱交換部を備え、
    前記ケーシングは、底壁部および上壁部との間において上下高さ方向に起立した後壁および前壁を有し、前記後壁には、前記2つの1次熱交換器を通過した燃焼ガスを前記上部熱交換部および下部熱交換部に向けて個々に導くための2つの給気口が設けられ、
    前記上部熱交換部および前記下部熱交換部をそれぞれ通過した燃焼ガスを前記ケーシングの外部に排出するための排気口は、その数が1つとされて前記前壁の中間高さの位置に設けられており、
    前記仕切板のうち、前記排気口寄りの端縁またはその近傍部分には、前記上部熱交換部から前記仕切板上に落下してきたドレインが前記排気口に向けて飛散することを抑制可能に、上向きに起立した起立部が設けられていることを特徴とする、熱源装置。
  2. 前記排気口は、略水平方向に延びた形状に形成され、
    前記仕切板の起立部は、この起立部に対する燃焼ガスの進行方向に対して交差する方向に一連に延びており、かつ前記排気口の長手方向の全長域に対向するように前記排気口よりも長い寸法に形成されている、請求項1に記載の熱源装置。
  3. 前記仕切板は、上下厚み方向に重ね合わされた上板体および下板体を有し、かつ前記上板体は、前記上部熱交換部を構成する伝熱管に接近するように上向きに膨らんだ凸状段部を有しているとともに、前記下板体は、前記下部熱交換部の伝熱管に接近するように下向きに膨らんだ凸状段部を有している、請求項1または2に記載の熱源装置。
  4. 前記仕切板のうち、前記排気口寄りの一端縁部には、上向きに起立した起立部が設けら
    れ、この起立部の上端は、前記上部熱交換部の前記排気口に最も近い最後尾の列のうち、高さが最も低い伝熱管に接触または接近している、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱源装置。
  5. 前記仕切板は、水平方向に対して傾斜しており、
    前記仕切板上のドレインが、前記仕切板のうち、高さが低くされた一側縁部に向けて流れたときに、このドレインを前記ケーシングの底壁部上に落下させることが可能な構成とされている、請求項1ないし4のいずれかに記載の熱源装置。
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