JP4815249B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
インクジェットヘッドの構造を説明する。図1はインクジェットヘッド全体の構成を示す縦方向の断面図である。図示するように、低誘電率の基板1の先端部には、板厚方向に分極された2つの圧電部材2、3を分極方向が互いに内側に向かうように貼り合わせた圧電部材が埋め込まれている。基板1に埋め込まれた圧電部材2、3と基板1中の圧電部材2,3の後方部には、切削加工により一定の間隔で複数の長溝4を互いに平行に形成している。各長溝間を隔てる圧電部材2,3と基板1が側壁となっている。
図3に示すように、駆動信号発生器は、駆動波形メモリ21、D/A変換器22、増幅器23、駆動信号選択手段24、画像メモリ25、デコーダ26で構成されている。駆動波形メモリ21は、後述するインクを吐出させる圧力室9に印加する駆動信号ACT1〜ACT5の波形情報と、インクを吐出させない圧力室9に印加する駆動信号INAの波形情報を記憶している。D/A変換器22は、駆動信号ACT1〜ACT5、INAの波形情報を受け取り、その波形情報をアナログ信号に変換する。増幅器23はこのアナログ信号に変換された駆動信号ACT1〜ACT5、INAを増幅し、駆動信号選択手段24に供給している。駆動信号の選択は、画像メモリ25に記憶した画像の各画素の階調情報を基に、デコーダ26を通して行っている。デコーダ26は画像メモリ25に記録された各画素の階調情報からインク滴の吐出/非吐出を制御するON/OFF信号を発生し、駆動信号選択手段24に供給している。そのON/OFF信号にしたがって駆動信号選択手段24は駆動信号ACT1〜ACT5、INAの中から駆動信号を選択しインクジェットヘッドへ印加する。
図5に、駆動信号ACT1〜ACT5と、駆動信号INAの1印字周期分、すなわち、5サイクル分を示す。駆動信号ACT1〜ACT5は、W1,W2,W3の3つの駆動信号で構成され、駆動信号INAは駆動信号W4で構成される。駆動信号W1はインク滴を吐出する圧力室9の電極12に印加される駆動信号である。
続いて、下記の(1)式と(2)式を用いて、テスト駆動信号VTと、流速振動UTをフーリエ変換し、それぞれ電圧スペクトルFVTと流速スペクトルFUTに変換する。
次に電圧スペクトルFVTと流速スペクトルFUTから、下記(3)式により応答特性R
を求める。
Ri,kは、駆動信号VT1に対するノズル内のメニスカス流速UTiの周波数(k−1)/Tcにおける振幅と位相の変化を複素数の形で示している。Riを各チャンネルの応答特性とするとき、R1〜R10の絶対値を図10に示し、位相角を図11に示す。図10のfmaxは、ノズル10内のメニスカスが、駆動信号に対して低周波領域から連続して応答可能な周波数領域の上限の周波数である。
図12は仮想メニスカス振動の変位Xを示す図である。例えば、圧力室9cから第1〜第3ドロップを吐出させ、圧力室9hからはインクを吐出させない場合、ノズル10a〜10jの仮想メニスカス振動の変位はそれぞれX1〜X10となる。圧力室の仮想メニスカス変位のプラス側の山のピークが各ドロップのインクの吐出体積に相当する。
図13に、上記(4)式により求めた仮想メニスカス流速U1〜U10を示す。
次に、下記(5)を用いて仮想メニスカス流速Uのフーリエ変換を行い、仮想メニスカス流速Uの流速スペクトルFUを得る。
m′≦fmax・Tc
となる最も大きい整数である。このように逆フーリエ変換の周波数の上限をfmaxとすることにより、駆動信号VAの周波数成分の上限値がfmaxに定められる。
ここで、MIN[VB1,j,VB2,j,…]は、[ ]内の値のうち最小の値を示す関数である。この計算で求めた駆動信号VD3は駆動信号W1になり、駆動信号VD2またはVD4は駆動信号W2になり、駆動信号VD1またはVD5は駆動信号W3になり、駆動信号VD6〜VD10のいずれかは駆動信号W4になる。こうして、インクを吐出する圧力室9cを駆動するアクチュエータ14c、14dに印加される駆動信号VEは、VD3−VD2で算出され、図18に示す駆動信号となる。
1画素を形成するために吐出体積が異なる複数のインクドロップを選択的に吐出させる場合、各ドロップの吐出速度が各々大きく異なると、インク滴の着弾位置精度が低下したり、インク吐出動作が不安定になる。各ドロップの吐出速度を適当な範囲内に収めることが困難になり、吐出速度が低すぎることによる着弾位置精度の悪化や吐出速度が大きすぎることによる動作安定性の悪化を招く。吐出速度は、インクの吐出時間をst、インク吐出時のメニスカス変位をaとするとき、おおむねa/stの値によって定まる。
a1/st1≒a2/st2≒a3/st3
としている。吐出時間と仮想メニスカスの変位量の比を一定にするように仮想メニスカス振動を定めることにより、異なる吐出体積のインクドロップを略一定の速度で吐出できる。
この実施の形態は、インクジェットヘッドを4分割駆動する場合について述べる。なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
k…アクチュエータ、21…駆動波形メモリ、24…駆動信号選択手段、27…インクジ
ェットヘッド。
Claims (4)
- インクを吐出させる複数のノズルと、この各ノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室と、この各圧力室にインクを供給するインク供給手段と、前記各圧力室に対応して配置した複数の電極と、前記各圧力室間を隔てる側壁を形成し、駆動信号に応じて変形駆動し圧力室の容積を可変させるアクチュエータを有するインクジェットヘッドと、
前記圧力室を駆動する前記駆動信号を各々の圧力室の電極に供給する駆動信号発生手段を備え、
前記駆動信号発生手段は、連続するN(>=4)個の圧力室のうち1つからインクを吐出させると同時に、前記N個の圧力室のうち残りの圧力室の容積を実質的に均一に変形させる前記駆動信号を発生するもので、かつ、前記残りの圧力室のうち前記インクを吐出するノズルに連通する圧力室に隣接する圧力室に印加する駆動信号と、この圧力室に更に隣接する圧力室に印加する駆動信号とを異ならせるものであり、インクジェットヘッドの駆動信号に対するメニスカス流速振動の周波数応答特性を求めるとともに、駆動信号に対して線形な仮想メニスカス振動の変位に対応する仮想メニスカス流速として、インクを吐出するノズルに対応する仮想メニスカス流速と、複数のインクを吐出しないノズルに各々対応して実質的に均一の流速振幅を有する仮想メニスカス流速を求めて前記仮想メニスカス流速のフーリエ変換を行い、さらに、複数のノズルにおける仮想メニスカス流速のフーリエ変換結果の流速ベクトルを{FU}、インクジェットヘッドの駆動信号に対する各ノズル内のメニスカス流速振動の周波数応答特性の行列を[R]としたとき、電圧ベクトル{FVA}を、[R] −1 ・{FU}によって求め、さらに、この電圧ベクトル{FVA}を逆フーリエ変換することによって前記駆動信号を得ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記駆動信号を得るための演算は、所定の周波数以下の周波数成分に対してのみ行うことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出させる複数のノズルと、この各ノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室と、この各圧力室にインクを供給するインク供給手段と、前記各圧力室に対応して配置した複数の電極と、前記各圧力室間を隔てる側壁を形成し、駆動信号に応じて変形駆動し圧力室の容積を可変させるアクチュエータを有するインクジェットヘッドと、
前記圧力室を駆動する前記駆動信号を各々の圧力室の電極に供給する駆動信号発生手段を備え、
前記駆動信号発生手段は、連続するN(>=4)個の圧力室のうち1つからインクを吐出させると同時に、前記N個の圧力室のうち残りの圧力室に連通するノズル内のインクメニスカスの流速振幅を実質的に均一にさせる前記駆動信号を発生するもので、かつ、前記残りの圧力室のうち前記インクを吐出するノズルに連通する圧力室に隣接する圧力室に印加する駆動信号と、この圧力室に更に隣接する圧力室に印加する駆動信号とを異ならせるものであり、インクジェットヘッドの駆動信号に対するメニスカス流速振動の周波数応答特性を求めるとともに、駆動信号に対して線形な仮想メニスカス振動の変位に対応する仮想メニスカス流速として、インクを吐出するノズルに対応する仮想メニスカス流速と、複数のインクを吐出しないノズルに各々対応して実質的に均一の流速振幅を有する仮想メニスカス流速を求めて前記仮想メニスカス流速のフーリエ変換を行い、さらに、複数のノズルにおける仮想メニスカス流速のフーリエ変換結果の流速ベクトルを{FU}、インクジェットヘッドの駆動信号に対する各ノズル内のメニスカス流速振動の周波数応答特性の行列を[R]としたとき、電圧ベクトル{FVA}を、[R] −1 ・{FU}によって求め、さらに、この電圧ベクトル{FVA}を逆フーリエ変換することによって前記駆動信号を得ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記駆動信号を得るための演算は、所定の周波数以下の周波数成分に対してのみ行うことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
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