JP4814556B2 - レギュレータ回路 - Google Patents

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本発明は、外部から供給される電源電圧を安定化し、安定化された電源電圧を負荷となる他の回路に供給するレギュレータ回路(シリーズレギュレータ)に関する。
レギュレータ回路は、入力される電源電圧や負荷が変動しても、一定の電源電圧を出力する回路であり、様々な家電製品等において使用されている。図3に、従来のレギュレータ回路の構成例を示す。このレギュレータ回路は、差動アンプ10と、差動アンプ10の出力電圧に従ってドレイン電流を生成するNチャネルMOSトランジスタQN31と、定電流源として機能するPチャネルMOSトランジスタQP31と、トランジスタQN31及びトランジスタQP31のドレイン電位に従って出力端子に電流を供給するPチャネルMOSトランジスタQP32とを有している。トランジスタQP32としては、大きな出力電流を得るために、サイズの大きいパワートランジスタが用いられる。
差動アンプ10の非反転入力端子には、参照電圧VREFが印加され、差動アンプ10の反転入力端子には、出力端子の電圧VREGが帰還用の抵抗R1及びR2によって分圧されて印加される。これによって、レギュレータ回路はフィードバック動作を行い、参照電圧VREFに基づいて、出力端子の電圧VREGを安定化する。
ここで、出力端子には様々な負荷が接続されるが、レギュレータ回路は、負荷や電源電圧が変動しても、一定の出力電圧を負荷に供給し続けなければならない。負荷変動等によりレギュレータ回路の出力電圧が一旦下降したときに、レギュレータ回路の出力電圧を上昇させるためには、パワートランジスタQP32を駆動するNチャネルMOSトランジスタQN31のドレイン電流を増加させればよい。
一方、負荷変動等によりレギュレータ回路の出力電圧が一旦上昇したときに、レギュレータ回路の出力電圧を下降させるためには、パワートランジスタQP32を駆動するPチャネルMOSトランジスタQP31のドレイン電流を増加させる必要があるが、トランジスタQP31は定電流源として動作しており、レギュレータ回路の出力電圧が下降するまでに時間を要する。ここで、定電流値を大きくすれば、ある程度の改善は可能であるが、消費電流の増加を招くので得策ではない。
関連する技術として、下記の特許文献1には、定電圧回路が駆動する負荷が軽い場合に、定電圧回路の出力電圧を制御する制御用トランジスタのバイアス回路に流れる電流が大きくなることを防止するために、バイアス電流の経路に、定電圧回路が駆動する負荷の状態に応じてバイアス電流を変化させる回路を設けた電源回路が開示されている。この電源回路によれば、負荷が軽い場合に消費電流を低減することはできたとしても、負荷変動等に対する応答を高速化することはできない。
特開平9−319442号公報(第1頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、負荷変動等に対して高速に応答することができるレギュレータ回路を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係るレギュレータ回路は、外部から第1の端子と第2の端子との間に供給される電源電圧を参照電圧に基づいて安定化し、安定化された電源電圧を第3の端子から負荷に供給するレギュレータ回路であって、参照電圧と帰還電圧との間の誤差を増幅する差動増幅回路と、第3の端子に電流を供給する最終段と該最終段を駆動するドライブ段とを含む出力回路であって、最終段が、第1の端子に接続されたソース及び第3の端子に接続されたドレインを有する出力トランジスタを有し、ドライブ段が、所定の電圧が印加されるゲート及び出力トランジスタのゲートに接続されたドレインを有し、出力トランジスタを駆動する第1のトランジスタと、差動増幅回路の出力電圧が印加されるゲート、第1の端子に接続されたソース、及び、第1のトランジスタのソースに接続されたドレインを有し、第1のトランジスタと共にカスコード増幅回路を構成する第2のトランジスタと、第1の端子に接続されたソース及び第1のトランジスタのドレインに接続されたドレインを有し、第1のトランジスタに電流を流す電流源の第3のトランジスタと、第1のトランジスタのソースに接続されたドレイン及び第2の端子に接続されたソースを有し、第1のトランジスタに電流を流す電流源の第4のトランジスタとを有する、上記出力回路と、第3の端子に発生する電圧に基づいて帰還電圧を生成し、該帰還電圧を差動増幅回路に入力する帰還回路と、参照電圧と帰還電圧との間の誤差に基づいて第3及び第4のトランジスタのゲート電圧を制御することにより、第3の端子の電圧を設定値に近付ける制御回路とを具備する。
ここで、第1の端子の電位が第2の端子の電位よりも高い場合に、最終段の出力トランジスタと、ドライブ段の第2及び第3のトランジスタとを、PチャネルMOSトランジスタとし、ドライブ段の第1及び第4のトランジスタを、NチャネルMOSトランジスタとして、制御回路が、帰還電圧が参照電圧よりも小さいときに、第3のトランジスタの電流を減少させると共に、第4のトランジスタの電流を増加させ、帰還電圧が参照電圧よりも大きいときに、第3のトランジスタの電流を増加させると共に、第4のトランジスタの電流を減少させても良い。
あるいは、第1の端子の電位が第2の端子の電位よりも低い場合に、最終段の出力トランジスタと、ドライブ段の第2及び第3のトランジスタとを、NチャネルMOSトランジスタとし、ドライブ段の第1及び第4のトランジスタを、PチャネルMOSトランジスタとして、制御回路が、帰還電圧が参照電圧よりも小さいときに、第3のトランジスタの電流を増加させると共に、第4のトランジスタの電流を減少させ、帰還電圧が参照電圧よりも大きいときに、第3のトランジスタの電流を減少させると共に、第4のトランジスタの電流を増加させても良い。
本発明によれば、ドライブ段においてカスコード増幅回路を構成する第1及び第2のトランジスタが、差動増幅回路の出力信号に基づいて最終段の出力トランジスタを駆動すると共に、制御回路が、参照電圧と帰還電圧との間の誤差に基づいて、ドライブ段において電流源を構成する第3及び第4のトランジスタの電流を制御することにより、第3の端子の電圧を設定値に近付けるので、負荷変動等に対して高速に応答することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレギュレータ回路の構成を示す回路図である。本発明の第1の実施形態に係るレギュレータ回路は、外部から供給される正の電源電圧VDDを参照電圧VREFに基づいて安定化し、安定化された電源電圧VREGを出力端子から負荷に供給する。図1に示すように、このレギュレータ回路は、差動アンプ10と、バイアス制御回路20と、出力回路30と、帰還用の抵抗R1及びR2とを有している。
差動アンプ10は、PチャネルMOSトランジスタQP1〜QP4と、NチャネルMOSトランジスタQN1〜QN4とによって構成され、トランジスタQP4及びQN4のドレインに発生するシングルエンド増幅信号を、出力回路30のトランジスタQP11に供給する。
差動アンプ10の非反転入力端子には、参照電圧VREFが印加され、差動アンプ10の反転入力端子には、出力端子の電圧VREGが、抵抗R1及びR2によって分圧されて印加される。これによって、レギュレータ回路はフィードバック動作を行い、参照電圧VREFに基づいて、出力端子の電圧VREGを安定化する。レギュレータ回路から出力される電圧VREGは、近似的に次式で表される。
REG=VREF・(R1+R2)/R2
バイアス制御回路20は、PチャネルMOSトランジスタQP5〜QP9と、NチャネルMOSトランジスタQN5〜QN11とによって構成され、差動アンプ10における差動信号の大小関係に基づいて、出力回路30のトランジスタQP10及びQN12にそれぞれのバイアス電圧を供給する。
定常状態においては、ネガティブフィードバック動作による仮想接地の原理に従って、差動アンプ10のトランジスタQP1及びQP2のゲート電圧は等しく、その結果、トランジスタQN5のドレイン電流IN5とトランジスタQN6のドレイン電流IN6とが等しい。また、抵抗R3及びR4の抵抗値が等しいので、抵抗R3及びR4における電圧降下をVR3及びVR4とすると、次式が成立する。
R3=VR4 ・・・(1)
トランジスタQN7及びQN8のゲート・ソース間電圧VGSN7及びVGSN8に関しては、次式が成立する。
GSN7=VGSN8=VGSN ・・・(2)
また、トランジスタQP5及びQP6のゲート・ソース間電圧VGSP5及びVGSP6に関しては、次式が成立する。
GSP5=VGSP6=VGSP ・・・(3)
従って、トランジスタQN9のゲート電圧はトランジスタQN10のゲート電圧と等しく、トランジスタQP7のゲート電圧はトランジスタQP8のゲート電圧と等しい。これにより、トランジスタQN9のゲートとトランジスタQP8のゲートとの間は、電圧(VGSN+VGSP)でバイアスされ、トランジスタQN10のゲートとトランジスタQP7のゲートとの間も、電圧(VGSN+VGSP)でバイアスされる。
これは、トランジスタQN7のドレイン電流IN7及びトランジスタQN8のドレイン電流IN8がそのまま、あるいはトランジスタのゲート幅Wとゲート長Lとの比W/Lに対応する値が乗算されて、トランジスタQN9及びQN10に移されたことを意味する。これらの電流は、カレントミラーを構成するトランジスタQP9及びQP10と、カレントミラーを構成するトランジスタQN11及びQN12とを介して、出力回路30にバイアス電流として供給される。
出力回路30は、PチャネルMOSトランジスタQP10〜QP12と、NチャネルMOSトランジスタQN12及びQN13とによって構成され、安定化された電源電圧VREGを、出力端子を介して負荷に供給する。最終段のトランジスタQP12としては、大きな出力電流を得るために、パワートランジスタが用いられる。最終段のトランジスタQP12は、NチャネルMOSトランジスタQN13をドライバトランジスタとして含むドライブ段によって駆動される。
ここで、PチャネルMOSトランジスタQP11及びNチャネルMOSトランジスタQN13は、カスコード増幅回路を構成している。トランジスタQP11は、差動アンプ10からゲートに印加される電圧に従って、ドレイン電流を生成する。トランジスタQN13のゲートには一定の電圧が印加されており、トランジスタQN13のドレイン電流は、トランジスタQP11のドレイン電流に従って変化する。トランジスタQP10及びQN13のドレイン電圧は、パワートランジスタQP12のゲートに印加される。
また、トランジスタQN13のドレインには、カレントミラーを構成するトランジスタQP9及びQP10を介してバイアス電流が供給され、トランジスタQN13のソース及びトランジスタQP11のドレインには、カレントミラーを構成するトランジスタQN11及びQN12を介してバイアス電流が供給される。
出力端子には様々な負荷が接続されるが、レギュレータ回路は、負荷や電源電圧が変動しても、一定の出力電圧を負荷に供給し続けなければならない。次に、負荷変動等によりレギュレータ回路の出力電圧が設定値から変化した場合の動作について説明する。図1に示すレギュレータ回路において、出力電圧の変化は、帰還用の抵抗R1及びR2を介して、差動アンプ10の反転入力端子にフィードバックされる。これにより、トランジスタQP1及びQP2のゲート電圧に差が生じる。
例えば、レギュレータ回路の出力電圧が設定値よりも低くなった場合には、トランジスタQP1のゲート電圧が下がり、トランジスタQP1のドレイン電流が増加するので、トランジスタQN6のドレイン電流も増加する。このドレイン電流の増加と抵抗R4における電圧降下の増加とにより、トランジスタQN10及びQP8のゲート電圧が低下する。一方、トランジスタQP2のドレイン電流は減少するので、トランジスタQN5のドレイン電流も減少する。このドレイン電流の減少と抵抗R3における電圧降下の減少とにより、トランジスタQN9及びQP7のゲート電圧が上昇する。
即ち、トランジスタQN9のゲート電圧とトランジスタQP8のゲート電圧との差が広がり、トランジスタQN10のゲート電圧とトランジスタQP7のゲート電圧との差が狭まる。これにより、トランジスタQN9及びQP8のドレイン電流が増加し、これが、カレントミラーを構成するトランジスタQN11及びQN12によって折り返されて、トランジスタQN13を介してパワートランジスタQP12のゲート電圧を低下させる。同時に、トランジスタQN10及びQP7のドレイン電流は減少し、これが、カレントミラーを構成するトランジスタQP9及びQP10によって折り返されて、パワートランジスタQP12のゲート電圧を低下させる。その結果、パワートランジスタQP12のドレイン電圧、即ち、レギュレータ回路の出力電圧を上昇させて元に戻そうとする。
反対に、レギュレータ回路の出力電圧が設定値よりも高くなった場合には、上記と逆の動作を行い、トランジスタQP10のドレイン電流を増加させると共にトランジスタQN13のドレイン電流を減少させることにより、パワートランジスタQP12のゲート電圧を上昇させて、レギュレータ回路の出力電圧を下降させて元に戻そうとする。いずれにしても、レギュレータ回路の出力電圧が設定値から変化した場合に、参照電圧と帰還電圧との間の誤差に基づいて、パワートランジスタQP12を駆動するドライブ段の2つのトランジスタQP10及びQN1のバイアス電流(動作電流)を必要に応じて変化させることにより、負荷変動等に対する応答を高速化している。それ以外の通常状態においては、ドライブ段に微小な一定電流を供給することにより、消費電流を低減している。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係るレギュレータ回路の構成を示す回路図である。本実施形態に係るレギュレータ回路は、外部から供給される負の電源電圧VSSを参照電圧VREFに基づいて安定化し、安定化された電源電圧VREGを出力端子から負荷に供給する。
差動アンプ10の非反転入力端子には、参照電圧VREFが印加され、差動アンプ10の反転入力端子には、出力端子の電圧VREGが、抵抗R1及びR2によって分圧されて印加される。これによって、レギュレータ回路はフィードバック動作を行い、参照電圧VREFに基づいて、出力端子の電圧VREGを安定化する。レギュレータ回路から出力される電圧VREGは、近似的に次式で表される。
REG=−VREF・(R1+R2)/R2
図2に示す第2の実施形態においては、差動アンプ10及びバイアス制御回路20の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であるが、出力回路40の構成が、第1の実施形態と異なっている。この出力回路40は、PチャネルMOSトランジスタQP10及びQP21と、NチャネルMOSトランジスタQN12、QN21及びQN22とによって構成され、安定化された電源電圧VREGを、出力端子を介して負荷に供給する。最終段のトランジスタQN22としては、大きな出力電流を得るために、パワートランジスタが用いられる。最終段のトランジスタQN22は、PチャネルMOSトランジスタQP21をドライバトランジスタとして含むドライブ段によって駆動される。
ここで、NチャネルMOSトランジスタQN21及びPチャネルMOSトランジスタQP21は、カスコード増幅回路を構成している。トランジスタQN21は、差動アンプ10からゲートに印加される電圧に従って、ドレイン電流を生成する。トランジスタQP21のゲートには一定の電圧が印加されており、トランジスタQP21のドレイン電流は、トランジスタQN21のドレイン電流に従って変化する。トランジスタQP21及びQN12のドレイン電圧は、パワートランジスタQN22のゲートに印加される。
また、トランジスタQP21のソース及びトランジスタQN21のドレインには、カレントミラーを構成するトランジスタQP9及びQP10を介してバイアス電流が供給され、トランジスタQP21のドレインには、カレントミラーを構成するトランジスタQN11及びQN12を介してバイアス電流が供給される。
次に、負荷変動等によりレギュレータ回路の出力電圧が設定値から変化した場合の動作について説明する。図2に示すレギュレータ回路において、出力電圧の変化は、帰還用の抵抗R1及びR2を介して、差動アンプ10の反転入力端子にフィードバックされる。これにより、トランジスタQP1及びQP2のゲート電圧に差が生じる。
例えば、レギュレータ回路の出力電圧が設定値よりも低くなった場合には、トランジスタQP1のゲート電圧が下がり、トランジスタQP1のドレイン電流が増加するので、トランジスタQN6のドレイン電流も増加する。このドレイン電流の増加と抵抗R4における電圧降下の増加とにより、トランジスタQN10及びQP8のゲート電圧が低下する。一方、トランジスタQP2のドレイン電流は減少するので、トランジスタQN5のドレイン電流も減少する。このドレイン電流の減少と抵抗R3における電圧降下の減少とにより、トランジスタQN9及びQP7のゲート電圧が上昇する。
即ち、トランジスタQN9のゲート電圧とトランジスタQP8のゲート電圧との差が広がり、トランジスタQN10のゲート電圧とトランジスタQP7のゲート電圧との差が狭まる。これにより、トランジスタQN9及びトランジスタQP8のドレイン電流が増加し、これが、カレントミラーを構成するトランジスタQN11及びQN12によって折り返されて、パワートランジスタQN22のゲート電圧を低下させる。同時に、トランジスタQN10及びトランジスタQP7のドレイン電流は減少し、これが、カレントミラーを構成するトランジスタQP9及びQP10によって折り返されて、トランジスタQP21を介してパワートランジスタQN22のゲート電圧を低下させる。その結果、パワートランジスタQN22のドレイン電圧、即ち、レギュレータ回路の出力電圧を上昇させて元に戻そうとする。
反対に、レギュレータ回路の出力電圧が設定値よりも高くなった場合には、上記と逆の動作を行い、トランジスタQP21のドレイン電流を増加させると共にトランジスタQN12のドレイン電流を減少させることにより、パワートランジスタQN22のゲート電圧を上昇させて、レギュレータ回路の出力電圧を下降させて元に戻そうとする。いずれにしても、レギュレータ回路の出力電圧が設定値から変化した場合に、参照電圧と帰還電圧との間の誤差に基づいて、パワートランジスタQN22を駆動するドライブ段の2つのトランジスタQP10及びQN12のバイアス電流(動作電流)を必要に応じて変化させることにより、負荷変動等に対する応答を高速化している。それ以外の通常状態においては、ドライブ段に微小な一定電流を供給することにより、消費電流を低減している。
本発明の第1の実施形態に係るレギュレータ回路の構成を示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係るレギュレータ回路の構成を示す回路図。 従来のレギュレータ回路の構成例を示す回路図。
符号の説明
10 差動アンプ、 20 バイアス制御回路、 30 出力回路、 QP1〜QP21 PチャネルMOSトランジスタ、 QN1〜QN22 NチャネルMOSトランジスタ、 R1、R2 抵抗

Claims (2)

  1. 外部から第1の端子と第2の端子との間に供給される電源電圧を参照電圧に基づいて安定化し、安定化された電源電圧を第3の端子から負荷に供給するレギュレータ回路であって、
    参照電圧と帰還電圧との間の誤差を増幅する差動増幅回路と、
    前記第3の端子に電流を供給する最終段と該最終段を駆動するドライブ段とを含む出力回路であって、前記最終段が、前記第1の端子に接続されたソース及び前記第3の端子に接続されたドレインを有する出力トランジスタを有し、前記ドライブ段が、所定の電圧が印加されるゲート及び前記出力トランジスタのゲートに接続されたドレインを有し、前記出力トランジスタを駆動する第1のトランジスタと、前記差動増幅回路の出力電圧が印加されるゲート、前記第1の端子に接続されたソース、及び、前記第1のトランジスタのソースに接続されたドレインを有し、前記第1のトランジスタと共にカスコード増幅回路を構成する第2のトランジスタと、前記第1の端子に接続されたソース及び前記第1のトランジスタのドレインに接続されたドレインを有し、前記第1のトランジスタに電流を流す電流源の第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタのソースに接続されたドレイン及び前記第2の端子に接続されたソースを有し、前記第1のトランジスタに電流を流す電流源の第4のトランジスタとを有する、前記出力回路と、
    前記第3の端子に発生する電圧に基づいて帰還電圧を生成し、該帰還電圧を前記差動増幅回路に入力する帰還回路と、
    参照電圧と帰還電圧との間の誤差に基づいて前記第3及び第4のトランジスタのゲート電圧を制御することにより、前記第3の端子の電圧を設定値に近付ける制御回路と、
    を具備するレギュレータ回路。
  2. 前記第1の端子の電位が前記第2の端子の電位よりも高い場合に、前記最終段の前記出力トランジスタと、前記ドライブ段の前記第2及び第3のトランジスタとが、PチャネルMOSトランジスタであり、前記ドライブ段の第1及び第4のトランジスタが、NチャネルMOSトランジスタであり、前記制御回路が、帰還電圧参照電圧よりも小さいときに、前記第3のトランジスタの電流を減少させると共に、前記第4のトランジスタの電流を増加させ、帰還電圧参照電圧よりも大きいときに、前記第3のトランジスタの電流を増加させると共に、前記第4のトランジスタの電流を減少させ
    前記第1の端子の電位が前記第2の端子の電位よりも低い場合に、前記最終段の前記出力トランジスタと、前記ドライブ段の前記第2及び第3のトランジスタとが、NチャネルMOSトランジスタであり、前記ドライブ段の第1及び第4のトランジスタが、PチャネルMOSトランジスタであり、前記制御回路が、帰還電圧が参照電圧よりも小さいときに、前記第3のトランジスタの電流を増加させると共に、前記第4のトランジスタの電流を減少させ、帰還電圧が参照電圧よりも大きいときに、前記第3のトランジスタの電流を減少させると共に、前記第4のトランジスタの電流を増加させる、
    請求項1記載のレギュレータ回路。
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