JP4814302B2 - 電子部品用テープフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、モータによる駆動によってキャリアテープを送る表面実装機における電子部品用テープフィーダに関するものである。
従来、表面実装機においては、チップ部品や小型のICなどの電子部品を吸着ノズルの部品吸着位置に供給するためにテープフィーダが用いられている。従来のテープフィーダは、多数の電子部品を収納したテープを間欠的に送り、各電子部品を前記部品吸着位置に位置決めするように構成されている。
前記テープを送るための動力源は、近年の電子部品の小型化に伴い、エアシリンダに代えてモータが用いられるようになってきた。これは、モータの駆動力によりテープを送ることによって、テープを送るときの速度を容易に制御できるようになり、微小な部品がテープ内から外に飛び出すようなことを防ぎながら、テープを送るときの速度を高くすることができるからである。
従来のモータ駆動式のテープフィーダは、小型モータの回転を歯車減速機によって減速し、テープを送るために必要なトルクを発生させる構成が採られている。従来のこの種のモータ駆動式のテープフィーダとしては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。
この特許文献1に開示されているテープフィーダは、モータの回転を減速するためのウォームとウォームホイールとからなる歯車減速機と、前記ウォームホイールと一体に回転するカムと、このカムにカムフォロアを介して接続した揺動レバーと、このレバーの揺動動作をテープ送り用スプロケットに伝達するラチェット式の送り機構と、テープを所定の位置で停止させるために前記カムの回転角度を検出するセンサとを備えている。なお、従来のモータ駆動式のテープフィーダに用いられている減速機としては、上述したウォーム式のものの他に、多数の歯車を組み合わせた多段式の歯車減速機がある。
特開平11−135986号公報
上述した特許文献1に記載されているテープフィーダを含めて、従来のモータ駆動式のテープフィーダにおいては、電子部品が前記部品吸着位置に正しく供給されるようにテープを位置決めするときの位置の精度(以下、単にテープの位置決め精度という)や、テープを送るときの速度(以下、単にテープの送り速度という)をより一層高くすることが要請されている。しかし、従来のモータ駆動式のテープフィーダでは、後述するようにテープの位置決め精度と送り速度とをさらに高くすることはできない。
すなわち、特許文献1に示すテープフィーダにおいては、カムの回転角度をセンサによって高い精度で検出できたとしても、カムからテープ送り用スプロケットに精度よく回転を伝達することができないから、テープの位置決め精度をさらに高くすることは難しいからである。カムから前記スプロケットまで回転を精度よく伝達することができない理由は、カム面やラチェットの歯面の摩耗と、ラチェットの製造誤差とに起因する。
また、特許文献1に示すテープフィーダは、モータから多くの部品を介してテープ送り用スプロケットに動力を伝達する構造であるためにモータの負荷が大きくなるから、減速機でモータの回転を大きく減速させてトルクを増大させなければならない。このため、このテープフィーダにおいては、減速機の減速比を小さくしてテープの送り速度を高くすることはできない。
なお、出力が相対的に大きいモータを使用することにより、減速比を減少させてテープの送り速度を高くすることはできる。しかし、このような大出力のモータは、外形寸法も大型になるから、テープフィーダに装備することはできない。これは、テープフィーダは、表面実装機の複数の吸着ノズルどうしの間隔によって幅寸法(厚み寸法)に制約を受けるために、大型のモータを収容するためのスペースを確保することができないからである。
本発明は上述した要請に応えるためになされたもので、テープの位置決め精度および送り速度を向上させた電動式の電子部品用テープフィーダを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る電子部品用テープフィーダは、多数の電子部品が収納されたテープに係合する爪を有し、テープフィーダ用フレーム部材に回転自在に支持されたテープ送り用スプロケットと、このスプロケットを駆動する電動式駆動装置とを備えたテープフィーダにおいて、前記電動式駆動装置に、前記フレーム部材に支持されたモータと、前記スプロケットと同一軸線上に位置付けられかつ前記モータの回転を減速して前記スプロケットに伝達する波動歯車装置からなる減速機とを備えさせ、前記モータの回転軸の軸線を、前記スプロケットの軸線と並行とし、前記減速機に、前記モータによる駆動によって回転する楕円部材と、この楕円部材の外周部に装着されるとともに外周部にスプラインが形成された可撓スプライン部材と、前記スプラインに噛合するスプラインが内周部に形成された内歯スプライン部材とを設け、前記モータの回転軸と前記楕円部材とを、前記回転軸と同一軸線上で一体に回転する第1のクランクと、この第1のクランクと同じ長さに形成されかつ前記楕円部材と同一軸線上で一体に回転する第2のクランクと、前記第1のクランクに一端部が回転自在に支持されるとともに前記第2のクランクに他端部が回転自在に支持された連接部材とを有する連動機構によって連動するように連結したものである。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した発明に係る電子部品用テープフィーダにおいて、前記連動機構に、前記第1、第2のクランクと同じ長さに形成されかつ前記フレーム部材に回転自在に支持された第3のクランクを備えさせ、前記連接部材を、前記スプロケットの軸線方向から見て前記回転軸の軸心、前記楕円部材の軸心および前記第3のクランクの回転中心を通る多角形と同じ多角形を含む形状に形成し、前記第1〜第3のクランクのクランクピンを、前記連接部材における前記多角形の各頂点となる部位に回転自在に接続したものである。
請求項に記載した発明は、請求項1に記載した発明に係る電子部品用テープフィーダにおいて、前記モータを、歯車とベルトとのうち何れか一方によって回転を伝達する回転式伝動装置を介して前記減速機に接続したものである。
請求項に記載した発明は、請求項1ないし請求項のうち何れか一つに記載した電子部品用テープフィーダにおいて、前記電動式駆動装置を、前記スプロケットが爪の1ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数を基準回転数とするとき、前記スプロケットが爪の1/2ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数が前記基準回転数の1/2になり、前記スプロケットが爪の1/4ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数が前記基準回転数の1/4になるように構成したものである。
本発明によれば、モータの回転は、波動歯車装置からなる減速機によって減速され、テープ送り用スプロケットに伝達される。
波動歯車装置からなる減速機は、多段式歯車減速機などの従来のテープフィーダに用いられている他の減速機に較べ、出力部材を所定の角度に高い精度で回転させることができるものであり、かつ簡単な構造で大きな減速比を得られるものである。
したがって、本発明によれば、特許文献1に開示されているテープフィーダに較べてテープ送り用スプロケットを高い精度で回転させることができるから、テープの位置決め精度が高いテープフィーダを提供することができる。しかも、本発明によれば、モータの負荷を低減することができるから、使用するモータが小型(低出力)であってもテープを高速で送ることが可能な電子部品用テープフィーダを提供することができる。
また、本発明によれば、モータから減速機に回転を伝達するに当たって、歯車式伝動装置やベルト式伝動装置などの他の伝動装置に較べ、長期間にわたって精度よく回転を伝達することができる。これは、この発明を実施するにあたり用いている連動機構は、歯車の噛合部分のバックラッシや歯の摩耗、ベルトの伸びなどのような精度を低下させる要因がないからである。
したがって、この発明によれば、テープの位置決め精度が高い状態を長期間にわたって維持可能な電子部品用テープフィーダを提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、連接部材を二つのクランクで支持する場合に較べて連接部材を正しい方向に作動させることができ、モータの回転を正確に減速機に伝達することができる。連接部材を二つのクランクで支持する場合は、これらのクランクの回転中心とクランクピンとが一直線上に並ぶ状態(いわゆる思案点に位置しているとき)に従動側のクランクが逆方向に回転するおそれがある。
このとき、従動側のクランクが逆回転すると、モータの回転を減速機に正しく伝達することができなくなる。しかし、この発明のように同一線上に位置していないクランクを3個以上使うことによって、上述した思案点がなくなるから、連接部材を正しい方向に回転させることができ、上述したようにモータの回転を正しく減速機に伝達することができる。
したがって、この発明によれば、テープの位置決め精度が高い状態を長期間にわたって維持できることに加え、テープを正確に送ることが可能な電子部品用テープフィーダを提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、モータと減速機とを従来から使用されている安価な歯車式伝動装置やベルト式伝動装置によって接続することができるから、動力伝達系の信頼性が高くかつ低価格な電子部品用テープフィーダを提供することができる。
請求項に記載した発明によれば、送りピッチが1/2となるテープや、送りピッチが1/4となるテープをモータの回転数を変えることによって送ることができる。したがって、この発明によれば、送りピッチが異なるテープを使用するにあたって、動力伝達系の部品を交換しなくてよい電子部品用テープフィーダを提供することができる。
以下、本発明に係る電子部品用テープフィーダの一実施の形態を図1〜図3によって詳細に説明する。
図1において、この実施例による電子部品用テープフィーダ1は、図1において左側に位置する後端部から同図において右側に位置する前端部に電子部品収納用テープ2を送るためのものである。このテープフィーダ1は、金属によって板状に形成されたフレーム3と、このフレーム3の一側部に取付けられたスプロケット支持用プレート4(図3参照)と、前記フレーム3の後端部に取付けられたテープリール用ホルダ5とを備えており、表面実装機(図示せず)の電子部品供給部6に着脱可能に装填して使用される。
前記フレーム3は、テープフィーダ1を構成する各装置を支持している。このフレーム3によって、本発明でいうテープフィーダ用フレーム部材が構成されている。フレーム3によって支持される各装置とは、後述するテープ送り装置11、テープ剥離装置12、クランプ装置13およびモータ制御装置14などである。
テープフィーダ1の前記電子部品供給部6への固定は、図1に示すように、フレーム3の前端部に立設された第1、第2の位置決め用ピン15,16と、フレーム3の後部に立設された第3の位置決め用ピン17とを電子部品供給部6の位置決め孔(図示せず)に嵌合させるとともに、前記第3の位置決め用ピン17をクランプ装置13によって後方から電子部品供給部6に押し付けることによって行っている。
このクランプ装置13は、前記第3の位置決め用ピン17と、このピン17の近傍に位置するクランプレバー18とによって電子部品供給部6の被クランプ部19を挟持するように構成されている。前記クランプレバー18は、フレーム3に回動自在に支持されており、フレーム3の上端部に回動自在に支持されたハンドルレバー20にリンク機構21を介して連結されている。
この実施例によるクランプ装置13においては、前記ハンドルレバー20を図1において実線で示すクランプ位置に揺動させることによって、クランプレバー18が前記被クランプ部19を第3の位置決め用ピン19と協働して挟持する位置に回動する。一方、このクランプ装置13においては、ハンドルレバー20を図1において二点鎖線で示すクランプ解除位置に揺動させることによって、クランプレバー18が同図中に二点鎖線で示すように被クランプ部19から上方に離間する。
前記テープ2は、従来からよく知られているように、電子部品(図示せず)を収納するための多数の凹陥部(図示せず)を有するキャリアテープ22と、このキャリアテープ22に貼着されて前記凹陥部の開口部分を閉塞するカバーテープ23とによって構成されている。前記カバーテープ23は、テープフィーダ1の部品吸着部P(図2参照)の近傍において剥離部材24に掛けられ、後述するテープ剥離装置12(図1参照)により後方に引かれることによって、キャリアテープ22から剥離させられる。キャリアテープ22の電子部品は、カバーテープ23が剥離されることによって露出し、部品吸着部Pによって吸着ノズル25に吸着される。
前記テープ剥離装置12は、図1に示すように、カバーテープ23を一対のローラ31,32で挟み、一方のローラ32を回転させることによって引っ張る構成が採られている。この回転するローラ32は、リンク機構33を介して後述するテープ送り装置11に連動するように連結されている。
前記テープ送り装置11は、図2に示すように、前記キャリアテープ22に係合する多数の爪34を有するテープ送り用スプロケット35と、このスプロケット35を駆動するための電動式駆動装置36とによって構成されている。
前記スプロケット35は、図2および図3に示すように、前記フレーム3に回転自在に支持された円板部35aと、この円板部35aの外周部に径方向の外側へ突出するように形成された前記多数の爪34と、前記円板部35aにおけるフレーム3とは反対側の一側部に凸設された筒部35bとによって構成されている。前記円板部35aは、図3に示すように、前記スプロケット支持用プレート4に設けられた円筒状のボス4aにすべり軸受37を介して回転自在に支持されている。前記筒部35bの内側には、図3に示すように、後述する減速機41の一部が嵌挿されている。
前記電動式駆動装置36は、図2に示すように、フレーム3における前記スプロケット35の後方近傍に取付けられたモータ42と、前記スプロケット35と同一軸線上に設けられた前記減速機41と、前記モータ42から前記減速機41に回転を伝達するためのクランク機構43とによって構成されている。この実施例による電動式駆動装置36は、テープ送り用スプロケット35が爪34の1ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数を基準回転数N(実施例では1.25回転)とするとき、前記スプロケット35が爪34の1/2ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数が前記基準回転数Nの1/2になり、前記スプロケット35が爪34の1/4ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数が前記基準回転数Nの1/4になるように構成されている。
前記モータ42は、回転軸44の軸線が前記スプロケット35の軸線と並行になるようにフレーム3に取付けられている。このモータ42は、この実施例においてはステッピングモータが用いられている。なお、このモータ42としては、ステッピングモータの代わりにサーボモータを用いることもできる。このモータ42の回転軸44には、後述するクランク機構43の一部を構成する第1のクランク45が同一軸線上で一体に回転するように取付けられている。
前記減速機41は、波動歯車装置からなる減速機で、図3に示すように、前記スプロケット支持用プレート4のボス4aにすべり軸受37によって回転自在に支持された楕円部材51と、この楕円部材51の外周部にボールベアリング52を介して装着された可撓スプライン部材53と、この可撓スプライン部材53の外周部に装着された固定内歯スプライン部材54および可動内歯スプライン部材55とによって構成されている。
前記楕円部材51の軸心部には、前記ボス4aに設けられているストッパー56と対向する円形凹部51aが形成されている。このストッパー56は、楕円部材51がボス4aから外れることを防ぐためのもので、固定用ボルト57によってボス4aに固定されている。
楕円部材51におけるボールベアリング52が取付けられた外周部は、図示してはいないが、軸線方向から見て楕円状に形成されている。
ボールベアリング52の内輪52aは、上述したように楕円状に形成された楕円部材51の外周部に嵌合している。ボールベアリング52の外輪52bは、前記内輪52aに対して回転できるように、可撓性を有する金属材料によって形成されており、可撓スプライン部材53の内周部に嵌合している。
可撓スプライン部材53は、可撓性を有する金属材料によって円環状に形成されている。この可撓スプライン部材53の外周部にはスプライン53aが形成されている。
前記固定内歯スプライン部材54は、円環状に形成されており、固定用ボルト58によって前記スプロケット支持用プレート4に固定されている。この固定内歯スプライン部材54の内周部には、前記可撓スプライン部材53のスプライン53aに噛み合うスプライン54aが形成されている。このスプライン54aの歯数は、可撓スプライン部材53に形成されているスプライン53aの歯数より多くなるように形成されている。
前記可動内歯スプライン部材55は、円環状に形成されており、取付用ボルト59によって前記スプロケット35に取付けられている。この可動内歯スプライン部材55の内周部には、前記可撓スプライン部材53のスプライン35aに噛み合うスプライン55aが形成されている。このスプライン55aの歯数は、可撓スプライン部材53に形成されているスプライン53aの歯数と同一である。
この可動内歯スプライン部材55と、前記固定内歯スプライン部材54とは、互いに離間した状態で軸方向に並ぶように前記可撓スプライン部材53の外周部に装着されている。
この減速機41によれば、前記楕円部材51が図2において反時計方向に回転することによって、可撓スプライン部材53、可動内歯スプライン部材55および前記スプロケット35が所定の減速比で減速されて図2において時計方向に回転する。この実施例による減速機41は、減速比が1/50となるように形成されている。また、この実施例においては、スプロケット35に40個の爪34が形成されており、キャリアテープ22を電子部品1個分(多数の爪34の1ピッチ分)だけ送るためには、楕円部材51を後述するクランク機構43によって1.25回転だけ回転させる。
前記クランク機構43は、図2に示すように、前記モータ42の回転軸44に取付けられた第1のクランク45と、前記楕円部材51によって構成された第2のクランク61と、前記フレーム3に回転自在に支持された第3、第4のクランク62,63と、これらのクランク45,61〜63に設けられたクランクピン(第1のクランクピン64〜第4のクランクピン67)にそれぞれ回転自在に接続された連接部材68とによって構成されている。このクランク機構43によって、本発明でいう連動機構が構成されている。
前記第1のクランク45は、円板状に形成されており、軸心部に前記回転軸44を貫通させた状態で回転軸44に固着している。すなわち、第1のクランク45は、前記回転軸44と同一軸線上で一体に回転する。第1のクランクピン64は、この第1のクランク45の外周部に立設されている。この第1のクランクピン64の先端部は、軸受71によって連接部材68の第1の頂部68aを回転自在に支持している。
前記第2のクランク61(楕円部材51)に設けられた第2のクランクピン65は、図3に示すように、楕円部材51を軸線方向に貫通するボルトによって構成されている。このボルトにおける楕円部材51から突出した先端部は、軸受72によって前記連接部材68の第2の頂部68b(図2参照)を回転自在に支持している。このボルトからなる第2のクランクピン65は、前記楕円部材51と前記軸受72の内輪(図示せず)との間にスペーサ73が挟み込まれる状態でこの内輪に螺着されている。
前記第3のクランク62は、図2に示すように、円板状に形成されており、フレーム3に立設された支軸74に軸受75によって回転自在に支持されている。支軸74の軸線方向は、前記スプロケット35の軸線方向と並行な方向である。第3のクランクピン66は、第3のクランク62の外周部に立設されており、軸受76によって連接部材68の第3の頂部68cを回転自在に支持している。
前記第4のクランク63は、図2に示すように、歯車によって構成されており、フレーム3に立設された支軸77に軸受78によって回転自在に支持されている。支軸77の軸線方向は、前記スプロケット35の軸線方向と並行な方向である。前記第4のクランクピン67は、第4のクランク63の外周部に立設されており、軸受79を介して連接部材68の第4の頂部68dを回転自在に支持している。
第4のクランク63からなる歯車には、補機駆動用歯車81が噛合している。この補機駆動用歯車81は、フレーム3に立設された支軸82に軸受(図示せず)によって回転自在に支持されている。上述した第1〜第4のクランク45,61〜63は、互いにクランクの長さrが等しくなるように形成されている。
前記補機駆動用歯車81は、第4のクランク63からなる歯車より歯数が多くなるように形成されている。これらの歯車63,81の歯数は、クランク機構43の動作により前記スプロケット35が回転してキャリアテープ22が電子部品1個分(多数の爪34の1ピッチ分)だけ送られたときに、補機駆動用歯車81が1回転するような歯数に設定されている。すなわち、補機駆動用歯車81は、第4のクランク63からなる歯車が1.25回転だけ回転したときに1回転する。
この実施例においては、このようにキャリアテープ22が電子部品1個分だけ送られる毎に1回転する補機駆動用歯車81に、前記剥離装置12およびエンコーダ83が接続されるとともに、シャッター機構84の歯車85が噛合している。
前記剥離装置12は、前記補機駆動用歯車81が1回転する毎に、キャリアテープ22の移動に同期してカバーテープ23を所定の長さだけ引くように構成されている。この実施例による剥離装置12は、図1に示すように、補機駆動用歯車81の偏心した位置に一端部が連結された第1のレバー86と、この第1のレバー86の他端部に遊動可能に連結された第2のレバー87と、この第2のレバー87に一方向クラッチ(図示せず)を介して連結された前記ローラ32と、前記第2のレバー87を初期位置に戻すための戻し用ばね88などを備えている。
前記エンコーダ83は、スプロケット35の回転角度を検出するためのもので、補機駆動用歯車81とフレーム3との間に位置付けられており、フレーム3に支持されている。このエンコーダ83は、補機駆動用歯車81の回転角度を示す信号を前記モータ制御装置14に送る。このエンコーダ83としては、補機駆動用歯車81が1回転したことを正確に検出できるものであればどのような分解能のものでも使用することができ、分解能が相対的に小さい安価なものを選択して使用することができる。また、このエンコーダ83は、インクリメンタル型のものや、磁気アブソリュート型のものなど、どのような形式のものでも使用することができる。
前記シャッター機構84は、カバーテープ23の剥離後にキャリアテープ22が送られたときに電子部品がキャリアテープ22の外に飛び出すことを防ぐためのものである。このシャッター機構84は、図2に示すように、フレーム3の上端部に位置するシャッター本体91をキャリアテープ22の送り動作と同期させて移動させる構成が採られている。この実施例によるシャッター機構84は、図2に示すように、前記補機駆動用歯車81に噛合する前記歯車85と、この歯車85に設けられたカム92と、このカム92に添接するカムフォロア93を有する駆動側レバー94と、この駆動側レバー94に連結用リンク95および従動側レバー96を介して連動するように連結された前記シャッター本体91と、前記駆動側レバー94とフレーム3との間に弾装された復帰用ばね97などによって構成されている。
前記駆動側レバー94と従動側レバー96とは、それぞれフレーム3に揺動自在に支持されている。従動側レバー96の揺動端部は、テープフィーダ1の幅方向(図2の紙面と直交する方向)に延在するピン98を介してシャッター本体91に連結されている。前記ピン98は、フレーム3に穿設された長穴99を通してフレーム3の反対側に突出している。
このピン98の前記突出部は、シャッター本体91の係合部91aに係合している。シャッター本体91は、フレーム3の上部に設けられているテープ押さえ部材100に支軸101によってテープフィーダ1の前後方向に移動自在に支持されている。なお、この実施例によるテープフィーダ1は、ステッピングモータからなるモータ42と波動歯車装置からなる減速機41とを使用しているためにスプロケット35の回転角度を精度よく制御することができ、スプロケット35に衝撃や不必要な振動が伝達されることはないから、シャッター機構84を用いなくても電子部品がキャリアテープから飛び出すようなことはない。このため、この実施例によるテープフィーダ1においては、シャッター機構84は必ず装備しなければならないものではない。
前記連接部材68は、図2に示すように、前記スプロケット35の軸線方向から見て前記回転軸44の軸心C1、前記第2のクランク61(楕円部材51)の軸心C2、第3のクランク62の回転中心C3、第4のクランク63の回転中心C4を結ぶ四角形と同じ四角形を含む形状に形成されている。すなわち、連接部材68の前記第1〜第4の頂部68a〜68dは、前記四角形の頂点となる部位に形成されている。
このような形状に形成された連接部材68は、モータ42の回転軸44から第1のクランク45を介して伝達された回転を第2〜第4のクランク61〜63に伝達し、第1〜第4のクランク45,61〜63を同一方向に同一回転数で回転させる。この結果、モータ42の回転軸44と楕円部材51とは、同一方向に同一回転数で回転することになる。
モータ42の回転を減速機41に伝達するためには、この実施例で示したような連接部材68を4個のクランクによって支持する構造(4角形状の連接部材68を使用する構造)に限定されるものではない。モータ42の回転を減速機41に伝達するためには、第1のクランク45に1本の棒状に形成した連接部材を介して第2のクランク61を連結すればよい。この場合、連接部材68の形状は、一直線状に形成されることになる。
また、連接部材68は、第1、第2および第3のクランク45,61,62に支持させたり、第1、第2および第4のクランク45,61,63に支持させてもよい。これらの場合の連接部材68の形状は略三角形になる。なお、連接部材68を第1、第2および第3のクランク45,61,62に支持させる場合、剥離装置12とシャッター機構84とは、電動式駆動装置36とは別のモータによって駆動するか、クランク機構43の回転を補機駆動用歯車81に歯車、リンクまたはベルトなどの他の伝動部材で伝達することによって駆動する。
上述したように構成されたテープフィーダ1においては、モータ制御装置14がモータ42の回転を制御することによって、スプロケット35の多数の爪34の1ピッチ分ずつテープ2が間欠的に送られる。このテープフィーダ1によってテープ2を送るためには、モータ42の回転軸44を図2において反時計方向に回転させる。このように回転軸44を回転させることによって、モータ42の回転が連接部材68を介して第2のクランク61(楕円部材51)に伝達され、第2のクランク61が前記回転軸44と一体に回転する。第2のクランク61からなる減速機41の楕円部材51が回転することにより、減速機41の可撓スプライン部材53と可動内歯スプライン部材55とが所定の減速比で楕円部材51とは逆方向に回転し、スプロケット35が可動内歯スプライン部材55と一体に回転することになる。
このスプロケット35は、図2において時計方向に回転し、前記楕円部材51が1.25回転だけ回転することによって、多数の爪34の1ピッチ分に相当する角度だけ回転する。このようにスプロケット35が回転することによりテープ2が電子部品1個分だけ送られる。
一方、このときには、モータ42の回転が連接部材68から第4のクランク63を介して補機駆動用歯車81にも伝達され、剥離装置12とシャッター機構84とがモータ42による駆動によってテープ2の送り動作と同期して所定の動作を行う。
この実施例によるテープフィーダ1に用いられている波動歯車装置からなる減速機41は、多段式歯車減速機などの従来のテープフィーダに用いられる他の減速機に較べ、可動内歯スプライン部材55(出力部材)を所定の角度に高い精度で回転させることができるものであり、かつ簡単な構造で大きな減速比を得られるものである。
したがって、この実施例によれば、従来のテープフィーダに較べてテープ送り用スプロケット35を高い精度で回転させることができるから、テープ2の位置決め精度が高いテープフィーダ1を提供することができる。しかも、この実施例によれば、波動歯車装置からなる減速機41を使用していることに起因してモータ42の負荷を低減することができるから、使用するモータ42が小型(低出力)であってもテープ2を高速で送ることが可能になる。
この実施例によるテープフィーダ1においては、モータ42から減速機41に回転を伝達するにあたってクランク機構43を使用している。このため、このテープフィーダ1によれば、モータ42から減速機41に回転を伝達するにあたって、歯車式伝動装置やベルト式伝動装置などの他の伝動装置を用いる場合に較べ、長期間にわたって精度よく回転を伝達することができる。これは、上述したクランク機構43は、歯車の噛合部分のバックラッシや歯の摩耗、ベルトの伸びなどのような精度を低下させる要因がないからである。
したがって、この実施例によれば、テープ2の位置決め精度が高い状態を長期間にわたって維持可能なテープフィーダ1を提供することができる。
また、この実施例によるテープフイーダ1においては、連接部材68が4個のクランク(第1〜第4のクランク45,61〜63)によって支持されている。このため、このテープフィーダ1によれば、連接部材68を思案点無しに動かすことができ、モータ42の回転を正確に減速機41に伝達することができる。モータ42の回転を連接部材68によって減速機41に伝達するためには、第1、第2のクランク45,61のみに連接部材68を連結することによっても行うことができる。
しかし、このように連接部材68を二つのクランクで支持する場合は、第1、第2のクランク45,61の回転中心C1,C2と第1、第2のクランクピン64,65とが一直線上に並ぶとき(各クランクがいわゆる思案点に位置しているとき)に従動側となる第2のクランク61の回転方向を規制することができず、第2のクランク61が逆方向に回転するおそれがある。第2のクランク61が逆回転すると、モータ42の回転を減速機41正しくに伝達することはできなくなる。
この実施例によれば、クランクを4個用いており、上述した思案点がなくなって連接部材68を常に正しい方向に回転させることができるから、モータ42の回転を正確に減速機41に伝達することができる。なお、連接部材68を第1、第2および第3のクランク45,61,62によって支持する構成や、連接部材68を第1、第2および第4のクランク45,61,63によって支持する構成を採る場合においても、この実施例と同様にモータ42の回転を減速機41に正しく伝達することができる。
この実施例によるテープフィーダ1に搭載されている電動式駆動装置36は、テープ送り用スプロケット35が爪34の1ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数を基準回転数(実施例では1.25回転)とするとき、前記スプロケット35が爪34の1/2ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数が前記基準回転数の1/2になり、前記スプロケット35が爪34の1/4ピッチ分だけ回転するときのモータ42の回転数が前記基準回転数の1/4になるように構成されている。
このため、この実施例によれば、送りピッチが1/2となるテープや、送りピッチが1/4となるテープをモータ42の回転数を変えることによって送ることができる。したがって、この実施例によれば、送りピッチが異なるテープを使用するにあたって、動力伝達系の部品を交換しなくてよいテープフィーダを提供することができる。
この実施例によるテープフィーダ1においては、波動歯車装置からなる減速機41を使用しているから、上述した利点の他にも次のような利点がある。
(1)波動歯車装置からなる減速機41は、たとえば多段式の歯車減速機に較べてコンパクトに形成することができるから、テープフィーダ1内の限られたスペースに容易に組み込むことができる。
(2)波動歯車装置からなる減速機41は、入力部材(楕円部材51)を回転させなければ出力部材(可動内歯スプライン部材55)を回転させることができないから、テープフィーダ1にいわゆるセルフロック機能をもたせることができ、スプロケット35が外力によって回転することを防ぐことができる。
(3)波動歯車装置からなる減速機41は、構造が簡単であり、製造コストを低減することができる。
(4)波動歯車装置からなる減速機41は、出力部材(可動内歯スプライン部材55)を高い精度で回転させることができるから、使用するテープに対応した正しいテープの送り量、送り速度となるようにスプロケット35を回転させることができる。
(5)波動歯車装置からなる減速機41は、衝撃が発生することがなく、しかも機械的な摩耗部分が殆どないから耐久性が高い。
加えて、上述した実施例においては、補機駆動用歯車81の回転角度をエンコーダ83によって検出する例を示したが、エンコーダ83が回転角度を検出する部材は適宜変更することができる。エンコーダ83で回転角度を検出できる他の部材としては、たとえばモータ42の回転軸44や第3のクランク62などがある。このようにクランク機構43の一部を構成する部材の回転角度をエンコーダ83によって検出することにより、モータ42としてステッピングモータなどのような高精度に制御できるモータを使用する場合であっても、いわゆる脱調による位置ずれを防止でき、しかも、モータ42の原点位置も正しく検出することができる。
このエンコーダ83として磁気アブソリュート型のエンコーダを使用することにより、テープフィーダ1を電子部品供給部6から取外したときにもモータ42の原点位置をエンコーダ83に記憶させておくことができるから、テープフィーダ1を再び電子部品供給部6に取付けたときにモータ42の原点位置を検出するためのテープの空送り動作が不要になる。
図1〜図3に示した実施例においては、モータ42の回転を減速機41に伝達するためにクランク機構43を用いる例を示したが、モータ42の回転は、図4に示すように減速機41に直接伝達することができるし、図5、図6に示すように、歯車やベルトを用いて減速機41に伝達することができる。図4〜図6において、前記図1〜図3によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図4に示すテープフィーダ1のモータ110は、波動歯車装置からなる減速機41に内蔵されている。このモータ110は、いわゆるアウターロータ型のもので、前記スプロケット支持用プレート4のボス4aの外周部にすべり軸受37を挟む状態で固定された複数のコイル111と、このコイル111の径方向の外側に位置するように楕円部材51に固着した多数の永久磁石112とを備えている。楕円部材51には、図1〜図3に示す実施例と同様にクランク機構43の連接部材68が接続されている。このクランク機構43は、楕円部材51の回転(モータ42の回転)を補機駆動用歯車81(エンコーダ83)に伝達する。なお、エンコーダ83は、図4に示す形態を採る場合はモータ110に内蔵させることができる。
このように減速機41内にモータ110を組み込むことによって、テープフィーダ1内に空きスペースが広く形成されるから、テープフィーダ1の設計上の自由度を向上させることができる。
図5に示すモータ42は、歯車式伝動装置120を介して減速機41に接続されている。この歯車式伝動装置120は、モータ42の回転軸44に固着した駆動側歯車121と、減速機41の楕円部材51に固着した従動側歯車122とから構成されており、モータ42の回転を減速して減速機41に伝達する。
図6に示すモータ42は、ベルト式伝動装置130を介して減速機41に接続されている。このベルト式伝動装置130は、モータ42の回転軸44に固着した駆動側タイミングプーリ131と、減速機41の楕円部材51に固着した従動側タイミングプーリ132と、これら両プーリ131,132に巻掛けられたタイミングベルト133とから構成されている。駆動側タイミングプーリ131は、従動側タイミングプーリ132より小径に形成されている。すなわち、この実施例においても、モータ42の回転が減速されて減速機41に伝達される。図5に示す歯車式伝動装置120や図6に示すベルト式伝動装置130によって、請求項記載の発明でいう回転式伝動装置が構成されている。
モータ42,110の回転を減速機41に伝達するにあたって図4〜図6に示す構成を採る場合でも図1〜図3に示す実施例と同等の効果を奏する。図5または図6に示す形態を採る場合は、モータ42と減速機41とを従来から使用されている安価な歯車式伝動装置120やベルト式伝動装置130によって接続することができるから、動力伝達系の信頼性が高くかつ低価格なテープフィーダを提供することができる。
本発明に係る電子部品用テープフィーダの概略の構成を示す側面図である。 テープ送り装置を拡大して示す側面図である。 電子部品用テープフィーダの要部の断面図である。 モータが減速機内に設けられた他の実施例を示す断面図である。 モータの回転を歯車によって減速機に伝達する他の実施例を示す側面図である。 モータの回転をタイミングベルトによって減速機に伝達する他の実施例を示す側面図である。
符号の説明
1…電子部品用テープフィーダ、3…フレーム、35…スプロケット、36…電動式駆動装置、41…減速機、42…モータ、43…クランク機構、45…第1のクランク、51…楕円部材、53…可撓スプライン部材、54…固定内歯スプライン部材、55…可動内歯スプライン部材、61…第2のクランク、62…第3のクランク、63…第4のクランク、64…第1のクランクピン、65…第2のクランクピン、66…第3のクランクピン、67…第4のクランクピン、68…連接部材、83…エンコーダ、120…歯車式伝動装置、130…ベルト式伝動装置。

Claims (4)

  1. 多数の電子部品が収納されたテープに係合する爪を有し、テープフィーダ用フレーム部材に回転自在に支持されたテープ送り用スプロケットと、
    このスプロケットを駆動する電動式駆動装置とを備えた電子部品用テープフィーダにおいて、
    前記電動式駆動装置は、前記フレーム部材に支持されたモータと、
    前記スプロケットと同一軸線上に位置付けられかつ前記モータの回転を減速して前記スプロケットに伝達する波動歯車装置からなる減速機とを備え、
    前記モータの回転軸の軸線は、前記スプロケットの軸線と並行とされ、
    前記減速機は、前記モータによる駆動によって回転する楕円部材と、
    この楕円部材の外周部に装着されるとともに外周部にスプラインが形成された可撓スプライン部材と、
    前記スプラインに噛合するスプラインが内周部に形成された内歯スプライン部材とを有し、
    前記モータの回転軸と前記楕円部材とは、前記回転軸と同一軸線上で一体に回転する第1のクランクと、この第1のクランクと同じ長さに形成されかつ前記楕円部材と同一軸線上で一体に回転する第2のクランクと、前記第1のクランクに一端部が回転自在に支持されるとともに前記第2のクランクに他端部が回転自在に支持された連接部材とを有する連動機構によって連動するように連結されていることを特徴とする電子部品用テープフィーダ。
  2. 請求項記載の電子部品用テープフィーダにおいて、前記連動機構は、前記第1、第2のクランクと同じ長さに形成されかつ前記フレーム部材に回転自在に支持された第3のクランクを備え、
    前記連接部材は、前記スプロケットの軸線方向から見て前記回転軸の軸心、前記楕円部材の軸心および前記第3のクランクの回転中心を通る多角形と同じ多角形を含む形状に形成され、
    前記第1〜第3のクランクのクランクピンは、前記連接部材における前記多角形の各頂点となる部位に回転自在に接続されていることを特徴とする電子部品用テープフィーダ。
  3. 請求項1記載の電子部品用テープフィーダにおいて、前記モータは、歯車とベルトとのうち何れか一方によって回転を伝達する回転式伝動装置を介して前記減速機に接続されていることを特徴とする電子部品用テープフィーダ。
  4. 請求項1ないし請求項のうち何れか一つに記載の電子部品用テープフィーダにおいて、前記電動式駆動装置は、前記スプロケットが爪の1ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数を基準回転数とするとき、前記スプロケットが爪の1/2ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数が前記基準回転数の1/2になり、前記スプロケットが爪の1/4ピッチ分だけ回転するときのモータの回転数が前記基準回転数の1/4になるように構成されていることを特徴とする電子部品用テープフィーダ。
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