JP4814181B2 - 電子キャッシュレジスタ及びposシステム - Google Patents
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Description
図1はPOSシステムの構成図を示す。このPOSシステムは、POS処理装置1と、このPOS処理装置1のPOS端末である電子キャッシュレジスタ2とから成る。電子キャッシュレジスタ2には、商品購入者によって購入される各商品3の情報、例えば商品3の価格や商品名、個数等の登録などをキャッシャーによりマニュアル操作により入力するための複数のキー4と、商品購入者によって購入される各商品3の精算額等を表示するための例えば2つの液晶ディスプレイ5、6と、商品3に付されたデータコード、例えばバーコード7を撮像するCCDバーコードスキャナ8と、精算指示キー9とを備える。2つの液晶ディスプレイ5、6のうち一方の液晶ディスプレイ5は、例えばキャッシャー用であり、他方の液晶ディスプレイ5は、例えば商品購入者用である。又、電子キャッシュレジスタ2には、商品の精算時に商品購入者から受け取った高額の金額情報が印刷された紙幣、例えば壱万円の紙幣10を仮置きする載置台としてのテーブル11が設けられている。なお、紙幣10は、壱万円に限らず、例えば千円や、二千円、五千円も含むものとする。 CCDバーコードスキャナ8は、バーコード7が付された商品3を含む領域の撮像(以下、バーコード7の撮像と省略する)を行う。又、このCCDバーコードスキャナ8は、撮像方向がテーブル11の設けられている方向に設定されている。これにより、CCDバーコードスキャナ8は、テーブル11上に仮置きされた例えば壱万円の紙幣10を含む領域の撮像(以下、紙幣10の撮像と省略する)を行う。このCCDバーコードスキャナ8は、バーコード7の撮像と紙幣10の撮像との兼用になっているが、バーコード7を読み取るバーコードスキャナが別途設けられていれば、CCDバーコードスキャナ8は、紙幣10の撮像専用として用いてもよい。
電子キャッシュレジスタ2は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータを搭載しており、このコンピュータの演算により例えば店内ネットワーク30を介してPOS処理装置1の間でデータ伝送を行う機能と、画像認識部21及び報知部22の機能とを有する。このうち画像認識部21は、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データを受け取り、この画像データ中からバーコード7を認識する。
又、画像認識部21は、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データから紙幣10に印刷されている金額情報が高額の金額情報、例えば壱万円の高額の金額情報であるか否かを認識する。この壱万円の高額の金額情報であるか否かの認識は、例えば、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データ中に「壱万円」等の文字や「10000」等の数字が認識されるか否か、又は画像データ中の絵柄等を画像認識して壱万円の紙幣10であるか否か、又は紙幣10の大きさを認識することにより行われる。
又は、画像認識部21は、通常、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データ中からバーコード7を認識するが、精算指示キー9が例えばキャッシャーによって操作されると、この精算指示キー9の操作を受けてCCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データを受け取り、この画像データから紙幣10に印刷されている金額情報が高額の金額情報、例えば壱万円の高額の金額情報であるか否かを認識する機能に切り替わる。
又、報知部22は、画像認識部21により認識された紙幣10に印刷されている金額情報が例えば壱万円の高額の金額情報であり、かつPOS処理装置1から精算額を受領した旨の情報が通知されると、壱万円の紙幣10を受領した旨を2つの液晶ディスプレイ5、6のうちいずれか一方又は両方に表示する。
商品データベース33には、店舗で販売する全ての商品3の価格や商品名等のデータが予め格納されている。
高額紙葉カウント部35は、電子キャッシュレジスタ2から送信されてくる紙幣10に印刷されている金額情報が例えば壱万円の高額の金額情報であれば、当該壱万円の高額の金額情報が印刷された紙幣10の枚数すなわち壱万円の紙幣10の枚数をカウントする。
商品3が例えばキャッシャーの手に把持され、商品3に貼り付けられているバーコード7がキャッシャーの手の動きによってその位置がCCDバーコードスキャナ8の撮像範囲内に配置される。このCCDバーコードスキャナ8は、ステップ#1において、バーコード7が付された商品3を含む領域の撮像し、その画像データを出力する。
電子キャッシュレジスタ2における画像認識部21は、ステップ#2において、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データを取り込み、この画像データ中からバーコード7を認識する。電子キャッシュレジスタ2は、認識したバーコード7を店内ネットワーク30を介して店舗サーバ31に送信する。なお、複数の商品3がCCDバーコードスキャナ8の撮像範囲内に順次配置されると、画像認識部21は、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データを取り込み、この画像データ中から各商品3の各バーコード7を順次認識する。電子キャッシュレジスタ2は、順次認識した各バーコード7の情報を店内ネットワーク30を介して店舗サーバ31に順次送信する。
次に、店舗サーバ31は、ステップ#5において、精算処理部34により求められた全ての商品3の精算額データを店内ネットワーク30を介して電子キャッシュレジスタ2に送信する。
ここで、キャッシャーは、商品購入者から商品の精算を行うために紙幣や硬貨等の貨幣を受け取り、釣銭があれば当該釣銭支払いを商品購入者に行う。このような商品精算を行うとき、キャッシャーは、商品購入者から高額の紙幣、例えば壱万円の紙幣10を受け取ることがある。キャッシャーは、壱万円の紙幣10を受け取ると、この紙幣10をテーブル11上に一時仮置きする。このとき、キャッシャーは、上記の如く商品の精算業務を行う他に、精算業務以外の業務を行うことが増えて商品の精算業務を行う効率が悪くなり、さらに長時間に亘る商品の精算業務による疲労等から例えば千円や、二千円、五千円の紙幣を壱万円の高額の紙幣10と見間違えてしまい、例えば千円や、二千円、五千円の紙幣を誤ってテーブル11上に一時仮置きするおそれがある。なお、商品3の精算額によっては、硬貨により精算を行い、商品購入者から壱万円の高額の紙幣10を受け取らず、高額の紙幣10がテーブル11上に一時仮置きされないこともある。
この認識の結果、画像認識部21により認識された紙幣10に印刷されている金額情報が例えば壱万円の高額の金額情報でなければ、報知部22は、ステップ#10において、当該壱万円の高額の金額情報でない旨を2つの液晶ディスプレイ5、6のうちいずれか一方又は両方に警告表示する。この場合、報知部22は、壱万円の高額の金額情報でない旨すなわち壱万円の紙幣10でない旨を例えば赤色の文字により表示したり、又はブザー等を鳴動する。
次に、店舗サーバ31は、電子キャッシュレジスタ2から送信された壱万円の紙幣10を受領した旨の情報を店内ネットワーク30を介して受信し、この壱万円の紙幣10を受領した旨の情報を高額紙葉カウント部35に送る。この高額紙葉カウント部35は、電子キャッシュレジスタ2から壱万円の紙幣10を受領した旨の情報を受けると、ステップ#13において、壱万円の高額の金額情報が印刷された紙幣10の枚数をカウントする。そして、店舗サーバ31は、電子キャッシュレジスタ2から壱万円の紙幣10を受領した旨を受けたことの確認のデータを店内ネットワーク30を介して電子キャッシュレジスタ2に送信する。
なお、画像認識部21は、ステップ#8における判断の結果、画像データ中のテーブル11上に紙幣10が無いと判断すると、例えば硬貨による商品3の精算であるものと認識する。しかるに、キャッシャーは、商品購入者から商品の精算を行うために硬貨を受け取り、釣銭があれば当該釣銭支払いを商品購入者に行って商品精算を終了する。なお、テーブル11上に紙幣10が無い場合、画像認識部21は、紙幣10以外での商品3の精算、例えばクレジットカード等による商品3の精算であるものと認識する。
CCDバーコードスキャナ8は、バーコード7の撮像と紙幣10の撮像とを兼用するので、紙幣10を撮像するための専用の装置を設ける必要がなく、かつ画像認識部21及び報知部22の各機能もプログラムの変更等で容易に実現できる。
図3は電子キャッシュレジスタ2の構成図を示す。この電子キャッシュレジスタ2は、単独で商品3に付されたバーコード7に基づいて商品3の精算処理等を行うもので、画像認識部21、報知部22、商品データベース33、精算処理部34及び高額紙葉カウント部35の各機能を有する。
CCDバーコードスキャナ8は、バーコード7が付された商品3を含む領域の撮像し、その画像データを出力する。画像認識部21は、CCDバーコードスキャナ8の撮像により取得された画像データを取り込み、この画像データ中からバーコード7を認識する。
次に、精算処理部34は、画像認識部21により認識されたバーコード7の情報を商品データベース33に照会し、当該バーコード7に対応する商品3の価格や商品名等のデータを読み出す。そして、複数の商品3のバーコード7が認識された場合、精算処理部34は、各バーコード7の情報を商品データベース33に照会し、当該各バーコード7に対応する各商品3の各価格や各商品名等の各データを読み出し、全ての商品3の各価格を合計して精算額データを求める。
次に、報知部22は、壱万円の高額の金額を受領した旨を2つの液晶ディスプレイ5、6のうちいずれか一方又は両方に表示させる。
なお、画像認識部21は、画像データ中のテーブル11上に紙幣10が無いと判断すると、硬貨による商品3の精算であるものと認識する。しかるに、キャッシャーは、商品購入者から商品の精算を行うために硬貨を受け取り、釣銭があれば当該釣銭支払いを商品購入者に行って商品精算を終了する。
Claims (10)
- 商品に付されたデータコードに基づいて少なくとも前記商品の精算処理を行う電子キャッシュレジスタにおいて、
少なくとも前記商品の精算時に支払いに用いる紙葉を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置の撮像により取得された画像データから前記紙葉に印刷されている金額情報が高額の金額情報であるか否かを認識する画像認識部と、
前記画像認識部により認識された前記紙葉に印刷されている前記金額情報が前記高額の金額情報でなければ、前記高額の金額情報でない旨を報知する報知部と、
を具備することを特徴とする電子キャッシュレジスタ。 - 前記報知部は、前記高額の金額情報でない旨の警告を表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。
- 前記報知部は、前記画像認識部により認識された前記紙葉に印刷されている前記金額情報が前記高額の金額情報であれば、前記高額の金額情報が印刷された前記紙葉を受領した旨を表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。
- 前記画像認識部は、前記撮像装置の撮像により取得された前記画像データ中から前記データコードとしてのバーコードを認識し、
前記画像認識部により認識された前記バーコードに基づいて前記商品の精算額データを求め、この後に前記商品に対する前記精算処理を完了する精算処理部を有し、
前記画像認識部は、前記精算処理部により前記商品の精算額データが求められた時点で、前記撮像装置の撮像により取得された画像データから前記紙葉に印刷されている金額情報が高額の金額情報であるか否かを認識する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。 - 前記画像認識部により前記高額の金額情報であると認識されると、前記高額の金額情報が印刷された前記紙葉の枚数をカウントする高額紙葉カウント部を有することを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。
- 前記高額の金額情報が印刷されている前記紙葉を載置するための載置台を備え、
前記撮像装置は、撮像範囲を前記載置台上に向けて設けられ、前記載置台又は前記載置台上に載置される前記商品の精算時に支払いに用いる前記紙葉を撮像する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。 - 前記画像認識部は、前記撮像装置の撮像により取得された前記画像データに基づいて前記載置台上に前記紙葉が在るか無いかを判断し、前記紙葉がなければ、前記高額の金額情報が印刷された前記紙葉以外での前記商品の精算であるものと認識することを特徴とする請求項6記載の電子キャッシュレジスタ。
- 前記報知部による前記高額の金額情報でない旨の報知が解除されると、前記高額の金額情報が印刷された前記紙葉以外での前記商品の精算処理を可能とすることを特徴とする請求項1記載の電子キャッシュレジスタ。
- 少なくとも商品に付されたデータコードを取り込む電子キャッシュレジスタと、前記電子キャッシュレジスタがネットワークを介して接続され、少なくとも前記電子キャッシュレジスタとの間で前記商品の精算処理に関する情報の授受及び前記商品の精算処理結果の記録を行うPOS処理装置とを有するPOSシステムにおいて、
少なくとも前記商品の精算時に支払いに用いる紙葉を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置の撮像により取得された画像データから前記紙葉に印刷されている金額情報が高額の金額情報であるか否かを認識する画像認識部と、
前記画像認識部により認識された前記紙葉に印刷されている前記金額情報が前記高額の金額情報でなければ、前記高額の金額情報でない旨を報知する報知部と、
を具備することを特徴とするPOSシステム。 - 前記画像認識部は、前記撮像装置の撮像により取得された前記画像データ中から前記データコードとしてのバーコードを認識し、
前記画像認識部により認識された前記バーコードに基づいて前記商品の精算額データを求め、この後に前記商品に対する前記精算処理を完了する精算処理部を有し、
前記画像認識部は、前記精算処理部により前記商品の精算額データが求められた時点で、前記撮像装置の撮像により取得された画像データから前記紙葉に印刷されている金額情報が高額の金額情報であるか否かを認識する、
ことを特徴とする請求項9記載のPOSシステム。
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