JP4813635B2 - 画像編集装置及び画像編集方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランダムアクセス可能な記録媒体を用いた画像編集装置、及び、上述の画像編集装置を用いた記録撮影後に行う画像編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像を記録する媒体として、テープ状記録媒体を用いる映像記録再生装置としては、デジタルカメラがある。このデジタルカメラは、画像信号をデジタル方式の画像データに変換して、圧縮し、テープ状記録媒体に記録し、これを再生する。このデジタルカメラは、テープ状記録媒体に記録された画像データを操作することにより様々な編集処理が可能である。具体的な編集処理としては、例えば、切り出し、削除、並び替え、フェードイン、フェードアウト等、時間軸方向についての処理を行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の編集処理はいわゆる時間軸方向の編集である。再生中にデジタル方式の画像データを空間方向に編集すること、例えば、デジタルズーム等の処理を、テープ状記録媒体に記録されている画像データに行うことはできなかった。
【0004】
すなわち、撮影した画像データにズーム処理を施したい場合、使用者は再生画像を一時停止したうえで、ズーム処理を施したい箇所を選択し、ズーム処理を施した。すなわち、画像データに対してズーム処理を施したい場合、撮影時に光学ズーム処理をするしかなく、使用者は不便を強いられていた。
【0005】
また、再生中に行う空間方向の編集処理では、処理後のデータ量が処理前のデータ量と異なることがある。この場合、編集処理後のデータの一部或いは全部を、媒体の別のアドレスに記録する必要が生ずる。しかし、テープ状記録媒体はランダムアクセスが不可能な媒体であるため、異なるアドレスに記録することはできない。
【0006】
そこで、本発明はこのような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、ディスク状記録媒体に記録した再生中の複数のフレームからなる画像データに、デジタルズーム等の空間方向の編集処理を施す画像編集装置、及び、画像編集方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上術の目的を達成するために、本発明に係る画像編集装置は、ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された複数のフレームからなる画像データを再生する再生手段と、前記再生手段によって再生される画像データに編集処理を施す画像編集手段と、前記画像編集手段によって編集処理を施された画像データを前記再生手段によって画像データを再生した記録媒体と同一の記録媒体に記録する記録手段と、操作されることによって操作入力信号を生成する操作入力手段と、前記画像データを再生中に、前記操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力されると、前記操作入力信号が入力された第1の時刻に対応するフレームに対して編集処理を施すように前記画像編集手段を制御する処理と、前記画像編集手段によって編集処理を施したフレームを少なくとも含む画像データを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する処理とを開始する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記画像データを再生中に、前記操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力された場合に、操作入力信号が入力された第1の時刻から所定時間経過した第2の時刻までの期間に含まれる全てのフレームに対して編集処理を施すように前記画像編集手段を制御すると共に、前記画像編集手段によって編集処理を施した結果、全てのフレームを含む画像データの容量が当該編集処理を施す前に編集処理前の画像データが記録されていた第1のアドレスに記録できない容量になった場合に、編集処理を施した全てのフレームを含む画像データのうち、第1のアドレスに記録できない容量の画像データを前記記録媒体の第2のアドレスに記録するように前記記録手段を制御する。
【0009】
本発明に係る画像編集方法は、ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された複数のフレームからなる画像データを再生する再生ステップと、前記画像データを再生中に、操作されることによって操作入力信号を生成する操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力された場合に、前記操作入力信号が入力された入力時刻に対応するフレームに対して編集処理を開始し、しかる後、当該フレームに対する編集処理を実行する画像編集ステップと、前記編集処理を施したフレームを少なくとも含む画像データを、画像データを再生した記録媒体と同一の記録媒体に記録する記録処理を開始し、しかる後、当該記録媒体への記録処理を実行する記録ステップとを含み、前記画像編集ステップでは、前記画像データを再生中に、操作入力信号が入力された場合に、操作入力信号が入力された第1の時刻から所定時間経過した第2の時刻までの期間に含まれる全てのフレームに対して編集処理を施し、前記記録ステップでは、前記編集処理を施した結果、全てのフレームを含む画像データの容量が当該編集処理を施す前に編集処理前の画像データが記録されていた第1のアドレスに記録できない容量になった場合に、編集処理を施した全てのフレームを含む画像データのうち、第1のアドレスに記録できない容量の画像データを前記記録媒体の第2のアドレスに記録する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したカメラシステムについて、図面を参照しながら説明する。
【0012】
この本発明を適用したカメラシステムは、以下の表1に示すようなMDデータ2規格に従って、撮像して得た画像データを光ディスクに記録するとともに、画像データを再生するものである。
【0013】
【表1】
【0014】
この実施の形態におけるカメラシステムは、図1に示すように、対物レンズ1を含み、撮像信号を生成する光学系と、所定のカメラ処理を行って、画像データを生成するカメラ処理部2と、所定の信号処理を行う画像データ処理部3と、画像データを光ディスクDに記録するためのデータ形式に変換するメディアドライブ部6と、光ディスクDに記録再生を行うディスク記録再生部7とから構成される。
【0015】
光学系は、少なくとも対物レンズ1を含み、入射された光を集光して、カメラ処理部2に含まれるCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ(以下、CCDと呼ぶ。)11に入射する。
【0016】
カメラ処理部2は、対物レンズ1からの撮像光が照射されるCCD11と、CCD11から撮像信号を取り出して、所定のレベルに増幅するサンプルホールド及びオートゲインコントロールアンプ(以下、S/H−AGCと呼ぶ。)12と、このS/H−AGC12からの撮像信号をデジタル形式に変換するビデオアナログデジタルコンバータ13と、同期信号を生成するタイミングジェネレータ14と、カメラ処理部2を構成する各部の制御を行う制御部15とを備えている。
【0017】
CCD11は、例えば、水平及び垂直画素が、768H×494Vで構成される2次元カラーイメージセンサであって、撮像光を原色(R、G、B)あるいは補色(Ye、Cy、Mg)の色コーディングフィルタにより色コーディングされた撮像信号に変換して、S/H−AGC12に出力する。
【0018】
S/H−AGC12は、CCD11からの撮像信号について相関2重サンプルホールドを行うとともに、リセット雑音等の除去、及び、ゲインコントロールをして、ビデオデジタルアナログコンバータ13に出力する。
【0019】
ビデオデジタルアナログコンバータ13は、S/H−AGC12からの撮像信号を、デジタル方式の画像データに変換する。そしてデジタルアナログコンバータ13は、画像データを、画像データ処理部3に供給する。
【0020】
タイミングジェネレータ14は、上記CCD11、S/H−AGC12、ビデオアナログデジタルコンバータ13の処理に必要な同期信号を生成する。例えば、この同期信号は、CCD11の水平及び垂直画素が768H×494Vで構成されているものであれば、例えば、14.318MHz(4fsc)のクロックに基づき生成される。
【0021】
制御部15は、カメラ処理部2を構成する各部、及び上述の光学系を制御し、CCD11に入射される光量を調節する。
【0022】
このとき、制御部15は、対物レンズ1を制御駆動することで光学的ズームを行う。
【0023】
また、この図1に示す画像データ処理部3は、色コーディングに対応した信号処理等をする信号処理部16と、信号処理部16において処理を行っている画像データを一時格納するメモリ17と、画像データについて動き補償を行う動き補償部18と、動き補償部18のデータを一時格納するメモリ19と、画像データの圧縮、及び伸張を行うMPEG(Moving Picture Experts Group)処理部20と、MPEG処理部20のデータを一時格納するメモリ21と、音声信号処理をする音声処理部22と、ビデオ信号処理部3を構成する各部を制御する制御部23とを備えている。
【0024】
信号処理部16は、ビデオアナログデジタルコンバータ13からの画像データに対して、上記CCD11の色コーディングフィルタによる色コーディングに対応したデコード処理等を行い、画像データから輝度(Y)情報、色差(Cr/Cb)情報を生成する。
【0025】
また、信号処理部16は、光ディスクDに記録された画像を再生しているときに、メモリ17に随時展開される画像に、編集処理を施す。なお、この編集処理における信号処理部16で行う処理の詳細については後述する。
【0026】
動き補償部18では、メモリ19を用いて、信号処理部16で処理した画像データを用い、マクロブロック単位で動きベクトルを抽出する処理を行い、動き補償を行う。そして、動き補償部18は、動き補償を施した画像データをMPEG処理部20へ供給する。
【0027】
MPEG処理部20は、信号処理部16からの動き補償された画像データを用いて、MPEG方式で圧縮して、メディアドライブ部6に出力するとともに、メディアドライブ部6からの画像データを伸張する処理を行う。
【0028】
音声処理部22は、制御部23により動作モードが切り替えられて、記録モードの場合には、音声データを高能率符号化圧縮(データ圧縮)するデータ圧縮装置として機能し、再生モードの場合には信号処理部から供給される圧縮音声データを伸張してからインターフェースブロック4へ供給する。
【0029】
制御部23は、操作入力部10からの操作入力信号に基づいて、画像データ処理部3を構成する各部を制御する。
【0030】
メディアドライブ部6は、画像データをMDデータ2規格に準じて、エンコード/デコードするMDデータ2変換部24と、MDデータ2変換部24のデータを一時格納するメモリ25と、画像データをMDデータ1規格に準じてエンコード/デコードするMDデータ1変換部26と、光ディスクDから再生した再生信号を抽出するRFアンプ27と、再生信号をデジタル方式の画像データに変換するRFアナログデジタルコンバータ28と、メディアドライブ部6の各部を制御する制御部29とからなる。
【0031】
MDデータ2変換部24は、メモリ25を用いて、信号処理部16から出力されたMPEG方式の画像データを、MDデータ2規格に準じてエンコードし、ディスク記録再生部7に供給する。また、MDデータ2変換部24は、再生して得たMDデータ2規格の画像データをデコードし、信号処理部16へ供給する。
【0032】
RFアンプ27は、ディスク記録再生部7から供給されたアナログ方式の信号から、再生信号を抽出して、RFアナログデジタルコンバータ28に出力する。
【0033】
RFアナログデジタルコンバータ28は、RFアンプ27からの再生信号をデジタル方式の画像データに変換し、MDデータ2変換部24或いはMDデータ1変換部26へ供給する。
【0034】
制御部29は、メディアドライブ部6を構成する各部を制御する。
【0035】
ディスク記録再生部7は、光ディスクDに磁界を印加する磁気ヘッド30と、光ディスクDが装着され、回転させるスピンドルモータ31と、光ディスクDにレーザ光を照射して画像データの記録再生を行う光ピックアップ32と、光ピックアップ32を光ディスクDの径方向に移動させるスレッドモータ33とを備える。
【0036】
光ピックアップ32は、記録時において、光ディスクDに対向するように配置され、記録用の光量のレーザ光を光ディスクDに照射し、光ディスクDの光磁気記録層をキュリー温度以上に加熱する。
【0037】
このとき、磁気ヘッド30は、局部的に加熱された光ディスクDの光磁気記録層に、磁界を印加することにより画像データを記録する。
【0038】
また、光ピックアップ32は、再生時において、再生用の光量のレーザ光を光ディスクDの光磁気記録層に照射して、その反射光を検出することにより再生信号を生成してRFアンプ27へ供給する。
【0039】
光ピックアップ32は、MDデータ2規格に準拠しており、光の波長λが650nmとされ、対物レンズの屈折率NAが0.52とされている。
【0040】
スピンドルモータ31は、光ディスクDを所定の回転数で回転させる。
【0041】
スレッドモータ33は、光ピックアップ32を目的のトラックまで高速で移動させる。
【0042】
上記光ディスクDは、例えば、上記表1に示したようなMDデータ2規格に準拠し、図2に示すように、凹状に形成されたランド42と、ウォブルが形成されたグルーブ43aと、ウォブルが形成されないグルーブ43bとが、約0.95μmのトラックピッチをもって形成されている。このMDデータ2規格において、ランド42には、記録ビットがビット長を0.39μm/bitとして記録されている。
【0043】
この光ディスクDは、図3に示すように、ウォブルが形成されたグルーブ43aと、ウォブルが形成されないグルーブ43bがスパイラル状に形成されてなる。この光ディスクDのアドレス方式としては、ウォブルが形成されたグルーブ43aがディスク記録再生部7により再生されることにより、絶対アドレスがFM変調及びバイフェーズ変調でエンコードされる、インターレースアドレッシング方式を採用している。
【0044】
このカメラシステムはさらに、外部との信号の入出力を管理するインターフェース部4と、画像を表示する液晶表示ディスプレイ(以下、LCD(Liquid Crystal Display)と呼ぶ。)5とを備える。
【0045】
インターフェース部4は、画像データをアナログ化するビデオデジタルアナログコンバータ34と、画像信号をLCD5へ出力する表示制御部35と、画像信号をアナログ画像出力端子39へ出力する出力制御部36と、アナログ方式の音声信号をデジタル化するアナログデジタルコンバータ37と、デジタル方式の音声データをアナログ化するデジタルアナログコンバータ38とを備える。
【0046】
ビデオデジタルアナログコンバータ34は、信号処理部16からのデジタル方式の画像データをアナログ化し、表示制御部35、及び出力制御部36に供給する。
【0047】
表示制御部35は、アナログ方式の画像信号を、LCD5が画像表示できるデータ列に変換して、LCD5へ出力する。
【0048】
出力制御部36は、アナログ方式の画像信号を、アナログ画像出力端子39を介して、ビデオデッキ等の出力装置へ出力する。
【0049】
アナログデジタルコンバータ37は、MIC(マイク)入力端子40を介してマイクロホン等の音声入力装置から入力される、アナログ音声信号をデジタル化して、音声処理部22へ供給する。
【0050】
デジタルアナログコンバータ38は、音声処理部22及びMDデータ1変換部26から供給されるデジタル方式の音声データをアナログ化し、アナログ音声出力端子41を介して、スピーカ等の音声出力装置へ出力する。
【0051】
LCD5は、表示制御部35からの出力信号に基づいて、画像データを表示する。また、LCD5は、例えば、使用者が指で押圧することを検出するタッチセンサを備えた、タッチパネル等の、ポインティングデバイスを兼ね備えていても良い。
【0052】
さらに、このカメラシステムは、光ディスクDの着脱を管理するEXT−インターフェース部8と、各部に電源を供給する電源9と、使用者により操作される操作入力部10とを備える。
【0053】
EXT−インターフェース部8は、光ディスクの着脱を検出するセンサを備え、検出信号をビデオ信号処理部3の制御部23に入力する。
【0054】
電源9は、例えば、バッテリパックからなる。
【0055】
操作入力部10は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等からなり、使用者に操作されることで操作入力信号を生成する。操作入力部10は、編集を開始する旨の操作入力信号をビデオ信号処理部3に入力することで、編集処理を開始させる。操作入力部10は、例えば、画像を表示するLCD5の一部が押圧されたときには、LCD5に備えられたタッチセンサからの信号に応じて、画像の少なくとも一部をズームする旨の操作入力信号を生成して制御部23に供給する。
【0056】
次に、上述のように構成されたカメラシステムにより、画像を撮像して光ディスクDに記録する、記録処理について説明する。
【0057】
このように構成されたカメラシステムは、光ディスクDに信号を記録するときは、対物レンズ1に入射された光により、CCD11、S/H−AGC12、ビデオデジタルアナログコンバータ13で画像データを生成し、信号処理部16,MDデータ2変換部24により、MDデータ2規格に準拠した画像データとし、ディスク記録再生部7により、光ディスクDに画像データを記録する。
【0058】
次に、上述のように光ディスクDに記録された画像データを再生して、LCD5に表示する再生処理について説明する。
【0059】
上述のカメラシステムにより再生するとき、上述した記録処理により光ディスクDに記録された画像データを、MDデータ2変換部24によりMDデータ2規格に準じてデコードし、一旦メモリ17に格納し、信号処理部16においてMPEG規格に準じてデコードして、非圧縮の画像データとし、ビデオデジタルアナログコンバータ34、表示制御部35を介してLCD5に表示する。
【0060】
次に、上述したように光ディスクDに記録された画像データに編集を施す編集処理について説明する。
【0061】
上述のカメラシステムは、上述した再生処理による再生中に、操作入力部10からの編集処理を開始する旨の操作信号が画像データ処理部3の制御部23に入力されたときに、編集処理を開始する。
【0062】
例えば、使用者がLCD5に表示された画像に応じてタッチパネルを押圧することにより操作入力信号を生成したとき、この操作入力信号は制御部23へ入力され、信号処理部16がズーム処理を開始する。
【0063】
具体的には、図4(a)に示すように、光ディスクDからフレームF1〜F8を示す画像データがメモリ17に読み出されているときに、時刻t1においてズーム処理開始の旨の操作入力信号が入力されることにより、メモリ17に格納されている画像データが示すフレームF2から、所定時間経過後(t2)までの画像データF7までを読み出す。次に、信号処理部16は、読み出した画像データが示すフレームF2〜F7についてズーム処理を施して、編集処理がされたフレームF’2〜F’7を生成し、フレームF’2〜F’7を示す画像データを生成する。
【0064】
次に、信号処理部16は、図4(b)に示すように、ズーム処理を施したフレームF’2〜F’7を示す画像データを、フレームF2〜F7を示す画像データに上書きするようにメディアドライブ部6及びディスク記録再生部7を制御する。このとき、信号処理部16は、編集処理を施した画像データを、MPEG処理部20へ供給し、圧縮画像データを生成する。圧縮された編集処理後の画像データを、メディアドライブ部6に供給して、MDデータ2規格にエンコードし、光ディスクDに記録する。
【0065】
ところで、ズーム処理後のデータ量が、ズーム処理前のデータ量と異なり、光ディスクDの元のアドレスに、ズーム処理後のデータを記録できない場合がある。
【0066】
このときには、信号処理部16は、元のアドレスに収まりきらないズーム処理後のデータを、元のアドレスとは別のアドレスに記録するように制御する。このとき、信号処理部16は、ズーム処理後のデータの一部を、同一ディスクの別のアドレスに記録したことを示す情報を生成し、TOC(Table of Contents)に記録するように制御する。
【0067】
また、信号処理部16は、上述したように、ズーム処理後の画像データの一部を他のアドレスに記録する場合のみならず、図5に示したように、ズーム処理を施した画像データの全てを他のアドレスに記録するように制御しても良い。このとき、ズーム処理前の画像データは、消去されずに光ディスクD上に保存されているため、ズーム処理を施した画像データの代わりに、ズーム処理前の画像データが再生されるように編集し直すことも可能である。
【0068】
さらに、信号処理部16は、上述したように、操作入力信号が制御部23に入力されてから所定時間経過後にズーム処理を終了する例のみならず、予め所定の時間を使用者により指定して、当該指定された時間のみズーム処理を行っても良い。
【0069】
さらにまた、信号処理部16は、ズーム処理を終了する時刻を、上記所定の時間経過後又は指定した時間経過後とする場合のみならず、操作入力部10からのズーム処理を終了する旨の操作入力信号に応じてズーム処理を終了しても良い。
【0070】
次に、上述したように、ズーム処理を施して、光ディスクDに記録した画像データを再生する処理について説明する。
【0071】
カメラシステムにより、光ディスクDに記録された画像データを再生しているときに、ズーム処理を施した画像データのアドレスに達したときには、元の画像データに代わって、ズーム処理を施した画像データを再生する。
【0072】
また、例えばズーム処理後のデータが別のアドレスにも記録されている場合、TOCの内容にしたがって、ズーム処理後の画像データのアドレスにアクセスし、再生する。そして、ズーム処理後の画像の再生が終わったら、ズーム処理を施した画像データに続いて再生される元の画像データのアドレスにアクセスし、画像データの再生を続ける。
【0073】
上述のようなカメラシステムにおいて、所期の画像データにズーム処理を施し、ズーム処理後の画像データを光ディスクDに記録する。したがって、このカメラシステムによれば、媒体としてランダムアクセス可能な光ディスクを用いているため、再生画像をズーム処理前と同様に、時間的に連続して再生することができる。
【0074】
なお、本発明は、上述のようなカメラシステムに限定されず、図6に示すような、外部から画像データが入力され、光ディスクDに記録するとともに再生を行う光ディスク記録再生装置にも適用可能である。
【0075】
この光ディスク記録再生装置における再生時の処理を説明する。
【0076】
光ディスクDに記録された信号を再生するときには、光ピックアップ51により画像データを読み出し、光電変換した後、RFアンプ52を経て、アナログデジタルコンバータ53でデジタル方式の画像データに変換する。次に、AGC(Amp Gain Control)54、EQPLL55を経て、抜き取りクロックが生成され、ビタビデコーダ56を経て再生データを生成し、復号部57でRLL(1,7)方式で復号する。復号された信号は、データバスを介して、メモリ58に展開され、ECC(Error Correction Codes)復号/符号部59で誤り訂正ブロック単位にエラー訂正され、さらに再生処理部60でデスクランブル処理及びEDCデコードが施され、再生した画像データとして、クロック生成部61で生じたクロック信号と同期して外部の表示装置等に表示される。
【0077】
次に、光ディスク記録再生装置の記録時の処理について説明する。
【0078】
この光ディスク記録再生装置は、外部から光ディスクDに記録する画像データが入力されると、記録処理部62でスクランブル処理、及びEDCエンコード処理をして、データバスを介してメモリ58に書き込む。次に、ECC復号/符号部59でエラー訂正パリティを付加し、変調部63でRLL(1,7)変調し、ヘッドドライバ64を経て磁気ヘッド65へ供給する。また、変調部63から、レーザドライバ66へクロック信号が供給される。レーザドライバ66は、光ディスクDに与える光量の制御等を行う信号を光ピックアップ51へ供給する。
【0079】
次に、上述したように記録再生を行うときに、光ピックアップ51、光ディスクDを駆動制御するサーボ系の信号処理を説明する。
【0080】
この光ディスク記録再生装置は、記録再生を行うとき、光ピックアップ51からの信号により、マトリックスアンプ67でサーボエラー信号を抽出して、デジタルサーボプロセッサ68で位相補償、ゲイン・目標値設定を施す。次に、デジタルサーボプロセッサ68は、マトリックスアンプ67からのサーボエラー信号に基づき、光の照射位置を制御する制御信号をピックアップドライバ69へ出力する。ピックアップドライバ69は、光ピックアップ51へピックアップ駆動信号を出力し、光ピックアップ51のトラッキングの微小調整を行う。
【0081】
また、マトリックスアンプ67により、光ピックアップ51からの信号をバンドパスフィルタ70に出力して、ウォブル信号を抽出する。ADIP(Address In Pregroove)デコーダ71は、このウォブル信号を復号し、アドレス信号をシステムコントローラ72へ供給する。トラック判別73は、このウォブル信号に基づき、ウォブルが形成されたランドか、ウォブルが形成されていないランドかの、トラック判別した結果であるトラック判別信号を、システムコントローラ72へ供給する。
【0082】
システムコントローラ72は、上述のアドレス信号と、トラック判別信号に基づいて、アドレス制御信号を生成し、デジタルサーボプロセッサ68へ出力する。デジタルサーボプロセッサ68は、アドレス制御信号に基づき、ドライバ制御信号を生成し、ピックアップドライバ69へ出力する。ピックアップドライバ69は、アクチュエータ及びスレッドモータ74へ、光ピックアップ51のトラッキングを調整する駆動信号を出力し、アクチュエータ及びスレッドモータ74を駆動する。
【0083】
また、この光ディスク記録再生装置は、上述のバンドパスフィルタ70から生成したウォブル信号を、CLV(Constant Line Velosity)プロセッサ75により光ディスクDの線速度を制御する回転制御信号をデジタルサーボプロセッサ68へ出力する。デジタルサーボプロセッサ68は、回転制御信号に基づいてドライバ制御信号をピックアップドライバ69へ出力する。ピックアップドライバ69は、光ディスクDの線速度を所定速度に保つ為の信号をスピンドルモータ76へ出力する。
【0084】
上述の光ディスク記録再生装置は、上述した再生処理による再生中に操作入力信号が操作入力部77に入力されたとき、編集処理を開始する。この操作入力信号は、データバスを介して、記録処理部62へ供給され、メモリ58に格納された画像データについて記録処理部62で上述の図4(a)及び図4(b)に示したズーム処理を施して、光ディスクDに記録する。
【0085】
したがって、この図6に示すような光ディスク記録再生装置は、図1に示すようなカメラシステムと同様に、光ディスクDに記録した画像データについてズーム処理を施すことができる。
【0086】
なお、本発明における編集処理とは、ズーム処理に限られず、空間方向における編集処理であればいかなる処理を施しても良い。
【0087】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、複数のフレームを含む画像データを再生中に、操作されることによって操作入力信号を生成する操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力された場合に、操作入力信号が入力された入力時刻に対応するフレームに対して編集処理を施し、編集処理を施したフレームを含む画像データを記録媒体に記録することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカメラシステムのブロック構成図である。
【図2】MDデータ2規格に準拠した光ディスクの拡大平面図である。
【図3】MDデータ2規格に準拠した光ディスクのアドレス方式を表した平面拡大図である。
【図4】(a)は再生中に操作入力信号が入力されたときの画像データのズーム処理を説明するための図であり、(b)はズーム処理された画像データの編集処理を説明するための図である。
【図5】ズーム処理後のデータの編集処理を説明するための図である。
【図6】本発明を適用した光ディスク記録再生装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 カメラ処理部、3 画像データ処理部、5 LCD、6 メディアドライブ部、7 ディスク記録再生部、10 操作入力部、16 信号処理部
Claims (2)
- ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された複数のフレームからなる画像データを再生する再生手段と、
前記再生手段によって再生される画像データに編集処理を施す画像編集手段と、
前記画像編集手段によって編集処理を施された画像データを前記再生手段によって画像データを再生した記録媒体と同一の記録媒体に記録する記録手段と、
操作されることによって操作入力信号を生成する操作入力手段と、
前記画像データを再生中に、前記操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力されると、前記操作入力信号が入力された第1の時刻に対応するフレームに対して編集処理を施すように前記画像編集手段を制御する処理と、前記画像編集手段によって編集処理を施したフレームを少なくとも含む画像データを前記記録媒体に記録するように前記記録手段を制御する処理とを開始する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記画像データを再生中に、前記操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力された場合に、操作入力信号が入力された第1の時刻から所定時間経過した第2の時刻までの期間に含まれる全てのフレームに対して編集処理を施すように前記画像編集手段を制御すると共に、
前記画像編集手段によって編集処理を施した結果、全てのフレームを含む画像データの容量が当該編集処理を施す前に編集処理前の画像データが記録されていた第1のアドレスに記録できない容量になった場合に、編集処理を施した全てのフレームを含む画像データのうち、第1のアドレスに記録できない容量の画像データを前記記録媒体の第2のアドレスに記録するように前記記録手段を制御する画像編集装置。 - ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された複数のフレームからなる画像データを再生する再生ステップと、
前記画像データを再生中に、操作されることによって操作入力信号を生成する操作入力手段によって生成された操作入力信号が入力された場合に、前記操作入力信号が入力された入力時刻に対応するフレームに対して編集処理を開始し、しかる後、当該フレームに対する編集処理を実行する画像編集ステップと、
前記編集処理を施したフレームを少なくとも含む画像データを、画像データを再生した記録媒体と同一の記録媒体に記録する記録処理を開始し、しかる後、当該記録媒体への記録処理を実行する記録ステップと
を含み、
前記画像編集ステップでは、前記画像データを再生中に、操作入力信号が入力された場合に、操作入力信号が入力された第1の時刻から所定時間経過した第2の時刻までの期間に含まれる全てのフレームに対して編集処理を施し、
前記記録ステップでは、前記編集処理を施した結果、全てのフレームを含む画像データの容量が当該編集処理を施す前に編集処理前の画像データが記録されていた第1のアドレスに記録できない容量になった場合に、編集処理を施した全てのフレームを含む画像データのうち、第1のアドレスに記録できない容量の画像データを前記記録媒体の第2のアドレスに記録する画像編集方法。
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