JP4812496B2 - コンデンサーマイクロホン回路 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサーマイクロホン回路に関するもので、特に、ファントム電源と内蔵電源である電池とを切り換えて使用することができるコンデンサーマイクロホンの回路に関するものである。
コンデンサーマイクロホンは、電気音響変換器であるコンデンサーマイクロホンユニットのインピーダンスが高いことから、FET(電界効果型トランジスタ、以下同じ)などを用いたインピーダンス変換器が用いられている。このインピーダンス変換器を動作させるには電源が必要である。コンデンサーマイクロホンの電源には、マイクロホン内に内蔵する電源すなわち一般的には電池と、外部から電源を供給するためのミキサーあるいはファントム電源がある。上記ファントム電源は、日本電子機械工業会(EIAJ)規格RC−8162A「マイクロホンの電源供給方式」に規定されているように、マイクロホンの出力コードを経由してマイクロホンに供給される。ファントム電源の供給回路形式には、抵抗器分割T結合型、トランスセンタータップ型などがあるが、ファントム電源の供給回路形式自体は本願発明と直接的な関係はないから、それらの詳細な説明は省略する。
比較的安価な一般用あるいは家庭用のコンデンサーマイクロホンでは、内蔵した電源電池のみで動作させるようになっている。これに対して業務用のコンデンサーマイクロホンは、内蔵電源である電池のみで動作させると、電池が消耗したときに使用を継続することができなくなり、信頼性を維持することができなくなるため、外部から供給されるファントム電源を主電源として使用し、内蔵電源はファントム電源に不具合があった場合の補助電源として使用している。内蔵電源電池は、容易に入手することができるように、単三型の乾電池が用いられるのが普通であり、その電圧は約1.5Vである。
ファントム電源と内蔵電源電池を選択的に使用することができるコンデンサーマイクロホンにおいて、ファントム電源を使用するときに出力信号の振幅を十分大きくとることができるように回路を設計すると、内蔵電源電池のみで動作させるときに回路が動作しなくなる。逆に、内蔵電源電池の電圧1.5Vで最適に動作するように回路を設計すると、ファントム電源の使用時には、電源電圧が高くなるにもかかわらず、出力信号の振幅を十分大きくとることができなくなる。したがって、内蔵電源電池を使用している場合は、その電圧に見合った出力信号レベルを得ることができ、ファントム電源を使用している場合は、その電源電圧に見合った大きな信号出力レベルを得ることができることが望ましい。
本出願人は、コンデンサーマイクロホンのインピーダンス変換素子でありかつ信号用のFETのほかに、スイッチ用FETを設け、ファントム電源と内蔵電源電池の切り換えに応じて、信号用FETのソース抵抗を、スイッチ用FETで切り換えるようにしたコンデンサーマイクロホンに関して先に特許出願した。内蔵電源電池を使用するときは信号用FETのソース抵抗値を小さくし、ファントム電源を使用するときは、上記ソース抵抗値を大きくすることによって内蔵電源電池の使用時よりも信号電圧の振幅を大きくし、最大許容音圧レベルを大きくするものである(例えば、特許文献1参照)。
図2は、特許文献1記載の発明と同様の技術思想を取り入れたコンデンサーマイクロホンの回路例を示している。以下、この回路例を概略的に説明する。図2において、符号5は内蔵電源電池、6はコンデンサー型の電気音響変換素子、7は電源ライン、8はバッファアンプ、Q01はインピーダンス変換素子である信号用のFET、Q02はスイッチ用FET、TRSはトランスをそれぞれ示している。トランスTRSの二次巻線は、一端がホット側端子ピン2に、他端がコールド側端子ピン3に接続されている。上記端子ピン2と端子ピン3は、例えば前記EIAJ規格に則った3ピン型のコネクタを介して出力コードに接続されるもので、もう一つの端子ピン1はマイクロホン回路のアースラインに接続されるとともに上記コネクタを介して上記出力コードのシールド線に接続される。トランスTRSの二次巻線はセンタータップを有し、このセンタータップは、定電流ダイオードD04を介してスイッチ用FETQ02のゲートに接続され、また、定電流ダイオードD04と逆流防止用ダイオードD03を直列に介して電源ライン7に接続されている。内蔵電源電池5の正極は逆流防止ダイオードD02を介して電源ライン7に接続されている。
上記3ピン型のコネクタは、図示されないファントム電源の給電ソケットに対して着脱自在となっていて、ファントム電源の給電ソケットに接続することによって、ファントム電源が二つの端子ピン2,3間に接続されるように構成されている。このようにしてファントム電源が接続されると、トランスTRSの二次巻線のセンタータップから、定電流ダイオードD04と逆流防止用ダイオードD03を直列に介して電源ライン7にファントム電源が供給され、また、定電流ダイオードD04を介してスイッチ用FETQ02のゲートに定電流ダイオードD04によって一定の電圧が印加されるように構成されている。スイッチ用FETQ02はP接合型のFETである。
電源ライン7とアースライン間には、信号用FETQ01のソース−ドレイン、抵抗R01、R02が直列に接続されている。FETQ01のゲートとアースラインの間には電気音響変換素子6が接続されている。抵抗R01、R02は信号用FETQ01の負荷抵抗で、これらの抵抗R01、R02の接続点はスイッチ用FETQ02のソースに接続されている。スイッチ用FETQ02のドレインはアースラインに接続されている。信号用FETQ01の出力信号はインピーダンス変換回路を兼ねるバッファアンプ8に入力され、バッファアンプ8の出力はトランスTRSの一次巻線の一端に接続され、一次巻線の他端はアースラインに接続されている。
上記の回路構成において、内蔵電池電源5を使用する場合は、スイッチ用FETQ02のゲート電位は0Vであるから、FETQ02はオン状態になり、負荷抵抗R02が短絡されて信号用FETQ01の負荷抵抗は抵抗R01のみとなり、負荷抵抗値は小さくなる。これにより、内蔵電池電源5の電圧に適応した動作をする。一方、ファントム電源を使用すると、ファントム電源が定電流ダイオードD04を介してFETQ02のゲートに接続されることになるため、FETQ02のゲートには定電流ダイオードD04の端子電圧が印加されることになり、FETQ02はオフとなる。よって、信号用FETQ01の負荷抵抗は、抵抗R01に抵抗R02が加えられた値となり、インピーダンス変換器を構成するFETQ01を動作させる電源電圧を高くすることができ、信号電圧の振幅を大きくして最大許容入力音圧レベルを高くすることができる。
なお、本発明は、後で説明するように、ファントム電源と内蔵電池電源とを選択的に用いる場合に、インピーダンス変換回路の負荷抵抗を切り換えるに当たりフォトモスリレーを採用したことを特徴とする。コンデンサーマイクロホンにフォトモスリレーの類を採用した公知例として、爆発危険場所に設置されるマイクロホンおよびマイクロホン接続箱と、非爆発危険場所に設置されるバリヤユニットを具備し、バリヤユニットはフォトカプラを具備し、マイクロホン接続箱を介して送信されるマイクロホンの音声出力が、上記フォトカプラの入力側発光ダイオードに入力され、フォトカプラの出力側フォトトランジスタより音声信号が送信されるようにした防爆構造のマイクロホン装置がある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2記載の発明は、爆発危険場所と非爆発危険場所を光学的に結合させることにより防爆構造にするというもので、コンデンサーマイクロホンにフォトモスリレーに類するものを使用した例として挙げた。後で述べる本発明の目的を達成するための構成とは直接的な関係はない。
実開平6−52300号公報 実公平5−28877号公報
特許文献1記載の発明によれば、前述のとおり、所期の目的を達成することができる。しかしながら、図2に示す回路構成からもわかるように、ファントム電源使用時にスイッチ用FETQ02のゲートに印加される電圧は、マイクロホンの出力回路付近、より具体的には、端子ピン2,3に接続されるトランスTRSの二次巻線から供給される。マイクロホンの出力回路にはマイクロホンコードが接続されていて、マイクロホンコードには外部から高周波電流が侵入しやすいため、上記出力回路には、マイクロホンコードから高周波電流が侵入しやすい回路構成になっている。上記高周波電流はスイッチ用FETQ02のゲートに印加されるため、この電流が検波されて雑音となるという問題がある。特に、近年のように携帯電話が広く普及していると、マイクロホン近傍で携帯電話が使用されることも多くなり、携帯電話から発せられる高周波が、コンデンサーマイクロホンの雑音の要因になるという深刻な問題になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ファントム電源と内蔵電池電源を選択的に使用することができ、かつ、選択された電源に対応してインピーダンス変換器の負荷抵抗を切り換えることができるように回路構成されたコンデンサーマイクロホンにおいて、仮に、近傍で携帯電話などが使用されたとしても、高周波による雑音の発生を防止することができる回路を提供することを目的とする。
本発明にかかるコンデンサーマイクロホン回路は、コンデンサー型電気音響変換素子と、この電気音響変換素子の出力インピーダンスを変換するインピーダンス変換器と、インピーダンス変換器の負荷抵抗と、インピーダンス変換器を動作させるためのファントム電源および内蔵電源電池と、ファントム電源使用時と内蔵電源電池使用時とで上記負荷抵抗の値を切り換えるスイッチと、を備え、上記スイッチは、光学的結合をオンオフする光学スイッチであり、この光学スイッチを介して上記ファントム電源を上記インピーダンス変換器に供給するように接続されていることを最も主要な特徴とする。
光学スイッチは、ファントム電源使用時に内蔵電源電池使用時よりも負荷抵抗の値が大きくなるように切り換えるように構成される。
光学スイッチはフォトモスリレーとし、フォトモスリレーの一次側を構成する発光素子にファントム電源が供給されるようにするとよい。
フォトモスリレーの発光素子を発光ダイオードとし、この発光ダイオードを介してマイクロホン回路にファントム電源が供給されるように構成するとなおよい。
ファントム電源使用時の電源電圧と内蔵電源電池使用時の電源電圧に対応してインピーダンス変換器が効果的に機能するように、スイッチがインピーダンス変換器の負荷抵抗の値を切り換える。上記スイッチは光学的結合関係をオンオフする光学スイッチであり、電気的および電磁的結合を遮断するため、ファントム電源供給ラインを通じて進入しようとする高周波電流が光学スイッチで遮断され、インピーダンス変換器まで高周波電流が及ぶことがなくなる。その結果、高周波電流がインピーダンス変換器で検波されて雑音となることもなくなる。
光学スイッチはフォトモスリレーとし、フォトモスリレーの一次側を構成する発光素子を発光ダイオードとし、この発光ダイオードを介してマイクロホン回路にファントム電源が供給されるように構成すれば、上記発光ダイオードが、内蔵電源電池使用時の逆流防止素子としても機能し、別途の部品として逆流防止素子を設ける必要はなくなる。
以下、本発明にかかるコンデンサーマイクロホン回路の実施例について図面を参照しながら説明する。図2に示す従来例の構成と同じ構成部分には同じ符号を付している。
図1において、符号5は内蔵電源電池、6はコンデンサー型の電気音響変換素子、7は電源ライン、8はバッファアンプ、10は光学スイッチ、Q01はインピーダンス変換素子、TRSはトランスをそれぞれ示している。トランスTRSの二次巻線は、一端がホット側端子ピン2に、他端がコールド側端子ピン3に接続されている。上記端子ピン2と端子ピン3は、例えば前記EIAJ規格に則った3ピン型のコネクタを介して出力コードに接続されるもので、もう一つの端子ピン1はマイクロホン回路のアースラインに接続されるとともに上記コネクタを介して上記出力コードのシールド線に接続される。トランスTRSの二次巻線はセンタータップを有し、このセンタータップは、定電流ダイオードD04を介して光学スイッチ10の一次側に接続されている。内蔵電源電池5の正極は逆流防止ダイオードD02を介して電源ライン7に接続され、内蔵電源電池5の負極はアースラインに接続されている。
光学スイッチ10として、図1に示す実施例では、フォトモスリレーを使用している。フォトモスリレーとして、例えば、株式会社東芝製のTLP4176Gを使用することができる。フォトモスリレーは、一次側(入力側)に発光ダイオード(以下「LED」という)11を有し、二次側(出力側)に、LED11から放射された光束を受光する二つのMOSFET12,13からなる受光素子を有してなる。二つのMOSFET12,13はソース同士が接続されてそれぞれのドレインが個別に出力端子につながっている。二つのMOSFET12,13はゲート同士が接続され、光束を受光しないときは、フォトモスリレーの出力端である双方のMOSFET12,13のドレイン間が閉じた(抵抗値が0に近い)オン状態となる。MOSFET12,13は、光束を受光することによってそれらのドレイン間が開放された(抵抗値が高い)オフ状態となる。トランスTRSの二次巻線のセンタータップは、上記定電流ダイオードD04を介して光学スイッチ10のLED11のアノード側に接続され、LED11のカソード側はマイクロホン回路の電源ライン7に接続されている。
上記3ピン型のコネクタは、図示されないファントム電源の給電ソケットに対して着脱自在となっていて、ファントム電源の給電ソケットに接続することによって、ファントム電源が二つの端子ピン2,3間に接続されるように構成されている。このように構成されることにより、ファントム電源が接続されると、トランスTRSの二次巻線のセンタータップから、定電流ダイオードD04と光学スイッチ10のLED11を直列に介して電源ライン7にファントム電源が供給される。すなわち、ファントム電源は、定電流ダイオードD04とLED11を介して電源ライン7に供給されるようになっていて、電源ライン7には定電流ダイオードD04によって一定の電圧の電源が供給される。また、光学スイッチ10のLED11は、内蔵電源電池5を使用するとき、電池5からの電流がファントム電源回路に逆流するのを阻止する逆流防止ダイオードとしても機能している。
電源ライン7とアースライン間には、インピーダンス変換素子Q01の主体をなすFET18のソース−ドレインと、抵抗R01と、抵抗R02が直列に接続されている。インピーダンス変換素子Q01のFET18のゲートとアースラインの間にはコンデンサー型電気音響変換素子6が接続されている。電気音響変換素子6は、振動板と、スペーサの介在のもとに上記振動板とわずかな隙間をおいて対向配置された固定極とを主体としてなるコンデンサー構造の変換素子である。抵抗R01、R02はインピーダンス変換素子Q01の負荷抵抗で、これらの抵抗R01、R02の接続点は光学スイッチ10の二次側を構成している一方のFET13のドレインに接続されている。光学スイッチ10の二次側を構成している他方のFET12のドレインはアースラインに接続されている。
インピーダンス変換素子Q01は、FET18を主体としてなり、このFET18のゲートとソース間に互いに並列に接続された保護用のダイオード15,16および抵抗17で構成されている。インピーダンス変換素子Q01は集積回路化されているものを使用するとよい。保護用のダイオード15,16は互いに逆向きに接続されている。インピーダンス変換素子Q01は、外付けの高抵抗が不要であり、FET18はゼロバイアスで駆動される。インピーダンス変換素子Q01の出力信号は、トランジスタQ03を主体としてなるバッファアンプ8の上記トランジスタQ03のベースに入力されるようになっている。バッファアンプ8はインピーダンス変換回路を兼ねていて、バッファアンプ8の出力、具体的には上記トランジスタQ03のエミッタとアースラインとの間に接続された抵抗R08の端子電圧が、トランスTRSの一次巻線の一端に入力されるように構成されている。トランスTRSの一次巻線の他端はアースラインに接続されている。
電源ライン7とアースラインとの間には、定電圧用のツェナーダイオードD05とコンデンサーC07が並列に接続されて安定化電源回路を構成している。抵抗R07はトランジスタQ03のベースに接続されたバイアス抵抗であり、D01はバイアス抵抗R07と直列に接続された同じくバイアス用のツェナーダイオードである。
次に、上記実施例の動作を説明する。いま、内蔵電源電池5のみで動作しているものとする。内蔵電源電池5からの電流は光学スイッチ10の入力側のLED11には流れないからLED11は点灯せず、光学スイッチ10の出力側の二つのFET12,13は電気的に閉じた状態すなわちショート状態になる。したがって、抵抗R02が短絡され、インピーダンス変換器Q01の負荷抵抗は抵抗R01のみとなって、負荷抵抗の値は低くなり、電圧の低い内蔵電源電池5による駆動に適した負荷抵抗値となる。
次に、前記3ピン型のコネクタを図示されないファントム電源の給電ソケットに接続することによって、二つの端子ピン2,3間にファントム電源を接続すると、トランスTRSの二次巻線のセンタータップから定電流デイオードD04および光学スイッチ10のLED11を介して電源ライン7に電流が流れ、電源ライン7にファントム電源が供給される。上記LED11は電流が流れることによって点灯し、LED11から放射された光束が二つのFET12,13で受光されることにより、二つのFET12,13は遮断状態すなわちスイッチが開放した状態になる。その結果、インピーダンス変換器Q01の負荷抵抗は抵抗R01に抵抗R02が加えられた値となって抵抗値が高くなり、ファントム電源の電圧に見合って出力信号電圧の振幅を大きくすることができ、電気音響変換素子6への最大許容入力音圧レベルを大きくすることができる。
前述のようにマイクロホンの出力回路にはマイクロホンコードが接続されるようになっていて、マイクロホンコードには外部から高周波電流が侵入しやすいため、上記出力回路には、マイクロホンコードから高周波電流が侵入しやすい回路構成になっている。マイクロホンコードはファントム電源の供給路を兼ねているため、ファントム電源使用時と内蔵電源電池使用時とで上記負荷抵抗の値を切り換えるスイッチが従来のように電気的に結合されたスイッチであるとすれば、このスイッチを介して高周波電流がインピーダンス変換器Q01に流入し、インピーダンス変換器Q01の主体をなすFET18で高周波電流が検波されて雑音の原因となる。その点、図1に示す本発明の実施例によれば、ファントム電源使用時と内蔵電源電池使用時とでインピーダンス変換器Q01の負荷抵抗を切り換えるためのスイッチを光学スイッチ10としたため、マイクロホンコードおよびファントム電源の供給路とインピーダンス変換器Q01との間の電気的結合が光学スイッチ10で遮断され、高周波電流がインピーダンス変換器Q01に流入することがなくなる。よって、高周波電流を要因としてインピーダンス変換器Q01のFET18で雑音が発生することもなくなる。
光学スイッチ10はフォトモスリレーとし、フォトモスリレーの入力側の発光素子であるLED11を介してファントム電源が電源ライン7に供給される構成になっているため、内蔵電源電池5使用時にLED11がファントム電源回路側への電流の流入を阻止する逆流防止ダイオードとしても機能し、別途に逆流防止ダイオードを設ける必要はない。
本発明にかかるコンデンサーマイクロホン回路の実施例を示す回路図である。 従来のコンデンサーマイクロホン回路の例を示す回路図である。
符号の説明
5 内蔵電源電池
6 電気音響変換素子
7 電源ライン
8 バッファアンプ
10 光学スイッチ
11 LED
R01 負荷抵抗
R02 負荷抵抗
Q01 インピーダンス変換器
D04 定電流ダイオード

Claims (7)

  1. コンデンサー型電気音響変換素子と、この電気音響変換素子の出力インピーダンスを変換するインピーダンス変換器と、インピーダンス変換器の負荷抵抗と、インピーダンス変換器を動作させるためのファントム電源および内蔵電源電池と、ファントム電源使用時と内蔵電源電池使用時とで上記負荷抵抗の値を切り換えるスイッチと、を備え、
    上記スイッチは、光学的結合をオンオフする光学スイッチであり、この光学スイッチを介して上記ファントム電源を上記インピーダンス変換器に供給するように接続されているコンデンサーマイクロホン回路。
  2. 光学スイッチは、ファントム電源使用時に内蔵電源電池使用時よりも負荷抵抗の値が大きくなるように切り換える請求項1記載のコンデンサーマイクロホン回路。
  3. 光学スイッチはフォトモスリレーである請求項1または2記載のコンデンサーマイクロホン回路。
  4. フォトモスリレーの一次側を構成する発光素子にファントム電源が供給される請求項3記載のコンデンサーマイクロホン回路。
  5. 発光素子は発光ダイオードであり、この発光ダイオードを介してマイクロホン回路に電源が供給される請求項4記載のコンデンサーマイクロホン回路。
  6. 発光ダイオードには、定電流ダイオードを介してファントム電源から電源が供給される請求項5記載のコンデンサーマイクロホン回路。
  7. インピーダンス変換器は電界効果型トランジスタを主体としてなる請求項1記載のコンデンサーマイクロホン回路。
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