JP4812412B2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP4812412B2
JP4812412B2 JP2005343411A JP2005343411A JP4812412B2 JP 4812412 B2 JP4812412 B2 JP 4812412B2 JP 2005343411 A JP2005343411 A JP 2005343411A JP 2005343411 A JP2005343411 A JP 2005343411A JP 4812412 B2 JP4812412 B2 JP 4812412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
flow
crankshaft
hermetic
rotates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005343411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007146768A (ja
Inventor
敏 飯塚
真一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005343411A priority Critical patent/JP4812412B2/ja
Priority to CN2006101607267A priority patent/CN1975161B/zh
Publication of JP2007146768A publication Critical patent/JP2007146768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4812412B2 publication Critical patent/JP4812412B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

本発明は、密閉型電動圧縮機に関する。詳述すると、密閉容器内の上部に圧縮部を下部に電動部を配置収容し、前記電動部に通電して回転子が回転すると、クランクシャフトが軸回転すると共にクランクピンが偏心回転運動し、この回転運動が変換機構を介して直線運動に変換され、ピストンが往復運動することによりシリンダ内に吸入したガスを圧縮すると共に前記クランクシャフトの回転により前記密閉容器の底部に貯留された潤滑油を汲み上げて前記ピストン等の摺動部に給油するようにした密閉型電動圧縮機に関する。
この種の密閉型電動圧縮機は、例えば特許文献1などに開示されているが、特にクランクシャフトの先端部付近において高速回転時に潤滑油中に気泡が発生する。
特開2004−300933号公報
しかし、前述したように気泡が発生すると、軽い潤滑油切れ状態となり、前記ピストンの摺動部、その他の摺動部に潤滑油が十分に供給できなくなり、各摺動部に磨耗が発生する虞がある。
そこで本発明は、クランクシャフトの先端部付近において潤滑油中に気泡が発生するのを極力防止してピストン等の摺動部に安定して潤滑油が供給できるようにした密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする。
このため本発明は、密閉容器内の上部に圧縮部を下部に電動部を配置収容し、前記電動部に通電して回転子が回転すると、クランクシャフトが軸回転すると共にクランクピンが偏心回転運動し、この回転運動が変換機構を介して直線運動に変換され、ピストンが往復運動することによりシリンダ内に吸入したガスを圧縮すると共に前記クランクシャフトの回転により前記密閉容器の底部に貯留された潤滑油を汲み上げて前記ピストンの摺動部に給油するようにした密閉型電動圧縮機において、前記クランクシャフトの回転により生じる前記潤滑油の流れを邪魔すべく前記潤滑油中に配設される流れ防止部材を設け、この流れ防止部材を前記密閉容器の底面に固定される固定部と前記クランクシャフトの回転により生じる前記潤滑油の流れを邪魔する防止部とから構成された第1の流れ防止部材と、外部電源に接続されるターミナルに接続するリード線を平板状にして前記潤滑油の流れを邪魔すべく前記潤滑油中に配設される第2の流れ防止部材とから構成したことを特徴とする。
本発明は、クランクシャフトの先端部付近において潤滑油中に気泡が発生するのを極力防止してピストン等の摺動部に安定して潤滑油が供給できるようにした密閉型電動圧縮機を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は密閉容器を一部破断せる正面図、図2は密閉容器の縦断面図であり、図3は密閉容器の横断平面図である。
先ず、1は密閉容器であり、上下二分割の金属製ケース部材2、3を合わせて溶接することにより形成され、この密閉容器1内に電動部4を下部に、レシプロ式の圧縮部5を上部に配置して収容している。前記電動部4は軸受け部10に回動可能に支持されたクランクシャフト6に取付部材7を介して軸着した回転子8と、固定子9とから構成されている。
また、前記圧縮部5は、円筒状のシリンダ11と、このシリンダ11内を往復動するピストン12と、このピストン12の図2における右端部には往復動する方向と直交する方向に伸びた円筒状のクロススライド部13内を往復動可能に嵌合するスライダ14と、上端がスライダ14内に下方から回動可能に嵌合し下端がクランクシャフト6に偏心して設けたクランクピン15とから構成されている。
前記クランクシャフト6には外周面に潤滑油Jの通る螺旋状の溝17が設けられ、この溝17の下端部に連通する通油孔が軸線方向に沿って形成されると共に、螺旋状の溝17の上端部からクランクピン15の外周面に抜ける通油孔が形成され、この通油孔からクランクピン15の上端に通じる螺旋状の溝18が外周面に形成されている。更に、クランクシャフト6の下端部に形成された円筒部内部に遠心ポンプ部材としてのオイルピックアップ21が設けられている。
なお、前記圧縮部5と電動部4とは、構造枠体19に固定されて密閉容器1の底壁にスプリング20を介して弾性支持状態にて複数箇所(通常3、4箇所)支持されている。
このように構成された密閉型電動圧縮機は、前記電動部4に通電して回転子8が回転すると、クランクシャフト6が軸回転すると共にクランクピン15が偏心回転運動し、この回転運動によりスライダ14内をクランクピン15が回動しながら、スライダ14が嵌合するクロススライド部13内を往復運動する。即ち、クランクピン15と共にスライダ14がクロススライド部13の上下部に開設された下部の細長孔16を介して移動することにより、スライダ14が嵌合するクロススライド部13内を往復運動する。これにより、ピストン12が直線往復運動することによりシリンダ11内に吸引管22を介して吸引したガスを圧縮する。そして、圧縮され後の高圧ガスの排出は、吐出管23を介して密閉型電動圧縮機外へ吐出される。
また、密閉型電動圧縮機の運転中、クランクシャフト6の回転により前記遠心ポンプ部材としてのオイルピックアップ21がオイルチャージプラグ24及び供給管25を介して密閉容器1の底面に貯留された潤滑油Jを汲み上げる。オイルピックアップ21により汲み上げられた潤滑油Jは、前記クランクシャフト6の通油孔の内壁を上昇して螺旋状の溝17内に入り、この溝17からクランクピン15の上端に通じる通油孔を経て螺旋状の溝18を通過する。
これにより、潤滑油Jがクランクシャフト6の溝17を通ることから前記軸受け部10が潤滑され、また潤滑油Jがクランクピン15の溝18を通ることから前記スライダ14及びクロススライド部13が潤滑される。更に、潤滑油Jの一部はクランクピン15から外部に放出されるため、その放出潤滑油Jによりピストン12の摺動部が潤滑される。残余の潤滑油Jは落下して密閉容器1の底部の潤滑油溜まりに戻る。
ところで、特にクランクシャフト6の先端部付近において高速回転時には潤滑油中に気泡が発生し易い。しかし、このように気泡が発生すると、軽い潤滑油切れ状態となり、前記ピストン12、スライダ14、クランクピン15、クランクシャフト6その他の摺動部に潤滑油が十分に供給できなくなり、各摺動部に磨耗が発生する。
そこで、クランクシャフト6の先端部付近において潤滑油中に気泡が発生するのを極力防止してピストン12等の摺動部に安定して潤滑油が供給できるように、前記クランクシャフト6の回転により生じる潤滑油Jの流れを邪魔する流れ防止部材30(図4参照)を設ける。
この流れ防止部材30は、前記密閉容器1の底面の中心と外縁との中間位置に固定される固定部31と、この固定部31から直角に折曲された、例えば縦8mm(ミリメートル)、横30mm程度の長さの矩形状の防止部32とから構成し、前記クランクシャフト6の回転により生じる前記潤滑油Jの流れを邪魔すべく防止部32の平面視長手方向が前記密閉容器1の底面の中心から外縁に向かうように、即ち潤滑油Jの流れと略直交するように配設され、前記固定部31は極力面積を小さくし、折曲部から遠くなるに従い徐々に先細りとなるように形成し、必ずしも平面ではない密閉容器1の底面に固定部31が固定(例えば、溶接で固定)し易く構成される。
なお、前記電動部4は所謂磁極集中巻き式のDCモータであり、密閉容器1の上部空間の内周面に沿って環状に取り付けられた固定子9と、この固定子9の内側に若干の間隔を設けて挿入設置された回転子8とからなる。前記固定子9は、ドーナッツ状の電磁鋼板を積層した積層体と、この積層体の歯部に直巻さ(集中巻き)方式により巻装されたステータコイルとを備えている。また、回転子8は固定子9と同様に電磁鋼板の積層体で形成され、この積層体内に永久磁石を挿入して形成されている。
ターミナル35は図示しない外部電源に接続されており、ターミナル35に接続するリード線と、電動部4のステータコイルに接続するモータ引出線とが接続部を介して接続してあり、外部電源からターミナル35→リード線→接続部→モータ引出線を経てステータコイルに給電するようになっている。そして、図2に示すように、前記リード線を平板状態にして、例えば絶縁性プラスチックシート36で被覆し、その被覆された部分の一部を前記潤滑油中に潤滑油Jの流れと略直交するように配設し、前記流れ防止部材30と共に或いは流れ防止部材30に代わって潤滑油の流れを邪魔してもよい。
即ち、このような構成によっても流れ防止部材を構成でき、前記クランクシャフト6の回転により生じる潤滑油Jの流れを邪魔することができ、クランクシャフト6の先端部付近において潤滑油中に気泡が発生するのを極力防止してピストン12等の摺動部に安定して潤滑油が供給できる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
密閉容器を一部破断せる正面図である。 密閉容器の縦断面図である。 密閉容器の横断平面図である。 流れ防止部材の斜視図である。
符号の説明
1 密閉容器
4 電動部
5 圧縮部
6 クランクシャフト
8 回転子
9 固定子
15 クランクピン
30 流れ防止部材
31 固定部
32 防止部
35 ターミナル
36 絶縁性プラスチックシート

Claims (1)

  1. 密閉容器内の上部に圧縮部を下部に電動部を配置収容し、前記電動部に通電して回転子が回転すると、クランクシャフトが軸回転すると共にクランクピンが偏心回転運動し、この回転運動が変換機構を介して直線運動に変換され、ピストンが往復運動することによりシリンダ内に吸入したガスを圧縮すると共に前記クランクシャフトの回転により前記密閉容器の底部に貯留された潤滑油を汲み上げて前記ピストンの摺動部に給油するようにした密閉型電動圧縮機において、前記クランクシャフトの回転により生じる前記潤滑油の流れを邪魔すべく前記潤滑油中に配設される流れ防止部材を設け、この流れ防止部材を前記密閉容器の底面に固定される固定部と前記クランクシャフトの回転により生じる前記潤滑油の流れを邪魔する防止部とから構成された第1の流れ防止部材と、外部電源に接続されるターミナルに接続するリード線を平板状にして前記潤滑油の流れを邪魔すべく前記潤滑油中に配設される第2の流れ防止部材とから構成したことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
JP2005343411A 2005-11-29 2005-11-29 密閉型電動圧縮機 Expired - Fee Related JP4812412B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005343411A JP4812412B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 密閉型電動圧縮機
CN2006101607267A CN1975161B (zh) 2005-11-29 2006-11-29 密闭型电动压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005343411A JP4812412B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 密閉型電動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007146768A JP2007146768A (ja) 2007-06-14
JP4812412B2 true JP4812412B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38125438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005343411A Expired - Fee Related JP4812412B2 (ja) 2005-11-29 2005-11-29 密閉型電動圧縮機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4812412B2 (ja)
CN (1) CN1975161B (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818703B2 (ja) * 1979-07-13 1983-04-14 小谷電機株式会社 磁気テ−プの巻込装置
JPS5875978A (ja) * 1981-10-31 1983-05-07 Sony Corp ゴ−スト除去装置
JPS58101274A (ja) * 1981-12-11 1983-06-16 Hitachi Ltd 密閉形電動圧縮機
JPS60237182A (ja) * 1985-05-08 1985-11-26 Hitachi Ltd 密閉形圧縮機の給油機構
US4907951A (en) * 1988-09-16 1990-03-13 Tecumseh Products Company Foreign particle trap for a compressor
KR910017076A (ko) * 1990-03-20 1991-11-05 미다 가쓰시게 밀폐형 전동압축기
CN1291157C (zh) * 2003-02-28 2006-12-20 松下冷机株式会社 封闭式电动压缩机

Also Published As

Publication number Publication date
CN1975161B (zh) 2011-08-03
JP2007146768A (ja) 2007-06-14
CN1975161A (zh) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4833625B2 (ja) リニア圧縮機及びその潤滑油ポンプ
JP4021848B2 (ja) 往復動式圧縮機の摩耗防止構造
EP2390507B1 (en) Shaft bearing clearances for an hermetic compressor
EP2220370B1 (en) Reciprocating compressor
JP2008190444A (ja) 流体機械
JP5716161B2 (ja) 密閉型圧縮機
WO2000039462A1 (en) Linear compresssor
JP2008232134A (ja) 電動コンプレッサ
US7540723B2 (en) Reciprocating compressor
JP4812412B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2008208812A (ja) 密閉形圧縮機及び冷蔵庫
JP2005195018A (ja) 往復動式圧縮機のオイル供給装置
JP2005061411A (ja) 往復動式圧縮機の潤滑油供給装置
JP2014181592A (ja) 圧縮機
KR20000038950A (ko) 압축기의 오일공급구조
JP2009167954A (ja) 密閉型圧縮機
KR100690152B1 (ko) 리니어 압축기의 제어유닛
JP2008088930A (ja) 密閉型圧縮機
JP2011149393A (ja) 流体機械
KR101202902B1 (ko) 리니어 압축기의 본체프레임
KR100301469B1 (ko) 밀폐형전동식압축기의오일공급구조
JP2006342691A (ja) 密閉形圧縮機
JP6607971B2 (ja) ロータリ圧縮機の製造方法
JP2005054651A (ja) 横型ロ−タリ圧縮機および応用機器
KR100199968B1 (ko) 왕복동식 압축기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110823

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees