JP4811875B2 - 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 - Google Patents
両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4811875B2 JP4811875B2 JP2007522365A JP2007522365A JP4811875B2 JP 4811875 B2 JP4811875 B2 JP 4811875B2 JP 2007522365 A JP2007522365 A JP 2007522365A JP 2007522365 A JP2007522365 A JP 2007522365A JP 4811875 B2 JP4811875 B2 JP 4811875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- refractive
- progressive
- lens
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/06—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
- G02C7/061—Spectacle lenses with progressively varying focal power
- G02C7/068—Special properties achieved by the combination of the front and back surfaces
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/06—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
- G02C7/061—Spectacle lenses with progressively varying focal power
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C2202/00—Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
- G02C2202/08—Series of lenses, lens blanks
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
特に、特許文献2から特許文献5では、プログレッシブ付加面(累進屈折力面)とレグレッシブ付加面(累減屈折面)とを組み合わせて非点収差を低減することが提案されている。
一方、本件発明者は特許文献6に開示するように、両面非球面型累進屈折力レンズを提案した。
このレンズは、累進屈折力面の要素を縦方向と横方向の曲率に分解してかつ凸面と凹面に複合させて作用させる手法であり、加入度数毎に異なる物体側表面と残りの処方面の屈折面要素を眼側配置させる構成となっている。
また、累進屈折力レンズは、処方値として加入度数を備えているので、一つの基本設計カーブ(ベースカーブ)に対して、加入度数の設定範囲に応じた設計カーブのセミレンズが用意される。例えば、0.5〜3.50 ジオプターの加入度数の設定範囲では、0.25(D)ピッチで区分すると、13種類の異なる設計カーブのセミレンズが用意されることになる。(本明細書では、上記のように、累進屈折力レンズにおいて、レンズ設計が一つの共通の技術思想でなされ、かつ、処方が遠視性老視から近視性老視まで(度数範囲では、遠用度数がプラス度数からマイナス度数までで、0.00ジオプターも含むもの)のものを「累進屈折力レンズ群」という。)
本発明の目的は、特に物体側表面として受注前にあらかじめ準備されたセミレンズから加工を実施する加工方法に好適な両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法および両面非球面型累進屈折力レンズ群を提供することにある。
物体側表面である第1の屈折表面と、眼球側表面である第2の屈折表面とに分割配分されている累進屈折力作用を備え、
前記第1の屈折表面において、遠用度数測定位置F1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれ、DHf、DVfとし、
前記第1の屈折表面において、近用度数測定位置N1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれDHn、DVnとするとき、
DHf+DHn<DVf+DVn、かつ、 DHn<DVnとなる関係式を満足させると共に、前記第1の屈折表面のF1及びN1における表面非点収差成分を、前記第2の屈折表面にて相殺し、前記第1と第2の屈折表面とを合わせて処方値に基づいた遠用度数(Df)と加入度数(ADD)とを与える両面非球面型累進屈折力レンズ において、
少なくとも2種類以上の異なる加入度数に対して同一の前記第1の屈折表面を採用していることを特徴とする。
更に、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法は、DVn-DVf>ADD/2、かつ、DHn-DHf<ADD/2となる関係式を満足することを特徴とする。
更に、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法は、
前記第1の屈折表面が前記遠用度数測定位置F1を境に左右対称であり、前記第2の屈折表面が左右非対称であることを特徴とする。
更に、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法は、
前記第1の屈折表面が、前記遠用度数測定位置F1と近用度数測定位置N1を通る一本の子午線を母線とした回転面であり、前記第2の屈折表面が左右非対称であることを特徴とする。
更に、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法は、
更に、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズ群は、上記の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法から設計されたことを特徴とする。
また、物体側表面を共通化させることにより加工の利便性を高めることができる。
更に、所定の加入度数をADD、物体側表面の遠用度数測定位置F1と近用度数測定位置N1における縦方向の表面屈折力をそれぞれDVf、DVnとするとき、DVn-DVf>ADDとなる関係式を満足する場合、本発明の両面非球面型累進屈折力レンズの近用領域は従来型の凸累進屈折力レンズの近用領域よりも眼球に近く配置されることになり、より広い近方視野を得ることが出来る。
基本的な設計の概要について説明するが、本願発明は本願発明者等が提案した[特許文献6]に開示する設計方法およびそのレンズの構成を利用するものであるので、基本の構成や設計手順は同一である。
(1)凸累進屈折力レンズとしての両面設計
最初に従来型の凸累進屈折力レンズとして、凸面と凹面とに分けて設計する。
(1)−1:凸面形状(凸累進面)設計
入力情報として与えられた加入度数や累進帯長を実現するために、入力情報である累進面設計パラメータに従って従来型の凸累進の面形状を設計する。このステップにおける設計では従来の様々な公知技術を利用することが可能である。
Dn=(N−1)/R
ここに、Dn: 第n面の表面屈折力(単位:ジオプター)、N:レンズ素材の屈折率、R:曲率半径(単位:m)である。従って、表面屈折力の分布を曲率の分布に換算する方法は、上記の関係式を変形した、
1/R= Dn/(N−1)
を用いる。曲率の分布が得られたことにより、「主子午線」の幾何学的形状が一義的に確定し、レンズ面を構成する際の背骨にあたる「主子午線」が設定されたことになる。
このステップにおける設計も従来の様々な公知技術を利用することが可能である。
(2)−1:凸面形状(両面非球面型累進屈折力レンズ)設計入力情報として与えられた遠用度数や加入度数などに応じ、従来型の凸累進面から本願発明の凸面形状に転換する。即ち、前述の従来型凸累進のレンズの表面(物体側表面である第1の屈折表面)において、遠用度数測定位置F1における、横方向の表面屈折力をDHf、縦方向の表面屈折力をDVf、近用度数測定位置N1における、横方向の表面屈折力をDHn、縦方向の表面屈折力をDVnとするとき、
DHf+DHn<DVf+DVn 、かつ DHn<DVn
となる関係式を満足させるか、
DVn−DVf>ADD/2 、かつ DHn−DHf<ADD/2
となる関係式を満足させる累進屈折力表面とする。
上記(2)−1において、従来型の凸累進面から本願発明の凸面形状に転換した際の変形量を、(1)−2で設計した凹面形状に加算する。即ち、(2)−1のプロセスで加えられたレンズの表面(物体側表面である第1の屈折表面)の変形量を、レンズの裏面(眼球側表面である第2の屈折表面)側にも同じ量だけ加えるのである。この変形はレンズそのものを曲げる「ベンディング」と似ているが、全面に均一な変形ではなく、(2)−1に記載した関係式を満足させる表面としていることに留意されたい。
(3)−1:透過設計のための凹面形状(両面非球面型累進屈折力レンズ)設計
透過設計とは、装用者がレンズを実際に装用した状況において本来の光学的な機能を得るための設計方法であり、主として視線とレンズ面とが直交しえないことに起因する非点収差の発生や度数の変化を、除去もしくは低減するための「補正作用」を加える設計方法である。
我々が周囲を見渡すときの眼球の3次元的な回旋運動は「リスティング則」と呼ばれる規則に則っていることが知られているが、処方度数に乱視度数がある場合、眼鏡レンズの乱視軸を「正面視での眼球の乱視軸」に合わせたとしても、周辺視をした場合には双方の乱視軸が一致しない場合がある。このように周辺視におけるレンズと眼との乱視軸方向が一致しないことに起因する非点収差の発生や度数の変化を、除去もしくは低減するための「補正作用」を、レンズの乱視矯正作用を有する側の表面の曲面に加えることが出来る。
瞳孔間距離や近方視の対物距離などの個人情報が入力されてから、眼球側表面を目的にかなった左右非対称な曲面として設計することにより、個人情報に対応した近用部の内寄せを行なうことが出来る。
以上、基本的設計について説明した。
次に、前記第1の屈折表面において、遠用度数測定位置F1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれ、DHf、DVfとし、
前記第1の屈折表面において、近用度数測定位置N1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれDHn、DVnとするとき、
DHf+DHn<DVf+DVn、かつ、 DHn<DVn
となる関係式を満足させると共に、前記第1の屈折表面のF1及びN1における表面非点収差成分を、前記第2の屈折表面にて相殺し、前記第1と第2の屈折表面とを合わせて処方値に基づいた遠用度数(Df)と加入度数(ADD)とを与える両面非球面型累進屈折力レンズ において、2種類以上の異なる加入度数に対して同一の前記第1の屈折表面を採用した設計の実施例について説明する。
図21は後述する実施例1〜4の表面屈折力並びに遠用度数及び加入度数をそれぞれ表1〜4に一覧にして示した図である。図21における表1〜4はそれぞれ後述する実施例1〜4に対応しており、表面屈折力と遠用度数、加入度数に関する一覧表である。
これらの表1〜4で用いた項目の意味は下記の通りである。
DVf1:物体側表面の遠用度数測定位置F1における縦方向の表面屈折力
DHf1:物体側表面の遠用度数測定位置F1における横方向の表面屈折力
DVn1:物体側表面の近用度数測定位置N1における縦方向の表面屈折力
DHn1:物体側表面の近用度数測定位置N1における横方向の表面屈折力
DVf2:眼球側表面の遠用度数測定位置F2における縦方向の表面屈折力
DHf2:眼球側表面の遠用度数測定位置F2における横方向の表面屈折力
DVn2:眼球側表面の近用度数測定位置N2における縦方向の表面屈折力
DHn2:眼球側表面の近用度数測定位置N2における横方向の表面屈折力
SPH :遠用度数。ただし説明を簡単にするため、下記近似式を用いた概算値、
(DVf1+DHf1)/2−(DVf2+DHf2)/2 とした。
ADD :加入度数。ただし説明を簡単にするため、下記近似式を用いた概算値、
(DVn1+DHn1)/2−(DVn2+DHn2)/2 −SPH とした。
また、図5〜20はそれぞれ後述する実施例1〜4に対応しており、実施例1〜4の主注視線に沿った表面屈折力分布を表すグラフである。これらの図において、横軸は向って右側がレンズ上方、左側がレンズ下方を、また、縦軸は表面屈折力を表す。ここで、グラフ(1〜4)−(a、b、c、d)−1は物体側表面に対応し、グラフ(1〜4)−(a、b、c、d)−2は眼球側表面に対応している。また、実線のグラフは主注視線に沿った縦方向の表面屈折力分布を表し、点線のグラフは主注視線に沿った横方向の表面屈折力分布を表す。なお、これらは面構成の基本的な違いを説明するグラフであり、周辺部の非点収差除去のための非球面化や、乱視度数対応のための乱視成分付加などの場合などは省略してある。
これらの図5〜20のグラフにおける用語の意味は下記の通りである。
F2:眼球側表面の遠用度数測定位置
N1:物体側表面の近用度数測定位置、
N2:眼球側表面の近用度数測定位置
CV1:物体側表面の主注視線に沿った縦方向の表面屈折力分布を表すグラフ(実線にて表示)
CH1:物体側表面の主注視線に沿った横方向の表面屈折力分布を表すグラフ(点線にて表示)
CV2:眼球側表面の主注視線に沿った縦方向の表面屈折力分布を表すグラフ(実線にて表示)
CH2:眼球側表面の主注視線に沿った横方向の表面屈折力分布を表すグラフ(点線にて表示)
(実施例1−a、実施例1−b、実施例1−c、実施例1−d)
表1及び図5〜8はそれぞれ実施例1−a、実施例1−b、実施例1−c、実施例1−dに対応している。表1のDVf1、DHf1、DVn1、DHn1がそれぞれ同一の値であるにも関わらず、ADDの値が異なっていることからも分かるように、これらの実施例は同一の物体側表面を用いて異なる加入度数を与えた例である。図5〜8においても同様であり、N1における表面非点収差は全てN2における表面非点収差により打ち消されている。また、F1とF2との平均屈折力差である遠用度数はいずれも0.00となっているにも関わらず、N1とN2との平均屈折力差である近用度数は異なっており、それぞれ異なる加入度数+1.00、+2.00、+3.00、+3.50を与えている。
表2及び図9〜12はそれぞれ実施例2−a、実施例2−b、実施例2−c、実施例2−dに対応している。表2のDVf1、DHf1、DVn1、DHn1がそれぞれ同一の値であるにも関わらず、ADDの値が異なっていることからも分かるように、これらの実施例は同一の物体側表面を用いて異なる加入度数を与えた例である。図9〜12においても同様であり、N1における表面非点収差は全てN2における表面非点収差により打ち消されている。また、F1とF2との平均屈折力差である遠用度数はいずれも-1.00となっているにも関わらず、N1とN2との平均屈折力差である近用度数は異なっており、それぞれ異なる加入度数+1.00、+2.00、+3.00、+3.50を与えている。
表3及び図13〜16はそれぞれ実施例3−a、実施例3−b、実施例3−c、実施例3−dに対応している。表3のDVf1、DHf1、DVn1、DHn1がそれぞれ同一の値であるにも関わらず、ADDの値が異なっていることからも分かるように、これらの実施例は同一の物体側表面を用いて異なる加入度数を与えた例である。図13〜16においても同様であり、N1における表面非点収差は全てN2における表面非点収差により打ち消されている。また、F1とF2との平均屈折力差である遠用度数はいずれも+1.00となっているにも関わらず、N1とN2との平均屈折力差である近用度数は異なっており、それぞれ異なる加入度数+1.00、+2.00、+3.00、+3.50を与えている。
表4及び図17〜20はそれぞれ実施例4−a、実施例4−b、実施例4−c、実施例4−dに対応している。表4のDVf1、DHf1、DVn1、DHn1がそれぞれ同一の値であるにも関わらず、ADDの値が異なっていることからも分かるように、これらの実施例は同一の物体側表面を用いて異なる加入度数を与えた例である。図17〜20においても同様であり、N1における表面非点収差は全てN2における表面非点収差により打ち消されている。また、F1とF2との平均屈折力差である遠用度数はいずれも+2.00となっているにも関わらず、N1とN2との平均屈折力差である近用度数は異なっており、それぞれ異なる加入度数+1.00、+2.00、+3.00、+3.50となっている。
また、実施例4に対して実施例1〜3の物体側表面を用いなかったのは、特に遠用度数+2.00、加入度数+3.50の加工において、DHn2が負の値となることを防ぐためである。即ち、本発明の範囲内において、DHn1を深く設定することにより、DHn2が負の値となることを防ぐことが出来る。このような対策をとった実施例4の場合においても、異なる加入度数(+1.00〜+3.50)について同一の物体側表面となっている。
Claims (4)
- 物体側表面である第1の屈折表面と、眼球側表面である第2の屈折表面とに分割配分されている累進屈折力作用を備え、
前記第1の屈折表面において、遠用度数測定位置F1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれ、DHf1、DVf1とし、近用度数測定位置N1における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれDHn1、DVn1とするとき、
DHf1+DHn1<DVf1+DVn1・・・(1)
DHn1<DVn1・・・(2)
の関係式を満足させると共に、前記第1の屈折表面のF1及びN1における表面非点収差成分を、前記第2の屈折表面にて相殺し、前記第1と第2の屈折表面とを合わせて処方値に基づいた遠用度数(Df)と加入度数(ADD)とを与える両面非球面型累進屈折力レンズにおいて、
前記第2の屈折表面において、前記近用度数測定位置N2における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれDHn2、DVn2とするとき、
前記第1の屈折表面として、少なくとも前記DHn1及びDVn1が前記(1)式及び(2)式の関係を満たす互いに異なる値を有する共通の1つの屈折表面を採用し、
前記第2の屈折表面として、前記DHn1と合わせて所望の加入度数(ADD)の横方向屈折力となるようなDHn2の値を選定し、かつ、前記DVn1と合わせて所望の加入度数(ADD)の縦方向屈折力となるようなDVn2の値を選定することによって、
前記第1の屈折表面として共通の1つの屈折表面を採用しながら、複数種類の互いに異なる加入度数(ADD)を有するレンズ群を得るようにしたことを特徴とする両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法。 - 請求項1記載の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法において、
前記第2の屈折表面において、前記遠用度数測定位置F2における横方向の表面屈折力及び縦方向の表面屈折力をそれぞれDHf2、DVf2とするとき、
前記第1の屈折表面として、少なくともDHf1とDVf1とが同一の値を有する共通の1つの屈折表面を採用し、
前記第2の屈折表面として、前記DHf1と合わせて所望の遠用度数(Df)の横方向屈折力となるようなDHf2の値を選定し、かつ、前記DVf1と合わせて所望の遠用度数(Df)の縦方向屈折力となるようなDVf2の値を選定することによって、
前記第1の屈折表面として共通の1つの屈折表面を採用しながら、複数種類の互いに異なる遠用度数(Df)を有するレンズ群を得るようにしたことを特徴とする両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法。 - 請求項1又は2に記載の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法において、
DVn-DVf>ADD/2、かつ、DHn-DHf<ADD/2となる関係式を満足することを特徴とする両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法から設計されたことを特徴とする両面非球面型累進屈折力レンズ群。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007522365A JP4811875B2 (ja) | 2005-06-24 | 2006-06-22 | 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184407 | 2005-06-24 | ||
JP2005184407 | 2005-06-24 | ||
PCT/JP2006/312526 WO2006137489A1 (ja) | 2005-06-24 | 2006-06-22 | 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 |
JP2007522365A JP4811875B2 (ja) | 2005-06-24 | 2006-06-22 | 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006137489A1 JPWO2006137489A1 (ja) | 2009-01-22 |
JP4811875B2 true JP4811875B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=37570516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007522365A Active JP4811875B2 (ja) | 2005-06-24 | 2006-06-22 | 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7731357B2 (ja) |
EP (1) | EP1906227B1 (ja) |
JP (1) | JP4811875B2 (ja) |
KR (1) | KR100950374B1 (ja) |
CN (1) | CN100576020C (ja) |
AU (1) | AU2006260163C1 (ja) |
BR (1) | BRPI0612486B1 (ja) |
RU (1) | RU2373557C2 (ja) |
WO (1) | WO2006137489A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090168015A1 (en) * | 2005-06-20 | 2009-07-02 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique) | Method for providing dual surface progressive addition lens series |
JP4420087B2 (ja) | 2007-08-24 | 2010-02-24 | セイコーエプソン株式会社 | 照明装置及びプロジェクタ |
EP2199845B1 (en) | 2007-10-10 | 2017-12-13 | Hoya Corporation | Progressive refractive power lens manufacturing method and progressive refractive power lens |
AU2008332369B2 (en) | 2007-12-04 | 2011-09-08 | Hoya Corporation | Pair of progressive power lens and method for designing same |
KR101400556B1 (ko) * | 2011-02-18 | 2014-05-28 | 황용익 | 양면 비구면형 누진 렌즈 |
JP2012185449A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Seiko Epson Corp | 累進屈折力レンズ |
JP5805407B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2015-11-04 | イーエイチエス レンズ フィリピン インク | 累進屈折力レンズ |
JP5872785B2 (ja) * | 2011-04-07 | 2016-03-01 | イーエイチエス レンズ フィリピン インク | 累進屈折力レンズの設計方法 |
JP6095271B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2017-03-15 | イーエイチエス レンズ フィリピン インク | レンズセット、レンズ設計方法及びレンズ製造方法 |
JP6002407B2 (ja) * | 2012-03-12 | 2016-10-05 | 株式会社ニコン・エシロール | 眼鏡レンズ、眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズの設計方法 |
JP5948150B2 (ja) * | 2012-05-25 | 2016-07-06 | Hoya株式会社 | 累進屈折力レンズの製造方法 |
CN103246083B (zh) * | 2013-05-29 | 2015-05-27 | 苏州科技学院 | 一种渐进多焦点眼用镜片及其制备方法 |
JP6483147B2 (ja) * | 2014-10-10 | 2019-03-13 | ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd | 累進屈折力レンズ |
JP2019174647A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 伊藤光学工業株式会社 | 眼鏡用レンズ |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06118353A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-28 | Kiyoshi Yamaguchi | 多焦点レンズ |
WO1997019382A1 (fr) * | 1995-11-24 | 1997-05-29 | Seiko Epson Corporation | Verres a focale multiple et a indice de gradient, verres de lunettes, et fabrication de verres a focale multiple et a indice de gradient |
JP2002024316A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-25 | Asahi Optical Co Ltd | 眼鏡レンズの設計方法、製造方法および眼鏡レンズ |
JP2002202482A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-07-19 | Hoya Corp | 眼鏡レンズ製造方法及び眼鏡レンズ並びに眼鏡レンズ供給方法 |
JP2003344813A (ja) * | 2002-05-28 | 2003-12-03 | Hoya Corp | 両面非球面型累進屈折力レンズ |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS493595A (ja) | 1972-04-21 | 1974-01-12 | ||
JPS5484750A (en) | 1977-12-13 | 1979-07-05 | Seiko Epson Corp | Spectacle lens |
EP0809127B9 (en) | 1995-11-24 | 2010-06-23 | Seiko Epson Corporation | Multifocal lens for eyeglasses and eyeglass lens |
DE19701312A1 (de) * | 1997-01-16 | 1998-07-23 | Zeiss Carl Fa | Brillenglas mit sphärischer Vorderseite und multifokaler Rückseite, sowie Verfahren zu seiner Herstellung |
US6149271A (en) * | 1998-10-23 | 2000-11-21 | Innotech, Inc. | Progressive addition lenses |
US6139148A (en) | 1999-02-04 | 2000-10-31 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Progressive addition lenses having regressive surfaces |
US6199984B1 (en) | 1999-03-17 | 2001-03-13 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Progressive addition lenses with varying power profiles |
IL146553A0 (en) | 1999-05-25 | 2002-07-25 | Johnson & Johnson Vision Care | Progressive addition lenses with modified channel power profiles |
US6106118A (en) * | 1999-09-05 | 2000-08-22 | Johnson & Johnson Vision Products, Inc. | Progressive addition lenses |
BR9917280B1 (pt) | 1999-12-22 | 2012-09-18 | processo para produzir um par de lentes corretivas progressivas multifocais e um par de lentes corretivas progressivas multifocais. | |
EP1956417B1 (en) | 2000-10-27 | 2010-09-01 | Hoya Corporation | Spectacle Lens Manufacturing Method and Spectacle Lens Supply System |
US6709105B2 (en) | 2001-04-10 | 2004-03-23 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Progressive addition lenses |
EP1990676B1 (en) | 2002-05-28 | 2012-07-11 | Hoya Corporation | Bi-aspherical type progressive-power lens |
JP3882748B2 (ja) | 2002-12-12 | 2007-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 累進屈折力レンズ |
-
2006
- 2006-06-22 BR BRPI0612486-0A patent/BRPI0612486B1/pt active IP Right Grant
- 2006-06-22 US US11/922,778 patent/US7731357B2/en active Active
- 2006-06-22 WO PCT/JP2006/312526 patent/WO2006137489A1/ja active Application Filing
- 2006-06-22 AU AU2006260163A patent/AU2006260163C1/en active Active
- 2006-06-22 EP EP06767184.2A patent/EP1906227B1/en active Active
- 2006-06-22 RU RU2007145051/28A patent/RU2373557C2/ru active
- 2006-06-22 KR KR1020087000915A patent/KR100950374B1/ko active IP Right Grant
- 2006-06-22 CN CN200680022389A patent/CN100576020C/zh active Active
- 2006-06-22 JP JP2007522365A patent/JP4811875B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06118353A (ja) * | 1992-10-02 | 1994-04-28 | Kiyoshi Yamaguchi | 多焦点レンズ |
WO1997019382A1 (fr) * | 1995-11-24 | 1997-05-29 | Seiko Epson Corporation | Verres a focale multiple et a indice de gradient, verres de lunettes, et fabrication de verres a focale multiple et a indice de gradient |
JP2002024316A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-25 | Asahi Optical Co Ltd | 眼鏡レンズの設計方法、製造方法および眼鏡レンズ |
JP2002202482A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-07-19 | Hoya Corp | 眼鏡レンズ製造方法及び眼鏡レンズ並びに眼鏡レンズ供給方法 |
JP2003344813A (ja) * | 2002-05-28 | 2003-12-03 | Hoya Corp | 両面非球面型累進屈折力レンズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN100576020C (zh) | 2009-12-30 |
JPWO2006137489A1 (ja) | 2009-01-22 |
KR100950374B1 (ko) | 2010-03-29 |
AU2006260163A8 (en) | 2008-04-17 |
CN101203796A (zh) | 2008-06-18 |
KR20080023342A (ko) | 2008-03-13 |
AU2006260163A2 (en) | 2008-06-05 |
EP1906227A4 (en) | 2008-07-30 |
RU2007145051A (ru) | 2009-06-10 |
AU2006260163A1 (en) | 2006-12-28 |
US20090109396A1 (en) | 2009-04-30 |
WO2006137489A1 (ja) | 2006-12-28 |
BRPI0612486B1 (pt) | 2018-06-19 |
US7731357B2 (en) | 2010-06-08 |
EP1906227B1 (en) | 2016-08-10 |
BRPI0612486A2 (pt) | 2012-10-02 |
EP1906227A1 (en) | 2008-04-02 |
AU2006260163B2 (en) | 2011-06-09 |
AU2006260163C1 (en) | 2011-11-03 |
RU2373557C2 (ru) | 2009-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4811875B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズ群の設計方法及び両面非球面型累進屈折力レンズ群 | |
JP4408112B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズおよびその設計方法 | |
JP4437482B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズおよびその設計方法 | |
JP3617004B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズ | |
KR20050004878A (ko) | 양면 비구면형 누진 굴절력 렌즈 | |
US20120086910A1 (en) | Spectacle Lens, Spectacles, and Method for Manufacturing Spectacle Lens | |
CN102650748B (zh) | 渐进屈光力镜片及其设计方法 | |
US7347546B2 (en) | Individual single-vision spectacle lens | |
JP5948150B2 (ja) | 累進屈折力レンズの製造方法 | |
JP2019211543A (ja) | 累進屈折力レンズの設計方法 | |
JP5789108B2 (ja) | 累進屈折力レンズおよびその設計方法 | |
WO2013046677A1 (ja) | 累進屈折力レンズ | |
JP6242013B2 (ja) | 眼鏡レンズ、並びに眼鏡レンズの設計方法、製造方法及び製造システム | |
JP6095271B2 (ja) | レンズセット、レンズ設計方法及びレンズ製造方法 | |
JP4219148B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズ | |
JP4404317B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズおよびその設計方法 | |
JP2006178245A (ja) | 乱視矯正用眼鏡レンズ | |
JP4219352B2 (ja) | 両面非球面型累進屈折力レンズ | |
JP2004309589A (ja) | 累進多焦点レンズ及びその設計方法 | |
JP2011070234A (ja) | 累進屈折力レンズ | |
JP2004309588A (ja) | 累進多焦点レンズ及びその設計方法 | |
JP2013182249A (ja) | レンズセット、レンズ設計方法及びレンズ製造方法 | |
JP2013182250A (ja) | レンズセット、レンズ設計方法及びレンズ製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110421 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110817 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4811875 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |