JP4811300B2 - 脱臭フィルター - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機等の空気流路に設け、主として空気中の悪臭物質を吸着除去する脱臭フィルターに関する。
従来、この種の脱臭フィルターの一例として、方形の升目を備えたネットに活性炭を添着して圧力損失を増やすことなく、脱臭効率を増やす脱臭フィルターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その脱臭フィルターについて図9を参照しながら説明する。
図に示すように、方形の升目を備えたネット101を構成する線材102の周囲のみに接着剤により活性炭103を添着して構成する脱臭フィルター105において、ネット101の升目の中央に開口部104を設け、この開口部104の位置を複数枚のネット101で同一の位置になるように重ねて脱臭フィルター105を構成する。
特開2006−43106号公報
このような従来の脱臭フィルターでは、一旦添着された活性炭が、取り付け、メンテ時等に脱離することがあり、それにより脱臭性能が低下するため、活性炭が脱離しないようにする脱臭フィルターが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、脱臭基材にオーバーコート剤を塗付して活性炭の脱離を防止する機能を持つ脱臭フィルターを提供することを目的としている。
本発明の脱臭フィルターは上記目的を達成するために、脱臭基材は、接着剤を塗付した活性炭保持体に活性炭を保持して構成し、前記脱臭基材にオーバーコート剤を塗付し、前記脱臭基材はカバー材で覆って前記脱臭基材から脱離した前記活性炭の外部への飛び出しを防止し、前記オーバーコート剤によって前記脱臭基材と前記カバー材を接着した構成とする。
この手段により、オーバーコート剤を塗布して活性炭同士を接着して活性炭保持体からの活性炭脱離を防止でき、活性炭に直接触れることを防ぐことができ、活性炭が脱離した場合でも外部への飛び出しを防止でき、風に対するカバー材の揺れを抑制して活性炭の脱離防止を可能にする脱臭フィルターが得られる。
本発明によれば、オーバーコート剤を塗布して活性炭同士を接着して活性炭保持体からの活性炭脱離を防止でき、活性炭に直接触れることを防ぐことができ、活性炭が脱離した場合でも外部への飛び出しを防止でき、風に対するカバー材の揺れを抑制して活性炭の脱離防止を可能にした脱臭フィルターを提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、脱臭基材は、接着剤を塗付した活性炭保持体に活性炭を保持して構成し、前記脱臭基材にオーバーコート剤を塗付し、前記脱臭基材はカバー材で覆って前記脱臭基材から脱離した前記活性炭の外部への飛び出しを防止し、前記オーバーコート剤によって前記脱臭基材と前記カバー材を接着した構成のものであり、オーバーコート剤を塗布して活性炭同士を接着して活性炭保持体からの活性炭脱離を防止でき、脱臭基材を通気性がよく、活性炭を通過させないネット状のカバー材で覆うことにより、取り扱い時、活性炭に直接触れることを防げ、活性炭が脱臭基材から脱離した場合でもネットを通り抜けて外部へ飛び出すことを防止でき、オーバーコート剤で脱臭基材とカバー材を接着して風に対するカバー材の揺れを抑制して活性炭の脱離防止を可能にするという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1〜図8に示すように、黒色の活性炭保持体1は452×202mmの寸法の格子形状で、格子の開口寸法2を10〜14mm、格子の線径3を1〜2.5mmにする。活性炭保持体1の1本毎の線には、ホットメルト4を塗付して1枚の活性炭保持体1に塗付するホットメルト4は2g以上とする。活性炭5は、ヤシ殻を破砕し、90%以上が6−10メッシュの粒度であるものを使用する。この活性炭5に添着剤を塗布し、活性炭保持体1にホットメルト4により接着して脱臭基材6とする。この脱臭基材6は開口部7が大きく取れ、通気性が良い。次に、脱臭基材6に粘着性のあるホットメルト4のオーバーコート剤8をスプレー式により塗付して活性炭5同士あるいは活性炭保持体1と活性炭5を接着する。脱臭基材6は同一形状のものを2枚以上重ねて脱臭基材6格子の開口部7を合わせるようにする。このとき、複数枚の脱臭基材6を固定するために、紐、樹脂或いは金属製の固定部材9を使用するとよい。また、1枚の脱臭基材シート10を折り返して重ねることによって、位置決めをしやすくすることができる。このように作成した脱臭基材6の周囲は、活性炭5を通過させない目サイズのネット状で熱溶着可能な材質のカバー材11によって覆い、カバー材11の4辺を熱溶着12して閉じ、脱臭基材6を閉じ込める。脱臭基材6とカバー材11は脱臭基材6に塗付したオーバーコート剤8によって接着する。ここで、オーバーコートとは、活性炭の表面を接着剤などでコーティングし、活性炭同士、あるいは活性炭と活性炭保持体1との接着を行うことをいう。
上記構成によって、脱臭基材6のオーバーコート剤8が、取り付け、メンテ時や輸送中の振動における活性炭保持体1あるいは脱臭基材6からの活性炭5脱離を防止する効果を発揮し、脱離による脱臭性能低下を起こさないようにする。さらに、風向と平行な方向に更に活性炭5を乗せてオーバーコートすると、圧力損失が上昇せずに活性炭5の量をアップさせることができ、脱臭性能を上げることが可能となる。また、取り扱い時、カバー材11があるため活性炭5に直接触れることを防止し、活性炭5が脱臭基材6から脱離した場合でもカバー材11を通り抜けて外部へ飛び出すことがない。また、複数の脱臭基材6を使用した場合でもカバー材11で覆って1枚の脱臭フィルター13として構成することができる。カバー材11で脱臭基材6を覆っているため、脱臭基材6から活性炭5が脱離した場合でも、活性炭5が外部へ漏れず、使用者が活性炭5に触れることはなく脱臭性能も確保できる。また、脱臭基材6とカバー材11の接着によって、風に対するカバー材11の揺れを抑制して活性炭5の脱離防止を可能にする。
また、ヤシ殻を破砕したもので、90%以上が6−10メッシュのような比較的大きな粒度の活性炭5を、前記の1枚452×202mmの脱臭基材6に添着する。1枚あたりの活性炭5添着料は、125g以上で、この脱臭基材6を2枚重ねた場合、活性炭重量が250g以上となって、添着重量が大きくて圧力損失が20Pa以下の低圧力損失の長寿命を実現できる脱臭フィルター13を得ることができる。
また、脱臭基材6の開口部7を大きくすることによって、複数枚重ね合わせた時のズレによる圧力損失を小さくすることができ、オーバーコートによる圧力損失上昇の影響も小さくなる。
また、添着剤付きの活性炭5を使用することにより、化学吸着でアンモニア、酢酸、アセトアルデヒドの脱臭性能を向上させ、異なる添着剤を塗付した活性炭5を混ぜ合わせて更に脱臭性能を向上させることができる。
また、脱臭基材6を同一形状とすることで2枚以上重ねても格子の開口部7が合って、圧力損失の増加を抑えることができる。さらに、固定部材9を使用して2枚以上の脱臭基材6の開口部7を合わせて動かないように固定することにより、いっそう圧力損失の増加を抑えることができる。また、1枚の脱臭基材シート10を折り返して重ねる構成は、2枚の脱臭基材6を重ねる構成と略同一の材料使用量となるが、脱臭基材6作製の作業工程が1工程減ってコスト合理化を実現できると共に、片側は折り返しで固定されているため脱臭基材6が動きにくくなり位置規制がし易くなり、更に脱臭基材6の折り返し側の反対側を固定するだけで確実に位置規制できる。
なお、オーバーコート剤8には粘着性のあるホットメルト以外にも接着性を有するものについて適用し、粘着性はなくてもよい。
なお、オーバーコートは、スプレー方式以外にオーバーコート剤8を満たした槽に漬けるティップ方式或いはオーバーコート剤8をハケやロール等で塗る方法がある。
なお、本実施の形態では、活性炭保持体1は黒色としているが、白色、着色、透明に変えてもよい。このようにすると黒色である活性炭5の付き具合、ムラが識別できる。
なお、カバー材11は着色したものにするとフィルターを識別可能にすることができる。
なお、本実施の形態では、カバー材11は熱溶着12して接着するとしているが、両面テープ等のシール材を使用して接着してもよい。
また、オーバーコート剤8は脱臭基材6に塗布してカバー材11と接着するとしているが、カバー材11にオーバーコート剤8を塗付してもよい。
なお、活性炭5の粒度は90%以上が6−10メッシュとしているが添着重量によっては90%以上が8−20メッシュ、6−20メッシュ、10−14メッシュのように粒度を変えたものや、単一の粒度の活性炭5を使用してもよい。この場合、保持体1格子の開口寸法2は3〜10mm、格子の線径3は0.5〜2mmのものが適している。
なお、活性炭保持体1は格子形状としているが、開口部の形状が丸、四角、ひし形、歪形状等通気可能な形状であればどのような形状でもよい。
なお、活性炭保持体1は通常樹脂を使用するが、金属等別の材質でも良い。
なお、活性炭5は破砕した活性炭を使用するとしているが、ペレット、粉末等別の形状でも良い。
なお、活性炭5には添着剤を塗付するとしているが、塗付しなくても良い。
なお、固定部材9でなくても活性炭保持体1自身に位置決めリブ等を設けても良い。
なお、固定部材9でなくても脱臭基材6に塗布したオーバーコート剤8にて脱臭基材6の開口部7を合わせて脱臭基材6同士を接着固定しても良い。
なお、脱臭基材6を折り返すのではなく、初めからコの字形状であっても良い。
なお、脱臭基材6の折り返しは2重でなくてもそれ以上に折り返しても良い。
空気清浄機などの空調機器に対し、一旦添着された活性炭が取り扱い等で脱離することによって脱臭性能が低下することを防ぐことが必要な場合に、脱臭基材にオーバーコート剤を塗付という構成を適用できる。
本発明の実施の形態の脱臭フィルターの活性炭保持体の概略図 同脱臭フィルターの活性炭保持体の拡大図 同脱臭フィルターの脱臭基材の概略図 同脱臭フィルターの固定部材を使用したときの概略図 同脱臭フィルターの脱臭基材シートを折り返したときの断面図 同脱臭フィルター概略図 同脱臭フィルターの断面図 同脱臭フィルターの断面拡大図 他の従来の脱臭フィルターの構成図
符号の説明
1 活性炭保持体
2 開口寸法
3 線径
4 ホットメルト
5 活性炭
6 脱臭基材
7 開口部
8 オーバーコート剤
9 固定部材
10 脱臭基材シート
11 カバー材
12 熱溶着
13 脱臭フィルター

Claims (1)

  1. 脱臭基材は、接着剤を塗付した活性炭保持体に活性炭を保持して構成し、前記脱臭基材にオーバーコート剤を塗付し、前記脱臭基材はカバー材で覆って前記脱臭基材から脱離した前記活性炭の外部への飛び出しを防止し、前記オーバーコート剤によって前記脱臭基材と前記カバー材を接着した脱臭フィルター。
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