JP4810004B2 - 多重化伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多重化伝送装置に関し、特に多重化機能を有する時分割交換機においてアイドルパターンを挿入するためのアイドルパターン挿入方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の多重化伝送装置では、装置間で伝送品質の監視を行っており、回線未使用時には受信側で不要な監視アラームを検出しないようにするアイドルパターンを挿入している。そのアイドルパターンの挿入方法として、従来は図31のような方式が用いられていた。図31に従来のアイドルパターン挿入のための構成を示す。
【0003】
図31を参照すると、主信号をL×Lスイッチを使用して(Lは2以上の整数)時分割交換する装置において、入力データ16を入力としてL本のデータ7に時分割する時分割部5と、L本のデータ7を入力として主信号処理してL本のデータ9を出力する主信号処理部1と、L本のデータ9を入力として出力データ17に時多重およびOH(オーバヘッド)バイト等を挿入する時多重部6と、データ9に挿入するアイドルパターンを生成するアイドルパターン生成部2と、アドレス14およびデータ15を用いて上位システム4とインタフェースし主信号処理部1に対して制御バス10および制御バス11を生成する制御メモリ部3と、全体を上位で制御する上位システム4とが設けられている。
【0004】
主信号処理部1内では、制御バス10によりL本の入力データ7から1本を選択するスイッチ部101が信号の切り替え数L個設けられており、また、制御バス11によりデータ8とアイドルパターン生成部で生成されたパターンAのどちらかを選択するセレクタ102がアイドルパターン挿入数分M個設けられている。
【0005】
次に、図31の構成の動作を説明する。出力データ17内のある回線(例えば、データ9の#k)を回線使用する場合、上位システム4から回線#kの回線選択を行うアドレス14とデータ15を、回線#kの回線使用を宣言するアドレス14とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし回線#kに対する制御と認識し、回線#kの回線選択を行うデータ15の内容を制御バス10に挿入してスイッチ101へ転送する。同様に回線#kの回線使用を宣言するデータ15を制御バス11に挿入してセレクタ102へ転送する。スイッチ101_ #kは制御バス10によりL本のデータ7のうち1本を選択してデータ8を出力する。その後、回線#kに対応するセレクタ102は制御バス11によりデータ8を選択しデータ9_ #kを出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0006】
次に、出力データ9のある回線(例えば#1〜#P)を未使用にし、代わりにアイドルパターンAを挿入する場合、上位システム4から回線#1〜#Pの回線未使用を宣言するアドレス14とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし回線#1〜#Pに対する制御を認識し、回線#1〜#Pの回線未使用を宣言するデータ15を制御バス11に挿入してセレクタ102へ転送する。回線#1〜#Pに対応するセレクタ102は制御バス11によりパターンAを選択し出力データ9_ #1〜#Pを出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0007】
図31の従来例では、アイドルパターンが1種類の場合であるが、近年の情報の大容量化およびデバイスの進歩により高密度の多重化が要求され、それに伴い多重化則に適応したサイズのアイドルパターンが規定されてきている。そこで装置として各サイズのアイドルパターンをサポートする必要がある。
【0008】
図32に、従来の生成回路で2種類のアイドルパターンをサポートした構成を示す。主信号をL×Lスイッチによりスイッチングする装置において、入力データ16を入力としてL本のデータ7に時分割する時分割部5と、L本のデータ7を入力として主信号処理してL本のデータ9を出力する主信号処理部1と、L本のデータ9を入力として出力データ17に時多重およびOHバイト等を挿入する時多重部6と、挿入するアイドルパターンを生成するアイドルパターン生成部2と、上位システム4とアドレス14およびデータ15によりインタフェースし主信号処理部1に対する制御バス10および制御バス11を生成する制御メモリ部3と、全体を上位で制御する上位システム4とが設けられている。
【0009】
主信号処理部1内では、制御バス10によりL本の入力データ7から1本を選択するスイッチ部101が信号のスイッチ数L個設けられており、また、制御バス11によりスイッチ101から出力したデータ8とアイドルパターン生成部2内のアイドルパターンA生成部201で生成されたパターンAのどちらかを選択するセレクタ102が、アイドルパターン挿入数分M個設けられている。
【0010】
また、制御バス11によりセレクタ102から出力したデータ12とアイドルパターン生成部内のアイドルパターンB生成部202で生成されたパターンBのどちらかを選択するセレクタ103が、アイドルパターンB挿入数分N個設けられている。
【0011】
次に、アイドルパターン生成部2内では、アイドルパターンAのサイズ分のパターンジェネレータを搭載してアイドルパターンAを生成するアイドルパターンA生成部201と、アイドルパターンBのサイズ分のパターンジェネレータを搭載してアイドルパターンBを生成するアイドルパターンB生成部202とを有する。
【0012】
次に、図32の動作を説明する。図33に上位システムから制御するアドレス14に対するデータ15のビット(bit)割付を示す。出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#k)を回線使用する場合、上位システム4からアドレス14(図33:アドレス値=k)と対応するデータ15(図33:回線使用時参照)が転送されてくる。また、回線#kの回線使用を宣言するためアドレス14(図33:アドレス値=L+k’およびL+M+k”)と対応するデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。
【0013】
制御メモリ部3は、アドレス14をデコードしアドレスkに対する制御を認識し、アドレス値(k)のデータ15内の入力データ選択制御を制御バス10に挿入してスイッチ101へ転送する。同様に、アドレス14をデコードしアドレスL+k’に対する制御を認識し、アドレス値(L+k’)のデータ15内を制御バス11に挿入してセレクタ102へ転送する。同様に、アドレス14をデコードしアドレスL+M+k”に対する制御を認識し、アドレス値(L+M+k”)のデータ15内を制御バス13に挿入してセレクタ103へ転送する。
【0014】
スイッチ101_ #kは制御バス10によりL本の入力データ7のうち1本を選択してデータ8を出力する。その後、回線#kに対応するセレクタ102,103は制御バス11によりデータ8を選択して出力データ#9を出力する。最後に、時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に出力する。但し、k’は{k/(L/M)の整数部分}+1であり、k”は{k/(L/N)の整数部分}+1である。
【0015】
次に、データ9の回線(例えば#k〜#(k+(L/M)))を未使用にしアイドルパターンAを挿入したい場合、上位システム4からアイドルパターンAに対するアドレス14(図33:アドレス値=L+k’)とデータ15を、アイドルパターンBに対するアドレス14(図33:アドレス値=L+M+k”)とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3はアドレス14をデコードしL+k’に対する制御を認識し、アドレス値(L+k’)のデータ15のパターンA選択制御を制御バス11に挿入してセレクタ102へ転送する。
【0016】
同様に、アドレス14をデコードしアドレス値(L+M+k”)に対する制御を認識し、アドレス値(L+M+k”)のデータ15のデータ12選択制御を制御バス13に挿入してセレクタ103へ転送する。#k〜#(k+(L/M))に対応するセレクタ102は制御バス11によりパターンAを選択し、同様に、#kに対応するセレクタ103は制御バス13によりデータ12を選択しデータ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0017】
次に、データ9の回線(例えば#k〜#(k+(L/N)))を未使用にしアイドルパターンBを挿入したい場合、上位システム4からアイドルパターンBに対するアドレス14(図33:アドレス値=L+M+k”)とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードしL+M+k”に対する制御を認識し、アドレス値(L+M+k”)のデータ15のパターンB選択制御を制御バス13に挿入してセレクタ103へ転送する。#k〜#(k+(L/N))に対応するセレクタ103は制御バス13によりパターンBを選択しデータ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
図32の例はアイドルパターン2種をサポートした場合であり、通常サポートするアイドルパターン毎に各々カウンタを含むパターン生成回路を持つ必要があるため、サポートするアイドルパターンの種類が多種になるほどパターン生成回路の回路規模が増大するという問題がある。特に、アイドルパターンのパターン長が長い場合や回路規模の制限が厳しい場合は深刻な問題となる。また切り替えるセレクタも追加されることになる。
【0019】
さらに高密度の多重化要求が加速され、より大容量サイズのアイドルパターンが規定されることが予想される。そのたびにLSI等の再開発で回路を追加してはコストが発生して原価があがってしまうという問題点がある。
【0020】
本発明の主な目的は、回線未使用時に挿入するアイドルパターンに関して、サポートする大容量のアイドルパターン生成回路の回路規模増大を抑制することが可能な多重化伝送装置を提供することである。
【0021】
本発明の他の目的は、多重化則の大容量化に関して、多重化則に基づく大容量サイズのアイドルパターン追加にフレキシブルに対応することが可能な多重化装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、L本(Lは2以上の整数)の入力データを、予め定められたビット単位で、L本の出力にスイッチングするスイッチ手段と、前記データのアイドル部分へ挿入すべきアイドルパターンを生成するアイドルパターン生成手段と、前記L本の出力の1本と前記アイドルパターンとをそれぞれ入力としてその一つを出力するL個の選択手段と、これ等選択手段のL本の出力を時多重して出力する多重手段とを含む多重化伝送装置であって、
前記アイドルパターン生成手段は、前記アイドルパターンを前記スイッチ手段の切替え単位であるスイッチ単位に分割した複数の断片パターンを生成するよう構成されていることを特徴とする多重化伝送装置が得られる。
【0023】
そして、前記L個の選択手段の各々は、前記複数の断片パターンと前記L本の出力の各1本とをそれぞれ入力としてその一つを出力するよう構成されていることを特徴とし、また前記アイドルパターンが、前記スイッチ単位で見た場合に、先頭の基本パターンを除きそれ以降は同一パターンの連続であり、前記アイドルパターン生成手段は、前記断片パターンとして、前記基本パターンと前記スイッチ単位で分割したパターンとからなることを特徴とする。
【0024】
本発明の作用を述べる。多重化伝送装置において、回線未使用時に不要なアラームを検出しないように挿入するアイドルパターンにおいて、当該パターンの各サイズ共通点は、パターンをスイッチの切替え単位(52Mb/s)まで時分割したときに、多重先頭に基本パターンがありそれ以降は同一パターンの連続であることに着目して、各生成アイドルパターン毎にカウンタを含むパターンジェネレータを搭載せず、スイッチ単位に分割した断片パターンを必要数のみ生成し挿入する。最後に、後段のインタフェース盤で多重されその時に初めて所望するアイドルパターンが形成されるようにしたものである。よって、アイドルパターンのサイズに依存しないでアイドルパターンを挿入できるという特徴がある。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態のブロック図であり、図31,32と同等部分は同一符号にて示している。本発明の実施の形態においては、主信号をL×Lスイッチする装置において、入力データ16を入力としてL本のデータ7に時分割する時分割部5と、L本のデータ7を入力として主信号処理してL本のデータ9を出力する主信号処理部1と、L本のデータ9を入力として出力データ17に対し時多重およびOHバイト等を挿入する時多重部6と、データ9に挿入する断片パターン(a,a’,…)を生成するアイドルパターン生成部2と、アドレス14およびデータ15を用いて上位システム4とインタフェースし主信号処理部1に対して制御バス10および制御バス11を生成する制御メモリ部3と、全体を上位で制御する上位システム4とが設けられている。
【0026】
主信号処理部1内においては、制御バス10によりL本のデータ7から1本を選択しデータ8を出力するスイッチ101がL個存在しており、所定のビット単位でデータ切替えをなすL×Lスイッチが構成されている。制御バス11によりデータ8と断片パターン(a,a’,…)の合計R本のうちどれか1本を選択するセレクタ102がL個設けられている。
【0027】
アイドルパターン生成部2には、スイッチ(約52Mb/s)単位のカウンタを持つ断片パターンaを生成する断片パターンa生成部201と、同じくスイッチ単位のカウンタを持つ断片パターンa’を生成する断片パターンa’生成部202とが設けられている。
【0028】
図2に本発明の断片パターン多重によるアイドルパターン生成方式を示す。アイドルパターンAとアイドルパターンBの共通点は、各アイドルパターンをスイッチ単位まで時分割したときに、多重先頭に基本パターンa(1〜p個または1〜q個)の連続パターンがあり、それ以降は同一パターンa’の連続である。この特徴に着目して、各アイドルパターンをサポートするには、スイッチ単位の断片パターンを必要数(図2では断片パターンaと断片パターンa’の2種類)の生成回路を有する。
【0029】
以下、図1の構成の動作について説明する。まず最初に、入力データ16を入力し時分割部5で時分割してL本のデータ7を主信号処理部1に出力する。図3に上位システム4から制御するアドレス14とそのアドレスに対応したデータ15のbit割付例を示す。
【0030】
出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#k)を回線使用する場合、上位システム4からアドレス14とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、制御バス10にスイッチ101_#kに対する選択制御を挿入してスイッチ101へ転送する。また回線使用制御を制御バス11に挿入してセレクタ102へ転送する。スイッチ101_ #kは制御バス10を受け、L本の入力データ7のうち1本を選択してデータ8を出力する。セレクタ102_ #kは制御バス11を受け、データ8および各種断片パターンの中からデータ8を選択しデータ9_ #kを出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重しOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0031】
次に、出力データ9のある回線(例えば#(k+1)〜#(k+P))を未使用にし、代わりにアイドルパターンAを挿入する場合についての動作を説明する。上位システム4からアドレス14とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、セレクタ102_ #(k+1)〜#(k+p)に対してパターンa選択制御を制御バス11に挿入して転送する。同様にセレクタ102_ #(k+p+1)〜#(k+P)に対してパターンa’選択制御を制御バス11に挿入して転送する。セレクタ102_ #(k+1)〜#(k+p)は制御バス11を受け、断片パターンaを選択出力し、セレクタ102_ #(k+p+1)〜#(k+P)は制御バス11を受け断片パターンa’を選択出力する。以上で生成されたデータ9_ #(k+1)〜#(k+P)は後段の時多重部6により時多重しOHバイトを挿入して、出力データ17にアイドルパターンAが生成される。
【0032】
次に、出力データ9のある回線(例えば#(k+1)〜#(k+Q))を未使用にし、代わりにアイドルパターンBを挿入する場合についての動作を説明する。上位システム4からアドレス14とデータ15を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、セレクタ102_ #(k+1)〜#(k+q)に対してパターンa選択制御を制御バス11に挿入して転送する。同様に、セレクタ102_ #(k+q+1)〜#(k+Q)に対してパターンa’選択制御を制御バス11に挿入して転送する。セレクタ102_ #(k+1)〜#(k+q)は制御バス11を受け、断片パターンaを選択出力し、セレクタ102_ #(k+q+1)〜#(k+Q)は制御バス11を受け、断片パターンa’を選択出力する。以上で生成されたデータ9_ #(k+1)〜#(k+Q)は後段の時多重部6により時多重しOHバイトを挿入して、出力データ17にアイドルパターンBが生成される。
【0033】
なお、上位システム4から主信号処理実行状態を読み出すとき、本発明の設定方式では、ハードウェア的な実行状態(断片パターン種類および回線使用未使用)しか読めず、アイドルパターン種類や区間を読み出すことができない。そこでアイドルパターン挿入時に発生する空きビットにアイドルパターン種類識別bitをメモリできるようにしておくことで、従来のアイドルパターン設定方法と同じように実行状態を読み出すことが出来る。
【0034】
【実施例】
以下に、本発明の具体的実施例を図面を用いて説明する。本実施例では、主信号を768×768スイッチによりスイッチングする装置である。図4を参照すると、入力データ16を入力として768本のデータ7に時分割する時分割部5と、768本のデータ7を入力として主信号処理して768本のデータ9を出力する主信号処理部1と、768本のデータ9を入力として出力データ17に時多重する時多重部6と、挿入する断片パターン(1’,2’…,7’)を生成するアイドルパターン生成部2と、アドレス14およびデータ15を用いて上位システム4とインタフェースし主信号処理部1に対して制御バス10および制御バス11を生成する制御メモリ部3と、全体を上位で制御する上位システム4とが設けられている。
【0035】
主信号処理部1内には、制御バス10により768本のデータ7から1本を選択しデータ8を出力するスイッチ101が768個存在し、制御バス11によりデータ8と、本装置の異常時に下流に挿入する‘1’固定のAIS(アラームインジケータシグナル)と、断片パターン(1’,2’…,7’)のどれかを選択するセレクタ102が768個存在する。また、アイドルパターン生成部2内では、スイッチ単位の7種類の断片パターンを生成する断片パターン生成部201〜207が存在する。
【0036】
図4のサポートするアイドルパターンは、サイズの違いだけでなく異なる規格も対応させるために、下記のように合計15種類のアイドルパターンをサポートする。
【0037】
SONET(Synchronous Optical Network )規格
(1)STS(Synchronous Transport Signal)−1サイズアイドルパターン(約52Mb/s)
(2)STS−3cサイズアイドルパターン(約155Mb/s)
(3)STS−12cサイズアイドルパターン(約622Mb/s)
(4)STS−48cサイズアイドルパターン(約2.4Gb/s)
(5)STS−192cサイズアイドルパターン(約9.6Gb/s)。
【0038】
ITU−T規格
(6)STM(Synchronous Transfer Mode )−0[VC(Virtual Container )3]サイズアイドルパターン(約52Mb/s)
(7)STM−1[VC4]サイズアイドルパターン(約155Mb/s)
(8)STM−4[VC4−4c]サイズアイドルパターン(約622Mb/s)
(9)STM−16[VC4−16c]サイズアイドルパターン(約2.4Gb/s)
(10)STM−64[VC4−64c]サイズアイドルパターン(約9.6Gb/s)。
【0039】
国内仕様
(11)STM−0[VC3]サイズアイドルパターン(約52Mb/s)
(12)STM−1[VC4]サイズアイドルパターン(約155Mb/s)
(13)STM−4[VC4−4c]サイズアイドルパターン(約622Mb/s)
(14)STM−16[VC4−16c]サイズアイドルパターン(約2.4Gb/s)
(15)STM−64[VC4−64c]サイズアイドルパターン(約9.6Gb/s)。
【0040】
上記の15種類を全てスイッチ単位(約52Mb/s)に分割した断片パターンを考えると、図5〜11の7種類の断片パターンを用いて、図12〜26の多重方法で15種類全てのアイドルパターンが生成できる。そこで、アイドルパターン生成部には、7種類の断片パターン生成回路のみ搭載する。
【0041】
以下、図4の本実施例の動作について説明する。まず最初に、入力データ16を入力し時分割部5で時分割して768本のデータ7を主信号処理部1へ出力する。図27に上位システム4から制御するアドレス14と対応するデータ15のbit割付を示す。
【0042】
出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#k)を使用する場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=k)とデータ15(回線使用bit(b10)=1および入力データ7_ #k選択)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし回線#kに対する制御と認識した後、データ15内のスイッチ101_ #kの選択制御bitを制御バス10に挿入してスイッチ101へ転送する。
【0043】
同様に、同データ15の回線使用bitから制御バス11にデータ値(データ8を選択)を挿入してセレクタ102へ転送する。スイッチ101_ #kは制御バス10を受け、768本の入力データ7のうち1本を選択してデータ8を出力する。その後段のセレクタ102_ #kは制御バス11を受け、データ8、AIS、断片パターンの9本からデータ8を選択し出力データ#kを出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。次に、出力データ9の回線(例えば#1〜)を未使用にし各アイドルパターンを挿入した時の設定方法等を説明する。図28にセレクタ102の真理値表を示す。
【0044】
まず最初に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1)に対して(1)のSONET規格STS−1アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=001)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1に対する制御と認識した後、セレクタ102_ #1に対する断片パターン1’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン1’を選択して出力データ9_ #1を出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0045】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#3)に対して(2)のSONET規格STS−3cアイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=001)を、アドレス14(アドレス値=2,3)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=010)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#3に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン1’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2#3に対する断片パターン2’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン1’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#3は制御バス11を受け、断片パターン2’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#3を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(2)のアイドルパターンが生成される。
【0046】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#12)に対して(3)のSONET規格STS−12cアイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=001)を、アドレス14(アドレス値=2〜12)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=010)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#12に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン1’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#12に対する断片パターン2’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン1’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#12は制御バス11を受け、断片パターン2’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#12を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(3)のアイドルパターンが生成される。
【0047】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#48)に対して(4)のSONET規格STS−48cアイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=001)を、アドレス14(アドレス値=2〜48)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=010)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#48に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン1’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#48に対する断片パターン2’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン1’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#48は制御バス11を受け、断片パターン2’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#48を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(4)のアイドルパターンが生成される。
【0048】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#192)に対して(5)のSONET規格STS−192cアイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=001)を、アドレス14(アドレス値=2〜192)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=010)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#192に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン1’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#192に対する断片パターン2’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン1’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#192は制御バス11を受け、断片パターン2’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#192を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(5)のアイドルパターンが生成される。
【0049】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1)に対して(6)のITU−T規格STM−0アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=011)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1に対する制御と認識した後、セレクタ102_ #1に対する断片パターン3’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン3’を選択して出力データ9_ #1を出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0050】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#3)に対して(7)のITU−T規格STM−1アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=011)を、アドレス14(アドレス値=2,3)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=100)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#3に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン3’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#3に対する断片パターン4’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン3’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#3は制御バス11を受け、断片パターン4’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#3を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(7)のアイドルパターンが生成される。
【0051】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#12)に対して(8)のITU−T規格STM−4アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=011)を、アドレス14(アドレス値=2〜12)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=100)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#12に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン3’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#12に対する断片パターン4’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン3’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#12は制御バス11を受け、断片パターン4’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#12を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(8)のアイドルパターンが生成される。
【0052】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#48)に対して(9)のITU−T規格STM−16アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=011)を、アドレス14(アドレス値=2〜48)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=100)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#48に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン3’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#48に対する断片パターン4’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン3’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#48は制御バス11を受け、断片パターン4’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#48を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(9)のアイドルパターンが生成される。
【0053】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#192)に対して(10)のITU−T規格STM−64アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=011)を、アドレス14(アドレス値=2〜192)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=100)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#192に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン3’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#192に対する断片パターン4’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン3’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#192は制御バス11を受け、断片パターン4’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#192を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(10)のアイドルパターンが生成される。
【0054】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1)に対して(11)の国内仕様STM−0アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=101)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1に対する制御と認識した後、セレクタ102_ #1に対する断片パターン5’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン5’を選択して出力データ9_ #1を出力する。最後に時多重部6でデータ9を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17を出力する。
【0055】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#3)に対して(12)国内仕様STM−1アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=101)を、アドレス14(アドレス値=2,3)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=110)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#3に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン5’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #2〜#3に対する断片パターン6’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン5’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#3は制御バス11を受け、断片パターン6’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#3を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(12)のアイドルパターンが生成される。
【0056】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#12)に対して(13)の国内仕様STM−4アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=101)を、アドレス14(アドレス値=2〜4)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=111)を、アドレス14(アドレス値=5〜12)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=110)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#12に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン5’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様にセレクタ102_ #2〜#4に対する断片パターン7’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #5〜#12に対する断片パターン6’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン5´を選択し、同様にセレクタ102- #2〜#4は制御バス11を受け、断片パターン7’を選択し、同様にセレクタ102_ #5〜#12は制御バス11を受け、断片パターン6’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#12を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(13)のアイドルパターンが生成される。
【0057】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#48)に対して(14)の国内仕様STM−16アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=101)を、アドレス14(アドレス値=2〜16)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=111)を、アドレス14(アドレス値=17〜48)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=110)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#48に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン5’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様にセレクタ102_ #2〜#16に対する断片パターン7’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #17〜#48に対する断片パターン6’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ12_ #1は制御バス11を受け、断片パターン5’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#16は制御バス11を受け、断片パターン7’を選択し、同様にセレクタ102_ #17〜#48は制御バス11を受け、断片パターン6’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#48を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(14)のアイドルパターンが生成される。
【0058】
次に、出力データ17内のある回線(例えばデータ9の#1〜#192)に対して(15)の国内仕様STM−64アイドルパターンを挿入したい場合、上位システム4からアドレス14(アドレス値=1)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=101)を、アドレス14(アドレス値=2〜64)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=111)を、アドレス14(アドレス値=65〜192)とデータ15(回線使用bit(b10)=0およびパターン選択bit(b2−0)=110)を制御メモリ部3に対し出力する。制御メモリ部3は、アドレス14をデコードし#1〜#192に対する制御と認識し、セレクタ102_ #1に対する断片パターン5’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様にセレクタ102_ #2〜#64に対する断片パターン7’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。同様に、セレクタ102_ #65〜#192に対する断片パターン6’選択制御を制御バス11に挿入し転送する。セレクタ102_ #1は制御バス11を受け、断片パターン5’を選択し、同様にセレクタ102_ #2〜#64は制御バス11を受け、断片パターン7’を選択し、同様にセレクタ102_ #65〜#192は制御バス11を受け、断片パターン6’を選択して出力データ9を出力する。最後に時多重部6でデータ9の#1〜#192を時多重およびOHバイトを挿入してデータ17に(15)のアイドルパターンが生成される。
【0059】
断片パターンを設定する方法は上位システムから主信号処理部1(または制御メモリ部3)の実行状態を読み出すときに読める値が断片パターン種類だけなのでアイドルパターンの先頭箇所やパターンサイズを読み出すことができない。そこで、図29のようにアイドルパターン挿入時にはハードウェアで使用しない空きビットが存在するのでその空いた箇所に上記の先頭箇所およびパターンサイズをメモリできるようにしておくことで従来例のような各アイドルパターンを設定するのと同等の実行状態を読み出すことが出来る。
【0060】
最後に、効果として図30のように52Mカウンタを1と換算すると、従来例では768必要となるのに対し、本発明構成では7のみで構成できるため大幅な回路削減ができる。なお、本発明が上記実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲において、実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、アイドルパターン生成回路について、カウンタを含むパターンジェネレータ回路の回路規模を削減でき、特に大容量サイズのアイドルパターンをサポートするときには極めて有効である。その理由は、従来は各アイドルパターン毎にパターンジェネレータを搭載しており、大容量サイズのアイドルパターンを多種類サポートすると回路規模が増大していたが、本発明では、スイッチ単位(52Mb/s)に分割した断片パターンの組み合わせ多重を行う方式により、小容量のパターンジェネレータ回路が数種類ですむので、回路規模が大幅に減する効果が得られる。
【0062】
また、各大容量のアイドルパターンのサポート追加が容易である。その理由は、従来は各アイドルパターン毎に固有のパターンジェネレータを搭載していたため、アイドルパターンの追加は、LSI等のハードウェア再開発を必要としたが、本発明ではスイッチ単位の数種類の断片パターンを共有し組み合わせ多重する空であり、その組み合わせの制御は、上位システムから多重数を増やす設定をするだけなので、アイドルパターンの追加がソフトウェア的にフレキシブルに対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイドルパターン挿入回路を示すブロック図である。
【図2】図1における断片パターン多重によるアイドルパターン生成方法を示す図である。
【図3】図1におけるアドレス14に対するデータ15のビット割付を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4の実施例における断片パターン1’を示す図である。
【図6】図4の実施例における断片パターン2’を示す図である。
【図7】図4の実施例における断片パターン3’を示す図である。
【図8】図4の実施例における断片パターン4’を示す図である。
【図9】図4の実施例における断片パターン5’を示す図である。
【図10】図4の実施例における断片パターン6’を示す図である。
【図11】図4の実施例における断片パターン7’を示す図である。
【図12】図4の実施例におけるSONET 規格STS-1 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図13】図4の実施例におけるSONET 規格STS-3cアイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図14】図4の実施例におけるSONET 規格STS-12c アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図15】図4の実施例におけるSONET 規格STS-48c アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図16】図4の実施例におけるSONET 規格STS-192cアイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図17】図4の実施例におけるITU-T 規格STM-0 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図18】図4の実施例におけるITU-T 規格STM-1 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図19】図4の実施例におけるITU-T 規格STM-4 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図20】図4の実施例におけるITU-T 規格STM-16アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図21】図4の実施例におけるITU-T 規格STM-64アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図22】図4の実施例における国内仕様STM-0 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図23】図4の実施例における国内仕様STM-1 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図24】図4の実施例における国内仕様STM-4 アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図25】図4の実施例における国内仕様STM-16アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図26】図4の実施例における国内仕様STM-64アイドルパターンと多重方法を示す図である。
【図27】図4の実施例におけるアドレス5に対するデータ6のビット割付を示す図である。
【図28】図4の実施例におけるセレクタ102動作説明を示す図である。
【図29】図4の実施例における上位システムからの読み出しを考慮したビット割り付けを示す図である。
【図30】図4の実施例における従来例と比較したときの効果を示す図である。
【図31】従来のアイドルパターン挿入回路を示すブロック図である。
【図32】図31におけるアイドルパターンを多種サポートした場合を示すブロック図である。
【図33】図32におけるアドレス5に対するデータ6のビット割付を示す図である。
【符号の説明】
1 主信号処理部
2 アイドルパターン生成部
3 制御メモリ部
4 上位システム
5 時分割部
6 時多重部
7〜9,15 データ
10,11 制御バス
14 アドレス
16 入力データ
17 出力データ
101 スイッチ
102 セレクタ
201 断片パターンa生成部
202 断片パターンa’生成部
Claims (3)
- L本(Lは2以上の整数)の入力データを、予め定められたビット単位で、L本の出力にスイッチングするスイッチ手段と、前記データのアイドル部分へ挿入すべきアイドルパターンを生成するアイドルパターン生成手段と、前記L本の出力の1本と前記アイドルパターンとをそれぞれ入力としてその一つを出力するL個の選択手段と、これ等選択手段のL本の出力を時多重して出力する多重手段とを含む多重化伝送装置であって、
前記アイドルパターン生成手段は、前記アイドルパターンを前記スイッチ手段の切替え単位であるスイッチ単位に分割した複数の断片パターンを生成するよう構成されていることを特徴とする多重化伝送装置。 - 前記L個の選択手段の各々は、前記複数の断片パターンと前記L本の出力の各1本とをそれぞれ入力としてその一つを出力するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の多重化伝送装置。
- 前記アイドルパターンが、前記スイッチ単位で見た場合に、先頭の基本パターンを除きそれ以降は同一パターンの連続であり、前記アイドルパターン生成手段は、前記断片パターンとして、前記基本パターンと前記スイッチ単位で分割したパターンとからなることを特徴とする請求項2記載の多重化伝送装置。
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