JP4809707B2 - カテーテル導入用具および薬液注入システム - Google Patents

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Description

本発明は、血管に薬液を注入するための薬液注入用具に関し、特に、カテーテルが血管に留置される薬液注入用具に関する。
患者に対する薬液の注入時間が短いときは、中空の先鋭な金属針を血管に穿刺して行われることが多いが、注入時間が長時間になる場合には、血管を傷つけるのを防止するため、しばしば、柔らかいカテーテル等の留置針を血管内に留置して、これを通して薬液の投与が行われる。
また、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、超音波診断装置、アンギオ装置、MRA(MR Angio)装置等により医療画像を得る際に、診断精度を向上させる目的で、血管に造影剤を注入する。このような場合にも、留置針が使用される。
図15に示すように、留置針10は、先端が外針と内針の二重針となっており、中空で柔軟なカテーテル11(外針;カニューレとも言われる)とこのカテーテルに挿入されている金属製の硬質の内針12を有し、内針12は、ワイヤー(図示せず)によりタブ14に接続されている。カテーテル11は、カテーテルハブ16に固定され、接続ポートベース18にチューブ13により接続している。チューブ13も柔らかいプラスチック材料で形成されている。留置針を使用するとき、カテーテル11に内針12が挿入された状態で、被験者に穿刺し、その後タブ14を引くと、内針12が引き抜かれ、柔らかなカテーテル11が血管内に留置される。延長チューブ接続ポート15に延長チューブ(図示せず)が接続され、その反対末端に連結されている注入装置から、造影剤等の薬液が注入される。
図16は、カテーテル11が血管内に留置されている様子を示したものである。図15では、被験者への固定をカテーテルハブ部に翼17が付いている例を示したが、例えば、特開平10−15074号公報(特許文献1)、特開平10−028739号公報(特許文献2)等のように、カテーテルのベース部分が円筒状の留置針構造も知られている。
ところで、薬液注入用に使用されるカテーテル11の長さは、19mm、25mm、32mm等が一般的である。留置針を穿刺するときには、カテーテルハブを指先で把持する。従って、カテーテルハブから針先までの距離が短い方が、針先が安定するので、短いカテーテルの方が穿刺し易い。しかし、カテーテルが短い場合には、長いカテーテルと比べて、血管から脱落し易いという問題がある。
特開平10−15074号公報 特開平10−028739号公報
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、穿刺しやすく、かつカテーテルが血管に留置されている間に脱落し難いカテーテル導入用具を提供することを目的とする。
本発明は、以下の事項に関する。
1. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
前記カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、第1の状態でカバーされた部分が露出している第2の状態へと変化させることが可能で、前記カテーテルより硬質の材料で形成されたニードルガイドを有することを特徴とするカテーテル導入用具。
2. 前記ニードルガイドは取り外し可能であって、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記第1の状態が前記ニードルガイドをはめた状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを外した状態であることを特徴とするする上記1記載のカテーテル導入用具。
3. 前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆い、下方に切れ目を有する空洞を備えた胴部と、この胴部の外面上方に備えられた2つのつまみを有し、このつまみを力を加えて把持することで前記切れ目が大きくなり前記ニードルガイドを前記カテーテルから取り外しが可能になることを特徴とする上記2記載のカテーテル導入用具。
4. 前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルに沿ってスライドして前記カテーテルハブ内に収納可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブから引き出した状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブ内に収納した状態であることを特徴とするする上記1記載のカテーテル導入用具。
5. 前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルに沿ってスライドして前記カテーテルハブの先端をキャップすることが可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブから引き出した状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブの先端をキャップした状態であることを特徴とするする上記1記載のカテーテル導入用具。
6. 前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルハブの先端付近を支点として開閉することが可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを閉じて前記カテーテルハブを覆った状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを開いて前記カテーテルの根元部分を露出した状態であることを特徴とするする上記1記載のカテーテル導入用具。
7. 前記カテーテルハブが、
略平面の底面、および
指先にて左右から把持可能な左右側面部
を有することを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
8. 前記カテーテルハブの後端に設けられ、前記内針が挿通されている可とう性チューブと、
直管およびこの直管から分岐している側管を備え、前記可とう性チューブがその前端に固定され、前記内針が前記直管に挿通されている分岐管と、
前記分岐管の直管の後端開口に取り付けられ、前記内針の後端が固定されているカバー部材と
をさらに有し、前記カバー部材を前記分岐管から引くことにより前記内針が前記カテーテルから抜去されることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
9. 上記1〜8のいずれかに記載のカテーテル導入用具と、薬液注入装置とを有する薬液注入システム。
本発明によれば、穿刺しやすく、かつカテーテルが血管に留置されている間に脱落し難いカテーテル導入用具を提供することができる。
<実施形態1>
本発明のカテーテル導入用具(留置針)の1例を図面を参照して説明する。
この形態では、カテーテル導入用具は、図1に示すように、カテーテル310、内針320、カテーテルハブ330、ニードルガイド380、可とう性チューブ350、分岐管360、カバー部材340およびキャップ370を備えている。図2は断面図、図3は内針320を除いて描いた断面図である。また、図2、図3では、ニードルガイドを除いて示している。
カテーテル310は、少なくとも先端が血管内に留置されるため、シリコーンゴム等の血管に損傷を与えにくい柔らかなプラスチックまたはエラストマーで形成されており、その後端がカテーテルハブ330に固定されている。カテーテルハブ330は、カテーテルと薬液が流通できるように中空である。
カテーテルハブ330は、カテーテル310に内針320が挿通した状態の留置針を被験者に穿刺する際に、指で把持される部分である。従って、形状を保持できる程度に硬い材料で形成され、例えば、ポリカーボネート、ABS、ポリプロピレン、ポリエチレン、軟質および硬質ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、シリコーンゴム、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、EPゴム等のプラスチックまたはエラストマーで形成されている。
可とう性チューブ350は、被験者の多少の動きを許容するように、管内が閉塞しない程度に屈曲可能な柔らかな材料、例えば軟質ポリ塩化ビニール等で形成される。
分岐管360は、直管361と側管362を有し、直管の前端361aにて可とう性チューブ350と接続されており、直管の後端361bに、1形態においてはカバー部材340が取り付けられている。
図3に示すように、カテーテル310、カテーテルハブ330、可とう性チューブ350および分岐管360は、内部で連通しており、分岐管の直管361の末端側は、シリコーンゴム等の弾性部材365にて遮断されており、分岐管360内で連通している側管362の末端の接続ポート363に、薬液が送液されてくるチューブが接続される。
図2に示すように、内針320は、針本体321と針本体に連結されたワイヤー322を備えている。針本体321とワイヤー322は、分岐管360の後端より、弾性部材365を貫通し、分岐管の直管361、可とう性チューブ350、カテーテルハブ330、およびカテーテル310のそれぞれ内部空洞を通して、カテーテル310の先端より針本体321の先端が露出している。内針本体は、金属製で、先鋭に形成されているので、内針およびカテーテルの組み合わせによる留置針を被験者に穿刺できる。
分岐管360のさらに後端に連結されているカバー部材340は、好ましい1形態においては、タブ341、蛇腹342、および分岐管360に連結している連結部343を有している。このカテーテル導入具では、留置針を被験者に穿刺した状態でタブ341を後方に引くと、ワイヤー322が連結されているために、カテーテル310を血管内に留置したまま、内針320(針本体321およびワイヤー322)が引き抜かれる。内針が引き抜かれた後、弾性部材365の機能により、分岐管の後端が密閉される。
図4は、タブ341を引いて、内針320を引き抜いた状態を示す図である。この形態では、蛇腹342が伸張して内針320が蛇腹内に収納される。また、連結部343は、強く引くと分岐管360から外れるようになっており、薬液を注入する際には、図4のように形態で取り外される。先鋭でありかつ被験者の血液に接触した内針320が、蛇腹構造を有するカバー部材340に収納されるために、作業者は、汚染された針を安全に廃棄することができる。
さらに、内針320を引き抜いた後、液漏れを完全に防止するために、分岐管360の後端はキャップ370で密閉される。
この実施形態のカテーテル導入用具では、接続ポート363に接続されたチューブから薬液が注入される。
本発明のカテーテル導入用具では、図1に示すように、カテーテルハブ330の前部に、カテーテル(留置針)の根元をカバーするように、ニードルガイド380を備える。本形態のニードルガイドは取り外し可能であり、ニードルガイドが装着された状態では、ニードルガイドから先に露出するカテーテルの長さは短く、ニードルガイドが取り外された状態では、露出するカテーテルの長さは長くなる。つまり、ニードルガイドの着脱によりカテーテルの長さを調節できる。すなわち、本発明のカテーテル導入用具の使用方法では、ニードルガイド380がカテーテル310に装着されている状態にて、内針およびカテーテルの組み合わせによる留置針を被験者に穿刺し、カテーテルを血管内に進めた後、前述のとおり内針320を抜去する。その後、ニードルガイドを取り外すと、カテーテル310の根元部分が露出するので、カテーテルを血管内にさらに押し進める。この追加の進入の前までに、カテーテルの大部分はすでに血管内に入っているので、カテーテルをスムーズに血管内に進入させることができる。このように、長いカテーテルを血管内に入れることにより、カテーテルの血管からの脱落が減少する。つまり本発明によれば、穿刺しやすく、かつ長いカテーテルを血管内に留置することができる。
図5は、ニードルガイド380がカテーテル310の根元部分(即ち固定端およびその近傍)をカバーしている様子を示す部分拡大図である。ニードルガイド380の側面図(針先端から見た図)を、図6に、正面図を図7に示す。図6(a)および図7(a)、(b)に示すように、このニードルガイドは、カテーテルを、好ましくはカテーテルハブ330の先端部と共にカバーし、かつ下部にカテーテルの方向に沿った切れ目(開口)を有する空洞383を備える胴381と、2つのつまみ382を有する。図6(b)に示すように、2つのつまみ382を摘んで適当な力を加えると、てこの原理により胴381の下部切れ目の幅が広がる。さらに力を増すと、カテーテル外径より大きく開くので、ニードルガイドをカテーテルから取り外すことが可能になる。
この形態のニードルガイドは、このような機能をはたす程度の弾性を有する材料で形成される。具体的には、例えばポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、シリコーンゴム、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、EPゴム等の軟質プラスチックまたはエラストマーで形成されることが好ましい。
ニードルガイドの長さは、適宜選ぶことができるが、穿刺の際に25mm針、薬液注入の際に32mm針の機能を得ようとする場合には、カテーテルの根元の7mmをカバーするような長さを選べばよい。
<実施形態2>
実施形態2では、ニードルガイドとカテーテルハブの先端が嵌合するようにして、穿刺の際にカテーテルハブとの一体性を向上させた例を説明する。
図8(a)、(b)はそれぞれカテーテルハブの上面図、正面図である。この形態のカテーテルハブ430は、先端側に溝432を有する。図8(c)に、ニードルガイド480を被せた状態を示す。ニードルガイド480の詳細を、図9{(a)正面図、(b)正面断面図、(c)前方側面図、(d)後方側面図、(e)上面図}に示す。ニードルガイド480は、下方に切れ目を有する空洞483を備える胴481と、2つのつまみ482を有する。空洞483は、カテーテルハブ430を覆う部分は大きく、カテーテル310を覆う部分は細くなっている。そして、空洞483の内部にカテーテルハブ430の溝432に嵌合する凸部485が設けられている。このように溝432と凸部485が嵌合することにより、ニードルガイドとカテーテルハブとの一体性が向上し、使用時にニードルガイドが前方へ抜け落ちることがない。また、つまみ482をつまんで力を加えたときには、上方に容易に抜けて取り外しが可能になる。
<実施形態3>
実施形態3としては、実施形態2のニードルガイド480と共に使用できるカテーテルハブの異なる形態を示す。図10{(a)正面図、(b)上面図、(c)前方側面図、(d)後方側面図}に示すように、カテーテルハブ530は、ニードルガイド480の凸部485と嵌合する溝532を有する点は、実施形態2のカテーテルハブと同様であるが、さらに指係り凸部535を有している。指係り凸部を有することで、カテーテルハブの把持が容易になることに加え、図10(c)および(d)に示されるように、両側に張り出した平面の底面を有することで、カテーテルハブの回転が防止され、また皮膚との密着性も向上する。このように、指係り凸部を設けることは、本形態に限らずに、本発明では一般に好ましい。
<実施形態4>
実施形態1〜3では、ニードルガイドが取り外し可能なものを示したが、実施形態4のニードルガイドは、ニードルガイドがカテーテルに沿ってスライドして、カテーテルハブ内に収納される。即ち、穿刺のときは、図11(a)に示すように、ニードルガイド680が引き出された状態で、針先までの距離が短い状態で使用する。このニードルガイド680は、図11(b)に示すように、カテーテルハブ630内に押し込むことができる。カテーテル310は、カテーテルハブ630に固定されているので、露出しているカテーテルの長さが長くなる。従って、薬液注入時には、長い状態のカテーテルを使用することができる。ニードルガイド内部にはカテーテルを通す空洞が存在するが、それは完全な筒状であっても、一部に切れ目があってもどちらでもよい。尚、この実施形態のように、ニードルガイドが弾性を必要としない場合には、硬質材料を使用することが可能であり、実施形態1で記載した材料に加え、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネート、ポリスチレン、PMMA等を硬質プラスチックを使用してもよい。
<実施形態5>
実施形態5では、ニードルガイドがキャップ状になっている。即ち、図12(a)に示すように、穿刺のときは、キャップ状のニードルガイド780が引き出されて、針先までの距離が短い状態で使用する。このニードルガイド780は、図12(b)に示すように、カテーテルハブ730の先端部をカバーするようにして、カテーテルハブ730先端にはめることができる。カテーテル310は、カテーテルハブ730に固定されているので、露出しているカテーテルの長さが長くなり、従って、薬液注入時には、長い状態のカテーテルを使用することができる。また、ニードルガイド内部にはカテーテルを通す空洞が存在するが、それは完全な筒状であっても、一部に切れ目があってもどちらでもよい。また、ニードルガイドとカテーテルハブが嵌合してキャップするように構成されることが好ましい。
<実施形態6>
実施形態6では、ニードルガイドが開閉型キャップ状になっている。即ち、図13(a)に示すように、穿刺のときは、ニードルガイド880がカテーテル310の根元部分を覆っており、針先までの距離が短い状態で使用する。ニードルガイド880は、実施形態1のように、下部に切れ目(開口)を有しており、図13(b)に示すように、カテーテルハブ830の先端を支点として、前方を開くようにして、カテーテルの根元側を露出させることができる。このため露出しているカテーテルの長さが長くなり、従って、薬液注入時には、長い状態のカテーテルを使用することができる。
以上、代表的な実施形態を示して本発明を説明したが、使用可能なニードルガイドとしては、カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、カバーされた部分が露出した第2の状態へと変化させることが可能であれば、どのような形態であってもよい。
尚、本発明のカテーテル導入用具と共に使用することのできる薬液注入装置は、特に制限はない。使用可能な薬液注入装置の1例を図14に示す。この薬液注入装置は、注入装置本体110とシリンジ200を組み合わせて使用するものであり、ここでは2つのシリンジを搭載できるダブルヘッド型を例として示した。
シリンジ200は、図14に示すように、シリンダ部210とこれに挿入されるピストン部220とを有している。シリンダ部210は、円筒形本体211を有し、前端に導管部212が形成され、後端外周にはシリンダフランジ213が形成されている。また、ピストン部材の後端外周にはピストンフランジ221が形成されている。
シリンジには、所定の薬液が充填されている。本発明の好ましい形態において、カテーテル導入用具は、造影剤の注入用に使用される。例えばシリンジ200Cに造影剤が充填され、シリンジ200Pには生理食塩水が充填される。シリンジ200Cは、予め造影剤が充填されている所謂プレフィルドタイプでも、空シリンジにボトルから造影剤が充填されるリフィルタイプでもどちらでもよい。
注入装置本体110は、2つ半円筒形の凹部114によりシリンジのシリンダ部210を受け、押圧部117によりシリンジのピストンフランジ221を保持する。そして、シリンダ部210に対してピストン220を相対移動させて、シリンジ内の薬液を注入し、または吸引する。図示していないが、注入装置本体110内には、押圧部117を駆動する駆動部が備えられている。通常は、図示していないが、さらに注入装置本体110に有線または無線にて連結される制御ユニット、モニターが別体で存在する。
図14に示すように、シリンジ200Cおよび200Pの先端には、注入のためのチューブ390が取り付けられる。チューブ390は、必要により弁および/または分岐管等を介して、カテーテル導入用具の接続ポート363に接続される。
以上のように、カテーテル導入用具および薬液注入装置を使用して、造影剤等の薬液を被験者に注入することができる。
カテーテル導入用具の1例を示す図である。 カテーテル導入用具の1例を示す図である。 カテーテル導入用具の1例を示す図である。 内針がカバー部材内に収納された様子を示す図である。 カテーテルハブおよびニードルガイドの例を示す図である。 ニードルガイドの1例の詳細を説明する図である。 ニードルガイドの1例の詳細を説明する図である。 カテーテルハブの1例を示す図である。 ニードルガイドの1例の詳細を説明する図である。 カテーテルハブの1例を示す図である。 カテーテルハブおよびニードルガイドの1例を示す図である。 カテーテルハブおよびニードルガイドの1例を示す図である。 カテーテルハブおよびニードルガイドの1例を示す図である。 本発明に使用可能な薬液注入装置の1例を示す図である。 従来のカテーテル導入用具を示す図である。 血管に薬液を注入している様子を模式的に示す図である。
符号の説明
310 カテーテル
320 内針
321 針本体
322 ワイヤー
330、430、530、630、730、830 カテーテルハブ
340 カバー部材
350 可とう性チューブ
360 分岐管
370 キャップ
380、480 ニードルガイド
381、481、 胴
382、482 つまみ
383、483 空洞
432 溝
485 凸部
535 指係り凸部

Claims (8)

  1. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
    前記カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、第1の状態でカバーされた部分が露出している第2の状態へと変化させることが可能で、前記カテーテルより硬質の材料で形成されたニードルガイドを有し、
    前記ニードルガイドは取り外し可能であって、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記第1の状態が前記ニードルガイドをはめた状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを外した状態であることを特徴とするカテーテル導入用具。
  2. 前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆い、下方に切れ目を有する空洞を備えた胴部と、この胴部の外面上方に備えられた2つのつまみを有し、このつまみを力を加えて把持することで前記切れ目が大きくなり前記ニードルガイドを前記カテーテルから取り外しが可能になることを特徴とする請求項記載のカテーテル導入用具。
  3. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
    前記カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、第1の状態でカバーされた部分が露出している第2の状態へと変化させることが可能で、前記カテーテルより硬質の材料で形成されたニードルガイドを有し、
    前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルに沿ってスライドして前記カテーテルハブ内に収納可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブから引き出した状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブ内に収納した状態であることを特徴とするカテーテル導入用具。
  4. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
    前記カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、第1の状態でカバーされた部分が露出している第2の状態へと変化させることが可能で、前記カテーテルより硬質の材料で形成されたニードルガイドを有し、
    前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルに沿ってスライドして前記カテーテルハブの先端をキャップすることが可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを前記カテーテルハブから引き出した状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイド前記カテーテルハブの先端をキャップした状態であることを特徴とするカテーテル導入用具。
  5. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
    前記カテーテルの根元部分をカバーしている第1の状態から、第1の状態でカバーされた部分が露出している第2の状態へと変化させることが可能で、前記カテーテルより硬質の材料で形成されたニードルガイドを有し、
    前記ニードルガイドが、少なくとも前記カテーテルの根元部分を覆う空洞を有する胴部を有し、前記カテーテルハブの先端付近を支点として開閉することが可能であり、前記第1の状態が前記ニードルガイドを閉じて前記カテーテルハブを覆った状態であり、前記第2の状態が前記ニードルガイドを開いて前記カテーテルの根元部分を露出した状態であることを特徴とするカテーテル導入用具。
  6. 前記カテーテルハブが、
    略平面の底面、および
    指先にて左右から把持可能な左右側面部
    を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  7. 前記カテーテルハブの後端に設けられ、前記内針が挿通されている可とう性チューブと、
    直管およびこの直管から分岐している側管を備え、前記可とう性チューブがその前端に固定され、前記内針が前記直管に挿通されている分岐管と、
    前記分岐管の直管の後端開口に取り付けられ、前記内針の後端が固定されているカバー部材と
    をさらに有し、前記カバー部材を前記分岐管から引くことにより前記内針が前記カテーテルから抜去されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載のカテーテル導入用具と、薬液注入装置とを有する薬液注入システム。
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