JP2007275191A - カテーテル導入用具およびそれを使用する薬液注入装置 - Google Patents

カテーテル導入用具およびそれを使用する薬液注入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、穿刺しやすく、使用中に回転したり脱落し難いカテーテル導入用具を提供することを目的とする。
【解決手段】 血管内に留置されるカテーテル310と、カテーテルが固定されているカテーテルハブ330と、カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、カテーテルハブ330が、略平面の底面、および指先にて左右から把持可能な左右側面部を有することを特徴とするカテーテル導入用具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血管に薬液を注入するための薬液注入用具に関し、特に、カテーテルが血管に留置される薬液注入用具に関する。
患者に対する薬液の注入時間が短いときは、中空の先鋭な金属針を血管に穿刺して行われることが多いが、注入時間が長時間になる場合には、血管を傷つけるのを防止するため、しばしば、柔らかいカテーテル等の留置針を血管内に留置して、これを通して薬液の投与が行われる。
また、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、超音波診断装置、アンギオ装置、MRA(MR Angio)装置等により医療画像を得る際に、診断精度を向上させる目的で、血管に造影剤を注入する。このような場合にも、留置針が使用される。
図11に示すように、留置針10は、先端が外針と内針の二重針となっており、中空で柔軟なカテーテル11(外針;カニューレとも言われる)とこのカテーテルに挿入されている金属製の硬質の内針12を有し、内針12は、ワイヤー(図示せず)によりタブ14に接続されている。カテーテル11は、カテーテルハブ16に固定され、接続ポートベース18にチューブ13により接続している。チューブ13も柔らかいプラスチック材料で形成されている。留置針を使用するとき、カテーテル11に内針12が挿入された状態で、被験者に穿刺し、その後タブ14を引くと、内針12が引き抜かれ、柔らかなカテーテル11が血管内に留置される。延長チューブ接続ポート15に延長チューブ(図示せず)が接続され、その反対側に連結されている注入装置から、造影剤等の薬液が注入される。
図12は、カテーテル11が血管内に留置されている様子を示したものである。カテーテル11が血管内に留置されている間、カテーテルが血管から脱落しないように、カテーテルハブのところで、粘着テープ等で皮膚に固定されることが多い。しかし、被験者が動いたり、チューブ13がゆれたりしたときに、図12に示すような円筒状のカテーテルハブ16aでは、動き易く、特に回転し易く、うまく固定できない。
例えば、特開平10−15074号公報(特許文献1)、特開平10−028739号公報(特許文献2)等に記載の留置針では、カテーテルのベース部分が円筒状であるために、腕等に固定するのが難しい。
そこで、図11に示すようなカテーテルハブにゴムまたは軟質塩化ビニール等の翼17を設け、カテーテルの回転を防止すると共に皮膚との密着性を向上させた留置針も使用されている。しかし、カテーテルハブ部に翼が付いていると、留置針を持ち難いため、被験者に穿刺するときには細心の注意が必要である。
特開平10−15074号公報 特開平10−028739号公報
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、穿刺しやすく、使用中に回転したり脱落し難いカテーテル導入用具を提供することを目的とする。
本発明は、以下の事項に関する。
1. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
前記カテーテルハブが、
略平面の底面、および
指先にて左右から把持可能な左右側面部
を有することを特徴とするカテーテル導入用具。
2. 前記カテーテルハブの前記左右側面部が、前記底面に対して略垂直部分を有することを特徴とする上記1記載のカテーテル導入用具。
3. 前記カテーテルハブの高さが、カテーテル先端側に向かって低くなっていることを特徴とする上記1または2記載のカテーテル導入用具。
4. 前記カテーテルハブの底面以外の箇所に、指先で把持したときの滑りを防止する指係り凸部が設けられていることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
5. 前記カテーテルハブの底面に、被験者の皮膚との滑りを防止する滑り止めエンボスが形成されていることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
6. 前記カテーテルハブの横方向断面形状がドーム型であることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
7. 前記カテーテルハブの後端に設けられ、前記内針が挿通されている可とう性チューブと、
直管およびこの直管から分岐している側管を備え、前記可とう性チューブがその前端に固定され、前記内針が前記直管に挿通されている分岐管と、
前記分岐管の直管の後端開口に取り付けられ、前記内針の後端が固定されているカバー部材と
をさらに有し、前記カバー部材を前記分岐管から引くことにより前記内針が前記カテーテルから抜去されることを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
8. 上記1〜7のいずれかに記載のカテーテル導入用具と、薬液注入装置とを有する薬液注入システム。
本発明によれば、カテーテルハブが持ちやすい形状であり、かつ底面が被験者の皮膚に沿うために、回転および脱落が防止され、安全性の極めて高いカテーテル導入用具を提供することができる。
<実施形態1>
本発明のカテーテル導入用具(留置針)の1例を図面を参照して説明する。
この形態では、カテーテル導入用具は、図1に示すように、カテーテル310、内針320、カテーテルハブ330、可とう性チューブ350、分岐管360、カバー部材340およびキャップ370を備えている。図2は、その断面図である。また、図3は、内針320を除いて描いた断面図である。
カテーテル310は、少なくとも先端が血管内に留置されるため、シリコーンゴム等の血管に損傷を与えにくい柔らかなプラスチックまたはエラストマーで形成されており、その後端がカテーテルハブ330に固定されている。カテーテルハブ330は、カテーテルと薬液が流通できるように中空である。
カテーテルハブ330は、カテーテル310に内針320が挿通した状態の留置針を被験者に穿刺する際に、指で把持される部分である。従って、形状を保持できる程度に硬い材料で形成され、例えば、ポリカーボネート、ABS、ポリプロピレン、ポリエチレン、軟質および硬質ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、シリコーンゴム、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、EPゴム等のプラスチックまたはエラストマーで形成されている。カテーテルハブの形状については、後述する。
可とう性チューブ350は、被験者の多少の動きを許容するように、管内が閉塞しない程度に屈曲可能な柔らかな材料、例えば軟質ポリ塩化ビニール等で形成される。
分岐管360は、直管361と側管362を有し、直管の前端361aにて可とう性チューブ350と接続されており、直管の後端361bに、カバー部材340が取り付けられている。
図3に示すように、カテーテル310、カテーテルハブ330、可とう性チューブ350および分岐管360は、内部で連通しており、分岐管の直管361の末端側は、シリコーンゴム等の弾性部材365にて遮断されており、分岐管360内で連通している側管362の末端の接続ポート363に、薬液が送液されてくるチューブが接続される。
図2に示すように、内針320は、針本体321と針本体に連結されたワイヤー322を備えている。針本体321とワイヤー322は、分岐管360の後端より、弾性部材365を貫通し、分岐管の直管361、可とう性チューブ350、カテーテルハブ330、およびカテーテル310のそれぞれ内部空洞を通して、カテーテル310の先端より針本体321の先端が露出している。内針本体は、金属製で、先鋭に形成されているので、内針およびカテーテルの組み合わせによる留置針を被験者に穿刺できる。
分岐管360のさらに後端に連結されているカバー部材340は、タブ341、蛇腹342、および分岐管360に連結している連結部343を有している。このカテーテル導入具では、留置針を被験者に穿刺した状態でタブ341を後方に引くと、ワイヤー322が連結されているために、カテーテル310を血管内に留置したまま、内針320(針本体321およびワイヤー322)が引き抜かれる。内針が引き抜かれた後、弾性部材365の機能により、分岐管の後端が密閉される。
図4は、タブ341を引いて、内針320を引き抜いた状態を示す図である。この形態では、蛇腹342が伸張して内針320が蛇腹内に収納される。また、連結部343は、強く引くと分岐管360から外れるようになっており、薬液を注入する際には、図4のように形態で取り外される。先鋭でありかつ被験者の血液に接触した内針320が、蛇腹構造を有するカバー部材340に収納されるために、作業者は、汚染された針を安全に廃棄することができる。
さらに、内針320を引き抜いた後、液漏れを完全に防止するために、分岐管360の後端はキャップ370で密閉される。
本発明は、特にカテーテルハブの形状に特徴がある。図5(a)は、この形態のカテーテルハブを横から見た図であり、これを正面図としてみたとき、(b)右側面図(後方から見た図)(c)平面図、(d)平面断面図である。図5(a)および(b)に示すように、底部が略平面となっている。底面が、被験者の皮膚に沿って密着するために、薬液注入中に、カテーテルハブの回転およびずれが、従来の構造と比べて著しく小さい。
カテーテルハブの底面には、滑り止めの効果を向上させるために、必要により滑り止めのエンボス(凹凸)が設けられてもよい。ただし、エンボス高さが高すぎると、底面を平面にした効果が減少してしまうので、好ましくは焼く5mm以下、さらに好ましくは3mm以下、特に好ましくは2mm以下であり、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは0.3mm以上である。特定の形態においては、0.1mm〜1mmの範囲でエンボスが設けられる。
図6に底面の滑り止めエンボスの例を示した。図6(a)は、特に凹凸を設けていないもの、図6(b)は、同心円状の凸が多数設けられたもの、図6(c)は波状の凸が多数設けられたもの、図6(d)は深めの切り込み凹部が多数設けられたものの例である。皮膚との滑りを防止するために、少なくとも底面の平面部が、特にポリウレタン等のゴム質の材料、軟質塩化ビニールおよびポリエチレン等の室温にて柔らかい材料(ガラス転移点が室温以下の材料)にて形成されることが特に好ましい。カテーテルハブ全体が、このような材料で形成されることも好ましい。
また、カテーテルハブは穿刺の際に、作業者が容易に把持できる構造であることが好ましい。このためには、カテーテルハブは、底面に略垂直の左右側面332を有していることが好ましい。左右側面は、互いに面として平行である必要はないが(通常、平行ではない)、図5(b)に示すように、胴部断面形状で見たとき、側面が互いに平行になっている部分を有していることが好ましい。この形態では、断面形状で見たときに上部が丸いドーム型となっている。
カテーテルハブの胴部幅は、指先にて容易に把持できる幅とカテーテルを留置したときに邪魔にならない程度の大きさを有していることが好ましく、把持部分として、好ましくは幅3mm〜20mm、より好ましくは4mm〜15mm、最も好ましくは4mm〜10mmの幅の部分を備えていることが望ましい。また、この形態のように、胴部幅が先端に向かって次第に細くなっていることが好ましい。尚、カテーテルハブ胴部側面にも、前述の底面で示した滑り止めエンボスが設けられてもよい。
カテーテルハブの高さ(厚さ)は、前方の方が低くなっており、カテーテルハブの先端とカテーテルの段差は、7mm以下が好ましく、さらに5mm以下が好ましく、特に3mm以下が最も好ましい。
このとき、図5に示すように、カテーテル310をまっすぐにしたとき、カテーテルハブ330の底面331が、前方に向かって上昇し、カテーテル310に対し底面331が斜面になっていることが好ましい。カテーテル310と底面331がなす角度は、0(平行)〜45°、好ましくは2〜30°、より好ましくは5〜15°の範囲である。
さらに、指先で把持したときの滑りを防止するために、指係り凸部334が設けられていることが好ましい。指係り凸部334は、指の掛かりが生じる程度に設けられればよく、例えば0.2mm〜7mm、より好ましくは0.5mm〜3mm程度、最も好ましくは1mm〜2mm程度の高さで形成すればよい。指係り凸部334を設けることのできる箇所は、少なくとも底面以外の部分であり、図5では、側面および側面につながる上部全体に設けたが、例えば上部の一部にのみ形成してもよい。また、この図のように、間隔をとって2箇所に設けられていると、前方方向への滑りと後方方向へのすべりと両方が防止できるので好ましい。
尚、前述の滑り止めエンボスと指係り凸部の違いは、前者(滑り止めエンボス)は、カテーテルハブの指にて触れることができる外形に対してほとんど影響を与えないのに対して、後者(指係り凸部)は指で触れたときの外形に変化を与え、その結果、指の係りを生じさせるものである。
カテーテルハブは全体としてみたときに、この形態のように先端に向かって全体が細くなっている形が好ましい。前後の長さは、把持が容易にできる長さであればよく、例えば10mm以上、好ましくは15mm以上、より好ましくは20mm以上である。長すぎると邪魔になることが多いので、例えば50mm以下、好ましくは40mm以下、より好ましくは35mm以下である。
この実施形態のカテーテル導入用具では、接続ポート363に接続されたチューブから薬液が注入される。
本発明のカテーテル導入用具と共に使用することのできる薬液注入装置は、特に制限はない。使用可能な薬液注入装置の1例を図7に示す。この薬液注入装置は、注入装置本体110とシリンジ200を組み合わせて使用するものであり、ここでは2つのシリンジを搭載できるダブルヘッド型を例として示した。
シリンジ200は、図7に示すように、シリンダ部210とこれに挿入されるピストン部220とを有している。シリンダ部210は、円筒形本体211を有し、前端に導管部212が形成され、後端外周にはシリンダフランジ213が形成されている。また、ピストン部材の後端外周にはピストンフランジ221が形成されている。
シリンジには、所定の薬液が充填されている。本発明の好ましい形態において、カテーテル導入用具は、造影剤の注入用に使用される。例えばシリンジ200Cに造影剤が充填され、シリンジ200Pには生理食塩水が充填される。シリンジ200Cは、予め造影剤が充填されている所謂プレフィルドタイプでも、空シリンジにボトルから造影剤が充填されるリフィルタイプでもどちらでもよい。
注入装置本体110は、2つ半円筒形の凹部114によりシリンジのシリンダ部210を受け、押圧部117によりシリンジのピストンフランジ221を保持する。そして、シリンダ部210に対してピストン220を相対移動させて、シリンジ内の薬液を注入し、または吸引する。図示していないが、注入装置本体110内には、押圧部117を駆動する駆動部が備えられている。通常は、図示していないが、さらに注入装置本体110に有線または無線にて連結される制御ユニット、モニターが別体で存在する。
図7に示すように、シリンジ200Cおよび200Pの先端には、注入のためのチューブ390が取り付けられる。チューブ390は、必要により弁および/または分岐管等を介して、カテーテル導入用具の接続ポート363に接続される。
以上のように、カテーテル導入用具および薬液注入装置を使用して、造影剤等の薬液を被験者に注入することができる。この形態では、カテーテルハブが小さくかつ持ちやすい形状であるために穿刺が容易であり、かつ底面が被験者の皮膚に沿うために、回転したりカテーテルの抜けが防止される。
<実施形態2>
本発明のカテーテル導入用具の異なる形態を次に示す。この形態では、実施形態1で示した用具とは、カテーテルハブの形が異なっている。
図8は、この形態のカテーテルハブを横から見た図であり、図9(a)は、その断面図であり、これを正面図としてみたとき、(b)平面図、(c)底面図、(d)左側面図(前方から見た図)、(e)右側面図(後方から見た図)である。略平面の底面431を有する点は実施形態1と同じであり、底面に必要によりエンボスが設けられていてもよい点も同じである。また、図9(d)および(e)から明らかなように、底面431に対して略垂直な左右側面部432を有している。
この形態では、指係り凸部として、カテーテルハブ上部に第1の指係り凸部434と共に、側面が、後端から離れた位置から緩やかに幅が広がって第2の指係り凸部435を形成している。第1の指係り凸部434の高さは、例えば0.2mm〜7mm、好ましくは0.5mm〜3mm程度、より好ましくは1mm〜2mm程度の高さで形成すればよい。第2の指係り凸部435のはみ出し幅は、例えば片側2mm〜10mm程度、好ましくは2mm〜7mm程度、より好ましくは2〜5mm程度である。このような形態でも、穿刺の際に指の滑りが防止される。その他、特に言及していない形状については、実施形態1で説明したカテーテルハブに準じて構成することができる。
<実施形態3>
本発明のカテーテル導入用具の異なる形態を次に示す。この形態では、実施形態1で示した用具とは、カテーテルハブの形が異なっている。
図10(a)は、この形態のカテーテルハブ530を横から見た図であり、これを正面図としてみたとき、(b)平面図、d)左側面図(前方から見た図)、(e)右側面図(後方から見た図)である。
この形態では、底面531のエンボス形状が、前後方向に凸と凹の繰り返し形状であり、例えば幅1mmの凸と幅1mmの凹との交互の模様とすることができる。底面の外形は、多数の凸部により構成される。このような形状により、カテーテルハブの滑りが防止される。
また、指係り凸部として、側面が、後端から離れた位置から緩やかに幅が広がって指係り凸部535を形成している。この指係り凸部の外形形状等は、前記実施形態2の第2の指係り凸部に準じて構成することができる。
さらに、指係り凸部の側面にもエンボスが形成されており、この例では、底面と同じ用に、凸と凹の繰り返し形状である。カテーテルハブの外形は、凸部の外縁により構成される。この形態では、緩やかに広がった側部の指係り凸部にもエンボスが形成されていることにより、穿刺の際の指の滑りを効果的に防止することができる。その他、特に言及していない形状については、実施形態1で説明したカテーテルハブに準じて構成することができる。
カテーテル導入用具の1例を示す図である。 カテーテル導入用具の1例を示す図である。 カテーテル導入用具の1例を示す図である。 内針がカバー部材内に収納された様子を示す図である。 カテーテルハブの1例を詳細に説明する図である。 カテーテルハブの底面を説明するための図である。 本発明に使用可能な薬液注入装置の1例を示す図である。 カテーテルハブの異なる例を詳細に説明する図である。 カテーテルハブの異なる例を詳細に説明する図である。 カテーテルハブのさらに異なる例を詳細に説明する図である。 従来のカテーテル導入用具を示す図である。 血管に薬液を注入している様子を模式的に示す図である。
符号の説明
310 カテーテル
320 内針
321 針本体
322 ワイヤー
330、430、530 カテーテルハブ
331、431、531 底面
332、432、532 左右側面
334、434、435、535 指係り凸部
350 可とう性チューブ
360 分岐管
340 カバー部材
370 キャップ

Claims (8)

  1. 血管内に留置されるカテーテルと、前記カテーテルが固定されているカテーテルハブと、前記カテーテルおよび前記カテーテルハブ内に挿入され抜去可能な内針とを有するカテーテル導入用具において、
    前記カテーテルハブが、
    略平面の底面、および
    指先にて左右から把持可能な左右側面部
    を有することを特徴とするカテーテル導入用具。
  2. 前記カテーテルハブの前記左右側面部が、前記底面に対して略垂直部分を有することを特徴とする請求項1記載のカテーテル導入用具。
  3. 前記カテーテルハブの高さが、カテーテル先端側に向かって低くなっていることを特徴とする請求項1または2記載のカテーテル導入用具。
  4. 前記カテーテルハブの底面以外の箇所に、指先で把持したときの滑りを防止する指係り凸部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  5. 前記カテーテルハブの底面に、被験者の皮膚との滑りを防止する滑り止めエンボスが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  6. 前記カテーテルハブの横方向断面形状がドーム型であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  7. 前記カテーテルハブの後端に設けられ、前記内針が挿通されている可とう性チューブと、
    直管およびこの直管から分岐している側管を備え、前記可とう性チューブがその前端に固定され、前記内針が前記直管に挿通されている分岐管と、
    前記分岐管の直管の後端開口に取り付けられ、前記内針の後端が固定されているカバー部材と
    をさらに有し、前記カバー部材を前記分岐管から引くことにより前記内針が前記カテーテルから抜去されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカテーテル導入用具。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のカテーテル導入用具と、薬液注入装置とを有する薬液注入システム。
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