JP2004313305A - 点滴静脈内注射の留置針のカテーテル基部の形状 - Google Patents

点滴静脈内注射の留置針のカテーテル基部の形状 Download PDF

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Abstract

【課題】時には72時間とか96時間という長時間に渡って皮膚に圧着固定されるカテーテル基部において、皮膚に長時間押し付けていても皮膚を局部的に凹ませないとか発赤させないまたは発赤させにくいなどの形状面の特徴を持ったカテーテル基部を有した点滴静脈内注射用留置針。
【解決手段】カテーテル基部に皮膚に対面させる部分と皮膚に対面させない部分を設けることにより、皮膚に対面させる部分を平坦な形状にすることによって皮膚への刺激を少なくして、皮膚に対面させない部分は医師の操作性を損なわない凹凸の有る形状にする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
血管留置針のカテーテル基部の形状
【0002】
【従来の技術】
点滴静脈内注射の留置針は、一度装着すれば点滴の度に血管に針を刺す必要が無いので、数日間に渡って複数の点滴を必要とする患者にとって快適な方法であり、医師にとっても治療工数の削減になっている。しかし、留置針はカテーテル部分が血管の中で動いて血管を傷付けたりすると危険なために皮膚にしっかりと固定する必要がある。留置針を皮膚に固定するにはカテーテル基部を皮膚に直接置くかガーゼなどを敷いて置き、テープやバンソウコウで固定したりフィルムドレッシングで留置針全体を皮膚に固定する方法などが用いられるが、特にフィルムドレッシングは透明なフィルムであるために処置した患部を観察できて留置針をしっかり固定でき感染防止も考慮しているなどの利点があり、今日では広く用いられるようになった。しかし、フィルムドレッシングで固定することによって数日間にわたってカテーテル基部が圧着している皮膚はカテーテル基部特有の形に凹んで刺激され、発赤し、疼痛、発疹などを発生しやすい状態になる場合があり患者の皮膚に優しい形状が考慮されていると言えないのが現状であり、皮膚に刺激の少ない形状を具体的に備えたカテーテル基部を有した点滴静脈内注射の留置針は無い。なお、下記の文献においては留置針を固定する方法が述べられたものがあるが、その他はカテーテルを皮膚に固定する方法などが多く見られ、点滴静脈内注射用留置針のカテーテル基部を肌に直接固定する際にカテーテル基部の形状に着目した文献は無い。さらにカテーテル基部の形状については、医師の針刺し事故防止のための形状面の工夫は見られるが、患者側の立場から形状を改善する目的の文献は無い。
【特許文献1】
特開平9−182801(代表図面)
特開平7−136268(第1図)
特開平9−24104(第3図)
【非特許文献1】
ベクトン・デキンソン社ネオフロンカタログ
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
点滴静脈内注射の留置針は点滴の度に血管に針を刺す必要が無いので、数日間に渡って複数の点滴を必要とする患者にとって、点滴の度に針を刺されるストレスから解放された快適な方法であり、医師にとっても治療工数の削減に役立っている。また、留置針を皮膚に固定する際に用いるフィルムドレッシングは、患者が多少動いてもしっかりと固定でき、しかも患部の観察ができ、耐感染機能を持ち清潔であるなど利点が多く多用される傾向にある。しかし、留置針の被体験者として、点滴静脈内注射の留置針をフィルムドレッシングで固定して数日間留めて置くと、留置針の固定部分にかゆみや軽い痛みなどの違和感を持った経験をした。この違和感は留置針のカテーテル基部を直接皮膚にテープで固定することでカテーテル基部の形に皮膚が凹んで起こるもので、留置針の基部の凹凸の形状、特につば状の角張った部分が時には96時間もの長時間皮膚に押し続けられることにより皮下を赤くするなどの症状を起こすものであり、皮膚の弱い患者には装着時間が短くなったり、固定する位置によっては静脈も圧迫する。と言う問題点があった。
【0004】
従来のカテーテル基部のつば状の凹凸などは留置針を穿刺して内針を引き抜く時や輸液チューブのプラグを接続する時などに力点として必要な構造である。つまり、カテーテル基部の基本構造が円筒形であるために、装着時の操作に必要な形状が周囲360度にあり、皮膚に接する部分の形状が考慮されていないことに問題点が有った。
【0005】
また接続する輸液チューブ側のプラグ部分なども皮膚に当たって発赤の原因になる場合もある。
以上に述べた従来の留置針は、皮膚に固定されている間にカテーテル基部がその形状によって皮膚に刺激を与え続け、時には皮膚を発赤させるなどして患者に違和感や不快感をもたらす。このことによって、安定した装着が長期間持続できなくなる場合があり、結果的に装着した患部を観察する頻度が高まり装着する継続時間も短くなり、それらのことが患者ばかりでなく医師の負担増にもなる。
本発明は、このような従来の形状が有していた問題を解決しようとするものであり、皮膚に刺激を与える原因のカテーテル基部の形状を改善することにより、3日間から4日間の間の長期間に渡って良好な状況を維持して装着し続けることができる、皮膚に安全で長時間の安定した装着を可能にする留置針を実現させるものである。
【0006】
また、従来の形状のカテーテル基部を有した留置針でも本発明の効果を得ることができるように、従来の形状のカテーテル基部と皮膚の間に位置させて使用する台座または敷物の皮膚に対面させる部分に、本発明のカテーテル基部の皮膚に対面させる部分と同等の機能を持たせて、カテーテル基部と組み合わせて使用することによって本発明の効果が得られることを課題とする。
【0007】
図14によって前記に説明した課題及び問題点を明らかにする。カテーテル基部(83)にはつば(85)などの角張った突起部分(89)が数箇所にある。皮膚(133)にフィルムドレッシング(135)などで長時間押し付けられていると角張った突起部分(89)が皮膚(133)に食い込んで皮膚を発赤させるなどの現象を起こす。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明は上記目的を達成するために、装着時の操作性を失うことなく皮膚に長時間圧着しても皮膚に刺激の少ないカテーテル基部の形状についての課題を解決するものとする。なお、本明細書で使用する用語は、外針とかカテーテルと呼ばれる末梢静脈血管に留置する部分をカテーテルとし、外針に対する内針は内針とし、ハブなどとも呼ばれるカテーテル基部はカテーテル基部とし、フランジなどとも呼ばれるカテーテル基部の鍔の部分はつばとし、はカテーテルからカテーテル基部までの全体の総称として留置針または点滴静脈内注射用留置針を用いる。
【0009】
本発明の留置針のカテーテル基部は皮膚に対面させる部分が決まっていることが特徴であり、皮膚に対面させる部分を下面とすれば両方の側面や上面を皮膚に対面させない部分と表現し、皮膚に対面させる部分の形状が皮膚に対面させない部分と明確に異なった形状をしているカテーテル基部である。ここで言うカテーテル基部の形状とは翼や摘みなどの部品が付加されて一体になっているカテーテル基部の場合は部品が付加される前の状態の形状を言う。形状の異なり度合いは、機能的にも視覚的にも触覚的にも皮膚に対面させない部分が誤って皮膚に対面して装着されることが起こりえない程度に明確に識別できる形状である。なお、カテーテル基部は輸液チューブと接続して一体となるので、カテーテル基部に接続する輸液チューブ先端のプラグ及びつばも本発明のカテーテル基部の形状に準じた特徴を有する場合もある。
【0010】
そして、本発明の留置針のカテーテル基部の、皮膚に対面させる部分と皮膚に対面させない部分の形状及び機能の具体的な違いは、皮膚に対面させない部分に比べて皮膚に対面させる部分の方が、凹凸が少ないとか、凹凸が無いとか、突起部分が丸みを帯びているとか、あるいは突起部分が無いとか、皮膚に対面させない部分よりも平坦な形状であることが特徴である。皮膚に対面させる部分の形状の目的は皮膚に長時間押し付けることによって皮膚を局部的に凹ませたり発赤させる原因となるような角張った突起部分などを持たないことである。そのためには広い範囲がより偏平であることが望ましく、カテーテル基部の一部分を偏平にするに止まらず、皮膚に接する偏平な部分を円盤状などに拡張して面積を増やしてより優しく皮膚に接する形状を取り入れるとより高い効果が得られる。併せて、皮膚に対面させる部分または皮膚に対面させる部分を含む部分に皮膚に刺激の少ない素材を用いる場合もある。対して、皮膚に対面させない部分は、内針を内蔵するカテーテル基部としての本来の筒状の形状や、内針を抜去する操作の力点になるつば状の部分や、さらに連結する輸液チューブのプラグを受け入れる機能を有して、もっぱら医師が指先の操作で安全に装着するために必要なつばなどの突起物などを有した凹凸を特徴とする形状であり、装着時の操作性の向上を提供する機能を有する。患者の皮膚に直接固定された場合でも皮膚に対面する部分が長時間の装着で皮膚を緊張させないなど安全で安定した形状のカテーテル基部を有した点滴静脈内注射用留置針。
【0011】
前記で述べたとおりカテーテル基部の形状には医師が操作をする操作性と患者の皮膚に装着する装着性の二つの機能を有する必要があり、本発明のカテーテル基部は皮膚に対面させる部分と皮膚に対面させない部分にそれぞれの機能を持たせることで課題を解決した。
【0012】
また、従来の形状の留置針を使用する際にも本発明の効果を得ることができるように、従来の形状のカテーテル基部と組み合わせて使用する台座または敷物を考案した。台座又は敷物の皮膚に対面させる部分には皮膚に長時間押し付けていても皮膚を局部的に凹ませないとか発赤させないまたは発赤させにくいなどの形状面の対策、つまり角張った部分をなくした平坦な部分が多い円盤状などの形状とし、併せて、皮膚に刺激の少ない機能を有した素材で作るか皮膚に対面させる部分に塗布したり被せたりする場合もある、
台座又は敷物の皮膚に対面させない部分には、カテーテル基部を置いて安定または固定させる機能として、カテーテル基部の形状の雌型などの凹部を有したり、カテーテル基部を受けるV字たはU字状の突起を有したり、カテーテル基部を挟み込んで固定するための突起やベルト状などの固定具を有したり、また、これらの凹部や突起や固定具を併用する場合もある。
【0013】
前記の台座又は敷物をカテーテル基部と皮膚の間に位置して使用することによって、従来の形状のカテーテル基部でも、請求項2記載のカテーテル基部の皮膚に優しい機能と同等の機能を得ることができるカテーテル基部用の台座または敷物または取り付け式の部品。
【0014】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例及び模式図に基づき図面を参照して説明する。
図1及び図2は同一の物を異なった角度から見た図であり、同一の記号を付けて説明する。図1及び図2において、(1、11)は本発明の留置針のカテーテル基部(3、13)の皮膚に対面させる部分であり、(2、12)は皮膚に対面させない部分であり、皮膚に対面させる部分(1、11)を下面とすれば両方の側面と上面が皮膚に対面させない部分(2、12)となる。図の通り、皮膚に対面させる部分(1、11)の形状が皮膚に対面させない部分(2、12)と明確に異なった形状をしているカテーテル基部(3、13)であり、その異なる程度は、機能的にも視覚的にも触覚的にも皮膚に対面させない部分が誤って皮膚に対面して装着されることが起こりえない程度に明確に識別できる形状である。なお、カテーテル基部(3、13)はプラグ(6、16)を介して輸液チューブ(7、17)と接続して一体となるので、カテーテル基部(3、13)に接続する輸液チューブ(7、17)先端のプラグ(6、16)も本発明のカテーテル基部(3、13)の形状に準じた特長を有する場合もある。なお図に用いているカテーテル基部は、一般的なカテーテル基部の模式図であり図1と2ではカテーテル基部の一部を切断したように極端に表現しているが、皮膚に対面させる部分と皮膚に対面させない部分を明確にするための表現手段であり、図の形状の細部が本発明のカテーテル基部の形状を限定する物ではない。
【0015】
図3において、本発明の留置針のカテーテル基部(23)の形状において、皮膚に対面させる部分(21)と皮膚に対面させない部分(22)の形状及び機能の具体的な違いを説明する。皮膚に対面させない部分(22)に比べて皮膚に対面させる部分(21)の方が凹凸が少ないかまたは無いとか、突起部分が丸みを帯びているとか、あるいは突起部分が無いとか、より平坦な形状であるなどの特徴をもって、皮膚に長時間押し付けることによって皮膚を局部的に凹ませたり発赤させる原因となるような角張った突起部分などが少ないとか持たない形状である、図4は図3におけるA−A線断面図でありカテーテル基部の胴部分の形状を示し、皮膚に対面させる部分(21)が偏平で角張った部分が少ないことを模式的に表したものである。図5は図4の皮膚に対面させる部分(21)または皮膚に対面させる部分を含む部分に皮膚に刺激の少ない機能を有した素材(30)を使用した例である。
【0016】
カテーテル基部の形状によっては、カテーテル基部の先端部の細さが数ミリメートルであり、偏平に加工しても皮膚にとっては角張った形状と同等の刺激を受ける形状なってしまう場合があり、カテーテル基部の一部を偏平に加工しただけでは目的を十分には満たせない場合がある。そのために偏平な部分を円盤状などに拡張して皮膚に触れる面積を増やすことによって高い効果を得ることが出来る。図6は前記の偏平な部分を拡張した実施例を模式図にしたものであり、カテーテル基部(33)の皮膚に対面させる部分(31)の偏平であるべき部分に円盤状の板(101)を貼り付けたような形状になっている。
【0017】
図7は図6のカテーテル基部の胴部分の断面図であり、偏平部分が拡張していることを表す。但し、この図6と図7はカテーテル基部と、拡張した偏平部分である皮膚に対面させる部分の関係を簡潔に説明したものであり、実際の実施における形状を図で限定する物ではない。
【0018】
対して、図3図6に示す通り皮膚に対面させない部分(22、32)は、内針を内蔵するカテーテル基部(23、33)としての本来の筒状の形状や内針を抜去する操作の力点になるつば(25、35)やさらに連結する輸液チューブ(27、37)のプラグ(26、36)をうけいれる機能を有して、もっぱら医師が指先の操作で安全に装着するために必要な突起物などを有した凹凸を特徴とする形状であり、医師に装着時の操作性の向上を提供する機能を有する。
【0019】
前記で述べたとおりカテーテル基部(23、33)の形状には医師が操作をする操作性と患者の皮膚に装着する装着性の二つの機能を有する必要があり、本発明のカテーテル基部は皮膚に対面させない部分(22、32)に操作性を持たせ、皮膚に対面させる部分(21、31)に装着性を持たせたものであり、これにより、従来の操作性を損なうことなく長時間の皮膚への装着を可能にする点滴静脈内注射用留置針。
【0020】
従来の形状の留置針を使用する際にも本発明の効果を得るための、カテーテル基部と組み合わせて使用する台座または敷物を図8、10、11、12で説明する。台座(107、117)又は敷物(119、129)の皮膚に対面させる部分(41、51、61、71)は、皮膚に長時間押し付けていても皮膚を局部的に凹ませないとか発赤させないまたは発赤させにくいなどの形状面の対策、つまり角張った部分をなくした平坦な部分が多い円盤状などの形状とし、併せて、皮膚に刺激の少ない機能を有した素材で作るか皮膚に対面させる部分に塗布したり被せたりする場合もあり、皮膚にはフィルムドレッシングで固定する。
【0021】
台座(107、117)又は敷物(119、129)の皮膚に対面させない部分(42、52、62、72)には、カテーテル基部を置いて安定または固定させる機能として、カテーテル基部の形状の雌型などの凹部(108、118)を有したり、カテーテル基部を受けるV字またはU字状の突起(120、130)を有したり、カテーテル基部を挟み込んで固定するための突起やベルト状などの固定具を有したり、また、これらの凹部や突起や固定具を併用して有する場合もある。
【0022】
前記の台座(107、117)又は敷物(119、129)をカテーテル基部と皮膚の間に位置して使用することによって、従来の形状のカテーテル基部でも、請求項2記載のカテーテル基部の皮膚に優しい機能と同等の機能を得ることができるカテーテル基部用の台座(107、117)又は敷物(119、129)。
【0023】
なお図8、10、11、12では一般的なカテーテル基部の模式図を用いて組み合わせの例を模式的に表現している。カテーテル基部を安定又は固定させる手段は模式的に表現したものであり、図の形状の細部が本発明のカテーテル基部の台座又は敷物の形状を限定する物ではない。
【0024】
図8は、カテーテル基部の雌型状の窪みを持った偏平な台座であり皮膚に対面させる部分は偏平であり皮膚に対面させない部分は丸みを帯びている。図9はカテーテル基部と組み合わせた例であり、上からフィルムドレッシングで皮膚に固定する。
【0025】
図10は、カテーテル基部の雌型状の窪みを持った偏平な台座であり皮膚に対面させる部分は偏平であり皮膚に対面させない部分の上面は平面である。
【0026】
図11は、平坦な敷物にカテーテル基部を受けるU字型の突起を設けた場合の模式図であり、カテーテル基部の全体が露出すねことに特徴がある。
【0027】
図12は、平坦な敷物にカテーテル基部を固定する留め具を設けた場合の模式図であり、とめ具にはカテーテル基部の胴の部分を挟み込む突起を用いた。図13はカテーテル基部と組み合わせた例であり、上からフィルムドレッシングで皮膚に固定する。この方式は皮膚に装着する前にカテーテル基部と一体化することが出来る特徴がある。
【0028】
図14は、従来のカテーテル基部が皮膚に刺激を及ぼしている状況を説明しているものである。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。カテーテル基部をフィルムドレッシングで直接皮膚に固定する方法を用いてもカテーテル基部の形状による皮膚への刺激が少なく、これまで発生が認められた発赤などの発生頻度を低下させることができる。これによって、第一に患者のストレスを少なくすることができる。また、カテーテル基部を圧着することによって血管を強く圧迫するようなことも起こりにくくなり、さらに、一度装着すれば安定した状態が長時間持続するので72時間または96時間における再装着の発生頻度を下げることができるため医師の負担も軽減し医療コストの削減になる。長期の留置で皮膚に優しい留置針を低いコストで提供することができる。
1、11、21、31、41、51、61、71 皮膚に対面させる部分
2、12、22、32、42、52、62、72 皮膚に対面させない部分
3、13、23、33、43、72、83 カテーテル基部
4、14、24、34、44、74、84 カテーテル
5、15、25、35、45、75、85 つば
6、16、26、36、46、76、86 プラグ
7、17、27、37、47、77、87 輸液チューブ
8、18、28、38、48、78、88 輸液チューブのつば
9、19、29、89 角張った突起部分
30 皮膚に刺激の少ない機能を有した素材
101 拡張した偏平部分
103、133 皮膚
105、125、135 フィルムドレッシング
107、117 台座
108、118 凹部
119、129 敷物
120、130 突起
134 刺激

Claims (3)

  1. 皮膚に対面させる部分(1、11)と皮膚に対面させない部分(2、12)を区別して有して、皮膚に対面させる部分(1、11)の形状と皮膚に対面させない部分(2、12)の形状が明確に異なっているカテーテル基部(3、13)であって、触覚や視覚によって明確に識別できる形状の、皮膚に対面させる部分(1、11)を有したカテーテル基部(3、13)を有した点滴静脈内注射の留置針。
  2. 皮膚に対面させる部分(21、31)の形状が、凹凸が少ないとか、突起部や角張った部分が丸みを帯びているとか、突起部分が無いとか、皮膚に対面させない部分(22、32)の形状に比べて明らかに偏平であり、皮膚に対面させる部分を拡張した平面部分(101)を有するなど、皮膚に長時間押し付けていても皮膚を発赤させないまたは発赤させにくいなどの形状面の特徴を持って、併せて、皮膚に対面させる部分又は皮膚に対面させる部分を含む部分に皮膚に刺激の少ない機能を有した素材(30)を用いる場合もある請求項1記載のカテーテル基部(23、33)を有した点滴静脈内注射の留置針。
  3. 皮膚に対面させる部分(41、51、61、71)が角張った部分を持たず偏平であるなど、皮膚に長時間押し付けていても皮膚を局部的に凹ませないとか発赤させないまたは発赤させにくいなどの形状の特長を持って、併せて、皮膚に刺激の少ない機能を有した素材を皮膚に対面させる部分または全体に用いる場合もある、カテーテル基部と組み合わせて使用するカテーテル基部の台座(107、117)あるいは敷物(119、129)であり、皮膚に対面させる部分(41、51、61、71)の反対側は、カテーテル基部を置いて安定させるための凹部(108、118)や突起(120、130)または、カテーテル基部を固定するための固定具を有していて、カテーテル基部と皮膚の間に位置して使用することによって、従来の形状のカテーテル基部を使用する場合にも、請求項2記載のカテーテル基部の皮膚に刺激の少ない機能と同等の機能を得ることができる従来の形状のカテーテル基部用の台座(107、117)または敷物(119、129)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014162381A1 (ja) * 2013-04-01 2014-10-09 テルモ株式会社 留置カテーテル及びカテーテル組立体

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