JP4807615B2 - 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム - Google Patents

複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4807615B2
JP4807615B2 JP2005356562A JP2005356562A JP4807615B2 JP 4807615 B2 JP4807615 B2 JP 4807615B2 JP 2005356562 A JP2005356562 A JP 2005356562A JP 2005356562 A JP2005356562 A JP 2005356562A JP 4807615 B2 JP4807615 B2 JP 4807615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image data
editing information
touch operation
editing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005356562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007166016A (ja
Inventor
哲郎 松谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005356562A priority Critical patent/JP4807615B2/ja
Publication of JP2007166016A publication Critical patent/JP2007166016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4807615B2 publication Critical patent/JP4807615B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムに関するものである。
複写機として、例えば、原稿画像上の任意の領域を指定し、該領域に対し所望とする色変換や塗りつぶし等の画像処理を実行できるようにしたものがある。
例えば、色変換や指定領域の塗りつぶしや色変換等の編集処理や、読み取った画像に対して領域を指定し、その指定領域内外の画像データを加工するといった、いわゆる、カラー画像処理をモニタ表示を見ながら行ない、その結果を確認することのできるデジタルカラー複写機が考案されている(特許文献1参照)。
特開平08−317237号公報
特許文献1の例では、一枚の原稿に対して領域指定や色指定等の編集情報の設定(以下、複雑コピーの設定と称する)を行ない、その設定内容で記録出力を行なうことしか記載されていないため、一度設定した内容を保存しておき、同じ設定内容を別の原稿にも適用させることについては言及されていない。そのため、複数枚の原稿に同じ内容の複雑コピーの設定を行なう場合であっても、複雑コピーの設定を個別の原稿に対してそれぞれ行なわなければならず、効率が悪いという問題点がある。
また、特許文献1の例では、必ず原稿をスキャナで読み取ってから、その原稿の画像データに対して複雑コピーの設定を行なうものであり、どのような簡単な編集情報の設定であっても原稿を読み取らなければならず、効率が悪いという問題点がある。
上記問題を背景として、本発明は、一度設定した編集情報の設定内容を再度利用することができ、また、効率よく編集情報を設定することが可能な複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記目的を達成するための複写機を提供するものである。即ち、請求項1によれば、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた画像データを表示する表示手段と、表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録する登録手段と、登録手段により登録されたワンタッチ操作手段と編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、を備えることを特徴とする複写機として構成される。
上記構成によって、一度複雑コピーの設定を行なった内容(編集情報)を今後も使用する可能性が高い場合には、編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録することで、その編集情報を保存しておくことができる。
請求項2によれば、本発明の複写機における表示手段は、読取手段により複数枚の原稿が読み取られた場合、その読み取られた複数の画像データを表示し、編集情報設定手段は、表示手段に表示された複数の画像データの各々に対して編集情報の設定を実行でき、登録手段は、編集情報設定手段により設定された複数の画像データの各々に対する編集情報を一つのワンタッチ操作手段に対応させて登録することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、複数ページが一まとまりで扱われる原稿に対して、それぞれの原稿に異なる複雑コピーを指定したい場合には、その複数ページ単位で1つのワンタッチ操作手段への登録が可能となり、限られたワンタッチ操作手段を有効に使用できるとともに、一度のワンタッチ操作手段の操作で複数ページに対して複雑コピーを指定することができるので操作性が向上する。
請求項3によれば、本発明の複写機における編集情報は複写部数を含み、登録手段は、ワンタッチ操作手段に複写部数を含む編集情報を登録することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、ワンタッチ操作手段の操作で複写部数を指定することが可能となり、複雑コピーを行なうたびにコピー部数を設定する手間を省くことができる。
請求項4によれば、上記課題を解決するための複写機は、用紙情報を指定する用紙指定手段と、用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、表示手段により表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録する登録手段と、登録手段により登録されたワンタッチ操作手段と編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、を備えることを特徴とする複写機として構成される。
上記構成によって、予め使用することが予測される複雑コピーのパターンを、原稿をわざわざ読み取らせることなく、ワンタッチ操作手段に登録することができる。
また、本発明の複写機は、ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して登録されている編集情報をワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、読取手段により新たに読み取られる画像データに読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、一度複雑コピーの設定を行なった内容(編集情報)を今後も使用する可能性が高い場合には、編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録しておくことで、後でそのワンタッチ操作手段を操作することで容易に同じ設定内容を呼び出して、他の原稿に対して同じ複雑コピーを実行することができる。
また、上記課題を解決するための複写機は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、画像データに対して編集を行なうための編集情報をワンタッチ操作手段に対応させて記憶するワンタッチ情報記憶手段と、ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して記憶されている編集情報をワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、読取手段により読み取られた画像データに対して、読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする複写機として構成される。
上記構成によって、編集情報が登録されたワンタッチ操作手段を操作することで、所望の複雑コピーの設定を原稿に対して行なうことができ、原稿を読み取らせて最初から複雑コピーの設定を行なう手間を省くことができる。
また、本発明の複写機は、編集情報設定手段により編集情報が設定された画像データを確認出力する確認出力手段と、確認出力手段により確認出力された画像データに対する当該編集情報のワンタッチ操作手段への登録を指示する登録指示手段とを備え、登録手段は、登録指示手段の指示に基づいて当該編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、指定した複雑コピーの内容が適切か否かを確認してから、ワンタッチ操作手段へ登録するため、間違った複雑コピーの内容が設定されることを防ぐことができる。
請求項8によれば、本発明の複写機は、読取手段により複数の画像データが連続して読み取られた場合に、編集情報適用手段は、操作されたワンタッチ操作手段に登録されている編集情報を当該複数の画像データに適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、一度ワンタッチ操作手段を操作して複雑コピーの指定を行なえば、複数枚の原稿に対しても同様の複雑コピーが適用されることから、個別に複雑コピーの指定を行なう必要がなく、複数の同様の原稿に対して同じ複雑コピーを行ないたい場合の作業効率が向上する。
請求項9によれば、本発明の複写機における編集情報は編集の対象となる原稿のサイズ情報を含み、読取手段により読み取られた原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、ワンタッチ操作手段が操作された場合に、そのワンタッチ操作手段に対応付けて登録されている編集情報から原稿のサイズ情報を抽出し、原稿サイズ検出手段により検出された原稿のサイズと比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、両者のサイズが異なると判断された場合に、その編集情報を読取手段により読み取られた原稿のサイズに応じて加工する加工手段と、を備え、編集情報適用手段は、加工手段により加工された編集情報を適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、ワンタッチ操作手段に登録されている編集情報が示す原稿サイズとはサイズの異なる原稿に対しても、柔軟に対応でき、わざわざ原稿サイズに応じて複雑コピーの指定を行なう手間を省くことができる。
請求項10によれば、本発明の複写機は、ワンタッチ操作手段が操作された際に、その操作されたワンタッチ操作手段に対応付けて登録されている編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段を備え、編集情報適用手段は、読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、ページ数指定手段により指定されたページに対して編集情報を適用することを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、原稿が複数枚まとめてセットされ、その複数枚に対して、ページ毎に異なるワンタッチ操作手段に登録された複雑コピーを実行したい場合に、ワンタッチ操作手段の操作と関連付けてそのワンタッチ操作手段の登録内容を適用するページ数を指示しておけば、一度の原稿読み取り操作の過程で、ページ毎で異なる複雑コピーの実行が可能となる。そのため、複雑コピーの内容が異なるページで予め原稿を分けておき、別々に原稿をセットして複雑コピーの指示を行なうといった必要がなく、原稿の取り扱いが簡単となる。
請求項11によれば、本発明の複写機は、ワンタッチ操作手段に登録されている編集情報の内容を確認するワンタッチ内容確認手段を備えることを特徴とする構成をとることができる。
上記構成によって、ワンタッチ操作手段に登録した内容を確認できることから、登録内容を忘れてしまった場合も、登録内容を確認してから複雑コピーを実行できるため、紙の無駄遣いを減らすことができる。
請求項12によれば、上記課題を解決するための複写機システムは、複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、端末装置は、画像データを取得する画像データ取得手段と、画像データ取得手段により取得された画像データを表示する表示手段と、表示手段により表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機へ送出する送出手段と、を備え、複写機は、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、端末装置から編集情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された編集情報をワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録手段と、登録手段により登録されたワンタッチ操作手段と編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、を備えることを特徴とする複写機システムとして構成される。
上記構成によって、一度複雑コピーの設定を行なった内容(編集情報)を今後も使用する可能性が高い場合には、編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録することで、その編集情報を保存しておくことができる。また、複写機以外の端末装置で複雑コピーの設定を行なうことができるので、複写機に複雑コピーの設定を行なうための表示画面や設定キー等を設ける必要がなくなる。さらに、端末装置が備えるある程度大きなサイズの画面を用いて、読み取った原稿の画像データを表示させることで、細かい編集情報の設定についても精度よく行なうことができる。また、端末装置に対して複写機が複数接続されている場合にも、端末装置で一括して複雑コピーの設定を行ない、その設定内容を複数の複写機のワンタッチ操作手段に対して登録することができ、ワンタッチ操作手段に対する編集情報の登録を効率よく行なうことができる。
請求項13によれば、上記課題を解決するための複写機システムは、複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、端末装置は、用紙情報を指定する用紙指定手段と、用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、表示手段により表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機へ送出する送出手段と、を備え、複写機は、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、端末装置から編集情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された編集情報をワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録手段と、登録手段により登録されたワンタッチ操作手段と編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、を備えることを特徴とする複写機システムとして構成される。
上記構成によって、予め使用することが予測される複雑コピーのパターンを、原稿をわざわざ読み取らせることなく、ワンタッチ操作手段に登録することができる。また、端末装置に対して複写機が複数接続されている場合にも、端末装置で一括して複雑コピーの設定を行ない、その設定内容を複数の複写機のワンタッチ操作手段に対して登録することができ、ワンタッチ操作手段に対する編集情報の登録を効率よく行なうことができる。
請求項14によれば、上記課題を解決するための複写機システムは、前記複写機は、前記ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して記憶されている編集情報を前記ワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、前記読取手段により読み取られた画像データに対して、前記読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、を備える複写機システムとして構成される。
上記構成によって、一度複雑コピーの設定を行なった内容(編集情報)を今後も使用する可能性が高い場合には、編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録しておくことで、後でそのワンタッチ操作手段を操作することで容易に同じ指定内容を呼び出して、他の原稿に対して同じ複雑コピーを実行することができる。
請求項15によれば、上記課題を解決するためのコンピュータプログラムは、原稿の画像データを取得する取得ステップと、取得ステップにより取得された画像データを表示させる表示ステップと、表示ステップにより表示された画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、編集情報設定ステップにより設定された編集情報を予め登録されている情報をワンタッチで呼び出すワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせ動作させることで、請求項1と同様の作用・効果を得ることができる。
請求項16によれば、上記課題を解決するためのコンピュータプログラムは、用紙情報を取得する用紙情報取得ステップと、用紙情報取得ステップにより取得された用紙情報に基づいて、白紙画像データを表示させる表示ステップと、表示ステップにより表示された白紙画像データに対して編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、編集情報設定ステップにより設定された編集情報を予め登録されている情報をワンタッチで呼び出すワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせ動作させることで、請求項4と同様の作用・効果を得ることができる。
請求項17によれば、上記課題を解決するためのコンピュータプログラムは、原稿の画像データを取得する取得ステップと、予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段が操作された場合に、画像データに対して編集を行なうための編集情報をワンタッチ操作手段に対応させて記憶するワンタッチ情報記憶手段から、その操作されたワンタッチ操作手段に対応する編集情報を読み出す読出ステップと、取得ステップにより取得された画像データに対して、読出ステップにより読み出された編集情報を適用する編集情報適用ステップと、編集情報適用ステップにより編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムとして構成される。
上記プログラムをコンピュータに読み取らせ動作させることで、請求項6と同様の作用・効果を得ることができる。
同じ内容の編集情報の設定を複数枚の原稿に行なうことが可能な複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムを提供するという目的を、一度指定した内容を今後も使用する可能性が高い場合には、編集情報をワンタッチ操作手段に対応づけて登録しておく構成により実現した。
以下、本発明の複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラムの実施の形態を、複写機システムを例に挙げて図面を用いて説明する。図1に本実施形態の複写機システム,複写機の全体構成のブロック図を示す。複写機10は、CPU11、ワークメモリ12aを備えるRAM12、各種プログラムを記憶するROM13、バスライン14、入出力部15(図1ではI/Oと表記)、メモリ16、通信インターフェース18(図1では通信I/Fと表記)、および印刷制御データ等の受信したデータを一時格納する受信バッファ17を備えて構成される。
ROM13には、印刷制御プログラム13a、スキャナ制御プログラム13b、通信プログラム13c,コピー制御プログラム13dが格納されている。
入出力部15には、操作パネル20(図2参照、詳細は後述)、周知のインクジェット印字機構、レーザー印字機構、熱転写印字機構、あるいはドットインパクト式印字機構などからなる本発明の出力手段である印刷部23,イメージセンサ等を含む原稿の読み取りを行なう本発明の読取手段であるスキャナ部24等が制御対象として接続されている。これら印刷部23、スキャナ部24の動作は周知のものであり、ROM13に格納された対応する印刷制御プログラム13a、スキャナ制御プログラム13bを、CPU11がRAM12のワークメモリ12aを用いて実行することで動作制御される。
また、本発明の取得手段である通信インターフェース18はLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク50を介して端末装置30(図3参照)とデータ等を送受信するための通信インターフェース回路を含んで構成される。通信ネットワーク50に接続された外部通信網を経由した各種データの送受信は、CPU11が通信プログラム13cを実行することで行なわれる。
メモリ16は、例えばEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)等の不揮発性メモリで構成され、本発明のワンタッチ情報記憶手段である複雑コピー設定記憶領域を備える他、複写機10の動作に必要なデータが記憶されている。
図2に、複写機10の操作パネル20の例を示す。操作パネル20は、操作部21と、表示部22と、スピーカ20aとを含んで構成される。操作部21はメカニカルなスイッチ等が用いられ、複写機10の電源の入/切を行なう電源ボタン21a、カーソルボタン21b、コピーボタン21c1,スキャナボタン21c2やその他の機能ボタン21c3を含んで構成される機能選択ボタン21c、テンキー21d、本発明のワンタッチ操作手段であるワンタッチボタン21e,各種動作の開始を行なうスタートボタン21f、および各種動作を中断あるいは停止させるストップボタン21gが含まれる。
表示部22は周知のドット・マトリックス方式のカラー液晶表示器および液晶表示制御を行なうための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、入出力部15を介してCPU11から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行なう。また、表示部22として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
また、操作部21として、表示部22と一体になったタッチパネルを用いてもよい。タッチパネルは、表示部22の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上をユーザがタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、いわゆる静電容量方式を用いてもよい。
図3に端末装置30の電気的構成を示すブロック図を示す。CPU31、ワークメモリ32aを備えるRAM32、各種プログラムを記憶するROM33、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)34、バスライン35、入出力部(図中では「I/O」と表示)36、CD−ROMドライブ39、および通信ネットワーク50に接続するための本発明の送出手段,画像データ取得手段である通信インターフェース(図中では「通信I/F」と表示)40等を備えたパーソナルコンピュータ(あるいはワークステーション)として構成される。
HDD34やCD−ROMドライブ39は、インターフェース(I/F)44、49を介してバスライン35に接続されている。HDD34は、端末装置30の基本ソフトウェアとなるOS34a、複雑コピーの設定を行なう設定プログラム34b、通信ネットワーク50上の機器(複写機10等)との通信を行なうための通信プログラム34c、各種データを格納するデータベース34d等が記憶されている。入出力部36には、キーボードあるいはマウス等からなる本発明の編集情報設定手段,用紙指定手段,確認指示手段,登録指示手段である入力部37、LCDあるいはCRTからなる本発明の表示手段,確認出力手段である表示部38が接続されている。
(複雑コピーのダウンロード処理1)
図4から6を用いて、読み取った原稿に種々の編集加工を行ない、印刷出力するための複雑コピーの設定を端末装置30で行ない、その設定内容を端末装置30に接続された複写機10に対してダウンロードする処理について説明する。なお、本処理は端末装置30の設定プログラム34bに含まれる、複写機10に対して各種設定を行なうためのアプリケーションプログラムを起動し、図示しないメニュー画面の中から複雑コピーを設定するためのメニューを選択することにより開始される。
複雑コピーメニューが選択されると(S1:Yes)、表示部38に図5のような画面が表示される(S2)。この画面には、スキャナ部24で読み取られた原稿の画像データを表示するプレビュー画面22a、入力部37bにより操作されるカーソルポインタ22b、複雑コピーの設定内容を複写機10へダウンロードするためのダウンロードボタン22c、入力あるいは設定を有効とするOKボタン22d、入力あるいは設定を無効とするキャンセルボタ22e、プレビュー画面22aで表示される画像データを編集するための編集メニュー選択画面22f、編集メニュー選択画面22fに対応するパラメータ設定画面22g、設定内容を確認するための確認ボタン22h、設定された複雑コピーの内容(本発明の編集情報)を複写機10のどのワンタッチボタン21eに関連付けて記憶するかを指定するためのボタン表示画面22sが表示される。
図5のボタン選択画面の例では、複写機10のワンタッチボタン21eに含まれる起動ボタンA(図2参照)が選択されていて、設定された複雑コピーの内容は起動ボタンAに対応付けられてデータベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶され、ダウンロードの指示があれば複写機10の起動ボタンAに対して登録される(詳細は後述)。また、別のボタン(図2のB,C等)に対応付けたい場合は、例えばボタン表示画面22s上でマウスの右ボタンをクリックしてボタンの一覧リストを表示させ、そのリストから所望のボタンを選択する。
複雑コピーの設定を行ないたい原稿を複写機10のスキャナ部24にセットして、入力部37に含まれるマウス(図示せず)でカーソルポインタ22bを編集メニュー画面22fの選択項目から「プレビュー」上に移動してクリック(表示部22がタッチパネルを含む場合はタッチパネル上のプレビューボタンの押下、操作部21のワンタッチボタン21eがプレビューボタンを備える場合はそのボタンを用いてもよい、以下同じ)すると(S3:Yes)、スキャン指令が複写機10に送られ、複写機10ではスキャナ部24で原稿が読み取られ、読み取られた原稿の画像データが端末装置30に送られ表示部38のプレビュー画面22aに表示される(S4)。
なお、「プレビュー」により原稿を読み取らせる方法としては、予め複雑コピーの設定を行ないたい原稿のみを原稿台にセットしておき、それを読み取らせる方法や、同じ複雑コピーを行ないたい原稿が複数枚ある場合は、複数枚の原稿をまとめてセットしておき、先頭の一枚だけを読み取らせる方法等が考えられる。また、プレビューで原稿を読み取る場合は、スキャナ部24が備える読み取りの解像度レベルのうちの低解像度で読み取りを行ない、短時間で読み取りを完了し、画像データをプレビュー画面22aに表示する。これは、原稿の大体の内容が確認できれば、複雑コピーの設定は可能であることから、低解像度で読み取ることでプレビューに要する全体の時間を短縮するためである。
また、例えば履歴書等のように文書の書式が一般的に決まっている定型文書に対して複雑コピーの設定を行なう場合(S3:No)には、原稿を読み取ってプレビュー表示を行なう必要はなく、編集メニュー画面22fの選択項目「定型」をクリックして(S5:Yes)、定型文書の雛型を用いて雛型編集処理(S6:詳細は後述)を行なう。
また、データベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶されている、過去に設定して保存した複雑コピーの設定内容を基に新たな複雑コピーの設定を行なうこともできる。編集メニュー画面22fの選択項目「設定読込」をクリックすると(S16:Yes)、記憶されている複雑コピーの設定内容の読込処理(S17:詳細は後述)が行なわれる。
複雑コピーの設定を行なう前に複雑コピーモードを終了したい場合には、キャンセルボタン22eをクリックすると(S18:Yes)、キャンセル処理(後述)が行なわれ、複雑コピーモードを終了する。(S15)。
そして、プレビュー画面22aに表示されている画像データに対して複雑コピー設定処理(S7:詳細は後述)を実行する。この複雑コピー設定処理は、プレビュー指示により原稿が読み取られた状態でプレビュー画面22aに表示されている画像データ,雛型編集処理を行なった後にプレビュー画面22aに表示されている画像データ,複雑コピーの設定内容の読込処理を行なった後にプレビュー画面22aに表示されている画像データのいずれにも実行可能である。設定が完了して確認ボタン22hをクリックすると(S8:Yes)、それまでに行なわれた設定内容がプレビュー画面22aあるいはパラメータ設定画面22gに具体的に表示される(S9)。例えば、マスクが指定された領域が実際にマスクされた状態で表示されたり、色が指定された領域がその色で表示され、所望の設定が行なわれたかを確認できるレベルで表示される。所望の設定が行なわれていない場合(S10:No)には、複雑コピー設定処理をやり直す。なお、確認ボタン22hをクリックしたときに、ステップS7で行なわれた複雑コピーの設定に基づいて実際に印刷部23により一枚だけコピー出力される構成であってもよい。
そして、所望の設定が行なわれていることが確認できたら、OKボタン22dをクリックする。OKボタン22dがクリックされると(S10:Yes)、図6のように編集メニュー画面22fの選択項目「設定保存」がクリック可能な状態となるので「設定保存」をクリックする。「設定保存」がクリックされると、上記で設定された複雑コピーの内容が選択ボタン表示画面22sにおいて選択されている起動ボタンAに基づいて、データベース34d内の複雑コピー設定記憶領域に複写機10の設定として図39のように起動ボタンAの登録エリアに上書き保存される(S11)。なお、図39においては、起動ボタンAに登録される複雑コピーの設定内容を「設定内容1」として簡易的に示す。起動ボタンB,Cについても同様である。
この後、ダウンロードボタン22cがクリックされると(S12:Yes)、複雑コピー設定内容と起動ボタンAに登録することを指示する情報とが複写機10にダウンロードされる(S13)。複写機10では、ダウンロードされた内容はメモリ16の複雑コピー設定記憶領域の起動ボタンAに対応する領域に記憶される。また、キャンセルボタン22eがクリックされると(S14:Yes)、キャンセル処理(S15)が行なわれ、設定内容がクリアされ複雑コピーメニューを終了する。
(雛型編集処理)
図7から図11を用いて図4のステップS6に相当する雛型編集処理について説明する。図5の画面において編集メニュー画面22fの選択項目「定型」をクリックすると、図8のように「定型」についてのサブメニュー22jが表示される。サブメニュー22jが表示されている間は、他のメニュー・ボタンは通常の表示よりも輝度を低くしたり色を変えたりして選択できない旨を表す。
本実施形態においては、サブメニューとして「A4」,「履歴書」,「住民票」の3つが用意されているが、これに限定されるものではなく他のメニューがあってもよい。ここで、アプリケーションが備えている雛型の選択肢の中から、例えば「履歴書」をクリックすると、図9のようにデータベース34dの雛型情報記憶領域に予め記憶されている履歴書の雛型情報に基づく画像がプレビュー画面22aに表示され、履歴書に対応した設定パラメータがパラメータ設定画面22gに表示される(S21)。
履歴書の雛型情報には、履歴書に一般的に備えられている、顔写真を添付する領域、氏名を記載する領域、住所を記載する領域、経歴を記載する領域等、記載内容毎に領域を区分けするための情報と、その区分けした領域をパラメータ設定画面22gにパラメータ表示するための情報として、「顔」、「住所」、「氏名」、あるいは「経歴」といった設定パラメータ情報と、が少なくとも含まれている。また、図9の例では、各設定パラメータに対して、デフォルトの編集内容(情報)が予め付与されており、例えば、設定パラメータ「顔」に対しては編集内容として「マスク」が対応付けて記憶され、設定パラメータ「住所」には編集内容として「モノクロ」が対応付けて記憶されており、このようなデフォルトの編集内容も雛型情報に記憶されている。
そして、例えば履歴書のコピーを行なう際に履歴書に添付されている顔写真22a1をコピーする必要がない場合(S22:Yes)、パラメータ設定画面22gの設定パラメータである「顔:マスク」の右欄にカーソルポインタ22bでチェックを入れデフォルトの編集内容を設定する。すると、図10のようにプレビュー画面22aの顔写真表示領域22a2がコピーの対象とはならない点線表示となる。他の設定パラメータにはデフォルト状態ではチェックが入れられていないため、「顔」に対応する領域以外はモノクロコピーの設定となる。
この状態でOKボタン22dがクリックされると、設定内容がワークメモリ32a等のようなRAM32の所定の領域に一時的に保存される(S23)。その記憶内容の一例を図11に示す。番号(No),設定分類(定型等),設定パラメータ(文書の書式「履歴書」,設定の対象となる範囲「全体」,編集内容「モノクロ」,機能「コピー」)等が含まれている。No0は編集内容の指定なしを示す雛型情報で、図10の設定内容はNo1として記憶される。
また、図8においてサブメニューの中から本発明の用紙情報である「A4」をクリックすると、プレビュー画面22aには例えば図5のような、A4サイズの白紙画像が表示され、この白紙画像に対して雛型編集処理および複雑コピー設定処理(後述)を行なうことができる。ここで使用できる雛型編集の選択肢としては、用紙の領域として例えば上半分,下半分,右半分,左半分という一般的な定型領域が用意されていて、その定型領域を選択した上でマスク,印刷色といったパラメータの設定を行なう。
具体的に、原稿の上半分にテスト問題が記載され、下半分に回答が記載されていような原稿をコピーするときに、まず、テスト問題の部分だけをコピーして、回答部分はマスクしたいといった要求が考えられる。この場合は、一々原稿をプレビューすることなく、原稿のサイズA4を選択し、白紙画像を表示した上で、雛型編集の中から、下半分を選択すると共に、編集内容としてマスクを指定することで、複雑コピーの実行時には、読み取った原稿に対して、下半分がマスクされたコピー出力が得られる。このように、簡単な設定であれば、原稿をプレビューすることなく、簡単なボタン操作で領域指定や編集内容を設定することができる。
定型文書の別の例として、書籍をページ見開きでコピーする際の雛型情報を使用することもできる。図12のように書籍Qをコピーする際にはガラス製の原稿台Pに置くと、ページ見開き部に近い領域Sは原稿台Pに密着しないため、黒く出力される。そこで、図示しない「定型」のサブメニューから「定型:書籍」を選択し、図13のような「定型:書籍」という雛型情報に基づく画像を表示を作成し、中綴じ部がコピーされる領域22a6をマスクするように設定を行なえば、書籍に印字されている領域22a5(書籍Qの領域R,T)のみコピーされ中綴じ部(領域S)が黒く出力されることはなくなる。同様に縁部分22a7の黒い出力を消したい場合には、「周縁部:マスク」の右の欄にチェックを入れ、マスク設定を有効とすることで縁部分22a7の黒出力を防止することができる。
このように、端末装置30内のアプリケーションが予め備えている雛型の編集情報を用いて表示された複雑コピーの内容について、上記と同様のS7以降の処理により複写機10へのダウンロードが行われ、複写機10の起動ボタンに対して複雑コピーの設定内容が登録される。従って、原稿をプレビューにより読み取ることなく、複写機10の起動ボタンに複雑コピーの設定内容を登録することが可能となる。
中綴じ部(領域D)の幅は、書籍の厚さ等により変化することから、例えば、雛型情報に基づいて、一枚試しコピーを行ってみて(ステップS9の確認出力処理に相当)、中綴じ部分のコピー出力の結果が適切でない場合は、ステップS7の複雑コピーの設定に戻り、中綴じ部分の幅をカーソルポインタ22bを用いて適宜調節し、所望の設定に変更できることが望ましい。
(複雑コピー設定内容の読込処理)
定型文書の雛型情報を用いる他に、図40に示すように、データベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶されている過去に設定して保存された複雑コピーの設定データを読み込んで複雑コピーの設定を行なうこともできる。図14から図16を用いて図4のステップS17に相当する、複雑コピー設定内容の読込処理について説明する。なお、図40においても、保存データ1,2・・として保存されている複雑コピーの設定内容を「設定内容A、B・・」として簡易的に示す。
まず、図5のような画面が表示されているときに、設定項目「設定読込」をクリックすると、データベース34dに記憶されている過去の設定した複雑コピーの設定内容が、図15のように保存データ表示領域22rに、例えば「保存データ1」,「保存データ2」のようにアイコン表示される(S101)。なお、保存する際にデータ名を付与できる構成であってもよく、その場合はアイコンとともにデータの名称が表示され、ユーザが選択しやすいものとなる。保存データが1画面で表示しきれない場合は、スクロールバーが表示され全ての保存データのアイコンを見ることができる。また、図16のように、読み出し時に確認メッセージを表示してもよい。
そして、所望の保存データのアイコンをクリックすれば(S102:Yes)、記憶されている複雑コピーの設定内容が読み込まれて表示部38に表示される。このとき、プレビュー指示により原稿が読み取られた状態でプレビュー画面22aに表示されている場合(S103:Yes)は、読み取られた原稿のデータと読み込まれた複雑コピーの設定内容とが合成されて(S106)プレビュー画面22aに表示される(S105)。一方、原稿が読み取られていない場合(S103:No)は、複雑コピーの設定内容を読み込み(S104)、その設定内容を白紙画像に適用したものを表示する(S105)。
なお、図40に示す過去の複雑コピー設定記憶領域には、これまでに端末装置30において設定された複雑コピーの設定内容が自動的、もしくはユーザの指示により記憶されるものであってもよく、また、図39の複写機10の起動ボタンに対する複雑コピー設定記憶領域に記憶されていた内容が、新たに設定された複雑コピーの設定内容に上書きされる際に、先に記憶されていた設定内容を過去の複雑コピー設定記憶領域に移動して記憶させるような構成であってもよい。
そして、このように表示された複雑コピーの内容について、上記と同様にステップS7以降の処理により複写機10へのダウンロードが行われ、複写機10の起動ボタンに対して複雑コピーの設定内容が登録される。従って、以前に設定したことのある複雑コピーの設定内容であれば、データベース34dから読み出して、簡単な操作により、複写機10の起動ボタンに登録することが可能となる。
(複雑コピー設定処理)
図17から図26を用いて図4のステップS7に相当する複雑コピー設定処理について説明する。読み取られた原稿の画像データがプレビュー画面22aに表示されている状態,雛型編集処理を行なった後の画像データがプレビュー画面22aに表示されている状態,あるいはデータベース34dに保存されていた複雑コピーの設定内容の読込処理により読み込まれた画像データがプレビュー画面22aに表示されている状態で、編集メニュー画面22fの設定項目「自由設定」をクリックすると、図18のようにユーザが任意の複雑コピー設定を行なうことができる状態となる。
ここで、所望の領域をコピー出力したくない場合は、図19のようにパラメータ設定画面22gの「マスク」の右欄をクリックしてチェックを入れる(S31:Yes)。そして、図20あるいは図21のように領域の始点と終点を指定することでマスクしたい領域を指定する。領域の指定が終了すると(S32:Yes)、領域22a2あるいは領域22a3をマスクするという設定内容として、指定した領域の情報およびその領域に対する編集内容がワークメモリ32a等のようなRAM32の所定の領域に保存される(S33)。この後、ステップS31に戻る。
続いて、所望の領域の表示色(印字色)を変更したい場合(S31:Yes)には、図22,図23のようにパラメータ設定画面22gの編集内容「単色:赤」の右欄をクリックしてチェックを入れる。赤以外の単色を使用したい場合には、「単色:赤」の欄をクリックするとプルダウンメニュー形式で色リストが表示されるので、所望の色を選択する。
そして、図24,図25のように上記と同様に始点と終点を指定して表示色を変更する領域22a4を指定する。そして、OKボタン22dをクリックすることで複雑コピーの設定を終了する(S36:Yes)。途中で複雑コピーの設定を中止したい場合にはキャンセルボタン22eをクリックすると(S35:Yes)、それまでのRAM32の保存内容がクリアされる(S37)。
このような複雑コピー処理を行った結果が、図4のステップS8〜S11の処理を経て、最終的にデータベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶される。ここで、データベース34dに記憶されている複写機10のワンタッチボタン21eに関する記憶内容の一例を図26に示す。起動ボタン毎に、番号(No),設定分類(自由設定等),設定パラメータ1〜5(文書の書式,設定の対象となる範囲,設定内容,コピー時のレイアウト)等が含まれている。そして、起動ボタンAの設定内容は、スキャンした1ページの画像データにおける(x,y):(50,1000)〜(5050,2999)の領域はマスクし、それ以外の領域はモノクロとするものである。そして、ダウンロードボタン22cがクリックされ、ダウンロードが指示されることで、複写機10にデータベース34dに記憶された起動ボタンAに対する複雑コピーの設定内容が送出され、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域に格納される。従って、メモリ16にもデータベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶されている内容と同じものが記憶されることになる。
端末装置30で設定された複雑コピーの内容は、上述のように、端末装置30に接続されている一台の複写機10に対して起動ボタン毎にダウンロードする方法の他に、複数の起動ボタンに対する複雑コピーの設定内容を一括してダウンロードするように構成されていてもよい。この場合、図4のステップS1〜S11までの処理を複数回繰り返し、例えば、起動ボタンAに対応付けたい複雑コピーの設定内容の登録と、起動ボタンBに対応付けたい複雑コピーの設定内容の登録とをそれぞれ行ない、データベース34d内の複写機10の起動ボタン登録エリアに記憶しておく。
その上で、図27に示す表示部38の表示画面にしたがって、送信先の複写機(複写機名,ネットワークアドレス等),送信内容(複雑コピー設定内容等)を指定する。「送信」ボタンをクリックすると、上記起動ボタン登録エリアに記憶されている設定内容が読み出され、送信先の複写機として指定されている複写機10に送られる。そして、複写機10では、端末装置30からダウンロードされたデータ(複雑コピーの設定内容、その設定内容をどの起動ボタンに対応つけるかを示す情報)に基づいて、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域に、起動ボタン毎にそれぞれ設定内容が格納される。
また、図27の画面で「終了」ボタンをクリックすると、複雑コピーモードから他のモードに移行することができる。さらに、「キャンセル」ボタンをクリックすると、ダウンロード等の動作を中止することができる。
また、端末装置30は、複写機10のメモリ16の記憶内容(複雑コピー設定内容等)を取得することもできる。図27の画面で「受信」ボタンをクリックすると、指定された複写機10から起動ボタンに登録されているデータ(複雑コピー設定内容等)を受信する。受信したデータは一旦ワークメモリ32aに格納され、所定のコマンドを実行することでデータベース34dの該当領域に格納される。
これにより、複写機10側での操作で、起動ボタンに登録されている内容が一部修正されたような場合、その最新の登録内容を取得して確認したり、データベース34d内の複写機10の起動ボタンに対する複雑コピー設定記憶領域の登録内容を更新させて、複写機10の実際の登録内容と一致させるといった処理に利用できる。
図41を用いて、複写機10における端末装置30からのダウンロードデータの受信処理について説明する。端末装置30からのデータの受信を検出すると(S111:Yes)、ワークメモリ12aあるいは受信バッファ17に受信したデータを一時的に格納する(S112)。データの末尾の「EOF」等を検出して全データを受信したら(S113:Yes)、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域の起動ボタンに対応する領域に記憶される(S114)。
(複雑コピー設定のダウンロード処理2)
図28〜図37を用いて、複雑コピー設定のダウンロード処理の別の例について説明する。なお、本処理も上記複雑コピー設定処理1と同様に、本処理も端末装置30の設定プログラム34bに含まれる、複写機10に対して各種設定を行なうためのアプリケーションプログラムを起動し、図示しないメニュー画面の中から複雑コピーを設定するためのメニューを選択することにより開始される。
複雑コピーメニューを選択して読み取られた原稿の画像データがプレビュー画面22aに表示されるステップS61からS63、定型文書の雛型を用いて雛型編集処理を行なうステップS64,S65、および複雑コピー設定の読込処理を行なうステップS78,S79は、それぞれ図4のステップS2からS4、ステップS5,S6、ステップS16,S17と同様であるため、ここでの説明は割愛する。但し、ステップS61で表示される画面は図29のように、複数枚の原稿を「プレビュー」により読み取って複雑コピー設定処理を行なえるように、スキャンページ選択ボタン22m,22n、次ページボタン22k、一つの原稿に対するコピー枚数を設定するためのコピー枚数設定ボタン22p,22qが追加されている。
また、複雑コピーの設定を行なう前に複雑コピーモードを終了したい場合には、キャンセルボタン22eをクリックすると(S80:Yes)、キャンセル処理(後述)が行なわれ、複雑コピーモードを終了する。(S77)。
そして、複雑コピー設定処理(S66:図17と同様)を実行する。図30,図31の例では指定された領域22a8がマスクされる。設定内容の確認(S67,S68)については図4のステップS8,S9と同様であるため、ここでの説明は割愛する。
次に、上記の複雑コピー設定内容に基づいてコピーされる原稿の1枚に対するコピー枚数を、コピー枚数設定ボタン22p,22qを用いて設定することができる(S70)。図33の例では、読み取られる原稿の1枚に対して図32で設定された複雑コピーの設定内容で各2枚コピーする場合の設定画面である。
上記の複雑コピー,コピー枚数の設定内容に間違いなければOKボタン22dをクリックする。OKボタン22dがクリックされると(S71:Yes)、RAM32の保存内容がデータベース34dの複雑コピー設定記憶領域に記憶される(S72)。
このときのデータベース34dに記憶されている複写機10のワンタッチボタン21eに関する記憶内容の例を図37に示す。起動ボタンAの設定内容は、スキャンした1ページの画像データにおける(x,y):(100,2000)〜(1000,2500)の領域はマスクし、それ以外の領域はモノクロとし、さらにスキャンした原稿1枚につき、2枚ずつコピーするものである。このように、起動ボタンに対して登録される複雑コピーの設定内容にコピー枚数の情報も付加することができ、これにより、例えば、所定の原稿に複雑コピーを設定して、いつも同じ枚数分コピーするような使用形態の場合には、コピー枚数を含めて起動ボタンに登録しておくことで、テンキー等を用いて毎回コピー枚数を入力することなく、必要な枚数だけ複雑コピーを適用させた出力を得ることができる。
この後、ダウンロードボタン22cがクリックされると(S73:Yes)、複雑コピー設定内容が複写機10にダウンロードされる(S74)。複写機10では、ダウンロードされた内容はメモリ16の複雑コピー設定記憶領域の起動ボタンAに対応する領域に記憶される。また、キャンセルボタン22eがクリックされると(S76:Yes)、キャンセル処理が行なわれ、RAM32の保存内容がクリアされ複雑コピーモードを終了する。(S77)。
また、原稿を複数枚読み取った場合は、1枚目の原稿の画像データに対して上記と同様の設定を行なった後に、次ページボタン22kをクリックすると(S75:Yes)、図34のように次ページのプレビュー画面22abが表示され、上記と同様に複雑コピー,コピー枚数の設定を行なうことができる。図35にプレビューボタン22fがクリックされて次ページの原稿が読み取られた状態を表したものを示す。続く図36に次ページにおける領域22ab1の印刷色を赤色、コピー枚数は1枚と設定した例を示す。
この状態で、OKボタン22dをクリックすることで、起動ボタンAに2枚分の複雑コピーの設定内容が対応付けられてデータベース34dに保存される。そして、ダウンロードボタン22cがクリックされると、複写機10に対して同様の内容が送出される。このように2枚の原稿をプレビューし、それぞれの原稿に複雑コピーの指定を行ったものを組み合わせて、1つの起動ボタンに対して登録することもできる。
複写書類のように常に何枚かがセットで扱われるような原稿について、例えば1枚目の原稿と2枚目の原稿とにそれぞれ異なる複雑コピーの設定を行ないたい場合、それぞれプレビューにより原稿を読み取り、別々に複雑コピーの設定を行って1つの起動ボタンに登録しておくことで、上記書類を1枚目と2枚目を重ねて複写機にセットしても、1つの起動ボタンの操作で各書類に別々の複雑コピーが適用されて出力されることになる。このときのワンタッチボタン21eに関する記憶内容の例を図38(起動ボタンAに対する設定を参照)に示す。
なお、1つの起動ボタンに対して3枚以上の複雑コピーの設定を組み合わせて保存するように構成されていてもよく、各原稿の複雑コピーの設定内容に枚数の情報が含まれていてもよい。また、プレビューにより読み取られた原稿に対する設定内容の他、履歴書等の「定型」を選択して設定された複雑コピーの設定内容を組み合わせて保存するものであってもよい。
また、例えば、図38における記憶内容の起動ボタンBの登録内容のように、2枚の原稿をプレビューにより読み取り、それぞれ複雑コピーの設定を行った後、さらに、設定パラメータとして図示しない「2in1」を指定して一つの起動ボタンBに対応付けて保存した場合、自動的に設定パラメータ4に「50%縮小」、設定パラメータ5に「2in1コピー」が書き込まれる。
このような起動ボタンBの設定内容が複写機10にダウンロードされると、複写機10では、起動ボタンBを操作してコピーを実行させることで、連続して読み取られる2枚の原稿に対して、最初の原稿の画像データについては、50%に縮小してモノクロとし、次の原稿の画像データについても、50%に縮小してモノクロとし、その2つの画像データをA4一枚に並べた出力を得ることができる。
原稿が3枚以上連続して読み取られる場合には、それらの原稿に対しても2in1で出力される。なお、1枚のコピー出力に収める読み取り原稿の枚数は上記の2枚(2in1)に限らず、複雑コピー設定時に何枚の原稿に対して一つの起動ボタンを対応付けて保存し、ダウンロードしたかにより決定され、3枚以上であってもよい。
なお、上記の例では、複数の原稿に対して複雑コピー等の設定を行なう場合、プレビュー時に複雑コピーの設定を行なう原稿のみを読み取っているが、コピーしようとする原稿を全て読み取って必要なページを選択して表示させ、そのページに対して複雑コピーの設定を行なう方法でもよい。また、複数のプレビューがある場合に重ねて表示させて切り替え表示を行なう代わりに並列に表示し、複雑コピーの設定を行なう構成であってもよい。
図42を用いて、複写機10における複雑コピー処理の流れについて説明する。なお、複写機10のメモリ16には、予め端末装置30において設定された複雑コピーの設定内容がダウンロードされており、図38のように、各起動ボタンに対応付けて保存されているものとする。複雑コピーを行ないたい原稿をセットした状態で、ワンタッチボタン21eに含まれる起動ボタンAを操作すると(S121:Yes)、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域に記憶されている起動ボタンAに対応付けられた複雑コピーの設定内容がワークメモリ12aに読み出され、その内容が表示部22に表示される(S122)。
スタートボタン21fが押下されると(S123:Yes)、スキャナ部24で原稿の読み取りが行なわれ(S124)、次いで、読み取られた原稿の画像データに複雑コピーの設定内容が適用される(S125)。ここで、ステップS124の複雑コピー適用時の原稿読み取り(本スキャン)では、予め設定されている解像度での読み取りが行われる。ここでの解像度は、例えば、装置のコピー機能の詳細設定において、低解像度、標準、高解像度といった複数の選択肢から選択することが可能である。そして、読み取った原稿の画像データに対して、複雑コピーの設定内容を適用する処理については詳細な説明は省略するが、例えば、指定された領域をマスクする場合であれば、1枚の原稿の画像データをビットマップデータに展開した後、指定された領域のデータ部分を全て「0」に置き換えて記録しない状態とすることで実現でき、指定された領域を「単色:赤」に変更する場合であれば、同様にビットマップデータに展開した後、指定された領域のデータ部分が仮にモノクロのデータであっても、赤の情報を付加して印刷部に出力することで実現できる。
また、「2in1」コピーを行なう場合等、複数の原稿がセットされている場合(S126:Yes)は次の原稿を読み取る(S124)。原稿を全て読み取ったら(S126:No)、印刷部23でプリント処理が行なわれる(S127)。
また、ワンタッチボタン21eに含まれる起動ボタン以外の操作が行なわれた場合(S121:No)は、押下されたボタン等に対応した処理が行なわれる(S129)。例えば、ワンタッチボタン21eに含まれる図示しない確認ボタンが押下され、その次に起動ボタンAが押下された場合、表示部22の図示しない表示画面上に起動ボタンAに対応付けて記憶されている複雑コピーの内容が白紙原稿に合成された形態で表示される。これにより、各起動ボタンに登録されている内容を直ちに確認することができる。
また、表示部22上の図示しないキャンセルボタン22eあるいはストップボタン21gを押下すれば(S130:Yes)、本処理を終了することができる(S131)。このとき、ワークメモリ12aに読み出された複雑コピーの設定内容はクリアされる。
また、ステップS125では、図43のような用紙サイズ変更処理を行なってもよい。まず、スキャナ部24で読み込まれた原稿の用紙サイズ(本発明の原稿のサイズ情報)と、ワークメモリ12aに読み出された複雑コピーの設定内容に含まれる用紙サイズ情報とを比較する(S92)。原稿の用紙サイズと複雑コピーの設定内容に含まれる用紙サイズ情報とが異なる場合(S93:Yes)、双方の用紙サイズが異なる旨のメッセージを表示し、ユーザに選択を促す。ここで、用紙サイズを一致させることが指示されると(S94:Yes)複雑コピーの設定内容が原稿の用紙サイズに合うように変更される(S95)。例えば、原稿の用紙サイズがA4縦で複雑コピーの設定内容に含まれる用紙サイズ情報がA3縦の場合、設定パラメータ2(図26参照)の領域設定がA4縦サイズに合うように縮小される。
図44を用いて、複写機10における複雑コピー処理の別の例の流れについて説明する。なお、複写機10のメモリ16には、予め端末装置30において設定された複雑コピーの設定内容がダウンロードされており、図38のように、各起動ボタンに対応付けて保存されているものとする。複雑コピーを行ないたい原稿をセットした状態で、ワンタッチボタン21eに含まれる起動ボタンAを押下すると(S151:Yes)、メモリ16の複雑コピー設定記憶領域に記憶されている起動ボタンAに対応付けられた複雑コピーの設定内容がワークメモリ12aに読み出され、その内容が表示部22に表示される。
次に、読み出された複雑コピーの設定内容を適用するページ範囲の指定を行なうことができる。ここでは、例えば、テンキーを用い、「1〜5ページ」の範囲指定であれば、「1*5」というように入力させるといったメッセージを表示し、ユーザに希望するページ範囲を入力させる。ページ範囲の指定が行なわれると、起動ボタンAに対応付けられた複雑コピーの設定内容と指定されたページ範囲とがワークメモリ12aに保存される。
別の起動ボタンの複雑コピー設定を適用するページ範囲の指定を行なう場合(S154:Yes)、例えばワンタッチボタン21eに含まれる起動ボタンBを押下する。そして、上記と同様にページ範囲の指定を行なう。
ページ範囲の指定が行なわれずに(S152:No)、続けて別の起動ボタンの指定が行なわれた場合は(S154:Yes)、先に指定された起動ボタンに対応するページ範囲には「1」もしくは、既に指定済みのページ範囲の次のページを保存する。また、起動ボタンが指定されて(S154:Yes)、S152でページ範囲の指定が行なわれずに(S154:No)、S155へ移行する場合には、その起動ボタンに対応するページ範囲は「制限なし」とする。
図45,図46にワークメモリ12aに保存された設定内容の例を示す。図45の例では、起動ボタンAが操作された後に、ページ範囲として「1〜5ページ」が指定され、続いて起動ボタンBが操作された場合を示している。起動ボタンBについてはページ範囲の指定がなく、続く起動ボタンの操作がないため、6ページ以降は全て起動ボタンBの設定が適用される。また、図46の例では、起動ボタンAが操作された後、ページ範囲の指定がなく、続いて起動ボタンBが操作され、ページ範囲として「2〜7ページ」が指定された場合を示している。この場合、起動ボタンAに対するページ範囲には、「1」が自動的に書き込まれる。また、8ページ以降の原稿があれば、例えば「モノクロ,等倍,コピー枚数1枚」のような通常のコピーを行なう。
なお、ページ範囲として「1」や「6」といった1ページのみの範囲指定が入力された場合は、それを起動ボタンに対応付けて保存する。また、重複してページ範囲が指定された場合は、メッセージ表示を行いユーザに報知する。また、図45や図46のように指定された内容に対して、コピー部数を設定可能としてもよい。
設定された内容は,ページ範囲を含めて表示部22に表示される(S155)。スタートボタンが押下されてからの複雑コピー設定画像処理(S158)を除く処理(S156,S157,S159〜S161)、キャンセル処理(S163,S164),その他の処理(S162)は、それぞれ、図42のS123、S124,S126〜S128、S130,S131、S129と同様であるため、ここでの詳細な説明は割愛する。
複雑コピー設定画像処理(S158)では、スキャンされた原稿の頁数をカウントし、上記で設定されたページ範囲の指定に基づいて、そのページに対応する起動ボタンの設定内容で複雑コピーを行なう。
上述の実施の形態は、複雑コピー設定処理を端末装置30で実施していたが、複写機10で行なう構成としてもよい。この場合、操作パネル20上の各操作部が本発明の編集情報設定手段,用紙指定手段,確認指示手段,登録指示手段に相当し、表示部22が本発明の表示手段,確認出力手段に相当することになる。また、複雑コピー処理,複雑コピー設定処理等は上述した内容と同様であるため、ここでの詳細な説明は割愛する。
また、本スキャンの場合の指示操作を端末装置30から複写機10に対して実行できるように構成されていてもよい。その場合は、端末装置の画面上で、起動ボタンA,B,C等を指定したり、コピー部数やページ範囲を指定することができ、その上でコピースタートを指示すると、複写機10に起動ボタンの情報と本スキャンの開始を指示する情報が送出される。それを受け取った複写機10は、セットされている原稿の読み取りを開始すると共に、指示された起動ボタンに対応する複雑コピーの設定内容をメモリ16から読み出し、読み取られた原稿の画像データに対して複雑コピーの設定内容に基づく画像処理を行ない、印字出力を行なうことになる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、複写機10のどの起動ボタンに登録するかをボタン表示画面22sにおいて選択するように構成されていたが、どの起動ボタンに空きがあるかが分からないこともあるため、ボタンを指定することなく複写機10に複雑コピーの設定内容を送出し、複写機10側で自動的に空き状態を確認して、空いている起動ボタンに登録するように構成されていてもよい。その場合は、どの起動ボタンに登録したかの情報を複写機10から端末装置30が受け取り、端末装置30のデータベース34d内の複雑コピー設定記憶領域において、設定した複雑コピーの内容がどの起動ボタンに対応づけられたかを記憶し、端末装置30においても複写機10の起動ボタンの登録内容が常に最新のものに更新されていることが望ましい。また、上記実施形態では、説明の都合上、端末装置30における複雑コピーの設定処理、および複写機10への設定内容のダウンロード処理と、複写機10側で実行される複雑コピーの適用処理とを別々に説明したが、実際の実施を考えた場合、次のような処理の流れが考えられる。ユーザが原稿に対して、ワンタッチに未登録の複雑コピーの設定内容でコピーを行いたい場合に、まず、複写機10に原稿をセットして、端末装置30側の操作で必要な原稿のプレビューを行い、プレビュー結果に対して、領域指定と「マスク」、「単色:赤」といった編集内容の設定を行い(複雑コピーの設定)、その上で再度複写機10に原稿をセットし、設定した内容に基づく複雑コピーを実行する。このときのコピー開始時の指示は、複写機10、端末装置30のどちらからであってもよい。その後、今回設定した複雑コピーを今後も使用する可能性があるとユーザが判断すれば、引き続き、複写機10の起動ボタンの指定を行い、ダンウンロードを指示することで、複写機10の指定した起動ボタンに対して、今回設定した複雑コピーの設定内容が登録され、次回からは、複写機10において、起動ボタンを操作するのみで、同じ複雑コピーの内容を読み出し、原稿に対して適用することが可能となる。
複写機システム,複写機の全体構成を示すブロック図。 操作パネルの構成を示す図。 端末装置の構成を示す図。 複雑コピー処理1を説明するフロー図。 プレビュー時あるいは白紙画像表示時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の保存時の表示画面の一例を示す図。 雛型編集処理を説明するフロー図。 雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図8に続く雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図9に続く雛型編集処理実行時の表示画面の一例を示す図。 雛型情報の記憶内容の一例を示す図。 書籍を見開きでスキャンする例を示す図。 書籍を見開きでスキャンする場合の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の読込処理について説明するフロー図。 複雑コピー設定内容の読込時の表示画面の一例を示す図。 図15に続く複雑コピー設定内容の読込時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定処理を説明するフロー図。 複雑コピー設定処理実行時の表示画面の一例を示す図。 図18に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図19に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図20に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図21に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図22に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図23に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図24に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の一例を示す図。 一括データ転送時の端末装置の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー処理2を説明するフロー図。 複雑コピー処理2実行時の初期画面の一例を示す図。 図29に続くパラメータ設定時の表示画面の一例を示す図。 図30に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 図31に続くページ範囲設定時の表示画面の一例を示す図。 図32に続くコピー枚数設定時の表示画面の一例を示す図。 複数枚の原稿に対する複雑コピー設定処理実行時の表示画面の一例を示す図。 複数枚の原稿をプレビューした際の表示画面の一例を示す図。 図35に続く領域設定時の表示画面の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の一例を示す図。 複雑コピー設定内容の別の例を示す図。 データベースにおける起動ボタンの設定内容を示す図。 データベースにおける起動ボタンの過去の設定内容を示す図。 複写機における複雑コピー設定内容の受信処理を説明するフロー図。 複写機における複雑コピーの操作の流れを示す図。 複雑コピー設定内容の用紙サイズ変更の流れを示す図。 複写機における複雑コピーの操作の流れの別の例を示す図。 複雑コピー実施内容の例を示す図。 複雑コピー実施内容の別の例を示す図。
符号の説明
10 複写機
11 CPU(登録手段,編集情報適用手段,原稿サイズ検出手段,比較手段,加工手段)
12 RAM
13 ROM
16 メモリ(ワンタッチ情報記憶手段)
18 通信I/F(画像データ取得手段)
20 操作パネル
21 操作部
21b カーソルキー
21c 機能選択ボタン
21d テンキー
21e ワンタッチキー(ワンタッチ操作手段)
22 表示部
22c ダウンロードボタン(登録指示手段)
22h 確認ボタン(確認出力手段)
23 印刷部(出力手段)
24 スキャナ部(読取手段)
30 端末装置
31 CPU
34d データベース(ワンタッチ情報記憶手段)
37 入力部(編集情報設定手段,用紙指定手段,登録指示手段,用紙指定手段)
38 表示部(表示手段,確認出力手段)
40 通信I/F(送出手段,画像データ取得手段)

Claims (17)

  1. 原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像データに対して、その画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応づけて登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記ワンタッチ操作手段と前記編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  2. 前記表示手段は、前記読取手段により複数枚の前記原稿が読み取られた場合、その読み取られた複数の画像データを表示し、
    前記編集情報設定手段は、前記表示手段に表示された複数の画像データの各々に対して編集情報の設定を実行でき、
    前記登録手段は、前記編集情報設定手段により設定された複数の画像データの各々に対する編集情報を一つの前記ワンタッチ操作手段に対応させて登録することを特徴とする請求項1に記載の複写機。
  3. 前記登録手段は、前記ワンタッチ操作手段に対応づけて、前記原稿の複写部数を登録することを特徴とする請求項1または2に記載の複写機。
  4. 用紙情報を指定する用紙指定手段と、
    前記用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、
    前記表示手段により表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応づけて登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記ワンタッチ操作手段と前記編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  5. 前記編集情報設定手段により前記編集情報が設定された画像データを確認出力する確認出力手段と、
    前記確認出力手段により確認出力された画像データに対する当該編集情報の前記ワンタッチ操作手段への登録を指示する登録指示手段とを備え、
    前記登録手段は、前記登録指示手段の指示に基づいて当該編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応づけて登録することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複写機。
  6. 前記ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して登録されている編集情報を前記ワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読取手段により新たに読み取られる画像データに前記読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の複写機。
  7. 原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、
    前記画像データに対して、その画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報を、前記ワンタッチ操作手段に対応させて記憶するワンタッチ情報記憶手段と、
    前記ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して記憶されている編集情報を前記ワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データに対して、前記読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  8. 前記読取手段により複数の画像データが連続して読み取られた場合に、前記編集情報適用手段は、操作された前記ワンタッチ操作手段に登録されている前記編集情報を当該複数の画像データに適用することを特徴とする請求項6または7に記載の複写機。
  9. 前記編集情報は編集の対象となる原稿のサイズ情報を含み、
    前記読取手段により読み取られた原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段と、
    前記ワンタッチ操作手段が操作された場合に、そのワンタッチ操作手段に対応付けて登録されている前記編集情報から前記原稿のサイズ情報を抽出し、前記原稿サイズ検出手段により検出された原稿のサイズと比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、両者のサイズが異なると判断された場合に、その編集情報を前記読取手段により読み取られた原稿のサイズに応じて加工する加工手段と、
    を備え、
    前記編集情報適用手段は、前記加工手段により加工された編集情報を適用することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の複写機。
  10. 前記ワンタッチ操作手段が操作された際に、その操作された前記ワンタッチ操作手段に対応付けて登録されている前記編集情報を適用する原稿のページ数を指定するためのページ数指定手段を備え、
    前記編集情報適用手段は、前記読取手段により連続して読み取られる複数の原稿の画像データのページをカウントするとともに、前記ページ数指定手段により指定されたページに対して前記編集情報を適用することを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の複写機。
  11. 前記ワンタッチ操作手段に登録されている前記編集情報の内容を確認するワンタッチ内容確認手段を備えることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の複写機。
  12. 複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、
    前記端末装置は、
    画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ取得手段により取得された画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像データに対して、その画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機へ送出する送出手段と、
    を備え、
    前記複写機は、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、
    前記端末装置から前記編集情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記ワンタッチ操作手段と前記編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とする複写機システム。
  13. 複写機と、その複写機にネットワーク接続された端末装置とを含む複写機システムであって、
    前記端末装置は、
    用紙情報を指定する用紙指定手段と、
    前記用紙指定手段により指定された用紙情報に基づいて、白紙画像データの表示を行なう表示手段と、
    前記表示手段により表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定手段と、
    前記編集情報設定手段により設定された編集情報を複写機へ送出する送出手段と、
    を備え、
    前記複写機は、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段と、
    前記端末装置から前記編集情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された前記ワンタッチ操作手段と前記編集情報との対応を記憶するワンタッチ情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とする複写機システム。
  14. 前記複写機は、
    前記ワンタッチ操作手段が操作された場合に、当該ワンタッチ操作手段に対応して記憶されている編集情報を前記ワンタッチ情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    原稿を画像データとして読み取る読取手段により読み取られた画像データに対して、前記読出手段により読み出された編集情報を適用する編集情報適用手段と、
    前記編集情報適用手段により編集情報が適用された画像データを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項12または13に記載の複写機システム。
  15. 原稿の画像データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された画像データを表示させる表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された画像データに対して、その画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、
    前記編集情報設定ステップにより設定された編集情報を予め登録されている情報をワンタッチで呼び出すワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
  16. 用紙情報を取得する用紙情報取得ステップと、
    前記用紙情報取得ステップにより取得された用紙情報に基づいて、白紙画像データを表示させる表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された白紙画像データに対して、その白紙画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報の設定を行なう編集情報設定ステップと、
    前記編集情報設定ステップにより設定された編集情報を予め登録されている情報をワンタッチで呼び出すワンタッチ操作手段に対応させて登録する登録ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
  17. 原稿の画像データを取得する取得ステップと、
    予め登録されている情報をワンタッチ操作で呼び出すワンタッチ操作手段が操作された場合に、前記画像データに対して、その画像データの所定領域毎に、その領域を印刷するか否かを含む印刷態様の編集を行なうための編集情報を前記ワンタッチ操作手段に対応させて記憶するワンタッチ情報記憶手段から、その操作された前記ワンタッチ操作手段に対応する編集情報を読み出す読出ステップと、
    前記取得ステップにより取得された画像データに対して、前記読出ステップにより読み出された編集情報を適用する編集情報適用ステップと、
    前記編集情報適用ステップにより前記編集情報が適用された画像データを出力する出力ステップと、
    をコンピュータで実行させる、記録媒体に格納されたまたは利用可能な状態におかれたコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
JP2005356562A 2005-12-09 2005-12-09 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4807615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005356562A JP4807615B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005356562A JP4807615B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007166016A JP2007166016A (ja) 2007-06-28
JP4807615B2 true JP4807615B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=38248444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005356562A Expired - Fee Related JP4807615B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4807615B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266745A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Toshiba Corp 画像形成装置およびその制御方法
JP2011031459A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011061744A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
JP2011234264A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US9767393B2 (en) * 2013-08-09 2017-09-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Processing apparatus and display device for creating a process portion to perform a process and registering information related to the process portion
JP6073206B2 (ja) * 2013-10-31 2017-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置及び画像形成システム
JP7031639B2 (ja) * 2019-06-14 2022-03-08 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10210269A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JPH113003A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP3562329B2 (ja) * 1997-08-04 2004-09-08 ミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2001339546A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Murata Mach Ltd 画像読取装置
JP2002185662A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Murata Mach Ltd 原稿読取記録装置
JP2003051907A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003156893A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Kyocera Mita Corp 印刷物処理装置及びプリントシステム
JP2004112620A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2004282439A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007166016A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5262321B2 (ja) 画像形成装置、表示処理装置、表示処理方法および表示処理プログラム
JP4871061B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよび処理設定方法
US8531686B2 (en) Image processing apparatus displaying an overview screen of setting details of plural applications
JP4778830B2 (ja) 表示制御システム、画像処理装置、表示制御方法
US8411290B2 (en) User interface apparatus, image processing apparatus, and computer program product
JP4922021B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよびプレビュー画像表示方法
US20090046057A1 (en) Image forming apparatus, display processing apparatus, display processing method, and computer program product
US20080201378A1 (en) Image processor, preview image display method, and computer program product
JP4807615B2 (ja) 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム
JP4853399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US11070688B2 (en) Information processing apparatus, method for controlling the same, and storage medium for displaying a menu screen for using destination information of a destination
JP2006317649A (ja) 画像形成装置の画面制御方法
US9003281B2 (en) Image processing apparatus capable of automatically generating help document for workflow, help document generating method and help document generating form
US20060004867A1 (en) Information processing system and information processing method, and information processing program used therein
JP2016066258A (ja) 画像形成装置、及びボタンカスタマイズ方法
JP2019161463A (ja) 画像処理装置、プログラム、画像処理方法
JP4826241B2 (ja) 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム
US20220382421A1 (en) Control device and non-transitory recording medium
JP6919370B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
US11550524B1 (en) Information processing apparatus and method and non-transitory computer readable medium
JP2019201356A (ja) 画像処理装置、プログラム、画像処理方法
JP2007166426A (ja) 画像形成装置、ワークフロー実行方法及びワークフロー実行プログラム
US8310712B2 (en) Image forming controlling apparatus, image forming controlling method, and image forming controlling program embodied on computer readable recording medium
JP2009065243A (ja) 画像形成装置の表示制御装置
JP4704235B2 (ja) 画像形成装置、表示処理装置、表示処理方法および表示処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4807615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees