JP4806915B2 - 防振機能を有するズームレンズ - Google Patents
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Description
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群は、物体側から順に、両凹形状の負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズを提供する。
3.5<f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足し、
5.229≦f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
遠距離から近距離へのフォーカシングに際し、前記第2レンズ群全体を物体側へ移動させて、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズを提供する。
−0.838≦M2t≦−0.743
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足し、
5.408≦f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
遠距離から近距離へのフォーカシングに際し、前記第2レンズ群全体を物体側へ移動させて、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズを提供する。
−0.95<M2t<−0.70
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率
(1) 3.5<f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(1)の上限値を7.0として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(1)の下限値を3.8として満足することが望ましい。
(2) 1.70<Bfw/fw<3.00
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
Bfw:広角端状態におけるバックフォーカス
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(2)の上限値を2.50として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(2)の下限値を1.85として満足することが望ましい。
(3) 1.6<f3/fw<4.5
(4) −2.3<f3R/f3F<−1.2
ただし、
f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
f3F:前記前群の焦点距離
f3R:前記後群の焦点距離
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(3)の上限値を3.5として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(3)の下限値を1.8として満足することが望ましい。
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(4)の上限値を−1.3として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(4)の下限値を−2.1として満足することが望ましい。
(5) 0.80<f3/f4<1.60
ただし、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
f4:前記第4レンズ群の焦点距離
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(5)の上限値を1.40として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(5)の下限値を0.90として満足することが望ましい。
(6) −0.90<fw/Rend<0.20
ただし、
Rend:前記ズームレンズ中の最も像側のレンズ面の曲率半径
なお、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(6)の上限値を0.15として満足することが望ましい。
また、本発明の防振機能を有するズームレンズは、その効果をより確実なものとするために、条件式(6)の下限値を−0.70として満足することが望ましい。
この構成により、防振のために後群を偏心させた際の性能劣化を軽減することができる。
この構成により、防振のために後群を偏心させた際の性能劣化を軽減することができる。
この構成により、防振のために後群を偏心させた際の性能劣化をより一層軽減することができる。
この構成により、防振のために後群を偏心させた際の性能劣化を軽減することができる。
この構成により、諸収差を良好に補正することが可能となる。
この構成により、諸収差を良好に補正することが可能となる。
斯かるフォーカシング方式は、フォーカシングのために駆動するレンズが小さいため、オートフォーカスの際の駆動機構の小型化と省力化に有利である。そしてさらに、近距離物体にフォーカシングした際に周辺光線のケラレが生じにくいという利点がある。
(7) −0.95<M2t<−0.70
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、両凹形状の負レンズL34と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35との接合レンズからなる。そして、後群G32において最も物体側に位置する両凹形状の負レンズL34は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
[全体諸元]において、fは焦点距離、FNOはFナンバー、2Aは画角をそれぞれ示す。
[レンズデータ]において、第1カラム面は物体側からのレンズ面の順序、第2カラムrはレンズ面の曲率半径、第3カラムdはレンズ面の間隔、第4カラムνはd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数、第5カラムnはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率をそれぞれ示す。また、∞は平面、B.f.はバックフォーカスをそれぞれ示し、空気の屈折率1.0000はその記載を省略している。
x=(h2/r)/[1+{1−κ(h/r)2}1/2]
+bh4+ch6+dh8+eh10
ここで、xを非球面の頂点を基準としたときの光軸からの高さhの位置における光軸方向の変位、κを円錐定数、b,c,d,eを非球面係数、rを[レンズ諸元]中に示される近軸曲率半径とする。
なお、「E-n」は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。
[フォーカシング移動量]には、撮影距離が500(mm)のとき(後述の第4実施例においては撮影距離が600(mm))の第2レンズ群G2の物体側へのフォーカシング移動量δ1の値を示す。
尚、以下の全実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 18.50 〜 69.55 〜 194.45
FNO= 3.52 〜 5.08 〜 5.88
2ω = 77.59 〜 22.23 〜 8.12
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 140.0000 2.0000 32.35 1.850260
2 66.3969 8.7000 82.52 1.497820
3 -405.8300 0.1000
4 59.5278 6.1000 65.47 1.603000
5 264.8699 (d5)
(第2レンズ群G2)
6 500.0000 0.2000 38.09 1.553890 非球面
7 300.0000 1.2000 46.63 1.816000
8 15.0345 5.9000
9 -52.6734 1.2000 46.63 1.816000
10 45.9439 0.1000
11 30.0000 4.6000 23.78 1.846660
12 -50.4359 1.0000
13 -28.5856 1.0000 52.32 1.755000
14 -185.8275 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.5000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 34.7750 3.0000 60.09 1.640000
17 -37.3372 0.1000
18 29.1870 3.6000 82.52 1.497820
19 -24.9540 1.0000 32.35 1.850260
20 197.2081 3.0000
(後群G32)
21 -43.6102 0.0500 38.09 1.553890 非球面
22 -43.6102 1.0000 49.61 1.772500
23 25.2115 1.8000 25.43 1.805180
24 92.1796 (d24)
(第4レンズ群G4)
25 80.0000 4.0000 55.34 1.677900 非球面
26 -32.0531 1.5000
27 80.0000 3.6000 82.52 1.497820
28 -40.0000 1.4000 37.17 1.834000
29 46.7003 1.8000
30 -120.0000 2.8000 65.47 1.603000
31 -29.3134 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
1.0000 1.10280E-05 -3.56250E-08 1.02120E-10 -1.60960E-13
第21面
κ b c d e
0.0837 7.62690E-06 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00
第25面
κ b c d e
-22.2603 -1.24410E-05 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50075 69.54912 194.45435
d5 2.40000 38.00000 60.56391
d14 29.30000 11.00000 1.50000
d24 10.00000 3.60000 2.00000
B.f. 38.11416 66.22937 78.56798
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50 69.55 194.45
δ1 1.012 3.022 9.687
図3は、本発明の第1実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図4(a)、及び図4(b)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
なお、以下に示す各実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
図5は、本発明の第2実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と物体側に凹面を向けた平凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、両凹形状の負レンズL34と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35との接合レンズからなる。そして、後群G32において最も物体側に位置する両凹形状の負レンズL34は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
以下の表2に、本実施例に係る防振機能を有するズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 18.50 〜 70.58 〜 195.00
FNO= 3.57 〜 5.09 〜 5.81
2ω = 77.44 〜 21.91 〜 8.10
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 134.2298 2.0000 32.35 1.850260
2 64.0930 8.8000 81.61 1.497000
3 -455.1922 0.1000
4 59.0442 6.3000 65.47 1.603000
5 278.8837 (d5)
(第2レンズ群G2)
6 169.6714 0.1500 38.09 1.553890 非球面
7 116.5468 1.2000 46.63 1.816000
8 14.1945 5.6000
9 -50.0283 1.0000 46.63 1.816000
10 39.1951 0.1000
11 27.2138 4.8000 23.78 1.846660
12 -47.2390 0.9000
13 -26.4293 1.0000 47.38 1.788000
14 -144.6464 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.5000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 40.5909 3.0000 65.47 1.603000
17 -40.5909 0.1000
18 26.4211 3.6000 81.61 1.497000
19 -31.3570 1.0000 32.35 1.850260
20 ∞ 3.0000
(後群G32)
21 -48.0486 0.1000 38.09 1.553890 非球面
22 -50.9404 1.0000 49.61 1.772500
23 29.8100 1.8000 25.43 1.805180
24 78.3305 (d24)
(第4レンズ群G4)
25 80.0866 4.4000 54.52 1.676974 非球面
26 -32.2199 0.6000
27 119.1591 4.0000 70.24 1.487490
28 -32.0950 1.4000 37.17 1.834000
29 60.5341 1.5000
30 -119.5799 3.3000 64.12 1.516800
31 -28.0454 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
1.0000 1.00790E-05 -4.17580E-08 1.36860E-10 -2.18740E-13
第21面
κ b c d e
1.0000 9.66620E-06 3.29250E-09 0.00000E+00 0.00000E+00
第25面
κ b c d e
1.0000 -1.94720E-05 2.75020E-09 0.00000E+00 0.00000E+00
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50109 70.58244 194.99580
d5 2.07000 38.00000 60.00000
d14 29.40000 11.00000 1.80000
d24 10.10000 4.60000 3.00000
B.f. 38.04456 67.30022 79.17192
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50 70.58 195.00
δ1 0.855 2.944 9.422
図7は、本発明の第2実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図8(a)、及び図8(b)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図9は、本発明の第3実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL34と両凹形状の負レンズL35との接合レンズからなる。そして、後群G32において最も物体側に位置する正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
以下の表3に、本実施例に係る防振機能を有するズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 18.30 〜 72.00 〜 196.00
FNO= 3.32 〜 5.33 〜 5.95
2ω = 78.14 〜 21.85 〜 8.13
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 105.9610 2.0000 23.78 1.846660
2 71.3260 7.5407 81.54 1.496999
3 -1309.8498 0.2000
4 62.7400 5.6340 65.44 1.603001
5 172.3159 (d5)
(第2レンズ群G2)
6 3247.3313 0.2000 38.09 1.553890 非球面
7 350.0000 1.4000 46.62 1.816000
8 15.5519 7.2691
9 -38.1063 1.4000 46.62 1.816000
10 58.2259 0.2096
11 39.9359 4.0201 23.78 1.846660
12 -38.0549 0.6961
13 -28.7047 1.4000 46.62 1.816000
14 -92.9967 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.5000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 41.2957 2.7565 70.23 1.487490
17 -49.3120 0.4901
18 20.9493 4.6210 81.54 1.496999
19 -41.7503 1.4000 32.35 1.850260
20 170.2856 2.2624
(後群G32)
21 -68.7491 1.8465 23.78 1.846660 非球面
22 -31.9511 1.4000 46.62 1.816000
23 107.0149 (d23)
(第4レンズ群G4)
24 54.7472 7.6656 59.46 1.583129 非球面
25 -19.8886 0.2000 非球面
26 -80.6973 3.5979 60.08 1.639999
27 -16.9513 1.6279 40.92 1.806098
28 447.1115 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
914152 1.46890E-05 -5.00490E-08 2.39330E-10 -5.14510E-13
第21面
κ b c d e
-5.4970 2.63620E-06 -3.02920E-08 4.35670E-10 -1.87450E-12
第24面
κ b c d e
10.2988 -3.86840E-05 -2.10020E-08 -6.08770E-10 -1.90870E-12
第25面
κ b c d e
-0.5656 -1.50360E-05 -3.40270E-08 -2.15350E-10 -1.74120E-12
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.30014 72.00011 196.00082
d5 2.00001 32.05608 59.13620
d14 31.55579 9.21847 1.00000
d23 9.40857 4.33178 3.16583
B.f. 39.00002 78.75226 89.56258
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.30 72.00 196.00
δ1 1.063 2.558 9.820
図11は、本発明の第3実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図12(a)、及び図12(b)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図13は、本発明の第4実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL34と両凹形状の負レンズL35との接合レンズからなる。そして、後群G32において最も物体側に位置する正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした非球面レンズである。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
以下の表4に、本実施例に係る防振機能を有するズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 20.63 〜 72.05 〜 196.46
FNO= 3.56 〜 5.27 〜 5.70
2ω = 71.47 〜 21.56 〜 8.02
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 93.1885 1.5000 32.35 1.850260
2 54.0487 8.8553 82.52 1.497820
3 -263.5006 0.2000
4 45.9278 5.3255 82.52 1.497820
5 164.8751 (d 5)
(第2レンズ群G2)
6 69.8459 0.1380 38.09 1.553890 非球面
7 74.3360 1.4000 46.63 1.816000
8 13.3861 4.4109
9 -25.9378 1.4000 46.63 1.816000
10 75.9758 0.2000
11 33.1079 3.4027 23.78 1.846659
12 -26.3636 0.8226
13 -17.4698 1.4000 46.63 1.816000
14 -151.0383 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.2000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 41.1222 2.0987 60.08 1.639999
17 -70.8824 0.2000
18 19.6574 3.8836 82.52 1.497820
19 -25.0076 1.4000 25.42 1.805181
20 -120.5054 1.5000
(後群G32)
21 -100.4883 2.8127 28.46 1.728250 非球面
22 -16.5477 1.4000 46.62 1.816000
23 61.8649 (d23)
(第4レンズ群G4)
24 70.4569 3.2409 54.52 1.676974 非球面
25 -18.8411 0.2000 非球面
26 -52.6818 2.7746 47.22 1.540720
27 -14.4027 1.4000 34.97 1.800999
28 -132.0069 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
1.0000 1.21650E-05 5.07790E-08 -8.31590E-10 6.35490E-12
第21面
κ b c d e
-0.5201 1.10140E-05 3.88890E-08 -3.77380E-10 2.20940E-12
第24面
κ b c d e
-14.2400 -2.66160E-05 -1.00060E-07 -3.80740E-10 6.55080E-13
第25面
κ b c d e
0.3071 -6.09280E-06 -6.17870E-08 -8.42130E-10 2.52800E-12
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 20.62988 72.05031 196.46091
d5 1.40201 27.41287 46.50963
d14 21.02277 8.78717 0.99999
d23 6.18019 3.84692 3.23042
B.f. 40.03100 68.41700 75.26872
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 20.63 72.05 196.46
δ1 0.588 1.793 7.621
図15は、本発明の第4実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図16(a)、及び図16(b)はそれぞれ、本発明の第4実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図17は、本発明の第5実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負レンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負レンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL34と、両凹形状の負レンズL35とからなる。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
以下の表5に、本実施例に係る防振機能を有するズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 18.20 〜 68.00 〜 195.00
FNO= 3.51 〜 5.21 〜 5.90
2ω = 78.31 〜 22.77 〜 8.10
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 151.7612 2.0000 39.75 1.811176
2 64.9395 9.1000 82.52 1.497820
3 -357.5769 0.1000
4 58.7451 6.5000 82.52 1.497820
5 363.3747 (d5)
(第2レンズ群G2)
6 -807.3947 0.2000 38.09 1.553890 非球面
7 200.0000 1.2000 46.62 1.816000
8 16.0238 6.2506
9 -44.9207 1.0000 46.62 1.816000
10 43.2189 0.2000
11 33.5585 5.0000 23.78 1.846660
12 -51.1115 0.9618
13 -31.3843 1.0000 46.62 1.816000
14 -63.4876 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.5000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 24.2877 2.9520 70.23 1.487490
17 -134.1944 3.2655
18 20.8964 5.0469 82.52 1.497820
19 -32.6565 1.4000 32.35 1.850260
20 100.9912 2.6002
(後群G32)
21 -49.6482 1.8194 23.78 1.846660
22 -24.7427 0.5962
23 -27.4165 1.4000 46.62 1.816000
24 109.2337 (d24)
(第4レンズ群G4)
25 42.6596 4.1922 59.46 1.583129 非球面
26 -22.8314 0.2000 非球面
27 -66.0651 1.3369 64.19 1.516798
28 -46.6922 1.4000 33.05 1.666800
29 130.6179 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
-97.0000 1.25810E-05 -4.46880E-08 1.56740E-10 -2.73470E-13
第25面
κ b c d e
8.1667 -4.81190E-05 -6.15620E-08 -7.55570E-10 0.00000E+00
第26面
κ b c d e
-1.1745 -8.75580E-06 -4.63400E-08 -2.85400E-10 -6.98480E-13
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.19979 67.99861 194.99522
d5 1.90000 38.09445 66.25425
d14 35.73783 12.72608 2.00000
d24 5.34049 2.10378 1.16996
B.f. 38.99922 69.38355 80.55216
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.20 68.00 195.00
δ1 1.226 3.218 10.874
図19は、本発明の第5実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図20(a)、及び図20(b)はそれぞれ、本発明の第5実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図21は、本発明の第6実施例に係る防振機能を有するズームレンズのレンズ構成を示す図である。
本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
そして本実施例に係る防振機能を有するズームレンズは、広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が物体側へ移動し、第2レンズ群G2が移動する。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。そして、第2レンズ群G2において最も物体側に位置する負メニスカスレンズL21は、物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
前群G31は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。
後群G32は、物体側から順に、両凹形状の負レンズL34と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL35と両凹形状の負レンズL36の接合レンズからなる。
また、遠距離から近距離へのフォーカシングは、第2レンズ群G2を物体側へ移動させることによって行われる。
以下の表6に、本実施例に係る防振機能を有するズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f = 18.20 〜 68.01 〜 195.00
FNO= 3.39 〜 5.13 〜 5.92
2ω = 78.36 〜 22.85 〜 8.13
[レンズデータ]
面 r d ν n
(第1レンズ群G1)
1 141.0864 2.0000 32.35 1.850260
2 58.5781 9.1000 82.52 1.497820
3 -703.5686 0.1000
4 57.7535 6.5000 55.53 1.696797
5 295.6638 (d5)
(第2レンズ群G2)
6 300.3003 0.2000 38.09 1.553890 非球面
7 123.1710 1.2000 46.62 1.816000
8 15.1313 7.0493
9 -28.6448 1.0000 46.62 1.816000
10 50.7903 0.2000
11 40.1093 5.0000 23.78 1.846660
12 -28.3281 1.0911
13 -20.5154 1.0000 46.62 1.816000
14 -61.0747 (d14)
(開口絞りS)
15 ∞ 0.5000
(第3レンズ群G3)
(前群G31)
16 30.3522 3.5114 58.90 1.518229
17 -35.5964 0.2000
18 29.5783 4.0343 82.52 1.497820
19 -24.0429 1.2000 32.35 1.850260
20 1141.3935 1.7299
(後群G32)
21 -178.6037 1.0000 46.62 1.816000
22 1221.1770 1.1998
23 -40.9310 2.9628 34.97 1.800999
24 -15.1852 1.0000 53.20 1.693501
25 1194.9388 (d25)
(第4レンズ群G4)
26 45.8535 4.0000 59.46 1.583129 非球面
27 -56.8890 0.2000 非球面
28 1028.4928 4.7000 82.52 1.497820
29 -23.1426 0.2023
30 -108.2949 1.2000 42.71 1.834807
31 21.8681 3.1831 64.19 1.516798
32 299.8660 (B.f.)
[非球面データ]
第6面
κ b c d e
99.0000 1.83390E-05 -5.64390E-08 1.47550E-10 -8.78500E-14
第26面
κ b c d e
8.5914 -2.71250E-05 -3.57380E-08 -1.10300E-09 0.00000E+00
第27面
κ b c d e
-20.6352 5.95660E-06 2.14540E-08 -9.09280E-10 1.42270E-13
[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.20007 68.00967 194.99999
d5 2.30000 33.71167 56.78494
d14 26.62125 9.94876 2.00000
d25 9.01461 2.72428 1.00000
B.f. 39.00002 72.04659 85.15093
[フォーカシング移動量]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.20 68.00 195.00
δ1 0.802 2.246 7.763
図23は、本発明の第6実施例に係る防振機能を有するズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図24(a)、及び図24(b)はそれぞれ、本発明の第6実施例に係る防振機能を有するズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び0.20°の回転ぶれに対してぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
第1実施例 第2実施例 第3実施例 第4実施例 第5実施例 第6実施例
(1) 5.470 5.408 5.682 3.9437 6.087 5.229
(2) 2.060 2.056 2.131 1.940 2.143 2.143
(3) 2.926 2.660 2.744 1.841 2.846 2.581
(4) -1.419 -1.501 -1.746 -1.693 -1.554 -1.893
(5) 1.367 1.143 1.050 0.907 1.202 1.014
(6) -0.631 -0.660 0.041 -0.156 0.139 0.061
(7) -0.838 -0.837 -0.743 -0.925 -0.820 -0.773
なお、本発明の実施例として4群構成のレンズ系を示したが、該4群を含む5群及びそれ以上の群構成のレンズ系も、本発明の効果を内在したレンズ系であることは言うまでもない。また、各レンズ群内の構成においても、実施例の構成に付加レンズを加えただけのレンズ群も、本発明の効果を内在した同等のレンズ群であることは言うまでもない。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G31 前群
G32 後群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
I 像面
W 広角端状態
T 望遠端状態
Claims (17)
- 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群は、物体側から順に、両凹形状の負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズ。
3.5<f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離 - 遠距離から近距離へのフォーカシングに際し、前記第2レンズ群全体を物体側へ移動させて、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の防振機能を有するズームレンズ。
−0.95<M2t<−0.70
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足し、
5.229≦f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
遠距離から近距離へのフォーカシングに際し、前記第2レンズ群全体を物体側へ移動させて、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズ。
−0.838≦M2t≦−0.743
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化し、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
前記後群のみを光軸と略直交する方向へ移動させることで手ぶれ発生時の像面補正を行い、
以下の条件式を満足し、
5.408≦f1/fw<8.0
ただし、
fw :広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
遠距離から近距離へのフォーカシングに際し、前記第2レンズ群全体を物体側へ移動させて、
以下の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有するズームレンズ。
−0.95<M2t<−0.70
ただし、
M2t:望遠端状態における前記第2レンズ群の結像倍率 - 前記後群は、物体側から順に、両凹形状の負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
1.70<Bfw/fw<3.00
ただし、
Bfw:広角端状態におけるバックフォーカス - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
1.6<f3/fw<4.5
−2.3<f3R/f3F<−1.2
ただし、
f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
f3F:前記前群の焦点距離
f3R:前記後群の焦点距離 - 広角端状態から望遠端状態への変倍に際し、前記第1レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が物体側へ移動することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 広角端状態における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が、望遠端状態における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
0.80<f3/f4<1.60
ただし、
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
f4:前記第4レンズ群の焦点距離 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
−0.90<fw/Rend<0.20
ただし、
Rend:前記ズームレンズ中の最も像側のレンズ面の曲率半径 - 前記後群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズからなることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 前記後群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズからなることを特徴とする請求項11に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 前記後群中の最も物体側のレンズ面は非球面であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 前記後群は、物体側から順に、第1負レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた第2負レンズとの接合レンズとからなることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は、物体側から順に、物体側のレンズ面が非球面である両凸形状の正レンズと、像側に凸面を向けた正レンズと、両凹形状の負レンズとを有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は、物体側から順に、物体側のレンズ面が非球面である両凸形状の正レンズと、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の防振機能を有するズームレンズ。
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