JP4806452B2 - ディスク搬送装置、およびディスク装置 - Google Patents

ディスク搬送装置、およびディスク装置 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク状の記録媒体を搬送するディスク搬送装置、およびディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスクをトレイに載置して装置内部に搬送するディスク装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、ディスク駆動メカニズムが搭載されたドロワの左右にガイドレールが配設され、このガイドレールによりドロワが底板にスライド自在に支持されている光ディスク装置である。この光ディスク装置では、ドロワの排出時、底板からドロワ全体が排出された状態でロックされる構成が採られている(特許文献1中の図1および図3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2006−190352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のような従来のディスク装置では、ドロワの左右に配設される2本のガイドレールによりトレイ全体を支えているため、例えばドロワを完全に引き出した状態(特許文献1中図1および図3参照)で、ドロワに加わる衝撃やドロワの自重により、ドロワが垂れ下がるおそれがあり、強度的に不安定であるという問題が一例として挙げられる。
【0006】
このような問題に対して、シャーシとトレイの一部とが重なり合う構成とすることが考えられる。しかしながら、スリムドライブディスク装置では、奥行き寸法の規格が決まっているため、トレイ上のディスク装着部分とシャーシとが重なり合い、ディスクをトレイに装着する際にディスクの挿入角を小さくする必要があり、ターンテーブルにディスクの中心を合わせる作業が困難であるという問題が一例として挙げられる。
【0007】
本発明は、上記のような問題に鑑みて、良好にディスク状の記録媒体を搬送可能なディスク搬送装置、およびディスク装置を提供することを1つの目的とする。
課題を解決するための手段
[0008]
本発明のディスク搬送装置は、少なくとも一面に開口を有し、この開口に連通する内部空間を有するケース体と、前記ケース体に進退可能に設けられるとともに、一面側にディスク状の記録媒体を保持可能な保持面を有する保持凹部が設けられる略板状のトレイと、を備えたディスク装置であって、前記トレイには、前記トレイの一面側および他面側を連通する状態に切り欠き形成され、前記保持凹部の当該トレイの進退方向におけるケース体側に、前記記録媒体の周縁部を前記保持面より前記保持凹部が設けられない他面側に挿入された状態で案内する切欠部が設けられ、前記切欠部の切欠周縁に前記記録媒体の周縁部を位置決めする位置決め部が、前記切欠周縁に略沿う位置で、前記保持面の面内方向に向かって突出して設けられたことを特徴とする。
本発明のディスク搬送装置は、少なくとも一面に開口を有し、この開口に連通する内部空間を有するケース体と、前記ケース体の前記開口に進退可能に設けられるとともに、一面側にディスク状の記録媒体を保持可能な保持面を有する保持凹部が設けられる略板状のトレイと、を備えたディスク搬送装置であって、前記トレイには、前記トレイの一面側および他面側を連通する状態に切り欠き形成され、前記保持凹部の当該トレイの進退方向におけるケース体側に、前記記録媒体の周縁部を前記保持面より前記保持凹部が設けられない他面側に挿入された状態で案内する切欠部が設けられ、前記切欠部は、前記保持面に略平行し、かつ前記トレイの進退方向に略直交する回動軸を中心として回動自在に設けられ、前記トレイの進退方向におけるケース体側が前記保持面に対して接離する回動板を備えたことを特徴とする。
[0009]
本発明のディスク装置は、上記したようなディスク搬送装置と、前記記録媒体を保持する前記保持手段と、前記保持手段にて保持された前記記録媒体の情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込み処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、を具備したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
[0010]
[図1]本発明に係る第一実施形態のディスク装置において、ケース体からトレイを引き出した際のトレイおよびケース体の構成を示す平面図である。
[図2]トレイの背面側近傍の平面図である。
[図3]トレイの背面側近傍における断面図である。
[図4]第一実施形態のディスク装置において、トレイに対して光ディスクを挿入した状態での側断面図である。
[図5]第一実施形態のディスク装置において、トレイに対して光ディスクをさらに挿入した状態での側断面図である。
[図6]第一実施形態のディスク装置において、トレイに光ディスクを載置した状態での側断面図である。
[図7]第二実施形態のディスク装置のトレイ背面側近傍の平面図である。
[図8]第二実施形態のディスク装置のトレイ背面側近傍の側断面図である。
[図9]第二実施形態のディスク装置におけるトレイをケース体に収納した状態での側断面図である。
【図10】第二実施形態のディスク装置において、トレイに対して大径ディスクを挿入した状態での側断面図である。
【図11】第二実施形態のディスク装置において、トレイをケース体内部に収納する途中における側断面図である。
【図12】第二実施形態のディスク装置において、トレイに対して小径ディスクを挿入した状態での側断面図である。
【図13】他の実施の形態のディスク装置において、ケース体からトレイを引き出した際のトレイおよびケース体の構成を示す平面図である。
【図14】図13のディスク装置において、トレイをケース体に収納した状態での内部構成を示す平面図である。
【符号の説明】
【0011】
23 …保持手段としてのターンテーブル
24 …情報処理部
100 …ディスク搬送装置としても機能するディスク装置
200 …ケース体
201A…開口
202 …背面
203 …底面
220 …カム部材としてのガイド板押上げカム
300 …トレイ
310 …保持凹部としての円弧状凹部
320 …ガイド部としての切欠部
321,322…直線部としての切欠直線部
323 …位置決め部としての突出部
325 …回動軸
330 …回動板としてのガイド板
332 …付勢手段としての付勢ばね
333 …大径記録媒体当接部としての立上部
334 …小径記録媒体位置決め部としての円弧状切欠部
350 …位置決めレバー
351 …位置決め部としてのディスク当接部
352 …回動作用部としてのケース当接部
L …仮想線
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
〔第一実施形態〕
〔ディスク装置の構成〕
以下、本発明における第一実施形態のディスク装置を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明における第一実施形態のディスク装置において、ケース体からトレイを引き出した際のトレイおよびケース体の構成を示す平面図である。図2は、トレイの背面側近傍の平面図である。図3は、トレイの背面側近傍における断面図である。
【0013】
図1および図2において、100はディスク搬送装置としても機能するディスク装置で、このディスク装置100は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータなどの電気機器に装着されるいわゆるスリムディスク装置(或いはスリムディスクドライブ)と称されるものである。
このディスク装置100は、着脱可能に装着されるディスク状の記録媒体、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクにおける少なくとも一面に設けられた図示しない記録面に記録された情報を読み出す情報処理である読取処理および記録面へ各種情報を記録する情報処理である記録処理の少なくとも一方の処理をする。
そして、ディスク装置100は、ケース体200と、トレイ300と、などを備えている。
【0014】
ケース体200は、金属板にて内部空間を有する略箱状に形成されている。
そして、ケース体200は、筐体本体部200Aと、図中筐体本体部200Aの右側に設けられるウィング部200Bとを備えて構成されている。これらの筐体本体部200Aおよびウィング部200Bは、天面が同一平面上に形成され、底面が異なる高さ寸法に形成されている。すなわち、ウィング部200Bの底面は、筐体本体部200Aの底面203を構成するケース体200の底面203よりも天面からの距離寸法が小さく形成されている。
また、ケース体200の正面201には、開口201Aが開口形成され、この開口201Aを介してトレイ300が筐体本体部200Aに進退自在に配設されている。
さらに、ケース体200の内部には、トレイ300の進退方向に沿って配設されるレール部210と、トレイ300の進退移動を規制する図示しない開閉機構部と、ディスク装置の動作の制御などを実施する図示しない回路部と、が設けられている。
また、ケース体200には、回路部と接続される図示しないコネクタ部が設けられている。コネクタ部は、例えばディスク装置100の外部のパーソナルコンピュータなどの電気器と接続可能で、電気機器から各種情報を送受信したり、電力が供給されるプラグが接続されたりする。
【0015】
レール部210は、ケース体200の開口201Aからトレイ300の進退方向に沿って筐体本体部200Aの進退方向における両側部に位置して配設され、トレイ300の進退方向における両側面に沿って設けられている。このレール部210は、ケース体200に固定される対をなすレールガイド212A,212Bと、トレイ300に摺動可能に設けられる一対のレール211と、を備えている。
レールガイド212A,212Bは、筐体本体部200Aにおける開口201Aの左右両端からケース体200の奥側(図1および図2における上側)に向かって延出して形成されている。これらのレールガイド212A,212Bは、例えばポリオキシメチレン(polyoxymethylene:POM)などの合成樹脂製で、互いに対向する面が開口する例えば断面略コ字状の図示しない凹溝を備えて形成され、この凹溝にそれぞれレール211が長手方向でトレイ300の進退方向に沿って摺動自在に支持されている。
レール211は、内面側にトレイ300の両側部が摺動自在に係合可能に、金属板にて断面略コ字状に形成されている。
さらに、ケース体200には、レール211の進退方向への移動を規制してレール211がレールガイド212A,212Bから脱落することを防止する図示しない規制機構が設けられている。
【0016】
トレイ300は、図1に示すように、例えば合成樹脂などにて略板状に形成され、ケース体200の開口201Aから進出自在に設けられている。このトレイ300の一縁側には、トレイ300がケース体200内部に収納された状態で、ケース体200の開口201Aを閉塞する化粧板301が設けられている。
トレイ300の一平面側となる上面側には、記録媒体としての光ディスクの径寸法より若干大きい保持凹部としての円弧状凹部310が設けられている。この円弧状凹部310の上面側は、略平面状に形成され、光ディスクを保持する保持面を構成する。
また、トレイ300には、化粧板301側の一端部から円弧状凹部310の略中心に向かって、いわゆるトラバースメカと称されるディスク処理部20が設けられている。さらに、トレイ300の化粧板301の一部には、図示しないイジェクトボタンが設けられている。さらに、トレイ300の他平面側となる下面側には、ディスク処理部20を動作制御したりイジェクトボタンが接続されてトレイ300の進退を制御したりする図示しない制御回路部が配設されている。制御回路部は、例えばフレキシブルコードなどにてケース体200の回路部に接続されている。
【0017】
ディスク処理部20は、例えば金属板にて略板状に形成されトレイ300に支持された台座部21を有している。この台座部21は、トレイ300の化粧板301側の一端部から、中心位置に向かって長手に形成されている。また、台座部21には、長手方向に沿って、長手状の処理開口部21Aが略中央に切欠形成されている。
そして、台座部21の処理開口部21Aの一端側にディスク回転駆動手段22が配設されている。このディスク回転駆動手段22は、図示しないスピンドルモータと、このスピンドルモータの出力軸に一体的に設けられた略円盤状の保持手段としてのターンテーブル23とを備えている。スピンドルモータは、制御回路部に制御可能に接続され、制御回路部から供給される電力により駆動する。ターンテーブル23は、トレイ300の略中心部に設けられるとともに光ディスクを着脱可能に軸支し回転可能に保持する。
また、台座部21には、情報処理部24が配設されている。この情報処理部24は、一対のガイドシャフト25間に架橋する状態に支持されており、図示しない移動機構により処理開口部21A内でターンテーブル23に対して近接離隔される。この情報処理部24は、図示しない光源と、この光源からの光を収束するピックアップレンズ24Aと、光ディスクで反射された出射光を検出する図示しない光センサとを有するピックアップを備えている。
【0018】
また、トレイ300には、図示しない開閉機構部が設けられている。この開閉機構部は、トレイロック部と、開閉規制部と、を備えている。
トレイロック部は、トレイ300の下面からケース体200の底面203側に向かって突出形成されている。開閉規制部は、規制爪部と、動作部と、を備えている。規制爪部は、トレイ300がケース体200に収納された状態でトレイロック部に係合する底面203の対応する位置に設けられている。動作部は、回路部に接続されて動作制御される例えばソレノイドなどを有している。そして動作部は、イジェクトボタンの入力操作が実施されたことを認識した制御回路部から出力される信号を回路部で受信し、回路部の制御で動作するソレノイドにより、規制爪部をトレイロック部との係合状態を解除する状態、例えば規制爪部から離間する状態に移動させ、トレイ300を進出可能とする。なお、トレイロック部と、開閉規制部の規制爪部とは、進出するトレイ300をケース体200内に収納させる際に、互いに乗り越えて係合する。
【0019】
さらに、トレイ300の側面とレール211との間には、図示しない排出規制部が設けられている。この排出規制部は、トレイ300がケース体200から所定寸法排出された状態で、トレイ300の進出を規制する。この排出規制部によりトレイ300の進出が規制された状態では、トレイ300のケース体200側の一部が、開口201Aよりケース体200内の内部空間に収納された状態となる。この時、円弧状凹部310のケース体200側の一部もケース体200内に収納された状態となる。
【0020】
そして、トレイ300の化粧板301が設けられる端面とは反対側の背面側には、図1および図2に示すように、円弧状凹部310の一部を切り欠いたガイド部としての切欠部320が設けられている。
この切欠部320は、トレイ300の背面側縁部からターンテーブル23に向かって略コ字状に切り欠き形成され、トレイ300の進退方向と略平行する一対の直線部としての切欠直線部321,322を備えている。
ここで、図3に示すように、光ディスクの周縁部をトレイ300の円弧状凹部310の上面およびトレイ300の進退方向に対して略直交する状態で切欠部320に挿入した状態で、トレイ300の下面から突出する光ディスクの周縁先端部およびトレイ300の下面の距離寸法をD1、トレイ300の下面およびケース体200の底面203の距離寸法をD2とすると、一対の切欠直線部321,322の間寸法D3は、距離寸法D1が距離寸法D2よりも小さくなるように設定されている。
また、一対の切欠直線部321,322は、それぞれ、トレイ300の進退方向と略平行するターンテーブル23の中心を通る仮想線L(図1および図2参照)からの距離が略同一となる位置に形成されている。
【0021】
また、一対の切欠直線部321,322の背面側端部には、それぞれ位置決め部としての突出部323が設けられている。具体的には、これらの突出部323は、切欠直線部321,322から仮想線L側に突出する突出片324に、それぞれターンテーブル23に向かって突出する形状に形成されている。この時、これらの突出部323は、それぞれターンテーブル23の中心から突出部323における突出先端部までの距離が光ディスクの半径寸法と略同一となる位置に設けられている。また、これらの突出部323は、円弧状凹部310の上面からの距離が、円弧状凹部310の上面からターンテーブル23の光ディスクを載置する載置面までの距離よりも小さくなるように形成されている。
【0022】
〔ディスク装置の動作〕
次に、上記ディスク装置100の動作について説明する。
図4は、第一実施形態のディスク装置において、トレイに対して光ディスクを挿入した状態での側断面図である。図5は、第一実施形態のディスク装置において、トレイに対して光ディスクをさらに挿入した状態での側断面図である。図6は、第一実施形態のディスク装置において、トレイに光ディスクを載置した状態での側断面図である。
【0023】
トレイ300がケース体200に収納された状態において、利用者が化粧板301に設けられたイジェクトボタンを入力操作すると、制御回路部は開閉規制部の動作部を制御して規制爪部を移動させ、トレイ300のトレイロック部との係合状態を解除し、トレイ300のロックが解除された状態となる。
そして、このようなトレイ300のロックが解除された状態で、例えば化粧板301を引き出すと、トレイ300がレール部210に支持されて開口201Aから外部へスライド移動される。この利用者によるトレイ300を引き出すスライド移動により、トレイ300が所定位置まで引き出されると、ケース体200の規制機構およびトレイ300の排出規制部により、図1に示すように、トレイ300の背面側の一部がケース体200内に収納された状態で、トレイ300がケース体200から進出する。
そして、光ディスクをトレイ300に対して進入させると、図4に示すように、光ディスクの周縁の一部が切欠部320に係合し、光ディスクの挿入先端縁が切欠部320からトレイ300の下面側に挿通される。この状態では、光ディスクを円弧状凹部310の上面に沿って挿入する場合に比べて、光ディスクの挿入角度を大きくすることが可能となる。
そして、さらに光ディスクをトレイ300の背面側に移動させると、図5に示すように、光ディスクの周縁部が突出部323に当接し、光ディスクが位置決めされる。この時、突出部323の突出先端部からターンテーブル23の中心までの距離が光ディスクの径寸法と略同一寸法となっているので、光ディスクを突出部323との当接位置を中心にトレイ300側に回動させると、光ディスクの中心がターンテーブル23の中心に一致する。すなわち、突出部323により光ディスクのセンター位置決めが可能となる。
この後、図6に示すように、光ディスクをターンテーブル23に載置し、トレイ300がケース体200の背面202側に押し込まれると、トレイ300のトレイロック部が開閉規制部の規制爪部を乗り越えて係合され、トレイ300がケース体200にロックされる。
この後、利用者の操作入力に基づいて、制御回路部は、装着された光ディスクの情報処理を実施する。
【0024】
〔ディスク装置の作用効果〕
上述したように、上記第一実施形態のディスク装置100では、トレイ300に光ディスクを載置する際に、切欠部320により光ディスクの挿入先端部が円弧状凹部310よりトレイ300の下面側に案内される。
このため、光ディスクをトレイ300の円弧状凹部310の上面に沿って挿入する場合に比べて、光ディスクのトレイ300への挿入角度を大きくすることができる。したがって、光ディスクの挿入操作が容易に実施でき、ターンテーブル23に光ディスクの中心を合わせる作業も容易に実施できる。また、光ディスクの挿入角度を大きくすることができるので、光ディスクの記録面がトレイ300の一部やターンテーブル23に接触するのを防止でき、良好に光ディスクをケース体200内に搬送することができる。
さらに、トレイ300の排出時に、トレイ300の背面側の一部がケース体200の内部に収納された状態となるため、例えばトレイ300に衝撃が加わったとしても、ケース体200内に挿入されたトレイ300の背面側の一部とケース体200とで衝撃を分散することができる。したがって、衝撃やトレイ300の自重によりレール部210が垂れ下がることがなく、ディスク装置100の強度を高めることができる。
【0025】
また、トレイ300の背面側に略コ字状の切欠部320を形成し、この切欠部により光ディスクの挿入先端部が円弧状凹部310よりトレイ300の下面側に案内している。
このため、トレイ300に切欠部320を設けるだけの簡単な構成で、上記のように良好に光ディスクを案内することができる。
【0026】
さらに、切欠部320の周縁部にターンテーブル23に向かって突出する突出部323が設けられている。
このため、光ディスクを切欠部320に沿ってトレイ300の背面側に挿入した際に、光ディスクの周縁部が突出部323に当接することで位置決めすることができる。したがって、光ディスクを過度に挿入されてトレイ300から脱落することがなく、良好に光ディスクをトレイ300の円弧状凹部310に案内することができる。
【0027】
そして、この突出部323は、突出先端部からターンテーブル23の中心までの距離が光ディスクの径寸法と略同一寸法となる位置に設けられている。
このため、光ディスクの周端部が突出部323に当接して位置決めされた状態で、光ディスクを突出部323との当接位置を中心にトレイ300側に回動させて近接させると、光ディスクの中心部がターンテーブル23上に移動し、光ディスクのセンター位置決めを容易に実施することができる。
【0028】
また、切欠部320の一対の切欠直線部321,322は、ターンテーブル23を通りトレイ300の進退方向と略平行する仮想線Lから等距離となる位置に形成されている。
このため、光ディスクの周縁部をこれらの切欠直線部321,322に当接させた状態で、光ディスクの中心位置を仮想線L上に位置させることができ、光ディスクのセンター位置決めがより容易に実施できる。
【0029】
さらに、切欠部320の一対の切欠直線部321,322間の距離D3は、ディスクの周縁部をトレイ300の円弧状凹部310の上面およびトレイ300の進退方向に対して略直交する状態で切欠部320に挿入した状態で、トレイ300の下面から突出する光ディスクの周縁先端部およびトレイ300の下面の距離寸法D1がトレイ300の下面およびケース体200の底面203の距離寸法をD2よりも小さくなるように設定されている。
このため、切欠部320からトレイ300の下面側に突出した光ディスクがケース体200の底面203に接触することがなく、良好に光ディスクを搬送することができる。
【0030】
〔第二実施形態〕
〔ディスク装置の構成〕
次に、本発明に係る第二実施形態のディスク装置100Aについて、図面に基づいて説明する。
図7は、第二実施形態のディスク装置のトレイ背面側近傍の平面図である。図8は、第二実施形態のディスク装置のトレイ背面側近傍の側断面図である。図9は、第二実施形態のディスク装置におけるトレイをケース体に収納した状態での側断面図である。なお、上記第一実施形態と同様の構成については、同符号を付し、その説明を省略または簡略する。
第二実施形態のディスク装置100Aは、上記第一実施形態と同様に、ケース体200と、トレイ300とを備えている。
【0031】
ケース体200は、前記第一実施形態と同様に、正面201に開口201Aが設けられた略箱状に形成されている。
また、ケース体200の内部空間には、図9に示すように、カム部材としてのガイド板押上げカム220が設けられている。このガイド板押上げカム220は、ケース体200の底面203の背面202側で、左右方向略中央部に、トレイ300の進退方向に長手状に設けられている。このガイド板押上げカム220は、図9に示すように、正面201側から背面202側に向かって底面203から天面側に向かって傾斜する傾斜部221と、傾斜部221の背面202側に連続形成され、背面202側に延出する水平部222とを備えている。傾斜部221の背面202側端部および水平部222の上面は、底面203からの距離寸法D4が、トレイ300の下面から底面203までの距離寸法D2と略同一寸法となるように形成されている。
【0032】
そして、ケース体200の内部には、第一実施形態と同様に、レール部210が配設されており、レール部210を介してトレイ300が開口201Aから進退自在に保持されている。
【0033】
トレイ300は、第一実施形態のトレイ300と同様に、ケース体200内部に収納された状態で、ケース体200の開口201Aを閉塞する化粧板301を備えている。また、このトレイ300は、径寸法が例えば12cmである大径記録媒体としての大径ディスクおよび径寸法が例えば8cmである小径記録媒体としての小径ディスクを載置可能に設けられている。
そして、トレイ300の一平面側には、大径ディスクの径寸法より若干大きい円弧状凹部310が設けられている。
また、トレイ300には、第一実施形態と同様に、化粧板301側の一端部から円弧状凹部310の略中心に向かってディスク処理部20が設けられている。さらに、トレイ300には、第一実施形態と同様に、図示しない排出規制部が設けられている。
【0034】
そして、トレイ300には、第一実施形態と同様に、背面側には、円弧状凹部310の一部を切り欠いた切欠部320が設けられている。
このトレイ300の切欠部320には、図7および図8に示すように、回動板としてのガイド板330が設けられている。このガイド板330は、例えば合成樹脂などにより形成され、厚み寸法が円弧状凹部310の上面からターンテーブル23の載置面までの高さ寸法よりも小さい寸法に形成されている。
このガイド板330は、正面側(化粧板301に近接する側)に軸支部331を有している。この軸支部331には、切欠部320の切欠直線部321,322の正面側から互いにガイド板330に向かって突出する回動軸325が挿通されている。これにより、ガイド板330は、トレイ300に回動自在に保持されている。また、この軸支部331は、ガイド板330がトレイ300の上面側に回動した状態で、ガイド板330の上面が円弧状凹部310の上面と略同一平面となるように、高さ位置が設定されている。さらに、ガイド板330は、トレイ300から離隔する方向に、トレイ300の下面側に回動した状態で、ガイド板330の背面側先端部とケース体200の底面203が干渉しないように、回動可能範囲が規制されている。
【0035】
また、ガイド板330は、軸支部331および回動軸325の間に、付勢手段としての付勢ばね332を備えている。この付勢ばね332は、ガイド板330の背面側がトレイ300の下面側に回動する状態に、ガイド板330を付勢している。したがって、トレイ300がケース体から排出された状態では、ガイド板330は背面側がトレイ300の下面側に回動した状態となる。また、トレイ300がケース体200内に収納され、ガイド板330の背面側端部がケース体200内のガイド板押上げカム220の傾斜部221に当接すると、傾斜部221の傾斜に沿ってガイド板330がトレイ300の上面側に押し上げられる。そして、ガイド板330の背面側端部がガイド板押上げカム220の水平部222に当接すると、ガイド板330の上面がトレイ300の円弧状凹部310の上面と略同一平面となる位置に押し上げられる。
【0036】
そして、ガイド板330の背面側には、トレイの上面側に突出する大径記録媒体当接部としての立上部333が設けられている。この立上部333は、ガイド板330の上面とトレイ300の上面とが略同一平面となるようにガイド板330が回動した状態で、ターンテーブル23の中心からの距離が大径ディスクの径寸法と略同一寸法、もしくは若干大きくなる円弧状に形成されている。
【0037】
また、ガイド板330の前記軸支部331より正面側となる正面側端部には、ターンテーブル23を中心とした円弧状に切り欠かれた小径記録媒体当接部としての円弧状切欠部334が形成されている。この円弧状切欠部334は、ターンテーブル23の中心からの距離寸法が、小径ディスクの径寸法に対応した例えば8cmに形成されている。そして、トレイ300がケース体200から排出され、ガイド板330がトレイ300の下面側に回動した状態で、円弧状切欠部334の端面がトレイ300の上面側に突出する。この時、ガイド板330の厚み寸法分だけ、円弧状切欠部334の端面がトレイ300の上面に突出する。なお、円弧状切欠部334の突出寸法としては特に限定されず、突出先端部がターンテーブル23の載置面よりもトレイ300側に位置する状態となればよい。
【0038】
〔ディスク装置の動作〕
次に上記第二実施形態のディスク装置100Aの動作について図面に基づいて説明する。
図10は、第二実施形態のディスク装置において、トレイに対して大径ディスクを挿入した状態での側断面図である。図11は、第二実施形態のディスク装置において、トレイをケース体内部に収納する途中における側断面図である。図12は、第二実施形態のディスク装置において、トレイに対して小径ディスクを挿入した状態での側断面図である。
【0039】
上記第一実施形態と同様に、トレイ300がケース体200に収納された状態において、利用者が化粧板301に設けられたイジェクトボタンを入力操作すると、制御回路部は開閉規制部の動作部を制御して規制爪部を移動させ、トレイ300のトレイロック部との係合状態を解除し、トレイ300のロックが解除された状態となる。
【0040】
そして、このようなトレイ300のロックが解除された状態で、例えば化粧板301を引き出すと、トレイ300がレール部210に支持されて開口201Aから外部へスライド移動される。この利用者によるトレイ300を引き出すスライド移動により、トレイ300が所定位置まで引き出されると、ケース体200の規制機構およびトレイ300の排出規制部により、図1に示すように、トレイ300の背面側の一部がケース体200内に収納された状態で、トレイ300がケース体200から進出する。
【0041】
この状態において、トレイ300に対して大径ディスクを所定の進入角度で進入させると、図10に示すように、大径ディスクの周縁の一部がガイド板330の上面側に略沿って挿入される。ここで、ガイド板330は、付勢ばね332の付勢力により、トレイ300の下面側に向かって回動した状態となっているため、大径ディスクをガイド板330の上面に略沿って挿入すると、挿入先端部がトレイ300の円弧状凹部310より下面側に挿入され、光ディスクを円弧状凹部310の上面に沿って挿入する場合に比べて、光ディスクの挿入角度を大きくすることが可能となる。
そして、さらに光ディスクをトレイ300の背面側に移動させると、ガイド板330の立上部333および突出部323に当接し、光ディスクが位置決めされる。この時、突出部323の突出先端部および立上部333からターンテーブル23の中心までの距離が光ディスクの径寸法を略同一寸法となっているので、光ディスクを突出部323との当接位置を中心にトレイ300側に回動させると、光ディスクの中心がターンテーブル23の中心に一致する。すなわち、突出部323および立上部333により大径ディスクのセンター位置決めが可能となる。
【0042】
一方、トレイ300がケース体から排出された状態で、小径ディスクをトレイ300に対して所定角度で進入させると、小径ディスクの挿入先端縁が、円弧状凹部310の上面から突出するガイド板330の円弧状切欠部334に当接する。この円弧状切欠部334は、ターンテーブル23からの距離が小径ディスクの径寸法と略同一となる円弧状に形成されているので、小径ディスクを円弧状切欠部334に当接させた状態で、この当接位置を中心にしてトレイ300側に回動させると、小径ディスクの中心がターンテーブル23上に略一致する。すなわち、円弧状切欠部334により小径ディスクのセンター位置決めが可能となる。
【0043】
この後、光ディスクをターンテーブル23に載置し、トレイ300がケース体200の背面202側に押し込まれると、図11に示すように、ガイド板330がガイド板押上げカム220の傾斜部221に当接して、トレイ300の上面側に押し上げられる。そして、トレイ300が完全にケース体200内に収納されると、ガイド板330の上面と円弧状凹部の上面とが略同一平面となる。また、トレイ300のトレイロック部が開閉規制部の規制爪部を乗り越えて係合され、トレイ300がケース体200にロックされる。
この後、利用者の操作入力に基づいて、制御回路部は、装着された光ディスクの情報処理を実施する。
【0044】
〔ディスク装置の作用効果〕
上述したように、上記第二実施形態のディスク装置100Aでは、上記第一実施形態のディスク装置100の作用効果に加えて、次の作用効果がある。
すなわち、ディスク装置100Aでは、切欠部320に、背面側がトレイ300の上面から離隔する方向に回動可能なガイド板330が設けられている。
このため、このガイド板330の上面に沿って大径ディスクを挿入することで、容易に光ディスクの挿入先端部が円弧状凹部310よりトレイ300の下面側に案内することができる。したがって、光ディスクをトレイ300の円弧状凹部310の上面に沿って挿入する場合に比べて、光ディスクのトレイ300への挿入角度を大きくすることができるとともに、上記第一実施例におけるディスク装置100より光ディスクの挿入操作がより容易に実施でき、ターンテーブル23に光ディスクの中心を合わせる作業も容易に実施できる。
【0045】
また、ガイド板330は、トレイ300がケース体200から排出された状態で、トレイ300の上面から離隔する方向に回動し、トレイ300がケース体200内に収納された状態で、ガイド板押上げカム220によりトレイ300の上面側に回動する。
このため、トレイ300がケース体200内に収納されて情報処理部24にて所定の情報処理動作が実施される演奏状態において、ガイド板330の正面側端部がトレイ300の上面側に突出せず、光ディスクへの接触を防止することができる。
【0046】
また、ガイド板330の背面側端部には、立上部333が設けられている。
このため、この立上部333で大径ディスクの周縁部の位置決めを実施することができ、大径ディスクの脱落を防止することができる。また、立上部333は、ターンテーブル23からの距離が大径ディスクの径寸法と略同一寸法となる位置に形成されているため、立上部333に当接された大径ディスクをそのままトレイ300側に回動させると、大径ディスクの中心をターンテーブル23に良好に誘導することができ、大径ディスクのセンター位置決めがより容易に実施できる。
【0047】
さらに、ガイド板330の正面側端部には、ターンテーブル23からの距離が小径ディスクの径寸法と略同一寸法となる円弧状切欠部334が形成されている。
このため、ガイド板330がトレイ300から離隔する方向に回動すると、この円弧状切欠部334の端面を円弧状凹部310の上面から突出させることができ、小径ディスクのトレイ300への載置時に、小径ディスクの周縁部を円弧状切欠部334に当接させてセンター位置決めすることができる。
【0048】
そして、ガイド板330は、付勢ばね332によりトレイ300から離隔する方向に付勢されている。
このため、トレイ300がケース体200内に収納された際に、ガイド板330は、付勢ばね332の付勢力により、ガイド板押上げカム220の水平部222に付勢され、例えばターンテーブル23の回転の影響などによる振動を防止できる。したがって、ガイド板330の振動による騒音などを防止でき、良好な情報処理動作を実施することができる。
【0049】
〔他の実施形態〕
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0050】
すなわち、上記実施形態では、ディスク装置100,100Aは、ノート型パーソナルコンピュータなどに搭載可能な薄型のディスク装置を例示したが、これに限定されず、例えばデスクトップ型のパーソナルコンピュータなどに搭載される構成としてもよい。
また、ノート型パーソナルコンピュータに装着される構成に限らず、例えばゲーム機や、映像データの録画再生処理を実施する、いわゆるビデオ装置などに装着されてもよい。
【0051】
そして、ディスク装置としては、読取処理および記録処理のうちいずれか一方のみを実施する構成としても対象とすることができる。
さらに、記録媒体としては、光ディスクに限らず、光磁気ディスクや磁気ディスクなど、各種構成を対象とすることができる。
【0052】
また、位置決め部として突出部323を例示したが、これに限定されず、例えば図13および図14に示すように、位置決め部が移動可能に設けられる構成などとしてもよい。
図13および図14において、ディスク装置100Bは、第一実施形態と略同様に、ケース体200およびトレイ300Bを備えている。そして、トレイ300Bには、図13に示すように、切欠部320の一対の切欠直線部321,322の背面側の突出片324に、位置決めレバー350が設けられている。
この位置決めレバー350は、長手状に形成され、長手中心部が突出片324に回動可能に軸支されている。この位置決めレバー350は、長手方向が、背面側から正面側に向かうに従って、トレイ300の進退方向に平行してターンテーブル23を通る仮想線Lから離れる方向に傾斜する状態に設けられている。
また、この位置決めレバー350の正面側の先端部には、光ディスクの周縁部に当接可能な、位置決め部としてのディスク当接部351が設けられている。このディスク当接部351は、例えばトレイ300に略直交する方向に中心軸を有する略円筒状に形成され、円筒の外周面に光ディスクの周縁が当接されることで、光ディスクを位置決めする。
さらに、位置決めレバー350の背面側端部には、トレイ300がケース体200内に収納された際に、ケース体200の背面202に当接する回動作用部としてのケース当接部352が設けられている。そして、ケース当接部352がケース体200の背面202に当接すると、位置決めレバー350は、ディスク当接部351が光ディスクの周縁から離れる方向に回動する。
また、位置決めレバー350は、例えばトーションばねなどの付勢部材により、ディスク当接部351がターンテーブル23に近接する方向に付勢されている。具体的には、付勢部材は、ディスク当接部351がターンテーブル23からの距離が光ディスクの径寸法と略同一寸法となる位置に移動するように付勢している。これにより、トレイ300がケース体200から排出されると、ディスク当接部351が光ディスクの周縁部を位置決め可能な位置に移動する。
【0053】
このような構成では、トレイ300がケース体200から排出された状態で、ディスク当接部351が光ディスクの周縁に当接して位置決め可能な位置に移動する。このため、トレイ300に光ディスクを載置する際に、このディスク当接部351に光ディスクを当接させるように光ディスクを所定角度で進入させることで、容易に光ディスクをトレイ300に載置させることができる。また、トレイ300がケース体200に収納された状態では、ケース当接部352がケース体200の背面202に当接して位置決めレバー350が回動し、ディスク当接部351が光ディスクの周縁部から離隔する方向に移動する。このため、ディスク当接部351が光ディスクの周縁部から離隔するため、ターンテーブル23により良好に光ディスクの回転駆動を実施させることができる。
【0054】
また、上記図13および図14において、トレイ300に長手略中心が回動自在に設けられる位置決めレバー350を例示したが、例えば長手一端部が回動自在に保持され、他端部にディスク当接部が設けられる構成、位置決めレバーが左右方向に移動してトレイ300の収納時にディスク当接部が左右方向に移動して光ディスクから離隔する構成など、その他の構成としてもよい。
【0055】
そして、上記実施形態では、トレイ300の背面側に切欠部320を設け、切欠部320からトレイ300の裏面側に光ディスクの挿入先端部を案内して光ディスクの進入角度を大きくする構成を示したが、例えばトレイ300に円弧状凹部310よりもトレイ300の上面からの距離が大きくなる凹部を形成し、この凹部に光ディスクの挿入先端部を案内する構成としてもよい。
また、切欠部320は、トレイ300の背面側から略コ字状に切り欠き形成される例を示したが、例えば円弧状凹部310の背面側に窓状の開口を設け、この窓から光ディスクの挿入先端部を案内する構成などとしてもよい。
また、位置決め部として、突出部323や位置決めレバー350のディスク当接部351を例示したが、これに限定されない。例えば、切欠部320の切欠直線部321,322に沿ってレールを配設し、このレールに沿って移動可能な位置決め部を設けるなどとしてもよく、さらには、トレイ300状に回動自在に設けられるアームの先端部にディスク当接部を設け、このディスク当接部にて光ディスクの周縁を位置決めする構成などとしてもよい。
さらに、大径ディスクの周縁部に当接して位置決めする突出部323を例示したが、例えば、切欠直線部321,322に小径ディスクの周縁部に当接して位置決めする突出部を別途設ける構成などとしてもよい。
【0056】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0057】
〔実施形態の効果〕
上述したように、上記ディスク装置100では、トレイ300に光ディスクを載置する際に、切欠部320により光ディスクの挿入先端部が円弧状凹部310よりトレイ300の下面側に案内される。
このため、光ディスクをトレイ300の円弧状凹部310の上面に沿って挿入する場合に比べて、光ディスクのトレイ300への挿入角度を大きくすることができる。したがって、光ディスクの挿入操作が容易に実施でき、ターンテーブル23に光ディスクの中心を合わせる作業も容易に実施できる。また、光ディスクの挿入角度を大きくすることができるので、光ディスクの記録面がトレイ300の一部やターンテーブル23に接触するのを防止でき、良好に光ディスクをケース体200内に搬送することができる。
【産業上の利用分野】
【0058】
本発明は、ディスク状の記録媒体を搬送するディスク搬送装置、およびディスク装置に利用できる。

Claims (14)

  1. 少なくとも一面に開口を有し、この開口に連通する内部空間を有するケース体と、
    前記ケース体の前記開口に進退可能に設けられるとともに、一面側にディスク状の記録媒体を保持可能な保持面を有する保持凹部が設けられる略板状のトレイと、を備えたディスク装置であって、
    前記トレイには、前記トレイの一面側および他面側を連通する状態に切り欠き形成され、前記保持凹部の当該トレイの進退方向におけるケース体側に、前記記録媒体の周縁部を前記保持面より前記保持凹部が設けられない他面側に挿入された状態で案内する切欠部が設けられ、
    前記切欠部の切欠周縁に前記記録媒体の周縁部を位置決めする位置決め部が、前記切欠周縁に略沿う位置で、前記保持面の面内方向に向かって突出して設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  2. 請求項1に記載のディスク搬送装置であって、
    前記位置決め部は、前記切欠周縁に略沿う位置に移動自在に設けられるとともに、前記トレイが前記ケース体から排出された状態において前記記録媒体の周縁部に当接し、前記トレイが前記ケース体内に収納された状態において前記記録媒体の周縁部から離隔する
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  3. 請求項5に記載のディスク搬送装置であって、
    前記切欠周縁に略沿う位置に設けられるとともに、中心部が回動自在に軸支される長手状の位置決めレバーを備え、
    前記位置決め部は、前記位置決めレバーの長手先端部に設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  4. 請求項6に記載のディスク搬送装置であって、
    前記ケース体は、前記開口を有する一面に対向する背面を備え、
    前記位置決めレバーは、長手他端部に前記ケース体の背面に対向し、前記トレイが前記ケース体内に収納された状態で前記背面に当接して、当該位置決めレバーを回動させる回動作用部を備えた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  5. 請求項1、または請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のディスク搬送装置であって、
    前記トレイは、前記一面側に、前記記録媒体の中心位置を保持する保持手段を備え、
    前記位置決め部は、前記保持手段の中心からの距離寸法が、前記記録媒体の径寸法と略同一となる位置に設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  6. 請求項1、または請求項5ないし請求項8のいずれかに記載のディスク搬送装置であって、
    前記切欠部は、前記保持手段から前記トレイの進退方向に沿って延出する仮想線と略平行するとともに、前記仮想線からの距離が略等しい互いに対向する一対の直線部を備え、
    前記位置決め部は、前記直線部に略沿う位置に設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  7. 請求項9に記載のディスク搬送装置であって、
    前記ケース体は、前記トレイが収納された状態で、前記トレイに対向する底面を有し、
    前記一対の直線部は、これら直線部間の距離寸法が、前記記録媒体を前記保持面および前記トレイの進退方向に略直交する状態で前記切欠部に挿入した際に、前記トレイの他面側から突出する前記記録媒体の挿入先端縁の突出寸法が前記トレイおよび前記底面の隙間寸法よりも小さくなる寸法に設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  8. 少なくとも一面に開口を有し、この開口に連通する内部空間を有するケース体と、
    前記ケース体の前記開口に進退可能に設けられるとともに、一面側にディスク状の記録媒体を保持可能な保持面を有する保持凹部が設けられる略板状のトレイと、を備えたディスク搬送装置であって、
    前記トレイには、前記トレイの一面側および他面側を連通する状態に切り欠き形成され、前記保持凹部の当該トレイの進退方向におけるケース体側に、前記記録媒体の周縁部を前記保持面より前記保持凹部が設けられない他面側に挿入された状態で案内する切欠部が設けられ、
    前記切欠部は、前記保持面に略平行し、かつ前記トレイの進退方向に略直交する回動軸を中心として回動自在に設けられ、前記トレイの進退方向におけるケース体側が前記保持面に対して接離する回動板を備えた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  9. 請求項11に記載のディスク搬送装置であって、
    前記回動板は、前記トレイが前記ケース体から排出された状態で前記保持面から離隔する方向に回動し、前記トレイが前記ケース体内に収納された状態で前記保持面と略同一平面となる位置に回動する
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  10. 請求項11または請求項12に記載のディスク搬送装置であって、
    前記トレイは、前記一面側に、前記記録媒体の中心位置を保持する保持手段を備えるとともに、径寸法が大きい大径記録媒体および径寸法の小さい小径記録媒体を搬送可能に設けられ、
    前記回動板は、前記保持手段の中心からの距離が、前記小径記録媒体の径寸法と略同一寸法となる位置に、前記小径記録媒体の周縁部に当接して位置決めする略円弧状の小径記録媒体位置決め部を備えた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  11. 請求項11ないし請求項13のいずれかにに記載のディスク搬送装置であって、
    前記回動板は、前記保持手段の中心からの距離寸法が径寸法の大きい大径記録媒体の径寸法と略同一となる位置に、前記大径記録媒体の周縁部に当接して位置決めする大径記録媒体当接部を備えた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  12. 請求項13に記載のディスク搬送装置であって、
    前記小径記録媒体位置決め部は、前記回動軸より前記トレイの進退方向における進出方向側に設けられた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  13. 請求項11ないし請求項15のいずれかに記載のディスク搬送装置であって、
    前記トレイは、前記回動板を前記保持面から離隔する方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記ケース体は、前記トレイが前記内部空間に収納された状態で前記回動板を前記保持部に近接する方向に移動させるカム部材を備えた
    ことを特徴としたディスク搬送装置。
  14. 請求項1ないし請求項16に記載のディスク搬送装置と、
    前記記録媒体を保持する前記保持手段と、
    前記保持手段にて保持された前記記録媒体の情報を読み込む読込処理および前記記録媒体に情報を書き込む書込み処理のうち少なくともいずれか一方の処理を実施する情報処理部と、
    を具備したことを特徴としたディスク装置。
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