JP4805904B2 - 電気機器及び洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋をロックするロック装置を有する電気機器及び洗濯機に関する。
従来より、蓋を有する電気機器、例えば洗濯機においては、蓋をロックするロック装置を具えたものが供されている。そのロック装置としては、回転動力を出力する駆動部を有すると共に、その駆動部の回転動力により蓋の被係合部と係合して蓋をロックするロック位置とそのロックを解除するロック解除位置との間を進退移動するロック部材、及びこのロック部材の移動に応動して該ロック部材の移動位置を検知する位置検知手段を有するものが供されている(例えば特許文献1、2参照)。
如上のロック装置を洗濯機に装備するに当たって、それの入手先が一社であると、災害等によりその一社からの入手が困難になった場合、洗濯機の製造、供給に支障を来たすため、異なる他の一社あるいは数社からもロック装置を入手するようにすることが好ましい。
特開2005−231423号公報 特開2005−177044号公報
しかしながら、上述のようにすると、入手するロック装置は複数種類となり、それを同一種類の洗濯機に分けて装備することになる。そのため、その装備するロック装置の仕様、特には前記ロック部材の移動所要時間に合った制御態様を、洗濯機の装備したロック装置ごとに採る必要があり、その結果、修理などサービス時にも、洗濯機の装備したロック装置ごとの処理をする必要が生じて、サービス効率が悪くなり、又、その処理を誤ることでロック装置が正常に作動しなくなる等の不具合を生じるおそれを有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、装備したロック装置に種類の違いがあっても、ロック装置を適正に作動させることができ、もってサービス効率を良くでき、ロック装置が正常に作動しなくなる等の不具合を生じるおそれもない電気機器を提供するにある。
又、本発明は、如上の内容に加えて、ロック装置を正常に作動させることがより確実にできる洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気機器においては、蓋を有する電気機器本体と、前記蓋に設けられた被係合部と、回転動力を出力する駆動部を有すると共に、その駆動部の回転動力により前記被係合部と係合して前記蓋をロックするロック位置とそのロックを解除するロック解除位置との間を進退移動するロック部材、及びこのロック部材の移動に応動して該ロック部材の移動位置を検知する位置検知手段を有するロック装置とを具備するものおいて、前記ロック装置の前記ロック部材を移動させることによる前記位置検知手段の検知結果から前記ロック部材の移動所要時間を検出し、その検出結果に基づいて前記ロック装置の制御内容を決定する制御手段を具備することを特徴とする(請求項1の発明)。
本発明の洗濯機においては、上述の手段を有するのに加えて、制御手段による、ロック部材の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とを、洗濯運転における蓋の初回のロックをする前に実行することを特徴とする(請求項5の発明)。
上記手段を採用した電気機器によれば、制御手段がロック装置におけるロック部材の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とをすることにより、装備したロック装置の種類に応じて、ロック装置を適正に作動させることができ、もってサービス効率を良くできると共に、ロック装置が正常に作動しなくなる等の不具合を生じるおそれもなくすことができる。
又、上記手段を採用した洗濯機によれば、上述の効果に加えて、制御手段が上記ロック部材の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とを、蓋の初回のロックをする前に実行することにより、蓋の初回のロックをする時点からロック装置を正常に作動させることができて、ロック装置を正常に作動させることがより確実にできる。
以下、本発明を洗濯機に適用して、その第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図11を参照して説明する。
まず、図3には、電気機器である洗濯機を示しており、これの本体(洗濯機本体)1は、外殻2を、最下部の台板2aと、台板2a上に載置結合した外箱2b、及び外箱2bに被着結合したトップカバー2cで構成している。この外殻2の内部には、図示を省略するが、洗濯槽を配設しており、この洗濯槽は、この場合、外側の水槽と内側の回転槽の二重槽から成っていて、その回転槽を制止させた状態で水槽から回転槽の内部に貯水して洗濯物の洗濯をし、回転槽を回転させることにより洗濯物の脱水等をするようになっている。
なお、外殻2の内部には、そのほか、洗濯槽の内部に給水する給水装置、回転槽の内部に配設した洗濯用の撹拌翼と回転槽とを選択的に回転させるモータを主体とした駆動装置、及び洗濯槽の内部から排水する排水装置等をも配設している。
外殻2、特にはトップカバー2cには、上記洗濯槽に対する洗濯物出し入れ用の開口部3を形成しており、この開口部3を開閉する例えば二つ折りの蓋4を開口部3の後部で上下回動可能に枢支して設けている。一方、トップカバー2cの前部には、使用者が洗濯機の運転に係る操作をするための操作パネル5を設けており、これの図で右側部の下方(トップカバー2cの内部)にロック装置6を設けている。
図4及び図5はロック装置6を単体で示しており、下ケース7a(図5参照)及びこれに結合した上ケース7bから成るケース7を外殻としている。このケース7内には、まず、駆動部8を配設している。この駆動部8は、この場合、ほゞ八角形の内部ケース9の内部に、駆動源として図示しないモータ(特には交流モータ)を配設すると共に、このモータの回転動力を減速して伝達するギヤ機構(これも図示せず)を配設し、内部ケース9の上面部に、上記ギヤ機構で伝達された回転動力で回転される、この場合、円盤形のクランク10を配設して成るもので、クランク10は上面の偏心位置に突起10aを有しており、これらにて、駆動部8は図に矢印Rで示す一方向に回転する回転動力を出力するようになっている。
ケース7内には、そのほか、上記クランク10上の位置からケース7の左側部にかけてロック部材11を配設している。このロック部材11は、図5に示すように、L字形のベース部11aの図中左側の先端部に突出部11bを有して成るもので、ベース部11aの前記クランク10上の部分には、この場合、四角形の孔にて受け部12を形成し、この受け部12内に前記クランク10の突起10aを位置させている。これに対して、突出部11bの先端部には、斜め上向きの斜面部13を形成しており、この斜面部13の部分を、ケース7の左側部に形成した孔14中に位置させている。
又、ケース7内の、前記駆動部8を配設した部分近くに形成した障壁15と、ロック部材11のベース部11aの上記突出部11bを形成した部分との間には、スプリング(圧縮コイルスプリング)16を介在させて、ロック部材11を常時は駆動部8側とは反対の方向に付勢するようにしている。
ロック部材11には、更に、ベース部11aの上記突出部11bを形成した部分とは反対側の部分(前記受け部12側の部分)の側面部に、図4に示す突部17を形成し、これに、前記内部ケース9上に配設した位置検知手段である位置検知接点18の可動側接片18aの突部19を対応させている。位置検知接点18は、可動側接片18aに対応してその外側方に固定側接片18bを有しており、これらの接片18a,18bの先端部対向面にはそれぞれコンタクト部20,21を設けている。なお、22,23は、内部ケース9上にあって接片18a,18bの基端部をそれぞれに支持した支持部を示している。
そして、ケース7の、前記駆動部8と、ロック部材11、スプリング16、及び位置検知接点18を配設した部分は、図4に示す仕切壁24によって、そのほかの部分と隔絶しており、この隔絶されたそのほかの部分には、接続端子25を必要数配設している。これらの接続端子25は、前記駆動部8のモータと位置検知接点18を外部接続するためのもので、詳しくは図示しないが、いずれも下向きに設けていて、それらに下方から挿入するコネクタ(図示せず)を挿着して接続するようになっている。
これらに対して、図5で、26は前記蓋4に設けた被係合部を、蓋4の閉鎖途中の位置で示しており、この被係合部26は、詳細には、蓋4の前部の裏面に下方へ向け突設していて(図3参照)、中間部に孔27を有しており、先端部に前記ロック部材11の斜面部13に対応する斜め下向きの斜面部28を形成している。なお、この被係合部26に対応して、前記トップカバー2cには、蓋4の閉鎖時に該被係合部26が通る孔(図示せず)を形成していて、その孔の下方に前記ロック装置6が位置し、特には前記ケース7の孔14外の部分であって、ロック部材11の突出部11bの先端部より更に先方の部分が位置している(図3参照)。
ここで、上記構成のロック装置6の動作を説明するに、図4及び図5に示す状態は、ロック部材11が、駆動部8のクランク10の突起10aにより、受け部12の後辺部を押されて、スプリング16の付勢力に抗し、ケース7内に後退され、突出部11bの先端部をケース7の孔14中に位置させた状態である。
又、この状態では、位置検知接点18は、可動側接片18aの突部19がロック部材11の突部17に乗り上げず、コンタクト部20を固定側接片18bのコンタクト部21から離間させて、非作動(OFF)状態にある。
この状態から、駆動部8のモータが通電されて起動されると、モータの回転動力がギヤ機構を介してクランク10に伝達されることにより、クランク10が適度な速度で回転し、突起10aによるロック部材11の受け部12の後辺部の前記押圧を解除する。それに伴い、ロック部材11は、スプリング16の付勢力によってケース7外に向かって前進し、図6及び図7に示すように、突出部11bの先端部をケース7の孔14からケース7外に突出させる。
従って、このとき、蓋4が閉鎖されていれば、それに伴ってトップカバー2c内に進入した被係合部26、特にはこれの孔27が二点鎖線で示すようにロック部材11の進行方向先に位置しているため、ロック部材11の突出部11bの先端部は孔27内に進入し、被係合部26と係合する。かくして、蓋4が閉鎖状態にロックされる。
又、その途中からは、位置検知接点18は、可動側接片18aの突部19がロック部材11の突部17に乗り上げ、コンタクト部20を固定側接片18bのコンタクト部21に接触させて、作動(ON)状態となる。
そして、上述のロックした状態から、駆動部8のモータが更に通電されて起動されると、クランク10が適度な速度で前述と同方向に回転し、突起10aによってロック部材11の受け部12の後辺部を押圧する。これにより、ロック部材11は、図4及び図5に示したように、スプリング16の付勢力に抗し、ケース7内に後退され、突出部11bの先端部をケース7の孔14中に位置させる状態に戻る。
これにより、ロック部材11の突出部11bの先端部が被係合部26の孔27から離脱し、蓋4がロック状態から解放される。又、位置検知接点18も、可動側接片18aの突部19がロック部材11の突部17から降下し、コンタクト部20を固定側接片18bのコンタクト部21から離間させて、非作動(OFF)状態に戻る。
このように、ロック部材11は、駆動部8の回転動力により蓋4の被係合部26と係合して蓋4をロックするロック位置とそのロックを解除するロック解除位置との間を進退移動するもので、位置検知接点18は、そのロック部材11の移動に応動し該ロック部材11の移動位置を検知する。
しかして、図8には、制御装置29を示している。この制御装置29は、上記ロック装置6を含む洗濯機の作動全般を制御する制御手段たるもので、例えば前記操作パネル5の裏側に配置したマイクロコンピュータを主体に構成しており、操作パネル5の各種操作スイッチから成る操作入力部30から各種操作信号が入力されるとともに、前記洗濯槽内の水位を検知する水位センサ31から水位検知信号が、又、回転槽の回転を検知する回転センサ32から回転検知信号が、更に、上記ロック装置6の位置検知接点18からこれの作動及び非作動による位置検知信号がそれぞ入力されるようになっている。
そして、制御装置29は、それらの入力並びにあらかじめ記憶した制御プログラムに基づいて、前記操作パネルが有する各種表示器で構成される表示部33と、前記洗濯槽内に給水する給水装置の給水弁34、前記撹拌翼と回転槽を駆動する駆動装置のモータ35、前記洗濯槽内から排水する排水装置の排水弁36、及び上記ロック装置6の駆動部8のモータ37を、駆動回路38を介して制御するようになっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
図9及び図10は、前記ロック部材11の移動の経時変化と、位置検知接点18の状態の経時変化とを示しており、図9と図10ではロック装置6の種類が異なっている。
すなわち、図9に示したロック装置6(タイプX)では、ロック部材11が最も後退した位置(蓋4のロックを解除するロック解除位置であって、ロック部材突出量:0〔mm〕)から最も前進した位置(蓋4のロックをするロック位置であって、ロック部材突出量:10〔mm〕)に達する、又はその逆に達するのに、それぞれ1.0〔秒〕(合計2.0〔秒〕)を要し、位置検知接点18は、そのうちのロック部材11が最も前進する位置の前後合計0.8〔秒〕間、作動(ON)状態となり、そのほかは非作動(OFF)状態となる。
一方、図10に示したロック装置6(タイプY)では、ロック部材11が最も後退した位置から最も前進した位置に達する、又はその逆に達するのに、それぞれ1.3〔秒〕(合計2.6〔秒〕)を要し、位置検知接点18は、そのうちのロック部材11が最も前進する位置の前後合計0.6〔秒〕間、作動(ON)状態となり、そのほかは非作動(OFF)状態となる。
このように、ロック装置6のタイプXとタイプYでは、ロック部材11の移動所要時間が異なり、位置検知接点18の作動、非作動の切換わり時間も異なる。
洗濯機における前記蓋4のロックは、位置検知接点18の作動、非作動の切換わりから所定時間(次に切換わるまでの半分の時間)だけ、ロック装置6のモータ37を通電し続けることによって、ロック部材11を最前進位置、最後退位置に至らしめて止める制御を行うもので、図11は、制御装置29にてその制御を行う通常の蓋ロック動作のルーチンを示している。
この場合、ルーチンのスタート後に、蓋ロック動作についての指令があったか否かの判断をする(ステップA1)。このステップA1における判断対象は、具体的には、例えば洗濯機の一般的に「洗い」、「すすぎ」、及び「脱水」、もしくはそれに続いて「乾燥」とある一連の行程を経るコースのうち、最初の「洗い」行程の終了であり、使用者の操作ではチャイルドロック操作である。
このステップA1で、指令がなかった(NO)と判断されれば、蓋ロック動作の制御を終了するが、あった(YES)と判断されれば、次に、指令の内容がロックであるか否か(ロック解除であるか)の判断をする(ステップA2)。このステップA2で、ロックである(YES)と判断されれば、ロック装置6のモータ37を起動(ON)し(ステップA3)、その状態で位置検知接点18が非作動(OFF)状態となったか否かの判断をする(ステップA4)。
上記ステップA4で、なった(YES)と判断されれば、モータ37を作動させ続けて(ステップA5)、今度は、位置検知接点18が作動(ON)状態となったか否かの判断をする(ステップA6)。このステップA6で、なった(YES)と判断されれば、制御装置29が有するタイマにその後にモータ37を作動させ続ける時間をセットする(ステップA7)。このセットする時間は、この場合、ロック部材11を最前進位置(蓋4をロックする位置)に至らしめるのに必要な時間であり、具体的には、前述のように位置検知接点18が次に非作動状態に切換わるまでの半分の時間である。
この後、モータ37を作動させ続けて(ステップA8)、上記タイマがセット時間を満了したか否かの判断をし(ステップA9)、満了した(YES)と判断されたところでモータ37を停止(OFF)させ(ステップA10)、これにより、蓋4のロックを完了して、蓋ロック動作の制御を終了する。
一方、前記ステップA2で、ロックではない(NO:ロック解除である)と判断されれば、ロック装置6のモータ37を起動し(ステップA11)、その状態で位置検知接点18が作動状態となったか否かの判断をする(ステップA12)。
上記ステップA12で、なった(YES)と判断されれば、モータ37を作動させ続けて(ステップA13)、今度は、位置検知接点18が非作動状態となったか否かの判断をする(ステップA14)。このステップA14で、なった(YES)と判断されれば、制御装置29が有するタイマにその後にモータ37を作動させ続ける時間をセットする(ステップA15)。このセットする時間は、この場合、ロック部材11を最後退位置(蓋4ロックを解除する位置)に至らしめるのに必要な時間であり、具体的には、前述のように位置検知接点18が次に作動状態に切換わるまでの半分の時間である。
この後、モータ37を作動させ続けて(ステップA16)、上記タイマがセット時間を満了したか否かの判断をし(ステップA17)、満了した(YES)と判断されたところでモータ37を停止させ(ステップA18)、これにより、蓋4のロック解除を完了して、蓋ロック動作の制御を終了する。
さて、ロック部材11の移動所要時間(位置検知接点18の作動、非作動の切換わり時間)がロック装置6のタイプによって異なることは既述のとおりであり、従って、上述のような蓋ロック動作の制御をするには、ロック装置6のタイプを判別する必要があって、図1は、そのロック装置6のタイプを判別するルーチンを含む蓋ロック処理のルーチンを示している。
この場合も、ルーチンのスタート後には、蓋ロック動作についての指令があったか否かの判断をし(ステップB1)、なかった(NO)と判断されれば、蓋ロック処理の制御を終了するが、あった(YES)と判断されれば、ロック装置6のタイプ判別が済んでいるか否かの判断をする(ステップB2)。
上記ステップB2で、済んでいない(NO)と判断されれば、次に、ロック装置6のモータ37を起動し(ステップB3)、その状態で位置検知接点18が非作動状態となったか否かの判断をする(ステップB4)。
上記ステップB4で、なった(YES)と判断されれば、そのことの記憶をし、併せて、位置検知接点18の作動カウントをクリアする(ステップB5)。この後、モータ37を作動させ続けて(ステップB6)、位置検知接点18が作動状態となったことの記憶があるか否かの判断をし(ステップB7)、ない(NO)と判断される段階では、位置検知接点18が非作動状態のままであるか否かの判断をする(ステップB8)。
上記ステップB8で、非作動状態のままである(YES)と判断されれば、ステップB6に戻り、非作動状態のままではない(NO:作動状態になった)と判断されれば、そのことの記憶をし、併せて、位置検知接点18の作動カウントに1を加える(ステップB9)。この場合、作動カウントの1は0.1〔秒〕となるようにしている。
この後、ステップB6に戻り、次のステップB7では、上記ステップB9により位置検知接点18が作動状態となったことの記憶がある(YES)ので、次には、位置検知接点18が作動状態のままであるか否かの判断をし(ステップB10)、作動状態のままである(YES)と判断されれば、ステップB9に進むが、作動状態のままではない(NO:非作動状態となった)と判断されれば、ロック装置6のタイプ判別処理を行う(ステップB11)。
図2は、ロック装置6のタイプ判別処理を行うルーチンを示しており、最初に、上記蓋ロック処理ルーチンにおけるステップB9でカウントした結果が0.7〔秒〕を越えるか否かの判断をし(ステップC1)、越える(YES)と判断されれば、ロック装置6はタイプが前述のXであると判定し(ステップC2)、越えない(NO)と判断されれば、ロック装置6はタイプが前述のYであると判定して(ステップC3)、ロック装置6のタイプ判別処理を終了する。
そして、先の蓋ロック処理のルーチン(図11)では、ロック装置6のタイプ判別処理済みを記憶し(ステップB12)、その後、図11に示した通常の蓋ロック動作のルーチンを実行して(ステップB13)、蓋ロック処理のルーチンを終了する。
なお、前記ステップB2で、ロック装置6のタイプ判別が済んでいる(YES)と判断されれば、ステップB13に進む。
又、上記ロック装置6のタイプ判別処理を行うルーチンにおいて、ロック装置6のタイプがXであると判定されれば、先の通常の蓋ロック動作のルーチン(図11)のステップA7では、モータ37を作動させ続ける時間を0.4〔秒〕にセットし、ステップA15では、モータ37を作動させ続ける時間を0.6〔秒〕にセットする。それに対して、ロック装置6のタイプがYであると判定されれば、先の通常の蓋ロック動作のルーチンのステップA7では、モータ37を作動させ続ける時間を0.3〔秒〕にセットし、ステップA15では、モータ37を作動させ続ける時間を1.0〔秒〕にセットする。
このように本構成のものでは、制御装置29が、蓋ロック処理のルーチンで、ロック装置6のロック部材を移動させることによる位置検知接点18の検知結果からロック部材11の移動所要時間を検出し(ステップB6〜B10)、その検出結果に基づいてロック装置6の制御内容を決定する(ステップB11)ようにしており、それによってと、装備したロック装置6の種類に応じ、ロック装置6を適正に作動させ得るから、修理などサービス時においても、装備したロック装置6ごとの処理をする必要をなくし得て、サービス効率を良くすることができ、ロック装置6が正常に作動しなくなる等の不具合を生じるおそれをなくすこともできる。
又、本構成のものの場合、制御装置29は、検出したロック部材11の移動所要時間の長短を区別することによってロック装置6の判別をするようにしており(ステップC1〜C3)、それによって、ロック部材11の移動所要時間の長短で種類が異なるロック装置6の判別が確実にできて、上述の、装備したロック装置6の種類に応じてロック装置6を適正に作動させるということがより確実にできる。
加えて、洗濯機において、上記制御装置29による、ロック部材11の移動所要時間の検出と、それによるロック装置6の制御内容の決定とが処理済み(ステップB2でYES)であるときには、その後にはそれらの処理をしないようにしており、それによって、それらの処理が無駄に多く行われることを避けて、ロック装置6を正常に作動させることがより速やかにできる。
以上に対して、図12及び図13は本発明の第2及び第3実施例(第2及び第3の実施形態)を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図12に示す第2実施例においては、制御装置29による蓋ロック処理のルーチンにおいて、先のステップB1〜B10と同様のステップD1〜D10を経た後、すなわち、蓋ロック動作についての指令に基づいて、ロック装置6の位置検知接点18の作動時間の検出を行った後、位置検知接点18の非作動カウントのクリアをし(ステップD11)、位置検知接点18の非作動カウントに1を加える(ステップD12)。この場合も、非作動カウントの1は0.1〔秒〕となるようにしている。
この後、モータ37を作動させ続けて(ステップD13)、位置検知接点18が作動状態となったか否かの判断をし(ステップD14)、このステップD14で、なっていない(NO)と判断されれば、ステップD12に戻り、なった(YES)と判断されれば、ロック部材11の移動所要時間判別処理済みを記憶し(ステップD15)、その後、図11に示した通常の蓋ロック動作のルーチンを実行して(ステップD16)、蓋ロック処理ルーチンを終了する。
又、この場合も、ステップD2で、ロック装置6のタイプ判別が済んでいる(YES)と判断されれば、ステップD16に進む。
更に、上記ロック装置6の所要時間判別処理を行うルーチンのステップD9、D12におけるカウント結果に基づき、先の通常の蓋ロック動作のルーチン(図11)のステップA7では、モータ37を作動させ続ける時間を、ステップD8のカウント結果の半分の時間にセットし、ステップA15では、モータ37を作動させ続ける時間を、ステップD12のカウント結果の半分の時間にセットする。
このように本構成のものでは、制御装置29が、検出したロック部材11の移動所要時間に基づいて、ロック装置6のタイプ別の判別をせずに、直接、駆動部8の駆動時間を決定するもので、それにより先のタイプX,Yはもとより、それより多くの種類の様々なロック装置6に対しても、装備したロック装置6の種類に応じてロック装置6を適正に作動させるということがより確実にできる。
そのほか、第1実施例同様の効果を、この第2実施例においても得ることができる。
[第3実施例]
図13に示す第3実施例においては、通常の洗濯機運転のスタート直後に、ロック装置6の種類判別についての使用者による特殊操作があったか否かの判断をする(ステップF1)。この特殊操作は、例えば「洗い」行程選択スイッチと「すすぎ」行程選択スイッチ及び「脱水」行程選択スイッチを押しながら、「電源」スイッチを押す、操作である。
上記ステップF1で、あった(YES)と判断されれば、先の図1又は図12に示した、ロック部材11の移動所要時間の検出をし(ステップF2)、その後に、それによるロック装置6の制御内容の決定結果(ロック装置のタイプ別の判別した上でのモータ37を作動させ続ける時間、又はロック装置のタイプ別の判別をせずしてのモータ37を作動させ続ける時間)を記憶手段であるEEPROMに記憶して(ステップF3)、洗濯機における通常の洗濯運転動作を実行する(ステップF4)。又、その洗濯運転では、図11に示した蓋ロック動作を実行する。
そして、この場合、ステップF1で、なかった(NO)と判断されれば、EEPROMの記憶内容を読出し(ステップF5)、次いで、その記憶内容にロック装置6の制御内容の決定結果があるか否かの判断をして(ステップF6)、ある(YES)と判断されれば、ステップF4に進み、ない(NO)と判断されれば、ロック装置6の制御内容の決定結果がない旨の異常報知をして(ステップF7)、この場合のルーチンを終了する。
このように本構成のものでは、制御装置29が、使用者による特殊操作に基づいて、ロック部材11の移動所要時間の検出をし、それによるロック装置6の制御内容の決定結果を記憶するもので、その記憶があれば、逐一、ロック部材11の移動所要時間の検出、並びにそれによるロック装置6の制御内容の決定をすることが回避されるので、それだけ速やかに洗濯機における通常の運転動作を実行することができる。
又、この場合、洗濯運転(ステップF4)では、図11に示した蓋ロック動作を実行するもので、従って、この場合には、洗濯運転における初回のロックをする前にロック部材11の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とを実行するものであり、それによって、洗濯運転における蓋4の初回のロックをする時点からロック装置6を正常に作動させることができて、ロック装置6を正常に作動させることがより確実にできる。
なお、この洗濯運転における初回のロックをする前の、ロック部材11の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定は、使用者による特殊操作に基づくことなく実行するものであっても良い。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に、ロック装置の駆動部の回転動力は一方向に回転するものに限られず、正逆両方向に回転するもので、その正方向の回転で蓋のロックをし、逆方向の回転で蓋のロック解除をするものであっても良く、又、全体も、洗濯機に限られず、蓋を有する電気機器一般に適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す蓋ロック処理ルーチンのフローチャート ロック装置のタイプ判別処理を行うルーチンのフローチャート 洗濯機全体の斜視図 ロック装置の横断平面図 ロック装置の縦断面図(図4のO−O線に沿う断面図) 図4とは状態が異なるロック装置の横断平面図 図5とは状態が異なるロック装置の縦断面図 電気的構成のブロック図 ロック装置の特性を示す図 異なるロック装置の特性を示す図 通常の蓋ロック動作ルーチンのフローチャート 本発明の第2実施例を示す図1相当図 本発明の第3実施例を示す通常運転(特には初期ルーチン)のフローチャート
符号の説明
図面中、1は洗濯機本体(電気機器本体)、4は蓋、6はロック装置、8は駆動部、11はロック部材、18は位置検知接点(位置検知手段)、26は被係合部、29は制御装置(制御手段)を示す。

Claims (6)

  1. 蓋を有する電気機器本体と、
    前記蓋に設けられた被係合部と、
    回転動力を出力する駆動部を有すると共に、その駆動部の回転動力により前記被係合部と係合して前記蓋をロックするロック位置とそのロックを解除するロック解除位置との間を進退移動するロック部材、及びこのロック部材の移動に応動して該ロック部材の移動位置を検知する位置検知手段を有するロック装置とを具備するものおいて、
    前記ロック装置の前記ロック部材を移動させることによる前記位置検知手段の検知結果から前記ロック部材の移動所要時間を検出し、その検出結果に基づいて前記ロック装置の制御内容を決定する制御手段を具備することを特徴とする電気機器。
  2. 制御手段が、検出したロック部材の移動所要時間の長短を区別することによってロック装置の判別をすることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 制御手段が、検出したロック部材の移動所要時間に基づいて、駆動部の駆動時間を決定することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  4. 制御手段が、使用者による特殊操作に基づいて、ロック部材の移動所要時間の検出をし、それによるロック装置の制御内容の決定結果を記憶することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  5. 蓋を有する洗濯機本体と、
    前記蓋に設けられた被係合部と、
    回転動力を出力する駆動部を有すると共に、その駆動部の回転動力により前記被係合部と係合して前記蓋をロックするロック位置とそのロックを解除するロック解除位置との間を進退移動するロック部材、及びこのロック部材の移動に応動して該ロック部材の移動位置を検知する位置検知手段を有するロック装置とを具備するものおいて、
    前記ロック装置の前記ロック部材を移動させることによる前記位置検知手段の検知結果から前記ロック部材の移動所要時間を検出し、その検出結果に基づいて前記ロック装置の制御内容を決定する制御手段を具備し、
    この制御手段による、ロック部材の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とを、洗濯運転における蓋の初回のロックをする前に実行することを特徴とする洗濯機。
  6. 制御手段による、ロック部材の移動所要時間の検出と、それによるロック装置の制御内容の決定とが処理済みであるときには、その後にはそれらの処理をしないことを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
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