JP2015077256A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015077256A
JP2015077256A JP2013215966A JP2013215966A JP2015077256A JP 2015077256 A JP2015077256 A JP 2015077256A JP 2013215966 A JP2013215966 A JP 2013215966A JP 2013215966 A JP2013215966 A JP 2013215966A JP 2015077256 A JP2015077256 A JP 2015077256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
washing
power
washing machine
latching relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013215966A
Other languages
English (en)
Inventor
清隆 森
Kiyotaka Mori
清隆 森
崎田 義明
Yoshiaki Sakida
義明 崎田
齊藤 弘幸
Hiroyuki Saito
弘幸 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013215966A priority Critical patent/JP2015077256A/ja
Publication of JP2015077256A publication Critical patent/JP2015077256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】マイクロコンピュータ暴走時の信頼性を確保した洗濯機を提供することを課題とする。【解決手段】制御手段87は、通電手段50から給電された時に、リレー判定手段322によりラッチングリレー53が遮断状態であると判定し、かつ、記憶手段426に運転進行状況や運転内容等のデータが記憶されている場合には、前回の運転にて制御手段87のマイクロコンピュータが暴走して終了したと判定し、記憶手段426に記憶されたデータに基づく運転動作開始ではなく、入力設定手段83による設定に基づき運転動作を開始させるようにすることにより、高い信頼性を得ることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥行程を自動制御により行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、運転中に、停電等により電源が遮断した場合には、電源が遮断した時点の運転状態を不揮発性メモリに記憶させ、電源が復帰した際に、不揮発性メモリに記憶した内容に基づいて電源が遮断された際の運転状態から運転を再開させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の洗濯機のブロック回路図、図7は、同洗濯機の制御フローチャートである。
図6及び図7において、制御装置23に給電されると、ステップS1において、トランジスタ27にラッチ信号Saを出力してオン用コイル15Cに通電してラッチングリレー15Bを閉成させる。この時、ラッチングリレー15Bは閉成状態を保持する。
ステップS2において、不揮発性メモリ35の記憶内容を読み出して記憶内容が残存しているか否かを判断する。ここで、前回の洗濯運転が正常に終了した場合や前回の洗濯運転中に電源切りスイッチ16がオン操作された場合には、記憶内容がゼロを示すパラメータ「0」となっているから、ステップS2の判断は「NO」となり、ステップS3に移行する。このステップS3において、設定されたコースで洗濯運転を開始する。ステップS4では、設定されたタイミングで運転進行状況を記憶する。
ステップS5において、洗濯運転が正常に終了したか否かを判断し、「NO」であれば、ステップS6において、この洗濯運転中に電源切りスイッチ16がオン操作された(電源切り指令Sbが有った)か否かを判断する。電源切り指令Sbがなければ、ステップS4に戻る。
ステップS6において、洗濯運転が正常に終了するか、電源切り指令Sbが有れば、ステップS7に移行し、ここまでの記憶内容をクリアし、ステップS8において、各機器の駆動を停止し、ステップS9において、トランジスタ29にラッチ開放信号Scを出力してオフ用コイル15Dに通電する。以上によりラッチングリレー15Bが開放し、制御装置23を始め全機器が断電される。
ここで、洗濯運転中に、停電があった場合には、その時点で制御装置23及びその他の機器への給電がなくなる。これにより制御装置23の制御は中止される。そして、不揮発性メモリ35には停電時点での記憶内容が残存した状態となる。また、この停電発生時において、ラッチングリレー15Bは、閉成状態のままとなっている。
停電が復帰すると、ラッチングリレー15Bが閉成状態に維持されているから、制御電源回路25に商用交流電源が給電される。制御装置23への給電により、図7に示すように制御を開始する。この場合、ステップS1において、オン用コイル15Cに一義的に通電されるが、ラッチングリレー15Bは閉成状態を維持している。ステップS2の判断処理では、不揮発性メモリ35の記憶内容は残存していると判断されるから、ステップS10に移行して、操作パネル(図示せず)上の停電有り表示器(図示せず)に停電有りを表示し、さらにステップS11において、洗濯機蓋開閉センサ32の出力により洗濯機蓋(
図示せず)が閉鎖しているか否かを判断し、閉鎖していれば、ステップS12に移行し、記憶内容に応じて運転を再開する。
ステップS11において、洗濯機蓋が開放していると判断された時は、ステップS13に移行して適宜の表示器に洗濯機蓋の閉鎖を促す表示を行い、使用者の蓋閉鎖を待つ。
特開2010−75351号公報
しかしながら、前記従来の構成では、マイクロコンピュータの暴走により停止した場合には、不揮発性メモリに洗濯運転の進行状況や運転内容を記憶して運転が停止しているが、暴走状態で停止しているために、次の運転開始時に不揮発性メモリからデータを呼び出した時に、行程のどの時点から開始するかが分からない課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、マイクロコンピュータの暴走によって給電が遮断された異常終了後の運転時においても、より信頼性の高い洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は、前記従来の課題を解決するために、商用電源を供給する通電手段と、電源スイッチを含み、洗い、すすぎ、脱水等の動作を設定する入力設定手段と、前記電源スイッチと並列に接続されるラッチングリレーと、前記ラッチングリレーの通電と遮断を切り替える通電切替手段と、前記ラッチングリレーの通電状態か遮断状態かを判断するリレー判定手段と、不揮発性メモリからなる記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記通電手段からの給電時に、前記リレー判定手段が通電状態の場合には、前記記憶手段のデータに基づいて運転動作を再開すると共に、前記リレー判定手段が遮断状態の場合には、前記入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始するようにしたものである。
本発明の洗濯機は、マイクロコンピュータの暴走によって給電が遮断された異常終了後の運転においては、使用者が入力設定した内容に基づき運転動作を開始させるので、確実な運転動作を行わせることができ、高い信頼性を得ることができる。
本発明の実施の形態における洗濯機の縦断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機のリレー判定手段の回路図 同洗濯機の洗濯動作を説明するフローチャート 同洗濯機の停電時の動作を説明するフローチャート 従来の洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の動作を説明するフローチャート
第1の発明は、商用電源を供給する通電手段と、電源スイッチを含み、洗い、すすぎ、脱水等の動作を設定する入力設定手段と、前記電源スイッチと並列に接続されるラッチングリレーと、前記ラッチングリレーの通電と遮断を切り替える通電切替手段と、前記ラッ
チングリレーの通電状態か遮断状態かを判断するリレー判定手段と、不揮発性メモリからなる記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記通電手段からの給電時に、前記リレー判定手段が通電状態の場合には、前記記憶手段のデータに基づいて運転動作を再開すると共に、前記リレー判定手段が遮断状態の場合には、前記入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始するようにしたものである。
この構成により、マイクロコンピュータの暴走による異常終了後に運転を再開する際には、行程のどの時点から開始するか分からないデータが入力されている虞のある記憶手段の記憶内容に基づいて運転を再開するのではなく、使用者が入力設定した内容に基づいて運転動作を開始させることができるので、確実な運転動作を行うことができ、高い信頼性を得ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御手段は、前記通電手段からの給電時に、前記リレー判定手段が遮断状態で、且つ、前記記憶手段にデータが記憶されている場合には、前記入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始するようにしたものである。
この構成により、使用者が入力設定した内容に基づいて運転動作を開始させることができるので、確実な運転動作を行うことができ、高い信頼性を得ることができる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における洗濯機の縦断面図である。
図1において、洗濯機100は、筐体110の内部に揺動自在に収容槽200が防振支持されており、収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状の周壁211を有し衣類を収容する回転ドラム210と、回転ドラム210を回転自在に内包する水槽220とで構成されている。
筐体110は、収容槽200内へ衣類を投入するための投入口が形成された前壁111と、前壁111と相対向する後壁112とを備えており、回転ドラム210及び水槽220は、前壁111に向けて開口している。
筐体110の前壁111には、扉体120が設けており、扉体120は、前壁111に形成された投入口を閉塞する閉位置と投入口を開放する開位置との間を回動自在に回動する。使用者は、扉体120を開位置に回動させ、前壁111の投入口を介して衣類を回転ドラム210に投入し、扉体120を閉位置に移動させて、洗濯を開始させる。
回転ドラム210は、前壁111と後壁112との間で延びる回転軸RX周りに回転する。回転ドラム210に投入された衣類は、回転ドラム210の回転に伴って回転ドラム210内を移動し、洗い、すすぎ及び/又は脱水の各処理を受ける。また、回転ドラム210は、有底円筒状であり、閉位置にある扉体120に対向して底壁212が形成されている。
水槽220は、回転ドラム210の底壁212及び周壁211の一部を取り囲む底部221と、底部221と扉体120との間で、回転ドラム210の周壁211の他の部分を取り囲む前部222を有している。
収容槽200には、回転ドラム210の底壁212に回転シャフト230が取り付けられており、回転シャフト230は、回転軸RXに沿って、後壁112に向けて延びて、水槽220の底部221を貫通し、水槽220と後壁112との間に延設される。
そして、この回転シャフト230に、水槽220の下方に据え付けられたモータ231が、ベルト233、プーリ232を介して連結され、モータ231の作動により、回転ドラム210が、水槽220内で回転駆動される。
筐体110の前面側には、水槽220の前部222と扉体120との間にパッキン構造130が配設され、閉位置に回動された扉体120がパッキン構造130に当接するよう構成されており、パッキン構造130が扉体120と前部222との間で水密シール構造を形成している。
筐体110は、前壁111と後壁112との間で略水平に延びる筐体天壁113と、筐体天壁113とは反対側の筐体底壁114と、図示しない両側壁とで構成されている。
筐体110の上部には、蛇口(図示せず)に接続される給水弁140と、給水弁140を介して導入された水を分配するための分配部141とが設けてあり、給水弁140は、筐体天壁113上に蛇口との接続部を配設し、分配部141は、筐体天壁113と収容槽200との間に配設されている。
筐体110の下部には、排水ポンプ74、循環ポンプ330が配設されている。排水ポンプ74は、洗い行程終了時、すすぎ行程終了時など必要なときに水槽220内の水を機外へ排水し、循環ポンプ330は、必要に応じて水槽220内の水を循環水として水槽220前面部内方の噴出口より回転ドラム210内に吐出するようになっている。
水槽220の底部には、洗濯水を加熱するシーズヒータ等からなる温水ヒータ(加熱手段)160を水平方向に備えており、温水ヒータ160により加熱した水槽220内の洗濯水を、前述のように、回転ドラム210内に吐出することにより、洗濯水を洗濯物に供給し、さらに水槽220内の洗濯水を、再循環させる。このように、加熱された洗濯水を洗濯物に供給するため、洗濯水の分子活動が高まり、また、洗剤の活性化が高まるので、洗浄力が向上し、かつ洗いムラを低減することができる。
運転コース等のモードや各種機能の選択は、筐体110の前面上部に設けられた操作表示部85を使用者が操作することにより入力設定手段83(図2参照)に入力し、筐体110の上部内方に配設された制御装置80の制御手段87(図2参照)が、その入力情報を基に操作表示部85上の表示手段84(図2参照)に選択された内容を表示して使用者に報知する。
図2は、本発明の実施の形態における洗濯機のブロック回路図、図3は、リレー判定手段の回路図である。
図2において、商用電源88からの電流を整流ダイオード58とコンデンサ55により直流整流平滑を行い、コンデンサ55により第1の直流電源を構成している。
第2の直流電源57は、第1の直流電源から生成され、制御手段87や負荷駆動手段86に給電するための直流電源である。
制御手段87は、マイクロコンピュータなどにより構成され、電力が通電手段50を介して供給されることで動作し、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段8
6を介して、モータ231、給水弁140、排水ポンプ74、循環ポンプ330、温水ヒータ160などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する。
制御手段87及び負荷駆動手段86は、第2の直流電源57からの給電により動作している。従って、商用電源88の電圧が低下するなどの原因により、第1の直流電源55が所定値以下の電圧に低下すると、第2の直流電源57の出力電圧では、制御手段87及び負荷駆動手段86を動作させることができなくなる。
通電手段50は、押圧により接点がオンし、押圧の解除により接点がオフする常開型スイッチからなる電源スイッチ52と、電源リレー51と、ラッチングリレー53とを並列に接続して構成している。電源リレー51は、コイルの通電により接点が閉じ導通状態となり、コイルへの通電がなくなると接点が開き通電が遮断される。ラッチングリレー53は、制御手段87が通電切替手段54によりオン用コイル(図示せず)とオフ用コイル(図示せず)に通電することができ、オン用コイルへの通電により接点が閉じて導通状態となり、オフ用コイルの通電により接点が開いて遮断状態となり、さらに、オン用コイル、オフ用コイル共に、通電が無くなっても、機械的に接点を閉じた通電状態を維持することができるよう構成している。
制御手段87は、電源スイッチ52を押圧することにより通電されて起動し、制御手段87が起動した後は、電源リレー51が通電されることで、使用者が電源スイッチ52の押圧を解除しても、導通状態に保持される。
電源電圧検知手段56は、コンデンサ55(以下、第1の直流電源と称する)の直流電圧を抵抗で分圧し、その電圧情報を制御手段87に出力している。本実施の形態では、第2の直流電源57からの給電により動作する制御手段87で利用可能なように、第1の直流電源55の電圧を分圧して、第2の直流電源57の電圧以下の電圧に降圧して制御手段87に出力している。
ゼロクロス検知手段321は、商用電源88の交流電流が入力され、交流電圧がゼロクロス点を通過し、極性が変わるタイミングでH信号からL信号に、或いはL信号からH信号に切り替わる矩形波信号をゼロクロス信号として制御手段87に出力する。制御手段87は、ゼロクロス検知手段321からの信号の入力がなくなった場合を、停電の発生と判断することができる。
リレー判定手段322は、ラッチングリレー53が導通しているか否かを判定しているものである。ここで、図3に回路の一例を示す。
図3において、リレー判定手段322は、ラッチングリレー53に直列に接続され、ラッチングリレー53が導通している場合は、商用電源88から交流電流が入力され、交流電圧がゼロクロス点を通過し、極性が変わるタイミングでH信号からL信号に、或いはL信号からH信号に切り替わる矩形波信号をラッチングリレー53の通電信号として制御手段87に出力する。制御手段87は、リレー判定手段322からの信号の入力により、ラッチングリレー53が導通していると判定することができる。
図2にもどり、記憶手段426は、不揮発性メモリからなり、EEPROMなどにより構成され、運転の進行状況、運転内容や一連の制御に必要なデータなどを記憶している。
水位検知手段90は、水槽220内の水位を検知し、制御手段87に出力する。
操作表示部85は、入力設定手段83と表示手段84から構成され、入力設定手段83
は、使用者が必要な設定コース、動作のスタートなどを入力するもので、使用者の操作により電源切りスイッチ(図示せず)が押された場合に、制御手段87は、通電手段50による通電状態を解除し、電源をオフする。表示手段84は、入力設定手段83による設定内容、動作状態、または洗濯動作、洗濯機各部の異常状態などを表示する。
報知手段78は、圧電ブザー等により構成され、制御手段87の出力により報知動作を行う。
制御手段87は、洗い行程では、洗濯開始時に回転ドラム210内の洗濯物の量を検知した後、給水弁140を制御して水槽220内に給水し、温水ヒータ160により、水槽220内の洗濯水を加熱しながら、回転ドラム210をモータ231によって低速で回転駆動して洗濯物の撹拌動作を行なう。洗いが終了すると、排水ポンプ74を駆動して、「すすぎ」を行い、すすぎと中間脱水との組合せを複数回行う。中間脱水では、回転ドラム210を高速で回転駆動し、洗濯物を遠心脱水する。「すすぎ」の後の「脱水」でも、中間脱水同様に、回転ドラム210を高速で回転駆動して、洗濯物を遠心脱水するようにしている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
図4は、本発明の実施の形態における洗濯機の洗濯動作を説明するフローチャート、図5は、同洗濯機の停電時の動作を説明するフローチャートである。
図4において、使用者が電源スイッチ52をオンすることにより電源スイッチ52を介して、または後述する停電の復帰により、ラッチングリレー53を介して電力が供給されると、制御手段87が起動する(ステップS100)。
制御手段87が起動すると、ステップS101において、リレー判定手段322の入力をモニタリングし、ラッチングリレー53が導通しているか否かを判断した後に、ステップS102に移行する。ステップS102において、電源リレー51をオンし、使用者が電源スイッチ52から手を離しても制御手段87への電力の供給を維持する。
ステップS103において、ラッチングリレー53のオフ用コイル(図示せず)を一定時間(例えば50ms)オンする。このとき、後述する停電復帰から起動した状態の場合は、ラッチングリレー53が、オフされる。
つぎに、ステップS104において、EEPROM等の不揮発性メモリである記憶手段426を読み込み、ステップS105に移行する。
ステップS105において、ステップS101時点でラッチングリレー53が導通していないと判定した場合(ステップS105のNo)は、停電からの復帰ではなく、前回の運転において、正常に終了した、あるいは、使用者が電源スイッチ52をオフした、あるいは、マイクロコンピュータが暴走して電源が遮断されたと判断し、運転開始前の状態として、つまり、通常運転時の初期状態として、入力設定手段83のスタートスイッチ(図示せず)がオンされるまで、待機する(ステップS107)。
ここで、前回の運転において、正常に終了した、あるいは、使用者が電源スイッチ52をオフして運転終了した場合は、記憶手段426に記憶した洗濯運転の進行状況や運転内容はクリアされているが、例えば、マイクロコンピュータが暴走した場合には、マイクロコンピュータへの給電が遮断され、記憶手段426に洗濯運転の進行状況や運転内容が記録されたまま運転終了している。この場合においても、記憶手段426の内容を無視し、
安全に、入力設定手段83にて設定された内容に基づき運転コースが設定され、スタートスイッチがオンされるまで待機する。
そして、ステップS107において、スタートスイッチがオンされる(ステップS107のYes)と、給水弁140やモータ231等の各負荷を制御し、洗い動作(ステップS108)、すすぎ動作(ステップS109)、脱水動作(ステップS110)を行う。フローチャートには表していないが、各動作中や終了時に動作の進行状況を、記憶手段426に逐次書き込む。なお、ステップS107でスタートスイッチをオンする前に、入力設定手段83で運転コースや水位などを設定しても良いし、設定せずにスタートスイッチをオンした場合には、制御手段87が、投入された布量に応じた標準的な運転コースを自動設定して運転を開始する。
ステップS105において、ステップS101時点でラッチングリレー53が導通していると判定した場合(ステップS105のYes)には、停電からの復帰と判断し、記憶手段426に記憶されていた動作状態に基づき、運転を再開する(ステップS106)。
脱水動作(ステップS110)が終了すると、報知手段78にて一連の洗濯動作が終了したことを報知する(ステップS111)。
ステップS111において、終了報知が完了後、電源リレー51をオフし(ステップS112)、通電路を遮断する。通常に終了した場合には、制御装置80内の電力が消費されると、回路構成にもよるが、数秒程度で制御手段87が停止し、機器全体が停止状態となる(ステップS113)。
次に、ステップS108からステップS110を実行中に、停電が発生した場合の動作を、図5を参照しながら説明する。
図5において、停電が発生(ステップS200)し、ステップS201において、ゼロクロス信号が検知されない(ステップS201のNo)と、ステップS202において、給水弁140やモータ231等の各負荷をオフし、ステップS203において、ラッチングリレー53のオン用コイル(図示せず)をオンすると共に、ラッチングリレー53をオンする。
ステップS202において、各負荷をオフすることにより、コンデンサ55の残留電荷の消費を抑えることができ、制御手段87のプログラム動作や、ラッチングリレー53のオン動作をする時間をより確保することができる。
ステップS204において、制御装置80内の電力が残っており、制御手段87が動作可能な場合(ステップS204のYes)は、ステップS201に移行し、再度ゼロクロス信号の検知を行う。ステップS204において、制御手段87が停止した場合(ステップS204のNo)には、洗濯機100全体が停止状態となる(ステップS205)。
制御手段87停止後に、停電が復帰した場合には、ラッチングリレー53を介して制御手段87に電源が供給されるようになるため、図4に示すステップS100から再度動作を行う。
制御手段87が動作可能な状態で停電復帰し、ステップS201においてゼロクロス信号を再度検知した場合(ステップS201のYes)には、ステップS206において、ラッチングリレー53のオフ用コイルをオンし、ラッチングリレー53の導通状態を解除し、通常動作に復帰する(ステップS207)。ここで、通常動作とは、図4のステップ
S108からステップS110に示す一連の洗濯動作のことを指す。
なお、図4のステップS106において記憶手段426の内容に基づき運転を再開したことや、ステップS107において記憶手段426の内容を無視し運転開始前の状態としたことを、表示手段84に表示することにより、使用者により大きな安心感を与えることができる。
なお、上記実施の形態において、図3において、リレー判定手段322の回路を示したが、一例であり、ラッチングリレー53の状態を判定できる回路であれば、他の回路を用いても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段87は、通電手段50から給電された時に、リレー判定手段322によりラッチングリレー53が遮断状態であると判定し、かつ、記憶手段426に運転進行状況や運転内容等のデータが記憶されている場合には、前回の運転にて制御手段87のマイクロコンピュータが暴走して終了したと判定し、記憶手段426に記憶されたデータに基づく運転動作開始ではなく、入力設定手段83による設定に基づき運転動作を開始させるようにすることにより、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本実施の形態では、洗濯機における制御装置の実施例を示したが、洗濯機に限らず洗濯乾燥機、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機などにて実施しても良い。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、マイクロコンピュータが暴走して終了した時に、記憶手段に記憶されたデータに基づく運転動作開始ではなく、入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始させるようにすることにより、高い信頼性を発揮することが可能となるので、他の洗濯機や電気機器などの用途に適用できる。
50 通電手段
51 電源リレー
52 電源スイッチ
53 ラッチングリレー
54 通電切替手段
83 入力設定手段
84 表示手段
85 操作表示部
87 制御手段
88 商用電源
110 筐体
210 回転ドラム
220 水槽
231 モータ
322 リレー判定手段
426 記憶手段

Claims (2)

  1. 商用電源を供給する通電手段と、電源スイッチを含み、洗い、すすぎ、脱水等の動作を設定する入力設定手段と、前記電源スイッチと並列に接続されるラッチングリレーと、前記ラッチングリレーの通電と遮断を切り替える通電切替手段と、前記ラッチングリレーの通電状態か遮断状態かを判断するリレー判定手段と、不揮発性メモリからなる記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記通電手段からの給電時に、前記リレー判定手段が通電状態の場合には、前記記憶手段のデータに基づいて運転動作を再開すると共に、前記リレー判定手段が遮断状態の場合には、前記入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始するようにした洗濯機。
  2. 前記制御手段は、前記通電手段からの給電時に、前記リレー判定手段が遮断状態で、且つ、前記記憶手段にデータが記憶されている場合には、前記入力設定手段による設定に基づき運転動作を開始するようにした請求項1記載の洗濯機。
JP2013215966A 2013-10-17 2013-10-17 洗濯機 Pending JP2015077256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215966A JP2015077256A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013215966A JP2015077256A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015077256A true JP2015077256A (ja) 2015-04-23

Family

ID=53009277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013215966A Pending JP2015077256A (ja) 2013-10-17 2013-10-17 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015077256A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018183478A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2021248950A1 (zh) * 2020-06-09 2021-12-16 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018183478A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2021248950A1 (zh) * 2020-06-09 2021-12-16 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4602395B2 (ja) 洗濯機及びその洗濯制御方法
US7921492B2 (en) Method of controlling laundry treatment machine
JP2008206966A (ja) 洗濯機及びその制御方法
US20150067970A1 (en) Washing machine and control method thereof
CN103993456A (zh) 洗衣机及其控制方法
JP2007117136A (ja) ドラム式洗濯機
JP2011200519A (ja) ドラム式洗濯機
JP2015077256A (ja) 洗濯機
JP5787777B2 (ja) 洗濯乾燥機
KR100721834B1 (ko) 드럼세탁기의 탈수 제어방법
KR101327046B1 (ko) 부하 구동 장치 및 세탁기
JP2011072730A (ja) 電気洗濯機
JP2016163601A (ja) 洗濯機
JP4987829B2 (ja) 洗濯機
JP2015073755A (ja) 洗濯機
JP2015023900A (ja) 電気機器の制御装置
JP2018183478A (ja) 洗濯機
JP2017077280A (ja) 衣類処理装置
KR100873907B1 (ko) 세탁기의 제어방법
JP2000185190A (ja) 給電制御装置およびこの給電制御装置が適用された洗濯機
WO2015011863A1 (ja) 電気機器
JP2020081459A (ja) 洗濯機
TW202020259A (zh) 洗衣機
EP3109357B1 (en) Washing method
JP2015023897A (ja) 電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519