JP4805550B2 - 波長変換レーザ装置 - Google Patents

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本発明は、波長変換レーザ装置に関し、さらに詳しくは、赤外レーザダイオードをマルチモード動作させた場合の波長変換後の可視レーザ光の出力低下を抑制できる波長変換レーザ装置に関する。
レーザダイオードを単一モード動作させた場合、戻り光や温度変化などの外乱の影響を受けて発振波長が変動するモードホッピングが起きやすい。そして、このモードホッピングが起きた時は、光ノイズが大きくなる。
これに対して、レーザダイオードをマルチモード動作させた場合(マルチモード化という)、単一モード動作させた場合に比べて外乱の影響を受けにくくなるため、モードホッピングが起きにくく、光ノイズを低減できる。
このため、例えば光ピックアップ用のレーザダイオードでは、数10mA〜数100mAの直流の駆動電流Iopに対して、数100MHz,数10mA程度の振幅の正弦波電流を重畳して、マルチモード動作させ、出力を安定化させている。
なお、閾値電流Ithより僅かに大きい程度の直流の駆動電流Iopをレーザダイオードに加え、その駆動電流Iopをフィードバック制御すると共に、その駆動電流Iopに振幅の大きな350MHz以上の矩形波電流を交流的に重畳し(コンデンサを介して加え)、パルス状のレーザ光を出力する「半導体レーザ駆動回路」が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、閾値電流Ithより十分大きい直流の駆動電流Iopをレーザダイオードに加え、その駆動電流Iopに20MHz以上の高周波電流を交流的に重畳する(コンデンサを介して加える)「半導体レーザ励起固体レーザ」が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許平6−204617号公報(図1、図3) 特開2000−22248号公報(図1、図8、図9、図14)
レーザダイオードをマルチモード化すると縦モードが複数発振するため、同じ注入電流では各モードのピーク値は単一モードの時のそれに比べて小さくなる。ここで、波長変換素子によって波長変換された光出力はレーザダイオードの光出力の二乗に比例する。さらに波長変換素子の変換効率は各縦モードで一定ではない。したがって波長変換後の各縦モードにおける出力の和は単一モードにおける波長変換後の光出力よりも小さくなる。このとき、正弦波等の交流電流を重畳していると、この電流による光出力の平均は零となるためマルチモード化によって波長変換後の光出力は低下してしまうことになる。
また、従来の「半導体レーザ励起固体レーザ」は、高周波電流を交流的に重畳するため、平均出力はAPC(Auto Power Control)回路またはACC(Auto Current Control)回路から供給される直流の駆動電流Iopで決まってしまい、レーザダイオードをマルチモード動作させた場合の波長変換後の出力は低下する。
そこで、本発明の目的は、赤外レーザダイオードをマルチモード動作させた場合の波長変換後の可視レーザ光の出力低下を抑制できるレーザダイオードの駆動方法および波長変換レーザ装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、駆動電流200mA以上の縦単一モード赤外レーザダイオードと、前記赤外レーザダイオードから出力した赤外レーザ光により励起され可視レーザ光を出力する波長変換素子と、前記可視レーザ光出力を一定に制御するように前記赤外レーザダイオードに駆動電流Iopを供給するAPC回路または前記赤外レーザダイオードに一定の駆動電流Iopを供給するACC回路と、前記駆動電流Iopに電流を増加させる方向に方形波パルス電流IHFを重畳する方形波パルス電流重畳手段とを具備したことを特徴とする波長変換レーザ装置を提供する。
上記第1の観点による波長変換レーザ装置では、駆動電流Iop(例えば300mA〜500mA)に、電流を増加させる方向に、方形波パルス電流IHFを重畳するため、パルス電流による光出力の平均が加えられ、マルチモード化による出力の低減を補うことが出来る。また、重畳電流のピーク値を一定の値以上必要とする場合は、交流電流を重畳してAPC駆動において直流の駆動電流Iopを増加して光出力を補う方法に比べて、レーザダイオードに流れる電流のピーク値を低くすることが出来る。なお、方形波パルスの発生回路は、必要とする素子数が少なくて済み回路的にも構成が簡単であるという利点もある。
第2の観点では、本発明は、上記構成の波長変換レーザ装置において、前記方形波パルス電流IHFの周波数が、1MHz〜10MHzであることを特徴とする波長変換レーザ装置を提供する。
上記第2の観点による波長変換レーザ装置では、方形波パルス電流IHFの周波数が低いため、回路の取り扱いが容易となる。なお、方形波パルス電流IHFに含まれる高調波成分が効果的に作用するため、前記のような比較的低い周波数でも安定したマルチモード発振が得られる。
第3の観点では、本発明は、上記構成の波長変換レーザ装置において、前記方形波パルス電流IHFをPWM制御するPWM制御手段を具備したことを特徴とする波長変換レーザ装置を提供する。
上記第3の観点による波長変換レーザ装置では、方形波パルス電流IHFをPWM(Pulse Width Modulation)制御することにより、出力を可変にすることが出来る。
本発明の波長変換レーザ装置によれば、赤外レーザダイオードをマルチモード動作させた場合の波長変換後の可視レーザ光の出力低下を抑制できる。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る波長変換レーザ装置100を示す斜視図である。
この波長変換レーザ装置100は、赤外レーザダイオード1と、赤外レーザダイオード1から出力した赤外レーザ光Liにより励起され可視レーザ光Lvを出力する波長変換素子2と、赤外レーザダイオード1へチョークコイル3を介して直流の駆動電流Iopを供給するAPC回路4と、駆動電流Iopに方形波パルス電流IHFを赤外レーザダイオード1に流れる電流ILDを増加させる方向に重畳する方形波パルス発生回路5およびアンプ6と、可視レーザ光Lvの一部を分岐させるビームスプリッタ8と、分岐した可視レーザ光Lvを受光するフォトダイオード9と、フォトダイオード9で受光した光の強度をAPC回路4に帰還するフィードバック回路10とを具備している。
赤外レーザダイオード1は、動作電流300mA〜500mA,連続出力200mW級の縦単一モード赤外レーザダイオードである。
波長変換素子2は、光導波路型の周期分極反転構造を持つ疑似位相整合素子である。
APC回路4により、光出力を一定値に制御可能である。
方形波パルス発生回路5の周波数調整抵抗器Rfを操作することにより、周波数を、1MHz〜10MHzの範囲で調整可能である。また、デューティ比調整抵抗器Rdを操作することにより、デューティ比を、10%〜90%の範囲で調整可能である。
また、アンプ6のゲインを調整することにより、方形波パルス電流IHFを、0mA〜200mAの範囲で調整可能である。
図2は、赤外レーザダイオード1の駆動方法の説明図である。
赤外レーザダイオード1の閾値電流Ith(例えば70mA〜100mA)より大きい直流の駆動電流Iop(例えば300mA〜500mA)をAPC回路4により赤外レーザダイオード1に供給すると共に、その駆動電流Iopに方形波パルス電流IHF(例えば2MHz〜5MHz,50mA〜100mA)を赤外レーザダイオード1に流れる電流ILDを増加させる方向に重畳する。
これにより、赤外レーザダイオード1は、マルチモード動作する。また、光出力Pは、方形波パルス電流IHFが0の時の出力値Popと方形波パルス電流IHFが最大値の時の出力値Pmaxの間で変化し、平均的には方形波パルス電流IHFが0の時の出力値Popより大きいPop’となる。この出力値Pop’は、方形波パルス電流IHFの電流値やデューティ比を調整することにより可変となる。APC回路4で出力を一定に制御すれば、駆動電流Iopが下がることになる。
本願発明者らの実験では、駆動電流Iop=300mAで単一モード動作中にモードホッピングを起こした場合、波長変換後の光ノイズ(rms 10Hz〜20kHz)は10%を越えていた。ここで、周波数3MHz,電流値40mA,デューティ比60%の方形波パルス電流IHFを重畳したところ、マルチモード動作し、光ノイズは0.24%になった。この時の出力は、単一モード動作時の出力値の86.5%であった。次に、電流値100mA,デューティ比60%の方形波パルス電流IHFを重畳したところ、マルチモード動作し、光ノイズは0.30%になった。この時の出力は、単一モード動作時の出力値の97.5%であった。
実施例1に係る波長変換レーザ装置100によれば、方形波パルス電流IHFに含まれる高調波成分の作用により安定したマルチモード発振を得ることができ、さらにマルチモード化に伴う波長変換後の光出力の低下を補うことが出来る。また、APC回路4で出力を一定に制御するので、マルチモード化による駆動電流Iopの上昇(出力一定のため)を低減することが出来る。また、方形波パルス発生回路5は少ない回路素子で容易に構成することが出来る。
図3は、実施例2に係る波長変換レーザ装置200を示す斜視図である。
この波長変換レーザ装置200は、赤外レーザダイオード1と、赤外レーザダイオード1から出力した赤外レーザ光Liにより励起され可視レーザ光Lvを出力する波長変換素子2と、赤外レーザダイオード1へチョークコイル3を介して直流の一定駆動電流Iopを供給するACC回路7と、駆動電流Iopに方形波パルス電流IHFを赤外レーザダイオード1に流れる電流ILDを増加させる方向に重畳する方形波パルス発生回路5およびアンプ6とを具備している。
赤外レーザダイオード1は、動作電流300mA〜500mA,連続出力200mW級の縦単一モード赤外レーザダイオードである。
波長変換素子2は、光導波路型の周期分極反転構造を持つ疑似位相整合素子である。
ACC回路7を調整することにより、駆動電流Iopを、300mA〜500mAの範囲の一定値に調整可能である。
実施例2に係る波長変換レーザ装置200によれば、方形波パルス電流IHFに含まれる高調波成分の作用により安定したマルチモード発振を得ることができ、さらにマルチモード化に伴う波長変換後の光出力の低下を補うことが出来る。また、方形波パルス発生回路5は少ない回路素子で容易に構成することが出来る。
本発明のレーザダイオードの駆動方法および波長変換レーザ装置は、例えばSHG(第2高調波発生)固体レーザ装置として利用できる。
実施例1に係る波長変換レーザ装置を示すブロック図である。 実施例1に係るレーザダイオードの駆動方法の説明図である。 実施例2に係る波長変換レーザ装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 赤外レーザダイオード
2 波長変換素子
3 チョークコイル
4 APC回路
5 方形波パルス発生回路
6 アンプ
7 ACC回路
8 ビームスプリッタ
9 フォトダイオード
10 フィードバック回路
100,200 波長変換レーザ装置

Claims (3)

  1. 駆動電流200mA以上の縦単一モード赤外レーザダイオードと、前記赤外レーザダイオードから出力した赤外レーザ光により励起され可視レーザ光を出力する波長変換素子と、前記可視レーザ光出力を一定に制御するように前記赤外レーザダイオードに駆動電流Iopを供給するAPC回路または前記赤外レーザダイオードに一定の駆動電流Iopを供給するACC回路と、前記駆動電流Iopに電流を増加させる方向に方形波パルス電流IHFを重畳する方形波パルス電流重畳手段とを具備したことを特徴とする波長変換レーザ装置。
  2. 請求項1に記載の波長変換レーザ装置において、前記方形波パルス電流IHFの周波数が、1MHz〜10MHzであることを特徴とする波長変換レーザ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の波長変換レーザ装置において、前記方形波パルス電流IHFをPWM制御するPWM制御手段を具備したことを特徴とする波長変換レーザ装置。
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