JP4804259B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に二次元イメージセンサの固定パターンノイズを動画撮像中にリアルタイムに補正する機能に関するものである。
昨今の二次元イメージセンサの分野においては多画素化、高速撮像の需要がさらに拡大し、高速な信号処理が要求されるようになってきており、このため画素から出力されたアナログ信号を処理する回路の高速化が課題となっている。
そこで通常、画素からの信号を列ごとに同時に読み出したり、またその後の水平転送も1本に集約せず、出力段としてアンプを複数有するなど、いろいろな並列読み出し処理技術によって多画素、高速撮像に対応している。
しかしながら、これら並列処理回路はレイアウト設計上では同じように設計しても、製造工程上におけるばらつきなどが原因で、それら各々の特性にばらつきが生じる。この特性のばらつきは、出力画像においてはスジ状の固定パターンノイズとして見えてくる。
固定パターンノイズはそのノイズパターンを記憶することができれば、補正することが可能である。そこで、後段にラインメモリを用いてノイズパターンを記憶し、デジタル信号処理にて、その補正を行う方法が用いられる。
上記のように各画素信号は、列ごとに並列に読み出しを行うため、列読み出し回路の特性ばらつき起因によって出力信号がばらついてしまう。この列ごとの入出力特性のばらつきを要因分離すると、おもにオフセット性、ゲイン性、非線形性の3つに大別できるが、出力画像で一番目につきやすく、またデジタル補正も容易なオフセット性のばらつきを抑え込むことが第一に要求される。
オフセット性のばらつきをデジタル値として認識させる方法は、一度各並列回路すべてに一定同レベルの入力信号を与える期間を、有効画素を処理する期間とは別に設け、その出力のばらつきを記憶すればよい。そして、有効画素の撮像画像信号から、その記憶したばらつき量を減算すればオフセット性の縦スジ固定パターンノイズが補正できる。
ただし通常、出力信号には、熱雑音や1/f雑音などといったアナログ回路特有のランダムノイズがのっているため、それを抑圧するフィルタリング処理も不可欠となる。
そこで、特許文献1では、加算平均法を用いてランダムノイズを抑圧し、また、補正値の精度を向上させるために、複数フレームにわたって加算平均したものを補正値としている。
特開2005−167918
ところが、複数フレームにわたって補正値を求める場合、システムの状態変化などによって縦スジ固定パターンノイズの状態が変わった時に、その変化を補正値に反映させるためにも複数フレームが必要となる。その間は、縦スジ固定パターンノイズの補正効果が見られないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、縦スジ固定パターンノイズの状態が変わった場合でも、その変化を短時間で補正値に反映させ、常に精度良く固定パターンノイズの補正が行える装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本願請求項1に係る撮像装置は、遮光領域と有効画素領域を備えた撮像素子と、前記遮光領域における画素値から前記撮像素子のパターンノイズの補正値を求めて記憶手段に記憶させる演算手段と、前記有効画素領域における画素値から、前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算する減算手段とを備え、前記演算手段は、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値に第1の係数を掛けた値と前記記憶手段に記憶された補正値に第2の係数を掛けた値とを加算することで示される新たな補正値を前記記憶手段に記憶させるものであって、前記パターンノイズに変化が生じたと判断した場合には、前記パターンノイズに変化が生じたと判断しない場合に比べて、前記第2の係数に対する前記第1の係数の値を大きく設定し、前記減算手段は、前記遮光領域における複数の画素値から得られる前記パターンノイズを示す値の平均値と、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値との差分が閾値以下である場合には、前記有効画素領域における画素値から前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算し、前記差分が前記閾値よりも大きい場合には、前記有効画素領域における画素値から前記平均値を減算することを特徴とする。
同様に、上記課題を解決するため、本願請求項に係る撮像装置は、遮光領域と有効画素領域を備えた撮像素子と、前記遮光領域における画素値から前記撮像素子のパターンノイズの補正値を求めて記憶手段に記憶させる演算手段と、前記有効画素領域における画素値から、前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算する減算手段とを備え、前記演算手段は、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値に第1の係数を掛けた値と前記記憶手段に記憶された補正値に第2の係数を掛けた値とを加算することで示される新たな補正値を前記記憶手段に記憶させるものであって、前記減算手段は、前記遮光領域における複数の画素値から得られる前記パターンノイズを示す値の平均値と、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値との差分が閾値以下である場合には、前記有効画素領域における画素値から前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算し、前記差分が前記閾値よりも大きい場合には、前記有効画素領域における画素値から前記平均値を減算することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、撮像装置の状態に応じて縦スジ固定パターンノイズの状態が変わった場合に、その変化を短時間で補正値に反映させ、常に精度良く補正を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図4を参照して、第1の実施例について説明する。
図1に、第1の実施例の撮像装置のブロック図を示す。
図1において、1は撮像素子、2は信号増幅回路、3はA/D変換器である。4は撮像素子1、信号増幅回路2、A/D変換器3の駆動と現在読み出している画素のアドレスと、その画素が遮光された領域か有効画素領域かを示す信号を出力する駆動回路である。6は縦スジ固定パターンノイズを補正する補正回路、7はカメラ信号処理回路、9は撮像装置から取り外し可能な画像記録媒体である。8はカメラ信号処理された画像信号を記録媒体9に記録する記録処理回路、10は撮像装置全体を制御するシステム制御部である。5はシステム制御部10と撮像装置内の各ブロックとの通信を行うバス、11はシステム制御部10で実行される制御方法を記載したプログラムである。プログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データを記憶しておく不揮発性メモリ(ROM)である。12は不揮発性メモリ11に記憶されたプログラムおよび制御データを転送して記憶しておき、システム制御部10が撮像装置を制御する際に使用する揮発性メモリ(RAM)となっている。
以下、上述のように構成された撮像装置での撮影動作について説明する。撮影動作に先立ち、撮像装置の電源投入時等のシステム制御部10の動作開始時において、不揮発性メモリ11から必要なプログラム、制御データおよび補正データを揮発性メモリ12に転送して記憶しておくものとする。また、これらのプログラムやデータは、システム制御部10が撮像装置を制御する際に使用する。それとともに、必要に応じて、追加のプログラムやデータを不揮発性メモリ11から揮発性メモリ12に転送したりする。また、システム制御部10が直接不揮発性メモリ11内のデータを読み出して使用したりするものとする。
まず、撮像素子1は、図示しないレンズ系によって被写体からの光が入射され、システム制御部10により制御される駆動パルスで駆動し、被写体光を光電変換により電気信号に変換する。撮像素子1で変換された電気信号はラスタスキャン状に読み出され、信号増幅回路2において、アナログゲイン処理により適当な振幅とされる。信号増幅回路2によって読み出された画像信号は、A/D変換器3によりデジタル画像信号に変換される。A/D変換器により変換されたデジタル画像信号は、カメラ信号処理回路7により輝度色差の画像信号に変換され、また、圧縮符号化される。圧縮符号化された画像信号は、記録処理回路8において記録媒体9に適したデータ(例えば階層構造を持つファイルシステムデータ)に変換されて記録媒体9に記録する。システム制御部10は、バス5を介して、駆動回路4、補正回路6、カメラ信号処理回路7、記録処理回路8を制御する。各信号処理回路に必要な制御パラメータや、回路を制御するプログラム等の情報は、システム制御部10に接続された不揮発性メモリ11から読み出される。
次に、図2に補正回路6の構成を示す。図2において引算器601は、A/D変換器3から出力されるデジタル画像信号から、遮光された画素の基準レベルであるOB−Levelを引き算し、正規の画素値を出力する。また、引算器602は、引算器601から出力された正規の画素値とSRAM605に記憶されている補正値との差分を出力する。603は乗算器であり、システム制御部10により設定された係数kと引算器602の出力を乗算して出力する。加算器604は乗算器603の出力とSRAM605に記憶されている補正値を加算し、新しい縦スジ固定パターンノイズの補正値を算出する。SRAM605は、加算器604の出力を駆動回路4からの出力であるその画素が遮光された領域か有効画素領域かを示す信号WENが、遮光された領域を示していたならばその時のアドレス信号ADRに従い記憶する。
ここで、引算器602、乗算器603、加算器604、SRAM605は以下に示す演算によって、いわゆる巡回型ローパスフィルタを形成している。
新補正値=正規の画素値×k+古補正値×(1−k) (数1)
ここで、0<k≦1であり、kの値が大きくなると正規の画素値の割合が増えるため、現フレームの縦スジ固定パターンノイズの値が新しく生成される補正値に大きく反映されることとなる。kの値が小さくなると今までの補正値の割合が増えるため、ランダムノイズが抑圧された補正値が新しく生成される補正値に大きく反映されることになる。
引算器606は、引算器601からの正規の画素値とSRAM605に記憶されている補正値を引算することで、縦スジ固定パターンノイズの補正を行う。加算器607は、補正された画像信号に、遮光された画素の基準レベルであるOB−Levelを加算し、カメラ信号処理回路7へ出力する。
次に、図3を参照して補正回路6の動作と、図4を参照して本発明の特徴である係数kの制御動作について説明する。
S101においてシステムに電源が投入される。次に、S102において本発明の特徴である係数kの制御動作が行われる。電源投入直後は、現在の縦スジ固定パターンノイズの量とSRAM605の補正値が大きく異なるため、図4において、係数kの値をk0のように大きく設定し、現在の縦スジ固定パターンノイズ量が大きく反映された補正値が生成されるようにする。続いて、S103において画素データが読み出され、S104において画素データからOB−Levelが引き算される。次にS105において現在の画素領域が遮光領域かどうか判断される。ここで、現在の画素領域が遮光領域であったならばS109において補正値が算出され、S110においてSRAM605に補正が記憶される。また、S105において現在の画素領域が遮光領域ではなく有効画素領域であれば補正を行うため、S106へ進む。S106において、記憶されている補正値をSRAM605から読み出し、S107において正規の画素値から補正値を引き算し、補正を行う。S108ではOB−Levelを補正された値に加算し、画像信号を生成する。S111では、1フレーム分の処理が完了したかどうかを判断し、完了していなければS103に戻る。また、完了した場合は、次のフレームに備えてS102へ戻る。この場合のS102では、時間が経つにつれ、係数kをk1、k2、k3と値を小さく設定し、ランダムノイズがより抑圧された補正値が生成されるようにする。
なお、本例では、縦スジ固定パターンノイズの補正値を求めるために、遮光された画素領域の信号を用いたが、1フレーム期間内の固定値に基づく領域の信号であれば遮光されていなくても良い。
このように、係数kを制御することによって、縦スジ固定パターンノイズが変化した直後は、係数kの値を大きく設定することで、縦スジ固定パターンノイズの変化に応じた補正値を用いて補正を行うことができる。また、時間が経つにつれ、係数kの値を小さく設定することによってランダムノイズをより抑圧し、より精度の高い補正値を用いて補正することができるのである。
次に、図5乃至図6を参照して、第2の実施例について説明する。
この第2の実施例は、第1の実施例と略同様であって、同一部材には同一番号を付しており、その部分の説明は省略する。異なっているのは、縦スジ固定パターンノイズが変化するシステムの状態である。
図5を参照して補正回路6の動作と、図6を参照して本発明の特徴である係数kの制御動作について説明する。
S201においてアナログゲインが変更される。次に、S202において本発明の特徴である係数kの制御動作が行われる。アナログゲイン変更直後は、現在の縦スジ固定パターンノイズの量とSRAM605の補正値が大きく異なるため、図6において、係数kの値をk4のように大きく設定し、現在の縦スジ固定パターンノイズ量が大きく反映された補正値が生成されるようにする。続いて、S203において画素データが読み出され、S204において画素データからOB−Levelが引き算される。次にS205において現在の画素領域が遮光領域かどうか判断される。ここで、現在の画素領域が遮光領域であったならばS209において補正値が算出され、S210においてSRAM605に補正が記憶される。また、S205において現在の画素領域が遮光領域ではなく有効画素領域であれば補正を行うため、S206へ進む。S206において、記憶されている補正値をSRAM605から読み出し、S207において正規の画素値から補正値を引き算し、補正を行う。S208ではOB−Levelを補正された値に加算し、画像信号を生成する。S211では、1フレーム分の処理が完了したかどうかを判断し、完了していなければS203に戻る。また、完了した場合は、次のフレームに備えてS202へ戻る。この場合のS202では、時間が経つにつれ、係数kをk5、k6、k7と値を小さく設定し、ランダムノイズがより抑圧された補正値が生成されるようにする。
なお、本例では、縦スジ固定パターンノイズの補正値を求めるために、遮光された画素領域の信号を用いたが、1フレーム期間内の固定値に基づく領域の信号であれば遮光されていなくても良い。
このように、係数kを制御することによって、縦スジ固定パターンノイズが変化した直後は、係数kの値を大きく設定することで、縦スジ固定パターンノイズの変化に応じた補正値を用いて補正を行うことができる。また、時間が経つにつれ、係数kの値を小さく設定することによってランダムノイズをより抑圧し、より精度の高い補正値を用いて補正することができるのである。
次に、図7乃至図10を参照して、第3の実施例について説明する。
この第3の実施例は、第1の実施例と略同様であって、同一部材には同一番号を付しており、その部分の説明は省略する。異なっているのは、図7、図8において補正回路6がシステム制御部10から、直接制御を受けない構成となっていることである。また、補正回路6に加算平均回路608、引算器609、係数制御回路610を追加し、係数kを係数制御回路610によって制御することである。
図8において、加算平均回路608は1フレーム内の遮光された領域においての1行分の平均値を算出し、それを補正値としてラインメモリに記憶する機能を持つ。引算器609は、SRAM605に記憶された補正値と加算平均回路608のラインメモリに記憶された補正値を比較し、その差分値を出力する。係数制御回路610は、引算器609から出力された差分値に応じた係数kを設定する。
次に、図9を参照して補正回路6の動作と、図10を参照して本発明の特徴である係数kの制御動作について説明する。
まず、S301においてSRAM605から記憶されている補正値を読み出す。次に、S302において加算平均回路608で生成された補正値を読み出す。続いて、S303において、SRAM605から読み出した補正値と加算平均回路608から読み出した補正値の差分を求める。S304において、本発明の特徴である係数kの制御動作が行われる。図10のように、この時求めた差分が大きい場合は、縦スジの固定パターンノイズが変化したことを示しているため、係数kの値を大きく設定し、現在の縦スジ固定パターンノイズ量が大きく反映された補正値を生成するようにする。また、差分が小さい場合は、縦スジの固定パターンノイズが変化していないことを示しているため、係数kの値を小さく設定し、ランダムノイズをより抑圧された補正値が生成されるようにする。続いて、S305において画素データが読み出され、S306において画素データからOB−Levelが引き算される。次にS307において現在の画素領域が遮光領域かどうか判断される。ここで、現在の画素領域が遮光領域であったならばS311において補正値が算出され、S312においてSRAM605に補正が記憶される。次いで、S313において、加算平均回路608において加算平均した補正値を生成する。また、S307において現在の画素領域が遮光領域ではなく有効画素領域であれば補正を行うため、S308へ進む。S308において、記憶されている補正値をSRAM605から読み出し、S309において正規の画素値から補正値を引き算し、補正を行う。S310ではOB−Levelを補正された値に加算し、画像信号を生成する。S314では、1フレーム分の処理が完了したかどうかを判断し、完了していなければS305に戻る。
このように、係数kを制御することによって、SRAM605に記憶された補正値と加算平均回路608のラインメモリに記憶された補正値の差分が大きい場合は、縦スジ固定パターンノイズが変化したことを示す。そのため、係数kの値を大きく設定することで、縦スジ固定パターンノイズの変化に応じた補正値を用いて補正を行うことができる。また、差分が小さくなれば、縦スジの固定パターンノイズが変化していないことを示している。そのため、係数kの値を小さく設定することによってランダムノイズをより抑圧し、より精度の高い補正値を用いて補正することができるのである。
次に、図11乃至図13を参照して、第4の実施例について説明する。
この第4の実施例は、第3の実施例と略同様であって、同一部材には同一番号を付しており、その部分の説明は省略する。異なっているのは補正回路6にセレクタ611が追加されていることである。
図11において、セレクタ611は、係数制御回路610からのセレクト信号に従って加算平均回路608の補正値を用いて補正を行うか、SRAM605の補正値を用いて補正を行うか、を選択する。
次に、図12を参照して補正回路6の動作と、図13を参照して本発明の特徴である加算平均回路608の補正値を用いて補正を行うか、SRAM605の補正値を用いて補正を行うか、を選択する動作について説明する。
まず、S401においてSRAM605から記憶されている補正値を読み出す。次に、S302において加算平均回路608で生成された補正値を読み出す。続いて、S303において、SRAM605から読み出した補正値と加算平均回路608から読み出した補正値の差分を求める。S404においては図10に示した制御動作を行う。S405、S406、S407において、本発明の特徴である加算平均回路608の補正値を用いて補正を行うか、SRAM605の補正値を用いて補正を行うか、を選択する動作を行う。まず、S405においては、図13に示すように差分値がThよりも大きいかどうかの判断を行う。ここで、差分値がThよりも大きければ、それは、縦スジ固定パターンノイズに変化が起こっており、SRAM608に記憶されている補正値と縦スジ固定パターンノイズの量が大きく異なっていることを示している。加算平均回路608は、そのフレームごとの補正値を算出しているため、加算平均回路608で算出した補正値のほうが補正効果が高い。そこで、差分値がThよりも大きい場合には、加算平均回路608において算出した補正値を用いて補正を行うためにS406において、セレクト信号に0をセットする。またS405において、差分値がThよりも小さいまたは同じ場合には、ランダムノイズがより抑圧されているSRAM608に記憶されている補正値を用いて補正を行うために、セレクト信号に1をセットする。続いて、S408において画素データが読み出され、S409において画素データからOB−Levelが引き算される。次にS410において現在の画素領域が遮光領域かどうか判断される。ここで、現在の画素領域が遮光領域であったならばS416において補正値が算出され、S417においてSRAM605に補正が記憶される。次いで、S418において、加算平均回路608において加算平均した補正値を生成する。また、S410において現在の画素領域が遮光領域ではなく有効画素領域であれば補正を行うため、S411へ進む。S411では、セレクト信号に従って、補正値を読み出す処理が行われる。セレクト信号が1であったならばS412へ進み、SRAM605から記憶された補正値を読み出し、セレクト信号が0であったならばS413へ進み、加算平均回路608で算出された補正値を読み出す。次いで、S414では読み出した補正値を用い、S415ではOB−Levelを補正された値に加算し、画像信号を生成する。S419では、1フレーム分の処理が完了したかどうかを判断し、完了していなければS408に戻る。
このように、差分値に応じて加算平均回路608で算出した補正値を用いて補正を行うか、SRAM608に記憶されている補正値を用いて補正を行うかを切り替えることで、より精度の高い補正を行うことができるのである。
実施例1、実施例2の撮像装置を示すブロック図である。 実施例1、実施例2の縦スジ補正回路を示すブロック図である。 実施例1の縦スジ補正回路の動作を示すフローチャートである。 実施例1の係数kの制御動作を示す図である。 実施例2の縦スジ補正回路の動作を示すフローチャートである。 実施例2の係数kの制御動作を示す図である。 実施例3、実施例4の撮像装置を示すブロック図である。 実施例3の縦スジ補正回路を示すブロック図である。 実施例3の縦スジ補正回路の動作を示すフローチャートである。 実施例3の係数kの制御動作を示す図である。 実施例4の縦スジ補正回路を示すブロック図である。 実施例4の縦スジ補正回路の動作を示すフローチャートである。 実施例4の係数kの制御動作を示す図である。
符号の説明
6 縦スジ補正回路
601 引算器
602 引算器
603 乗算器
604 加算器
605 SRAM
606 引算器
607 加算器
608 加算平均回路
609 引算器
610 係数制御回路
611 セレクタ

Claims (2)

  1. 遮光領域と有効画素領域を備えた撮像素子と、
    前記遮光領域における画素値から前記撮像素子のパターンノイズの補正値を求めて記憶手段に記憶させる演算手段と、
    前記有効画素領域における画素値から、前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算する減算手段とを備え、
    前記演算手段は、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値に第1の係数を掛けた値と前記記憶手段に記憶された補正値に第2の係数を掛けた値とを加算することで示される新たな補正値を前記記憶手段に記憶させるものであって、前記パターンノイズに変化が生じたと判断した場合には、前記パターンノイズに変化が生じたと判断しない場合に比べて、前記第2の係数に対する前記第1の係数の値を大きく設定し、
    前記減算手段は、前記遮光領域における複数の画素値から得られる前記パターンノイズを示す値の平均値と、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値との差分が閾値以下である場合には、前記有効画素領域における画素値から前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算し、前記差分が前記閾値よりも大きい場合には、前記有効画素領域における画素値から前記平均値を減算することを特徴とする撮像装置。
  2. 遮光領域と有効画素領域を備えた撮像素子と、
    前記遮光領域における画素値から前記撮像素子のパターンノイズの補正値を求めて記憶手段に記憶させる演算手段と、
    前記有効画素領域における画素値から、前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算する減算手段とを備え、
    前記演算手段は、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値に第1の係数を掛けた値と前記記憶手段に記憶された補正値に第2の係数を掛けた値とを加算することで示される新たな補正値を前記記憶手段に記憶させるものであって、
    前記減算手段は、前記遮光領域における複数の画素値から得られる前記パターンノイズを示す値の平均値と、前記遮光領域における画素値から得られる前記パターンノイズを示す値との差分が閾値以下である場合には、前記有効画素領域における画素値から前記記憶手段に記憶された前記補正値を減算し、前記差分が前記閾値よりも大きい場合には、前記有効画素領域における画素値から前記平均値を減算することを特徴とする像装置。
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