JP4328115B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スミア補正が可能な固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な固体撮像素子では、撮像領域に非常に高輝度の被写体が存在した場合に、垂直転送中に本来信号でない電荷が漏れ混んで、本来の信号に混合されることにより、高輝度な被写体を中心に縦方向に白っぽい筋であるスミアが発生してしまう。
【0003】
図12は、上記スミアを除去するための従来の固体撮像装置の一例を示すブロック図である。図12において、動き検出手段36はラインメモリ33に保持された特定フィールドのダミー信号と、特定フィールドに続くフィールドにおける固体撮像素子31の出力信号との差分値に基づいて、被写体の動きの有無を検出する。タイミング発生回路34は、固体撮像素子31を駆動させる駆動回路35の動作タイミングや、ラインメモリ33にダミー信号を書き込むタイミングを発生する。スイッチ37は、動き検出手段36の指示で減算器39に与えるラインメモリ33の出力を0にクランプするスイッチである。減算器39は、A/D変換器32より出力された画素信号から、スイッチ37の出力信号を減算する減算手段であり、減算結果は出力端子40を介して出力される。このような構成としては、例えば、特許文献1に示すものがある。
【0004】
次に、この従来の固体撮像装置の動作を説明する。まず、タイミング発生回路34の信号WEは、各フィールドのダミー領域を走査する期間にHレベルとなり、この期間に固体撮像素子31から読み出された信号は、ラインメモリ33に記録され、1フィールドの間保持される。やがてダミー領域の走査が終わると、減算器38はラインメモリ33に保持された信号から、現在走査中の画素信号を減算し減算値を算出する。各水平走査ラインのスミア発生位置が変化しなければ、この差分値は小さくなり、動き検出手段36で、被写体の動きの有無を検出可能となる。
【0005】
高輝度の被写体が静止している場合は、スミアの発生位置はフィールド間で変化しない。減算器39は、A/D変換器32より出力される画素信号から、ラインメモリ33の画素信号を減算して出力する。このようにスミアの発生位置が変化しないとき、出力端子40からスミアの除去された画素信号が出力される。このように高輝度の被写体が静止している場合、スミアの発生位置はフィールド間で変化しないことを利用して、スミアの除去された画素信号を出力することができる。
【0006】
高輝度の被写体が移動いている場合には、スミアの発生位置は各水平走査ライン又はフィールド間で変化する。このためラインメモリ33に保持される信号はフィールド間で変化する。この場合、減算器38の差分値は大きくなり、動き検出手段36は、スイッチ37を切り替えてラインメモリ33の出力を0にクランプする。このため、減算器39はA/D変換器32の画素信号に信号処理を施さないで出力する。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−50165号公報(第6−7頁、第6−7図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の固体撮像装置のスミア補正では、動き検出をフレーム単位で行っていたため、被写体の一部が動いたときでもフレーム全体が動いたと判断してしまう。このため、細密なスミア補正を行い、被写体のSN比の悪化を十分に抑えることが困難であった。
【0009】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、動きのある被写体に対してもSN比の悪化を抑え、良好なスミア補正が可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体撮像装置は、被写体の撮像光を光電変換可能な領域と遮光された領域とを有する固体撮像素子と、遮光された領域の映像信号から抽出したスミア成分を元にスミア補正信号を生成するスミア補正信号生成回路と、光電変換可能な領域の映像信号からスミア補正信号を減算する第1の減算回路とを備え、スミア補正信号生成回路が、遮光された領域の映像信号を記憶するラインメモリと、遮光された領域の映像信号からピクセル単位で動きを検出して巡回係数を算出し、ラインメモリを用いて巡回係数により遮光された領域の映像信号のフレーム巡回加算を行うフレーム巡回加算回路とを有し、遮光された領域の映像信号に加算平均及びフレーム巡回加算を施すことによりスミア補正信号を生成する構成を有している。
この構成により、ピクセル単位の動きを考慮してスミア補正信号を生成することができる。
【0011】
また、本発明の固体撮像装置は、フレーム巡回加算回路が、過去のフレームにおける遮光された領域の映像信号であるラインメモリの出力と現在のフレームの遮光された領域の映像信号との差を、1ピクセル毎に計算して動きを検出する動き検出回路を備える構成を有している。
この構成により、ピクセル単位の動きを考慮してスミア補正信号を生成することができる。
【0012】
さらに、本発明の固体撮像装置は、フレーム巡回加算回路が、動き検出回路が遮光された領域の映像信号の動きを、「動き」、「中間」及び「静止」の三段階で把握し、三段階の判定を基に3種類の巡回係数を決定する巡回係数決定回路を備える構成を有している。
この構成により、巡回係数が極端に変化することを抑えることができる。
【0013】
さらに、本発明の固体撮像装置は、固体撮像素子から出力された直後の遮光された領域の信号のレベルが、第1の補正抑圧閾値以上の場合、固体撮像素子から出力された直後の遮光された領域の信号に抑圧をかける高レベルスミア補正抑圧回路を備える構成を有している。
この構成により、高いレベルのスミア補正信号に抑圧をかけることができる。
【0014】
さらに、本発明の固体撮像装置は、高レベルスミア補正抑圧回路が、固体撮像素子から出力された直後の遮光された領域の信号の第1の補正抑圧閾値以上の信号を、信号のレベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる第1の抑圧率で抑圧する構成を有している。
この構成により、スミア補正信号の補正抑圧の効き具合を調整することができる。
【0015】
さらに、本発明の固体撮像装置は、高レベルスミア補正抑圧回路が、選択可能な複数の第1の抑圧率を備える構成を有している。
この構成により、スミア補正信号の補正抑圧の効き具合を選択することができる。
【0016】
さらに、本発明の固体撮像装置は、有効画素領域の信号のレベルが、第2の補正抑圧閾値以上の場合、スミア補正信号に抑圧をかける高輝度時補正抑圧回路を備える構成を有している。
この構成により、スミア補正の過補正を防止することができる。
【0017】
さらに、本発明の固体撮像装置は、高輝度時補正抑圧回路が、スミア補正信号の第2の補正抑圧閾値以上の信号を、信号のレベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる第2の抑圧率で抑圧する構成を有している。
この構成により、スミア補正信号の補正抑圧の効き具合を調整することができる。
【0018】
さらに、本発明の固体撮像装置は、高輝度時補正抑圧回路が、選択可能な複数の第2の抑圧率を備える構成を有している。
この構成により、スミア補正信号の補正抑圧の効き具合を選択することができる。
【0019】
さらに、本発明の固体撮像装置は、スミア補正信号のノイズ低減を行うローパスフィルタを備える構成を有している。
この構成により、スミア補正後の映像信号のSN比の悪化を抑えることができる。
【0020】
さらに、本発明の固体撮像装置は、ローパスフィルタが、フィルタ係数を選択可能な構成を有している。
この構成により、フィルタの効き具合を調整することができる。
【0021】
さらに、本発明の固体撮像装置は、スミア補正信号のノイズ低減を行うコアリング回路を備える構成を有している。
この構成により、スミア補正後の映像信号のSN比の悪化を抑えることができる。
【0022】
さらに、本発明の固体撮像装置は、スミア補正信号のうち任意に設定可能なコアリング目標値によってコアリング領域内と判定された部分を、コアリング目標値の信号レベルに置き換えて出力する構成を有している。
この構成により、コアリング回路の動作を安定させることができる。
【0023】
さらに、本発明の固体撮像装置は、スミア補正信号の加算平均を行う加算平均回路を備える構成を有している。
この構成により、ノイズを抑えたスミア補正信号を生成することができる。
【0024】
さらに、本発明の固体撮像装置は、遮光された領域が、OB領域又はダミー領域である構成を有している。
この構成により、映像情報が含まれないスミア補正信号を生成することができる。
【0025】
さらに、本発明の固体撮像装置は、遮光された領域としてダミー領域を使用する場合に、スミア補正信号の基準レベルを、OB領域の基準レベルと同じレベルになるように補正するOB段差補正回路を備え、OB段差補正回路が、ダミー領域の信号レベルの平均値を算出しダミー基準レベルとして出力するダミーレベル平均算出回路と、OB領域の信号レベルの平均値を算出しOB基準レベルとして出力するOBレベル平均算出回路と、ダミー基準レベルからOB基準レベルを減算しOB段差補正レベルを算出する第2の減算回路と、スミア補正信号からOB段差補正レベルを減算する第3の減算回路とを有する構成を有している。
この構成により、スミア補正信号の基準レベルをOB基準レベルにすることができる。
【0026】
さらに、本発明の固体撮像装置は、ダミーレベル平均算出回路が、ダミー領域の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出する構成を有している。
この構成により、ダミー基準レベルを正確に把握することができる。
【0027】
さらに、本発明の固体撮像装置は、OBレベル平均算出回路が、OB領域の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出する構成を有している。
この構成により、OB基準レベルを正確に把握することができる。
【0028】
さらに、本発明の固体撮像装置は、第1の減算回路は、動き検出回路から出力される動き検出情報によって動き状態と判定された場合に、光電変換可能な領域の映像信号からOBレベル平均算出回路からのOB基準レベルを減算する構成を有している。
この構成により、動き状態と判定された場合にスミア補正を行わないようにすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明第1の実施の形態の固体撮像装置のブロック図である。図1において、固体撮像素子18は、レンズLから取り込まれる像を、電子信号である映像信号に変換するための素子である。固体撮像素子18は、被写体の撮像光を光電変換可能な領域と遮光された領域とを有しており、本発明の詳細な説明において後述するように、光電変換可能な領域とは、有効画素領域24であり、遮光された領域とは、ダミー領域22及びOB領域23であるとする。
【0030】
また、本実施の形態の固体撮像装置は、スミア補正信号生成回路2と、A/D変換器19からの映像信号から、スミア補正信号生成回路2からのスミア補正信号を減算する減算器17からなる。ここで、スミア補正信号生成回路2は、ラインメモリ10、メモリコントローラ11及びフレーム巡回加算回路3(動き検出回路6、巡回係数決定回路7、乗算器8、減算器5,9)で構成されている。尚、スミア補正信号とは、遮光された領域の映像信号から抽出したスミア成分を元に生成した信号である。
【0031】
ここで、ラインメモリ10は、映像信号をフレーム単位で記憶するものであり、ラインコントローラ11の制御により、遮光された領域の複数ラインの映像信号を平均加算する加算平均回路をも構成している。また、フレーム巡回加算回路3は、動き検出回路6、巡回係数決定回路7、乗算器8、減算器5,9で構成され、ラインメモリ内の平均加算されたフレーム単位の映像信号、A/D変換器19からの映像信号及び巡回係数から、減算器5,9及び乗算器8を用いて映像信号のフレーム巡回加算を行う。動き検出回路6は、映像信号からピクセル単位で動きを検出するもので、巡回係数決定回路7で巡回係数を算出するようにする。ここで、スミア補正信号生成回路2で扱う映像信号は、固体撮像素子18の遮光された領域の映像信号であり、図2に示す画素領域20のうちのダミー領域22又はOB領域23である。
【0032】
次に、以上のように構成される固体撮像装置について、以下その動作を説明する。尚、スミア補正信号を生成する元となる遮光された領域の映像信号としては、図2に示すダミー領域の領域T1部分であってもよいし、OB領域の領域T2であってもかなわないが、以下の第1及び第2の実施の形態の説明においては、特に記載しない限りは、OB領域である領域T2について説明する。
【0033】
まず、図3に示すように、垂直同期信号(VD)の1期間(1フレーム期間)の複数の水平同期信号(HD)のタイミングのうち、信号aのOB領域の領域T2の期間を領域選択期間として、スミア補正信号生成回路2で有効とする。すなわち、A/D変換器19からの映像信号のうち、領域T2の部分だけがスミア補正信号生成回路2に送られることになる。この領域T2の部分だけの映像信号は、光電変換可能な領域すなわち有効画素領域24に含まれるようなレンズLから取り込んだ実際の像の情報を有していないことから、スミアとOB領域の基準レベルだけのスミア補正信号である。このスミア補正信号を元に以下で説明する最終的なスミア補正信号を生成する。
【0034】
次に、信号aにフレーム巡回加算を行うようにする。フレーム巡回加算の計算式は、数1に示すとおりである。
【0035】
【数1】
Yn=Xn−K(Xn−Yn−1)=(1−K)Xn+KYn−1
【0036】
数1で示すXnは現フレームにおける領域T2の信号である、Yn−1は過去のフレームにおける領域T2の信号である。また、Ynはフレーム巡回加算後の信号であり、Kは巡回係数である。
【0037】
ここで、巡回係数Kは、動き検出の結果により決定するようにする。具体的には、図4を用いて説明する。まず、現フレームにおける領域T2の信号(Xn)と過去のフレームにおける領域T2の信号(Yn−1)との差分の絶対値を計算する(|Xn−Yn−1|)。この時、差分を計算する1区間は、CK信号タイミング、すなわち1ピクセル区間単位である。そして、|Xn−Yn−1|の値が大きい場合、現フレームが変化したことを示しており、動いたか否かを判断できることになる。さらに、|Xn−Yn−1|を2つの閾値(th1,th2)を用いて、動きの程度を、「動き」、「中間」と「静止」との3段階に峻別する。そして、その3段階に相応する巡回係数Kを決定する(表1)。
【0038】
【表1】
【0039】
フレーム巡回加算によるフィルタでは、巡回係数を大きくすると被写体が動いたときに補正位置の時間ズレが原因で補正信号の残像が残るという問題があるため、表1のように被写体の動きを判定し、静止しているときは巡回係数を大きく、動いているときには巡回係数を小さくすることで残像の対策をしている。また、「中間」を設けることで「動き」と「静止」が頻繁に切り替わらないようにしているが、閾値の設定により、この「中間」をなくすことも可能となっている。さらに、「動き」時は、巡回係数を小さくする方式の他にスミア補正を行わないという方式をとってもよい。
【0040】
実際の回路では、まず、減算器5において、信号a(Xn)から信号b(Yn−1)を引いて信号cを生成する(|Xn−Yn−1|)。そして、信号cを元に動き検出回路6が「動き」、「中間」、「静止」を検出し、巡回係数決定回路7で表1に示す基準で巡回係数Kを決定する。次に、乗算器8で信号cに巡回係数Kを掛け合わせ(信号d)、最後に、信号aから信号dを減算器9で引くことにより数1を実現している(信号e)。尚、巡回係数K1,K2,K3は、任意に設定可能である。
【0041】
最後に、上記のような手順で生成されたスミア補正信号(信号e、図5(a))を、減算器17を用いて、有効画素領域24の信号(図5(b))から引くようにする。これにより、スミア補正がされた有効画素領域24の映像信号を得ることができる(図5(c))。このように、動き検出をピクセル単位で行って巡回係数Kを定めることで、被写体の一部が動いた時でも最適な巡回係数Kの設定が可能となる。このため、フレーム単位で動きを検出して巡回係数Kを決定する場合には最適な巡回係数Kを定めにくくSN比を改善するのが困難であったが、最適な巡回係数Kを設定できることで、動きのある被写体に対してもSN比の悪化を抑え、良好なスミア補正が可能である。
【0042】
次に、本発明の第2の形態の固体撮像装置のブロック図を図6に示す。
図6における固体撮像装置は、第1の実施の形態で説明した固体撮像装置に、高レベルスミア補正抑圧回路4、OB段差補正回路12、ローパスフィルタ(LPF)13、コアリング回路14、高輝度補正抑圧回路15、セレクタ回路(SEL)16を追加したものである。
【0043】
高レベルスミア補正抑圧回路4は、非常に高いレベルのスミア補正信号に対して補正抑圧をかける回路であり、A/D変換器19と減算器5との間に設けられている。非常に高いレベルのスミア補正信号が存在する場合、被写体が動いたときの補正すべき位置の時間的ズレが原因で補正した後の信号に残像が目立つため、遮光された領域の信号に抑圧をかけて、残像が目立たないようにしている。尚、本第2の実施の形態の説明においても、特に指定しない限り遮光された領域の信号としては、OB領域23の領域T2を用いるものとする。
【0044】
具体的には、高レベルスミア補正抑圧回路4では、まず、スミア補正抑圧を行うかどうかの判断を行う。領域T2の信号>=tha(補正抑圧閾値)が成り立った場合、すなわち、領域T2の信号のレベルが補正抑圧閾値であるtha以上であった場合には、スミア補正抑圧が必要だと判断する。
【0045】
スミア補正抑圧が必要と判断した場合、高レベルスミア補正抑圧回路4は、A/D変換器19から出力された直後の領域T2のtha以上の信号を、レベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる。具体的には、図7に示すように、信号レベルがthaまでは抑圧を加えないようにし、thaを境に信号レベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる。このため、図7の横軸のthaを境に、右側に行くに従って補正抑圧後の信号レベルは下がっていく。この時、複数の抑圧率を備え、抑圧率を適宜選択できるようにすることで、抑圧の効き具合を調整することが可能である。図7の場合、傾きとして4、2、1、1/2の4種類が選択可能であるが、これらに限られるものではない。
【0046】
次に、ラインメモリ10の出力に設けられたOB段差補正回路12について説明する。このOB段差補正回路12は、遮光された領域としてダミー領域22を使用する場合に用いる回路である。具体的には、フレーム巡回加算をしてラインメモリ10に蓄積されているダミー領域22の領域T1のスミア補正信号bに対してOB段差補正を行う。OB段差補正回路12は、図8に示すように、OB領域23の領域T2の信号レベルの平均値を算出しOB基準レベルとして出力するOBレベル平均算出回路121と、ダミー領域22の領域T1の信号レベルの平均値を算出しダミー基準レベルとして出力するダミーレベル平均算出回路122と、ダミー基準レベルからOB基準レベルを減算しOB段差補正レベルを算出する減算回路123と、OB段差補正レベルのノイズ除去を行うコアリング回路124と、スミア補正信号からOB段差補正レベルを減算するの減算回路125とを有する。
【0047】
図9(a)に示すように、領域T1の信号は、OB基準レベルとは異なるダミー基準レベルの上にスミア補正信号が重畳されている。このため、まず、ダミーレベル平均算出回路122で算出したダミー基準レベルから、OBレベル平均算出回路121で算出したOB基準レベルを引いたダミー基準レベルとOB基準レベルとの差であるOB段差補正レベルを算出する。次に、このOB段差補正レベルのノイズ除去を行った後、スミア補正信号bから減算器125を用いて、OB段差補正レベルを引く。このことにより、スミア補正信号bは、図9(b)に示すように、OB基準レベルにスミアが重畳したスミア補正信号fとなる。
【0048】
尚、OBレベル平均算出回路121は、OB領域23の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出するようにすると、スミア等のノイズに影響されないOB基準レベルの算出が可能となる。また、OB領域23の複数画素の移動平均によりOB基準レベルの算出を行うことも有効である。
【0049】
また、ダミーレベル平均算出回路122は、ダミー領域22の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出するようにすると、スミア等のノイズに影響されないダミー基準レベルの算出が可能となる。また、ダミー領域22の複数画素の移動平均によりダミー基準レベルの算出を行うことも有効である。
【0050】
次に、OB段差補正回路12の後段に設けられたローパスフィルタ(LPF)13について説明する。ローパスフィルタ(LPF)13は、スミア補正信号fのノイズ低減を行うフィルタである。そして、図10に示すように、フィルタ係数の異なるローパスフィルタ131,132,133をセレクタ回路(SEL)134で選択可能としている。すなわち、ローパスフィルタ(LPF)13は、フィルタ係数を選択可能なフィルタとして構成され、フィルタの効き具合を調整することができる。尚、フィルタをかけずにスミア補正信号fを通過させることも可能であり、フィルタ係数自体を任意に設定することも可能である。
【0051】
次に、ローパスフィルタ(LPF)13の後段に設けられたコアリング回路14について説明する。コアリング回路14は、スミア補正信号gのノイズ低減を行う回路である。具体的には、スミア補正信号gのうち任意に設定可能なコアリング目標値によってコアリング領域内と判定された部分を、コアリング目標値の信号レベルに置き換えて出力する。尚、コアリングをかけずにスミア補正信号gを通過させることも可能である。
【0052】
次に、コアリング回路14の後段に設けられた高輝度時補正抑圧回路15について説明する。高輝度時補正抑圧回路15は、非常に高いレベルの映像信号に対して補正抑圧をかける回路である。図11(b)に示すような非常に高いレベルの映像信号の場合、これから図11(a)に示すスミア補正信号を引いてしまうと、スミア部分が大きく減じられて、図11(c)に示すような過補正が起こってしまう。これを防止するために、有効画素領域24の信号に抑圧をかけ、過補正が起こるのを防止する。
【0053】
具体的には、高輝度時補正抑圧回路15では、まず、補正抑圧を行うかどうかの判断を行う。有効画素領域24の信号>=th3(補正抑圧閾値)が成り立った場合、すなわち、有効画素領域24の信号のレベルが補正抑圧閾値であるth3以上であった場合には、補正抑圧が必要だと判断する。
【0054】
補正抑圧が必要と判断した場合、高輝度時補正抑圧回路15は、スミア補正信号hのth3以上の信号を、レベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる抑圧率で抑圧する。具体的には、図7に示すように、信号レベルがth3までは抑圧を加えないようにし、th3を境に信号レベルが大きくなるに従って大きくなる抑圧率で抑圧していく。このため、図7の横軸のth3を境に、右側に行くに従って補正抑圧後の信号レベルは下がっていく。この時、複数の抑圧率を備え、抑圧率を適宜選択できるようにすることで、抑圧の効き具合を調整することが可能である。図7の場合、傾きとして4、2、1、1/2の4種類が選択可能であるが、これらに限られるものではない。
【0055】
尚、高輝度時補正抑圧回路15の後段にセレクタ回路(SEL)16を設け、スミア補正自体の有り無しを選択可能としている。また、高レベルスミア補正抑圧回路4やOB段差補正回路12〜高輝度時補正抑圧回路15の補正を行うか否かの選択が可能な構成としてもよい。
【0056】
また、減算回路17で、動き検出回路6から出力される動き検出情報によって動き状態と判定された場合に、有効画素領域24の映像信号からOBレベル平均算出回路からのOB基準レベルを減算するようにしてもよい。有効画素領域24の映像信号に含まれる、暗電流的なノイズを除去でき、SN比の改善が図られる。尚、図6に示している第1の実施の形態で説明した固体撮像装置において説明した部分については説明を省略する。
【0057】
尚、各回路におけるスミア補正信号のノイズ低減として、1フレーム内での加算平均を行うことも有効である。例えば、1フレーム内の領域T2の複数のラインに渡って加算平均を行うことが可能である。加算平均を行うスミア補正信号は、A/D変換器19の直後から、減算器17に供給されるまでのいずれの段階のスミア補正信号であってもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明は、遮光された領域の映像信号からピクセル単位で動きを検出して巡回係数を算出して遮光された領域の映像信号のフレーム巡回加算を行うことにより、動きのある被写体に対してもSN比の悪化を抑え、良好なスミア補正が可能な固体撮像装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態の固体撮像装置のブロック図
【図2】本発明第1の実施の形態の画素領域におけるサンプリング位置の説明図
【図3】本発明第1の実施の形態の画素領域におけるサンプリングタイミングの説明図
【図4】本発明第1の実施の形態における、動き検出の説明図
【図5】本発明第1の実施の形態における、スミア補正の説明図
【図6】本発明第2の実施の形態の固体撮像装置のブロック図
【図7】本発明第2の実施の形態における、高レベルスミア補正抑圧及び高輝度時補正抑圧の説明図
【図8】本発明第2の実施の形態における、OB段差補正回路のブロック図
【図9】本発明第2の実施の形態における、OB段差補正の説明図
【図10】本発明第2の実施の形態における、ローパスフィルタ(LPF)のブロック図
【図11】本発明第2の実施の形態における、高輝度時補正抑圧の説明図
【図12】従来の固体撮像装置のブロック図
【符号の説明】
2 スミア補正信号生成回路
3 フレーム巡回加算回路
4 高レベルスミア補正抑圧回路
5,9,17 減算器
6 動き検出回路
7 巡回係数決定回路
8 乗算器
10 ラインメモリ
11 メモリコントローラ
12 OB段差補正回路
13 ローパスフィルタ(LPF)
14 コアリング回路
15 高輝度時補正抑圧回路
16 セレクタ回路(SEL)
18 固体撮像素子
19 A/D変換器
20 画素領域
21 信号無し領域
22 ダミー領域
23 OB領域
24 有効画素領域
121 OBレベル平均算出回路
122 ダミーレベル平均算出回路
123 減算器
124 コアリング回路
125 減算器
131〜133 ローパスフィルタ(LPF)
134 セレクタ回路(SEL)
L レンズ
Claims (18)
- 被写体の撮像光を光電変換可能な領域と遮光された領域とを有する固体撮像素子と、前記遮光された領域の映像信号から抽出したスミア成分を元にスミア補正信号を生成するスミア補正信号生成回路と、前記光電変換可能な領域の映像信号から前記スミア補正信号を減算する第1の減算回路とを備え、
前記スミア補正信号生成回路は、
前記遮光された領域の過去のフレームにおける映像信号を記憶するラインメモリと、
前記遮光された領域の現在のフレームの映像信号と前記ラインメモリの出力との差の信号からピクセル単位で動きを検出して巡回係数を算出し、前記差の信号と前記巡回係数との積の信号を算出し、前記遮光された領域の現在のフレームの映像信号から前記積の信号を減算することにより前記スミア補正信号を生成するフレーム巡回加算回路とを有することを特徴とする固体撮像装置。 - 前記フレーム巡回加算回路は、前記遮光された領域の映像信号の動きを、「動き」、「中間」及び「静止」の三段階で把握する動き検出回路と、前記三段階の判定を基に3種類の前記巡回係数を決定する巡回係数決定回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 前記固体撮像素子から出力された直後の前記遮光された領域の信号のレベルが、第1の補正抑圧閾値以上の場合、前記固体撮像素子から出力された直後の遮光された領域の信号に抑圧をかける高レベルスミア補正抑圧回路を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
- 前記高レベルスミア補正抑圧回路は、前記固体撮像素子から出力された直後の遮光された領域の信号の前記第1の補正抑圧閾値以上の信号を、信号のレベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる第1の抑圧率で抑圧することを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。
- 前記高レベルスミア補正抑圧回路は、選択可能な複数の前記第1の抑圧率を備えることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
- 有効画素領域の信号のレベルが、第2の補正抑圧閾値以上の場合、前記スミア補正信号に抑圧をかける高輝度時補正抑圧回路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記高輝度時補正抑圧回路は、前記スミア補正信号の前記第2の補正抑圧閾値以上の信号を、信号のレベルが大きくなるに従って抑圧量が大きくなる第2の抑圧率で抑圧することを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
- 前記高輝度時補正抑圧回路は、選択可能な複数の前記第2の抑圧率を備えることを特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
- 前記スミア補正信号のノイズ低減を行うローパスフィルタを備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記ローパスフィルタは、フィルタ係数を選択可能なことを特徴とする請求項9記載の固体撮像装置。
- 前記スミア補正信号のノイズ低減を行うコアリング回路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記コアリング回路は、前記スミア補正信号のうち任意に設定可能なコアリング目標値によってコアリング領域内と判定された部分を、前記コアリング目標値の信号レベルに置き換えて出力することを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。
- 前記スミア補正信号の加算平均を行う加算平均回路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記遮光された領域は、OB領域又はダミー領域であることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記遮光された領域としてダミー領域を使用する場合に、前記スミア補正信号の基準レベルを、OB領域の基準レベルと同じレベルになるように補正するOB段差補正回路を備え、前記OB段差補正回路が、前記ダミー領域の信号レベルの平均値を算出しダミー基準レベルとして出力するダミーレベル平均算出回路と、前記OB領域の信号レベルの平均値を算出しOB基準レベルとして出力するOBレベル平均算出回路と、前記ダミー基準レベルから前記OB基準レベルを減算しOB段差補正レベルを算出する第2の減算回路と、前記スミア補正信号から前記OB段差補正レベルを減算する第3の減算回路とを有することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の固体撮像装置。
- 前記ダミーレベル平均算出回路は、前記ダミー領域の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出することを特徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
- 前記OBレベル平均算出回路は、前記OB領域の右端又は左端の信号レベルの平均値を算出することを特徴とする請求項15記載の固体撮像装置。
- 前記第1の減算回路は、前記動き検出回路から出力される動き検出情報によって動き状態と判定された場合に、前記光電変換可能な領域の映像信号から前記OBレベル平均算出回路からの前記OB基準レベルを減算することを特徴とする請求項15又は請求項17記載の固体撮像装置。
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