JP3190328B2 - ビデオカメラ装置及びビデオカメラ装置における画像出力方法 - Google Patents
ビデオカメラ装置及びビデオカメラ装置における画像出力方法Info
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
を備えたビデオカメラ装置及びビデオカメラ装置におけ
る画像出力方法に関する。
リセット機能をもつ、静電誘導トランジスタ(Static I
nduction Transistor:SITと略称されている)や電荷変
調素子(Charge Modulation Device:CMDと略称されてい
る)などの内部増幅型光電変換素子を単位画素として用
いた撮像素子により画像を再生するビデオカメラ装置に
おいては、撮像素子固有の固定パターンノイズ(以下FP
Nと略称する)をキャンセルするために、フレームメモ
リ等の記憶手段を設け、該記憶手段に各画素毎にFPNを
蓄積し、撮像素子の各画素から得られた画像情報から、
その画素に対応するFPNを減算して画像信号を得るよう
にしたFPN抑圧回路が必要となる。
カメラ装置において用いられている従来のFPN抑圧回路
の構成例のブロック構成図である。撮像素子102から出
力される画像信号は、プリアンプ103で増幅され、A/D変
換器104によりデジタルデータに変換される。このデジ
タルデータは、撮像素子102の前面に配置した遮光フィ
ルタ101により光を遮断したとき、各画素のもつ暗時FPN
データとなる。この際スイッチ105をa側に接続して、
このFPNデータをフレームメモリ106に順次記憶する。1
フレーム期間の蓄積終了後、スイッチ105をb側に接続
し、遮光フィルタ101の遮光を解除すれば、遮光解除後
にA/D変換器104へ送られる光電荷による画像信号はA/D
変換されて、減算器107によりフレームメモリ106内に蓄
積されているFPNデータと繰り返し減算処理され、FPNが
キャンセルされたデータとしてD/A変換器108に入力さ
れ、D/A変換されて出力ビデオ信号として出力されるよ
うになっている。
メラ装置においては、FPN抑圧回路は最初に暗時FPNデー
タをメモリに蓄積しておいて、画像信号より減算する方
式なので、温度変化により暗電流が変化した場合、その
変化に追従できない。そのため温度が変化すると、画面
上でFPNが目立ったり、黒バランスがずれたりするとい
う問題点がある。
装置における上記問題点を解消するためになされたもの
で、温度変化によるFPNの変化に容易に追従でき、常にF
PNを有効に抑圧できるようにしたビデオカメラ装置及び
ビデオカメラ装置における画像出力方法を提供すること
を目的とする。
撮像素子と、遮光状態で前記撮像素子の暗時信号を読み
出しA/D変換して記憶する第1の記憶手段と、前記撮像
素子から読み出しA/D変換した画像信号から前記第1の
記憶手段に記憶された暗時信号を除去する固定パターン
ノイズ除去手段と、前記固定パターンノイズ除去手段に
よって固定パターンノイズが除去された画像信号をスチ
ール画像として記憶する第2の記憶手段と、前記固定パ
ターンノイズ除去手段によって固定パターンノイズが除
去された画像信号をムービー画像として出力する第1の
画像出力手段と、前記第2の記憶手段に記憶された固定
パターンノイズが除去された画像信号をスチール画像と
して出力する第2の画像出力手段と、前記第1の画像出
力手段が選択されたときには、前記固定パターンノイズ
が除去された画像信号をムービー画像として出力し、前
記第2の画像出力手段が選択されたときには、前記第2
の記憶手段から固定パターンノイズが除去された画像信
号をスチール画像として出力するように制御する手段と
でビデオカメラ装置を構成するものである。
時信号を読み出しA/D変換して第1の記憶手段に記憶す
る第1の記憶行程と、前記撮像素子から読み出しA/D変
換した画像信号から前記第1の記憶手段に記憶された暗
時信号を除去する固定パターンノイズ除去行程と、前記
固定パターンノイズが除去された画像信号をスチール画
像として第2の記憶手段に記憶する第2の記憶行程と、
前記固定パターンノイズ除去行程で固定パターンノイズ
が除去された画像信号をムービー画像として出力する第
1の画像出力行程と、前記第2の記憶行程で前記第2の
記憶手段に記憶された前記固定パターンノイズが除去さ
れたスチール画像を出力する第2の画像出力行程と、前
記第1の画像出力行程で出力される前記固定パターンノ
イズが除去されたムービー画像と、前記第2の画像出力
行程で出力される前記固定パターンノイズが除去された
スチール画像とを切り換えて出力するムービー画像及び
スチール画像の出力制御行程とでビデオカメラ装置にお
ける画像出力方法を構成するものである。
チール画像及びFPNの除去されたムービー画像を選択的
に出力するビデオカメラ装置又はビデオカメラ装置にお
ける画像出力方法を実現することができる。
メラ装置において、前記第1の記憶手段への前記暗時信
号の記憶は、前記ビデオカメラ装置の電源を投入したと
きに記憶されると共に、所定間隔で繰り返しリフレッシ
ュ動作をさせて記憶されるようになされていることを特
徴とするものである。
電源投入直後からFPNが除去されたスチール画像及びム
ービー画像を出力することができる。
るFPN抑圧手段を備えたビデオカメラ装置の実施例を示
すブロック構成図である。図において、1は遮光フィル
タ、2は該遮光フィルタ1のドライブ回路、3は撮像素
子、4は撮像素子3の画像信号を増幅するプリアンプ、
5はプリアンプ4で増幅された画像信号をA/D変換する
ためのA/D変換器、6は暗時FPNデータの取り込み用のメ
モリ、7は該FPNデータ取り込み用メモリ6をリフレッ
シュするためのパルス発生回路、8はA/D変換された画
像信号から暗時FPNデータ取り込み用メモリ6に蓄積さ
れているFPNデータを減算する演算回路、9はスチール
画用メモリ、10は遮光フィルタ1が遮光状態となる直前
の画像信号をスチール画用メモリ9に取り込むタイミン
グでパルスを発生するスチールパルス発生回路である。
の入力側にA接点、該メモリ9の出力側にB接点が接続
されており、暗時FPNデータをメモリ6に取り込んでい
る間、B接点側に切り換えられるように構成されてい
る。12はD/A変換器、13はタイマーで所定の時間間隔で
Hレベルのパルス信号を、前記遮光フィルタドライブ回
路2,リフレッシュパルス発生回路7,スチールパルス発生
回路10及びスチール切換スイッチ11に送出するように構
成されている。
を、第2図のFPNリフレッシュ動作に対応した遮光フィ
ルタ1の動作状態及び出力信号の状態を示す図、及び第
3図の動作の流れを示すフローチャートを参照しながら
説明する。電源を投入すると、最初にFPNリフレッシュ
動作が行われる。すなわち遮光フィルタ1が遮光状態に
され、撮像素子3の暗時FPNデータが暗時FPNデータ取り
込み用メモリ6に蓄積される。次いで遮光フィルタ1の
遮光状態が解除され、撮像素子3からの画像信号は演算
回路8において、メモリ6に蓄積されているFPNデータ
が減算され、A接点側に切り換えられているスチール切
換スイッチ11を通ってD/A変換器12でD/A変換されて、FP
Nの抑圧された画像信号(ムービー)として出力され
る。
パルス信号が送出される。これによりドライブ回路2に
よって遮光フィルタ1が遮光状態となるが、タイマー13
からのパルス信号はスチールパルス発生回路10へも送出
され、該パルス発生回路10は、遮光フィルタ1が遮光状
態になる直前の画像信号をスチール画用メモリ9に取り
込むタイミングでパルスを発生して、スチール画用メモ
リ9に遮光直前の画像信号を取り込む。そしてタイマー
13からパルス信号によりスチール切換スイッチ11もB接
点側に切り換えられ、メモリ9に取り込まれた画像信号
がスチール画としてD/A変換されて出力される。
からのパルス信号によってリフレッシュパルス発生回路
7よりリフレッシュパルスが発生して、暗時FPNがメモ
リ6に取り込まれる。このFPNのメモリ6への取り込み
中は、スチール切換スイッチ11はB接点側に保持されて
いて、スチール画が連続して出力される。
光フィルタ1の遮光状態が解除され、同時にスチール切
換スイッチ11がA接点側に切り換わり、再び画像信号
(ムービー)が出力する状態に戻る。以下、タイマー13
がHレベルパルス信号を送出する都度、同様なFPN抑圧
回路のリフレッシュ動作が繰り返し行われる。
定にせず可変間隔としてもよく、例えばFPN抑圧回路の
リフレッシュ動作間隔は、電源投入時は短くして、順次
長くするように設定することもできる。
3に係る発明によれば、FPNの除去されたスチール画像
及び同じくFPNの除去されたムービー画像を選択的に出
力するビデオカメラ装置又はビデオカメラ装置における
画像出力方法を提供することができる。また請求項2に
係る発明によれば、使用時間によらず、電源投入直後か
らFPNが除去されたスチール画像及びムービー画像を出
力させることができる。
メラ装置の実施例を示すブロック構成図、第2図は、FP
Nリフレッシュ動作に対応した遮光フィルタの動作状態
と出力信号の状態を示す図、第3図は、第1図に示した
FPN抑圧回路の動作の流れを示すフローチャート、第4
図は、従来のFPN抑圧回路の構成例を示すブロック構成
図である。 図において、1は遮光フィルタ、2はドライブ回路、3
は撮像素子、6はFPNデータ取り込み用メモリ、7はリ
フレッシュパルス発生回路、9はスチール画用メモリ、
10はスチールパルス発生回路、11はスチール切換スイッ
チ、13はタイマーを示す。
Claims (3)
- 【請求項1】撮像素子と、遮光状態で前記撮像素子の暗
時信号を読み出しA/D変換して記憶する第1の記憶手段
と、前記撮像素子から読み出しA/D変換した画像信号か
ら前記第1の記憶手段に記憶された暗時信号を除去する
固定パターンノイズ除去手段と、前記固定パターンノイ
ズ除去手段によって固定パターンノイズが除去された画
像信号をスチール画像として記憶する第2の記憶手段
と、前記固定パターンノイズ除去手段によって固定パタ
ーンノイズが除去された画像信号をムービー画像として
出力する第1の画像出力手段と、前記第2の記憶手段に
記憶された固定パターンノイズが除去された画像信号を
スチール画像として出力する第2の画像出力手段と、前
記第1の画像出力手段が選択されたときには、前記固定
パターンノイズが除去された画像信号をムービー画像と
して出力し、前記第2の画像出力手段が選択されたとき
には、前記第2の記憶手段から固定パターンノイズが除
去された画像信号をスチール画像として出力するように
制御する手段とを有することを特徴とするビデオカメラ
装置。 - 【請求項2】前記第1の記憶手段への前記暗時信号の記
憶は、前記ビデオカメラ装置の電源を投入したときに記
憶されると共に、所定間隔で繰り返しリフレッシュ動作
をさせて記憶されるようになされていることを特徴とす
る請求項1に係るビデオカメラ装置。 - 【請求項3】遮光状態で撮像素子の暗時信号を読み出し
A/D変換して第1の記憶手段に記憶する第1の記憶行程
と、前記撮像素子から読み出しA/D変換した画像信号か
ら前記第1の記憶手段に記憶された暗時信号を除去する
固定パターンノイズ除去行程と、前記固定パターンノイ
ズが除去された画像信号をスチール画像として第2の記
憶手段に記憶する第2の記憶行程と、前記固定パターン
ノイズ除去行程で固定パターンノイズが除去された画像
信号をムービー画像として出力する第1の画像出力行程
と、前記第2の記憶行程で前記第2の記憶手段に記憶さ
れた前記固定パターンノイズが除去されたスチール画像
を出力する第2の画像出力行程と、前記第1の画像出力
行程で出力される前記固定パターンノイズが除去された
ムービー画像と、前記第2の画像出力行程で出力される
前記固定パターンノイズが除去されたスチール画像とを
切り換えて出力するムービー画像及びスチール画像の出
力制御行程とを有することを特徴とするビデオカメラ装
置における画像出力方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28594990A JP3190328B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | ビデオカメラ装置及びビデオカメラ装置における画像出力方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04160877A JPH04160877A (ja) | 1992-06-04 |
JP3190328B2 true JP3190328B2 (ja) | 2001-07-23 |
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Family Applications (1)
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JP28594990A Expired - Lifetime JP3190328B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | ビデオカメラ装置及びビデオカメラ装置における画像出力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3190328B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4804259B2 (ja) * | 2006-08-01 | 2011-11-02 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP28594990A patent/JP3190328B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04160877A (ja) | 1992-06-04 |
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