JP4803025B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4803025B2 JP4803025B2 JP2006352648A JP2006352648A JP4803025B2 JP 4803025 B2 JP4803025 B2 JP 4803025B2 JP 2006352648 A JP2006352648 A JP 2006352648A JP 2006352648 A JP2006352648 A JP 2006352648A JP 4803025 B2 JP4803025 B2 JP 4803025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- piston
- tank
- valve
- sub tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
請求項3に記載の発明では、記録ヘッドに供給するインクを貯留するサブタンクに請求項1又は2に記載のインクカートリッジからインクを供給するときに、インクカートリッジ側とサブタンク側とを接続するステーション供給方式のインクジェットプリンタであって、インクカートリッジが装着状態にあるときに、ピストンロッドに接触してピストンを変位させる力をピストンロッドに伝達する動力伝達手段を備えることを特徴とするインクジェットプリンタである。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの要部(プリンタエンジン部1)を示す模式図であり、図2は、本実施形態に係るインクジェットプリンタのメインタンクユニット20からインクカートリッジ10を取り外した状態を示す斜視図であり、図3はメインタンクユニット20の側面図である。
インクジェット方式のプリンタエンジン部1は、周知のごとく、記録用紙等の被記録媒体(紙、布、樹脂フィルム、光学式記録用ディスク等を含む概念であるが、以下、便宜上用紙と称す。)を搬送しながら、微小なインク滴を用紙に向けて噴射することにより用紙に画像を形成していく画像形成手段である。
メインタンクユニット20は、図2に示すように、サブタンク5と同数本のインクカートリッジ10、これらのインクカートリッジ10が収納装着される角筒状のカートリッジケーシング21、インクカートリッジ10に内蔵されたピストンポンプ機構50(図6参照)を駆動させるポンプ駆動機構60、及びメインタンク側ジョイントバルブ30等を有して構成されている。
インクカートリッジ10は、図6に示すように、インクが貯留されるインクタンク11、インクタンク11内の圧力を増減させるピストンポンプ機構50、並びにインクタンク11及びピストンポンプ機構50を収納するケーシング12等を有して構成されている。
ポンプ駆動機構60は、ピストン53を摺動変位させるための駆動力をピストンロッド54に付与するものであり、このピストンポンプ機構50は、図3に示すように、ピニオン61、ピニオンロッド62、及び第1、第2伝達歯車63、64等から構成されている。
ステーション型インク供給機構とは、ステーション供給方式にてメインタンクユニット20からサブタンク5にインクを供給するための機構である。
3.1.1.サブタンク側ジョイントバルブ
サブタンク側ジョイントバルブ40は、キャリッジ7の本体部に固定されてサブタンク5に連通する接続用バルブである。そして、図13に示すように、略円筒状のバルブハウジング41のメインタンク側ジョイントバルブ30側には弁口42が形成されており、この弁口42は、バルブハウジング41の内側に変位可能に配設された弁体43により閉塞される。
また、コイルバネ45は、弁口42を閉じる向きに弁体43を内側から押圧する弾性手段であり、このコイルバネ45は、バルブハウジング41内の圧力によって弁体43を閉じる向き押圧する押圧力F1とコイルバネ45による押圧力F2との和(=F1+F2)が、大気圧が弁体43を開く向きに押圧する押圧力F3と略等しくなるか、又は僅かに大きくなるように、初期加重及びバネ定数が設定されている。
メインタンク側ジョイントバルブ30は、インクをサブタンク5に補充供給する際に、サブタンク側ジョイントバルブ40と接続されてサブタンク5とインクカートリッジ10とを連通させるものである。なお、メインタンク側ジョイントバルブ30は、図9に示すように、配管やチューブ等からなるインク供給管22を介してインクカートリッジ10に連通している。
メインタンク側ジョイントバルブ離接機構80は、メインタンク側ジョイントバルブ30を変位させることにより、メインタンク側ジョイントバルブ30をサブタンク側ジョイントバルブ40に対して離接させる機構である。
図16はプリンタエンジン部1の電気系の概略を示すブロック図であり、制御装置90は、CPU、RAM及びROM等から構成された周知のマイクロコンピュータにて構成された制御手段であり、この制御装置90は、LFモータ65、駆動切替ソレノイド66、及び走査機構9(駆動プーリ9A)を駆動するキャリッジモータ(CRモータ)91等の作動を制御する。
そして、制御装置90は、これらの出力信号及びROMに予め記憶されているプログラムに従ってLFモータ65やCRモータ91及び記録ヘッド3に搭載されたピエゾ素子等を制御する。
5.1.初期化作動
初期化作動は、新しいインクカートリッジ10をプリンタ本体(カートリッジケーシング21)に装着した場合やピストンポンプ機構50の起動・停止を繰り返し行った場合等において、キャリッジ7がメンテナンス領域に待機した状態で実行される作動モードである。
本実施形態では、インク供給作動は、サブタンク5内のインク残量が所定量以下となった場合又は初期化作動の終了後において、キャリッジ7がメンテナンス領域に待機した状態で実施される。
本実施形態では、圧力室52を縮小させてインクタンク11内の圧力をサブタンク5内より高めることにより、インクカートリッジ10からサブタンク5にインクを供給するので、仮に、メニスカスが破壊された状態であっても、サブタンク5内の圧力は大気圧より低くなることはない。
本実施形態では、ピストンポンプ機構50が特許請求の範囲に記載された動力伝達手段に相当する。
上述の実施形態では、一対のロッドカバー13は、ピストンロッド54の長手方向と平行な方向から見て略L字状だったが、本実施形態は、図18に示すように、第1実施形態と異なる形状としたものである。
そこで、図18(a)に示す例は、一対のロッドカバー13をピストンロッド54の長手方向と平行な方向から見て略I字状とした例であり、図18(b)に示す例は、ラックカバー部13Bを廃止して一対のロッドカバー13をI字状とした上で、側面カバー部13Aの長さを第1実施形態より短くしたものである。
また、上述の実施形態に係るインクカートリッジ10では、圧力室52の体積が最も縮小したときに、ピストンロッド54全体がロッドカバー13にて覆われるように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、圧力室52の体積が最も縮小したときよりも大きく、かつ、圧力室52の体積が最も拡大したときよりも小さい状態のときに、ピストンロッド54の長手方向全域を覆うように構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、初期化作業を実施するときにインクタンク11内と大気側とを連通させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、メインタンク側ジョイントバルブ30とサブタンク側ジョイントバルブ40とを接続する際に、両ジョイントバルブ30、40が開いた状態であって、両ジョイントバルブ30、40が液密に接続する前の状態を所定時間だけ保持することにより、インクタンク11内と大気側とを連通させてもよい。
また、上述の実施形態では、初期化作業時において、LFモータ65が所定量だけ回転しなかったときに、初期化作業が正常に実施できなかったものとして使用者にその旨を警告したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、ロッド当接部61Cにてピストンロッド54の先端を押し込むようにして初期化作業を実施したが、本発明はこれに限定されるものではない。
9…走査機構、9A…駆動プーリ、9B…従動プーリ、9C…無端ベルト、
10…インクカートリッジ、11…インクタンク、12…ケーシング、
12A…第1ケーシング、12B…第2ケーシング、13…ロッドカバー、
13A…側面カバー部、13B…ラックカバー部、13C…隙間、14…通路、
15…大気連通口、16…インク供給口、16A…戻り通路、
20…メインタンクユニット、21…カートリッジケーシング、
30…メインタンク側ジョイントバルブ、31…バルブハウジング、32…弁口、
33…弁体、34…コイルバネ、35…プッシュロッド、36…ジョイントラバー、
37…バルブケーシング、40…サブタンク側ジョイントバルブ、
41…バルブハウジング、42…弁口、43…弁体、43A…Oリング、
45…コイルバネ、46…プッシュロッド、47…圧力制御弁、
50…ピストンポンプ機構、51…シリンダ、52…圧力室、53…ピストン、
54…ピストンロッド、54A…ラック、60…ポンプ駆動機構、61…ピニオン、
61A…第1領域、61B…第2領域、61C…ロッド当接部、61D…回転軸、
62…ピニオンロッド、63…第1伝達歯車、65…LFモータ、
66…駆動力切替ソレノイド、70…大気開放弁、71…弁体、72…バネ、
73…プッシュロッド部、80…メインタンク側ジョイントバルブ離接機構、
81…カム、81A…カム面、82…プッシュロッド、90…制御装置、
91…CRモータ、92…LFモータエンコーダ、93…リニアエンコーダ、
94…装着検知センサ。
Claims (3)
- 記録ヘッドに供給するインクを貯留するサブタンクにインクカートリッジからインクを供給するときに、前記インクカートリッジ側と前記サブタンク側とを接続するステーション供給方式のインクジェットプリンタに着脱可能に装着される前記インクカートリッジであって、
インクが貯留されたインクタンクと、
前記インクタンクと連通するシリンダ、前記シリンダ内でその長手方向に摺動可能に配置されて前記シリンダと共に圧力室を形成するピストン、及びプリンタ本体から駆動力を受けて前記ピストンを変位させる力を前記ピストンに作用させるピストンロッドを有するピストンポンプ機構と、
前記ピストンロッドに形成され、前記インクジェットプリンタに設けられたピニオンと噛み合うラックと、
前記ピストンロッドを挟んで両側に設けられているとともに、各々が、前記ピストンロッドの側面側を覆う側面カバー部、及び前記ラック側を覆うラックカバー部を有して構成されたロッドカバーとを備え、
さらに、前記一対のラックカバー部間に前記インクジェットプリンタに設けられたピニオンを挿入可能な隙間が設けられていることを特徴とするインクカートリッジ。 - 前記ロッドカバーは、前記圧力室の体積が最も拡大したときよりも小さい状態のときに、前記ピストンロッドの長手方向全域を覆うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
- 記録ヘッドに供給するインクを貯留するサブタンクに請求項1又は2に記載のインクカートリッジからインクを供給するときに、前記インクカートリッジ側と前記サブタンク側とを接続するステーション供給方式のインクジェットプリンタであって、
前記インクカートリッジが装着状態にあるときに、前記ピストンロッドに接触して前記ピストンを変位させる力を前記ピストンロッドに伝達する動力伝達手段を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006352648A JP4803025B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006352648A JP4803025B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | インクジェットプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008162079A JP2008162079A (ja) | 2008-07-17 |
JP4803025B2 true JP4803025B2 (ja) | 2011-10-26 |
Family
ID=39692214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006352648A Expired - Fee Related JP4803025B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4803025B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015047830A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | セイコーエプソン株式会社 | 液体収容容器 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2522450Y2 (ja) * | 1990-07-18 | 1997-01-16 | スズキ株式会社 | 溶接用台車移動用シリンダ装置の保護装置 |
JPH07314723A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-05 | Canon Inc | インクジェットカートリッジ用インクリフィル装置 |
JPH10166607A (ja) * | 1996-12-17 | 1998-06-23 | Minolta Co Ltd | インク供給装置 |
JP2005188548A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
JP2006159986A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Ashimori Ind Co Ltd | シートベルト用リトラクター |
JP4729948B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-07-20 | ブラザー工業株式会社 | 液体供給装置、この液体供給装置を備えたインクジェット記録装置 |
JP2006275098A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Toa Kogyo Kk | ガススプリング |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006352648A patent/JP4803025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008162079A (ja) | 2008-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6948803B2 (en) | Ink container, inkjet printing apparatus and ink supplying method | |
KR100486804B1 (ko) | 잉크 제트 인쇄 장치 및 잉크 공급 방법 | |
JP4561853B2 (ja) | 液滴吐出装置及び液体カートリッジ | |
KR20020096957A (ko) | 잉크 제트 인쇄 장치 및 잉크 공급 방법 | |
US20030007045A1 (en) | Ink container, inkjet printing apparatus, and ink supplying method | |
JP6439330B2 (ja) | 液体供給装置、液体噴射装置及び液体供給方法 | |
JP2009039927A (ja) | 液滴吐出装置 | |
JP4952243B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
US8061825B2 (en) | Liquid cartridge | |
JP4882742B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2008087193A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP4803025B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2009126098A (ja) | 液体供給装置及びその制御方法 | |
JP2007021971A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5082438B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
US11724511B2 (en) | Liquid ejection apparatus | |
JP4296954B2 (ja) | 液体吐出装置の循環用ポンプ | |
JP4941033B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2008087218A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2007261033A (ja) | 液体噴射装置及び液体噴射装置の圧力調整方法 | |
US20230035870A1 (en) | Inkjet printer and method of controlling inkjet printer | |
JP2006103056A (ja) | 記録装置とインク供給方法 | |
JP2022058009A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2006224531A (ja) | 液体噴射装置、液体噴射装置における加圧気体の加圧解除システム、及び液体噴射装置における加圧気体の加圧解除方法 | |
JP2022058003A (ja) | 液体吐出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110712 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4803025 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |