JP4801999B2 - 測定データ管理方法、測定データ構造、スペクトル再生方法及び表面分析装置 - Google Patents

測定データ管理方法、測定データ構造、スペクトル再生方法及び表面分析装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばエネルギー分散型X線分光器(energy dispersive x-ray spectroscopy:EDS)を装着した電子プローブマイクロアナライザ(electron probe micro analyzer:EPMA)などの表面分析装置によって測定された測定データの管理方法、測定データ構造に関する。また、前記測定データ構造を持つ測定データからスペクトルを再生するスペクトル再生方法及び前記測定データ構造を用いる表面分析装置に関する。
従来、下記特許文献1に開示されているように、電子線と試料とを相対的に移動させることにより試料面上の任意の領域を電子線により二次元的に走査し、該走査に伴って試料より発生するX線をエネルギー分散型X線分光器により分光して各エネルギー範囲毎に計数し、該計数値情報を処理して該領域に存在する元素を把握する技術が知られている。
また、前記EDSによってX線を分光する試料には、集束イオン線(focused ion beam:FIB)によってイオン照射が行われることもある。
特開昭61−93938号公報
ところで、前記EDSでは、試料に電子線を当てている間に、時間経過に伴って試料中の組成等が変化してしまうことがある。つまり、電子線そのものを照射することによって組成が変わる。また、加熱冷却を行っているときに、加熱冷却時間によって組成が変わることもある。さらに、イオン照射によっても組成が変わることがある。
例えば電子線を試料に100秒照射した場合に、試料に含まれるある特定の元素の濃度がどのように変化するかを調べる場合、試料に含まれる特定元素の濃度を10秒ごとに測定し、保存する作業が行われていた。10秒おきに組成の変化を追うというときには、10秒電子線を照射してスペクトルを取って、保存する。もう一度10秒照射して、スペクトルを取って保存する。この操作を繰り返していた。保存するという操作が加わるので、実時間の組成を追うということにはならなかった。
また、測定途中までは正常なデータであっても、途中から試料汚染などでデータが無効になった場合、測定を最初からやり直さなくてはならない。
このように、10秒ごとに10回の測定を行った場合、ファイルを保存している間にも実際には試料に電子線は照射されており、100秒照射での正しい変化を得ることができなかった。
また、時間の分解能が10秒では粗すぎたことが分かっても、試料ダメージがあった場合は、場所を変えて、新たに測定をやり直さなければならなかった。つまり、10秒おきに組成を追ってみたが、10秒では長すぎたので、5秒のを見たいという場合、その間組成は変化してしまっているので、同じ場所で同じことを行うことはできない。このように、10秒で測定してしまったものから5秒のものを引き出すのは不可能であった。
また、集束イオン線により、イオンを試料に100秒照射するような場合に、試料に含まれるある特定の元素の強度の変化と集束イオン線での試料作成過程との対応付けを調べたい場合手段がなかった。
いずれにしても、従来の前記作業は、煩雑で手間の係る作業であった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、例えばEDSスペクトルをまとめて1度測定することを可能とする測定データの管理方法、測定データ構造及び表面分析装置の提供を目的とする。測定データを用いてスペクトルを再生するスペクトル再生方法の提供を目的とする。
また、本発明は、EDSスペクトルをまとめて1度測定するだけで、任意の時間ごとのスペクトルを試料作成過程と関連づけて得ることができる測定データの管理方法、測定データ構造及び表面分析装置の提供を目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明に係る測定データ管理方法は、表面分析装置によって得られた測定データを管理するものであって、試料を励起して発生した2次線を検出する検出工程と、前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーのデータを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理工程と、前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御工程とを備える。
前記データ処理工程は、さらに有効経過時間のデータであることを示すタグと有効時間とを含む有効経過時間データブロックを生成することが好ましい。
前記データ処理工程は、2次線の入力ごとにエネルギーデータブロックを生成し、かつ経過時間データブロックを生成することが好ましい。
前記制御工程は、隣接する前記経過時間データブロック間には2次線に基いて可変個数の前記エネルギーデータブロックを配置することが好ましい。
本発明に係るデータ構造は、表面分析装置によって得られた測定データに係るものであって、試料を励起して発生した2次線を検出し、検出された2次線のエネルギーを分析し、このエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成し、生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとの関係を、隣接する前記経過時間データブロック間に2次線に基いて前記エネルギーブロックを可変個数配置してなる。
本発明に係るスペクトル再生方法は、表面分析装置によって2次線を測定して得られた測定データからスペクトルを再生するものであって、試料を励起して2次線を検出する工程と、前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理工程と、前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御工程と、前記制御工程によって記憶媒体に記録された前記経過時間データブロックにしたがって前記エネルギーデータブロックを再生し表示する再生工程とを備える。
前記データ処理工程は2次線の入力ごとにエネルギーデータブロックを生成し、かつ経過時間データブロックを生成することが好ましい。
前記制御工程は、隣接する前記経過時間データブロック間には2次線に基いて可変個数の前記エネルギーブロックを配置することが好ましい。
また、本発明に係る測定データ管理方法は、表面分析装置によって得られた測定データを管理するものであって、試料を励起して発生した2次線を検出する工程と、前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとこのエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ前記エネルギーデータブロックに測定経過時間のデータを含ませて生成するデータ処理工程と、前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックを記憶媒体に記録する制御工程とを備える。
前記データ処理工程は、前記各エネルギーデータブロック内に2次元位置情報も格納することが好ましい。
また、本発明に係るデータ構造は、表面分析装置によって得られた測定データに係るものであって、試料を励起して発生した2次線を検出し、検出された2次線のエネルギーを分析し、このエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ前記エネルギーデータブロックに測定経過時間のデータを含ませて生成し、生成されたエネルギーデータブロックを配置してなる。
前記各エネルギーデータブロック内に2次元位置情報も格納することが好ましい。
また、本発明に係る測定データ管理方法は、表面分析装置によって得られた測定データを管理するものであって、試料を励起して発生した2次線を検出する工程と、前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ前記エネルギーデータブロックに測定経過時間のデータを含ませて生成するデータ処理工程と、前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックを制御して記憶媒体に記録する制御工程と、前記制御工程によって記憶媒体に記録された前記エネルギーデータブロックを前記経過時間にしたがって再生し表示する再生工程とを備える。
前記前記データ処理工程は、前記各エネルギーデータブロック内に2次元位置情報も格納することが好ましい。
本発明に係る表面分析装置は、試料の表面を分析する表面分析装置であって、試料に照射する粒子線を発生する線源と、前記線源から供給された粒子線で試料を励起して発生した2次線を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析手段と、前記分析手段で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーのデータを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理手段と、前記データ処理手段によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御手段とを含む。
前記粒子線は、電子線または集束イオン線であることが好ましい。
本発明によれば、EDSスペクトルをまとめて1度測定するだけで、任意の時間ごとのスペクトルを得ることができるようになった。
また、試料汚染で測定途中からデータが無効になった場合、データが有効であった時間までのスペクトルを構築することにより、有効なデータを得ることができる。
EDSスペクトルをまとめて1度測定するだけで、任意の時間ごとのスペクトルを試料作成過程と関連付けて得ることができるようになった
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態となる表面分析装置の構成図である。具体的には、電子銃11からの電子線を試料に照射し、試料から発生した2次線、この例ではX線をエネルギー分散型X線分光器(energy dispersive x-ray spectroscopy:EDS)21により分光し、コンピュータを構成する後述の波高分析器(pulse height analyzer:PHA)26、データ処理回路27、CPU28によってスペクトルを分析し、スペクトルを再生して表示部に表示する電子プローブマイクロアナライザ(electron probe micro analyzer:EPMA)10である。ここでは、記録されているフォトンのエネルギーが時間の関数として記述されていることが前提要件となる。
電子銃11から発生された電子線12は、スリット13、収束レンズ14、対物レンズ16により細く絞られて試料18に照射される。対物レンズ16の前段には、電子線12の試料18上における照射位置を任意に選んだり、または電子線12を試料面上で二次元的に走査したりするための電子線偏向コイル15が設けられ、この電子線偏向コイル15はデータ処理回路27によって制御されている。電子線12の照射により試料18から発生したX線20はEDS検出器21に入り、波高分析器26を通り、データ処理回路27に送られる。
試料18は、試料ステージ19に載置されている。該試料ステージ19は、電子線12の光軸方向に直交するX及びY方向に駆動するために、各駆動モータに接続しており、各駆動モータは図示しないステージ制御回路に接続している。
EDS検出器21は、試料18から発生したX線20のエネルギーの違いを検出する。一方、試料18から発生したX線20は、反射電子像検出器(back-scattered electron imaging:BEI)17、走査二次電子像検出器(secondary electron imaging:SEI)22によっても検出される。走査二次電子像検出器22によって検出された像は、フレーム取込器25によってフレームごとに取り込まれ、CPU(central processing unit)28に送られる。
波高分析器26は、EDS検出器21で感知したエネルギーをエネルギーに相対した高さのパルスに変換し、このパルスの高さの高さ分布をマルチチャンネルに振り分けてそのチャンネル毎のパルス数を測定する。
データ処理回路27は、X線20のエネルギーデータであることを示すデータ(以下、タグと記述する)とエネルギー値を組み合わせたデータを生成し(以下データブロックと記述する)CPU28に送るとともに、電子線偏向コイル15を制御する。
CPU28では送られてきた各データブロックをハードディスク29に連続的に保存していく。
また、データ処理回路27はこれとは独立に、測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を組み合わせ、データブロックを生成し、CPU28に送り、最終的にデータブロックはハードディスク29に保存される。有効経過時間に対しても同様である。
ここで、経過時間とは実際の時間の経過を表し、有効時間とは波高分析器26がX線20をカウントすることができた時間を表す。波高分析器26は、X線20のイベント(1つのフォトンを受光した情報)を検出し、その波高を解析し、データ処理回路27に送るが、波高解析中に検出されたイベントは、リジェクトされる。つまり、単位時間当たりのイベントが増えると、処理されたイベント(実際に計数されたカウント)に対するリジェクトされたイベントの比率が高くなり、計数されたカウントを経過時間で規格化して計数率を求めても、正しい計数率を求められない。そこで、リジェクトされたイベントを不感時間に換算し、その間タイマーを止め、有効時間とする。つまり、計数されたカウントを有効時間で規格化すると、正しい計数率が得られる。
図2は、CPU28の制御に応じて、最終的に、ハードディスク29に記録されたデータの構造を示す図である。このデータ構造は、エネルギーを示すタグ31、X線のエネルギーを示すデータブロック34、経過時間を示すタグ32、経過時間を示すデータブロック35、有効経過時間を示すタグ33、有効経過時間を示すデータ36からなる。CPU28は、隣接する経過時間データブロック間には、X線に基づいて可変個数のエネルギーブロックを配置する。
図2では経過時間を示すデータブロック35間、つまり隣接するデータブロック間には、多くても4つのX線のエネルギーを示すデータブロック34が配置されているがこれは説明のために簡略化したものであり、実際にはこれよりも多いデータブロック34を配置することができる。
エネルギーを示すデータブロックは、フォトンのエネルギーに相当するチャンネルを記録する。このようなチャンネルを経時的に積算していくことにより、スペクトルを再現することができる。例えば、経過時間を示すタグTを0.1msごと入れてチャンネルを記録した場合、このタグTが10k個現れるまでヒストグラムを作成してスペクトルを再現することができる。これによって、1秒ごとのスペクトルを得ることができる。いうまでもなく、経過時間を示すタグは0.1msに限られない。
このように、本実施の形態によると、タグをどの程度入れるか、またはどの間隔にするかを、変更するだけで、一度データをとってしまえば、自由に、好きな時間分割をすることができる。
測定エネルギー範囲と全チャンネル数が予め分かっていればX線のエネルギーデータの代わりにチャンネル番号が記述されていても全く同じ結果を得ることができる。同様に経過時間や有効経過時間の値の代わりに一定時間ごとに経過時間などを示すパルスを発生し、パルスが発生したタイミングで時間のタグを記録しても時間を計測することはできる。
以上のデータ構造をとることが前提条件であるが、一定時間ごとに固定長チャンネルのスペクトル全体を記録したような構造であってもかまわない。
次に、図2に示したデータ構造からスペクトルを再生する手順について説明する。例としてデータ構造が、X線のエネルギーはチャンネルで、ある一定の時間0.1msごとに経過時間のタグを記録した場合を考える。
このデータに対して、下記表1に示すように時間経過で10秒ごとのスペクトルを構築する。10秒間のスペクトルは100,000個目の時間のタグが現れたところまでのエネルギーデータをチャンネルごとにその出現頻度をプロットしたものに相当する。100,000個目までで10秒、200,000個目までが20秒、300,000個目までが30秒ということになる。
Figure 0004801999
カウントする時間のタグが経過時間であれば、実際に経過した時間のスペクトルが得られる。一方、カウントする時間のタグが有効時間であれば、X線をカウントすることができた、すなわち実際に測定を行った有効時間のスペクトルとなる。
また、経過時間でスペクトルを構築した場合であっても、それまでの有効時間のタグをカウントしておくことにより、そのスペクトルの有効時間も知ることができる。もちろん、その逆も成り立つ。以上のように、スペクトルを構築し、時間の分解能が足りないようであれば(さらに細かい時間のスペクトルが要求された場合)、まったく同じデータから例えば5秒ごとのスペクトルを得ることもできる。つまり、実際にスペクトルデータを作ってみた後で、予想以上に変化が大きいので、5秒おきのを作ってみたいとなったときには、同じデータから、同じようにタグをカウントして、5秒のスペクトルを作ることもできる。
ここまでの例では、まったく等間隔の時間でスペクトルを構築したが、以下の表2のように、それぞれ、0からはじめた各時間でスペクトルを構築してもよい。
Figure 0004801999
0乃至10秒までのスペクトルは、0個から100,000個目の時間のタグが現れたところまでのエネルギーデータをチャンネルごとにその出現頻度をプロットしたものに相当する。0乃至20秒までのスペクトルは、0個から200,000個目の時間のタグが現れたところまでのエネルギーデータをチャンネルごとにその出現頻度をプロットしたものに相当する。同様に、0乃至30秒までのスペクトルは、0個から300,000個目の時間のタグが現れたところまでのエネルギーデータをチャンネルごとにその出現頻度をプロットしたものに相当し、0乃至40秒までのスペクトルは、0個から400,000個目の時間のタグが現れたところまでのエネルギーデータをチャンネルごとにその出現頻度をプロットしたものに相当する。
また、表3に示すように、スペクトル測定開始から10秒後に試料に対してイオン照射を30秒間行った場合に、イオン照射した間のみ5秒間隔で細かくスペクトルを構築することもできる。
Figure 0004801999
10秒から40秒までの30秒間イオン照射を行い、その間5秒間隔で、例えば10秒乃至15秒までのスペクトルは、101,000個目から150,000個目の時間のタグが現れたところで把握することができる。また、15秒乃至20秒までのスペクトルは、151,000個目から200,000個目の時間のタグが現れたところで把握することができる。同様に、20秒乃至25秒までのスペクトルは201,000個目から250,000個目の時間のタグが現れたところで、25秒乃至30秒までのスペクトルは251,000個目から300,000個目の時間のタグが現れたところで、30秒乃至35秒までのスペクトルは301,000個目から350,000個目の時間のタグが現れたところで、35秒乃至40秒までのスペクトルは351,000個目から400,000個目の時間のタグが現れたところで把握することができる。前記30秒のイオン照射が終わってから、40秒乃至50秒までのスペクトルは401,000個目から500,000個目の時間のタグが現れたところで把握できる。
このようにして、図1に示した電子プローブマイクロアナライザ10は、試料を励起して2次元的に発生した、もしくは励起した1次線が試料との相互作用で異なるエネルギー値となった2次線(X線光子、電子など)を検出し、エネルギーの大きさとイベント発生時間情報を記録する。電子プローブマイクロアナライザ10は、この記録された時間情報とエネルギー値を元に、CPU28に接続した表示装置に該2次線の時間変化を表示する。たとえば、温度を変化させ、析出や相変化を記録、表示することができる。
従来は、予め設定された回数だけ、測定と記録を繰り返していた。これでは、微量成分の場合、測定時間が短いとそのスペクトルはベースラインの統計的な変動に埋もれてしまう恐れがあった。一方、測定時間により時間分解能が決定されるので、測定時間が長すぎると測定対象の変化を捕らえることができなかった。測定結果が不適である場合測定をやり直す必要があるが、測定により試料がすでに変化してしまっているので再現することはできなかった。
これに対して、前記電子プローブマイクロアナライザ10では、本発明の測定データ管理方法、測定データ構造及びスペクトル再生方法を適用することにより、測定時間を設定した後、測定を行い、その後で表示条件設定して表示するという処理で済む。本発明の測定時間は、従来方法において測定を繰り返した時間となる。エネルギー測定値にはタイムスタンプされているため、測定後のデータに対して最小表示時間単位を指定して経時変化を表示できる。測定完了後、表示条件を変えればよいので測定ミスをなくすことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、EDS検出器21によって分光され、波高分析器26、データ処理回路27で処理され、CPU28によって制御されて、ハードディスク29に記録したエネルギーデータに前記時間を示すタグを入れるデータ構造から、スペクトルを簡単に再生し表示できる。つまり、本発明は、測定データの保存の方法に特徴があり、具体的には前記タグを用いてデータを再構成するものである。本発明によるデータの保存の方法は、1秒データをとって、また1秒データをとって格納するという従来の繰り返し操作に比べて、データ量が圧倒的に少なくなる。
本実施の形態において、イベントのエネルギーに相当するものとして例えば2000チャンネルを用いることができる。本実施の形態のように例えば0.1msでイベントを検出したとすると、イベントが0であることがある。このような、0チャンネルのところはデータとして保存されない。また、チャンネルとして保存されるのは、実際には0から2000までのチャンネル番号である。このようにすることによって、データの量の低減を図ることができる。
図3は、ヒストグラムの作成を示す模式図である。上述のようなデータを用いてヒストグラムを作成には、所望の時間間隔において、エネルギー軸上すなわちチャンネルを表す軸上において、例えばチャンネル1があればチャンネル1のところに1個ブロックをおき、10であれば10のところにブロックをおく。このような時間は、時間のタグを検出することによって検出する。チャンネルに対応するところにブロックを順に積み上げることによりヒストグラムを作成することができる。このヒストグラムは、この時間におけるスペクトルに相当するものである。そして、このような操作を繰り返すことにより、所望の時間、例えば10秒ごとのスペクトルを作成することができる。以上には、EDS検出器等にて測定したEDSスペクトルに対して、指定した時間ごとにスペクトルを再構築する技術を開示した。
なお、上述のデータ構造はエネルギーと時間のタグを含むが、これらのタグを用いないようにすることもできる。すなわち、データブロックを、固定長のEττLnの組み合わせとなるようにして、エネルギー値、経過時間、有効経過時間を1つのデータブロックとして定義することもできる。
さらに、このようなデータブロックに2次元位置情報x,yを格納してもよい。つまり、座標を表すタグPでタグEを挟んだ(タグPからタグPの間に複数のタグEが存在)データブロックとすれば、2次元的なデータも再生できる。この場合、データ処理回路27が座標xyのジェネレータになる。測定の際、ある位置にビームを照射したときにフォトンを検出するとそのxyとフォトンのエネルギーを結合したデータを生成する。
このように、データ構造が時間を示すタグTが含まない場合にも、エネルギーを示すタグEと共に、位置(座標)情報xyタグPというのをもったデータ構造であれば、スペクトルの分解は可能である。もちろん、タグPとEとT、さらに別のタグ(例えば温度のタグ)を混在させてもよい。
ここでは、エネルギーデータの間に時間タグTを配置するという技術と、エネルギーを示すタグEと共に位置(座標)情報のタグPも配置するという二つの技術を示した。
なお、時間分割したスペクトルを再生し表示するということから考えると、例えば、1秒置きに自動的にエネルギーデータを保存するということも考えられる。つまり、例えば2000チャンネルをかならず1秒おきにとれば、スペクトルデータを記録していくことは可能である。
さらに、本発明では、集束イオン線(FIB)でのイオン照射により発生したEDSスペクトルに対して、指定した時間ごとにスペクトルを再構築することを可能とする。ここでも、記録されているフォトンのエネルギーが時間の関数として記述されていることが前提要件となる。
図4は、他の実施の形態となるイオンプローブマイクロアナライザの構成図である。
このイオンプローブマイクロアナライザ40は、前述の電子プローブマイクロアナライザ10の電子線源11に代わって集束イオン線源41を用い、試料にイオン線42を照射するものである。この表面分析装置40においては、イオン線42を発生させるのに集束イオン線源41を用いる他は前記電子プローブマイクロアナライザ10と同様の構成を有して同様の動作をなすので、対応する部材には同一の符号を付して説明を省略する。このイオンプローブマイクロアナライザ40においても、前述の表面分析装置10と同様のデータ構造を用いてスペクトルを再現することができる。
なお、以上説明した実施の形態は本発明の一例を示すものであって、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明を適用した実施の形態となる表面分析装置の構成図である。 CPUの制御に応じて、最終的に、ハードディスクに記録されたデータの構造を示す図である。 ヒストグラムの作成を示す図である。 本発明を適用した他の実施の形態となる表面分析装置の構成図である。
符号の説明
10 表面分析装置
11 電子銃
12 電子線
13 収束レンズ
14 偏向コイル
15 対物レンズ
16 試料
17 試料ステージ
18 X線
19 EDS検出器
21 波高分析器
22 データ処理回路
23 CPU
24 ハードディスク

Claims (9)

  1. 表面分析装置によって得られた測定データを管理する管理方法において、
    試料を励起して発生した2次線を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、
    前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーのデータを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理工程と、
    前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御工程と
    を備えることを特徴とする測定データ管理方法。
  2. 前記データ処理工程は、さらに有効経過時間のデータであることを示すタグと有効時間とを含む有効経過時間データブロックを生成することを特徴とする請求項1記載の測定データ管理方法。
  3. 前記データ処理工程は、2次線の入力ごとにエネルギーデータブロックを生成し、かつ経過時間データブロックを生成することを特徴とする請求項1記載の測定データ管理方法。
  4. 前記制御工程は、隣接する前記経過時間データブロック間には2次線に基いて可変個数の前記エネルギーデータブロックを配置することを特徴とする請求項1記載の測定データ管理方法。
  5. 表面分析装置によって得られた測定データのデータ構造において、
    試料を励起して発生した2次線を検出し、検出された2次線のエネルギーを分析し、このエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成し、生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとの関係を、隣接する前記経過時間データブロック間に2次線に基いて前記エネルギーブロックを可変個数配置してなる
    ことを特徴とするデータ構造。
  6. 表面分析装置によって2次線を測定して得られた測定データからスペクトルを再生するスペクトル再生方法において、
    試料を励起して2次線を検出する工程と、
    前記検出工程によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析工程と、
    前記分析工程で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理工程と、
    前記データ処理工程によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御工程と、
    前記制御工程によって記憶媒体に記録された前記経過時間データブロックにしたがって前記エネルギーデータブロックを再生し表示する再生工程と
    を備えることを特徴とするスペクトル再生方法。
  7. 前記データ処理工程は2次線の入力ごとにエネルギーデータブロックを生成し、かつ経過時間データブロックを生成することを特徴とする請求項6記載のスペクトル再生方法。
  8. 前記制御工程は、隣接する前記経過時間データブロック間には2次線に基いて可変個数の前記エネルギーブロックを配置することを特徴とする請求項6記載のスペクトル再生方法。
  9. 試料の表面を分析する表面分析装置であって、
    試料に照射する粒子線を発生する線源と、
    前記線源から供給された粒子線で試料を励起して発生した2次線を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された2次線のエネルギーを分析する分析手段と、
    前記分析手段で分析されたエネルギーについて、エネルギーのデータであることを示すタグとエネルギーのデータを含むエネルギーデータブロックを生成し、かつ測定経過時間のデータであることを示すタグと経過時間を含む経過時間データブロックを生成するデータ処理手段と、
    前記データ処理手段によって生成されたエネルギーデータブロックと経過時間データブロックとを記憶媒体に記録する制御手段と
    を含むことを特徴とする表面分析装置。
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