JP4801479B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示素子に関し、特に表示不良を防止した液晶表示素子に関する。
近年、液晶表示素子の視角特性を改善するためにスリットを用いた方法が提案されている。液晶層を挟んで配置された上下の対向電極の一方にスリットを形成すると、他方の電極のスリットと対面する部分から発した電気力線はスリット両側の電極に終端せざるを得ず、傾いたフリンジ電界が発生する。上下電極に交互にスリットを形成すると、上下のスリット間の領域では揃った液晶分子の配向を実現できる。下記の特許文献に、スリットを用いた液晶表示素子が開示されている。
特許第3108768号公報 特開2004−252298号公報 特開2005−43696号公報
特許第3108768号公報に開示された方法では、スリットで分けられた領域を表示領域の外側でつなぐ必要がある。
特開2004−252298号公報に開示された方法では、スリットで分けられた領域が表示領域内でつながっているため、パターン設計が簡略化される。しかし、長手方向に分断されたスリットを用いることにより、表示不良を起こしやすくなる。
特開2005−43696号公報に開示された方法では、上下の透明電極に設けられたスリットを長手方向と直行する方向に交互に配置し、かつ上下のスリットを長手方向に半ピッチずらすことにより、表示不良の防止を図っている。しかし、この方法でも多少の表示不良が発生する。
本発明の目的は、スリット構造の長所を生かしつつ、表示不良を防止することのできる液晶表示素子を提供することである。
本発明の一観点によれば、平行に対向配置された一対の基板と、前記一対の基板上に形成され、表示をさせるために所定のパターンを形成した透明電極と、前記一対の基板に挟持される液晶層と、前記透明電極に形成される長方形型のスリットであって、一方の透明電極に設けられた第1のスリットと、他方の透明電極に設けられた第2のスリットとが該スリットの短手方向において交互に配置されると共に、該第1のスリットと該第2のスリットの単位長さ当たりの分割数が異なる構造のスリットとを有する液晶表示素子が提供される。
本発明の他の観点によれば、平行に対向配置された一対の基板と、前記一対の基板上に形成され、表示をさせるために所定のパターンを形成した透明電極と、前記一対の基板に挟持される液晶層と、前記透明電極に形成される長方形型のスリットであって、一方の透明電極に設けられた第1のスリットと、他方の透明電極に設けられた第2のスリットとが該スリットの短手方向において交互に配置されると共に、該第1のスリットと該第2のスリットのうち一方の単位長さ当たりの分割数が0である構造のスリットとを有する液晶表示素子が提供される。
上記のようなスリット構造の電極を持つことにより、視角特性の向上効果を維持しつつ、表示不良の発生を防止できる。
まず、本発明の実施例1を比較例1と比較しながら詳細に説明する。比較例1および実施例1では、セグメント表示の2ドメインTN−LCD(ツイストネマティック液晶ディスプレイ)の場合について説明する。
(比較例1)
図1に、セグメント構造の2ドメインTN−LCDの一例を示す。図1(A)に示すTN−LCDは、数字の「1」を表した上部のセグメント電極1と、下部のコモン電極2が一対の電極として液晶を挟持している構造である。このセグメント電極1とコモン電極2には、一部が取り除かれた長方形のスリット1s、2sが設けられている。そして、図1(B)に示すように、セグメント電極1に設けられたスリット1sと、コモン電極2に設けられたスリット1sと同一形状のスリット2sとが、スリットの短手方向において交互に配置されている。
図2に、図1に示したTN−LCDの電極のスリット構造を表した平面図を示す。スリットは長方形で、その長手方向の寸法は100μm、短手方向の寸法は20μmである。スリット同士の長手方向の間隔は20μm、上から見て隣り合ったスリット1sとスリット2sとの短手方向の間隔は40μmである。
このようなTN−LCDの作製要領は、次の通りである。図2に示すような所定のスリットパターンを持つ電極を含んだ基板上に低プレティルト角配向膜(日産化学工業製SE−510)を塗布焼成する。その後基板をレーヨン製のラビング布を用いてラビングする。液晶のツイスト方向は左巻きである。
図3に、基板のラビング方向を表した平面図を示す。実線の矢印の3Aが上側基板のラビング方向であり、点線の矢印3Bが下側基板のラビング方向である。図3に示したラビング方向にすることにより液晶分子はスプレイ配向し、セル中央の液晶分子のティルト角は0度となる。
このように作製した2枚の基板にメインシール材を塗布し、さらに9μmの直径を有するギャップコントロール材を散布した後重ね合わせ、メインシール材を硬化させる。出来上がった空セルに大日本インキ社製の複屈折率0.25の液晶(カイラル剤含む)を注入し液晶セルを完成させる。この液晶セルに偏光板を貼り合わせる。
図4に偏光板の構造を示す。実線の矢印4Aが上側偏光板の吸収軸であり、点線の矢印4Bが下側偏光板の吸収軸である。このようにしてノーマリブラック表示の2ドメインTN−LCDが作製できる。
このセルに電圧を印加して表示させた所、表示不良が発生した。
図5および図6に、表示不良の例のスケッチを示す。縦方向に長いスリット5sが、縦方向、横方向に行列状に配置されている。横方向に並ぶスリット5sは、上下電極に交互に配置され、スリット5s間の領域は液晶分子が一様な配向となるべき領域である。スリット5sの左右では配向が逆になる。縦方向に並ぶスリット5s間にディスクリネーションライン5が見えるが、これは液晶分子の異なる配向の境界と考えられる。位置が安定していれば表示上の問題は少ない。縦方向に長い表示領域が横方向に並び、交互に配向を変えて2ドメイン配向を形成する。ところが、図5中の円で囲った部分ではスリット5sの長手方向に直交する方向にディスクリネーションライン5が移動している。縦方向に長い表示領域が途中で分断される形態となり、かつその位置が安定しないため、表示不良が発生する。
さらにこのセルを85℃の雰囲気下で通電し続けた所、約500時間経過後に図6に示すようにほとんどの場所でディスクリネーションライン5の移動が起こり、甚だ見難い表示となった。
(実施例1)
図7に、セグメント構造の2ドメインTN−LCDの一例を示す。図7に示すTN−LCDは、数字の「1」、「2」を表した上部のセグメント電極6と、下部のコモン電極7が一対の電極として液晶を挟持している構造である。この例では、セグメント電極6の導通範囲は狭くなり、コモン電極7の導通範囲は広くなる。
このセグメント電極6とコモン電極7には、一部が取り除かれた長方形のスリット6s、7sが設けられている。そして、セグメント電極に設けられたスリット6sと、コモン電極に設けられたスリット7sとが、スリットの短手方向において交互に配置されている。加えて、一方の電極に設けられたスリットと他方の電極に設けられたスリットの単位長さ当たりの分割数が異なっている。ここで、分割数とは、スリットの長手方向に関する分かれ目の数のことを指し、分割数1の場合、スリット数は2となる。従って、分割数0(スリット数1)の場合もある。図7では、スリット6sの単位長さ当たりの分割数を多くし、スリット7sの単位長さ当たりの分割数を0としている。これにより、セグメント電極6とコモン電極7により画定される表示領域において、スリット短手方向に関し、いくつかに分割されたスリットの列と、表示領域の端から端まで繋がったスリットの列とが交互に配置される構造となっている。さらに、コモン電極7の端部にはスリット7sを設けずに電極を残すことにより、コモン電極7が電気的に繋がった一つの電極となるため、設計や接続が容易となる。
図8に、図7に示した液晶表示素子の電極のスリットパターンを示す。スリットの形状は長方形である。上部セグメント電極6に設けられた単位長さ当たりの分割数の多いスリット6sの長手方向の寸法は例えば40μm、短手方向の寸法は例えば20μmである。スリット同士の長手方向の間隔は20μm、上から見て隣り合ったスリット6sとスリット7sとの短手方向の間隔は40μmである。
このようなスリットパターンを持つ電極を含んだ基板上に低プレティルト角配向膜(日産化学工業製SE−510)を塗布焼成する。その後基板をレーヨン製のラビング布を用いてラビングする。液晶のツイスト方向は左巻きである。
図3に示したラビング方向にすることにより液晶分子はスプレイ配向し、セル中央の液晶分子のティルト角は0度となる。
このように作製した2枚の基板にメインシール材を塗布し、さらに9μmの直径を有するギャップコントロール材を散布した後重ね合わせ、メインシール材を硬化させる。出来上がった空セルに大日本インキ社製の複屈折率0.25の液晶(カイラル剤含む)を注入し液晶セルを完成させる。この液晶セルに図4で示したような構造の偏光板を貼り合わせる。このようにしてノーマリブラック表示の2ドメインTN−LCDが作製できる。
この液晶セルに電圧を印加して表示させたところ、図5で見られるようなディスクリネーションライン5のスリット短手方向への移動はみられず、表示不良が発生しない表示が実現でき、セルを斜め方向から見てもざらつきを感じなかった。さらにこのセルを85℃の雰囲気下で通電し続けたところ、1000時間経過後においても表示に問題は生じなかった。
表示不良は、先述のように、スリット間のディスクリネーションラインの移動によって表示領域が不安定となり発生する。一方の電極に形成するスリットの分割数を0にするか少なくすることによって、ディスクリネーションラインの移動を防ぐことができ、表示不良が発生しないと考えられる。このため、一方の電極に形成するスリットの分割数は0であることがより好ましい。
実施例1で用いたスリットのサイズについて補足する。スリットの幅(スリットの短手方向の長さ)がある値以上に広い場合には、スリット中央部の電界が極端に弱くなり、電圧印加に対して液晶分子が反応しなくなる領域が生じ、その領域で表示不良が発生する。さらにスリット以外の部分すなわち液晶分子が電界に対して応答する領域の面積が小さくなり、いわゆる開口率が小さくなるために電圧印加時の透過率が小さくなってしまう。このようなことから考えてスリットの幅は30μm以下が好ましい。逆にスリットの幅が余りに狭すぎると、十分な斜め電界が生じなくなってしまい、視角特性の効果が減少する。スリット幅を色々変えて実験を行ったところ、スリット幅が10μm以上、好ましくは20μm以上で安定した2ドメイン配向となり、良好な表示が得られることが判った。なお、実施例1では、液晶を挟持している電極間のギャップが9μmであり、上記の結果から計算すると、電極間のギャップを変えた場合でも、そのギャップに対して約1倍〜約3.3倍程度の幅のスリットを設ければよい。
単位長さ当たりの分割数が多いスリットの長手方向の長さであるが、図5に示した表示不良がスリットエッジを起点として発生していることから、出来る限りスリットを長くしてエッジ部分の数を少なくした方が好ましい。しかし、スリットが長くなればなるほどスリット間の透明電極の面積が小さくなってしまい、その部分の抵抗値が上昇することにより表示ムラが生じるという不都合がある。様々な長さのスリットを実験した結果20μm〜300μm程度の長さを有するものが適することが判った。従って、電極間のギャップを変える場合、そのギャップに対して約2倍〜約33倍程度の長さのスリットを設ければよい。
スリット6sと7sとのスリット短手方向に関する間隔は、充分な表示領域を確保するためには大きいほうが良いが、2ドメインの安定性を確保するのと目視で2ドメインの模様が識別されるのを防ぐ目的からは狭い方が良い。この間隔を色々変えた実験を行ったところ、スリット短手方向の間隔は60μm以下が好ましいことがわかった。最小値については、開口率を考えると広い方が好ましいので、10μmもしくはスリットの幅以上が好ましい。また、スリット長手方向のスリット間隔は10μm〜50μm程度が適することが判った。従って、上下電極のギャップを変える場合、スリット間隔がギャップに対して短手方向は約1倍〜約6.6倍、長手方向は約1倍〜5.5倍のスリットを設ければよい。
もう一方の電極に設けられた長手方向の分割数が少ないスリットの長さは、表示領域の長さとそれぞれの透明電極の形状によって決まる。
次に、比較例2と実施例2とを比較して、2セグメント表示の2ドメイン垂直配向型LCDの場合について述べる。
(比較例2)
図9(A)に、比較例2による垂直配向型LCDの断面図を示す。図9(A)に示すように、比較例1と同様のパターン及びスリット8As、9Asを持つ電極8A、9Aを含んだ上下の基板10Aにそれぞれ垂直配向膜11A(日産化学工業製SE−1211)を塗布焼成する。この2枚の基板にメインシール材を塗布し、さらに4μmの直径を有するギャップコントロール材を散布した後重ね合わせ、メインシール材を硬化させる。出来上がった空セルにメルク社製の複屈折率0.15の液晶(カイラル剤含む)を注入し液晶セルを完成させる。液晶分子12Aは基板平面に対して垂直に配向する。液晶セルに視角補償板13A(住友化学工業製VAC−180フィルム)と偏光板14Aを図9(A)に示すような構造で貼り合わせる。このようにして2ドメイン垂直配向型LCDが作製できる。
このセルに電圧を印加して表示させたところ図5に示すような表示不良が比較例1のTN−LCDほどではないが発生し、液晶セルを斜め方向から見た場合表示に多少ざらつきがあった。
(実施例2)
図9(B)に、実施例2による垂直配向型LCDの断面図を示す。図9(B)に示すように、実施例1に示したようなパターン及びスリット8Bs、9Bsを持つ電極8B、9Bを含んだ上下の基板10B上に、垂直配向膜11B(日産化学工業製SE−1211)を塗布焼成する。この2枚の基板にメインシール材を塗布し、さらに4μmの直径を有するギャップコントロール材を散布した後重ね合わせ、メインシール材を硬化させる。出来上がった空セルにメルク社製の複屈折率0.15の液晶(カイラル剤含む)を注入し液晶セルを完成させる。液晶分子12Bは基板平面に対して垂直に配向する。液晶セルに視角補償板13B(住友化学工業製VAC−180フィルム)と偏光板14Bを図9に示すような構造で貼り合わせる。このようにして2ドメイン垂直配向型LCDが作製できる。
このセルに電圧を印加して表示させたところ、液晶セルを斜め方向から見た場合でも表示ざらつきは見られなかった。さらに、このセルを85℃の雰囲気下で通電し続けたところ、1000時間経過後であっても表示不良は発生しなかった。
(実施例3)
図10を参照して、単純マトリックスタイプの2ドメインTN−LCD及び2ドメイン垂直配向型LCDの場合について述べる。図10に、本発明による単純マトリックスタイプの液晶表示素子の平面図を示す。
セグメント表示のときと同様に、実施例3で用いる液晶セルは、図10に示すように、上部のセグメント電極15と、下部のコモン電極16が一対の電極として液晶を挟持している構造である。このセグメント電極15とコモン電極16には、一部が取り除かれた長方形のスリット15s、16sが設けられている。そして、セグメント電極15に設けられたスリット15sと、コモン電極16に設けられたスリット16sとが、スリットの短手方向において交互に配置されている。加えて、一方の電極に設けられたスリットと他方の電極に設けられたスリットの単位長さ当たりの分割数が異なっており、分割数の少ないスリットを、スリットの長手方向に平行な電極(ここではコモン電極16)側に設けている。これにより、コモン電極16には寸法の長いスリット16sを設けることができ、設計及び製作工程の簡素化が図れる。この電極を用いてそれぞれ2ドメインTN−LCD及び2ドメイン垂直配向型LCDを作製して、表示のざらつき具合を確認したところ、本発明の電極構造にすることによって表示のざらつきを大幅に低減できた。
なお、図10では、横方向のセグメント電極15と縦方向のコモン電極16の交差している部分にスリットが設けられているが、コモン電極16側に、複数のドットに渡るスリット16sを設けることも可能である。但し、製造工程の簡便化のため、電極の端にはスリットを設けないように注意する。また、各々のドットにおいて、スリット短手方向の両端のスリットを、スリット短手方向に平行な電極(ここではセグメント電極15)側に設けることに注意する。これにより、各々のドット中で、スリット短手方向の端におけるフリンジ電界の向きが平行になる。
スリットの寸法やスリット間隔の寸法の好ましい値は実施例1および2と同様である。
(実施例4)
図11を参照して、TFTアクティブマトリックス液晶表示装置の場合について述べる。図11にTFTアクティブマトリックス液晶表示装置の数個の画素の領域を下から見た図を示す。図11に示すように、透明ガラス基板上に複数のアモルファスシリコン等によるTFT素子17と、インジウムスズオキサイド(ITO)等による画素電極18と、さらに、TFT素子17のソース電極とゲート電極とにそれぞれ接続するソースライン(信号線)19とゲートライン(走査線)20とが形成され、TFT素子17によりドレイン電極を介して画素電極18を駆動する。画素電極18の上には垂直配向膜もしくは水平配向膜にラビング処理を施したものが形成される。上記画素電極18の形成されたガラス基板の上に、その基板と対向して、液晶層を介してもう一つのガラス基板が配置され、その基板には、共通電極が形成される。また共通電極の液晶層と接する面上にも垂直配向膜もしくは水平配向膜にラビング処理を施したものが形成される。
画素電極18には、電極の一部を取り除いた図11中実線で示すスリット18sが複数形成される。さらに、画素電極18と対向する共通電極には破線で示すような画素電極18に対応する表示領域の端から端まで繋がった細長いスリット21sの列が形成される。上下の基板のスリット18sと21sは交互に並んだ状態で配置される。
ここで注意すべきは、実施例3の単純マトリックスタイプの液晶表示素子と同様に、各々のドットにおいて、スリット短手方向の両端のスリットを、共通電極側に設けることである。これにより、各々のドット中で、スリット短手方向の端におけるフリンジ電界の向きが平行になる。また、共通電極側に、複数のドットに渡るスリット21sを形成することも可能である。但し、実施例3と同様に、電極の端にはスリットを設けないように注意する。
スリットの寸法やスリット間隔の寸法の好ましい値は実施例1〜3と同様である。
実施例4の構造の液晶表示装置についても実施例1〜3と同様の効果を得ることが出来る。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の透明電極の構造に適用できる。一例として、セグメントタイプと単純マトリクスタイプを組み合わせた液晶表示素子が挙げられる。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
図1は、セグメント構造の2ドメインTN−LCDの一例である。 図2は、図1に示したTN−LCDの電極のスリット構造を表した平面図である。 図3は、基板のラビング方向を表した平面図である。 図4は、偏光板の構造を表した平面図である。 図5は、表示不良の例のスケッチである。 図6は、表示不良の他の例のスケッチである。 図7は、本発明の実施例1によるセグメント構造の2ドメインTN−LCDの一例である。 図8は、図7に示した液晶表示素子の電極のスリットパターンである。 図9(A)は、比較例2による垂直配向型LCDの構造を表した断面図であり、図9(B)は、実施例2による垂直配向型LCDの構造を表した断面図である。 図10は、本発明による単純マトリックスタイプの液晶表示素子の平面図である。 図11は、本発明の実施例4によるTFTアクティブマトリックス液晶表示装置における数個の画素の領域を下から見た図である。
符号の説明
1、6、15 セグメント電極
2、7、16 コモン電極
5 ディスクリネーションライン
17 TFT素子
18 画素電極
19 ソースライン
20 ゲートライン
1s、2s、5s、6s、7s、8As、8Bs、9As、9Bs、15s、16s、18s、21s スリット
3A、3B ラビング方向
4A、4B 偏光板の吸収軸
8A、8B 上側電極
9A、9B 下側電極
10A、10B 基板
11A、11B 垂直配向膜
12A、12B 液晶分子
13A、13B 視角補償板
14A、14B 偏光板

Claims (8)

  1. 平行に対向配置された一対の基板と、
    前記一対の基板上に形成され、表示をさせるために所定のパターンを形成した透明電極と、
    前記一対の基板に挟持される液晶層と、
    前記透明電極に形成される長方形型のスリットであって、一方の透明電極に設けられた第1のスリットと、他方の透明電極に設けられた第2のスリットとが該スリットの短手方向において交互に配置されると共に、該第1のスリットと該第2のスリットの単位長さ当たりの分割数が異なる構造のスリットと
    を有する液晶表示素子。
  2. 平行に対向配置された一対の基板と、
    前記一対の基板上に形成され、表示をさせるために所定のパターンを形成した透明電極と、
    前記一対の基板に挟持される液晶層と、
    前記透明電極に形成される長方形型のスリットであって、一方の透明電極に設けられた第1のスリットと、他方の透明電極に設けられた第2のスリットとが該スリットの短手方向において交互に配置されると共に、該第1のスリットと該第2のスリットのうち一方の単位長さ当たりの分割数が0である構造のスリットと
    を有する液晶表示素子。
  3. 前記単位長さ当たりの分割数が多いスリットの寸法は、前記透明電極間のギャップに対し長手方向が約2倍〜約33倍、短手方向が約1倍〜約3.3倍である請求項1または2に記載の液晶表示素子。
  4. 前記単位長さ当たりの分割数が多いスリットの長手方向の間隔は、前記透明電極間のギャップに対し約1倍〜約5.5倍であり、前記第1のスリットと第2のスリットとのスリット短手方向の間隔は、該ギャップに対し約1倍〜約6.6倍である請求項1から3のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  5. 前記透明電極は、前記一対の基板の一方に形成される導通範囲の広いコモン電極と、他方の基板に形成される導通範囲の狭いセグメント電極からなるセグメントタイプである請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  6. 前記透明電極は、単純マトリックスタイプである請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶表示素子。
  7. 前記単純マトリックスタイプの透明電極において、前記単位長さ当たりの分割数が少ないスリットを、該スリット長手方向に平行な透明電極側に設ける請求項6に記載の液晶表示素子。
  8. 前記単純マトリックスタイプの透明電極中の各々のドットにおいて、スリット短手方向の最端部のスリットを、該スリットの短手方向に平行な透明電極側に設ける請求項6または7に記載の液晶表示素子。
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