JP4799876B2 - 液体圧送機構 - Google Patents

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Description

本発明は、液体圧送機構に関し、主として、複数の変速軸を内蔵するギヤ式変速機において、変速軸上の変速ギヤ嵌合部分等の潤滑箇所に途切れることなく潤滑油を供給するのに適した液体圧送機構に関する。
たとえば、車輌用エンジンに装備されるギヤ式変速機において、変速ギヤの嵌合部分等に潤滑油を供給する方式は、一般に、変速機ケース内の底部に一定量の潤滑油を貯留し、変速機ケースの下部に配置された回転軸及び変速ギヤ等により前記潤滑油を掻き上げ、前記掻き上げ作用により潤滑油を飛沫化し、各潤滑箇所に給油している。しかし、この掻き上げ方式では、変速機ケースの下部に配置された変速軸に比べて、上部に配置された他の変速軸への給油量は少なく、特に、低速回転で運転している場合には、掻き上げ量が減少すると共に掻き上げの勢いも衰えるため、上部の変速軸への給油量はさらに少なくなる。
前記掻き上げ方式に対し、潤滑性能を向上させる方式として、オイルポンプによる強制潤滑方式があり、さらに別の方式として、たとえば図25に示すように、変速機ケース内の変速軸(回転軸)102の軸孔103内にガイド管104を嵌着し、該ガイド管104の内周面に螺旋状のオイルガイド溝106を形成し、ガイド管104を変速軸102と一体に回転させることにより、オイルガイド溝106の作用によって潤滑油を軸孔103内にガイドする方式もある(特許文献1)。
特開2001−336617号公報
前記オイルポンプによる強制潤滑方式は、フィルター等の附設機構やオイルライン構築による構造の複雑化、部品のコストアップ及び重量の増加等の課題がある。たとえば、オイルポンプとしてトロコイドポンプを採用する場合には、アウターロータと該アウターロータに内側から噛み合うインナーロータを偏芯配置しなければならないので、構造が複雑化すると共に組立に手間がかかり、部品コストも高くなる。また、たとえば図26に示すように多数の羽根200を有する羽根車201を備えた遠心式のオイルポンプを採用する場合には、コスト高になるのは勿論のこと、羽根200間の1つの部屋が吐出口203に連通している時に、該部屋から一部の潤滑油が次の部屋に漏れ、特に、低速運転時にはその漏れ量が大きくなり、ポンプ効率が低下する。
図25のように、オイルポンプを用いずに、螺旋状のオイルガイド溝106を有するガイド管104を軸孔103内に嵌着する構造では、コストの低減は達成できるが、スペース的な制限が大きいため、潤滑油に対するオイルガイド溝106による作用力(加圧力)は小さく、一定の揚程を有するポンプ機能を発揮させることは困難である。たとえば、潤滑油の流れを、逆流しないように維持できる程度の作用力(加圧力)を発揮させることはできるが、変速機ケースの底部から一定高さ上方の変速軸まで送油できるようにすることは困難である。
[発明の目的]
本発明の目的は、特別にオイルポンプ等の液体ポンプを装備することなく、低コストで、簡単な構造により、オイルポンプ等と同程度の揚程で液体を上方位置に供給できる液体圧送機構を提供することである。
前記課題を解決するため、本願発明に係る液体圧送機構は、ケース内の液体に浸漬されている回転軸の軸端部にロータを固定すると共に、該ロータの径方向の外周面及び軸芯方向の端面を囲むケーシングを配置し、前記ロータの外周面を囲むケーシング内周面に吐出口を形成すると共に、前記ロータの端面を囲むケーシング端面に吸い込み口を形成し、
前記ロータに1つの液体室を形成し、該液体室は、ロータの回転により前記吐出口に周期的に連通する吐出側開口と、前記吸い込み口に常時連通する吸い込み側開口と、ロータの回転により前記液体室内の液体を前記吐出側開口から前記吐出口へ撥ね出す撥ね出し面を有し、前記ケーシングの前記吸い込み口及び前記ロータの前記吸い込み側開口は、前記ケース内の液体の液面より下方に位置し、常時前記液体で満たされており、前記ロータは、一回転の行程中、前記吐出口に連通する区間と、前記吐出口を閉塞する区間と、が設定されている。
上記発明において、前記液体室は、軸芯部に部分円筒状の吸い込み空間部を有すると共に、該吸い込み空間部から径方向の外方に向けて概ね扇状に広がっており、前記液体室の径方向外方端に前記吐出側開口が形成れ、前記吸い込み空間部の軸芯方向の一端に前記吸い込み側開口が形成され、前記液体室の回転方向の後端面が、前記液体室内の液体を上方に撥ね出す撥ね出し面となっており、前記液体室の回転方向の前端面は、湾曲状に形成されることもできる。
本願発明に係る液体圧送機構の別の例は、ケース内の液体に浸漬されている回転軸の軸端部にロータを固定すると共に、該ロータの径方向の外周面及び軸芯方向の端面を囲むケーシングを配置し、前記ケーシングに吐出口を形成すると共に吸い込み口を形成し、前記ロータに1つの液体室を形成し、該液体室は、ロータの回転により前記吐出口及び前記吸い込み口のいずれか一方に周期的に連通する一方の開口と、前記吐出口及び前記吸い込み口のいずれか他方に常時連通する他方側の開口と、前記ロータの回転により液体室内の液体を前記吐出側の開口から前記吐出口へ押し出す面を有し、前記ケーシングの前記吸い込み口及び前記ロータの前記吸い込み側の開口は、前記ケース内の液体の液面より下方に位置し、常時前記液体で満たされており、前記ロータは、一回転の行程中、前記吐出口に連通する区間と、前記吐出口を閉塞する区間と、が設定されている
(1)本発明によると、液体に浸漬されている回転軸の軸端部に固定したロータと、該ロータを囲むケーシングとを備え、ロータに1つの液体室を形成し、該液体室に、ロータの回転により周期的に開く吐出側開口を形成すると共に、液体室内の液体を吐出する撥ね出し面を形成することにより、液体圧送機構を構成し、前記ロータは、一回転の行程中、前記吐出口に連通する区間と、前記吐出口を閉塞する区間と、が設定されているので、一般的な液体ポンプを備える構造に比べ、附設機構を設ける必要がなく、低コストで簡素な構造でありながら、一定の揚程を有するポンプ機能を発揮させることができる。
(2)また、いずれの請求項の発明においても、回転体として回転軸の軸端部に1つのロータを固定しているだけであるので、部品点数が少なくて済むと共に組付けが容易であり、また、重量増加を抑制することができる。
[撥ね出し方式の実施の形態]
(ギヤ式変速機の概略)
図1〜図9は、本発明に係る撥ね出し方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構として利用した例を示している。図1は、車輌用変速機ケース1の縦断面略図であるが、本発明にとって最小限必要な部分のみを簡略化して示しており、実際には図示していない幾つかの変速軸、変速ギヤ群及びシフト機構が備えられている。この図1において、変速機ケース1内の底部には、一定レベルL1の潤滑油Sが貯留されると共に、該潤滑油Sに浸漬される低い位置に下側の変速軸(回転軸)5が配置されており、該下側の変速軸5は、軸芯方向(軸方向又は軸長方向)の両端部が一対の軸受6により変速機ケース1の端壁に回転可能に支持されると共に、車輌運転中は、常時回転するようになっている。前記一対の軸受6のうち、少なくとも後述する潤滑油圧送機構20を配置する側の軸受(図の左側の軸受)6は、シール付き軸受となっている。
変速機ケース1内の上部には、前記下側の変速軸5から一定距離(高さ)Hを隔てた上方位置であって、前記潤滑油Sに浸漬しない位置に、上側の変速軸7が配置されており、該上側の変速軸7は、軸芯方向の両端部が一対の軸受8を介して変速機ケース1の端壁に回転可能に支持されると共に、複数の変速ギヤ10、11がニードル軸受12、13を介して回転可能に嵌合している。なお、上側の一対の軸受8についても、前記下側の軸受6と同様に、少なくとも潤滑油圧送機構20を配置している側の軸受8がシール付き軸受となっている。
変速機ケース1内のギヤ式変速機は、図示しないエンジンの出力軸からたとえばベルトコンバータ等の動力伝達機構を介して動力が伝達され、所望の変速比で変速(減速)した後、図示しない出力軸及び動力伝達機構等を介して車輪に動力を伝達するようになっている。
(潤滑機構)
上側の変速軸7の軸芯部には、軸芯方向に延びる潤滑油供給通路15が形成されており、該潤滑油供給通路15の軸芯方向の一端(図1の左端)は開放され、他端(図1の右端)は閉塞され、軸芯方向の途中には、径方向の外方に延びて前記各ニードル軸受12、13の嵌合部分に連通する潤滑油供給孔16、17がそれぞれ形成されている。
そして、下側の変速軸5の軸芯方向の一端部(図1の左端部)に、潤滑油を上側の変速軸7まで圧送する潤滑油圧送機構(液体圧送機構)20が設けられている。
(潤滑油圧送機構)
潤滑油圧送機構20は、下側の変速軸5の一端部に固定されたロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22を備えている。該ケーシング22は、ロータ21の径方向の外周面を囲む円筒状内周面23を有する第1のケーシング部材22aと、ロータ21の軸方向の端面を囲む端面24を有する第2のケーシング部材22bとを備えており、第1のケーシング部材22aの上端部には、ロータ21の外周面に対して開口する吐出口25が形成され、該吐出口25は、変速機ケース1の一端壁内に形成された油路27を介して前記上側の変速軸7の潤滑油供給通路15の開放端部に連通している。第2のケーシング部材22bには、ロータ21の軸芯部分に対して軸芯方向に開口する吸い込み口26が形成され、該吸い込み口26の下端は変速機ケース1の底部の潤滑油S内に開口している。
ロータ21は小径の軸部21aを一体に有しており、該軸部21aが下側の変速軸5の軸端部に形成されたロータ取付凹部30に圧入固定されている。ロータ21の径方向の外周面と第1のケーシング部材22aの内周面23との間には、一定の径方向の隙間C1(たとえば0.1〜0.2mmの隙間)が確保され、また、ロータ21の軸芯方向の端面と第2のケーシング部材22bの端面24の間にも一定の軸芯方向の隙間C2(たとえば0.1〜0.2mmの隙間)が形成されている。該隙間C2は、シム等の調節により調節可能である。
図2は下側の変速軸5とロータ21の分解斜視図であり、ロータ21は変速軸5の軸芯O1と同一軸芯に固定され、ロータ21内には1つの液体室33が形成されている。該液体室33は、軸芯方向の一端(左端)が開放され、変速軸5側の他端(右端)が隔壁34により閉塞されており、軸芯部に部分円筒状の吸い込み空間部33aを有し、該吸い込み空間部33aから径方向の外方に向けて概ね扇状に広がっている。液体室33の径方向外方端は、吐出側開口35として径方向外方に開口し、前記吸い込み空間部33aの軸芯方向の一端(左端)は、吸い込み側開口36として軸芯方向に開口し、該吸い込み込側開口36は、図1のようにケーシング22の吸い込み口26に常時連通している。
図3は図1のIII-III断面図であり、液体室33の回転方向Rの後端面38は、液体室33内の潤滑油を上方に撥ね出すための撥ね出し面となっており、該撥ね出し面38は、吐出側開口35の回転方向Rの後端縁から吸い込み空間部33aまで、径方向に平面状に延びている。液体室33の回転方向Rの前端面39は、吐出側開口35の回転方向Rの前端縁から吸い込み空間部33aまで、湾曲状に延びている。
前記吐出側開口35は、ロータ21の回転により吐出口25に対して周期的に連通するが、本実施の形態では、ロータ21の半回転毎に吐出側開口35が開閉するようになっている。すなわち、吐出側開口35の回転方向Rの開口範囲θ1は90°に設定され、これに対応して、ケーシング22の吐出口25の回転方向Rの開口範囲θ2も90°に設定されており、ロータ21が一回転する間に、吐出側開口35は、図3に示す連通開始位置から図9に示す連通終了位置までの180°の回転区間、吐出口25に対して開き、これ以外の区間(残り180°の区間)はケーシング内周面23により閉塞されるようになっている。
(作用及び効果)
(1)エンジン運転中、図1のロータ21は、常時回転する下側の変速軸5と一体に回転する。図9の連通終了位置から図3の連通開始位置までの回転範囲では、吐出側開口35はケーシング22の内周面23によって閉塞されているので、潤滑油は吐出口25へは吐出されない。
(2)図3の連通開始位置から吐出側開口35は吐出口25に対して連通し始め、図4及び図5のように次第に連通面積が増加し、図6のように吐出側開口35の全面が吐出口25に連通した状態になり、さらに回転することにより、図7及び図8のように連通面積が次第に減少し、図9のように吐出側開口35の全面が閉じた状態に戻る。図3の連通開始位置から図9の連通終了位置までの回転範囲において、撥ね出し面38は上方に向いて回転(移動)している状態なので、液体室33の潤滑油は、遠心力及び撥ね出し面38の押圧作用によって、吐出側開口35を経て上方の吐出口25へ撥ね上げられ(圧送され)、図1の油路27を通って上側の変速軸7の潤滑油供給通路15に供給される。そして、各潤滑油供給孔16、17から各ニードル軸受12、13の嵌合部分へ供給され、該嵌合部分を潤滑する。また、図示しないが、シフト機構の潤滑箇所等へ供給することも可能である。
本実施の形態によると、潤滑油Sに浸漬されている変速軸5の軸端部に固定したロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22により潤滑油圧送機構20を構成し、ロータ21に1つの液体室33を形成し、該液体室33に、ロータ21の回転により周期的に開く吐出側開口35を形成すると共に撥ね出し面38を形成しているので、従来のように一般的なオイルポンプを備える構造に比べ、附設機構を設ける必要がなく、低コストで簡素な構造でありながら、一定の揚程Hを有するポンプ機能を発揮させることができる。また、回転体として変速軸5の軸端部に1つのロータ21を固定しているだけであるので、部品点数が少なくて済むと共に組付けが容易であり、また、重量増加を抑制することができる。
(ロータの変形例)
図10は、撥ね出し方式の潤滑油圧送機構20のロータ21の変形例であり、液体室33の撥ね出し面38を、回転方向Rの前方に突出する円弧形に形成している。
[撥ね出し方式の別の実施の形態]
図11は、撥ね出し方式の潤滑油圧送機構20の別の実施の形態であり、前記図1〜図9の実施の形態の構造に加え、上側の変速軸7の潤滑油供給通路15に、補助移送機構として螺旋溝を有するスクリュー体40を設けている。該スクリュー体40は、上側の変速軸7の潤滑油供給通路15の一端部内に圧入され、変速軸7と一体に回転するようになっており、スクリュー体40の回転により、油路27からの潤滑油を、潤滑油供給通路15内へ速やかに送り込む。前記スクリュー体40の螺旋溝の溝深さは、スクリュー体40の軸部分40aの径よりも大きく形成されており、これにより、大きな移送容量を確保している。
なお、図11の実施の形態は、前記スクリュー体40を備えている構造以外は、図1〜図9の実施の形態と同じ構造であり、同じ部品には同じ符号を付している。
[掻き込み方式の実施の形態]
図12〜図17は、本発明に係る掻き込み方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構20として利用した例を示している。前記図1〜図9の撥ね出し方式と比較して、潤滑油圧送機構20の構造及び該潤滑油圧送機構20から上側の変速軸7の潤滑油供給通路15までの潤滑油経路は異なるが、他の構成はほぼ同じであり、同じ名称の部品には同じ符号を付し、共通の構造についての詳しい説明は省略する。
図12は変速機ケース1の縦断面略図を示しており、潤滑油経路として、下側の変速軸5の軸芯部には、ロータ取付凹部30に連通すると共に軸芯方向の他端(右端)まで至る潤滑油供給通路42が形成され、変速機ケース1の他端壁には、下側の変速軸5の潤滑油供給通路42から上側の変速軸7の潤滑油供給通路15に至る油路43が形成されている。下側の変速軸5を支持する一対の軸受6は、いずれもシール付き軸受となっており、上側の変速軸7を支持する一対の軸受8は、少なくとも前記油路43を配置してある側(右側)の軸受8がシール付き軸受となっている。
潤滑油圧送機構20は、下側の変速軸5の一端部に固定されたロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22を備え、該ケーシング22は、ロータ21の径方向の外周面を囲む内周面23を有する第1のハウジン部材22aと、ロータ21の軸方向の端面を囲む端面24を有する第2のケーシング部材22bとを備えている。
ロータ21は、変速軸5のロータ取付凹部30に圧入固定される軸部21aを一体に有しており、該軸部21aの軸芯部には、軸芯方向に貫通する吐出通路47が形成され、該吐出通路47は右端の吐出側開口53を介して前記潤滑油供給通路42の左端吐出口44に常時連通している。
第1のケーシング部材22aの下端部には掻き込み口46が形成され、該掻き込み口46は変速機ケース1の底部の潤滑油S内に開口している。
図13は下側の変速軸5とロータ21の分解斜視図であり、ロータ21は変速軸5の軸芯O1と同一軸芯に固定されており、ロータ21内には1つのうず巻形の液体室50が形成されている。該液体室50の軸芯方向の一端(左端)は開放され、他端(右端)は隔壁51により閉塞されており、径方向の外周端は掻き込み側開口52として径方向の外方に開口している。液体室50の軸芯部分(中央部分)は、前記軸部21aの吐出通路47に連通している。
図14は図12のXIV-XIV断面図であり、液体室50の内面は、軸芯部分から回転方向Rの前方、かつ、径方向の外方へうず巻形に広がる掻き込み面54と、掻き込み側開口52の回転方向Rの前端縁から径方向の内方に湾曲状に延びる前端面55と、該前端面55の径方向の内方端部から回転方向Rの後方へ円弧状に延びる逆流防止面56を備えている。
前記掻き込み側開口52は、ロータ21の回転により掻き込み口46に対して周期的に連通するが、本実施の形態では、ロータ21の概ね半回転毎に掻き込み側開口52が開閉するようになっている。すなわち、前記掻き込み側開口52の回転方向Rの開口範囲θ3は概ね90°に設定され、ケーシング22の掻き込み口46の回転方向Rの開口範囲θ4は80〜90°程度に設定されており、これにより、ロータ21が一回転する間、掻き込み側開口52は、図14に示す連通開始位置から図17に示す連通終了位置までの170°〜180°程度の回転区間は掻き込み口46に対して開き、これ以外の区間はケーシング内周面23により閉塞されるようになっている。
(作用及び効果)
(1)エンジン運転中、図12のロータ21は下側の変速軸5と一体に回転する。前記図17の連通終了位置から図14の連通開始位置までの回転範囲では、掻き込み側開口52はケーシング22の内周面23で閉塞されているので、潤滑油Sは掻き込まれない。
(2)図14の連通開始位置から掻き込み側開口52は掻き込み口46に連通し始め、次第に連通面積が増加し、図15のように掻き込み側開口52のほぼ全面が掻き込み口46に連通する状態を経て、図16のように次第に連通面積が減少し、図17のように掻き込み側開口52の全面が閉じた状態に戻る。図14〜図17までの回転範囲において、掻き込み口46及び液体室50内の潤滑油は、掻き込み面54により液体室50の軸芯部側へ掻き込まれ、図12の吐出通路47、吐出側開口53及び吐出口44を経て、下側の変速軸5の潤滑油供給通路42内へ圧送される。
そして、潤滑油供給通路42から油路43を通って上側の変速軸7の潤滑油供給通路15に供給され、さらに、各潤滑油供給孔16、17から各ニードル軸受12、13の嵌合部分へ供給され、該嵌合部分を潤滑する。
本実施の形態による潤滑油圧送機構は、潤滑油に浸漬されている変速軸5の軸端部に固定したロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22とを備え、前記ロータ21に、1つの液体室50を形成し、該液体室50に、ロータ21の回転により周期的に開く掻き込み側開口52を形成すると共に、液体室内部に潤滑油を掻き込む掻き込み面54を形成しているので、従来のように一般的なオイルポンプを備える構造に比べ、附設機構を設ける必要がなく、低コストで簡素な構造でありながら、一定の揚程Hを有するポンプ機能を発揮させることができる。また、掻き込み方式で潤滑油をケーシング22内に取り入れるので、変速機ケース1内に貯留されている潤滑油の量が少なくなっても、ケーシング22内に潤滑油を掻き込んで吐出側開口53から吐出することが可能であり、低速回転状態でも、充分に揚程Hのポンプ機構を維持することができる。
[掻き込み撥ね出し方式の実施の形態]
図18〜図23は、本発明に係る掻き込み撥ね出し方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構20として利用した例を示している。前記図1〜図9の撥ね出し方式と比較して、潤滑油圧送機構20の構造は異なるが、他の構成は同じであり、同じ名称の部品には同じ符号を付し、詳しい説明は省略する。
変速機ケース1の縦断面略図を示す図18において、下側の変速軸5の一端部に潤滑油圧送機構20が設けられており、該潤滑油圧送機構20は、下側の変速軸5の一端部に固定されたロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22とを備えている。ケーシング22は、ロータ21の径方向の外周面を囲む内周面23を有する第1のケーシング部材22aと、軸芯方向の端面を囲む端面24を有する第2のケーシング部材22bを備えている。前記第1のケーシング部材22aの上端部と下端部に、吐出口25と掻き込み口60が形成され、吐出口25は油路27を介して上側の変速軸7の潤滑油供給通路15に連通し、掻き込み口60は変速機ケース1の底部の潤滑油S内に開口している。
図19は下側の変速軸5とロータ21の分解斜視図であり、ロータ21は下側の変速軸5と同一軸芯O1に固定されている。ロータ21内には1つの液体室61が形成されており、該液体室61は、概ね扇状の吐出側室部分61aと、該吐出側室部分61aから回転方向Rに所定間隔を置いて形成された概ね扇状の吸い込み側室部分61bとを備えており、前記両室部分61a、61bは、軸芯部で互いに連通している。また、液体室61の全体は、軸芯方向の一端(左端)が開放され、他端が隔壁65により閉塞されている。
図20は図18のXX-XX断面図であり、吐出側室部分61aの径方向外方端は、吐出側開口62として径方向外方に向いて開口し、吐出側室部分61aの回転方向Rの後端面63は、吐出側室部分61a内の潤滑油を外部に撥ね出すための撥ね出し面となっており、該撥ね出し面63は、前記吐出側開口62の回転方向Rの後端縁から軸芯部分まで、径方向に平面状に延びている。吐出側室部分61aの回転方向Rの前端面64は、吐出側開口62の回転方向Rの前端縁から軸芯部分まで、湾曲状に延びている。
掻き込み側室部分61bの径方向の外方端は、掻き込み側開口66として径方向の外方に向いて開口している。掻き込み側室部分61bの回転方向の後端面67は、潤滑油を掻き込むための掻き込み面となっており、該掻き込み面67は、前記掻き込み側開口66の回転方向Rの後端縁から内方、かつ、回転方向Rの後方へ湾曲状に延びている。
前記吐出側開口62、掻き込み側開口66、吐出口25及び掻き込み口60の相対的な位置関係並びに回転方向Rの開口範囲は、ロータ21の回転中、吐出側開口62と掻き込み側開口66が、吐出口25と掻き込み口60に対して同時に連通し始めると共に、同時に全開状態となり、更に、同時に閉じるように設定されている。
前記開口62、66等の位置関係及び開口範囲の一具体例を説明すると、図21において、吐出側開口62の回転方向Rの開口範囲θ1は、吐出口25の回転方向Rの開口範囲θ2と同じ大きさに設定され、掻き込み側開口66の回転方向Rの開口範囲θ3は、掻き込み口60の回転方向Rの開口範囲θ4と同じ大きさに設定され、吐出側開口62の回転方向Rの後端縁から掻き込み側開口66の回転方向Rの前端縁までの範囲θ5は、吐出口25の回転方向Rの後端縁から掻き込み口60の回転方向Rの前端縁までの範囲θ6と同じ大きさに設定されている。さらに、本実施の形態では、前記範囲θ1、θ2と、前記範囲θ3、θ4と、前記範囲θ5、θ6は、すべて同じ大きさ60°に設定されている。
(作用及び効果)
(1)エンジン運転中、図18のロータ21は下側の変速軸5と一体に回転する。図23の連通終了位置から図20の連通開始位置までの回転範囲では、少なくとも掻き込み側開口66がケーシング22の内周面23で閉塞されているので、潤滑油は液体室61には掻き込まれない。
(2)図20の連通開始位置から、掻き込み側開口66が掻き込み口60に連通し始めると同時に、吐出側開口62が吐出口25に連通し始め、次第に各連通面積が増加し、図21のように吐出側開口62及び掻き込み側開口66の各全面が吐出口25及び掻き込み口60にそれぞれ連通する状態を経て、図22のように次第に連通面積が減少し、図23のように吐出側開口62及び掻き込み側開口63の全面が閉じた状態に戻る。図20の連通開始位置から図23の連通終了位置までの回転範囲において、掻き込み口60の潤滑油は、掻き込み面67によって掻き込み側室部分61bから撥ね出し室部分61aへ掻き込まれ、遠心力と撥ね出し面63の押圧作用により、撥ね出し室部分61aから吐出側開口62を経て吐出口25へ撥ね上げられ(吐出され)、図18において、油路27を介して上側の変速軸15の潤滑油供給通路15に供給され、さらに、各潤滑油供給油孔16、17から各ニードル軸受12、13の嵌合部分へ供給され、該嵌合部分を潤滑する。
本実施の形態による潤滑油圧送機構は、潤滑油に浸漬されている変速軸5の軸端部に固定したロータ21と、該ロータ21を囲むケーシング22とを備え、前記ロータ21に、1つの液体室61を形成し、該液体室61に、ロータ21の回転により周期的に、かつ、同期に開く掻き込み側開口66と吐出側開口62を形成すると共に、掻き込み面67と撥ね出し面63を形成しているので、請求項1の発明と同様、従来のように一般的なオイルポンプを備える構造に比べ、附設機構を設ける必要がなく、低コストで簡素な構造でありながら、一定の揚程Hを有するポンプ機能を発揮させることができる。また、掻き込み方式で潤滑油Sをケーシング22内に取り入れ、かつ、撥ね出し方式によりケーシング22内の潤滑油を撥ね出すようにしているので、変速ケース1内に貯留されている潤滑油の量が少なくなっても、掻き込み作用と撥ね出し作用の相乗効果により、高い揚程を有するポンプ機能を発揮することができる。
また、回転体として変速軸5の軸端部に1つのロータ21を固定しているだけであるので、部品点数が少なくて済むと共に組付け容易であり、また、重量増加を抑制することができる。
[その他の実施の形態]
(1)前記いずれの実施の形態も、車輌用ギヤ式変速機の潤滑に用いる潤滑油圧送機構として利用した例であるが、工作機械の動力伝達系における冷却油又は潤滑油の圧送用に利用することも可能であり、その他、各種動力伝達系における液体圧送機構として利用することができる。
(2)図24は、本発明が適用可能な四輪駆動走行車用ギヤ変速機の一例を示しており、変速機ケース1内には、上から順に、入力側の第1の変速軸81と、中間の第2の変速軸82と、出力側の第3の変速軸83を、ほぼ同一垂直面内に配置しており、最下段の出力側の第3の変速軸83の後方に、出力軸84を配置している。該出力軸84の両端部にはたとえば後輪が装着され、第3の変速軸83の軸芯方向一端部には、前方に延びる前輪用動力取出軸がベベルギヤ機構を介して連動連結している。そして、変速ケース1内には、前記第3の変速軸83が浸漬できるレベルL1の潤滑油Sが貯留されている。
このようなギヤ式変速機において、前記第3の変速軸83の軸端部に、本願発明に係る潤滑油圧送機構20を設け、第2の変速軸82に潤滑油供給通路15を設ける。前記潤滑油圧送機構20により、変速機ケース1の底部の潤滑油Sを、油路27を介して第2の変速軸82の潤滑油供給通路15に供給し、変速ギヤ10等のニードル軸受12を潤滑する。
本発明に係る撥ね出し方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構として利用した例であって、車輌用変速機ケースの縦断面略図である。 図1の変速軸及びロータの分解斜視図である。 ロータの連通開始位置の状態を示す図1のIII-III断面図である。 ロータの連通範囲の拡大途中の状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの連通範囲の拡大途中の状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの全開状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの連通範囲の減少途中の状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの連通範囲の減少途中の状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの全閉位置の状態を示す図3と同じ断面図である。 ロータの変形例を示す図3と同じ断面図である。 撥ね出し方式の液体圧送機構の別の実施の形態であり、車輌用変速機ケースの縦断面略図である。 本発明に係る掻き込み方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構として利用した例であって、車輌用変速機ケースの縦断面略図である。 図12の変速軸及びロータの分解斜視図である。 ロータの連通開始位置の状態を示す図12のXIV-XIV断面図である。 ロータの全開状態を示す図14と同じ断面図である。 ロータの連通範囲の減少途中の状態を示す図14と同じ断面図である。 ロータの全閉位置の状態を示す図14と同じ断面図である。 本発明に係る掻き込み撥ね出し方式の液体圧送機構を、車輌用ギヤ式変速機の潤滑油圧送機構として利用した例であって、車輌用変速機ケースの縦断面略図である。 図18の変速軸及びロータの分解斜視図である。 ロータの連通開始位置の状態を示す図18のXX-XX断面図である。 ロータの全開状態を示す図20と同じ断面図である。 ロータの連通範囲の減少途中の状態を示す図20と同じ断面図である。 ロータの全閉位置の状態を示す図20と同じ断面図である。 本発明に係る液体圧送機構を適用可能な四輪駆動走行車用ギヤ変速機の縦断面略図である。 従来例の部分断面図である。 従来のオイルポンプの一例を示す断面略図である。
符号の説明
1 変速機ケース
5 変速軸(回転軸の一例)
10、11 変速ギヤ
12、13 ニードル軸受
15 潤滑油供給通路
16、17 潤滑油孔
20 潤滑油圧送機構(液体圧送機構の一例)
21 ロータ
22 ケーシング
23 内周面
24 端面
25 吐出口
26 吸い込み口
33 液体室
35 吐出側開口
36 吸い込み側開口
38 撥ね出し面
42 潤滑油供給通路
44 吐出口
46 掻き込み口
50 液体室
52 掻き込み側開口
53 吐出側開口
54 掻き込み面
60 掻き込み口
61 液体室
62 吐出側開口
63 撥ね出し面
66 掻き込み側開口
67 掻き込み面

Claims (3)

  1. ケース内の液体に浸漬されている回転軸の軸端部にロータを固定すると共に、該ロータの径方向の外周面及び軸芯方向の端面を囲むケーシングを配置し、
    前記ロータの外周面を囲むケーシング内周面に吐出口を形成すると共に、前記ロータの端面を囲むケーシング端面に吸い込み口を形成し、
    前記ロータに1つの液体室を形成し、
    該液体室は、ロータの回転により前記吐出口に周期的に連通する吐出側開口と、前記吸い込み口に常時連通する吸い込み側開口と、ロータの回転により前記液体室内の液体を前記吐出側開口から前記吐出口へ撥ね出す撥ね出し面を有し、
    前記ケーシングの前記吸い込み口及び前記ロータの前記吸い込み側開口は、前記ケース内の液体の液面より下方に位置し、常時前記液体で満たされており、
    前記ロータは、一回転の行程中、前記吐出口に連通する区間と、前記吐出口を閉塞する区間と、が設定されている、ことを特徴とする液体圧送機構。
  2. 前記液体室は、軸芯部に部分円筒状の吸い込み空間部を有すると共に、該吸い込み空間部から径方向の外方に向けて概ね扇状に広がっており、
    前記液体室の径方向外方端に前記吐出側開口が形成され、前記吸い込み空間部の軸芯方向の一端に前記吸い込み側開口が形成され、前記液体室の回転方向の後端面が、前記液体室内の液体を上方に撥ね出す撥ね出し面となっており、前記液体室の回転方向の前端面は、湾曲状に形成されている、請求項1に記載の液体圧送装置。
  3. ケース内の液体に浸漬されている回転軸の軸端部にロータを固定すると共に、該ロータの径方向の外周面及び軸芯方向の端面を囲むケーシングを配置し、
    前記ケーシングに吐出口を形成すると共に吸い込み口を形成し、
    前記ロータに1つの液体室を形成し、
    該液体室は、ロータの回転により前記吐出口及び前記吸い込み口のいずれか一方に周期的に連通する一方の開口と、前記吐出口及び前記吸い込み口のいずれか他方に常時連通する他方側の開口と、前記ロータの回転により前記液体室内の液体を前記吐出側の開口から前記吐出口へ押し出す面を有し、
    前記ケーシングの前記吸い込み口及び前記ロータの前記吸い込み側の開口は、前記ケース内の液体の液面より下方に位置し、常時前記液体で満たされており、
    前記ロータは、一回転の行程中、前記吐出口に連通する区間と、前記吐出口を閉塞する区間と、が設定されていることを特徴とする液体圧送機構。
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