JP4799029B2 - 金属を導入して変性させた少なくとも一の物質を含有する毛髪のパーマネントリシェイプ用組成物 - Google Patents

金属を導入して変性させた少なくとも一の物質を含有する毛髪のパーマネントリシェイプ用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、還元剤と、酸化種の導入により変性された少なくとも一の物質を含有する、毛髪のパーマネントリシェイプ施術の第1工程のための還元化粧品組成物に関する。また、このような変性物質を使用する、毛髪のパーマネントリシェイプ方法に関する。
毛髪にパーマネントリシェイプを施すための最も一般的な技術は、第1工程において、還元剤を含む組成物を使用してケラチンのジスルフィド結合(システイン)を開裂し、好ましくはその毛髪をすすいだ後、第2工程において、ローラー又はその等価物で、予め張力下に配されているか、又はストレートにされている毛髪に、毛髪に所望の形状が付与されるように、固定溶液とも称される酸化組成物を適用して、前記ジスルフィド結合を再形成させることからなる。この方法により、毛髪のウエーブ化、又はカールの伸長、逆毛、又は毛髪のストレート化等が、区別なく可能となる。
毛髪をリシェイプする通常の技術、特に、チオール基含有生成物をベースにした、毛髪にパーマネントリシェイプを施すか又はストレート化するための組成物では、得られる形状に関して良好な結果が得られるが、毛髪に不快な臭気をつけてしまう。
この欠点を補うために、通常の組成物で実施される第1の解決方法は、香料を添加して、悪臭を隠すことからなる。しかし、この解決法では悪臭が除去されないため、満足のいくものではない。
別の解決法も提案されている。例えば米国特許第5184630号には、悪臭を低減させるために、化粧品組成物にゼオライトを添加することが示唆されている。
また、マンガンを使用する酸化又は固定組成物は、悪臭を中和するために伝統的に使用されている過酸化水素用の代わりになることが提案されている。しかし、残念なことに、連続したパーマネントウエーブ/着色施術が交互に続く場合、これらの組成物は色調取込みに乱れを生じせしめる。
よって、2つの連続したウエーブ化/着色施術の間における色調の取り込みに何の乱れを生じせしめることなく、悪臭を極めて効率よく低減させる、毛髪のパーマネントリシェイプ法に使用される新規化粧品組成物が必要とされている。
種々の研究を実施したところ、本出願人は、驚くべきことに、金属の導入により変性させたゼオライトを含有する組成物を使用すると、連続するパーマネントウエーブ/着色工程中の色調取り込みに何ら乱れを生じさせることなく、悪臭が劇的に低減するという結果になり、また同時に、従来の組成物と比較して、いくつかの場合には、毛髪へのダメージを低下させると共に、強いカールを長時間保持できるようになることを見出した。
よって、本発明の目的は、化粧品的に許容可能な媒体に:
(i)次の式:
(H)m'X(R)(I)
[上式中、XはP、S又はSOを表し、m'は0又は1であり、nは1、2又は3であり、Rは、ヒドロキシ部分、ハロゲン部分、アミン部分、又はカルボキシ部分、((C-C30)アルコキシ)カルボニル部分、アミド部分、((C-C30)アルキル)アミノカルボニル部分、(C-C30)アシル)アミノ部分、モノ又はジ((C-C30)アルキル)アミノ部分、モノ又はジヒドロキシ((C-C30)アルキル)アミノ部分から選択される置換基を有していてもよく、ヘテロ原子が挿入されていてもよい、直鎖状、分枝状、飽和又は不飽和の(C-C20)炭化水素基である]
の少なくとも一の還元剤、又は塩基と組合せられたその任意の塩、及び
(i)一又は複数の金属イオンを捕捉可能な3次元の繰り返し格子又は錯体を形成し、塩、酸化物又は配位子との錯体として使用される遷移金属からなる群から選択される少なくとも一の酸化種の導入により変性された少なくとも一の有機、無機又はハイブリッド固形物質、
を含有せしめてなる、毛髪にパーマネントリシェイプを施すのための、非着色の水性還元組成物を提供することにある。
有利には、固形物質はゼオタイプであり、より好ましくは、固形物質はゼオライトである。
ここで使用される場合、「ゼオタイプ」とは、ゼオライトタイプの結晶構造を意味することを意図しており、ここでケイ素、アルミニウム又はリン原子の全て又は一部が、周期表の2〜13族に属する元素から選択される一又は複数の原子、特にホウ素、ガリウム、鉄、クロム、ゲルマニウム、チタン、バナジウム、マンガン、コバルト、亜鉛、ベリリウム、銅、ニッケル、コバルト、モリブデン、ルテニウム、レニウム、パラジウム及び銀原子からなる群から選択される原子により置き換えられている。
与えられたゼオタイプは、多数の置換元素を有していてもよい。
変性ゼオライトは、好ましくは次の一般式:
XM'2/nO.Al.YSiO.ZHO (II)
[上式中、M'は置き換え可能なイオン、好ましくは一価又は二価の金属イオンであり、nはM'イオンの原子価であり、Xは金属酸化物であり、Yはシリカ分子の数を表し、Zは結晶化水分子の数を表す]
を有する天然又は合成のゼオライトである。
M'は、好ましくはNa、K、Ca、Mg又はBaを表す。
変性ゼオライトは、好ましくはA、K、L、P-L、O、T、X、Y及びΩ-タイプのゼオライト類、エリオナイト、菱沸石、クライノプティロライト(crynoptyrolite)、方沸石、モルデン沸石、方ソーダ石、シリカを高含有量で含むゼオライト類から選択される。
変性ゼオライトは、好ましくは合成ゼオライトである。
上述したような変性した物質、特にゼオライト類は、還元組成物の全重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲の量で好ましくは存在する。
ゼオライトは、次の式:
M(S) (II)
[上式中、Mは、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd及びAgからなる群から選択される金属であり;Sは硫酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、塩化物、臭化物及び硝酸塩イオンから選択される無機アニオン;又は乳酸塩、クエン酸塩、酢酸塩イオンから選択される有機アニオンであり、nは1〜8である]
の塩として金属を導入することにより変性される。
また、ゼオライトは、次の式:
'(O) (III)
[上式中、Mは、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd及びAgからなる群から選択される金属であり;n'は1〜5であり、Oは酸素原子を表し、nは1〜8である]
の酸化物として金属を導入することにより変性される。
ゼオライトは配位子との錯体として金属を導入することにより変性されてもよく、該錯体は次の式:
M(L) (IV)
[上式中、Mは、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd及びAgからなる群から選択される金属であり;Lは、カルボキシラート基、第1級、第2級及び第3級アミン類、ヒドロキシル基を有する環状又は非環状で、飽和又は不飽和の化合物から選択される有機配位子、又はNH、NOから選択される無機配位子であり、nは1〜10である]
で表されるものである。
Lは、好ましくはピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、2,2'-ビスピリジルアミン、トリス-(2-ピリジルメチル)アミン、1,4,7-トリアザクリクロノナン(clyclononane)、1,4,7-トリメチル-1,4,7-トリアザクリクロノナン、1,5,9-トリメチル-1,5,9-トリアザシクロドデカン、((ビス-(1-メチルイミダゾール-2-イル)-メチル))-(2-ピリジルメチル)-アミン、N,N'-((ビス-(1-メチルイミダゾール-2-イル)-メチル))-エチレンジアミン、N-ビス-(2-ベンゾイミダゾリルメチル)-アミノエタノール、2,6-ビス-(ビス-(2-ベンゾイミダゾリルメチル)アミノメチル)-4-メチルフェノール、N,N,N',N'-テトラキス-(2-ベンゾイミダゾリルメチル)-2-ヒドロキシ-1,3-ジアミノプロパン、2,6-ビス(ビス-(2-ピリジルメチル)アミノメチル)-4-メチルフェノール、1,3-ビス(ビス-(2-ベンゾイミダゾリルメチル)アミノメチル)-ベンゾール、ソルビトール、マンニトール、エリトリトール、アドニトール、イノシトール、ラクトース、及び場合によってはそれらの塩から選択される有機配位子である。
有機配位子は、好ましくは1,4,8,11-テトラアザシクロテトラデカン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ-7-セン、エチレンジアミン、ニトリロトリ酢酸、トリス(アミノエチル)アミン、トリス(アミノメチル)メタン、1,3,5-トリアミノシクロヘキサン、2,6-ジカルボキシルピリジン、ピリジン-2,6-ジカルボン酸、2,2',6',2''-テルピリジン、1,10-フェナントロリン、トリス(2-ピリジルメチル)アミン、トリス(2-ピリジルエチル)アミン、及びN-カルボキシメチル-N-(2-ピリジルメチル)グリシンからなる群から選択される。
本発明の還元組成物は、一又は複数の他の公知の式(I)の還元剤、例えばチオグリコール酸、又はチオ乳酸、及びそれらのエステル及びアミド誘導体、特にグリセロールモノチオグリコラート、システアミン及びその(C-C)アシル化誘導体、例えばN-アセチル-システアミン又はN-プロピオニル-システアミン、システイン、N-アセチル-システイン、チオリンゴ酸、パンテテイン、2,3-ジメルカプトコハク酸、N-(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキルアミド類、例えば欧州特許出願公開第354835号に記載されているもの、N-モノ-又はN,N-ジアルキルメルカプト-4-ブチルアミド類、例えば欧州特許出願公開第368763号に記載されているもの、アミノメルカプトアルキルアミド類、例えば欧州特許出願公開第432000号に記載されているもの、N-(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸及びN-(メルカプトアルキル)スクシンイミド誘導体、例えば欧州特許出願公開第465342号に記載されているもの、アルキルアミノメルカプトアルキルアミド類、例えば欧州特許出願公開第514282号に記載されているもの、仏国特許出願公開第2679448号に記載されているような、(2-ヒドロキシ-1-メチル)エチルチオグリコラートと2-ヒドロキシプロピルチオグリコラートの共沸混合物、メルカプトアルキルアミノアミド類、例えば仏国特許出願公開第2692481号に記載されているもの、欧州特許出願公開第653202号に記載されているN-メルカプトアルキルアルカンジアミド類、並びにホルムアミジンスルフィン酸誘導体を含有している。適切ならば、これらの化合物は塩として使用されてよい。
本発明において使用される場合、「非着色」なる表現は、すすぎ及び染色工程の後に、1回の適用で可視的色調を毛髪に付与することができる酸化染料も直接染料も含有しない組成物を定義することを意図している。換言すれば、処理された繊維と、処理されていない繊維の間の色差△Eが、△E=(△L*2+△a*2+△b*2)1/2を用いたL*a*b*系において、5以下である。
好ましい実施態様では、本発明の還元組成物は、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性の少なくとも一の界面活性剤をさらに含有している。それらの可能な例は、アルキルスルファート類、アルキルベンゼンスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルスルホナート類、第4級アンモニウム塩、アルキルベタイン類、オキシエチレンアルキルフェノール類、脂肪酸アルカノールアミド類、オキシエチレン脂肪酸エステル及び他の非イオン性ヒドロキシプロピルエーテル界面活性剤である。
本発明の還元組成物が一又は複数の界面活性剤を含有する場合、それは、一般的に還元組成物の全重量に対して、最大30重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
毛髪の美容特性を改善する、又は毛髪のダメージを低減又は防止するために、還元組成物はカチオン性、アニオン性、非イオン性又は両性のトリートメント剤をさらに含有してよい。
特に好ましいトリートメント剤としては、特に仏国特許第2598613号及び仏国特許第2470596号に記載されているものである。またトリートメント剤としては、揮発性又は非揮発性で直鎖状又は環状のシリコーン類及びそれらの混合物、ポリジメチルシロキサン類、第4級化ポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願第2535730号に記載されているもの、アルコキシカルボニルアルキル部分で変性したアミノアルキル部分を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第4749732号に記載されているもの、ポリオルガノシロキサン類、例えばポリジメチルシロキサン-ポリオキシアルキルコポリマー、すなわちジメチコーンコポリオール、ステアロキシ末端基を有するポリジメチルシロキサン(ステアロキシ-ジメチコーン)、ポリジメチルシロキサンとジアルキルアンモニウムアセタートのコポリマー又はポリジメチルシロキサンとポリアルキルベタインのコポリマーで仏国特許第2197352号に記載されているもの、メルカプト又はメルカプトアルキル基で変性されたオルガノ-ポリシロキサン類、例えば仏国特許第1530369号及び欧州特許出願第295780号に記載されているもの、及びシラン類、例えばステアロキシトリメチルシランを使用してもよい。
また本発明の還元組成物は、一又は複数の他のトリートメント成分、例えばカチオン性ポリマー、例えば仏国特許第79.32078号(仏国特許第2472382号)及び同80.26421号(仏国特許第2495931号)の組成物に使用されているもの、特にイオネン(ionene)型のカチオン性ポリマー、又はシクロポリマー、塩基性アミノ酸、例えばリジン又はアルギニン、酸性アミノ酸、例えばグルタミン酸又はアスパラギン酸、ペプチド類及びそれらの誘導体、タンパク質加水分解物、ロウをさらに含有していてよい。
さらに本発明の還元組成物は、膨張剤及び浸透剤、又は還元剤の効果を増加可能な薬剤、例えばSiO/PDMS混合物(ポリジメチルシロキサン)、ジメチルイソソルビトール、尿素及びその誘導体、ピロリドン、N-アルキル-ピロリドン類、チアモルホリノン、アルキレングリコールもしくはジアルキレングリコールのアルキルエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレングリコールモノエチルエーテル、C-Cアルカンジオール類、例えば1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール及び1,2-ブタンジオール、2-イミダゾリジノン及び他の化合物、例えば脂肪アルコール類、ラノリン誘導体、活性成分、例えばパントテン酸(panthothenic acid)、抜毛に抗するための薬剤、抗フケ剤、増粘剤、縣濁剤、金属イオン封鎖剤、乳白剤、染料、サンスクリーン剤、並びに香料及び防腐剤を含有していてもよい。
またさらに本発明の還元組成物は、溶媒、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、又はグリセロールを、組成物の全重量に対して最大20%の濃度で含有していてもよい。
本発明の組成物は、特に水、又は水と一又は複数のC-C低級アルコール類、好ましくはエタノール、イソプロパノール又はt-ブタノールとからなる組合せを含有してよい。
また本発明の還元組成物は、好ましくは実質的に水性形態、すなわち増粘したもしくは増粘していないローション、増粘したもしくは増粘していないクリーム又はゲルである。
組成物が毛髪のカールを伸ばす、又はストレート化プロセスに使用される場合、毛髪を可能な限りストレートに保持するために、還元組成物は好ましくは増粘したクリームである。これらのクリームは、例えばステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリコール、自己乳化性ロウ又は脂肪アルコールをベースにしたエマルション等の「重(heavy)」エマルションの形態に作製される。
さらに、時間の間、滑らかな状態に毛髪を「くっつけ(stick)」、固定する、カルボキシビニルポリマー又はコポリマー等の、ある種の増粘剤を含有する液体又はゲルを使用してもよい。
また本発明の還元組成物は、発熱型、すなわち毛髪に適用した際に、パーマネントウエーブ又はカールの伸長の第1工程を受けている使用者が好ましいと感じる程度に暖かくなる組成物であってよい。
金属又は金属塩の導入により変性ゼオライト類は、一般的に、以下に記載する手順に従い調製される。
本発明の変性ゼオライトは、金属イオンを含有する水溶液と該ゼオライトとを接触させることにより調製される。この接触により、水溶液のイオンとゼオライトの交換可能なイオンとの置き換えが生じる。この接触工程は、10〜70℃、好ましくは40℃〜60℃の範囲の温度で、10〜24時間実施され得る。水溶液のpHは5〜7に調節される。この調節により、ゼオライト表面における金属酸化物の沈殿が防止される。水溶液における金属イオンは、好ましくは金属塩として導入される。例えば、使用される銀イオンは、硝酸銀、硫酸銀、又は酢酸銀の形態であってよい。
ゼオライトの金属含有量は、水溶液の金属濃度を変えることにより、当業者により容易に調節することができる。
本発明での実施に適した変性ゼオライトは、例えばゼオストップ(ZEOSTOP)Xの商品名で、ATO-CECA-DAFAから市販されているゼオライトである。
本発明の他の目的は、少なくとも一の還元剤と、少なくとも一のゼオタイプ等の有機固形物質を含有する、水性の非還元組成物を提供することにある。
固形物質は、好ましくは3次元格子における不可欠の部分である、酸化種を含むゼオタイプである。酸化種は、特にTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd及びAgからなる群から選択される金属であってよい。
金属は、配位子との錯体であってよく、該錯体は次の式:
M(L) (IV)
[上式中、Mは、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、Ru、Rh、Pd及びAgからなる群から選択される金属であり;Lは、カルボキシラート基、第1級、第2級及び第3級アミン類、ヒドロキシル基を有する環状又は非環状で、飽和又は不飽和の化合物から選択される有機配位子、又はNH、NOから選択される無機配位子であり、nは1〜10である]
で表されるものである。
有機配位子は、好ましくは1,4,8,11-テトラアザシクロテトラデカン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ-7-セン、エチレンジアミン、ニトリロトリ酢酸、トリス(アミノエチル)アミン、トリス(アミノメチル)メタン、1,3,5-トリアミノシクロヘキサン、2,6-ジカルボキシルピリジン、ピリジン-2,6-ジカルボン酸、2,2',6',2''-テルピリジン、1,10-フェナントロリン、トリス(2-ピリジルメチル)アミン、トリス(2-ピリジルエチル)アミン、及びN-カルボキシメチル-N-(2-ピリジルメチル)グリシンから選択される。
本発明の実施に適した、チタン及び鉄をベースにしたゼオタイプを調製する方法は、それぞれ米国特許出願第4480135号及び同5110995号に記載されている。
特に米国特許出願第4480135号には、酸化ケイ素、酸化チタン、場合によってはアルカリ性の酸化物、窒素有機塩基及び水を含有する反応混合物からチタンシリカライト(titanium silicalite)(TS-1)を調節する方法が記載されている。
酸化ケイ素は、テトラアルキルオルトシリカート、コロイド状のシリカート、又はアルカリ金属、例えばNa又はKのシリカートから誘導され得る。
酸化チタンは、例えばTiCl又はTiOCl Ti(アルコキシ)、好ましくはTi(OC)等の加水分解可能な化合物から得られる。有機塩基はテトラアルキルアンモニウム水酸化物、特にテトラプロピルアンモニウム水酸化物であってよい。
反応混合物をオートクレーブにおいて、130℃〜200℃の範囲の温度で自重下、6〜30日間、TS-1前駆物質の結晶が成長するまで、熱水処理にかける。結晶を保存溶液から分離し、注意深くすすいで乾燥させる。無水の状態で、結晶の組成は以下のようなものである:
xTiO(1-x)SiO.0.04(RN+)
[上式中、xは0.0001〜0.04である]
窒素有機塩基を完全に除去するため、前駆物質の結晶を、1〜72時間、550℃の温度で、空気中で加熱する。結果得られるチタンシリカライトの組成は以下のようなものである:
xTiO(1-x)SiO
米国特許出願第5110995号には、シリカの供給源、鉄の供給源、必要ならばEln+の供給源(ここでElは元素の周期表の2、3、4又は5周期に属する元素である)、塩基、有機界面活性剤、場合によっては種結晶を含有する混合物からの、鉄をベースとするゼオタイプの調製について記載されている。
反応混合物を80℃〜200℃の範囲の温度で、1〜30日間、オートクレーブにおいて熱水処理にかける。結晶化が完了すると直ぐに、結晶を濾過し、蒸留水で洗浄して、ついで乾燥させる。最後に、有機含有物を除去するために、生成物を520℃〜550℃の範囲の温度で焼成させる。必要であるならば、NHOH+NHCl溶液又は無機酸から作製される溶液を用いて脱カチオン化するのが効果的である。必要であるならば、イオン交換法又は含浸により、元素をFe-Siマトリックスに導入してもよい。
また本発明の目的は、少なくとも一の還元剤と変性した物質を含有する還元組成物を使用する、毛髪のパーマネントリシェイプ方法を提供することにある。
本発明の毛髪を永続的に再形成する方法は:
− 本発明の還元組成物を毛髪に適用し、ケラチンのジスルフィド結合を還元させる適用工程;
− 毛髪に酸化組成物を適用するか、又は毛髪を大気中の酸素と接触させることにより、前記ジスルフィド結合を再び形成させる酸化-固定工程;
を含む。
変性した物質は、好ましくは、それの使用準備が整っている場合に、還元組成物に導入される。
また変性した物質は、還元組成物を適用する前に、毛髪に適用される。それで、本発明は:
− 配位子との錯体、酸化物、塩として使用される遷移金属からなる群から選択される、少なくとも一の酸化種の導入により変性されており、また一又は複数の金属イオン又は錯体を捕捉可能な3次元の繰り返し格子を形成する、少なくとも一の有機、無機又はハイブリッド固形物質を化粧品的に許容可能な媒体に含有せしめてなる水性組成物を、毛髪に適用する適用工程;
− 次の式:
(H)m'X(R)(I)
[上式中、XはP、S又はSOを表し、m'は0又は1であり、nは1、2又は3であり、Rは、ヒドロキシ部分、ハロゲン部分、アミン部分、又はカルボキシ部分、((C-C30)アルコキシ)カルボニル部分、アミド部分、((C-C30)アルキル)アミノカルボニル部分、(C-C30)アシル)アミノ部分、モノ又はジ((C-C30)アルキル)アミノ部分、モノ又はジヒドロキシ((C-C30)アルキル)アミノ部分から選択される置換基を有していてもよく、ヘテロ原子が挿入されていてもよい、直鎖状、分枝状、飽和又は不飽和の(C-C20)炭化水素基である]
の少なくとも一の還元剤、又は塩基と組合せられたその任意の塩を化粧品的に許容可能な媒体に含有させ、ケラチンのジスルフィド結合を還元させる、水性還元組成物を毛髪に適用する適用工程;
− 毛髪に酸化組成物を適用するか、又は毛髪を大気中の酸素と接触させることにより、再度、前記ジスルフィド結合を形成させる酸化-固定工程;
を含む、毛髪のパーマネントリシェイプ方法に関する。
毛髪は当業者によく知られている機械的手段を使用して、所定の形状にセットされる。
パーマネントウエーブするために、好ましくはローラーが使用され、毛髪をセットするための手段の前後に還元組成物を適用し、還元組成物の後に、中間の又は連続したすすぎ工程を行うか又は行わないで、もしくは中間組成物を適用するか又はしないで、酸化-固定組成物を適用する。
本発明の還元組成物を、好ましくは2〜30mmの直径を有するローラーが予め巻かれた湿った毛髪に適用する。また該組成物を、毛髪を巻き付けプロセスの進行中に適用してもよい。続いて還元組成物を、一般的に5〜60分、好ましくは15〜45分の時間、作用させて放置し、ついで毛髪を十分にすすぐ。ついで、ケラチンのジスルフィド結合を再形成可能な酸化組成物を2〜10分の適用時間、巻かれた毛髪に適用する。ローラーを取り除いた後、毛髪を十分にすすぐ。
還元組成物を適用してすぐ、毛髪を、前記適用時間の全て又は一部の間、30〜60℃の温度で加熱することによる温水処理にかけてもよい。実際には、この工程は、ヘルメット式のヘアドライヤー、ヘアドライヤー、赤外線ドライヤー、及び他の通常の加熱装置を使用して実施されてもよい。
また、加熱手段及び毛髪のセット手段の双方に、60〜250℃、好ましくは120〜220℃の温度で加熱用アイロンを使用してよく、該加熱用アイロンは、還元組成物の適用工程と固定工程の間で使用される。
毛髪のカールの伸長又はストレート化を実施するために、本発明の還元組成物を毛髪に適用し、ついで、目の粗い櫛、櫛の背部、又は手の甲を用いて、スムージング工程を行うことにより、新たな形状に固定されるよう、毛髪を機械的再成形にかける。一般的に5〜60分、好ましくは15〜45分の作用時間の後、再度、毛髪をスムージングし、ついで、注意深くすすぎ、先に記載したようにして酸化組成物を適用し、毛髪を十分にすすぐ前に、約2〜10分放置する。
酸化組成物は、毛髪の永続的な再成形に伝統的に使用されている任意の酸化組成物であってよく、過酸化水素、アルカリ性の臭素酸塩、過酸塩、ポリチオナート、及びアルカリ性の臭素酸塩と過酸塩の混合物から好ましくは選択される酸化剤を含有する。過酸化水素の濃度は1〜20容量、好ましくは1〜10容量で、またアルカリ性の臭素酸塩の濃度は、酸化組成物の全重量に対して2〜12重量%、過酸塩は0.1〜15重量%の範囲であってよい。
酸化組成物のpHは、一般的に2〜10である。
先に説明したように、酸化組成物は、即座に、又は遅らせて適用されてもよい。
本発明の方法の特定の実施態様において、毛髪のスムージングは、60〜250℃、好ましくは120〜220℃の温度で、加熱用アイロンを用い、一部又は全てでなされてもよい。
また本発明の他の目的は、第1の区画部に、還元組成物として、上述した一又は複数の式(I)及び/又は(II)の化合物及び/又は一又は複数のそれらの有機及び無機塩を含有する本発明の還元組成物を収容し、第2の区画部に酸化組成物を収容している、特に毛髪にパーマネントリシェイプを施すための調製キットを提供することにある。
一般的に、酸化組成物は、過酸化水素、アルカリ性臭素酸塩、過酸塩、ポリチオナート、及びアルカリ性臭素酸塩と過酸塩の混合物からなる群から選択される、少なくとも一の酸化剤を含有する。
また本発明は、配位子との錯体、酸化物、塩として使用される、遷移金属からなる群から選択される、少なくとも一の酸化種の導入により変性されており、また一又は複数の金属イオン又は錯体を捕捉可能な3次元の繰り返し格子を形成する、有機、無機又はハイブリッド固形物質の、毛髪のパーマネントリシェイプ方法に固有の悪臭の問題を低減するための使用に関する。
本発明は、本発明の組成物の好ましい実施態様を表す以下の非限定的具体例を参照にすることにより、より理解されるであろう。
実施例1:組成物の実施例
「コントロール」として、本発明の毛髪にパーマネントリシェイプを施すための還元組成物は、次の化合物を一緒に混合することにより調製される:
A1:
− チオグリコール酸: 9g
− 20%のアンモニア: pH9にする量
− 脱塩水 全体を100gにする量
本発明の毛髪にパーマネントリシェイプを施すための還元組成物は、次の化合物を一緒に混合することにより調製される:
A2:
− チオグリコール酸: 9g
− ゼオストップX(1): 5g
− 20%のアンモニア: pH9にする量
− 脱塩水 全体を100gにする量
(1)Cu、ZN及びAgを含有し、CECAから市販されているゼオストップXゼオライト
最後に、次の酸化組成物を調製する:

− 過酸化水素 8容量
− クエン酸 pH3にする量
− 脱塩水 全体を100gにする量
洗浄後、湿った毛髪をローラーにセットして巻き上げる。還元組成物A1又はA2を毛髪に適用し、プラスチックフィルム下、周囲温度で約15分間放置する。プラスチックフィルムを取り除き、臭気を評価する。ついで、組成物を水ですすぎ、固定組成物Bを適用し、周囲温度で5分間放置しておく。
組成物をすすぎ、ローラーを取り除き、毛髪のカール度合いを評価する。
組成物A1、ついで組成物Bで処理された毛髪は、組成物A2、ついで組成物Bで処理された毛髪よりも悪臭が強いが、カール度合いの結果は同程度であることが示された。

Claims (30)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体に:
    (i)次の式:
    (H)m'X(R)(I)
    [上式中、XはS又はSOを表し、Hは水素原子であり、m'は0又は1であり、nは1、2又は3であり、Rは、ヒドロキシ部分、ハロゲン部分、アミン部分、又はカルボキシ部分、((C-C30)アルコキシ)カルボニル部分、アミド部分、((C-C30)アルキル)アミノカルボニル部分、(C-C30)アシル)アミノ部分、モノ又はジ((C-C30)アルキル)アミノ部分、モノ又はジヒドロキシ((C-C30)アルキル)アミノ部分から選択される置換基を有していてもよく、ヘテロ原子が挿入されていてもよい、直鎖状、分枝状、飽和又は不飽和の(C-C20)炭化水素基である]
    の少なくとも一の還元剤、又は塩基と組合せられたその任意の塩と、
    (ii)酸化種としての遷移金属であるCu、Ag及びZnにより変性された少なくとも一のゼオライト、
    を含有せしめてなる、毛髪にパーマネントリシェイプを施すための、非着色性水性還元組成物。
  2. ゼオライトが合成ゼオライトであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. ゼオライトが、一般式:
    XM'2/nO.Al.YSiO.ZHO (II)
    [上式中、M'は置き換え可能なイオン、nはM'イオンの原子価、Xは金属酸化物であり、Yはシリカ分子の数を表し、Zは結晶化水分子の数を表す]
    を有する合成ゼオライトであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. M'が一価又は二価の金属イオンであることを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. ゼオライトが、A、K、L、P-L、O、T、X、Y及びΩ-タイプのゼオライト類、エリオナイト、菱沸石、クライノプティロライト、方沸石、モルデン沸石、方ソーダ石、シリカを高含有量で含むゼオライト類から選択されることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. M'がNa、K、Ca、Mg又はBaを表すことを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. ゼオライトが、次の式:
    M(S) (II)
    [上式中、Mは、Cu、Zn及びAgからなる群から選択される金属であり;Sは硫酸塩、スルホン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、塩化物、臭化物及び硝酸塩イオンから選択される無機アニオン;又は乳酸塩、クエン酸塩及び酢酸塩イオンから選択される有機アニオンであり、nは1〜8である]
    の塩として金属を導入することにより変性されていることを特徴とする、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. ゼオライトが、次の式:
    '(O) (III)
    [上式中、Mは、Cu、Zn及びAgからなる群から選択される金属であり;n'は1〜5であり、Oは酸素原子を表し、nは1〜8である]
    の酸化物として金属を導入することにより変性されていることを特徴とする、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  9. ゼオライトが、配位子との錯体として金属を導入することにより変性され、該錯体が次の式:
    M(L) (IV)
    [上式中、Mは、Cu、Zn及びAgからなる群から選択される金属であり;Lは、カルボキシラート基、第1級、第2級及び第3級アミン、ヒドロキシル基を有する環状又は非環状で、飽和又は不飽和の化合物から選択される有機配位子、又はNH、NOから選択される無機配位子であり、nは1〜10である]
    で表されることを特徴とする、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 有機配位子が、1,4,8,11-テトラアザシクロテトラデカン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ-7-セン、エチレンジアミン、ニトリロトリ酢酸、トリス(アミノエチル)アミン、トリス(アミノメチル)メタン、1,3,5-トリアミノシクロヘキサン、2,6-ジカルボキシルピリジン、ピリジン-2,6-ジカルボン酸、2,2',6',2''-テルピリジン、1,10-フェナントロリン、トリス(2-ピリジルメチル)アミン、トリス(2-ピリジルエチル)アミン、及びN-カルボキシメチル-N-(2-ピリジルメチル)グリシンからなる群から選択されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
  11. 変性ゼオライトが、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%の範囲の量で存在していることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 変性ゼオライトが、組成物の全重量に対して1〜5重量%の範囲の量で存在していることを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
  13. 還元剤が、チオグリコール酸、チオ乳酸、グリセロールモノチオグリコラート、システアミン、N-アセチル-システアミン、N-プロピオニル-システアミン、システイン、N-アセチル-システイン、チオリンゴ酸、パンテテイン、2,3-ジメルカプトコハク酸、N-(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキルアミド類、N-モノ-又はN,N-ジアルキルメルカプト-4-ブチルアミド類、アミノメルカプト-アルキルアミド類、N-(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸誘導体、及びN-(メルカプトアルキル)スクシンイミド誘導体、アルキルアミノメルカプトアルキルアミド類、(2-ヒドロキシ-1-メチル)エチルチオグリコラートと2-ヒドロキシプロピルチオグリコナートの共沸混合物、メルカプトアルキルアミノアミド類、N-メルカプト-アルキルアルカンジアミド類、並びにホルムアミジンスルフィン酸誘導体、及びそれらの塩からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. アルキルスルファート類、アルキルベンゼンスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルスルホナート類、第4級アンモニウム塩、アルキルベタイン類、オキシエチレンアルキルフェノール類、脂肪酸アルカノールアミド類、オキシエチレン脂肪酸エステル及びヒドロキシプロピルエーテルからなる群から選択される、少なくとも一の界面活性剤を含有していることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 界面活性剤が、組成物の全重量に対して、最大30重量%であることを特徴とする、請求項14に記載の組成物。
  16. 界面活性剤が、組成物の全重量に対して、0.5〜10重量%であることを特徴とする、請求項15に記載の組成物。
  17. 水、又は水と一又は複数のC-C低級アルコール類との混合物を含有していることを特徴とする、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. -C低級アルコール類がエタノール、イソプロパノール又はt-ブタノールから選択されることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
  19. 実質的に水性形態、であることを特徴とする、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 実質的に増粘したもしくは増粘していないローション、増粘したもしくは増粘していないクリーム、又はゲルであることを特徴とする、請求項19に記載の組成物。
  21. − 請求項1ないし18のいずれか1項に記載の還元組成物を毛髪に適用し、ケラチンのジスルフィド結合を還元する適用工程;
    − 毛髪に酸化組成物を適用するか、又は毛髪を大気中の酸素と接触させることにより、前記ジスルフィド結合を再び形成させる酸化-固定工程;
    を含む、毛髪のパーマネントリシェイプ方法。
  22. 還元組成物中に、それが使用される際に変性ゼオライトを導入することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. − 酸化種として遷移金属であるCu、Ag及びZnにより変性された少なくとも一のゼオライトを化粧品的に許容可能な媒体に含有せしめてなる水性組成物を毛髪に適用する適用工程;
    − 次の式:
    (H)m'X(R)(I)
    [上式中、XS又はSOを表し、Hは水素原子であり、m'は0又は1であり、nは1、2又は3であり、Rは、ヒドロキシ部分、ハロゲン部分、アミン部分、又はカルボキシ部分、((C-C30)アルコキシ)カルボニル部分、アミド部分、((C-C30)アルキル)アミノカルボニル部分、(C-C30)アシル)アミノ部分、モノ又はジ((C-C30)アルキル)アミノ部分、モノ又はジヒドロキシ((C-C30)アルキル)アミノ部分から選択される置換基を有していてもよく、ヘテロ原子が挿入されていてもよい、直鎖状、分枝状、飽和又は不飽和の(C-C20)炭化水素基である]
    の少なくとも一の還元剤、又は塩基と組合せられたその任意の塩を化粧品的に許容可能な媒体に含有させた水性還元組成物を、ケラチンのジスルフィド結合を還元させるために毛髪に適用する適用工程;
    − 毛髪に酸化組成物を適用するか、又は毛髪を大気中の酸素と接触させることにより、前記ジスルフィド結合を再び形成させる酸化-固定工程;
    を含む、毛髪のパーマネントリシェイプ方法。
  24. 還元組成物を、5〜60分、放置しておくことを特徴とする、請求項21ないし23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 還元組成物を、15〜45分、放置しておくことを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 酸化組成物が、過酸化水素、アルカリ性臭素酸塩、過酸塩、ポリチオナート類、及びアルカリ性臭素酸塩と過酸塩の混合物からなる群から選択される、少なくとも一の酸化剤を含有していることを特徴とする、請求項21ないし25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 還元組成物を毛髪に適用する適用工程と固定工程との間に、60〜250℃の温度で加熱用アイロンを用いる毛髪加熱工程を含むことを特徴とする、請求項21ないし26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 還元組成物を毛髪に適用する適用工程と固定工程との間に、120〜220℃の温度で加熱用アイロンを用いる毛髪加熱工程を含むことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  29. 第1の区画部に請求項1ないし20のいずれか1項に記載の還元組成物を収容し、第2の区画部に酸化組成物を収容している、毛髪にパーマネントリシェイプを施すためのキット。
  30. 請求項1ないし20のいずれか1項に記載の還元組成物における、塩、酸化物又は配位子との錯体として使用される酸化種としての遷移金属であるCu、Ag及びZnの導入により変性された少なくとも一のゼオライトの、毛髪のパーマネントリシェイプ方法に固有の悪臭の問題を低減するための使用。
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