JP4798733B2 - メダル貸出機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有するスロットマシン等の遊技機に対応して設けられ、該メダルの貸出を行うメダル貸出機に関し、さらに詳しくは、該貸出により払い出されたメダルを投入口まで誘導する誘導路を備えるメダル貸出機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、メダルを遊技媒体とするスロットマシン等の遊技機が設置された設置島においては、メダルの貸出を行うメダル貸出機も設置されているのが一般的である。このメダル貸出機は、スロットマシンに対応するように、例えば二台のスロットマシンの間に、又は一台のスロットマシンの隣に設置されているのが一般的である。
【0003】
かかるメダル貸出機及びスロットマシンにおいては、遊技者の手によってメダル貸出機に紙幣が挿入されると、所定枚数のメダルがメダル貸出機の受け皿に払い出され、そのメダルが遊技者の手によって一旦スロットマシンの受け皿に移載され、そのメダルが遊技者の手によって所定枚数だけ摘まれて投入口から投入されることにより、スロットマシンによる遊技が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記メダル貸出機及びスロットマシンにおいては、遊技者が手によって、メダル貸出機の受け皿にあるメダルを一旦スロットマシンの受け皿に移載し、そのメダルを所定枚数だけ摘んで投入口から投入する必要があるため、以下のような問題点があった。
【0005】
第一に、メダルの投入が煩わしいため、遊技に集中することができない。第二に、メダルの投入に時間がかかるため、スピーディに遊技を行うことができず、遊技回数を増やすことができないため、遊技者及び遊技場の双方にとって効率が悪い。第三に、メダルの投入を遊技者の手によって行う必要があるため、メダルの汚れが遊技者の手に付着する。
【0006】
一方、前記スロットマシンにおいては、投入口の位置がそれぞれのメーカーによって異なっている場合がある。
【0007】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、貸出により払い出されるメダルを、遊技者の手によらないでスロットマシン等の遊技機の投入口に投入することができ、しかも投入口の位置がそれぞれのメーカーによって異なるような遊技機にも対応することができるメダル貸出機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0009】
まず請求項1に係る発明は、遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体を受け付け、該受け付けた有価価値媒体から特定される有価価値の大きさの範囲内の所定の有価価値の大きさに基づき前記メダルを払い出すメダル貸出機であって、該払い出されたメダルを前記投入口まで誘導する密閉された誘導路を備え、該誘導路は、上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であり、当該誘導路内を誘導されて前記先端部から放出されるメダルが前記投入部に投入される閉鎖状態と、当該誘導路が前記投入口に装着された状態で前記先端部から遊技者がメダルを投入可能な開口状態とに変化可能に構成されることを特徴とするメダル貸出機である。
【0010】
また請求項2に係る発明は、遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体を受け付け、該受け付けた有価価値媒体から特定される有価価値の大きさの範囲内の所定の有価価値の大きさに基づき前記メダルを払い出すメダル貸出機であって、該払い出されたメダルを前記投入口まで誘導する誘導路を備え、該誘導路は、上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であり、当該誘導路が前記投入口に装着された状態で、前記先端部から遊技者がメダルを投入することが可能に構成され、内側支持体と、該内側支持体に外嵌される外側支持体とからなり、前記誘導路を支持する支持体と、該支持体を支持する取付部とを備え、前記支持体に対して前記誘導路を移動させることにより、前記上下方向に該誘導路の位置調節が行われ、前記外側支持体に対して前記内側支持体を移動させることにより、前記前後方向に前記誘導路の位置調節が行われ、前記取付部に対して前記支持体を移動させることにより、前記左右方向に前記誘導路の位置調節が行われることを特徴とするメダル貸出機である。
【0011】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載したメダル貸出機であって、前記払い出されたメダルの姿勢を起立状態に変換する姿勢変換手段を備えることを特徴とするメダル貸出機である。
【0012】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、前記誘導路の先端部から放出される前記メダルを前記投入口に誘導する誘導手段を備えることを特徴とするメダル貸出機である。
【0013】
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、前記誘導路は、前記投入口側に付勢されることを特徴とするメダル貸出機である。
【0014】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、前記誘導路は、前記投入口の背後に立設され、前記メダルを該投入口に誘導する誘導壁と係合されることを特徴とするメダル貸出機である。
【0016】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、前記誘導路は、少なくとも前記メダルが通過する際に振動することを特徴とするメダル貸出機である。
【0017】
さらに請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、前記誘導路は、前記遊技機の前面から退避することを特徴とするメダル貸出機である。
【0018】
上記課題を解決するための手段の具体例を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明する。遊技機にはスロットマシン10が対応する。誘導路にはメダル誘導ノズル30が対応する。内側支持体には内側筐体40が対応する。外側支持体には外側筐体50が対応する。取付部には取付座60が対応する。姿勢変換手段にはメダル起立具45が対応する。誘導手段にはアタッチメント33が対応する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るメダル貸出機20の実施の形態を、図面を参照して説明する。ここで図1(a)はスロットマシン10,メダル貸出機20,及びメダル誘導ノズル30の一例を表す正面図であり、図1(b)は同右側面図であり、図2はノズル移動機構1の一例を表す分解斜視図である。また、図3〜図5はメダル誘導ノズル30,及びノズル移動機構1の一例を表す図であり、図3(a)はそれら正面図であり、図3(b)は同断面図であり、図4(a)はそれらの左側面図であり、図4(b)は同断面図であり、図5(a)はそれらの平面図であり、図5(b)は同断面図である。
【0020】
また図6は分離した状態にあるアタッチメント33,メダル誘導ノズル30,及び投入口11の一例を表す斜視図であり、図7は係合した状態にある図6に示すそれらを表す側面断面図である。また図8は分離した状態にあるメダル誘導ノズル30,及び投入口11の一例を表す斜視図であり、図9は係合した状態にある図8に示すそれらを表す側面断面図である。さらに図10はメダル起立具45の一例を表す側面断面図である。
【0021】
なお、以下においては、スロットマシン10及びメダル貸出機20の正面側(即ち遊技者側)を前,同背面側を後とし、それらの高さ方向を上下方向,同奥行き方向を前後方向,同幅方向を左右方向と称する。
【0022】
[1.メダル貸出機20の構成]
まず、メダル貸出機20の構成について説明する。メダル貸出機20は、図1及び図2に示すように、遊技媒体であるメダルMの投入を受け付ける投入口11を有するスロットマシン10に対応して設けられ、メダルMの貸出を行うものである。
【0023】
このメダル貸出機20においては、貸出により払い出されたメダルMを投入口11まで誘導するメダル誘導ノズル30を備えているので、メダルMを遊技者の手によらないで投入できる。従って、メダルMの投入の煩わしさがないため、遊技に集中することができ、またメダルMの投入の時間がかからないため、スピーディに遊技を行うことができ、遊技回数を増やすことができるため、遊技者及び遊技場の双方にとって効率が良く、さらにメダルMの投入を遊技者の手によって行う必要がないため、メダルMの汚れが遊技者の手に付着することもない。
【0024】
また、このメダル貸出機20においては、メダル誘導ノズル30を上下方向(図4(a)に示す鎖線30’参照),前後方向(図5(a)に示す鎖線40’参照),及び左右方向(図3(a)に示す鎖線50’参照)の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより、該メダル誘導ノズル30の位置調節が可能である。従って、投入口11の位置がそれぞれのメーカーによって異なるようなスロットマシン10にも対応することができるので、汎用性及び経済性に富む。
【0025】
なお、このメダル貸出機20においては、内側筐体40,外側筐体50,及び取付座60からなるノズル移動機構1によって、それらのうちの隣接する二部品間の移動により、各方向にメダル誘導ノズル30自体の位置調節が行われる。具体的には、第一にメダル誘導ノズル30と内側筐体40との間の移動により上下方向の位置調節が行われ、第二に内側筐体40と外側筐体50との間の移動により前後方向の位置調節が行われ、第三に外側筐体50と取付座60との間の移動により左右方向の位置調節が行われる。従って、前記三方向のうちの各方向をそれぞれ独立して容易に位置調節できる。これらメダル誘導ノズル30,内側筐体40,外側筐体50,及び取付座60の材質は、例えば金属や硬質の合成樹脂等である。
【0026】
遊技媒体であるメダルMは、例えば周囲が縁取りされた直径25mmの真円形を呈し、その表面及び裏面に文字や模様等が刻印された金属製の薄板である。
【0027】
スロットマシン10は、遊技機の一例であり、図1に示すように、遊技媒体であるメダルMの投入を投入口11により受け付け、複数のリール(例えば三つのリール)の回転が停止され、該リールに付された絵柄が予め定められた特定の態様となった場合に、所定の遊技価値の大きさを付与する(例えば所定枚数のメダルMを払い出し、又は所定枚数のメダルMに対応する価値の大きさを付与する等)ものである。このスロットマシン10は、例えばパチンコ店等の遊技場におけるスロットマシン設置島に複数台が並列して設置される、いわゆるパチスロ機である。なお遊技機は、遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有するものであれば、スロットマシン10には限られず、例えばゲーム機等でも良い。
【0028】
このスロットマシン10は、前面が開口した矩形を呈するボックス状の本体と、その前面に垂直軸周りに回動可能に設けられた前扉とからなるものであり、前扉を開けることにより、本体の内部にある各機器の点検や修理等を行うことができる。この本体の内部には、前記三つのリール,各種の記憶・演算・制御等を行う制御部,及びメダルMを貯留して払い出すメダル処理部等(いずれも図示外)が組み込まれている。
【0029】
また前扉には、投入口11が設けられている。この投入口11は、図6〜図9にも示すように、メダルMの投入を受け付けるものであり、メダルMの厚みよりもやや広い奥行きと、メダルMの直径よりもやや広い幅を有し、鉛直下方に向けて開口している。この投入口11の背後には、正面視で凸半円形状を呈し、メダルMを投入口11に誘導する誘導壁12が立設されている。また投入口11の前面には、正面視で凹半円形状を呈し、複数枚のメダルMを載置可能な載置溝13が横設されている。
【0030】
これら投入口11,誘導壁12,及び載置溝13において、メダルMが遊技者の手によって投入される場合には、載置溝13に載置された複数枚のメダルMが、遊技者の手によって奥行き方向に移動され、誘導壁12に当接し、自重によって落下して、投入口11に受け付けられる。ここで投入されたメダルMは、自重によって落下して、計数センサ(図示外)によって計数され、前記メダル処理部に貯留される。
【0031】
さらに前扉には、前記リールに付された絵柄を可変表示する三つの可変表示部10a,後述する絵柄停止ラインが有効化された有効ラインを表す五つの有効ラインランプ10b,前記リールの回転を開始する始動レバー10c,前記リールの回転を停止する三つの停止ボタン10d,後述するメダルゲームとクレジットゲームとを切り換える切換ボタン10e,クレジットされている所定枚数のメダルMに対応する価値の大きさを表示するクレジット数表示部10f,賭数を設定するBETボタン10g,メダルMを払い出す払出口10h,及び払い出されたメダルMを受け止める受け皿10i等が設けられている。
【0032】
このスロットマシン10においては、遊技者が所持しているメダルM(例えば受け皿10iにあるメダルM等)を投入して遊技を行うメダルゲーム,又はクレジットされている所定枚数のメダルMに対応する価値の大きさを使用して遊技を行うクレジットゲームを行うことができる。両者は切換ボタン10eの押圧操作によって切換可能であり、特にクレジットゲームからメダルゲームに切り換えられた場合には、クレジットされている価値の大きさに対応する枚数のメダルMが払い出されて精算される。
【0033】
まず、メダルゲームでは、遊技者によって一枚のメダルMが投入口11に投入されると、いわゆる一枚賭けの状態となり、可変表示部10aにおける中段の横一列の絵柄停止ラインが有効化され、この有効ラインを表す一つの有効ラインランプ10bが点灯される。また、遊技者によって二枚のメダルMが投入口11に投入されると、いわゆる二枚賭けの状態となり、可変表示部10aにおける横三列の絵柄停止ラインが有効化され、この有効ラインを表す三つの有効ラインランプ10bが点灯される。さらに、遊技者によって三枚のメダルMが投入口11に投入されると、いわゆる三枚賭けの状態となり、可変表示部10aにおける横三列及び斜め対角線上二列の合計五列の絵柄停止ラインが有効化され、この有効ラインを表す五つの有効ラインランプ10bが点灯される。
【0034】
ここで遊技者によって始動レバー10cが押圧操作されると、三つのリールの回転が一斉に開始され、遊技者によって三つの停止ボタン10dが押圧操作されると、三つのリールの回転が個別に停止され、可変表示部10aに表示される絵柄が前記有効ライン上において予め定められた特定の態様となった場合に、所定の遊技価値の大きさの付与として、所定枚数のメダルMが払い出される。
【0035】
一方、クレジットゲームでは、遊技者によってBETボタン10gが一回押圧操作されると、クレジット数表示部10fに表示されているクレジット数が一つ減算表示されて、前記一枚賭けの状態となる。また、遊技者によってBETボタン10gが二回押圧操作されると、クレジット数表示部10fに表示されているクレジット数が二つ減算表示されて、前記二枚賭けの状態となる。さらに、遊技者によってBETボタン10gが三回押圧操作されると、クレジット数表示部10fに表示されているクレジット数が三つ減算表示されて、前記三枚賭けの状態となる。なお、最高枚数の賭数を設定するMAXBETボタンが設けられている場合には、遊技者によって該MAXBETボタンが押圧操作されると、クレジット数表示部10fに表示されているクレジット数が三つ減算表示されて、前記三枚賭けの状態となる。
【0036】
ここで遊技者によって始動レバー10cが押圧操作されると、三つのリールの回転が一斉に開始され、遊技者によって三つの停止ボタン10dが押圧操作されると、三つのリールの回転が個別に停止され、可変表示部10aに表示される絵柄が前記有効ライン上において予め定められた特定の態様となった場合に、所定の遊技価値の大きさの付与として、所定枚数のメダルMに対応する価値の大きさが付与され、クレジット数表示部10fに表示されているクレジット数が該価値の大きさ分だけ加算表示される。
【0037】
メダル貸出機20は、図1及び図2に示すように、メダルMの貸出を行うもの、即ち有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体を受け付け、該受け付けた有価価値媒体から特定される有価価値の大きさの範囲内の所定の有価価値の大きさに基づきメダルMを払い出すものである。
【0038】
具体的には、例えば有価価値媒体として現金を受け付けた場合には、該現金から特定される有価価値の大きさである現金の金額(例えば千円)に対応する所定枚数のメダルMを払い出す。また有価価値媒体としてプリペイドカードを受け付けた場合には、該プリペイドカードに記録された情報から特定される有価価値の大きさである前払金額(例えば三千円)の範囲内で、遊技者が希望する所定の有価価値の大きさ(例えば千円)に対応する所定枚数のメダルMを払い出す。また有価価値媒体としてクレジットカードを受け付けた場合には、該クレジットカードに記録された情報から特定される使用限度金額(例えば十万円)の範囲内で、遊技者が希望する所定の有価価値の大きさ(例えば千円)に対応する所定枚数のメダルMを払い出す。また有価価値媒体として会員カードを受け付けた場合には、該会員カードから特定される有価価値の大きさである貯メダル数(例えば五百枚)の範囲内で、遊技者が希望する所定の有価価値の大きさ(例えば五十枚)に対応する所定枚数のメダルMを払い出す。
【0039】
このメダル貸出機20は、スロットマシン10に対応して設けられるものであり、例えばパチンコ店等の遊技場におけるスロットマシン設置島に各スロットマシン10に対応して一対一で設置される、いわゆる台間メダル貸出機である。以下においては、前記現金(ここでは紙幣)を受け付けてメダルMの貸出を行うメダル貸出機20について説明する。
【0040】
このメダル貸出機20は、前面が開口した矩形を呈するボックス状の本体と、その前面に分割して開閉可能に設けられた前蓋とからなるものであり、前蓋を開けることにより、本体の内部にある各機器の点検や修理等を行うことができる。この本体の内部には、上段位置にメダル払出機22,中段位置に制御部23,及び下段位置に紙幣処理機24等が組み込まれている。また前蓋には、払出口21,払出可能枚数表示部23a,払出ボタン23b,及び紙幣挿入口24aが設けられている。
【0041】
払出口21は、図4(b)及び図5(b)にも示すように、メダルMを払い出すものであり、ここでは前蓋が穿設されてなる開口であり、その背後においてメダル払出機22と連通している。
【0042】
メダル払出機22は、挿入された紙幣の金額に対応する所定枚数のメダルMを貸メダルとして払い出すものであり、ここでは多数のメダルMを収納する収納部,及び該メダルを一枚ずつ計数しながら払い出す払出部等を備えるものである。なお、メダルMは、パチンコ店の店員によって又はメダル自動補給機によって収納部に補給される。
【0043】
制御部23は、各種の記憶・演算・制御等を行う回路基板等であり、ここでは払出可能枚数表示部23a及び払出ボタン23bと接続されている。払出可能枚数表示部23aは、払出可能なメダルMの枚数を表示するものである。払出ボタン23bは、遊技者の押圧操作により、メダルMを払い出す旨の意思表示を受け付けるものである。
【0044】
なお、払出ボタン23bは、例えば押圧操作されている時間に応じてメダルMが払い出されるように構成したり、一回の押圧操作により所定枚数のメダルMが払い出されるように構成したり、該所定枚数を選択可能なように構成することができる。また、払出ボタン23bを設けずに、挿入された紙幣の金額に対応する所定枚数のメダルMを直ちに払い出すように構成することもできる。
【0045】
紙幣処理機24は、現金である紙幣を受け付ける処理を行うものであり、ここでは一種類の紙幣(例えば千円紙幣)を受け付けるべく、紙幣の挿入を受け付ける紙幣挿入口24a,該紙幣が正規の紙幣か否かを識別する識別機,及び該紙幣を収納する収納箱等を備えるものである。なお、収納箱に収納された紙幣は、パチンコ店の店員によって又は紙幣搬送装置によって回収される。
【0046】
なお、紙幣処理機24は、複数種類の紙幣を受け付け、必要に応じて釣銭を払い出すものでも良い。また、紙幣処理機24に代えて、有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体として、例えば前記プリペイドカード,クレジットカード,又は会員カードを受け付け、それらカードに記録された情報を読み取り、該情報から前記前払金額,使用限度金額,又は貯メダル数を特定するカードリーダを設けても良い。
【0047】
このメダル貸出機20では、紙幣挿入口24aに紙幣(ここでは千円紙幣)が挿入された場合に、該紙幣を紙幣処理機24によって識別し、該紙幣の金額に対応するメダルMの枚数(例えば50枚)を制御部23によって記憶すると共に払出可能枚数表示部23aに表示し、払出ボタン23bが押圧操作された場合に、メダルMをメダル払出機22によって一枚ずつ計数しながら、払出口21から該メダルMを払い出し、払い出された枚数を減算した後のメダルMの枚数を制御部23によって記憶すると共に払出可能枚数表示部23aに表示することにより、メダルMの貸出が行われる。
【0048】
メダル誘導ノズル30は、誘導路の一例であり、図1〜図9に示すように、払出口21から払い出されるメダルMを投入口11まで誘導するものである。このメダル誘導ノズル30は、上下固定ボルト72により、内側筐体40の左側面に取り付けられる。なお、誘導路は、メダル誘導ノズル30のように密閉されているものには限られず、シュートのように開放されているもの等でも良い。
【0049】
このメダル誘導ノズル30は、図2に示すように、矩形を呈する薄板状の取付板30a,該取付板30aの表面に固設され、断面が矩形を呈する筒状で短尺の基端筒体30b,及び枢支軸32を介して揺動可能に該基端筒体30bの端面に取り付けられ、断面が矩形を呈する筒状で長尺の先端筒体30c等からなるものである。
【0050】
取付板30aは、図3(b)及び図4(a)に示すように、その中央に上下方向に亘って穿設される連通孔31を有し、該連通孔31の左右に上下方向に亘って穿設される上下案内溝70,70を有する。この上下案内溝70,70は、上下方向の移動ストロークに相当する長さに、かつ上下固定ボルト72の軸部を挿通可能であるが頭部を挿通不能である幅に形成されている長孔であり、連通孔31は、上下方向の移動ストロークに相当する長さに加えてメダルMの直径に相当する長さに、かつ起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な幅に形成されている長孔である。
【0051】
基端筒体30bは、図3に示すように、正面視で矩形を呈し、その先端上部に枢支軸32が水平に挿通される係合部を有する。この基端筒体30bは、起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な幅に形成されている中空部を有し、その中空部が連通孔31と合致するように、取付板30aの表面に固設される。
【0052】
先端筒体30cは、図1及び図3に示すように、正面視で左下がりの平行四辺形の先端部が鉛直下方に向けて曲折した形状を呈し、その基端上部に枢支軸32が水平に挿通される係合部を有する。この先端筒体30cは、起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な幅に形成されている中空部を有し、その中空部が基端筒体30bの中空部と合致するように、前記両係合部に水平に挿通した枢支軸32を介して揺動可能に、基端筒体30bの端面に取り付けられる。
【0053】
この先端筒体30cは、払出口21側の基端部から投入口11側の先端部に向けて下がる方向に傾斜するように構成されており、ここでは正面視で左下がりに所定の角度θ1で、例えば水平に対して40度〜45度の角度θ1で傾斜している。従って、メダルMが自重によってメダル誘導ノズル30の内部を下方に移動するので、メダルMが確実に誘導される。
【0054】
また基端筒体30b及び先端筒体30cは、図5(b)に示すように、起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な内幅を有するように構成されており、ここでは連通孔31,基端筒体30b,及び先端筒体30cが平面視でメダルMの厚みよりもやや広い内幅を有している。従って、メダルMがメダル誘導ノズル30の内部で重なり合わずに移動するので、メダルMが一枚ずつ確実に誘導される。
【0055】
ここでメダル誘導ノズル30は、その先端部から放出されるメダルMを投入口11に円滑に誘導して投入すべく、図1に示すように、その先端部が立面視で投入口11のやや上方に位置し、平面視で投入口11と合致するように位置調節されるが、メダルMがこぼれ落ちずに確実に誘導されるように、以下の如く構成することが好ましい。
【0056】
例えば図6及び図7に示すように、メダル誘導ノズル30の先端部から放出されるメダルMを投入口11に誘導するアタッチメント33を備えるように構成することができる。このアタッチメント33は誘導手段の一例であり、ここでは平面視で横長楕円形を呈し、下方に向けて縮径する漏斗状のものであり、その上端に先端筒体30cの先端部が遊嵌し、その下端が誘導壁12に嵌合するように構成されている。これによれば、先端筒体30cの先端部から放出されるメダルMが、アタッチメント33の内部において誘導壁12との間に形成されている空間を通過して投入口11に誘導され投入される。従って、メダル誘導ノズル30の先端部と投入口11との厳密な位置決めを行わなくても、メダルMがこぼれ落ちずに確実に誘導される。
【0057】
また図3〜図5に示すように、例えばねじりバネ36により、メダル誘導ノズル30が投入口11側に付勢されるように構成することが好ましい。このねじりバネ36は付勢手段の一例であり、ここでは枢支軸32に巻き回され、先端筒体30cを枢支軸32周りで下向きに付勢するように構成されている(矢印A参照)。これによれば、この付勢の力によって、メダル誘導ノズル30の先端部と投入口11との位置関係がずれることがないので、メダルMがこぼれ落ちずに確実に誘導される。
【0058】
また図8及び図9に示すように、例えば係合段部34により、メダル誘導ノズル30が誘導壁12と係合されるように構成することもできる。この係合段部34は係合手段の一例であり、ここでは先端筒体30cの先端部における背後に設けられ、下面が開口するボックス状のものであり、誘導壁12を上方から囲繞して係合するように構成されている。これによれば、メダル誘導ノズル30の先端部と投入口11との厳密な位置決めが行われるので、メダルMがこぼれ落ちずに確実に誘導される。
【0059】
なおメダル誘導ノズル30は、図8及び図9に示すように、例えば可撓片35により、その先端部における遊技者側が開口可能に形成されるように構成することが好ましい。この可撓片35は開口手段の一例であり、ここでは先端筒体30cの先端部における遊技者側が凸半円形状に切り欠かれた前面に取り付けられ、細長い二条の短冊状のものであり、鉛直下向きに垂下されて先端部が投入口11の内部に入り込むように構成されている。この可撓片35は、例えば薄いゴムやセルロイド等の可撓性部材により構成され、常時は鉛直下向きに垂下されているが、遊技者の手によって奥行き方向に移動されるメダルMが当接した場合には誘導壁12側に撓う程度の可撓性を有するものである。
【0060】
これによれば、メダルMがメダル誘導ノズル30によって投入される場合には、図9(a)に示すように、先端筒体30cの先端部から放出されるメダルMが、可撓片35と誘導壁12との間に形成されている空間を通過して投入口11に誘導され投入される。即ち、可撓片35の先端部が投入口11の内部に入り込んでいるので、メダルMがこぼれ落ちずに確実に誘導される。
【0061】
また、メダルMが遊技者の手によって投入される場合には、図9(b)に示すように、遊技者の手によって奥行き方向に移動されるメダルMが、可撓片35に当接してその手前側に空間が形成され、該空間を通過して投入口11に投入される。即ち、可撓片35が誘導壁12側に撓うので、メダル誘導ノズル30の先端部を投入口11に装着したままの状態でも、遊技者の手によってメダルMを外部から投入することができる。
【0062】
なお、開口手段は可撓片35には限定されず、例えばメダル誘導ノズル30の先端部において、手前側に回動して開閉する扉や、メダル誘導ノズル30に沿って上側にスライドして開閉する扉等の開口手段を設けても良い。また遊技者側が凸半円形状に切り欠かれた先端筒体30cの先端部と投入口11との上下方向の位置関係が適切に保たれる場合、具体的にはメダルMがメダル誘導ノズル30によって投入される場合にメダルMがこぼれ落ちず、かつメダルMが遊技者の手によって投入される場合にメダルMを外部から投入することができる程度に保たれる場合には、可撓片35を設けなくても良い。
【0063】
またメダル誘導ノズル30は、図3〜図5に示すように、例えばバイブレータ37により、少なくともメダルMが通過する際に振動するように構成することが好ましい。このバイブレータ37は振動手段の一例であり、ここでは先端筒体30cの上面に取り付けられ、例えば払出ボタン23bが押圧操作された場合に、メダルMの払出が終了するまで作動して振動するように構成されている。これによれば、メダル誘導ノズル30内におけるメダルMの引っ掛かりを防止することができる。
【0064】
さらにメダル誘導ノズル30は、図3(b)の鎖線30c’に示すように、スロットマシン10の前面から退避するように構成することが好ましい。ここでは長尺の先端筒体30cが、枢支軸32を支点としてヒンジ状に、水平軸周りに上向きに回動することにより、スロットマシン10の前面から退避するように構成されている。これによれば、スロットマシン10の前扉を開く際にメダル誘導ノズル30が邪魔にならない。
【0065】
なお、例えば取付板30a等に係止ストッパ(図示外)を設け、ねじりバネ36の付勢力に抗して退避した先端筒体30cを係止するように構成しても良い。また、基端筒体30b及び先端筒体30cにセンサ38を設けて先端筒体30cの退避を検知し、メダルMの払出を停止するように構成しても良い。また、基端筒体30bにマイクロスイッチ(図示外)を設けて先端筒体30cの退避を検知し、メダルMの払出を停止するように構成しても良い。なお、先端筒体30cが回動して退避する方向は上向きには限られず、前向き等でも良く、またメダル誘導ノズル30全体が横向きや前向き等に退避するものでも良い。
【0066】
ノズル移動機構1の一部品である内側筐体40は、支持体を構成する内側支持体の一例であり、図2に示すように、内側筐体40に取り付けられるメダル誘導ノズル30を直接的に支持するものである。この内側筐体40は、図3〜図5に示すように、右側面が開口した矩形を呈するボックス状の本体からなり、その内部に上げ底40dを有する。この上げ底40dの上には、メダル起立具45が取り付けられる。
【0067】
メダル起立具45は、姿勢変換手段の一例であり、図10に示すように、払出口21から横倒し状態で払い出されるメダルMの姿勢を起立状態に変換するものである。このメダル起立具45は、図3〜図5に示すように、矩形を呈する中実直方体状のものであり、図10に示すように、その上面に中央に向けて下がる方向に緩い角度θ2で傾斜するV字状の誘導傾斜部45aを有し、また該誘導傾斜部45aの途中から中央に向けて下がる方向に急な角度θ3で傾斜するV字状の起立傾斜部45bを有し、さらに該起立傾斜部45bの途中から鉛直下方に向けて穿設されるU字状の溝45cを有する。
【0068】
誘導傾斜部45aは、図10に示すように、例えば水平に対して10度〜40度(好ましくは20度〜30度)の緩い角度θ2で傾斜している。この誘導傾斜部45aの傾斜上端は、図4(b)に示すように、背面孔41,メダル通過筒62,及び連通孔61を介して払出口21と連通しており、払出口21から横倒し状態で払い出されるメダルMを受け入れるようになっている。
【0069】
起立傾斜部45bは、図10に示すように、例えば水平に対して40度〜80度(好ましくは45度〜60度)の急な角度θ3で傾斜している。なお、誘導傾斜部45aと起立傾斜部45bとを区別することなく、両者を同一の角度として構成しても良く、また例えば放物線状に構成しても良い。
【0070】
溝45cの幅は、図10に示すように、起立しようとするメダルMが容易に入り、かつ起立状態に変換されたメダルMが倒れないように構成されている。この溝45cの底面は、図3(b)に示すように、正面視で左下がりに所定角度で傾斜しており、その傾斜下端は、左側面孔42,及び連通孔31を介して基端筒体30bと連通しており、起立状態に変換されたメダルMを基端筒体30bの内部に向けて誘導するようになっている。
【0071】
このメダル起立具45によれば、図9に示すように、払出口21から払い出されたメダルMが自重によって、誘導傾斜部45aの表面を横倒し状態で滑動し、起立傾斜部45bに到達し溝45cの内部に落下して起立状態に姿勢変換され、溝45cの内部を起立状態で転動して、基端筒体30bの内部に向けて誘導される。従って、メダルMがメダル誘導ノズル30に誘導される前に起立状態に姿勢変換されるので、メダル誘導ノズル30の内幅は起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な幅であれば足り、結果としてメダル誘導ノズル30の幅を狭くすることができる。
【0072】
内側筐体40の本体の背面にある背面板40aは、図4(b)及び図5(b)に示すように、背面孔41を有する。この背面孔41は、その背後に取り付けられるメダル通過筒62の先端部と同形同大に形成されている。またその位置は、メダル起立具45の誘導傾斜部45aの傾斜上端よりも上方に、かつノズル移動機構1をメダル貸出機20に取り付けた場合に、側面視で払出口21よりも下方であり、平面視で払出口21と対向する位置に形成されている。
【0073】
内側筐体40の本体の上面にある天板40bは、図4(b)及び図5(a)に示すように、前後ボルト孔81を有する。この前後ボルト孔81は、前後固定ボルト82が螺合するネジ孔である。またその位置は、外側筐体50を内側筐体40に外嵌した場合に、平面視で前後案内溝80と合致する位置に形成されている。
【0074】
内側筐体40の本体の左側面にある左側面板40cは、図3(b)及び図5(b)に示すように、その中央に上下方向に亘って穿設される左側面孔42を有する。この左側面孔42は、起立状態にあるメダルMが一枚だけ通過可能な幅及び高さに形成されている。またその位置は、側面視でメダル起立具45の溝45cの傾斜下端と合致し、かつメダル誘導ノズル30を内側筐体40に取り付けた場合に、側面視で連通孔31と合致する位置に形成されている。
【0075】
また左側面板40cは、図5(b)に示すように、上下ボルト孔71,71を有する。この上下ボルト孔71,71は、上下固定ボルト72が螺合するネジ孔である。またその位置は、メダル誘導ノズル30を内側筐体40に取り付けた場合に、側面視で上下案内溝70,70と合致する位置に形成されている。
【0076】
ノズル移動機構1の一部品である外側筐体50は、支持体を構成する外側支持体の一例であり、図2に示すように、内側筐体40に外嵌され、内側筐体40に取り付けられるメダル誘導ノズル30を間接的に支持するものである。この外側筐体50は、図3〜図5に示すように、正面及び左側面が開口した矩形を呈するボックス状の本体からなり、その背面に、天板50bから上方に向けて延設される上方延設板50eを有し、また図3(b)に示すように、その左側面に、天板50bから下方に向けて延設され、底板50dから上方に向けて延設される鍔部50c,50cを有し、正面視で逆C字状(鍔付きチャンネル型)を呈する。
【0077】
外側筐体50の本体の背面にある背面板50aは、図4(b)及び図5(b)に示すように、背面孔51を有する。この背面孔51には、メダル通過筒62が挿通される。この背面孔51は、内側筐体40が前後方向に移動した場合や外側筐体50が左右方向に移動した場合にも、メダル通過筒62が干渉しない幅及び高さに形成されている。またその位置は、ノズル移動機構1をメダル貸出機20に取り付けた場合に、連通孔61及び払出口21と合致する位置に形成されている。
【0078】
外側筐体50の本体の上面にある天板50bは、図4(b)及び図5(a)に示すように、その中央部に前後方向に亘って穿設される前後案内溝80を有する。この前後案内溝80は、前後方向の移動ストロークに相当する長さに、かつ前後固定ボルト82の軸部を挿通可能であるが頭部を挿通不能である幅に形成されている長孔である。
【0079】
上方延設板50eは、図3(a)及び図4(b)に示すように、中央部に左右方向に亘って穿設される左右案内溝90を有する。この左右案内溝90は、左右方向の移動ストロークに相当する長さに、かつ左右固定ボルト92の軸部を挿通可能であるが頭部を挿通不能である幅に形成されている長孔である。
【0080】
ノズル移動機構1の一部品である取付座60は、取付部の一例であり、図2に示すように、外側筐体50を支持するものである。この取付座60は、図4に示すように、側面視でL字状を呈する薄板からなり、その立設板の前面に外側筐体50の背面板50a及び上方延設板50eが密着され、その底板の上面に外側筐体50の底板50dが載置される。
【0081】
取付座60の立設板は、図4(b)及び図5(b)に示すように、連通孔61を有する。この連通孔61は、その前面に取り付けられるメダル通過筒62の基端部と同形同大に形成されている。またその位置は、ノズル移動機構1をメダル貸出機20に取り付けた場合に、背面孔51及び払出口21と合致する位置に形成されている。この連通孔61には、メダル通過筒62の基端部が取り付けられる。
【0082】
メダル通過筒62は、通過路の一例であり、図3〜図5に示すように、ここでは払出口21から横倒し状態で払い出されるメダルMを通過させてメダル起立具45に誘導するものである。このメダル通過筒62は、内側筐体40が前後方向に移動した場合や外側筐体50が左右方向に移動した場合にも追随する必要があるため、図4に示すように、伸縮自在かつ揺動自在なスプリングにより角筒状に構成されている。このメダル通過筒62は、その基端部が連通孔61に取り付けられ、取付座60の立設板から前方に向けて延設されており、ノズル移動機構1を組み立てる際に、背面孔51に挿通され、その先端部が背面孔41に取り付けられて、左側面視で右下がりを呈し、その内部をメダルMが通過する。なお、通過路はスプリングによるメダル通過筒62には限られず、例えば蛇腹やシュート等でも良い。
【0083】
また取付座60の立設板は、図4(b)に示すように、左右ボルト孔91を有する。この左右ボルト孔91は、左右固定ボルト92が螺合するネジ孔である。またその位置は、取付座60を外側筐体50の背後に密着した場合に、正面視で左右案内溝90と合致する位置に形成されている。
【0084】
ここでメダル誘導ノズル30と、内側筐体40,外側筐体50,及び取付座60からなるノズル移動機構1とは、例えば以下の手順で組み立てられる(図2参照)。
(1)メダル起立具45を内側筐体40の上げ底40dに取り付ける。
(2)外側筐体50を内側筐体40に外嵌し、外側筐体50の背面孔51に挿通した通過筒62の先端部を内側筐体40の背面孔41に取り付け、取付座60の立設板を外側筐体50の背後に密着する。
(3)左右案内溝90に挿通した左右固定ボルト92を左右ボルト孔91に螺合して、左右固定ボルト92の頭部と取付座60の立設板との間で、外側筐体50の上方延設板50eを挟着する。
(4)前後案内溝80に挿通した前後固定ボルト82を前後ボルト孔81に螺合して、前後固定ボルト82の頭部と内側筐体40の天板40bとの間で、外側筐体50の天板50bを挟着する。
(5)メダル誘導ノズル30の取付板30aを内側筐体40の左側面に密着し、上下案内溝70に挿通した上下固定ボルト72を上下ボルト孔71に螺合して、上下固定ボルト72の頭部と内側筐体40の左側面板40cとの間で、メダル誘導ノズル30の取付板30aを挟着する。
【0085】
このようにして組み立てられたメダル誘導ノズル30及びノズル移動機構1は、ビス2等によりメダル貸出機20の前蓋に取り付けられて、メダル貸出機20と一体化される。なお、取付座60と同様の機能をメダル貸出機20の前蓋に設け、該取付座60を省略することも可能である。
【0086】
[2.メダル貸出機20の作用]
次に、メダル貸出機20の作用について説明する。
【0087】
まず、メダル貸出機20は、メダル誘導ノズル30を上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより、該メダル誘導ノズル30の位置調節が可能なものである。具体的には、メダル誘導ノズル30,内側筐体40,外側筐体50,及び取付座60のうちの隣接する二部品間の移動により、各方向にメダル誘導ノズル30自体の位置調節が行われるものである。
【0088】
第一に、メダル誘導ノズル30は、上下方向の移動に関する上下案内溝70,上下ボルト孔71,及び上下固定ボルト72の作用により、例えば以下の手順で上下方向に位置調節される(図4(a)参照)。
(1)上下固定ボルト72,72を緩める。
(2)メダル誘導ノズル30を内側筐体40の左側面で、上下案内溝70に沿って所望の移動ストロークで上下方向にスライドさせ、所望の位置(例えば鎖線30’)に合わせる。
(3)上下固定ボルト72,72を締め込み、上下固定ボルト72の頭部と内側筐体40の左側面板40cとの間で、メダル誘導ノズル30の取付板30aを挟着する。
このように、内側筐体40に対してメダル誘導ノズル30を移動させることにより、メダル誘導ノズル30自体が上下方向に移動され、メダル誘導ノズル30の上下方向の位置調節が直接的に行われる。
【0089】
第二に、メダル誘導ノズル30は、前後方向の移動に関する前後案内溝80,前後ボルト孔81,及び前後固定ボルト82の作用により、例えば以下の手順で前後方向に位置調節される(図5(a)参照)。
(1)前後固定ボルト82を緩める。
(2)内側筐体40を外側筐体50の内部で、前後案内溝80に沿って所望の移動ストロークで前後方向にスライドさせ、所望の位置(例えば鎖線40’)に合わせる。
(3)前後固定ボルト82を締め込み、前後固定ボルト82の頭部と内側筐体40の天板40bとの間で、外側筐体50の天板50bを挟着する。
このように、外側筐体50に対して内側筐体40を移動させることにより、内側筐体40が前後方向に移動され、内側筐体40に支持されるメダル誘導ノズル30の前後方向の位置調節が間接的に行われる。
【0090】
第三に、メダル誘導ノズル30は、左右方向の移動に関する左右案内溝90,左右ボルト孔91,及び左右固定ボルト92の作用により、例えば以下の手順で左右方向に位置調節される(図3(a)参照)。
(1)左右固定ボルト92を緩める。
(2)外側筐体50を取付座60の前面で、左右案内溝90に沿って所望の移動ストロークで左右方向にスライドさせ、所望の位置(例えば鎖線50’)に合わせる。
(3)左右固定ボルト92を締め込み、左右固定ボルト92の頭部と取付座60の立設板との間で、外側筐体50の上方延設板50eを挟着する。
このように、取付座60に対して外側筐体50を移動させることにより、外側筐体50が左右方向に移動され、外側筐体50を介して内側筐体40に支持されるメダル誘導ノズル30の左右方向の位置調節が間接的に行われる。
【0091】
次に、メダル貸出機20は、メダルMの貸出を行い、払い出されたメダルMをスロットマシン10の投入口11まで誘導するものである。具体的には、前記現金を受け付けて貸し出されたメダルMは、払出ボタン23bが押圧操作されることにより、払出口21から払い出され、自重により、図4(b)に示すように、メダル通過筒62の内部を横倒し状態で通過し、斜め下方に向けて滑動してメダル起立具45に誘導され、図10に示すように、メダル起立具45において横倒し状態から起立状態に姿勢変換され、図3(b)に示すように、メダル起立具45の内部を起立状態で通過し、斜め下方に向けて転動してメダル誘導ノズル30に誘導され、メダル誘導ノズル30の内部を起立状態で通過し、斜め下方に向けて転動して投入口11に誘導され、遊技者の手によらないで投入口11に投入される。
【0092】
この際に、前述した誘導手段であるアタッチメント33,付勢手段であるねじりバネ36,係合手段である係合段部34,開口手段である可撓片35,及び振動手段であるバイブレータ37等が適宜機能し、前述したそれぞれの作用・効果が適宜奏される。
【0093】
[3.メダル貸出機20の変形例]
最後に、本発明に係るメダル貸出機20の変形例について説明する。
【0094】
前記メダル貸出機20は、メダル誘導ノズル30が上下方向,前後方向,及び左右方向の三方向のすべての方向に移動可能なものとして構成したが、三方向のいずれか一方向又は二方向に移動可能なものとして構成しても良い。
【0095】
前記メダル貸出機20において、上下案内溝70,前後案内溝80,及び左右案内溝90の各案内溝は、無段階の位置調節が可能なように長孔状に構成したが、段階的な位置調節が可能なように例えば多孔状に構成しても良い。また、各案内溝の近傍に、位置調節の目安となる目盛を設けるように構成しても良い。
【0096】
前記メダル貸出機20において、メダル誘導ノズル30の内部におけるメダル詰まりを検知可能なように、メダル誘導ノズル30の内部にセンサを設けるように構成しても良く、またメダル誘導ノズル30の先端部における投入口11との係合不良を検知可能なように、メダル誘導ノズル30の先端部にセンサを設けるように構成しても良い。また、それらのセンサによりメダル詰まり又は係合不良を検知した場合に、警報を発し、またメダルMの払出を停止するように構成しても良い。
【0097】
前記メダル貸出機20においては、払出口21から払い出されたメダルMの姿勢変換は、メダル誘導ノズル30に至る前にあるメダル起立具45により行われているが、メダル誘導ノズル30の内部で行われるように構成することも可能である。
【0098】
前記メダル貸出機20においては、遊技媒体であるメダルMに代えて、例えば現金である硬貨やプラスチック製のチップ等の円板状体を適用することも可能である。また、前記メダル貸出機20に代えて、例えば紙幣を受け付け、該紙幣の金額に対応する金額の硬貨を両替金として硬貨排出口から排出する両替機等に適用することも可能である。
【0099】
前記メダル貸出機20においては、メダル誘導ノズル30及びノズル移動機構1がメダル貸出機20と一体化されているが、メダル誘導ノズル30及びノズル移動機構1をメダル貸出機20と別体にメダル誘導装置として構成することも可能である。
【0100】
【発明の効果】
まず請求項1に係る発明によれば、貸出により払い出されたメダルを遊技機の投入口まで誘導する誘導路を備えるメダル貸出機を構成しており、該メダルを遊技者の手によらないで投入できるので、メダルの投入の煩わしさがないため、遊技に集中することができ、またメダルの投入の時間がかからないため、スピーディに遊技を行うことができ、遊技回数を増やすことができるため、遊技者及び遊技場の双方にとって効率が良く、さらにメダルの投入を遊技者の手によって行う必要がないため、メダルの汚れが遊技者の手に付着することもないという効果を奏する。
【0101】
しかも請求項1に係る発明によれば、該誘導路を上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であるメダル貸出機を構成しており、投入口の位置がそれぞれのメーカーによって異なるような遊技機にも対応することができるので、汎用性及び経済性に富むという効果を奏する。
また誘導路が、当該誘導路内を誘導されて前記先端部から放出されるメダルが前記投入部に投入される閉鎖状態と、当該誘導路が前記投入口に装着された状態で前記先端部から遊技者がメダルを投入可能な開口状態とに変化可能に構成されるので、閉鎖状態ではメダルがこぼれ落ちずに確実に誘導される一方、開口状態では遊技者にとって便利であるいう効果を奏する。
【0102】
また請求項2に係る発明によれば、前記誘導路を上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であるメダル貸出機を構成しており、投入口の位置がそれぞれのメーカーによって異なるような遊技機にも対応することができるので、汎用性及び経済性に富むという効果を奏する。
また誘導路,内部支持体,外部支持体,及び取付体のうちの隣接する二部品間の移動により、各方向に誘導路自体の位置調節が行われるメダル貸出機を構成しており、前記三方向のうちの各方向をそれぞれ独立して容易に位置調節できるので、投入口の位置がそれぞれのメーカーによって異なるような遊技機にも対応することができるという効果を奏する。
さらに当該誘導路が前記投入口に装着された状態で、前記先端部から遊技者がメダルを投入することが可能に構成されるので、遊技者にとって便利であるいう効果を奏する。
【0103】
また請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、姿勢変換手段を備えるメダル貸出機を構成しており、払い出されたメダルの姿勢を起立状態に変換するので、誘導路の幅を狭くすることができるという効果を奏する。
【0104】
また請求項4に係る発明によれば、請求項1〜3のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、誘導手段を備えるメダル貸出機を構成しており、誘導路の先端部から放出されるメダルを投入口に誘導するので、誘導路の先端部と投入口との厳密な位置決めを行わなくても、メダルがこぼれ落ちずに確実に誘導されるという効果を奏する。
【0105】
また請求項5に係る発明によれば、請求項1〜4のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、誘導路が投入口側に付勢されるメダル貸出機を構成しており、この付勢の力によって、誘導路の先端部と投入口との位置関係がずれることがないので、メダルがこぼれ落ちずに確実に誘導されるという効果を奏する。
【0106】
また請求項6に係る発明によれば、請求項1〜5のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、誘導路が誘導壁と係合されるメダル貸出機を構成しており、誘導路の先端部と投入口との厳密な位置決めが行われるので、メダルがこぼれ落ちずに確実に誘導されるという効果を奏する。
【0108】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、誘導路が少なくともメダルが通過する際に振動するメダル貸出機を構成しているので、誘導路内におけるメダルの引っ掛かりを防止することができるという効果を奏する。
【0109】
さらに請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明の効果に加えて、誘導路が遊技機の前面から退避するメダル貸出機を構成しているので、遊技機の前扉を開く際に誘導路が邪魔にならないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はスロットマシン,メダル貸出機,及びメダル誘導ノズルの一例を表す正面図であり、図1(b)は同右側面図である。
【図2】図2はノズル移動機構の一例を表す分解斜視図である。
【図3】図3(a)はメダル誘導ノズル,及びノズル移動機構の一例を表す正面図であり、図3(b)は同断面図である。
【図4】図4(a)はメダル誘導ノズル,及びノズル移動機構の一例を表す左側面図であり、図4(b)は同断面図である。
【図5】図5(a)はメダル誘導ノズル,及びノズル移動機構の一例を表す平面図であり、図5(b)は同断面図である。
【図6】図6は分離した状態にあるアタッチメント,メダル誘導ノズル,及び投入口の一例を表す斜視図である。
【図7】図7は係合した状態にある図6に示すアタッチメント,メダル誘導ノズル,及び投入口を表す側面断面図である。
【図8】図8は分離した状態にあるメダル誘導ノズル,及び投入口の一例を表す斜視図である。
【図9】図9は係合した状態にある図8に示すメダル誘導ノズル,及び投入口を表す側面断面図であり、(a)はメダルがメダル誘導ノズルによって投入される場合を表し、(b)はメダルが遊技者の手によって投入される場合を表す。
【図10】図10はメダル起立具の一例を表す側面断面図である。
【符号の説明】
M…メダル
1…ノズル移動機構
2…ビス
10…スロットマシン
10a…可変表示部
10b…有効ラインランプ
10c…始動レバー
10d…停止ボタン
10e…切換ボタン
10f…クレジット数表示部
10g…BETボタン
10h…払出口
10i…受け皿
11…投入口
12…誘導壁
13…載置溝
20…メダル貸出機
21…払出口
22…メダル払出機
23…制御部
23a…払出可能枚数表示部
23b…払出ボタン
24…紙幣処理機
24a…紙幣挿入口
30…メダル誘導ノズル
30a…取付板
30b…基端筒体
30c…先端筒体
31…連通孔
32…枢支軸
33…アタッチメント
34…係合段部
35…可撓片
36…ねじりバネ
37…バイブレータ
38…センサ
40…内側筐体
40a…背面板
40b…天板
40c…左側面板
40d…上げ底
41…背面孔
42…左側面孔
45…メダル起立具
45a…誘導傾斜部
45b…起立傾斜部
45c…溝
50…外側筐体
50a…背面板
50b…天板
50c…鍔部
50d…底板
50e…上方延設板
51…背面孔
60…取付座
61…連通孔
62…メダル通過筒
70…上下案内溝
71…上下ボルト孔
72…上下固定ボルト
80…前後案内溝
81…前後ボルト孔
82…前後固定ボルト
90…左右案内溝
91…左右ボルト孔
92…左右固定ボルト

Claims (8)

  1. 遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体を受け付け、該受け付けた有価価値媒体から特定される有価価値の大きさの範囲内の所定の有価価値の大きさに基づき前記メダルを払い出すメダル貸出機であって、
    該払い出されたメダルを前記投入口まで誘導する密閉された誘導路を備え、
    該誘導路は、上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であり、当該誘導路内を誘導されて前記先端部から放出されるメダルが前記投入部に投入される閉鎖状態と、当該誘導路が前記投入口に装着された状態で前記先端部から遊技者がメダルを投入可能な開口状態とに変化可能に構成されることを特徴とするメダル貸出機。
  2. 遊技媒体であるメダルの投入を受け付ける投入口を有する遊技機に対応して設けられ、有価価値の大きさを特定可能な有価価値媒体を受け付け、該受け付けた有価価値媒体から特定される有価価値の大きさの範囲内の所定の有価価値の大きさに基づき前記メダルを払い出すメダル貸出機であって、
    該払い出されたメダルを前記投入口まで誘導する誘導路を備え、
    該誘導路は、上下方向,前後方向,及び左右方向の各方向から選択される一以上の方向に移動させることにより位置調節をして、当該誘導路の先端部を前記投入口に装着することが可能であり、当該誘導路が前記投入口に装着された状態で、前記先端部から遊技者がメダルを投入することが可能に構成され、
    内側支持体と、該内側支持体に外嵌される外側支持体とからなり、前記誘導路を支持する支持体と、
    該支持体を支持する取付部とを備え、
    前記支持体に対して前記誘導路を移動させることにより、前記上下方向に該誘導路の位置調節が行われ、
    前記外側支持体に対して前記内側支持体を移動させることにより、前記前後方向に前記誘導路の位置調節が行われ、
    前記取付部に対して前記支持体を移動させることにより、前記左右方向に前記誘導路の位置調節が行われることを特徴とするメダル貸出機。
  3. 請求項1又は2に記載したメダル貸出機であって、
    前記払い出されたメダルの姿勢を起立状態に変換する姿勢変換手段を備えることを特徴とするメダル貸出機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、
    前記誘導路の先端部から放出される前記メダルを前記投入口に誘導する誘導手段を備えることを特徴とするメダル貸出機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、
    前記誘導路は、前記投入口側に付勢されることを特徴とするメダル貸出機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、
    前記誘導路は、前記投入口の背後に立設され、前記メダルを該投入口に誘導する誘導壁と係合されることを特徴とするメダル貸出機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、
    前記誘導路は、少なくとも前記メダルが通過する際に振動することを特徴とするメダル貸出機。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載したメダル貸出機であって、
    前記誘導路は、前記遊技機の前面から退避することを特徴とするメダル貸出機。
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