JP4798451B2 - 配線板とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、配線板とその製造方法に関する。
近年の情報化社会の発展は目覚しく、民生機器ではパソコン、携帯電話等の小型化、軽量化、高性能化、高機能化が進められ、産業用機器としては無線基地局、光通信装置、サーバ、ルータ等のネットワーク関連機器など、大型、小型を問わず、同じように機能の向上が求められている。
また、情報伝達量の増加に伴い、年々扱う信号の高周波化が進む傾向にあり、高速処理及び高速伝送技術の開発が進められている。実装関係についてみると、CPU、DSPや各種のメモリなどのLSIの高速化、高機能化と共に、新たな高密度実装技術としてシステムオンチップ(SoC)、システムインパッケージ(SiP)などの開発が盛んに行われている。
このため、半導体チップ搭載基板やマザーボードも、高周波化、高密度配線化、高機能化に対応するために、ビルドアップ方式の多層配線基板が使用されるようになってきた。
電子機器メーカ各社は、製品の小型・薄型・軽量化を実現するために競って高密度実装に取り組み、パッケージの多ピン狭ピッチ化の急速な技術進歩がなされ、プリント配線板への実装は従来のQFP(Quad Flat Package)からエリア表面実装のBGA(Ball Grid Array)/CSP(Chip Size Package)実装へと進化した。
ところで、半導体チップと半導体実装基板との接続方法は金ワイヤボンディングが一般的であり、配線板側の端子には金ワイヤの接着層である金めっきが必要である。通常、銅配線上にニッケルめっきを施した後、金めっきが行われる。
従来、銅配線上に金属めっき皮膜を形成する方法としては電気めっきが適用されていたが、近年、半導体チップの高速化、高集積化に伴い基板の配線が微細化し、めっき電力供給用の引き出し線の形成が困難となっている。そのため、引き出し線が不用である無電解めっき方法に対する必要性が強まっている。
BGAにはんだボールが接続した端子構造は、導体端子上にニッケルめっき皮膜、金めっき皮膜が順次形成されており、その上にはんだボールが接続されている。一般的に最も多く使用されている無電解ニッケルめっき皮膜は、リンの含有率が7%前後の中リンタイプと呼ばれるめっき皮膜である。
中リンタイプの無電解ニッケルめっき皮膜を用い、その上に置換金めっきにより金めっき皮膜を形成し、はんだとめっき界面との良好な接続強度が得られることが広く知られている(例えば、非特許文献1参照)。
トップテクノフォーカス、第34号、P48(奥野製薬工業株式会社)発行
また、はんだとめっき界面とのさらなる接続強度向上のため、無電解ニッケルめっき皮膜と置換金めっき皮膜との間に無電解パラジウムめっき皮膜を形成する技術が知られている(例えば、非特許文献2参照)。
第41回セミナーテクスト、「実装技術を支える最新めっき技術」、P52(社団法人 エレクトロニクス実装学会)発行
ところで、非特許文献1に記載の、中リンタイプの無電解ニッケルめっき皮膜を用い、その上に置換金めっきにより金めっき皮膜を形成し、はんだボールを接続させても、中リンタイプの無電解ニッケルめっき皮膜の厚さが0.8μm未満の場合、はんだボールの接続後の熱処理によって、接続信頼性が著しく低下する課題があることが明らかとなった。
また、非特許文献2に記載の、中リンタイプの無電解ニッケルめっき皮膜と置換金めっき皮膜との間に無電解パラジウムめっき皮膜を形成し、はんだボールを接続させても、中リンタイプの無電解ニッケルめっき皮膜の厚みが0.8μm未満の場合、はんだボールの接続後の熱処理によって、接続信頼性が著しく低下し、課題の解決に至らないことが明らかとなった。
本発明は、熱処理後の接続信頼性に優れた接続端子を用いた配線板とその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、配線導体の表面に0.5〜3重量%のリンを含有した、低リンタイプと呼ばれる無電解ニッケルめっき皮膜を形成し、その上に無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき被膜を順に形成することで、はんだ接合後に熱処理を行っても、接続信頼性が優れることを見出し、本発明の完成するに至った。
本発明は、次の事項に関する。
)折り曲げ部と接続端子部を併せてもつ配線板において、前記折り曲げ部と接続端子部に配線導体が形成されており、前記折り曲げ部と接続端子部の表面に厚さが0.2μm以上、0.8μm以下で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜が順に形成された配線板。
)折り曲げ部と接続端子部を併せてもつ配線板の表面に配線導体を形成した後と、該配線導体の表面に厚さが0.2μm以上、0.8μm以下で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜を順に形成し、接続端子部の配線導体にはんだを溶着して接続端子を形成することを特徴とする配線板の製造方法。
本発明によれば、無電解ニッケルめっき皮膜の厚みが0.8μm以下であっても、熱処理後の接続信頼性に優れた接続端子を用いた配線板とその製造方法を提供することができる。
本発明において、はんだが溶着された接続端子構造は、配線導体の端子上に、厚さが0.2μm以上で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜が順に形成されており、その上にはんだが接続されている構造であることを特徴とする。
配線導体としては、銅、銀、金、パラジウム、タングステン、モリブデン、アルミニウム、これら各々の合金等からなる群から選ばれる少なくとも1種類以上のものを材料として用いることができる。これらの中でも、工業上、価格上の点で銅がより好ましい。
リンの濃度を0.5〜3重量%含有した無電解ニッケルめっき皮膜は、必要に応じて鉛が含有される。
無電解ニッケルめっき皮膜中のリンの濃度は0.5〜3重量%が好ましく、1〜2重量%の範囲であることがより好ましい。0.5 重量%未満であると、ニッケルがはんだに溶解しやすくなるため、Ni−Cu−Sn合金が形成されやすくなり、熱処理を行った後に接続信頼性が低下する。3重量%を超えると、0.8μm未満の膜厚で、熱処理を行ったときに無電解ニッケルめっき皮膜と配線導体の間にボイドが発生し、接続信頼性が著しく低下する問題がある。
リンの濃度を0.5〜3重量%含んだ無電解ニッケルめっき皮膜の膜厚は、0.2μm以上、好ましくは0.2〜10μm、より好ましくは0.5〜5μmの範囲とされ、0.2μm未満では、Ni−Cu−Sn合金が形成されやすくなり、熱処理を行った後に接続信頼性が低下する。上限は10μmを超えると、効果がそれ以上に向上せず、経済的でないので好ましくない。
無電解ニッケルめっきの構造は層状の析出形態であることが好ましい。層状の析出形態とは、得られる無電解ニッケルめっき皮膜をエッチングしたときに、めっきの成長方向に対して水平に区分されるような析出線があるもののことである。
無電解パラジウムめっきは、めっき液中のパラジウムイオンを還元剤の働きによってニッケル表面にパラジウムを析出させたものであり、還元剤に蟻酸化合物を使用すると無電解パラジウムめっき皮膜の純度が99重量%以上になるので、接続の信頼性が高く好ましく、また還元剤に燐含有化合物、ホウ素含有化合物を使用するとめっき皮膜がパラジウム−燐、パラジウム−ホウ素合金になり、パラジウムの純度が90重量%以上になるが、はんだボール接続信頼性は問題ない。
このパラジウムの純度は、90重量%以上の純度のパラジウムが好ましい。
この無電解パラジウムめっき皮膜の膜厚は、0.02μm〜1.0μmの範囲が好ましく、0.03μm〜0.5μmの範囲がより好ましく、0.05μm〜0.2μmの範囲であることが特に好ましい。1.0μmを超えると、効果がそれ以上に向上せず、経済的でないので好ましくない。0.02μm未満であると、はんだ接続信頼性が低下する傾向がある。
無電解金めっきのうち、置換型無電解金めっきは、下地のニッケルと溶液中の金イオンとの置換反応によってニッケル表面に金皮膜を形成するものであり、めっき液には、シアン化合物を含むものと含まないものがあるが、いずれのめっき液でも使用できる。さらに必要に応じ還元型の無電解金めっき皮膜を形成してもよい。
この無電解金めっき皮膜は、99重量%以上の純度の金であることが好ましく、99重量%未満であれば、接続の信頼性が低下する場合もある。
さらに、この無電解金めっき皮膜の純度は、99.5重量%以上であることがより好ましい。
金めっき皮膜の膜厚は、0.005μm〜3μmの範囲が好ましく、0.005μm〜1μmの範囲がより好ましく、0.005μm〜0.5μmの範囲であることが特に好ましい。0.005μm未満では、ワイヤボンディングの成功率が低下する傾向があり、3μmを超えると、効果がそれ以上に向上せず、経済的でないので好ましくない。
接続端子の下地である基材の種類は、セラミック、半導体、樹脂基板等で、この樹脂基板には、フェノール、エポキシ、ポリイミド等のものが使用でき、さらに剛性の強い板状の基材、柔軟なフレキシブルな基材のいずれも用いることができる。例えば、フレキシブルな基材の場合、折り曲げ性が要求され、ニッケルめっきの薄膜化が最も効果的な手法である。
配線導体の表面に0.5〜3重量%のリンを含有した、低リンタイプと呼ばれる無電解ニッケルめっき皮膜を0.8μm以下で形成し、その上に無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜を順に形成することで、屈曲部では屈曲性に優れ、かつはんだ接合部では接続信頼性に優れた基板を得ることが可能である。
はんだが溶着された接続端子を有する半導体チップ搭載用基板には、CSP、BGA、MCM、配線板及び半導体チップの他、はんだバンプを有するCSP、BGA、MCM、配線板及び半導体チップがある。
はんだには、はんだボール用はんだ、表面実装用電子部品や配線板用のはんだ、半導体チップ上のはんだ、はんだバンプ用はんだ等であればどのようなものでも使用することができ、その形状も、球状、半球状、立方体状、直方体状、突起状等のはんだを使用することができる。
また、60%錫と40%鉛の共晶はんだ、鉛を含まない錫、さらに銀、銅、亜鉛、ビスマス等の一元素以上を含む錫合金でも使用できる。例えば、Sn−3.0Ag−0.5Cuを用いることができる。
以下、図面を引用して本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらに制限するものではない。なお、以下、実施例1〜3は、参考例である。
図1及び2は、本発明の実施例の工程を説明するために参照する完成したプリント配線板の一例を示す概略図であり、このうち図1は、金ワイヤボンディング用接続端子側から見た場合の半導体チップ搭載用基板の一例を示す模式図で、図2は、配線導体であるはんだ接続端子側から見た場合の半導体チップ搭載用基板の一例を示す模式図である。
図1に示される半導体チップ搭載用基板6は、基板上に、金ワイヤボンディング用接続端子1と金ワイヤボンディング用接続端子1が露出する開口部2を有するように設けられたソルダーレジスト3とを備えて構成されている。
図2に示される半導体チップ搭載用基板6は、基板上にはんだ接続端子4とはんだ接続端子が露出する開口部2を有するように設けられたソルダーレジスト3とを備えて構成されている。
この半導体チップ搭載用基板6の金ワイヤボンディング用接続端子1及びはんだ接続端子4に対して無電解ニッケルめっき、無電解パラジウムめっき、置換金めっき、さらに無電解金めっきを行った。はんだ接続信頼性については開口部2を有するように設けられたはんだ接続端子4にはんだボールをリフリー炉で接続させて評価した。
図3及び4は、本発明の実施例の工程を説明するために参照する完成したフレキシブルプリント配線板の一例を示す概略図であり、このうち図3は、はんだ接続端子4と導体配線であるリード線5が形成され、さらに無電解めっきにより0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜が形成されたフレキシブルプリント配線板の一例を示す模式図である。また図4は、さらにカバーレイフィルムが形成されたフレキシブルプリント配線板の模式図である。
屈曲性については、図3に示すはんだ接続端子4と導体配線であるリード線5が形成されたフレキシブルプリント配線板に無電解めっきを行い、めっきした面を外側にしてJIS Z2248の金属材料曲げ試験により巻き付け試験を行い、めっきした皮膜のクラックの発生の有無により評価した。はんだ接続信頼性については開口部2を有するように設けられたはんだ接続端子4にはんだボールをリフリー炉で接続させて評価した。
実施例1
(工程a)(配線形成)
基材厚さ0.3mm、銅箔厚さ1μmのガラス布−エポキシ樹脂基板を使用し、所望の位置にドリル穴あけを行った後に無電解銅めっきを行い、両面の導通を取り、エッチングレジストを形成し、不要な銅を塩化第二鉄エッチング液を用いてエッチングし、片面に金ワイヤボンディング用端子を、他の片面にはんだ接続端子のある銅配線パターンを形成した。
形成された金ワイヤボンディング用端子は、端子幅:50μm、端子長さ:200μm、端子間スペース:20μm、端子の導体厚み:15μmであった。
また、はんだ接続端子12は直径800μmで、導体厚さは15μmであった。
(工程b)(ソルダーレジスト形成)
次に、図1に示すように、金ワイヤボンディング用接続端子1が露出するように開口部2のあるソルダーレジスト3を以下の手順で形成した。同様に、はんだ接続端子側においても、図2に示すように直径650μmの開口部2を有するようにソルダーレジスト3を以下の手順で形成した。
即ち、感光性のソルダーレジスト「PSR−4000 AUS5」〔太陽インキ製造(株)製、商品名〕をロールコータで塗布し、硬化後の厚さが40μmとなるようにした。次いで、露光・現像をすることにより所望の場所に開口部2を有するソルダーレジスト3を形成した。
(工程c)(前処理1)
上記の絶縁樹脂層が設けられた配線板を、30g/Lの水酸化カリウム溶液に50℃で3分間浸漬し、1分間湯洗した後、5分間水洗した。
(工程d)(前処理2)
次に、配線板を、脱脂液「Z−200」〔(株)ワールドメタル製、商品名〕に50℃で3分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程e)(前処理3)
次に、脂肪族チオール化合物であるメルカプト酢酸の濃度が0.02g/Lとなるように調整した、5mL/Lエタノール水溶液に、配線板を25℃で3分間浸漬し、50℃で1分間湯洗した後、1分間水洗した。
(工程f)(前処理4)
次に、配線板を、100g/Lの過硫酸アンモニウム溶液に1分間浸漬し、2分間水洗した。続いて、配線板を10%の硫酸に1分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程g)(置換パラジウムめっき処理)
次に、配線板を、めっき活性化処理液である「SA−100」〔日立化成工業(株)製、商品名〕に25℃で5分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程h)(無電解ニッケルめっき処理)
次に、配線板を、無電解ニッケルめっき液であるトップ二コロンLPH〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で40秒間浸漬することにより、接続端子上に1.5重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.2μmの厚さで形成した。次いで、これを1分間水洗した。
(工程i)(無電解パラジウムめっき処理)
次に、無電解パラジウムめっき液であるAPP〔石原薬品工業(株)製、商品名〕に、50℃で5分間浸漬し、2分間水洗し、0.15μmの厚さのパラジウムめっき皮膜を形成した。
(工程j)(置換金めっき)
次いで、置換金めっき液であるHGS−100日立化成工業(株)製、商品名〕に、85℃で10分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程k)(無電解金めっき処理)
次に、無電解金めっき液であるHGS−2000〔日立化成工業(株)製、商品名〕に、65℃で10分間浸漬し、5分間水洗し、0.1μmの厚さの金めっき皮膜を形成した。
上記で得られた配線板について、下記の基準により接続端子の接続信頼性を評価した。
100箇所のはんだ接続端子に、直径0.76mmのSn−3.0Ag−0.5Cuはんだボールをリフリー炉で接続させ、150℃で1000時間放置後、耐衝撃性ハイスピードボンドテスター4000HS(デイジ社製 商品名)を用いて、20mm/秒の条件ではんだボールのシェア(剪断)試験を施し、それぞれの配線板について下記の基準によりはんだ接続強度について評価した。その結果を表1に示す。
<はんだ接続信頼性>
A:100箇所の接続端子のすべてにおいてはんだボール内での剪断による破壊である。
B:はんだボール内での剪断による破壊以外のモードによる破壊が1箇所以上5個所以内ある。
C:はんだボール内での剪断による破壊以外のモードによる破壊が6箇所以上29個所以内ある。
D:はんだボール内での剪断による破壊以外のモードによる破壊が30個所以上ある。
実施例2
実施例1に示す、工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっきの処理時間を1分40秒間に変更し、0.7μmの厚さの無電解ニッケルめっき皮膜を形成したと以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1に示す、工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっきの処理時間を3分30秒間に変更し、1.5μmの厚さの無電解ニッケルめっき皮膜を形成した以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0004798451
実施例4
(工程a)(配線形成)
基材厚さ0.3mm、銅箔厚さ1μmのガラス布−エポキシ樹脂基板を使用し、所望の位置にドリル穴あけを行った後に無電解銅めっきを行い、両面の導通を取り、エッチングレジストを形成し、不要な銅を塩化第二鉄エッチング液を用いてエッチングし、片面に金ワイヤボンディング用端子を、他の片面にはんだ接続端子のある銅配線パターンを形成した。
形成されたワイヤボンディング用端子1は、端子幅:50μm、端子長さ:200μm端子間スペース:20μm、端子の導体厚み:15μmであった。
また、はんだ接続端子12は直径800μmで、導体厚さは15μmであった。
(工程c)(前処理1)
上記の絶縁樹脂層が設けられた配線板を、30g/Lの水酸化カリウム溶液に50℃で3分間浸漬し、1分間湯洗した後、5分間水洗した。
(工程d)(前処理2)
次に、配線板を、脱脂液「Z−200」〔(株)ワールドメタル製、商品名〕に50℃で3分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程e)(前処理3)
次に、脂肪族チオール化合物であるメルカプト酢酸の濃度が0.02g/Lとなるように調整した、5mL/Lエタノール水溶液に、配線板を25℃で3分間浸漬し、50℃で1分間湯洗した後、1分間水洗した。
(工程f)(前処理4)
次に、配線板を、100g/Lの過硫酸アンモニウム溶液に1分間浸漬し、2分間水洗した。続いて、配線板を10%の硫酸に1分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程g)(置換パラジウムめっき処理)
次に、配線板を、めっき活性化処理液である「SA−100」〔日立化成工業(株)製、商品名〕に25℃で5分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程h)(無電解ニッケルめっき処理)
次に、配線板を、無電解ニッケルめっき液であるトップ二コロンLPH〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で40秒間浸漬することにより、接続端子上に1.5重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.2μmの厚さで形成した。次いで、これを1分間水洗した。
(工程i)(無電解パラジウムめっき処理)
次に、無電解パラジウムめっき液であるAPP石原薬品工業(株)製、商品名〕に、50℃で5分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程j)(置換金めっき)
次いで、置換金めっき液であるHGS−100日立化成工業(株)製、商品名〕に、85℃で10分間浸漬し、2分間水洗した。
(工程k)(無電解金めっき処理)
次に、無電解金めっき液であるHGP−2000〔日立化成工業(株)製、商品名〕に、65℃で10分間浸漬し、5分間水洗した。
(工程l)(カバーレイフィルム形成)
次に、図4に示すように、はんだ接続端子4が露出するように直径650μmの開口部2のあるカバーレイフィルム8を以下の手順で形成した。即ち、感光性のカバーレイフィルムで塗布し、硬化後の厚みが40μmとなるようにした。次いで、露光・現像をすることにより所望の場所に開口部2を有するカバーレイフィルム8を形成した。
工程kのめっき工程の後に得られたフレキシブル配線板を用いて、屈曲性を評価した。屈曲性については、めっきした面を外側に、JIS Z2248の金属材料曲げ試験により巻き付け試験を行い、リード線部を曲げることによって、めっきした皮膜にクラックが発生するのかどうかを評価した。
<屈曲性>
A:50箇所の導体配線のすべてにおいてクラック発生無し。
B:50箇所の導体配線のうち、クラックの発生が1箇所以上5個所以内ある。
C:50箇所の導体配線のうち、クラックの発生が6箇所以上20個所以内ある。
D:50箇所の導体配線のうち、クラックの発生が21箇所以上ある。
また、上記で得られた配線板について、実施例1と同様の方法で接続端子の接続信頼性を評価した。その結果を表2に示す。
実施例5
実施例4に示す工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっきの処理時間を1分40秒間に変更し、0.7μmの厚さの無電解ニッケルめっき皮膜を形成した以外は、実施例4と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例4と同様の方法で屈曲性及び実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表2に示す。
Figure 0004798451
比較例1
実施例1に示す、工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっきの処理時間を15秒間に変更し、0.1μmの厚さの無電解ニッケルめっき皮膜を形成したと以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表3に示す。
比較例2
実施例1の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をICP二コロンU〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で3分間浸漬することにより、接続端子上に7重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.7μmの厚さで形成したこと以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表3に示す。
比較例3
実施例1の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をトップ二コロンNAC〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で4分間浸漬することにより、接続端子上に11.5重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.7μmの厚さで形成した以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表3に示す。
比較例4
実施例1の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液を下記の無電解ニッケルめっき液に変更し、85℃で11分間浸漬することにより、接続端子上にほぼ100%の純度のニッケルの無電解ニッケルめっき皮膜を0.7μmの厚さで形成したこと以外は、実施例1と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表3に示す。
(無電解ニッケルめっき液)
塩化ニッケル 0.05M
ヒドラジン一水和物 0.4M
グリシン 0.3M
ホウ酸 0.5M
チオ硫酸Na5水和物 1ppm
鉛イオン 0.3ppm
pH 12.0
Figure 0004798451
比較例5
実施例4の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をICP二コロンU〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で3分間浸漬することにより、接続端子上に7重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.7μmの厚さで形成した以外は、実施例4と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例4と同様の方法で屈曲性及び実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表4に示す。
比較例6
実施例4の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をICP二コロンU〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で6分20秒間浸漬処理することにより、接続端子上に7重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を1.5μmの厚さで形成した以外は、実施例4と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例4と同様の方法で屈曲性及び実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表4に示す。
比較例7
実施例4の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をトップ二コロンNAC〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で4分間浸漬することにより、接続端子上に11.5重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を0.7μmの厚さで形成した以外は、実施例4と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例4と同様の方法で屈曲性及び実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表4に示す。
比較例8
実施例4の工程h(無電解ニッケルめっき工程)において、無電解ニッケルめっき液をトップ二コロンNAC〔奥野製薬工業(株)製、商品名〕に85℃で8分30秒間浸漬することにより、接続端子上に11.5重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜を1.5μmの厚さで形成した以外は、実施例4と同様の工程を経て配線板を得た。その後この配線板につい実施例4と同様の方法で屈曲性及び実施例1と同様の方法で接続信頼性を評価した。その結果を表4に示す。
Figure 0004798451
表1〜4に示されるように、実施例1〜3の配線板は、厚さが0.2μm以上で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき被膜を順に形成することで、はんだの接続信頼性に優れた接続端子を有する半導体チップ搭載基板を提供できることが明らかである。
また、実施例4及び5の配線板は、厚さが0.2μm以上で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき被膜を順に形成することで、屈曲性とはんだの接続信頼性に優れた接続端子を有するフレキシブルプリント配線板を提供できることが明らかである。
これに対し、比較例1〜4の配線板は、はんだの接続信頼性に劣り、また比較例5〜8の配線板は、屈曲性及びはんだの接続信頼性のいずれかに劣ることが明らかである。
金ワイヤボンディング用接続端子側から見た場合の半導体チップ搭載用基板の一例を示す模式図である。 はんだ接続端子側から見た場合の半導体チップ搭載用基板の一例を示す模式図である。 無電解めっき後のフレキシブルプリント配線板の一例を示す模式図である。 無電解めっきを行い、さらにカバーレイフィルムを形成した後のフレキシブルプリント配線板の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 金ワイヤボンディング用接続端子
2 開口部
3 ソルダーレジスト
4 はんだ接続端子
5 リード線
6 半導体チップ搭載用基板
7 ポリイミド樹脂
8 カバーレイフィルム
9 フレキシブルプリント配線板

Claims (2)

  1. 折り曲げ部と接続端子部を併せてもつ配線板において、前記折り曲げ部と接続端子部に配線導体が形成されており、前記折り曲げ部と接続端子部の表面に厚さが0.2μm以上、0.8μm以下で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜が順に形成された配線板。
  2. 折り曲げ部と接続端子部を併せてもつ配線板の表面に配線導体を形成した後と、該配線導体の表面に厚さが0.2μm以上、0.8μm以下で、0.5〜3重量%のリンを含有した無電解ニッケルめっき皮膜、無電解パラジウムめっき皮膜、置換金めっき皮膜、さらに無電解金めっき皮膜を順に形成し、接続端子部の配線導体にはんだを溶着して接続端子を形成することを特徴とする配線板の製造方法。
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