JP4798361B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理技術に関するものであり、特に、出力デバイスにおいて画像を形成した時に画像形成材の使用量を削減できる出力画像データに変換する画像処理技術に関するものである。
ランニングコストの削減や環境への配慮のために、トナーなどの画像形成材の消費を抑えてゆくことが重要となっている。その中でも、画像形成材の使用量を抑えながらも、いかに画質を劣化させずに再現するかということがますます重要となってきている。
従来より、画像形成材の使用量を抑えるための技術については、多数提案されてきている。単純な例としては、画像形成材の使用量を一律に減少させる方法がある。例えば、単純にドットを間引くようにスクリーンを変更したり、UCR率の変更やγパラメータの変更、色変換パラメータの変更などによって行うことができる。また、例えば明度が明るくなるように、あるいは彩度が低下するように、入力された画像データを変換することによって、形成される画像に使用される画像形成材の量を制限することも行われている。さらに電子写真方式では、レーザダイオードの電圧を降下させるなど、物理的な手法によって画像形成材の使用量を減少させる方法もある。
例えば特許文献1では、階調変換部において全体の濃度が低くなるように変換している。また、特許文献2では明度を通常よりも明るくし、また彩度を通常よりも薄くするように変換し、画像形成材の使用量を抑えている。さらに特許文献3では、カラープロファイルを変更して画像全体の濃度を下げ、画像形成材の使用量を低減している。
このような従来の画像形成材の使用量を削減する方法では、一律に画像形成材の使用量を削減することは可能であるが、形成された画像の画質は著しく低下してしまうという問題がある。そのため、画像形成材の使用量を抑えつつ、画質の劣化が気にならないように画像を形成することはできなかった。
特開平9−244475号公報 特開2005−86289号公報 特開2003−66781号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、画像形成材の使用量を抑えつつ、出力デバイスで画像を形成したときに画像の画質の劣化が気にならない程度に抑えることができる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置であって、出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量が指定され、入力画像データを出力可能な他の出力デバイスの色再現範囲の色空間における体積、γ特性、白色点特性または黒色点特性あるいはRGB色度点特性、経時特性、内部フレアもしくは外部フレア、設定パラメータをデバイス情報として取得するとともに、指定された画像形成材の節約量からデバイス情報を変更し、そのデバイス情報に従って、出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように入力画像データを変換することを特徴とするものである。
一般には入力画像データを出力デバイスで再現する場合には、出力デバイスの色再現能力に応じて画像を形成するため、ディスプレイで再現できない色であっても、出力デバイスでは再現することができる。しかし、ディスプレイで再現できない色が出力デバイスで再現されないように入力画像データを変換して出力デバイスで画像を形成しても、ディスプレイで入力画像データを表示させていたユーザにとっては、ディスプレイで表示していたのと同等の画質が得られているため、感覚的には画質の劣化は気にならない。従って、ディスプレイで再現できない色を出力デバイスで再現しないように入力画像データを変換することができる。
このとき、少なくとも画像形成材の使用量が減少するように、入力画像データを変換することができる。画像形成材が多く使用されるのは暗部や高彩度の色の部分であり、これらの部分において、ディスプレイで再現できない色を出力デバイスで再現しないように入力画像データを変換すれば、画質の劣化を抑えつつ画像形成材の使用量を削減することができる。
例えばディスプレイなどの他の出力デバイスで再現可能な色範囲は、デバイス情報、例えばγ特性、白色点特性または黒色点特性あるいはRGB色度点特性、経時特性、内部フレアもしくは外部フレア、他の出力デバイスにおける設定パラメータあるいはデバイス自体の特性パラメータ等によって変化する。この色再現範囲の変化により、出力デバイスで画像形成材の使用量を削減することが可能になる。また、他のデバイス情報として、他の出力デバイスの周囲環境光源特性などの環境情報や、他の出力デバイスの種類あるいは機種が異なっても色再現範囲は変化し、それに伴って画像形成材の使用量を削減可能な場合がある。
逆に、これらのデバイス情報を変更することによって、出力デバイスにおいて画像形成材の使用量を削減することが可能である。本発明では、他の出力デバイスの色再現範囲の色空間における体積、γ特性、白色点特性または黒色点特性あるいはRGB色度点特性、経時特性、内部フレアもしくは外部フレア、設定パラメータをデバイス情報として取得し、指定された画像形成材の節約量からデバイス情報を変更するように構成し、所望の量だけ画像形成材の使用量を削減するように構成している。
なお、他の出力デバイスのデバイス情報は、当該他の出力デバイスから取得することもできるし、ユーザが指定あるいは複数の選択肢から選択するように構成することもできる。ユーザが指定または選択することによって、意図的に画像形成材の使用量を削減することができる。
本発明によれば、他の出力デバイスにおけるデバイス情報に従って、出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように入力画像データを変換するので、画像形成材の使用量を抑えながらも、他の出力デバイスにおける色再現とそれほど変わらない色再現により画像を形成することが可能となる。従って、画像形成材の使用量を抑えつつ、出力デバイスで画像を形成したときに画像の画質の劣化が気にならない程度に抑えることができるという効果がある。
図1は、本発明の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は画像入力部、2は入力画像データ処理部、3は出力画像データ処理部、4は画像出力部、5はセーブモード指示部、6は入力デバイス情報取得部、7は入力デバイス情報指定部、8は入力デバイス情報記憶部、9は出力デバイス情報記憶部である。画像入力部1は、処理すべき入力画像データを受け取る。
入力画像データ処理部2は、入力画像データを中間的な画像データに変換する。ここでは、例えばRGB色空間の入力画像データをLab色空間の中間的な画像データへの変換などを行う。また、このような入力画像データに対する変換処理の際に、入力デバイス情報取得部6で取得されたデバイス情報に従って、画像出力部4から出力される出力画像データをもとに画像を形成する出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように、入力画像データを変換することができる。
出力画像データ処理部3は、入力画像データ処理部2で変換された中間的な画像データを、出力デバイスにおいて画像を形成するのに最適な出力画像データへ変換する。例えば出力デバイスがCMYKの色の画像形成材を用いる場合、Lab色空間の中間的な画像データからCMYK色空間の出力画像データへの変換を行うことができる。さらに、階調処理やスクリーン処理など、出力デバイスに対応する様々な処理を行うことができる。
画像出力部4は、出力画像データ処理部3で変換された出力画像データを出力する。例えば画像形成エンジンを出力デバイスとして出力することにより、画像形成材を使用して用紙等に画像が形成されることになる。
セーブモード指示部5は、ユーザが必要に応じて行った画像形成材の削減の指示を受け付ける。例えば画像形成材の削減の有無や、削減量に応じた段階を指示することができる。あるいは画像形成材の節約量を直接指定するなど、他の指示方法を用いてもよい。
入力デバイス情報取得部6は、入力デバイス情報記憶部8からデバイス情報を取得し、入力画像データ処理部2に渡す。このとき、セーブモード指示部5によって指示されたモードに従い、必要に応じてデバイス情報を変更する。このデバイス情報は、入力画像データを別途出力する出力デバイスのデバイス情報であり、画像出力部4から出力される出力画像データを受け取る出力デバイスではない。例えばディスプレイに表示している画像をプリンタで印刷する場合を考えると、ディスプレイのデバイス情報を入力デバイス情報取得部6によって取得し、プリンタで印刷するための出力画像データを画像出力部4から出力することに相当する。
入力デバイス情報指定部7は、入力デバイス情報記憶部8に記憶されている複数のデバイス情報の中から1つを選択したり、あるいは、入力デバイス情報記憶部8に記憶されているデバイス情報を適宜変更する。デバイス情報を変更した場合、その変更したデバイス情報をデバイス情報取得部6により取得させることにより、任意のデバイス情報に従った入力画像データに対する画像形成材を削減する変換を入力画像データ処理部2に行わせることができる。
入力デバイス情報記憶部8は、1ないし複数のデバイス情報を記憶する。また、入力デバイス情報指定部7でデバイス情報が変更された場合、その変更されたデバイス情報を記憶しておくこともできる。デバイス情報としては、色再現域に関係する様々な情報、例えばデバイスの種類や機種、デバイス設定値、経時変化特性、デバイスが使用されている環境を示す周囲環境情報、内部で行われる画像処理において用いられるγ値、白色点や黒色点の特性、RGB色度点、色再現域の体積、デバイスがディスプレイであればさらに内部フレアや外部フレア、管面光沢度などが考えられる。
出力デバイス情報記憶部9は、画像出力部4から出力される出力画像データを受け取る出力デバイスのデバイス情報を記憶している。例えばセーブモード指示部5によって画像形成材の削減量が指示された場合、色再現域をどの程度縮減させればよいかを判断するのに用いることができる。あるいは、セーブモード指示部5によって画像形成材の削減を行わないことが指示された場合に、このデバイス情報を用いて実質的に入力画像データに対して処理が行われないようにすることもできる。
このような本発明の実施の一形態の構成において、画像形成材を削減する基本的な原理について、いくつかのデバイス情報をもとに簡単に説明する。なお、以下に説明する例では、ディスプレイのデバイス情報を用いることとする。
図2は、彩度の経時特性の一例を示すグラフである。一般的にディスプレイは使用時間が長くなると出力が落ちる。そのため、図2に示すように、時間とともに彩度は低下し、再現できない色が多くなる。従って、同じ画像データを表示しても時間とともに再現される色範囲は狭まる。この色範囲が狭まった分だけ出力画像データの色範囲を狭めて画質を劣化させても、ユーザはディスプレイの狭まった色範囲で再現された色しか見ていないので、それほど気にならない。これを利用し、経時特性に従って狭まる色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに、ディスプレイの経時特性からどの程度経っているときのものかを仮想的に計算し、得られた仮想的な経時特性を用いてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図3は、内部フレア、外部フレアによる色再現域の変化の一例の説明図である。ディスプレイでは、内部フレア及び外部フレアが大きくなると、暗い部分や彩度の高い色の部分が表示できなくなる。例えば内部フレアによって黒が多少明るくなったり、外部フレアによって彩度の高い色が白っぽくなってしまう。図3においては、外側の実線が内部フレア及び外部フレアの影響を受けない場合の色再現域を示し、内側の太線が内部フレア及び外部フレアの影響を受けた場合の色再現域を示している。図3から分かるように、暗い色において色再現域が大幅に狭くなっており、また彩度の高い色についても色再現域が狭くなっている。このように色再現域が狭くなった分については、出力デバイスで色を再現しなくても、見た目にはそれほど気にならない画像を形成することができる。これを利用し、内部フレア及び外部フレアによって狭まる色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに、ディスプレイの内部フレアや外部フレアの値を仮想的に計算し、得られた仮想的な内部フレア及び外部フレアの値を用いてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
同様に、ディスプレイの設定を明るくしすぎたり、暗くしすぎたりすると、設定によっては出力できない色が出てくる。例えば明るくしすぎると暗い色や彩度の高い色が再現されなくなる。また、暗くしすぎた場合にも彩度の高い色は再現されなくなる。これらの色が再現されなくなった分だけ、狭まった色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに、ディスプレイの設定値を仮想的に計算し、得られた仮想的なディスプレイの設定値を用いてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図4は、色再現域の体積を変更する場合の一例の説明図である。出力デバイスによっては、出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域よりも狭い色再現域しか有していない場合がある。このような場合には、狭い色再現域に合わせて出力しても問題はない。図4においては、外側の実線が出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域を示しており、内側の太線がディスプレイ等の狭い色再現域の出力デバイスの場合を示している。この場合、内側の太線で示した狭い色再現域まで色再現域を狭くしても、ユーザはそれほど気にはならないであろう。図4に示すように、暗い色や鮮やかな色について色再現域を狭くすることによって、画像形成材の使用量を削減することができる。従って、この狭くなった色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに色再現域の体積を計算し、例えば図4に示すように暗い色や鮮やかな色の部分について色再現域を狭くしてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図5は、RGB色度点を変更する場合の一例の説明図である。例えばディスプレイ等においては色の濃さなどの調整を行うことができる。この調整によって、RGB色度点(R、G、Bの最も彩度が高い色の色度)を変更することができる。例えば図5に示すように、RGB色度点を白側に近い点に変更することによって、彩度が高い色について表示できなくなる。その分だけ狭くなった色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとにRGB色度点を内側に移動させた仮想的なデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図6は、管面光沢度による色再現域の変化の一例の説明図である。ディスプレイでは、管面光沢度が高いと深い黒が再現され、暗い色や彩度の高い色を再現することができる。図6においては、外側の実線が管面光沢度が高い場合の色再現域を示し、内側の太線が管面光沢度が低い場合の色再現域を示している。図6に示すように、ディスプレイの管面光沢度が低い場合には、暗い色や鮮やかな色において色再現域が大幅に狭くなっている。このように管面光沢度が低いディスプレイを使用しているユーザにとっては、色再現域が狭くなっている分の色については、出力デバイスで色を再現しなくても、見た目にはそれほど気にならない画像を形成することができる。これを利用し、管面光沢度が低いことによって狭まる色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに、ディスプレイの管面光沢度の値を仮想的に計算し、得られた仮想的な管面光沢度の値を用いてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図7は、白色点、黒色点特性を変更する場合の一例の説明図である。出力デバイスによっては、出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域の内側に白色点や黒色点が存在する場合がある。このような場合には、出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域よりも狭い色再現域しか用いていない場合が多く、狭い色再現域に合わせて出力しても問題はない。図7においては、外側の実線が出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域を示しており、その色再現域内に白色点及び黒色点が存在する場合の狭い色再現域を内側の太線で示している。図7に示すように出力画像データを出力する出力デバイスの色再現域よりも内側に白色点及び黒色点が存在すると、暗い黒や彩度の高い色が再現されなくなり、全体の色再現域は狭くなる。この場合、内側の太線で示した狭い色再現域まで色再現域を狭くしても、ユーザはそれほど気にはならないと考えられる。これを利用し、白色点、黒色点が内側となる狭い色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに白色点や黒色点を計算し、計算した仮想的な白色点や黒色点をもとにデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
図8は、γ特性を変更する場合の一例を示すグラフである。ディスプレイなどの出力デバイスでは、出力時にγ関数を用いて階調補正を行っている。このγ関数を変更することによって、全体的な色の濃淡を変更することができる。例えば図8(A)に示すように色が薄くなる方向へγ関数を変更すると、画像全体として明るめの画像となる。また、例えば図8(B)に示すようにγ関数の底上げを行うことによって、暗い色が再現されなくなる。これらのγ関数に対する変更を行うことによって、暗い色や彩度の高い色が再現されなくなる。これを利用し、γ関数の変更により狭まる色再現域しか用いないように入力画像データを変換すれば、出力画像データを出力する出力デバイスでは少ない画像形成材の使用量で画像を形成することができ、画像形成材の使用量を削減することができる。
逆に、出力デバイスにおいて削減する画像形成材の量をもとに、γ関数の形状や底上げ量などを仮想的に計算し、得られた仮想的なγ特性を用いてデバイス情報を作成し、そのデバイス情報を用いて入力画像データを画像形成材の使用量が少なくなるように変換することもできる。
以上、いくつかのデバイス情報について、画像形成材を削減する基本的な原理について説明したが、本発明はこれらのデバイス情報に限らず、種々のデバイス情報を用いて画像形成材を削減するように入力画像データを変換し、出力デバイスにおいて使用する画像形成材の使用量を削減することができる。また、上述のデバイス情報のそれぞれあるいは他のデバイス情報を含めて、複数を考慮して画像形成材の使用量を削減するように構成しても良い。さらに、上述の説明では出力画像データを出力する出力デバイス以外の出力デバイスの一例としてディスプレイを例にして説明したが、これ以外の出力デバイスであっても同様に、様々なデバイス情報を用いて画像形成材の使用量を削減することができる。
次に、本発明の実施の一形態における動作例について、いくつか説明してゆく。なお、以下の動作例においては、いずれもディスプレイで表示していた画像を入力画像データとし、また処理後の出力画像データは画像を形成する出力デバイスに対して出力されて、画像形成材を用いて画像が形成されるものとする。
まず第1の動作例として、いくつかの画像形成材の使用量を削減する段階に応じたモードを用意しておき、ユーザがそのモードのうちいずれかを選択することにより画像形成材の使用量を削減する例を示す。
この例の場合には、予めそれぞれのモードに対応する仮想的なデバイス情報を作成しておく。すなわち、入力デバイス情報指定部7によってそれぞれのモードに対応するデバイス情報を指定し、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく。
具体的なモードとしては、画像形成材を削減しないセーブモードOFFと、削減量が少ない方からセーブモード1,2,3とし、内部フレア、外部フレア、γ値などを変更してそれぞれのセーブモードに対応するデバイス情報を作成する。なお、セーブモードOFFでは、ユーザが入力画像データを表示させているディスプレイにおいて一般的な外部フレア、内部フレア、γ値を想定し、入力画像データに対しては画像形成材を削減する変換処理は行わない。
セーブモード1では、ユーザが入力画像データを表示させているディスプレイにおいて外部フレアまたは内部フレアの大きさを一般的なディスプレイにおける外部フレアまたは内部フレアよりも30%増とし、あるいはγ値を一般的なディスプレイにおけるγ値よりも−0.2して仮想的な入力バイス情報を作成し、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく。またセーブモード2では、同じく外部フレアまたは内部フレアの大きさを一般的なディスプレイにおける外部フレアまたは内部フレアよりも50%増とし、あるいはγ値を一般的なディスプレイにおけるγ値よりも−0.4して仮想的な入力バイス情報を作成し、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく。さらにセーブモード3では、同じく外部フレアまたは内部フレアの大きさを一般的なディスプレイにおける外部フレアまたは内部フレアよりも70%増とし、あるいはγ値を一般的なディスプレイにおけるγ値よりも−0.6して仮想的な入力バイス情報を作成し、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく。
もちろんこの具体例によらず、様々なデバイス情報を変更し、所望の画像形成材の削減量を実現できる仮想的なデバイス情報を設定し、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておくことができる。また、入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく仮想的なデバイス情報の数も上述の例に限られるものでないことは言うまでもない。
図9は、本発明の実施の一形態の第1の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。上述のように予め仮想的なデバイス情報を入力デバイス情報記憶部8に記憶させておく。また、処理に先立ってセーブモード指示部5からセーブモードの指示を行う。そして図9に示す処理を開始する。
S11において、画像入力部1は、処理すべき入力画像データを受け取る。S12において、入力デバイス情報取得部6はセーブモード指示部5から指示されたセーブモードがセーブモードOFF、すなわち画像形成材の使用量の削減を行わない指示であるか否かを判定する。セーブモードOFFの場合にはS15へ進む。この場合には、出力画像データを受け取る出力デバイスにおいて高画質で画像を形成できるように、入力画像データ処理部2に対して処理パラメータを渡す。
セーブモードOFF以外の場合には、入力デバイス情報取得部6は、S13において、セーブモード指示部5から指示されたセーブモードに対応した仮想的なデバイス情報を入力デバイス情報記憶部8から読み出す。そしてS14において、読み出した仮想的なデバイス情報に従って入力画像データに対して画像形成材の使用量の削減するための処理パラメータを計算し、入力画像データ処理部2に渡す。
S15において、入力画像データ処理部2は入力デバイス情報取得部6から受け取った処理パラメータに従って入力画像データに対して画像形成材の使用量を削減するための変換処理を行い、さらに入力時の各種の処理を行う。なお、セーブモードOFFの場合などでは、画像形成材の使用量を削減するための入力画像データに対する変換処理を行わなくてもよい。
S16において、出力画像データ処理部3は入力画像データ処理部2で処理された画像データを受け取り、出力画像データを受け取る出力デバイスに応じた各種の処理を行って出力画像データを生成する。S17において、出力画像データ処理部3で生成された出力画像データは、画像出力部4から出力デバイスに対して出力される。
このような処理によって、例えばユーザがセーブモード1を選択していれば、一般的なディスプレイにおける外部または内部フレアよりも30%大きくした外部または内部フレア、あるいはγ値を一般的なディスプレイのγ値よりも−0.2としたときと同等の色再現範囲で画像が形成される。従って、ユーザは内部フレアまたは外部フレアが多少増加した環境でディスプレイを参照しているとき、あるいは多少明るめに表示しているかのような画像が得られることになり、違和感の少ない画像を得ることができる。また、外部フレアまたは内部フレアを一般的なディスプレイよりも30%大きな外部フレアまたは内部フレア、あるいはγ値を一般的なディスプレイのγ−0.2とした仮想的なデバイス情報を用いて入力画像データに対して暗い色や高彩度の色を抑えるように変換処理を行っているため、出力デバイスでは画像形成材を多く使用する暗い色や高彩度の色を再現せず、よって画像形成材の使用量を削減することができる。
次に第2の動作例として、画像形成材の使用量の削減するモードをユーザが選択したときに、ユーザがデバイス情報を入力する例を示す。図10は、本発明の実施の一形態の第2の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。ユーザは、セーブモード指示部5からセーブモードの指示を行って、図10に示す処理を開始する。
この動作例の場合には、ユーザが設定するモードは、画像形成材の使用量の削減を行わないセーブモードOFFと、画像形成材の使用量の削減を行うセーブモードONのいずれかである。S21において、入力デバイス情報取得部6はセーブモード指示部5から指示されたセーブモードがセーブモードOFFか、あるいはセーブモードONかを判定する。セーブモードOFFの場合にはそのままS25へ進む。この場合には、出力画像データを受け取る出力デバイスにおいて高画質で画像を形成できるように、入力画像データ処理部2に対して処理パラメータを渡す。
セーブモードONが指示されていた場合には、S22において、ユーザは入力デバイス情報指定部7から仮想的なデバイス情報を指定し、その指定された仮想的なデバイス情報をS23において入力デバイス情報記憶部8に記憶させる。指定可能な仮想的なデバイス情報としては、上述のように様々なパラメータが存在する。例えば、ディスプレイに設定している輝度情報値を設定したり、ディスプレイの内部フレアを一般的なディスプレイの内部フレアよりも30%増とするなどといったように、デバイス情報の1ないし複数をユーザが直接変更することができる。あるいは、経時変化特性として製造年月や使用時間などの間接的な値を入力するようにしてもよい。間接的な値が入力された場合、そのまま入力デバイス情報記憶部8に記憶してもよいし、デバイス情報に変換して入力デバイス情報記憶部8に記憶してもよい。もちろん、デバイス情報として設定できるパラメータとしてどのようなパラメータを用意するかは任意である。
このようにして入力デバイス情報指定部7でデバイス情報が指定され、入力デバイス情報記憶部8に記憶されたら、S24において、入力デバイス情報取得部6は入力デバイス情報記憶部8からユーザが指定した仮想的なデバイス情報を読み出し、その仮想的なデバイス情報に従って、入力画像データに対して画像形成材の使用量を削減するための処理パラメータを計算し、入力画像データ処理部2に渡す。
S25において、画像入力部1は、処理すべき入力画像データを受け取る。S26において、入力画像データ処理部2は入力デバイス情報取得部6から受け取った処理パラメータに従って入力画像データに対して画像形成材の使用量を削減するための変換処理を行い、さらに入力時の各種の処理を行う。なお、セーブモードOFFの場合などでは、画像形成材の使用量を削減するための入力画像データに対する変換処理を行わなくてもよい。
S27において、出力画像データ処理部3は入力画像データ処理部2で処理された画像データを受け取り、出力画像データを受け取る出力デバイスに応じた各種の処理を行って出力画像データを生成する。S28において、出力画像データ処理部3で生成された出力画像データは、画像出力部4から出力デバイスに対して出力される。
このような処理によって、例えばユーザが設定したディスプレイの仮想的なデバイス情報に従って画像が形成される。従って、ユーザは例えばディスプレイを多少明るくしたり、劣化したディスプレイを参照しているような画像として画像が形成されることになり、違和感の少ない画像を得ることができる。また、これらのデバイス情報の設定に従って入力画像データの変換を行い、画像形成時には暗い色や高彩度の色を抑えるように入力画像データに対して変換処理を行っているため、出力デバイスでは画像形成材を多く使用する暗い色や高彩度の色を再現せず、よって画像形成材の使用量を削減することができる。
次に第3の動作例として、画像形成材の使用量の削減するモードをユーザが選択したときに、ユーザが削減量を入力する例を示す。図11は、本発明の実施の一形態の第3の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。ユーザは、セーブモード指示部5からセーブモードの指示を行って、図11に示す処理を開始する。
この動作例の場合には、ユーザが設定するモードは、画像形成材の使用量の削減を行わないセーブモードOFFと、画像形成材の使用量の削減を行うセーブモードONのいずれかである。S31において、入力デバイス情報取得部6はセーブモード指示部5から指示されたセーブモードがセーブモードOFFか、あるいはセーブモードONかを判定する。セーブモードOFFの場合にはそのままS36へ進む。この場合には、出力画像データを受け取る出力デバイスにおいて高画質で画像を形成できるように、入力画像データ処理部2に対して処理パラメータを渡す。
セーブモードONが指示されていた場合には、S32において、ユーザはセーブモード指定部5から画像形成材の削減量を指定する。入力デバイス情報取得部6は、画像形成材の削減量の指定を受け、S33において、出力デバイス情報記憶部9から出力画像データを受け取る出力デバイスのデバイス情報を取得し、指定された削減量を実現するにはどの程度の色再現域の縮減が必要かを計算する。さらにS34において、入力デバイス情報取得部6は入力デバイス情報記憶部8からデバイス情報を読み出し、縮減した色再現域内とするための仮想的なデバイス情報を計算する。これによって、指示された画像形成材の削減量を実現するための仮想的なデバイス情報が得られる。例えば内部フレアや外部フレアに上乗せしたり、γ値を変更したり、あるいは複数の変更を組み合わせ、指示された画像形成材の削減量を実現するように、仮想的なデバイス情報を計算することができる。さらに入力デバイス情報取得部6は、S35において、計算された仮想的なデバイス情報に従って、入力画像データに対して画像形成材の使用量の削減するための処理パラメータを計算し、入力画像データ処理部2に渡す。
S36において、画像入力部1は、処理すべき入力画像データを受け取る。S37において、入力画像データ処理部2は入力デバイス情報取得部6から受け取った処理パラメータに従って入力画像データに対して画像形成材の使用量を削減するための変換処理を行い、さらに入力時の各種の処理を行う。なお、セーブモードOFFの場合などでは、画像形成材の使用量を削減するための入力画像データに対する変換処理を行わなくてもよい。
S38において、出力画像データ処理部3は入力画像データ処理部2で処理された画像データを受け取り、出力画像データを受け取る出力デバイスに応じた各種の処理を行って出力画像データを生成する。S39において、出力画像データ処理部3で生成された出力画像データは、画像出力部4から出力デバイスに対して出力される。
このような処理によって、例えばユーザが設定した画像形成材の削減量に従って画像が形成される。従って、所望の画像形成材の削減量で画像を形成することができる。このとき、ディスプレイのデバイス情報を変更した仮想的なデバイス情報に従って入力画像データの変換を行っているので、形成された画像はディスプレイに表示された画像より多少劣化している程度であり、それほど劣化は気にならない。
なお、上述の各動作例では、いずれもディスプレイのデバイス情報を変更して仮想的なデバイス情報を作成し、その仮想的なデバイス情報に従って入力画像データを変換することにより画像形成材の使用量を削減する例を示した。例えばディスプレイの色再現範囲が、出力画像データを受け取る出力デバイスの色再現範囲よりも狭い場合には、現状のディスプレイのデバイス情報を用いて入力画像データを変換するだけでも、画像形成材の使用量を削減できる場合もある。本発明は、このような場合を含むものであり、セーブモードがONの場合にこのような動作を行い、セーブモードがOFFの場合には高画質の画像が出力デバイスで形成されるように構成することができる。
また、上述の各動作例では、ディスプレイのデバイス情報を予め入力デバイス情報記憶部8に記憶させておくこととしているが、例えばディスプレイと通信を行って取得したり、あるいはディスプレイの置かれている環境に関する情報についてはセンサなどの出力を受け取ってデバイス情報とするように構成することもできる。
上述のディスプレイは一例であって、他の様々な出力デバイスであってよい。また、出力画像データを受け取る出力デバイスは、画像形成材を用いて画像を形成する様々な出力デバイスであってよく、画像形成材は例えばトナーやインクなど、それぞれの出力デバイスに応じた材料であってよい。
なお、上述の本発明の構成の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラムによって実現することが可能である。プログラムで実現される場合、そのプログラムおよびそのプログラムが用いるデータや色変換テーブルのデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。あるいはプログラムをネットワークなどを介してコンピュータに転送し、プログラムを実行させてもよい。もちろん、一部の機能についてハードウェアによって構成することもできるし、あるいは、すべてをハードウェアで構成してもよい。例えば出力デバイス上のプログラムあるいはハードウェア又はその組み合わせとして実現することもできる。
本発明の実施の一形態を示すブロック図である。 彩度の経時特性の一例を示すグラフである。 内部フレア、外部フレアによる色再現域の変化の一例の説明図である。 色再現域の体積を変更する場合の一例の説明図である。 RGB色度点を変更する場合の一例の説明図である。 管面光沢度による色再現域の変化の一例の説明図である。 白色点、黒色点特性を変更する場合の一例の説明図である。 γ特性を変更する場合の一例を示すグラフである。 本発明の実施の一形態の第1の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態の第2の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態の第3の動作例における入力画像データの変換処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像入力部、2…入力画像データ処理部、3…出力画像データ処理部、4…画像出力部、5…セーブモード指示部、6…入力デバイス情報取得部、7…入力デバイス情報指定部、8…入力デバイス情報記憶部、9…出力デバイス情報記憶部。

Claims (7)

  1. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスの色再現範囲の色空間における体積をデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記デバイス情報取得手段は、前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から、暗い色や高彩度の色についての色再現域を狭くするように前記デバイス情報を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスのγ特性をデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスの白色点特性または黒色点特性あるいはRGB色度点特性をデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスの経時特性をデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスの内部フレアもしくは外部フレアをデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 入力画像データを画像形成材を使用して出力デバイスにより画像を形成するための出力画像データに変換する画像処理装置において、前記出力デバイスにおいて使用する画像形成材の節約量を指定する指定手段と、前記入力画像データを出力可能な他の出力デバイスにおける設定パラメータをデバイス情報として取得するとともに前記指定手段で指定された画像形成材の節約量から前記デバイス情報を変更するデバイス情報取得手段と、前記デバイス情報に従って前記出力デバイスにおける画像形成材の使用量を減らすように前記入力画像データを変換する入力画像データ処理手段を有することを特徴とする画像処理装置。
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