JP4798046B2 - タービンハウジング用ラギングカバー - Google Patents

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本発明は、タービンハウジングに断熱の為装着されるラギングカバーに関するものである。
舶用ディーゼルエンジン等の大型内燃機関に装備される排気タービン過給機では、人が高熱となるタービンハウジングに触れる可能性がある為、表面温度が所定値以下となる様に、断熱の為のラギングカバーがタービンハウジングに装着される。
タービンハウジング用ラギングカバーに要求される機能として、高い断熱性と共に耐久性、更にタービンハウジングへの装着の容易性が求められる。
尚、ラギングカバーの断熱性を高めたものとして特許文献1に示されるものがあり、又タービンハウジングへの装着性を高めたものとして特許文献2に示されるものがある。
特許文献1には、断熱材の表面に金網を用いたラギングカバーが示され、断熱性、耐久性を向上させている。然し乍ら、特許文献1のラギングカバーでは、ステンレスの金網を縫合等の手段で直接断熱材に取付けるわけにはいかないので、リング等の固着金具を用いている。従って、製作に手間が掛り、コスト高となると共にラギングカバーの厚みが厚くなり柔軟性に欠け、タービンハウジングへの取付けが面倒である等の問題を有していた。
又、特許文献2は装着性を高める為、形状維持の為に針金、或は金属薄板等の金属材料が用いられており、やはり、金属材料と断熱材との結合作業が別途必要であり、又柔軟性に欠けるという問題がある。更に、特許文献2では特に断熱性については言及されていない。
特開平9−151742号公報
特開平7−189725号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、製作が容易であり、又断熱性、耐久性、装着性に優れたラギングカバーを提供しようとするものである。
本発明は、タービンハウジングに断熱の為装着されるラギングカバーであって、タービンハウジングを覆うラギングカバー本体は、複数の部位に分割され、各部位は断熱材である表面材と断熱材である裏面材とを袋状に縫合し、袋状の内部に断熱材を収納し、前記部位同士を縫合して前記カバー本体を形成したタービンハウジング用ラギングカバーに係り、又前記表面材は、シリコン層でコーティングされたタービンハウジング用ラギングカバーに係り、又前記ラギングカバー本体の内縁部を縁部材により縁取りし、該縁部材を交換可能としたタービンハウジング用ラギングカバーに係り、更に又前記断熱材は、不連続境界層が形成される様複数層から構成されるタービンハウジング用ラギングカバーに係るものである。
本発明によれば、タービンハウジングに断熱の為装着されるラギングカバーであって、タービンハウジングを覆うラギングカバー本体は、複数の部位に分割され、各部位は断熱材である表面材と断熱材である裏面材とを袋状に縫合し、袋状の内部に断熱材を収納し、前記部位同士を縫合して前記カバー本体を形成したので、金属材料を使用することなく、取扱い性、製作性が向上し、又ラギングカバーの各部位が袋状となっているので断熱性能が向上する。
又本発明によれば、前記表面材は、シリコン層でコーティングされたので、柔軟性を維持しつつ油が内部に浸透することを防止し、安全性が向上する。
又本発明によれば、前記ラギングカバー本体の内縁部を縁部材により縁取りし、該縁部材を交換可能としたので、劣化し易い部分を新しい材料に更新でき、ラギングカバーの延命化が図れる。
更に又本発明によれば、前記断熱材は、不連続境界層が形成される様複数層から構成されるので、熱伝達率が減少し断熱効果が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1〜図3に示される様に、ラギングカバー5は、内周側が開放されたコの字状の断面を有するカタツムリ形状であり、タービンハウジング(図示せず)に外側から嵌込まれ、タービンハウジングを覆う様になっている。尚、前記ラギングカバー5は、該ラギングカバー5の両端5a,5bが紐、ベルト(図示せず)等の締結部材によって締結されることで、タービンハウジングに固定される様になっている。
前記ラギングカバー5は、主にカバー本体6及び該カバー本体6の内周縁に設けられる縁部材7から成り、該縁部材7は前記カバー本体6の内縁の全長を所要幅に亘って覆う様に縁取っている。
図2、図3は前記カバー本体6を示しており、該カバー本体6は複数分割された周面カバー体8、側面カバー体9,10を立体形状となる様に縫合したものである。尚、縫合の方法は種々考えられるが、図示は、前記カバー本体6の前記周面カバー体8、前記側面カバー体9,10の縁部を重合させ、重合部を縫合したものであり、縫合部分が突条11となって外側に突出する。
尚、図示では分割は3分割としているが、3分割に限らずタービンハウジング形状にマッチする様に適宜分割すればよい。
前記ラギングカバー5の内縁部は、タービンハウジングを固定しているボルト頭に接触する様になっている。ボルト頭は、高熱となっており、突出していることから面圧も大きく、前記ラギングカバー5に対する熱負荷も大きい。又、タービンの振動によるボルト頭と前記ラギングカバー5間の摩擦もあり、該ラギングカバー5の内縁部が劣化し易い傾向にある。
従って、前記ラギングカバー5の内縁部には、前記縁部材7が装着される。該縁部材7は図4に示される様に、前記ラギングカバー5の内縁部に設けられ、縫合等により、固定してもよい。又、好ましくは、交換ができる様に挿入するだけとしてもよい。
尚、前記縁部材7は内面側を省略し、内縁部の外面側だけに縫合等により取付けてもよい。
図5は、前記ラギングカバー5の断面を示している。
前記周面カバー体8、前記側面カバー体9,10は、それぞれ図5に見られる様に、最表側から表面材12、断熱層としての外層マット13、中層マット14、裏面材15の多層構造となっており、各層間は好ましくは重ねているだけで、接着等の手段で接合していないことが好ましい。
前記表面材12の両縁部と前記裏面材15の両縁部とが縫合されて袋状となり、前記表面材12と前記裏面材15の内部に前記外層マット13と前記中層マット14が収納された状態となっている。
前記外層マット13には断熱材として、例えば、ガラスニードルマットが用いられ、前記中層マット14には断熱材として、例えば、ハーフシリカマットが用いられ、前記裏面材15にはシリカクロス又はガラスクロスが用いられる。
尚、縫合は、ガラス繊維から成る糸、或はステンレス細線を用いて縫合される。尚、前記縁部材7にはシリカクロス又はガラスクロスが使用される。
前記表面材12としてのシリコンコーティングガラスクロスは、耐熱温度約260℃であり、図4に示される様にガラスクロス16の表面に厚み0.02〜0.04mmのシリコン層17をコーティングして一体化したものであり、一体化した厚みは1mm以下であり、柔軟性を有すると共に油の浸透を抑止する。又、前記シリコンコーティングガラスクロスの特質として、仮に260℃以上のものが接触したとしても、前記シリコン層17は部分的に剥離するが、剥離部分を起点として全体に剥離が伝播することはない。
又前記中層マット14としての、ハーフシリカマットはガラス繊維とシリカ繊維の混綿ニードルマットである。前記外層マット13と前記中層マット14は、前記ラギングカバー5の表面温度が所定温度となる様に厚みが設定されており、例えば表面温度220℃以下となる様、前記外層マット13と前記中層マット14の合計の厚みは15mm以上とされる。尚、前記ガラスニードルマットの耐熱温度は約500℃であり、又前記ハーフシリカマットの耐熱温度は約700℃である。
前記縁部材7、前記裏面材15として使用されるシリカクロス又はガラスクロスは、シリカ繊維又はガラス繊維による織布であり、1mm以下の厚みで、シリカクロスは約1000℃、ガラスクロスは約500℃の耐熱温度を有している。
前記カバー本体6の各部位、即ち前記周面カバー体8、前記側面カバー体9,10は、それぞれ断熱層が前記外層マット13、前記中層マット14の複数層を収納する多層構造であり、又前記表面材12、前記外層マット13、前記中層マット14、前記裏面材15はタービンハウジングに向って漸次高い耐熱温度を有する材質が使用されている。従って、前記カバー本体6全体として耐熱性が向上する。
更に、前記外層マット13、前記中層マット14は袋状の内部に収納されており、周囲の空気が多く介在する構造であり、断熱特性が向上する。特に、前記表面材12、前記外層マット13、前記中層マット14、前記裏面材15との間には不連続境界層が形成されるので、一層断熱特性が向上する。
又、前記表面材12は、前記シリコン層17により油の浸透を防止し、該シリコン層17が油に対する防浸層となっている。又、前記縁部材7により前記カバー本体6の内縁を縁取っており、前記縁部材7に染込んだ油は、前記表面材12の前記シリコン層17によって浸透が防止され、前記カバー本体6の内部に浸透することはない。
尚、断熱層は複数層に構成されていればよく、ハーフシリカマット、ガラスマット、或はハーフシリカマット、ガラスマット、ガラスマット、或はガラスマット、ガラスマットガラスマット、或はハーフシリカマット、ガラスマット、ガラスマット、等でもよい。
前記カバー本体6の各部位、前記周面カバー体8、前記側面カバー体9,10を断熱材を収納する袋構造として、更に縫合する構造となっているので、前記周面カバー体8、前記側面カバー体9,10の形状を適宜選択することで、タービンハウジングの形状に合致した立体形状とすることができ、又縫合部分が突条11となって外側に突出することから、該突条11がリブとして機能して適宜な剛性を有し、ラギングカバーの形状維持に貢献し、タービンハウジングへの装着作業を容易とする。
又、劣化の傾向が大きい前記縁部材7を交換可能とすることで、前記カバー本体6の延命化が図れる。
尚、前記縫合部分の突条11は、内側に突出させてもよい。
本発明の実施の形態に係るラギングカバーの斜視図である。 該ラギングカバーのカバー本体の正面図である。 該カバー本体の側面図である。 ラギングカバーの縁部の部分断面図である。 図1のA−A矢視図である。
符号の説明
5 ラギングカバー
6 カバー本体
7 縁部材
8 周面カバー体
9 側面カバー体
10 側面カバー体
11 突条
12 表面材
13 外層マット
14 中層マット
15 裏面材

Claims (3)

  1. タービンハウジングに断熱の為装着されるラギングカバーであって、内周側が開放されたコの字状の断面を有するカタツムリ形状であり、前記タービンハウジングに外側から嵌込まれ、前記タービンハウジングを覆う様になっているラギングカバー本体は、複数の部位に分割され、各部位は断熱材である表面材と断熱材である裏面材とを袋状に縫合し、袋状の内部に断熱材を収納し、前記部位同士を縫合して形成され、前記ラギングカバー本体の内縁部を縁部材により縁取りし、該縁部材を交換可能としたことを特徴とするタービンハウジング用ラギングカバー。
  2. 前記表面材は、シリコン層でコーティングされた請求項1のタービンハウジング用ラギングカバー。
  3. 前記断熱材は、不連続境界層が形成される様複数層から構成される請求項1のタービンハウジング用ラギングカバー。
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