JP4797870B2 - 天板付き家具の脚 - Google Patents

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Description

本発明は、天板付き家具の奥行き方向中央付近より反使用端側の所定位置で接地する脚本体と、前記脚本体から使用端側に延伸して設けられる脚ベースとを具備する天板付き家具の脚に関する。
従来、オフィス等で用いられる天板付き家具の脚の構成として、天板付き家具の天板を支持するとともにこの天板付き家具の奥行き方向中央付近より反使用端側で接地する脚本体と、前記脚本体から使用端側に延伸して設けられこのような脚を有する天板付き家具の転倒防止部として機能する脚ベースとを具備するものが広く用いられてきている。(例えば、特許文献1を参照。)
実開平1−152533号公報
ところで、オフィスの人員の増減や組織の変更に対応すべく、天板付き家具を複数個幅方向に隣接させて配置し、このように幅方向に隣接させて配置した天板付き家具の使用端縁に複数人が着座できるようにするとともに、複数個の天板付き家具の集合体に新たな天板付き家具を追加する、または前記集合体から天板付き家具を取り除くようにするオフィスの形態が考えられる。
このようなオフィスにおいて、上述した脚を有する天板付き家具を複数個幅方向に隣接させて配置した場合、複数の天板に跨って着座する着座者の下肢空間には前記脚ベースが存在するので、このような着座者に違和感を与える不具合が発生する。
しかして、このような不具合を解消する態様としては、前記脚ベースを着脱可能とし、このような天板付き家具の天板に他の天板を隣接させる場合には脚ベースを取り外すようにするものが考えられるが、特許文献1記載の脚の脚ベースをただ取り外しただけでは、脚本体は反使用端側の1点でのみ接地するため、特に天板の使用端縁近傍に荷重が加えられた際に脚が天板を安定して保持しにくくなるという新たな不具合が発生する。
本発明は、以上に述べた課題を解決すべく、すなわち個々の天板付き家具を単独使用する形態と複数の天板付き家具を集合体として使用する形態との両方に使用できるようにしつつ、脚ベースの使用状態を解除した際にも天板を安定して支持できるようにすべく構成するものである。
すなわち本発明に係る天板付き家具の脚は、天板付き家具の天板を支持するとともにこの天板付き家具の奥行き方向中央付近より反使用端側の所定位置で接地する第1の接地体及び前記第1の接地体より使用端側に配した第2の接地体を有する脚本体と、前記脚本体から使用端側に延伸して設けられ前記脚本体に対して着脱可能である脚ベースとを具備し、前記第2の接地体の位置を前記脚ベースの非装着時には脚本体の使用端近傍の使用位置、前記脚ベースの装着時には前記使用位置から変位した位置である退避位置に変化させることが可能であることを特徴とする。
このように構成すれば、前記脚ベースの非装着時において、前記第2の接地体を前記使用位置に配することにより、前記第1の接地体が反使用端近傍で接地するだけでなく、前記第1の接地体の接地部位よりも使用端側の部位で第2の接地体が接地し、前記脚ベースの非装着時においてもこのような脚により天板を安定して支持できる。そして、このように構成した上で、前記第2の接地体の位置を退避位置に変化させ前記脚ベースを装着する態様を採用することにより、脚ベースを奥行き方向にスライド移動させる態様と比較して、脚ベースを脚本体の使用端縁近傍だけでなくより反使用端縁側の部位でも支持させることができ、脚本体に脚ベースをより安定して保持させることができる。なお、前記退避位置は脚の内部である必要はなく、さらにこのような脚を設けた天板付き家具内部である必要もない。すなわち、このような天板付き家具の天板の裏面や1対設けた脚間を接続する幕板に退避位置を設定してもよく、さらに倉庫内等に退避位置を設定してもよい。
このように前記退避位置が前記第1の接地体と前記脚ベースとの間である態様において、前記脚本体の下端部に、前記第2の接地体と、前記第2の接地体を支持する接地体受及びこの接地体受を収納する案内溝を係合させてなりこの第2の接地体を使用位置と退避位置との間で移動可能に案内する案内部とを設けているものであれば、前記第2の接地体を前記案内部を介して前記使用位置と前記退避位置との間でスライド移動させることができるので、前記第2の接地体の前記使用位置と前記退避位置との間の移動を容易に行えるようにできるとともに、この移動の間に第2の接地体を見失う不具合の発生をさらに抑えることができる。
また、前記第2の接地体が前記使用位置から前方に移動することを禁止するストッパを設けているものであれば、第2の接地体が使用位置より前方に移動し脚本体から外れてしまう不具合の発生を防ぐことができる。
一方、前記第1及び第2の接地体がそれぞれ第1及び第2のアジャスタであれば、このような脚を有する天板付き家具を設置すべき面の不陸に対応させてアジャスタの接地面を昇降させ、天板をより安定して支持させることができる。
特に、前記第2のアジャスタを、前記脚ベースを装着した際に前記第1のアジャスタと前記脚ベースとの間の退避位置に位置させることができるものであって、前記第2のアジャスタの接地面を最大限上昇させた際の高さ位置を、前記第1のアジャスタの接地面を最大限上昇させた際の高さ位置よりも上方に設定しているものであれば、前記第2のアジャスタを退避位置に位置させた際に、前記第2のアジャスタの接地面を最大限上昇させることにより、第2のアジャスタが第1のアジャスタに優先して接地しこの脚による天板の支持が安定しなくなる不具合の発生を防ぐことができる。さらに、このように構成すれば、第1のアジャスタを常時接地させつつ第2のアジャスタの接地面を接地させない状態にして第2のアジャスタを容易に使用位置から退避位置へ、又はその逆方向へ容易に移動させることができるようになる。
本発明に係る天板付き家具の脚の構成によれば、脚ベースを装着しない状態で脚本体の第2の接地体をこの脚の使用端近傍の使用位置に配し、反使用端近傍に配した前記第1の接地体及びこの第2の接地体で接地させる態様と、脚ベースを装着して第2の接地体を前記退避位置に配し、前記第1の接地体及び脚ベースで接地させる態様とを選択可能である。従って、前記脚ベースの非装着時においてもこのような脚により天板を安定して支持できるとともに、脚ベースを奥行き方向にスライド移動させる態様と比較して、脚ベースを脚本体の使用端縁近傍だけでなくより反使用端縁側の部位でも支持させることができ、脚本体に脚ベースをより安定して保持させることができる。そして、このような脚を有する天板付き家具の集合体を用い、該集合体の幅方向両端に位置する脚のみに脚ベースを取り付けるようにすれば、天板付き家具の数が人数より少ない場合に着座者に違和感を抱かせることなく着座させることができる一方、または人数より多い数の天板付き家具に余裕を持たせて着座させる態様にも対応できる。すなわち、オフィス空間に配置している天板付き家具をそのまま利用して、人員の増減や組織の変更に対応させることもできる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る天板付き家具システムSSは、図1に斜視図、図2に平面図をそれぞれ示すように、同一構造を有する天板付き家具たる机Dを複数個幅方向に隣接させて形成している。
前記机Dは、前記図1及び図2に示すように、また、図3に単独使用時の斜視図を示すように、支持構造体1と、この支持構造体1に支持させてなる天板2とを具備する。
前記支持構造体1は、本実施形態では幅方向に離間して配してなりそれぞれ天板2の側端部を支持する1対の脚3、3を少なくとも具備する。
前記脚3は、前記図1及び図3に示すように、また、机の側面図を図4及び図6に示すように、さらに、この脚の底面斜視図を図5及び図7に示すように、天板2を支持するとともにこの机Dの奥行き方向中央付近より反使用端側の所定位置、具体的には天板2の反使用端下方で接地する脚本体31と、前記脚本体31の使用端側に配され前記脚本体31の接地部位よりも使用端側で接地する状態である使用状態をとることができる転倒防止部たる脚ベース32とを具備する。そして、この脚ベース32は、前記脚本体31に対して使用端側すなわち前方から着脱可能にしている。なお、前記図6には、前記脚ベース32を取り付けた状態も想像線により示している。
前記脚本体31は、天板2を支持する天板支持部33と、この天板支持部33から垂下して設けられる脚柱34と、この脚柱34の下端部に設けられる脚ベース受部35と、この脚ベース受部35の下方に設けられる第1、第2の接地体たる第1、第2のアジャスタ36、37とを具備するとともに、前記天板支持部33、脚柱34、及び脚ベース受部35を被覆するカバー材を具備する。なお、前記図4及び図6では、前記脚本体31を被覆するカバー材は省略して示しているとともに、天板2及び前記脚ベース32を被覆するカバー材32cを想像線により示している。また、前記天板支持部33、脚柱34、及び脚ベース受部35は、本実施形態では金属製の角パイプ状部材を利用して形成している。
前記天板支持部33は、天板2の側縁部の下方に配されて該天板2の奥行き方向に延伸する。そして本実施形態では、天板2の下面に図示しないネジを用いて取り付けるようにしている。
前記脚柱34は、本実施形態では、前記天板支持部33の反使用端側端縁から垂下する後脚柱要素34aと、前記天板支持部33の奥行き方向中央部から垂下する前脚柱要素34bとを具備する。
前記脚ベース受部35は、前記後脚柱要素34aの下端と前記前脚柱要素34bの下端とを接続する部材である。この脚ベース受部35の反使用端側端部の下方には、前記図5及び図7に示すように、第1のアジャスタ36を取り付けるべく第1のアジャスタ受351を設けている。
さらに、この脚ベース受部35には、前記第2のアジャスタ37を前記第1のアジャスタ36よりも使用端側に取り付けるようにすべく第2のアジャスタ受352を設けている。加えて、この脚ベース受部35には、前記第2のアジャスタ受352を前後方向に移動可能に案内すべく下方に開口する案内溝35xを設けている。前記第2のアジャスタ受352、及び第2のアジャスタ受352に支持させてなる第2のアジャスタ37は、前記脚ベース32の非装着時には、前記図5及び図7に示すように、この脚ベース受部35の使用端近傍の使用位置Uに位置させるようにしている。その一方で、前記脚ベース32の装着時には、前記図4及び図6に示すように、前記第1のアジャスタ受351と前記脚ベースとの間で前記第1のアジャスタ受351に略隣接する退避位置Sに位置させるようにしている。ここで、図8に、第2のアジャスタ37及び第2のアジャスタ受352を使用位置Uから使用端側に引き出した状態を示している。これら第2のアジャスタ37及び第2のアジャスタ受352は、この図8に示す状態から脚ベース受部35の案内溝35x内を反使用端側にスライドさせて使用する。
さらに、前記図4〜図8に示しように、前記脚ベース受部35の側面には、前記使用位置U及び前記退避位置Sそれぞれの近傍に第1及び第2のストッパ受孔35y、35zを設けていて、前記第2のアジャスタ受352には前記第1又は第2のストッパ受孔35y、35zに重合させることが可能なストッパ受孔352xを設けている。そして、前記脚ベース受部35の前記第1のストッパ受孔35yと前記第2のアジャスタ受352のストッパ受孔352xとを重合させた状態でストッパ部材STをこれらストッパ受孔35y、352xに挿通させることにより第2のアジャスタ37を前記使用位置Uに固定してこの使用位置Uから前方及び後方への移動を禁止し、この第2のアジャスタ37の脚本体31からの脱落を防ぐようにしている。また、前記脚ベース受部35の前記第2のストッパ受孔35zと前記第2のアジャスタ受352のストッパ受孔352xとを重合させた状態でストッパ部材STをこれらストッパ受孔35z、352xに挿通させることにより第2のアジャスタ37を前記使用位置Uに固定してこの使用位置Uから前方及び後方への移動を禁止するようにしている。なお、ベース受部35の案内溝35xの使用端側端部の開口を閉塞し、前記第2のアジャスタ受352がこの開口を閉塞した部位より前方に移動することを禁止する等、他の方法で第2のアジャスタ37及び第2のアジャスタ受352の使用位置Uから前方への移動を禁止するようにしてもよい。
一方、前記脚ベース32は、前記脚ベース受部35に対して脱着可能にしていて、前記図4に示すような前記脚ベース受部35に装着した状態で、上述したように前記脚本体31の接地部位よりも使用端側で接地する状態である使用状態をとることができる。また、この脚ベース32は、先端部に接地体たるアジャスタ321を設けていて、使用状態ではこの脚ベース32のアジャスタと、前記脚本体31の第1のアジャスタ36とを接地させるようにしている。その際、前記脚本体31の第2のアジャスタ37は、前記第1のアジャスタ36を最大限上昇させた際の高さ位置よりもさらに上方に位置させて、脚ベース32を装着した際にこの第2のアジャスタ37が接地しないようにすることができるようにし、第1のアジャスタ36を常時接地させつつ第2のアジャスタ37の接地面を接地させない状態にすることにより第2のアジャスタ37を容易に使用位置Uから退避位置Sへ、又はその逆方向へ容易に移動させることができるようにしている。さらに、この脚ベース32には、使用状態において前記脚ベース受部35の前記第1のストッパ受孔35yに重合する位置にストッパ受孔(図示略)を設けていて、このストッパ受孔と前記第1のストッパ受孔35yとにストッパ部材STを挿通させることによりこの脚ベースの脚本体31からの脱落を防ぐようにしている。
そして、前記天板2は、矩形板状をなすこの種の天板付き家具に広く用いられる構成のものである。
以下に、この天板付き家具システムSSから机Dを取り除く手順について述べる。
まず、この天板付き家具システムSSの幅方向一端に位置していた机D、すなわち幅方向一端側のみに他の机Dを隣接させている机Dを取り外した場合は、新たにこの天板付き家具システムSSの幅方向一端に位置すべき机Dの脚3の脚本体31に、脚ベース32を取り付ける操作を行う。なお、脚ベース32の取り付けの手順は前段で述べたものと全く同様の手順で行う。
次いで、取り除くべき机Dの両側の脚3、3の脚本体31、31に、脚ベース32、32をそれぞれ取り付ける。具体的には、まず、第2のアジャスタ37及び第2のアジャスタ受け352を使用位置Uから退避位置Sに移動させ、次いで前記案内溝35xに前記脚ベース32を挿入する操作を行う。
それから、取り除くべき机Dとこの机Dに隣接する机Dとの連結を解除する。
その後、前記机Dをこの天板付き家具システムSSから取り外す。さらに、幅方向両側に他の机Dをそれぞれ隣接させている机Dを取り外した場合は、取り外した机Dの両側に隣接していた机D、D間の距離を詰めるべくこの天板付き家具システムSSを構成する机Dを移動させ、取り外した机Dの両側に隣接していた机D、D間を連結する。
また、この天板付き家具システムSSに机Dを追加する手順について以下に述べる。
この天板付き家具システムSSの幅方向一端に机Dを追加する場合は、まず、新たに追加した机Dとこの机に隣接する机Dとを連結する。次いで、机Dを追加する前の時点で前記一端側に位置していた机Dの前記一端側の脚3の脚ベース32を取り外す。それから、追加すべき机Dの前記一端側と反対側の脚3の脚ベース32も取り外す。そして、脚ベース32を取り外した脚3、3に対して、前記第2のアジャスタ受け352及び第2のアジャスタ37を前記使用位置Uに位置させる操作を行う。一方、この天板付き家具システムSSの幅方向中間部に机Dを追加する場合は、まず、新たに追加すべき机Dに隣接させる2つの机D、D間の連結を解除する。それから、連結を解除した机D、D間に追加すべき机Dを挿入可能な空間を設けるべく机Dを移動させる。次いで、設けられた空間に机Dを挿入し、挿入した机Dと、この机Dに隣接する机D、Dとをそれぞれ連結する。その後、追加すべき机Dの両側の脚3の脚ベース32、32を取り外し、脚ベース32を取り外した脚3、3に対して、前記第2のアジャスタ受け352及び第2のアジャスタ37を前記使用位置Uに位置させる操作を行う。
本実施形態に係る机Dの脚3は、以上に述べたように、奥行き方向中央付近より反使用端側の所定位置で接地する第1のアジャスタ36及び前記第1のアジャスタ36より使用端側に配した第2のアジャスタ37を有する脚本体31と、この脚本体31から使用端側に延伸して設けられ前記脚本体31に対して着脱可能な脚ベース32とを具備し、前記脚ベース32の非装着時には第2のアジャスタ37を脚本体31の脚ベース受35の使用端近傍の使用位置U、前記脚ベース32の装着時には前記使用位置Uから変位した位置である退避位置Sに配することができるようにしている。従って、前記脚ベース32の非装着時には前記第2のアジャスタ37を前記使用位置Uに配することにより、前記第1のアジャスタ36及び第2のアジャスタ37が脚本体31の脚ベース受35の反使用端近傍及び使用端近傍の下方でそれぞれ接地し、従って前記脚ベース32の非装着時においてもこのような脚31により天板2を安定して支持できる。そして、このように構成した上で、前記第2のアジャスタ37の位置を退避位置Sに変化させ前記脚ベース32を装着する態様を採用することにより、脚ベース32を奥行き方向にスライド移動させる態様と比較して、脚ベース32を脚本体31の使用端縁近傍だけでなくより反使用端縁側の部位でも支持させることができ、脚本体31に脚ベース32をより安定して保持させることができる。
また、前記退避位置Sを、前記第1のアジャスタ36と前記脚ベース32との間に設定しているので、前記脚ベース32を取り外して前記第2のアジャスタ36を使用位置Uに移動させる際に、第2のアジャスタ36を見失う可能性が非常に小さく、第2のアジャスタ36を見失うことによりこの第2のアジャスタ36を使用位置Uに移動させる操作が行えなくなる不具合の発生を防ぐことができる。
さらに、前記退避位置Sを、前記第1のアジャスタに略隣接する位置に設定しているのでで、脚ベース32をこの退避位置S近傍まで挿入させることができ、従って脚本体31に脚ベース32を非常に安定して保持させることができる。
さらに、上述したように前記退避位置Sを前記第1のアジャスタ36と前記脚ベース32との間に設定した上で、前記脚本体31の下端部に、前記第2のアジャスタ37と、この第2のアジャスタ37を使用位置Uと退避位置Sとの間で移動可能に案内する案内部Gとを設けているので、前記第2のアジャスタ37を前記案内部Gを介して前記使用位置Uと前記退避位置Sとの間でスライド移動させることができ、従って前記第2のアジャスタ37の前記使用位置Uと前記退避位置Sとの間の移動を容易に行えるようにできる。そして、この移動の間に第2のアジャスタ37を見失う不具合の発生をさらに抑えることができる。
また、前記第2のアジャスタ37を支持する第2のアジャスタ受352と、この第2のアジャスタ受352を収納する案内溝35xとを係合させて前記案内部Gを構成しているので、このような案内部Gを容易に形成できる。
さらに、第1及び第2のアジャスタ36、37をそれぞれ第1及び第2の接地体として機能させているので、このような脚3を有する机Dの接地面の不陸に対応させて第1及び第2のアジャスタ36、37の接地面を昇降させ、天板2をより安定して支持させることができる。
特に、前記第2のアジャスタ37を、前記脚ベース32を装着した際に前記第1のアジャスタ36と前記脚ベース32との間の退避位置Sに位置させることができるようにした上で、前記第2のアジャスタ37の接地面を最大限上昇させた際の高さ位置を、前記第1のアジャスタ36の接地面を最大限上昇させた際の高さ位置よりも上方に設定しているので、前記第2のアジャスタ37を退避位置Sに位置させた際に、前記第2のアジャスタ37の接地面を最大限上昇させることにより、第2のアジャスタ37が第1のアジャスタ36に優先して接地しこの脚3による天板2の支持が安定しなくなる不具合の発生を防ぐことができる。加えて、第1のアジャスタ36を常時接地させつつ第2のアジャスタ37の接地面を接地させない状態にすることにより第2のアジャスタ37を容易に使用位置Uから退避位置Sへ、又はその逆方向へ容易に移動させることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
例えば、前記脚ベースを脚本体に安定して保持可能なだけの挿入深さを確保していれば、前記退避位置は、上述した実施形態のように第1の接地体に略隣接する位置に設定するだけでなく、この位置と前記脚ベースを最大限挿入した際にこの脚ベースの挿入端に隣接する位置との間であればどこに設定してもよい。
さらに、第1の接地体にと脚本体に装着したベースとの間に第2の接地体の退避位置を設定するだけでなく、例えば脚本体の内部に第2の接地体を収納可能に設けた接地体退避空間を設け、脚ベースを装着する際に第2の接地体を一旦取り外してこの接地体退避空間に装着するようにしてもよい。さらに、退避位置は脚の内部である必要はなく、天板の裏面に設定してもよく、また、天板を支持する支持構造体に脚間を接続する幕板を具備させ、この幕板の裏面(下肢空間側の面)に設定してもよい。さらに、このような天板付き家具外部の倉庫内に設定してもよく、さらに、このような天板付き家具に引き出しを設けている、あるいはこのような天板付き家具の下肢空間にワゴン等の収納家具を配するようにする態様では前記引き出しの内部、あるいは収納家具の内部に退避位置を設定してもよい。
加えて、前記脚本体の下端部に、前記第2の接地体と、この第2の接地体を使用位置と退避位置との間で移動可能に案内する案内部とを設ける代わりに、脚本体に第2の接地体を使用位置と退避位置とに選択的に取り付け可能に構成してもよい。
また、第1及び第2の接地体は、必ずしもアジャスタである必要はない。
そして、脚本体は、天板を支持する機能を有するものであれば、以上に述べたようなものに限らず、天板の側縁から垂下して設けたパネル状のもの等、種々に構成してよい。加えて、脚本体が接地する所定位置は、奥行き方向中央付近より反使用端側であれば、天板の反使用端下方に限らず、任意に設定してよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る天板付き家具システムを示す斜視図。 同実施形態に係る天板付き家具システムを示す平面図。 同実施形態に係る天板付き家具システムを構成する机を示す側面図。。 同実施形態に係る机の脚の脚ベースを装着した状態を示す底面斜視図。 同実施形態に係る机の脚の脚ベースを装着した状態を示す側面図。 同実施形態に係る机の脚の脚ベースを取り外した状態を示す底面斜視図。 同実施形態に係る机の脚の脚ベースを取り外した状態を示す側面図。 同実施形態に係る脚ベース受部への第2のアジャスタ及び第2のアジャスタ受の取付態様を示す図。
符号の説明
3…脚
31…脚本体
32…脚ベース
33…天板支持部
34…脚柱
35…脚ベース受部
351…第1の接地体受(第1のアジャスタ受)
352…第2の接地体受(第2のアジャスタ受)
36…第1の接地体(第1のアジャスタ)
37…第2の接地体(第2のアジャスタ)


Claims (5)

  1. 天板付き家具の天板を支持するとともにこの天板付き家具の奥行き方向中央付近より反使用端側の所定位置で接地する第1の接地体及び前記第1の接地体より使用端側に配した第2の接地体を有する脚本体と、前記脚本体から使用端側に延伸して設けられ前記脚本体に対して着脱可能である脚ベースとを具備し、前記第2の接地体の位置を前記脚ベースの非装着時には脚本体の使用端近傍の使用位置、前記脚ベースの装着時には前記使用位置から変位した位置である退避位置に変化させることが可能であることを特徴とする天板付き家具の脚。
  2. 前記脚本体の下端部に、前記第2の接地体と、前記第2の接地体を支持する接地体受及びこの接地体受を収納する案内溝を係合させてなりこの第2の接地体を使用位置と退避位置との間で移動可能に案内する案内部とを設けていることを特徴とする請求項1記載の天板付き家具の脚。
  3. 前記第2の接地体が前記使用位置から前方に移動することを禁止するストッパを設けていることを特徴とする請求項1又は2記載の天板付き家具の脚。
  4. 前記第1及び第2の接地体がそれぞれ第1及び第2のアジャスタであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の天板付き家具の脚。
  5. 前記第2のアジャスタを、前記脚ベースを装着した際に前記第1のアジャスタと前記脚ベースとの間の退避位置に位置させることができるものであって、前記第2のアジャスタのを最大限上昇させた際の高さ位置を、前記第1のアジャスタを最大限上昇させた際の高さ位置よりも上方に設定していることを特徴とする請求項4記載の天板付き家具の脚。
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