JP4796266B2 - ブロックパネルの製造方法、積みブロックの製造方法、ブロックパネル及び積みブロック - Google Patents

ブロックパネルの製造方法、積みブロックの製造方法、ブロックパネル及び積みブロック Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、門柱、塀、擁壁及び建物外壁等の壁体などに用いられるブロックパネル及び積みブロック並びにブロックパネル及び積みブロックの製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、積みブロックの表面部分は様々な風合いを演出するための工夫が施されている。例えば、表面に凹凸を形成することによって自然石のような石肌を再現したり(実開昭61−20812号公報)、着色モルタルを塗着することにより表面部分に斑点模様などの模様体が形成されたもの(実開昭61−20811号公報)が開示されている。
【0003】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、さらに、石肌模様として、灰白色で黒い斑点がある御影石(granite) の石肌をより自然の風合いに再現した御影石調のものが要望されている。
【0004】
本発明は御影石調をはじめ、様々な石肌模様のブロックパネルと、このブロックパネルを用いて製造される積みブロックと、さらにこのブロックパネル及び積みブロックを再現性よく、しかも容易に製造する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のブロックパネルの製造方法は、型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施す工程を含むことを前提とする。
【0006】
本発明のブロックパネルの製造方法は、第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることによって特徴付けられている。
【0007】
上記構成において、上記2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域は、駆動回転機構によって設定されており、この駆動回転機構は、モータと、このモータに追従して動作する回転枠を備えており、上記モータと上記回転枠との間には、当該モータの回転運動を上記回転枠に伝達するためのリンク部材が設けられており、上記回転枠は互いに長さの等しい連結棒とこれらの連結棒の間に平行棒が連結されており、それぞれの連結部分は回転自在とされ、上記平行棒には二つの上記ノズル所定の間隔をおいて設置されているとともに、上記連結棒のそれぞれの端部は回転可能な状態に固定されており、上記連結棒が上記端部を中心に回転し、この回転に追従して上記平行棒は、上記それぞれの端部を結ぶ軸線に対し平行な姿勢を保ちながら、往復動作するようになされていることが望ましい。
【0008】
さらに、本発明のブロックパネルの製造方法においては、上記第1のモルタルを、白モルタルと黒モルタルとし、各モルタルを異なるノズルから供給するよう構成してもよい。
【0009】
また、上記構成において、第1のモルタルの吹き付け前に、上記型枠内に予め定着液を塗布し、その後マイカを散布する工程を行ってもよい。
【0010】
本発明の積みブロックの製造方法は、枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後型、この第2のモルタル上面に素材ブロックを圧着する工程を含むことを前提とする。
【0011】
本発明の積みブロックの製造方法は、第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることによって特徴付けられている。
【0012】
また、本発明の他の積みブロックの製造方法は、型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタルの上面に素材ブロックを圧着することにより、片面化粧積みブロックを形成しておき、別の型枠内に石肌模様を形成するための第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に上記片面化粧積みブロックの素材ブロック面を圧着することにより、両面化粧積みブロックを形成する工程を含むことを前提とする。
【0013】
本発明の他の積みブロックの製造方法は、第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることによって特徴付けられている。
【0014】
また、本発明の別の積みブロックの製造方法は、型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に素材ブロックを接着する工程を含むことを前提とする。
【0015】
本発明の別の積みブロックの製造方法は、第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることによって特徴付けられている。
【0016】
更に、本発明の更に別の積みブロックの製造方法は、型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタルの上面に素材ブロックを接着することにより、片面化粧積みブロックを形成片面化粧積みブロックを形成しておき、別の型枠内に石肌模様を形成するための第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に上記片面化粧積みブロックの素材ブロック面を接着することにより、両面化粧積みブロックを形成する工程を含むことを前提とする。
【0017】
本発明の更に別の積みブロックの製造方法は、第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることによって特徴付けられている。
【0018】
以上の本発明の積みブロックの製造方法は、上記第1のモルタルを、白モルタルと黒モルタルとし、各モルタルを異なるノズルから供給するよう構成してもよい。
【0019】
また、本発明の積みブロックの製造方法は、第1のモルタルの吹き付け前に、上記型枠内に予め定着液を塗布し、その後マイカを散布する工程を行ってもよい。
【0020】
更に発明の積みブロックの製造方法は、上記素材ブロックの表裏面の少なくとも一方の面に逆テーパの溝を当該素材ブロックの端面に平行に形成してもよい。
【0021】
本発明のブロックパネル及び積みブロックは、上記製造方法によって得られるものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明のブロックパネル及び積みブロックの製造方法により、第1のモルタルの吹き付け動作により、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされ、例えば、第1のモルタルを、白モルタルと黒モルタルとし、各モルタルを異なるノズルから供給した場合、白モルタルに黒モルタルが入り込んだ状態となり、積みブロック表面は、天然の御影石に匹敵する御影石調の模様が再現され、自然石としての御影石調に、より近い風合いを実現でき、より品質の高いブロックパネル及び積みブロックを提供することができる。
【0023】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0024】
<ブロックパネル>
図1(a)は本発明のブロックパネルの第1の実施の形態の構成を示す断面図、同図(b)はこのブロックパネルの一部拡大断面図である。
【0025】
このブロックパネル10は、バックモルタル層13と、このバックモルタル層13の表面に形成されたフェースモルタル層12と、このフェースモルタル層12の表面に形成された表面処理塗料層11からなる。バックモルタル層13の表面はなだらかな凹凸面とされており、フェースモルタル層12及び表面処理塗料層11もこの形状に追随する形状となっている。
【0026】
バックモルタル層13は、図7(b)に示す材料がその配合量で混合されてなる。また、フェースモルタル層12は、黒色のフェースモルタル12aと白色のフェースモルタル12bからなり、白色のフェースモルタル12bに黒色のフェースモルタル12aが入り込んだ状態で混じり合い、御影石模様となっている。これらフェースモルタル12a,12bは、それぞれ図7(a)に示す材料がその配合量で混合されてなる。
【0027】
図9に本発明のブロックパネルの第2の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図を示す。
【0028】
このブロックパネル20の構成は、上述した第1の実施の形態とは、フェースモルタル層22の構造が異なる。このフェースモルタル層22は、図10(b)に示す材料及び配合量からなるモルタルで形成されており、このフェースモルタル層22の表面には、着色を施すための2色のマイカ(mica: 第1色マイカ22a及び第2色マイカ22b)が混合されている。このマイカの色は限定しないが、形成される色合いとしては、ベージュ、ブラウン、ローズ、グレー、ブラック、バイオレットなど様々な色を含むものである。
【0029】
次に、図11に本発明のブロックパネルの第3の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図を示す。
【0030】
このブロックパネル30の構成は、上述した第1の実施の形態におけるフェースモルタル層12の構造を、混合着色層32に換えた構成となっている。この混合着色層32は、天然マイカ32a、鉄酸化物32b、水酸化鉄や酸化鉄などの鉄化合物32c及びバックモルタル131が混合されてなる。この混合着色層32の色合いとしては、ブラウン、イエロー、オレンジ、ブラックを含む。また、バックモルタル層131の材料も、図12(b)に示すように第1の実施の形態のバックモルタル層13とは異なる材料及び配合量の構成となっている。
【0031】
さらに、図13に本発明のブロックパネルの第4の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図を示す。
【0032】
このブロックパネル40の構成は、上述した第1の実施の形態におけるフェースモルタル層12の構造を、混合着色層42に換えた構成をなす。この混合着色層42は、色の異なる酸化鉄顔料42a,42bとバックモルタル132が混合されてなる。この混合着色層42の色合いとしては、ブラウン、ブラック、グレーを含む。また、バックモルタル層132の材料も、図14(b)に示すように第1の実施の形態のバックモルタル層13とは異なる材料及び配合量の構成となっている。
【0033】
以上の構成の各ブロックパネルは、このまま敷設されたり、また、このブロックパネルを素材ブロックの片面あるいは両面に固着して一体的構造とした積みブロックに利用される。次に、この積みブロックの実施の形態を説明する。
【0034】
<積みブロック>
本発明の積みブロックの第1の実施の形態を図2に示す。この両面化粧積みブロック100は、素材ブロック50の両面にブロックパネル10を圧着させて一体化した構造となっている。この素材ブロック50の表裏面には、逆テーパの溝50aが端面501、502に平行に形成されており、素材ブロック50の圧着時において、ブロックパネルのバックモルタル層13がこの溝50aに食い込み、ブロックパネル10と素材ブロック50との密着が強固となる構造となっている。素材ブロック50は、図8に示す材料がその配合量で混合されてなる。 なお、この構成の素材ブロック50は、以下に示す他の積みブロックの実施の形態においても用いられており、素材ブロック50とは形状が異なるのみである。
【0035】
図3は、本発明の積みブロックの第2の実施の形態を示す断面図である。
この両面化粧積みブロック110では、素材ブロック60の表裏面は平坦な構造となっており、この表裏面には接着剤14を介してブロックパネル10が固着した構造となっている。
【0036】
図4は、本発明の積みブロックの第3の実施の形態を示す斜視図である。
【0037】
この片面化粧積みブロック101では、素材ブロック51は表裏面に逆テーパが溝51aが端面511、512に平行に形成され、この素材ブロック51の片面に、上述した実施の形態と同様、御影石模様のブロックパネル15が密着して一体的構造をなす。さらに、この素材ブロック51の端面511、512には、それぞれ断面形状が半円弧状の溝51c及び位置合わせのためのリブ51bが形成されている。また、ブロックパネル15は、第1図に示す構成と同様であるが、表面は平坦な板状をなす点が異なる。
【0038】
図5は、積みブロックの第4の実施の形態を示し、片面化粧積みブロックである。この片面化粧積みブロック102では、素材ブロック52は表裏面が平面をなし、端面52a,52bにはそれぞれ断面形状が階段状となった溝が形成され、最も深い部分に半円弧状の溝が形成された溝52cが形成された構造となっている。この溝構造によって、隣接する積みブロック102間における目地材料が溝内部に入り込んだ状態で積みブロック102を相互に密着させることができるので、目地が目立たない施工とすることができる。
【0039】
以上の積みブロックの実施の形態と同様の構成であるが、ブロックパネルの表面の形状が異なる、両面化粧積みブロックの実施の形態を、図6に示す。図6(a)は第5の実施の形態、同図(b)は第6の実施の形態、同図(c)は第7の実施の形態であり、それぞれ斜視図で示す。
【0040】
これらは、いずれもブロックパネルの表面の形状が、複数の四角形に分割された模様をなす点で共通するものであり、この表面の模様が異なるだけである。こうした模様は、製造の際に用いるシート型枠の仕切り形状によって種々の形態が可能である。これらのブロックの大きさは、例えば、ブロック表面の縦寸法Yを198mm,ブロック表面の横寸法Xを498mm,ブロック高さ寸法Zを145mmとしたものが形成されている。
【0041】
次に、上記した各ブロックパネルの製造方法を説明する。
【0042】
<ブロックパネルの製造方法>
図15は、図1に示すブロックパネル10の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0043】
まず、図17に示すようなシート型枠1を供給する。このシート型枠1は、ブロックパネル10を形成するための成形型枠であり、PP(polypropylene )あるいは塩化ビニルなどの離型性のよい材料で,約1mmの厚さで形成されている。また、このシート型枠1は、3つに仕切られており、一つのシート型枠1によって3つのブロックパネルを同時に製造できる構造となっている。
【0044】
次に、このシート型枠1に、図7(a)に示す2種のフェースモルタルを吹き付ける。図20は、本実施の形態の製造方法におけるフェースモルタル吹き付け工程を説明するための図であり、図21は、この工程を模式的に示す図である。
【0045】
この工程では、図21に示すように、フェイスモルタルの吹き付けに用いるノズル2、3を、フィルム型枠1上方に設置する。ノズル2、3は、それぞれ円形上の軌道81、82を移動し、これらの軌道81、82は互いに交差するように設定されている。この移動動作は回転駆動機構7によって与えられる。この回転駆動機構7は、モータ71と、このモータ71に追従して動作する回転枠72を備えており、モータ71と回転枠72との間には、モータ71の回転運動を回転枠72に伝達するためのリンク部材73が設けられた構成となっている。回転枠72は互いに長さの等しい連結棒721、722とこれらの連結棒721、722の間に平行棒723が連結されており、それぞれの連結部分は回転自在となっている。平行棒723には二つのノズル2、3が所定の間隔(L2)をおいて設置されている。連結棒721、722のそれぞれの端部728、729は回転可能な状態に固定されており、連結棒721、722が端部728、729を中心に回転する。この回転に追従して平行棒723は、端部728と、端部729を結ぶ軸線に対し平行な姿勢を保ちながら、往復動作する。このような回転駆動機構7によって、ノズル2、3は、軌道81、82上を移動する。その移動速度は、適宜、所定速度に設定されており、コンピュータ17によって、ノズル2、3に所定の移動速度を与えるようモータ71の駆動が制御されている。また、この回転駆動機構7においては、連結棒721(722)の長さによって、軌道81、82の半径が規定されたものとなる。また、二つのノズル2、3の間隔(L2)によって、ノズルの共有する吹き付け共有領域80が規定される。従って、この連結棒721(722)の長さ及びノズル2、3の間隔(L2)を適宜設定することによって、吹き付け共有領域80を所望のものとすることができる。
【0046】
さらに、コンピュータ17によって、各ノズルの吹き付け動作のタイミングやモルタルの吹き付け量が制御されるようになっている。なお、この吹き付け工程においては、図21に示すように、シート型枠1を製造ラインに沿って移動させながら行われる。また、本実施の形態では、フェイスモルタル層を御影石調とするために、ノズル2及びノズル3にはそれぞれ、図7(a)に示す黒モルタル、白モルタルが供給されている。ここで用いるフェイスモルタルは、骨材、セメントを多く含み、流動性とチキソ性(thixotropy) を備えたモルタルが適用される。 以上のフェイスモルタルの吹き付け工程によって形成されるフェイスモルタル層12は、白モルタル12bに黒モルタル12aが入り込んだ状態となり、ブロックパネル表面は御影石調の模様が自然石と同じ風合いで形成される。
【0047】
以上のフェイスモルタルの吹き付け工程の後、さらに、図22に示すように、バックモルタル投入ホース4からシート型枠1内のフェイスモルタル層12上にバックモルタル83を投入する。このバックモルタル83は図7(b)に示すものが用いられ、流動性のよいモルタルが適用される。このバックモルタル83の投入によって形成されるバックモルタル層13は、先に形成したフェイスモルタル層12とその界面で接着した状態となり、これによりブロックパネル10が一体的に形成される。
【0048】
さらに、図23に示すように、投入されたバックモルタル83をシート型枠1に沿って、モルタル均し用ヘラ6ですり切りを行い、こて均しする。
【0049】
その後、シート型枠ごとラックに積み、このラックを一次養生を行う場所までリフトで移動する。そこで一次養生を行った後、シート型枠を脱型するためにラックを再びリフトで移動する。そこでシート型枠の脱型を行った後、バリ取りを行う。ブロックパネルをこのままパネル製品として出荷する場合には、さらにブロックパネルの裏面をブラスト処理する。この後、ブロックパネルの表面にアクリル樹脂エマルジョンを塗布し、この塗料を乾燥させることで、ブロックパネルは完成する。その後、各ブロックパネル製品を検査し、製品規定を満たすものを出荷製品とする。これらのブロックパネル製品を、パレット積みし、梱包する。さらに、この梱包物を二次養生及び保管のための場所へリフトで移動する。以上の工程によって製品として完成し、出荷待ちの状態とされる。
【0050】
なお、以上の工程において、ノズル2、3を円形の軌道上を移動させる機構としたが、これに限ることなく、例えば、楕円軌道としてもよい。
【0051】
図30は、図9に示すブロックパネル20の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0052】
この製造方法は、上記した図15に示す製造方法において、フェースモルタル吹き付け前に定着液塗布を行った後、マイカ散布を行う工程が追加されたものとなっている。この工程は、次の工程であるフェースモルタル吹き付けにおいて、フェースモルタルを部分的にムラのある状態に形成するための前工程として必要である。この前工程では、図18に示すように、まず、シート型枠1に定着液を塗布ノズル61、62から供給し、塗布する。この定着液としては、急結剤(set accelerating agent)が用いられる。この急結剤は、後工程で供給されるモルタルの凝結時間を短くするための混和剤で、例えば、珪酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、炭酸ソーダ、エトリンガイド系混和剤などの強アルカリの混和剤が用いられる。本実施の形態では無機アルミン酸化合物及びリン酸エステルアミン塩が用いられる。次に、図19に示すように、着色を施すためのマイカ64(図10(a)参照)を散布する。このマイカ64はホッパー63に供給されており、ローレット入り回転ドラム67の駆動によって、マイカ64がシート型枠1上に散布される。この工程では、モータ66で動く振動シート65に、落下するマイカ64を当てながらマイカ64を散乱させるようにすることにより、マイカ64の散布状態にムラを付けるようにしている。
【0053】
次のフェースモルタル吹き付け工程では、フェースモルタルは図10(b)に示すものが用いられ、このフェースモルタルを両方のノズル2、3に供給し、吹き付けを上記と同様に行う。このブロックパネル20の製造方法では、上述した2つのノズルによって吹き付けを行ってもよいし、1つのノズルで行ってもよい。
【0054】
なお、以上の工程を経た後の工程は、上記の図15に示す製造方法と同じ工程であるので、バックモルタル投入以降の工程の説明は省略する。
【0055】
ただし、本実施の形態では、ブロックパネル20の表面処理塗料としては、上述したアクリル樹脂エマルジョンに換えて、水性アルコキシシラン化合物浸透型吸水防止材を用いる点は、図15に示す製造方法と異なる。
【0056】
図31は、図11に示すブロックパネル30の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0057】
この製造方法は、まずシート型枠1に、図12(a)に示す酸化反応液を吹き付けた後、鉄粉を散布する。さらに、天然マイカを散布した状態で、ラック積みする。その後、このラックを発錆養生のための場所にリフト移動させる。そして、発錆養生が終了した後、再びラックをリフト移動し、バックモルタル投入を行う。
【0058】
なお、このバックモルタル投入後のこて均し以降の工程は図15に示す製造方法と同じ工程であるので説明は省略する。
【0059】
ただし、本実施の形態では、ブロックパネル30の表面処理塗料としては、上述したアクリル樹脂エマルジョンに換えて、水性アルコキシシラン系浸透性吸水防止材を用いる点は、図15に示す製造方法と異なる。
【0060】
図32は、図13に示すブロックパネル40の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【0061】
この製造方法は、まずシート型枠1に、図14(a)に示す第1色の酸化鉄顔料分散液を塗布した後、第2色の酸化鉄顔料分散液を塗布する。その後、図14(b)に示すバックモルタルを投入する。
【0062】
なお、このバックモルタル投入後のこて均し以降の工程は図15に示す製造方法と同じ工程であるので説明は省略する。
【0063】
ただし、本実施の形態では、ブロックパネル40の表面処理塗料としては、上述したのアクリル樹脂エマルジョンに換えて、水性アルコキシシラン系浸透性吸水防止材を用いる点(図31に示す方法と同じ)は、図15に示す製造方法と異なる。
【0064】
<積みブロックの製造方法−圧着一体型>
素材ブロックの両面あるいは片面に、上記ブロックパネル10、20、30、40を圧着によって固着し、一体的構造とした積みブロックの製造方法を、図16を参照しながら説明する
【0065】
まず、一体構造とするブロックパネルを選択し、選択したブロックパネルを製造する。図16では、図1、図9、図11、図13にそれぞれ対応するブロックパネルとして、ブロックパネル10、20、30、40を挙げ、それぞれの製造工程をフローチャートに示す。なお、これらの製造方法はすでに説明したのでここでは省略する。
【0066】
次に、選択したブロックパネルの製造工程において、バックモルタルを投入し、こて均しをした後、素材ブロック51(図4参照)を供給する。この素材ブロック51を、図24に示すように、こて均しを行ったバックモルタル83上面に圧着する。この時、シート型枠1には3個の素材ブロック51を供給し、一枚のシート型枠1で同時に3個の積みブロックを形成するようにする。この方法では、素材ブロック51をバックモルタル83が軟らかい状態で圧着するので、素材ブロック51によって押圧されたバックモルタル83がシート型枠1の縁からはみ出る。
【0067】
なお、ここで供給される素材ブロック51は、別工程で成形されており、上述したように、図8に示す材料がその配合量で混合され、形成されたものである。この素材ブロック51は、図4に示す構造と同じ構成であるので、ここでは説明を省略する。
【0068】
次に、素材ブロックの圧着工程においてはみ出したバックモルタル83を、軟らかいうちにバリ取りする。このバリ取りは、図25に示すように、バリ取りヘラ181で余分のバックモルタル83を取る。さらに、このようにバリ取りをした部分に、ホース90から洗浄水84を供給しながら、この部分を洗浄用ヘラ182で洗浄し、バリのない状態の積みブロックを形成する。
【0069】
次に、図26に示すように、シート型枠1から脱型されていない状態の積みブロック160を、そのままラック150に積む。このように積みブロック160…160をラック積みした状態で、養生室(図示せず)にリフトで運ぶ。養生室は30〜40℃とされており、積みブロック160…160を一次養生する。ラック150は養生室で12時間置かれた後、シート脱型を行うため再びリフトで所定の場所に運ばれる。
【0070】
次に、一次養生を終えた積みブロック160から、シート型枠1を外す、いわゆる、シート脱型工程を行う。図27はシート型枠を外す脱型工程を説明するための図であり、図27(a)は側面から見た図、図27(b)は脱型バーの構成を示す図である。
【0071】
このシート脱型は、シート型枠1において、各積みブロックを仕切る区画部分に渡される脱型バー252、253とこれに平行なシート型枠1の端に渡される脱型バー251、254と、これら脱型バー251、252、253、254を下方に徐々に押し下げるためのシート脱型用シリンダ214と、それぞれの積みブロック160を支持するクランパ213によって構成されたシート脱型装置によって行われる。
【0072】
次に、図28に示すように、脱型後の積みブロック160に残存する余分なバリをダイヤモンドホイール216で削り取る。次に、積みブロック160の表面に表面処理塗料を塗布した後、例えば60℃で5分間強制的に乾燥させる。表面処理塗料は、ブロックパネル10を圧着した積みブロックの場合は、アクリル樹脂エマルジョンが用いられる。なお、ブロックパネル20を圧着した積みブロックの場合は、水性アルコキシシラン化合物浸透型吸水防止材、ブロックパネル30、40を圧着した積みブロックの場合は、水性アルコキシシラン系浸透性吸水防止材がそれぞれを用いられる。
【0073】
このようにしてできた積みブロックは、所定の製品検査を行った後、検査に合格した製品はパレット積みされる。
【0074】
製品とされた積みブロックは、片面化粧の状態で製品とする場合は、梱包し、梱包された状態で二次養生のため所定の場所にリフト移動する。出荷までの期間はこの二次養生のため、この場所に保管される。
【0075】
一方、両面化粧積みブロックとする場合は、さらに、上記ブロックパネルを別に製造し、こて均し後、片面化粧積みブロック160を供給する。その後の工程は、図16に示すように、上述した工程と同様である。このようにして両面化粧積みブロックが製造される。
【0076】
<積みブロックの製造方法−接着型>
素材ブロックの両面あるいは片面に、上記ブロックパネル10、20、30、40を接着によって固着し、一体的構造とした積みブロックの製造方法を、図29を参照しながら説明する。
【0077】
素材ブロックを供給し、ブロックパネルを接着する面に、接着剤を塗布する。この接着剤としては、2液性シリコン変性エポキシ樹脂などを用いる。続いて、この接着剤の上にホットメルト型接着剤などの速硬性接着剤を塗布する。この接着剤が塗布された面に、ブロックパネルを貼り付ける。このブロックパネルは、すでに完成したブロックパネル10、20、30、40のいずれかを選択する。貼り付けた状態で、速硬性接着剤を硬化させるために、所定時間養生を行う。
【0078】
このようにしてできた片面化粧積みブロックは、所定の製品検査が行われた後、検査に合格した製品はラック積みされる。
【0079】
製品とされた片面化粧積みブロックは、片面化粧の状態で製品とする場合は、梱包し、梱包された状態で二次養生のため所定の場所にリフト移動する。出荷までの期間はこの二次養生のため、この場所に保管される。
【0080】
一方、両面化粧積みブロックとする場合は、この片面化粧積みブロックのブロックパネルが貼り付けられていない面に、先の接着工程同様、接着剤及び速硬性接着剤を塗布し、この接着剤が塗布された面に、先に貼り付けたと同様のブロックパネルを貼り付ける。このようにブロックパネルを貼り付けた状態で、再び、この速硬性接着剤を硬化させるために、所定時間養生を行う。
【0081】
このようにしてできた両面化粧積みブロックは、所定の製品検査が行われた後、検査に合格した製品はラック積みされる。
【0082】
製品とされた両面化粧積みブロックは、梱包され、その状態で二次養生のため所定の場所にリフト移動する。出荷までの期間はこの二次養生のため、この場所に保管される。
【0083】
【産業上の利用可能性】
本発明のブロックパネル及び積みブロックは、御影石調をはじめ、様々な石肌模様のものが実現され、従来にはない模様が再現されている点で有益である。また、この積みブロックの製造方法、こうした積みブロックを再現性よく製造でき、しかも簡単な構成で容易に実現できるので、優れた品質とすることができるとともに、製造コストを抑えることができ経済的な面でも有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のブロックパネルの第1の実施の形態の構成を示す断面図、(b)はこのブロックパネルの一部拡大断面図である。
【図2】本発明の積みブロックの第1の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の積みブロックの第2の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の積みブロックの第3の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図5】(a)は本発明の積みブロックの第4の実施の形態の構成を示す斜視図、(b)はこの第4の実施の形態の断面図である。
【図6】(a)は本発明の積みブロックの第5の実施の形態の構成を示す斜視図、(b)は本発明の積みブロックの第6の実施の形態の構成を示す斜視図、(c)は本発明の積みブロックの第7の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図7】(a)は、本発明のブロックパネルの第1の実施の形態のフェースモルタルに用いられる材料及びその配合量を重量部で示す図,(b)は、ブロックパネルの第1の実施の形態及び図9に示す第2の実施の形態のバックモルタルに用いられる材料及びその配合量を重量部で示す図である。
【図8】本発明の積みブロックに用いられる素材ブロックの材料及びその配合量を重量部で示す図である。
【図9】本発明のブロックパネルの第2の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図である。
【図10】(a)は本発明のブロックパネルの第2の実施の形態に用いられるマイカの配合量を重量部で示す図、(b)はこの実施の形態のフェースモルタルに用いられる材料及びその配合量を重量部で示す図である。
【図11】本発明のブロックパネルの第3の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図である。
【図12】(a)は本発明のブロックパネルの第3の実施の形態に用いられる酸化反応液の材料及びその配合量を重量部で示す図、(b)はこの実施の形態のバックモルタルに用いられる材料及びその配合量を重量部で示す図である。
【図13】本発明のブロックパネルの第4の実施の形態の構成を示す一部拡大断面図である。
【図14】(a)は本発明のブロックパネルの第4の実施の形態に用いられる酸化鉄顔料分散液の材料及びその配合量を重量部で示す図、(b)はこの実施の形態のバックモルタルに用いられる材料及びその配合量を重量部で示す図である。
【図15】本発明のブロックパネルの第1の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の積みブロックの第1の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明のブロックパネルの製造方法に使用されるシート型枠の斜視図である。
【図18】本発明のブロックパネルの第2の実施の形態の製造方法における定着液塗布工程を説明するための図である。
【図19】本発明のブロックパネルの第2の実施の形態の製造方法におけるマイカ散布の工程を説明するための図である。
【図20】本発明のブロックパネルの第1の実施の形態及び第2の実施の形態の製造方法におけるフェースモルタル吹き付け工程を説明するための図である。
【図21】図20に示す工程を模式的に示す図である。
【図22】本発明のブロックパネルの第1の実施の形態及び第2の実施の形態の製造方法におけるバックモルタル投入工程を説明するための図である。
【図23】図22に示す工程後に行われるこて均しの工程を説明するための図である。
【図24】図23に示す工程後に行われる素材ブロック圧着の工程を説明するための図である。
【図25】図24に示す工程後に行われるバリ取りの工程を説明するための図である。
【図26】図25に示す工程後に行われる積みブロックのラック積みがなされた状態を示す図である。
【図27】図26に示す工程の後工程であり、シート型枠を外す脱型工程を説明するための図であり、(a)は側面から見た状態を示し、(b)は脱型バーの構成を示す図である。
【図28】図27に示す工程の後工程であり、脱型後の積みブロックのバリ取り工程を説明するための図である。
【図29】本発明の積みブロックの第2の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図30】本発明のブロックパネルの第2の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図31】本発明のブロックパネルの第3の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図32】本発明のブロックパネルの第4の実施の形態の製造方法を説明するためのフローチャートである。

Claims (13)

  1. 型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施す工程を含むブロックパネルの製造方法であって、
    第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることを特徴とするブロックパネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載のブロックパネルの製造方法において、
    上記2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域は、駆動回転機構によって設定されており、
    この駆動回転機構は、モータと、このモータに追従して動作する回転枠を備えており、上記モータと上記回転枠との間には、当該モータの回転運動を上記回転枠に伝達するためのリンク部材が設けられており、上記回転枠は互いに長さの等しい連結棒とこれらの連結棒の間に平行棒が連結されており、それぞれの連結部分は回転自在とされ、上記平行棒には二つの上記ノズル所定の間隔をおいて設置されているとともに、上記連結棒のそれぞれの端部は回転可能な状態に固定されており、上記連結棒が上記端部を中心に回転し、この回転に追従して上記平行棒は、上記それぞれの端部を結ぶ軸線に対し平行な姿勢を保ちながら、往復動作するようになされているブロックパネルの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のブロックパネルの製造方法において、
    上記第1のモルタルを、白モルタルと黒モルタルとし、各モルタルを異なるノズルから供給するよう構成したブロックパネルの製造方法。
  4. 求項1〜3のいずれか1つの請求項に記載のブロックパネルの製造方法において、
    第1のモルタルの吹き付け前に、上記型枠内に予め定着液を塗布し、その後マイカを散布する工程を行うブロックパネルの製造方法。
  5. 枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後型、この第2のモルタル上面に素材ブロックを圧着する工程を含む積みブロックの製造方法であって、
    第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることを特徴とする積みブロックの製造方法。
  6. 型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタルの上面に素材ブロックを圧着することにより、片面化粧積みブロックを形成しておき、別の型枠内に石肌模様を形成するための第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に上記片面化粧積みブロックの素材ブロック面を圧着することにより、両面化粧積みブロックを形成する工程を含む積みブロックの製造方法であって、
    第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることを特徴とする積みブロックの製造方法。
  7. 型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に素材ブロックを接着する工程を含む積みブロックの製造方法であって、
    第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることを特徴とする積みブロックの製造方法。
  8. 型枠内に石肌模様を形成するための色の異なるモルタルからなる第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタルの上面に素材ブロックを接着することにより、片面化粧積みブロックを形成片面化粧積みブロックを形成しておき、別の型枠内に石肌模様を形成するための第1のモルタルを吹き付けた後、第2のモルタルを供給し、その後この第2のモルタルにこて均しを施した後、この第2のモルタル上面に上記片面化粧積みブロックの素材ブロック面を接着することにより、両面化粧積みブロックを形成する工程を含む積みブロックの製造方法であって、
    第1のモルタルを供給する2つのノズルを型枠上方に設置し、それぞれのノズルを円形軌道あるいは楕円軌道を所定速度で移動させつつ、これらの軌道を互いに交差させることにより、2つのノズルのモルタル吹き付け共有領域を規定し、予め設定されたノズルに供給するモルタルの種類、ノズルのモルタル吹き付け動作のタイミングおよびノズルのモルタル吹き付け量に基づいて第1のモルタルの吹き付け動作を行うとともに、この吹き付け動作を上記型枠を製造ラインに沿って移動させながら行い、吹き付けられた色の異なるモルタルは、一方の色のモルタルに他方の色のモルタルが入り込んだ状態とされることを特徴とする積みブロックの製造方法。
  9. 請求項5〜8のいずれか1つの請求項に記載の積みブロックの製造方法において、上記第1のモルタルを、白モルタルと黒モルタルとし、各モルタルを異なるノズルから供給するよう構成した積みブロックの製造方法。
  10. 請求項5〜8のいずれか1つの請求項に記載の積みブロックの製造方法において、
    第1のモルタルの吹き付け前に、上記型枠内に予め定着液を塗布し、その後マイカを散布する工程を行う積みブロックの製造方法。
  11. 請求項5〜8のいずれか1つの請求項に記載の積みブロックの製造方法において、
    上記素材ブロックの表裏面の少なくとも一方の面に逆テーパの溝を当該素材ブロックの端面に平行に形成した積みブロックの製造方法。
  12. 請求項1〜4のいずれか1つの請求項に記載のブロックパネルの製造方法により得られたブロックパネル。
  13. 請求項5〜11のいずれか1つの請求項に記載の積みブロックの製造方法により得られた積みブロック。
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