JP4795317B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

この発明はコネクタ装置に関し、特にコネクタ同士の嵌合離脱を行うためのレバーを備えたコネクタ装置に関する。
従来、枠体と着脱レバーとを備えるLIF(Low Insertion Force)コネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
枠体は雄コネクタと雌コネクタとを嵌合させた状態で収容する受け部を有する。枠体の両側壁には回動軸が設けられている。
着脱レバーは1対の側壁とこの一対の側壁の一端に掛け渡された操作部とを有する。
一対の側壁の操作部と反対側の端部には貫通孔が形成されている。貫通孔の近傍には円弧状のカム溝が形成されている。カム溝の長手方向の一端は開口している。
着脱レバーの側壁の操作部側の内壁面には仮係止アームが形成されている。仮係止アームは湾曲可能であり、その先端部にはロック爪が形成されている。
着脱レバーは貫通孔を介して枠体の回動軸に回転可能に取り付けられている。仮係止アームの先端部は着脱レバーの側壁から突出している。
枠体の両側壁の内壁面にはアーム受け部が設けられている。アーム受け部は着脱レバーの先端部を受け容れる。アーム受け部は一対の係合片で構成されている。係合片の一端部には、着脱レバーの仮係止アームのロック爪と係合し、着脱レバーを仮係止する係止片が形成されている。
雄コネクタはハウジングを備える。ハウジングの両側壁の中央部にはカムピンが設けられている。また、両側壁の仮係止アームに対応する位置には係止解除リブが設けられている。
着脱レバーを開位置まで回転させると、仮係止アームの先端部は枠体のアーム受け部に挿入され、仮係止アームのロック爪がアーム受け部の係止片に係合し、仮係止アームは開位置で仮係止される。
この状態で、雄コネクタを雌コネクタに嵌合させると、雄コネクタのカムピンがカム溝の開口を通じてカム溝に挿入されるとともに、雄コネクタの係止解除リブが仮係止アームのロック爪と係止片との間に入り、ロックが解除される。その結果、着脱レバーは回転可能になる。
着脱レバーを回転させると、相対的にカムピンがカム溝内を移動し、雄コネクタが雌コネクタに嵌合する。
特開平10−247551号公報(段落0031〜0043、図1参照)
上述のコネクタでは、雌コネクタの着脱レバーの仮係止を解除するために、雄コネクタに係止解除リブを設ける必要がある。したがって、コネクタ装置の構成が複雑になり、製造コストが高くなるという問題があった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、レバーを備える一方のコネクタと嵌合する他方のコネクタにロック解除のための専用の構造を採用しなくともレバーとコネクタ筐体とのロックを解除することができるコネクタ装置を提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明のコネクタ装置は、第1の筐体と、この筐体内に固定される第1のコネクタ部とを有する第1のコネクタと、前記第1の筐体に挿入可能な第2の筐体と、この筐体内に固定され、前記第1のコネクタ部に接続可能な第2のコネクタ部とを有する第2のコネクタと、前記第1の筐体に前記第2の筐体を挿入可能な挿入可能位置と前記第1の筐体に前記第2の筐体を挿入できない挿入不可能位置との間で回転可能であり、前記第1の筐体に対する前記第2の筐体の挿抜力を与えるための回転レバーとを備え、前記回転レバーは、前記第1の筐体に挿入された前記第2の筐体を挟む一対の可撓性アーム部と、前記一対の可撓性アーム部の一端部を連結する連結部と、前記一対の可撓性アーム部の他端部に設けられ、前記第1の筐体の両側部に設けられた孔に回転可能に支持される軸部と、前記軸部の先端部に設けられ、前記回転レバーが前記挿入可能位置にあるとき前記第1の筐体の前記孔の近傍に設けられたレバー受部と係合し、前記回転レバーが前記挿入不可能位置にあるとき前記レバー受部との係合が解除されて前記孔から前記第1の筐体内へ逃げる係合部とを有し、前記第1の筐体に前記第2の筐体が挿入されていないときの前記挿入可能位置にある前記回転レバーの他端部間の隙間は前記第2の筐体の幅よりも小さいことを特徴とする。
上述のように第1の筐体に第2の筐体が挿入されていないときの挿入可能位置にある回転レバーの他端部間の隙間は第2の筐体の幅よりも小さいが、回転レバーが挿入可能位置にあるとき、第2の筐体を第1の筐体に挿入すると、回転レバーの一端部間に挿入された第2の筐体の両側面が回転レバーの一対の可撓性アーム部間の間隔を広げ、回転レバーの他端部間の間隔は第2の筐体の幅に等しくなるので、回転レバーの係合部レバー受部との係合が解除される。
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタ装置において、前記一対の可撓性アーム部の他端部に突起部が設けられ、前記回転レバーが前記挿入可能位置から前記挿入不可能位置へ回転するとき前記突起部に押されて前記第2の筐体に挿入力を伝える挿入用ボスと、前記回転レバーが前記挿入不可能位置から前記挿入可能位置へ回転するとき前記突起部に押されて前記第2の筐体に脱出力を伝える脱出用ボスとが、前記第2の筐体の少なくとも一方の側部に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のコネクタ装置において、前記回転レバーを前記挿入不可能位置に保持するロック手段を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、レバーを備える一方のコネクタと嵌合する他方のコネクタにロック解除のための専用の構造を採用しなくともレバーとコネクタ筐体とのロックを解除することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係るコネクタ装置を示す斜視図、図2は図1に示すコネクタ装置の雌コネクタのコネクタ本体の斜視図、図3は図2に示すコネクタ本体を図1に示すコネクタ装置の雌コネクタの第1の筐体に装着する前の状態を示す斜視図、図4は図2に示すコネクタ本体を図3に示す第1の筐体に装着した状態を示す拡大斜視図、図5は図3に示す第1の筐体の挿入孔付近を示す拡大斜視図、図6は図1に示すコネクタ装置の雌コネクタを示す斜視図、図7Aは図3に示す第1の筐体の正面図、図7Bは図7AのB部分の拡大図、図8は図1に示すコネクタ装置の雌コネクタの回転レバーの斜視図、図9は図8に示す回転レバーを図3に示す第1の筐体に取り付けた状態を示す斜視図、図10は図8に示す回転レバーが図3に示す第1の筐体にロックされた状態を示す拡大断面図、図11Aは図8に示す回転レバーを図3に示す第1の筐体に取り付けた状態を示す斜視図、図11Bは図11AのB部の拡大図、図11Cは図11Aに示す第1の筐体の正面図、図12Aは図1に示すコネクタ装置の雌コネクタに雄コネクタが接続され、同雌コネクタの回転レバーが挿入不可能位置にあるときの状態を示す斜視図、図12Bは図12Aと同じ状態を示す正面図、図13は図1に示すコネクタ装置の雄コネクタのコネクタ本体の斜視図、図14は図13に示すコネクタ本体と図2に示す雌コネクタのコネクタ本体との関係を示す斜視図、図15は図14に示すコンタクト本体の誤嵌合防止機能を説明する斜視図である。なお、図1、3、4、6では第1の筐体15の一部が切除されている。図13ではコネクタ本体23のインシュレータ24の一部が切除されている。
図1に示すように、コネクタ装置1は雌コネクタ(第1のコネクタ)10と雄コネクタ(第2のコネクタ)20とを備える。
雌コネクタ10は第1の筐体15とコネクタ本体11と回転レバー16とを有する。コネクタ本体11は第1の筐体15内に固定される
図2に示すように、コネクタ本体11はインシュレータ12と複数のコンタクト13とリテーナ14とを有する。
インシュレータ12はインシュレータ本体121と一対のロック片122とを有する。インシュレータ本体121はほぼ板状である。インシュレータ本体121には複数のコンタクト収容孔121aが等間隔に形成されている。インシュレータ本体121の一側面にはリテーナ収容孔121bが形成されている。インシュレータ本体121の前面の両端部には四角錐状のガイド突起121cが形成されている。インシュレータ本体121の他側面には溝121dが形成されている。インシュレータ本体121の後端部には突片121eが形成されている。
一対のロック片122はそれぞれほぼ楔状であり、インシュレータ本体121の上下両端部に設けられている。ロック片122の一部がインシュレータ本体121の内部に対して出たり入ったりする構造が採用されている。ロック片122の一部が常時インシュレータ本体121から突出するように、ロック片122は図示しないばねで押圧されている。
複数のコンタクト13はそれぞれインシュレータ本体121のコンタクト収容孔121aに収容されている。
リテーナ14はインシュレータ本体121のリテーナ収容孔121bに収容され、コンタクト13を保持する。
図3〜5に示すように、第1の筐体15の両側壁部(両側部)151には挿入孔(孔)155が形成されている。両側壁部151の挿入孔155の内周面に径方向へ対向する2つの円弧状の抜止め156が形成されている。抜止め156は傾斜面156aと平坦面156bとを有する。傾斜面156aの下端は側壁部151の内面151uに達する。平坦面156bは側壁部151の内面151uと平行であり、側壁部151の内面151uと外面151sとの間に位置する。両側壁部151の抜止め156の一端(傾斜面156aがない方の端)に隣接させて凹部(レバー受部)157が形成されている。凹部157の底面は側壁部151の内面151uと平行である。凹部157の底面は挿入孔155の貫通方向で側壁部151の内面151uと平坦面156bとの間に位置する。凹部157は後述する回転レバー16の突片(係合部)164を受け止め、回転レバー16を挿入可能位置でロックする。
図6、7に示すように、一方の側壁部151の内面にはダボ151aが形成され、他方の側壁部151の内面にはダボ151b,151cが形成されている。更に、第1の筐体15の天井壁部153の内面にはダボ153aが形成され、第1の筐体15の底壁部154の内面にはダボ154aが形成されている。これらのダボ151a,151b,151c,153a,154aは嵌合離脱方向D1へ延びている。ダボ151a,151b,151cは雌コネクタ10に対する雄コネクタ20の左右方向D2の位置決めを行う。ダボ153a,154aは雌コネクタ10に対する雄コネクタ20の上下方向D3の位置決めを行う。
第1の筐体15の後壁部152には保持孔152aと2つの凹部152bが形成されている。保持孔152aはコネクタ本体11を保持する。凹部152bは保持孔152aに隣接し、ロック片122と係合する。
回転レバー16は第1の筐体15に対する第2の筐体21の挿抜力を与えるレバーであり、第1の筐体15に連結されている。回転レバー16は、第1の筐体15に後述する第2の筐体21を挿入可能な挿入可能位置と第1の筐体15に第2の筐体21を挿入できない挿入不可能位置との間で回転可能である。
図8〜10に示すように、回転レバー16は、一対の可撓性アーム部161と連結片(連結部)162と軸部163と突片164とを有する。
一対の可撓性アーム部161はそれぞれ板状であり、第1の筐体15に挿入された第2の筐体21を挟む。可撓性アーム部161の他端部には可撓性アーム部161と第1の筐体15との間に後述する第1のボス27を収容可能にする凹部161aが形成されている。また、可撓性アーム部161の他端部には可撓性アーム部161と第1の筐体15との間に後述する第2のボス28を収容可能にする凹部161bが形成されている。凹部161aと凹部161bとの間には、第1、第2のボス27,28を駆動する凸部(突起部)161cが形成されている。
連結片162はほぼ板状であり、一対の可撓性アーム部161の一端部を連結する。なお、連結片162は第2の筐体21が第1の筐体15から抜け出すのを防ぐ役目もする。
軸部163は一対の可撓性アーム部161の他端部に設けられている。軸部163は第1の筐体15の挿入孔155に回転可能に支持される。
突片164は軸部163の先端部に設けられている。突片164は回転レバー16が挿入可能位置にあるとき凹部157と係合し、回転レバー16が挿入不可能位置にあるとき凹部157との係合が解除されて挿入孔155から第1の筐体15内へ逃げる。
一対の可撓性アーム部161の一端部にはロックアーム165が形成されている。ロックアーム165は傾斜面165bを有する突起165aと突当て片165cとを有する。突起165aと突当て片165cとの間には凹部165dが形成されている。
一対の可撓性アーム部161の間に第2の筐体21が挟まれていないとき、一対の可撓性アーム部161の他端部は互いに近づくように少し内側へ曲っている。このときの一対の可撓性アーム部の他端部間の隙間は第2の筐体21の幅よりも小さい。
第1の筐体15に第2の筐体21が挿入されていないときの挿入可能位置にある回転レバー16の突片164は第1の筐体15の凹部157によって受け止められる。
第1の筐体15にコネクタ本体11を固定するには、図3に示すように、コネクタ本体11を第1の筐体15の後から保持孔152aに挿入すればよい。このとき、図2に示すガイド突起121cがインシュレータ本体121を保持孔152a内に案内する。インシュレータ本体121を保持孔152aに挿入すると、ロック片122が保持孔152aの周縁部に当たって一旦インシュレータ本体121内に引っ込み、凹部152bに達したとき、図4に示すように、再び突出し、凹部152bと係合する。また、インシュレータ本体121の突片121eが第1の筐体15の後壁部152に突き当たる。その結果、コネクタ本体11は第1の筐体15に固定される。
回転レバー16を第1の筐体15に装着するには、回転レバー16の一端部を下にし、回転レバー16の他端部を上にした状態で、第1の筐体15内に挿入する。そうすると、図11A、11Bに示すように、回転レバー16の突片164の長手方向と第1の筐体15の挿入孔155の長手方向とが一致し(平行になり)、軸部163及び突片164を挿入孔155に挿入可能な状態になる。このとき(図11A参照)、回転レバー16の他端部の間隔は図11Cに示すように、狭まった状態(第2の筐体21の幅よりも小さい状態)であるので、回転レバー16の他端部の間隔を指等で広げ、軸部163及び突片164を挿入孔155に通す。その後、回転レバー16を挿入可能位置の方へ回転させる。その結果、突片164は抜止め156の傾斜面156aを滑って、平坦面156bに乗り上げる(図9参照)。これにより、軸部163は挿入孔155から抜けなくなる。
コネクタ10,20が接続されているとき、図12A、12Bに示すように、一対の可撓性アーム部161の間には雄コネクタ20の第2の筐体21が挟まれているので、回転レバー16が挿入可能位置から挿入不可能位置に来たとしても、一対の可撓性アーム部161は第2の筐体21によって互いに近づく方へ撓むことができない。したがって、一対の可撓性アーム部161の間に第2の筐体21がある限り、回転レバー16の軸部163及び突片164は挿入孔155から抜けない。
回転レバー16を第1の筐体15から外す場合、回転レバー16を挿入不可能位置から挿入可能位置まで回転させ、第1の筐体15から雄コネクタ20を離脱し、この状態から図11A、11B、11Cに示すように、回転レバー16を挿入不可能位置まで回転させる。その結果、突片164の長手方向の向きと挿入孔155の長手方向位置とが一致し、軸部163及び突片164は挿入孔155から抜き取り可能になる。
図10に示すように、回転レバー16を挿入不可能位置まで回転させると、ロックアーム165の凹部165dと第1の筐体15の底部154に形成された孔154bの縁部154cとが係合し、回転レバー16は第1の筐体15にロックされる。
回転レバー16が挿入不可能位置の直前から挿入不可能位置まで回転するとき、ロックアーム165の突起165aは傾斜面165bによって縁部154cに円滑に乗り上げ、その結果、ロックアーム165が撓む。回転レバー16が更に回転し、凹部165dが縁部154c上に達したとき、ロックアーム165はそのばね力により元の状態に戻り、凹部165dが縁部154cに嵌合し、また、ロックアーム165の突当て片165cが底壁部154の前端面に突き当たり、回転レバー16が停止する。
このロックを解除するには、ロックアーム165の突当て片165cを上方へ持ち上げ、凹部165dと縁部154cとの係合を解き、回転レバー16を挿入可能位置の方へ回転させればよい。
図13〜15に示すように、雄コネクタ20は第2の筐体21とコネクタ本体23とを備える。
第2の筐体21は第1の筐体15に挿入可能である。
コネクタ本体23は第2の筐体21の開口部に固定される。コネクタ本体23とコネクタ本体11とは接続可能である。コネクタ本体23はインシュレータ24と複数のコンタクト25とを備える。
インシュレータ24は受容孔24aを有する。受容孔24aはコンタクト本体11を受け容れる。受容孔24aの内面には突起24bが形成されている。突起24bは雌コネクタ10との嵌合時にコネクタ本体11の溝121dと係合し、コネクタ本体11を案内する。インシュレータ24の一側面の下部には誤嵌合防止キー24cが形成されている。誤嵌合防止キー24cは、雄コネクタ20の上下を反対にして第1の筐体15に挿入した場合に、回転レバー16の可撓性アーム部161に接触して回転レバー16の回転を阻止して、誤嵌合を防止する。
複数のコンタクト25はインシュレータ24に保持されている。
第2の筐体21の両側壁部(両側部)211の外面には第1のボス(挿入用ボス)27と第2のボス(脱出用ボス)28とが形成されている。これらは嵌合離脱方向D1に沿って並んでいる。
図16Aは図11に示す回転レバーが挿入可能位置にあるときの状態を示す斜視図、図16Bは図16Aと同じ状態を示す正面図、図16Cは図16AのC部の拡大図、図17Aは図16Aに示す第1の筐体に雄コネクタが挿入された状態を示す斜視図、図17Bは図17AのB部の拡大図、図18Aは図17Aに示す回転レバーを挿入不可能位置の方へ回転させた状態を示す斜視図、図18Bは図18AのB部の拡大図、図19Aは図17Aに示す雄コネクタが雌コネクタの近くまで挿入された状態を示す斜視図、図19Bは図19Aに示す雄コネクタが雌コネクタに接続された状態を示す斜視図、図19Cは図19Bに示す回転レバーが挿入不可能位置まで回転して第1の筐体にロックされた状態を示す斜視図、図20Aは図19Aに示す状態のときの回転レバーの凸部と第1の筐体のボスとの関係を示す拡大図、図20Bは図19Cに示す状態のときの回転レバーの凸部と第1の筐体のボスとの関係を示す拡大図、図21は図19に示す回転レバーのテコの原理を説明するための側面図である。なお、図19A〜Cでは第1の筐体15の一部が切除されている。
次に、コネクタ装置1の動作について説明する。
図16Aに示すように、雌コネクタ10の第1の筐体15に雄コネクタ20を挿入していない状態で回転レバー16を挿入可能位置まで回転させると、図16Cに示すように、回転レバー16の突片164が第1の筐体15の凹部157と係合し、回転レバー16が挿入位置でロックされる。このとき、図16Bに示すように、回転レバー16の可撓性アーム部161の他端部側(軸部163側)の間隔は雄コネクタ20の第2の筐体21の幅よりも狭い。
この状態で、図17Aに示すように、雄コネクタ20を雌コネクタ10の第1の筐体15に挿入すると、回転レバー16の可撓性アーム部161の他端部側の間隔は第2の筐体21の幅と等しくなる。その結果、図17Bに示すように、回転レバー16の突片164は第1の筐体15の凹部157から抜け出し、回転レバー16は回転可能な状態になる。
したがって、回転レバー16を挿入不可能位置の方へ回転させると、突片164は抜止め156上を移動するので、回転レバー16は第1の筐体15から外れない。
雌コネクタ10の第1の筐体15に雄コネクタ20を挿入した後、回転レバー16を挿入可能位置から挿入不可能位置へ回転させると、図18、19A〜19C、20A、20Bに示すように、回転レバー16の凸部161cが回転しながら第1のボス27を押圧し、それにより、第1のボス27はコネクタ本体11の方へ移動する。その結果、コネクタ本体23とコネクタ本体11とが嵌合し、雌コネクタ10と雄コネクタ20とが電気的に接続される。
回転レバー16を挿入不可能位置から挿入可能位置へ回転させると、凸部161cが回転しながら第2のボス28を押圧し、第2のボス28はコネクタ本体11から離れる。その結果、コネクタ本体23がコネクタ本体11から離脱し、雌コネクタ10と雌コネクタ20との電気的接続が解かれる。
以上のように、回転レバー16によって雌コネクタ10と雄コネクタ20とを嵌合離脱するとき、図21に示すように、第1のボス27又は第2のボス28と軸部163との距離をaとし、軸部163と作用点cとの距離をbとすると、a:bは1:7となり、第1のボス27又は第2のボス28を直接駆動する場合に比べ、駆動力が7分の1ですむ。したがって、多芯のコネクタ装置1であっても小さな力で雌コネクタ10と雄コネクタ20とを嵌合離脱させることができる。
この実施形態によれば、雄コネクタ20に特別な解除手段を設けなくても、雄コネクタ20の第2の筐体21の両側面を利用して、挿入可能位置での回転レバー16のロックを自動的に解除することができる。
凸部161cと第1、第2のボス27,28との係合により、回転レバー16の駆動力を伝達するので、力の伝達を円滑に行うことができる。
また、回転レバー16にロックアーム165を設けたので、挿入不可能位置の回転レバー16が簡単に回転することがなく、雌コネクタ10と雄コネクタ20との接続状態を確実に維持することができる。
なお、この実施形態では回転レバー16の回転力を凸部161cと第1、第2のボス27,28とで伝達するようにしたが、これに限られず、例えば図示しないカムピンとカム溝とを用いてもよい。
また、回転レバー16の挿入可能位置でのロックを第2の筐体21の両側面を利用して行うようにしたが、これに限られず、例えばインシュレータ24の外面等を利用してもよい。
なお、この実施形態では、第1、第2のボス27、28を第2の筐体21の両側面に設けたが、一方の側面のみでよい。
図1はこの発明の一実施形態に係るコネクタ装置を示す斜視図である。 図2は図1に示すコネクタ装置の雌コネクタのコネクタ本体の斜視図である。 図3は図2に示すコネクタ本体を図1に示すコネクタ装置の雌コネクタの第1の筐体に装着する前の状態を示す斜視図である。 図4は図2に示すコネクタ本体を図3に示す第1の筐体に装着した状態を示す拡大斜視図である。 図5は図3に示す第1の筐体の挿入孔付近を示す拡大斜視図である。 図6は図1に示すコネクタ装置を示す斜視図である。 図7Aは図3に示す第1の筐体の正面図である。 図7Bは図7AのB部分の拡大図である。 図8は図1に示すコネクタ装置の雌コネクタの回転レバーの斜視図である。 図9は図8に示す回転レバーを図3に示す第1の筐体に取り付けた状態を示す斜視図である。 図10は図8に示す回転レバーが図3に示す第1の筐体にロックされた状態を示す拡大断面図である。 図11Aは図8に示す回転レバーを図3に示す第1の筐体に取り付けた状態を示す斜視図である。 図11Bは図11AのB部の拡大図である。 図11Cは図11Aに示す第1の筐体の正面図である。 図12Aは図1に示すコネクタ装置の雌コネクタに雄コネクタが接続され、同雌コネクタの回転レバーが挿入不可能位置にあるときの状態を示す斜視図である。 図12Bは図12Aと同じ状態を示す正面図である。 図13は図1に示すコネクタ装置の雄コネクタのコネクタ本体の斜視図である。 図14は図13に示すコネクタ本体と図2に示す雌コネクタのコネクタ本体との関係を示す斜視図である。 図15は図14に示すコンタクト本体の誤嵌合防止機能を説明する斜視図である。 図16Aは図11に示す回転レバーが挿入可能位置にあるときの状態を示す斜視図である。 図16Bは図16Aと同じ状態を示す正面図である。 図16Cは図16AのC部の拡大図である。 図17Aは図16Aに示す第1の筐体に雄コネクタが挿入された状態を示す斜視図である。 図17Bは図17AのB部の拡大図である。 図18Aは図17Aに示す回転レバーを挿入不可能位置の方へ回転させた状態を示す斜視図である。 図18Bは図18AのB部の拡大図である。 図19Aは図17Aに示す雄コネクタが雌コネクタの近くまで挿入された状態を示す斜視図である。 図19Bは図19Aに示す雄コネクタが雌コネクタに接続された状態を示す斜視図である。 図19Cは図19Bに示す回転レバーが挿入不可能位置まで回転して第1の筐体にロックされた状態を示す斜視図である。 図20Aは図19Aに示す状態のときの回転レバーの凸部と第1の筐体のボスとの関係を示す拡大図である。 図20Bは図19Cに示す状態のときの回転レバーの凸部と第1の筐体のボスとの関係を示す拡大図である。 図21は図19に示す回転レバーのテコの原理を説明するための側面図である。
符号の説明
1 コネクタ装置
10 雌コネクタ(第1のコネクタ)
11 コネクタ本体(第1のコネクタ部)
15 第1の筐体
155 挿入孔(孔)
157 凹部(レバー受部)
161 可撓性アーム部
161c 凸部(突起部)
162 連結片(連結部)
163 軸部
164 突片
165 ロックアーム(ロック手段)
20 雄コネクタ(第2のコネクタ)
21 第2の筐体
23 コネクタ本体(コネクタ部)
27 第1のボス(挿入用ボス)
28 第2のボス(脱出用ボス)

Claims (3)

  1. 第1の筐体と、この筐体内に固定される第1のコネクタ部とを有する第1のコネクタと、
    前記第1の筐体に挿入可能な第2の筐体と、この筐体内に固定され、前記第1のコネクタ部に接続可能な第2のコネクタ部とを有する第2のコネクタと、
    前記第1の筐体に前記第2の筐体を挿入可能な挿入可能位置と前記第1の筐体に前記第2の筐体を挿入できない挿入不可能位置との間で回転可能であり、前記第1の筐体に対する前記第2の筐体の挿抜力を与えるための回転レバーとを備え、
    前記回転レバーは、前記第1の筐体に挿入された前記第2の筐体を挟む一対の可撓性アーム部と、前記一対の可撓性アーム部の一端部を連結する連結部と、前記一対の可撓性アーム部の他端部に設けられ、前記第1の筐体の両側部に設けられた孔に回転可能に支持される軸部と、前記軸部の先端部に設けられ、前記回転レバーが前記挿入可能位置にあるとき前記第1の筐体の前記孔の近傍に設けられたレバー受部と係合し、前記回転レバーが前記挿入不可能位置にあるとき前記レバー受部との係合が解除されて前記孔から前記第1の筐体内へ逃げる係合部とを有し、
    前記第1の筐体に前記第2の筐体が挿入されていないときの前記挿入可能位置にある前記回転レバーの他端部間の隙間は前記第2の筐体の幅よりも小さい
    ことを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記一対の可撓性アーム部の他端部に突起部が設けられ、
    前記回転レバーが前記挿入可能位置から前記挿入不可能位置へ回転するとき前記突起部に押されて前記第2の筐体に挿入力を伝える挿入用ボスと、前記回転レバーが前記挿入不可能位置から前記挿入可能位置へ回転するとき前記突起部に押されて前記第2の筐体に脱出力を伝える脱出用ボスとが、前記第2の筐体の少なくとも一方の側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 前記回転レバーを前記挿入不可能位置に保持するロック手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
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