JP4794679B1 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の透過部から加熱コイルが視認されることを防止することができる誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】赤外線および可視光線を透過させる赤外線センサ検知範囲部6を一部に形成したトッププレート4と、トッププレート4の下方に設けられ、トッププレート4に載置された調理容器2を誘導加熱する加熱コイル1と、トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6の下方に設けられ、調理容器2から放射された赤外線を検知する赤外線センサ5と、トッププレート4の下方に配置され、加熱コイル1を反射してトッププレート4の透過部を介して外部に向かう可視光の少なくとも一部を遮蔽するコイル遮蔽板7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線センサを備えた誘導加熱調理器に関する。
従来の誘導加熱調理器においては、例えば「高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、このインバータ回路の出力の大きさを制御する出力制御手段と、被加熱物の放射エネルギー量で前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、…を備え」たものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−322559号公報(請求項1)
従来の誘導加熱調理器には、鍋などの調理容器からの赤外線を検知する赤外線センサを備え調理容器の温度を求めるものがある。このような赤外線センサを天板の下方に配置する場合、透明性を有する天板の下面または上面のうち赤外線センサの視野範囲以外の部分に塗装または印刷等を施して赤外線の透過を妨げ、赤外線センサの視野範囲については塗装または印刷等を施さずに赤外線を透過させることで、調理容器の温度を精度良く検知できるものがある。
しかし、赤外線を透過させるために天板の塗装または印刷等を施していない部分(以下「透過部」という。)は透明性を有するため、使用者が透過部の真上または斜め方向から天板を見たとき、誘導加熱調理器の内部が視認され、外観を損なうという問題点があった。特に、加熱コイルに用いる銅線やシリコンゴムは目立つ色(誘目性が高い色)であるため、これらが視認された場合にはこの問題点は顕著である。
一方、誘導加熱調理器の内部が視認されないようにするため透過部を設けずに塗装または印刷等を施した場合、赤外線の透過が妨げられ、天板の下方に配置された赤外線センサにより赤外線を検知することが困難となるという問題点があった。
また、透過部から視認される加熱コイルの上部を、誘目性の低い色のフェルト等で覆うことで外観を損なわないようにする場合、加熱コイルを冷却するための冷却風が遮られてしまい加熱コイルの冷却が十分でなくなるという問題点があった。
さらに、加熱コイル等からの輻射熱により、赤外線センサ周辺の雰囲気温度が変動した場合や赤外線センサ自体が加熱された場合、赤外線センサによる温度検知精度が低減するという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、天板に透明性を有する透過部を設けた場合であっても、天板の透過部から加熱コイルが視認されることを防止することができる誘導加熱調理器を得るものである。
また、赤外線センサによる温度検知精度を向上することができる誘導加熱調理器を得るものである。
本発明に係る誘導加熱調理器は、赤外線および可視光線を透過させる透過部を一部に形成した天板と、前記天板の下方に設けられ、前記天板に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、前記天板の透過部の下方に設けられ、前記調理容器から放射された赤外線を検知する赤外線センサと、前記天板の下方に前記赤外線センサを挟んで互いに対向配置され、前記加熱コイル反射して前記天板の透過部を介して外部に向かう可視光の少なくとも一部を遮蔽する、一対の板状部材とを備え、前記一対の板状部材の少なくとも一方は、平面視において前記加熱コイルと前記赤外線センサとの間に配置され、前記板状部材の下端を前記赤外線センサの近傍に形成し、前記一対の板状部材の間に冷却風が通風可能となっているものである。
本発明は、加熱コイルと赤外線センサとの間に板状部材を配置した。
このため、天板の透過部から加熱コイルが視認されることを防止することができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の概略断面図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられた加熱コイルの上面図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の輻射熱の影響を示した図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられた加熱コイルの上面図である。 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に緩衝部材を設けたときの概略断面図である。 本発明の実施の形態1におけるコイル遮蔽板を赤外線センサケースと一体成形したときの斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるコイル遮蔽板をコイル支持台と一体成形したときの概略断面図である。 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の概略断面図である。 本発明の実施の形態2における第二のコイル遮蔽板を赤外線センサケースと一体成形したときの斜視図である。 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器に設けられた加熱コイルの上面図である。 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の概略断面図である。
図2は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器に設けられた加熱コイルの上面図である。
図1および図2に示すように、誘導加熱調理器は、調理容器2が載置されるトッププレート4と、トッププレート4の下方に設けられ、トッププレート4に載置された調理容器2を誘導加熱する加熱コイル1と、加熱コイル1を支持するコイルベース13と、調理容器2から放射された赤外線を検知する赤外線センサ5と、赤外線センサ5を位置決め固定する赤外線センサケース11と、赤外線センサケース11の上面に設けられ、赤外線センサ5に対するノイズの影響を低減するための防磁板12と、赤外線センサ5の出力から調理容器2の温度を求める温度算出手段9と、温度算出手段9からの出力に応じて加熱コイル1からの加熱出力を制御する制御手段10と、加熱コイル1の周方向に延在するように板状に形成され、加熱コイル1と赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7とを備えている。つまり、コイル遮蔽板7は加熱コイル1の周方向に配置されている。
なお、「トッププレート4」は、本発明における「天板」に相当する。
なお、「コイル遮蔽板7」は、本発明における「板状部材」に相当する。
なお、「コイルベース13」は、本発明における「コイル支持台」に相当する。
トッププレート4は、例えば耐熱性のガラス等の赤外線および可視光線を透過する素材により構成される。また、トッププレート4は、赤外線センサ検知範囲部6を除く裏面または表面に、塗装または印刷4aが施されている。塗装または印刷4aは例えば赤外線および可視光線を反射または吸収する素材が用いられる。トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6は、透明性を有しており赤外線および可視光線を透過させる。なお、トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6に、赤外線が透過できる程度の薄い塗装を施すようにしても良い。
なお、「赤外線センサ検知範囲部6」は、本発明における「透過部」に相当する。
加熱コイル1は、同心状に配置された複数のコイルを有している。例えば図2に示すように中心側と外側の2つのコイルが間隔を開けて配置される。また、加熱コイル1の周辺には、図示しないファン等によって冷却風が供給されており、加熱コイル1の上面、下面、および複数のコイル間に冷却風が通風することで冷却される。
赤外線センサ5は、赤外線センサケース11で位置決め固定されている。赤外線センサ5は、トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6の下方に設けられ、その視野範囲が赤外線センサ検知範囲部6に含まれている。また、赤外線センサ5は、複数のコイルのうち隣り合うコイル間に配置される。例えば図2に示すように中心側のコイルと外側のコイルとの間に配置されている。また、赤外線センサ5は、基板8上に設けられており、検知した赤外線に応じた出力信号を増幅器(図示せず)を介して温度算出手段9に出力する。
コイル遮蔽板7は、トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6から赤外線センサ5近傍の加熱コイル1が使用者に視認されないようにするためのものである。このコイル遮蔽板7は、板状に形成され、加熱コイル1の周方向における加熱コイル1と赤外線センサ5との間に配置されている。
また、コイル遮蔽板7は、下端が赤外線センサ5の近傍となるように形成されている。これによりコイル遮蔽板7は、加熱コイル1からの輻射熱を遮蔽して赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動を低減し、赤外線センサ5自体の発熱を低減する機能を有している。
赤外線センサ5が複数のコイル間に配置される場合、コイル遮蔽板7は、赤外線センサ5より中心側のコイルと赤外線センサ5との間、および、赤外線センサ5より外側のコイルと赤外線センサ5との間にそれぞれ配置される。また、赤外線センサ5より中心側のコイルと赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7と、赤外線センサ5より外側のコイルと赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7とが対向するように配置されている。つまり、各コイル遮蔽板7は、赤外線センサ5の近傍、加熱コイル1の周方向に赤外線センサ5を挟んで2枚が対向するように近接配置されている。したがって、対向する2枚のコイル遮蔽板7間には加熱コイル1に供給された冷却風が通風可能となっている。
また、コイル遮蔽板7は、加熱コイル1よりも誘目性が低い色の材質が用いられている。例えば、黒もしくはそれに近い暗めの色の樹脂を用いられている。これによって、加熱コイル1に使用している銅線の銅色や、加熱コイル1からはみ出したシリコンの白色に比べて視認しづらい色であるため、使用者が斜めからコイル遮蔽板7を視認しても外観を損なうことはない。
上記構成において、図示しない操作部が操作されて加熱コイル1に高周波電流が供給されると、加熱コイル1上のトッププレート4に載置された調理容器2が加熱される。調理容器2の底からは温度に応じた赤外線が放射される。赤外線センサ5は、調理容器2から放射された赤外線を検知し、増幅器(図示せず)により増幅された出力信号を温度算出手段9に出力する。温度算出手段9は増幅された赤外線センサ5からの出力信号を温度に換算し制御手段10に出力する。制御手段10は温度算出手段9の出力に応じて加熱コイル1に供給する電力を制御する。なお、ここでは温度算出手段9の出力に応じて電力制御する場合を説明したが、本発明はこれに限らず、電力制御と共にまたはこれに代えて、算出した温度を図示しない表示部に表示するようにしても良い。
また、赤外線センサケース11の上面に配置され、アルミなどの非磁性材料で作られた防磁板12によって、赤外線センサ5は加熱コイル1からのノイズの影響が低減されている。なお、赤外線センサ5および防磁板12は、ネジやリード線を用いて接地させるようにしても良い。これにより、磁界の影響を低減でき調理容器2からの赤外線量をより精度良く検知することできる。この際、防磁板12と誘導加熱調理器の筐体(図示せず)をリード線などで接地させても同様の効果が得られる。
図3は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の輻射熱の影響を示した図である。
図3においては、加熱コイル1により調理容器2(鍋)の加熱を行った場合の赤外線センサ5による検知温度の時間経過を示している。また、図3においては、本実施の形態1のコイル遮蔽板7を設けた場合での検知温度と、コイル遮蔽板7を設けていない従来技術での検知温度とを示している。
図3に示すように、本実施の形態での検知温度は、コイル遮蔽板7を設けていない従来技術での検知温度と比較して、実際の鍋温度との検知誤差が軽減している。この誤差軽減は温度が上昇するほど顕著である。
このように本実施の形態では、コイル遮蔽板7を設けることにより、加熱コイル1からの輻射熱を遮り赤外線センサ5周辺の雰囲気温度を安定させ、赤外線センサ5自体の発熱を低減することで、温度検知誤差を低減することができる。よって、安定した加熱制御ができる。
また、コイル遮蔽板7は、板状に形成されている。そして、赤外線センサ5の両側に近接する加熱コイル1との間にそれぞれコイル遮蔽板7を設置する。このため、二つのコイル遮蔽板7間が通風する構造となるため、赤外線センサ5の発熱を低減できる。また、赤外線センサ5上に埃等が入ってしまった場合でも風によって埃等を吹き飛ばすことができる。よって、赤外線センサ5上に埃等が留まって赤外線センサの検知精度を悪化させることはない。
一方、例えば、赤外線センサ5全体を筒で覆うような構造とした場合、赤外線センサ5上に埃が入ってしまった場合には周囲を筒で覆われているため埃等の逃げ場がなく、赤外線センサの検知精度を悪化させることとなる。
特に本実施の形態の構造と筒形状との違いが現れるのは、組み立て時に赤外線センサ5の検知範囲内に付着した埃を取る際に空気を吹き付ける工程(以下「エアーブロー」という。)時で、これは、組み立てた後よりも組み立て時のほうが埃が付着する可能性が高いためである。
全体を筒で覆うような構造の場合では、筒を取り付ける前にエアーブローをしなければ赤外線センサ5の視野範囲上の埃をとることができない。
しかしながら本実施の形態のコイル遮蔽板7を用いた場合では、コイル遮蔽板7を取り付けた後でも、さらに後述するコイルベース13とコイル遮蔽板7が一体成形されている場合でもトッププレート4を取り付ける前ならばエアーブローにより赤外線センサ5の視野範囲上の埃を取ることができる。組み立ての後工程になればなるほどエアーブローの効果が高いため、筒形状に比べてエアーブローの効果が高いことは明白である。
以上のように本実施の形態においては、赤外線および可視光線を透過させる赤外線センサ検知範囲部6を一部に形成したトッププレート4と、トッププレート4の下方に設けられ、トッププレート4に載置された調理容器2を誘導加熱する加熱コイル1と、トッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6の下方に設けられ、調理容器2から放射された赤外線を検知する赤外線センサ5と、赤外線センサ5の出力から調理容器2の温度を求める温度算出手段9と、板状に形成され、加熱コイル1の周方向における加熱コイル1と赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7とを備えた。
このため、トッププレート4に透明性を有する赤外線センサ検知範囲部6を設けた場合であっても、赤外線センサ検知範囲部6から加熱コイル1が視認されることを防止することができる。言い換えると、トッププレート4の下方に配置されたコイル遮蔽板7は加熱コイル1を反射してトッププレート4の赤外線センサ検知範囲部6を介して外部に向かう可視光の少なくとも一部を遮蔽する。よって、使用者が赤外線センサ検知範囲部6の斜め方向からトッププレート4を見たとき、誘導加熱調理器の内部が視認されても、外観を損なうことがない。
また、コイル遮蔽板7は、板状に形成しているため、加熱コイル1に供給された冷却風を赤外線センサ5周辺に通風させることができる。よって、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。また、赤外線センサ5上に付着した埃等を風によって吹き飛ばすことができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度を向上することができる。
また、コイル遮蔽板7は、上端を加熱コイル1より上方に形成した。これにより、より一層赤外線センサ検知範囲部6から加熱コイル1が視認されることを防止することができる。
また、コイル遮蔽板7は、下端を赤外線センサ5の近傍に形成した。
このため、加熱コイル1等からの輻射熱が赤外線センサ5およびその周辺に伝わることを軽減することができる。よって、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動を低減し、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度を向上することができる。
また、加熱コイル1は、同心状に配置された複数のコイルを有し、赤外線センサ5は、複数のコイルのうち隣り合うコイル間に配置され、赤外線センサ5より中心側のコイルと赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7と、赤外線センサ5より外側のコイルと赤外線センサ5との間に配置されたコイル遮蔽板7とが対向するように配置された。
このため、赤外線センサ5が複数のコイル間に配置される場合であっても、加熱コイル1からの輻射熱をコイル遮蔽板7により遮蔽して赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動を低減し、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。また、対向するコイル遮蔽板7間に加熱コイル1に供給された冷却風を通風させることができる。よって、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。また、赤外線センサ5上に付着した埃等を風によって吹き飛ばすことができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度を向上することができる。
なお、上記の説明では、赤外線センサ5が中心側のコイルと外側のコイルとの間に配置される場合を説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば図4(a)に示すように、中心側のコイルの内側の中心から偏った位置に赤外線センサ5を設置する場合においては、赤外線センサ5に近接する加熱コイル1の近傍にコイル遮蔽板7を1枚のみ設けるようにしても良い。
また図4(b)に示すように、外側のコイルの外側に赤外線センサ5を設置する場合においては、赤外線センサ5に近接する加熱コイル1の近傍にコイル遮蔽板7を1枚のみ設けるようにしても良い。
なお、コイル遮蔽板7の赤外線センサ5の視野中心線と対向する面に鏡面塗装を設けるようにしても良い。
このような鏡面塗装によって、赤外線センサ検知範囲部6を斜めから見たときに赤外線センサ5のみが目立つ構成になり、使用者は赤外線センサ検知範囲部6の下にある赤外線センサ5の存在、および赤外線センサ検知範囲部6が調理容器2で覆うべき領域であることを容易に認識することができる。
なお、コイル遮蔽板7の加熱コイル1と対向する面に鏡面塗装を設けるようにしても良い。
このような鏡面塗装によって、加熱コイル1からの輻射熱を反射し、かつ、コイル遮蔽板7に対してより均一に熱が伝わり、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度をより安定させることができる。よって、より正確な温度検知ができ、安定した加熱制御ができる。
なお、上記の構成に加え、コイル遮蔽板7の上端とトッププレート4の下面との間に緩衝部材14を設けるようにしても良い。例えば図5に示すように、コイル遮蔽板7の上端に緩衝部材14を設ける。
これにより、コイル遮蔽板7の上端が加熱コイル1の上面より著しく上となった場合にもトッププレート4の破損を防ぐことができる。また、使用時にトッププレート4が歪み圧力を受けるような場合にもの衝撃を吸収することができる。
なお、コイル遮蔽板7は、赤外線センサケース11と一体成形するようにしても良い。例えば図6に示すように、赤外線センサケース11と一体成形されたコイル遮蔽板7aおよび7bをリブ状に立てて形成する。
これにより、部品点数が少なくなり、組立性がより向上する効果が得られる。
なお、コイル遮蔽板7は、コイルベース13と一体成形するようにしても良い。例えば図7に示すように、コイルベース13の端部をフランジ状に立ててコイル遮蔽板7cを一体成形する。
これにより、部品点数が少なくなり、組立性がより向上する効果が得られる。
実施の形態2.
図8は本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の概略断面図である。
本実施の形態2においては、実施の形態1で設けたコイル遮蔽板7を第一のコイル遮蔽板21と称する。その他、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略する。
図8に示すように、本実施の形態2の誘導加熱調理器は、第一のコイル遮蔽板21と加熱コイル1との間に、第一のコイル遮蔽板21と間隔を設けて配置された第二のコイル遮蔽板22を備えている。つまり、第一のコイル遮蔽板21の赤外線センサ5に対しての外側に一定の間隔を置いて第二のコイル遮蔽板22を設けている。これにより、第一のコイル遮蔽板21と第二のコイル遮蔽板22の間にある空気の層が断熱層として機能する。
なお、「第一のコイル遮蔽板21」は、本発明における「板状部材」に相当する。
なお、「第二のコイル遮蔽板22」は、本発明における「第二の板状部材」に相当する。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1の効果に加え、加熱コイル1からの輻射熱で第二のコイル遮蔽板22が発熱した場合であっても、第一のコイル遮蔽板21と第二のコイル遮蔽板22の間にある空気の層が断熱層として機能するので、第一のコイル遮蔽板21への熱伝導をさらに少なくすることができる。このため、加熱コイル1からの輻射熱が赤外線センサ5およびその周辺に伝わることをさらに軽減することができる。よって、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動を低減し、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度を向上することができる。
なお、第二のコイル遮蔽板22の加熱コイル1と対向する面に鏡面塗装を設けるようにしても良い。
このような鏡面塗装によって、加熱コイル1からの輻射熱を第二のコイル遮蔽板22が反射し、かつ、第一のコイル遮蔽板21に対してより均一に熱が伝わり、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度をより一層安定させることができる。よって、より正確な温度検知ができ、安定した加熱制御ができる。
なお、第二のコイル遮蔽板22は、コイルベース13と一体成形するようにしても良い。例えば図8に示すように、コイルベース13の端部をフランジ状に立てて第二のコイル遮蔽板22を一体成形する。また、第一のコイル遮蔽板21を赤外線センサケース11と一体成形する。
これにより、部品点数が少なくなり、組立性がより向上する効果が得られる。
なお、第二のコイル遮蔽板22は、赤外線センサケース11と一体成形するようにしても良い。例えば図9に示すように、赤外線センサケース11と一体成形された第一のコイル遮蔽板21aおよび21bをリブ状に立てて形成する。さらに、赤外線センサケース11と一体成形された第二のコイル遮蔽板22aおよび22bをリブ状に立てて形成する。
これにより、部品点数が少なくなり、組立性がより向上する効果が得られる。
実施の形態3.
図10は本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器に設けられた加熱コイルの上面図である。
なお、この実施の形態3においては、実施の形態1および2と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略する。
図10に示すように、本実施の形態におけるコイル遮蔽板31は、コイル遮蔽板31に近接する加熱コイル1の形状に合わせて周方向に沿うように湾曲させた形状をしている。
なお、「コイル遮蔽板31」は、本発明における「板状部材」に相当する。
以上のように本実施の形態においては、コイル遮蔽板31を湾曲形状とすることによって、平板状の場合ではコイル遮蔽板7を設けるためのスペースがないような場所にもコイル遮蔽板31を設けることができる。
また、湾曲形状とすることで遮蔽領域が大きくなり、加熱コイル1からの輻射熱がより赤外線センサ5に伝わりにくくすることができる。よって、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動を低減し、赤外線センサ5自体の発熱を低減することができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度を向上することができる。
実施の形態4.
図11は本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の概略断面図である。
なお。この実施の形態4においては、実施の形態1〜3と同一部分には同じ符号を付して、その説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態では、コイル遮蔽板41の下端と赤外線センサ5の視野中心線との距離(最短距離)よりも、コイル遮蔽板41の上端と赤外線センサ5の視野中心線との距離(最短距離)が長くなるように、コイル遮蔽板41を傾斜して配置している。
以上のように本実施の形態においては、コイル遮蔽板41を傾斜して配置することで、加熱コイルが広範囲で覆われるため、使用者が赤外線センサ検知範囲部6の斜めからだけでなく、直上から見た場合においても加熱コイル1が見えてしまうことを防ぐことができる。さらに、垂直にコイル遮蔽板を設けた場合に比べて遮蔽領域が大きくなるので、その分、加熱コイル1からの輻射熱が赤外線センサ5に伝わりにくくすることができる。よって、赤外線センサ5周辺の雰囲気温度の変動をより低減し、赤外線センサ5自体の発熱をより低減することができる。したがって、赤外線センサ5による温度検知精度をより向上することができる。
1 加熱コイル、2 調理容器、4 トッププレート、4a 塗装または印刷、5 赤外線センサ、6 赤外線センサ検知範囲部、7 コイル遮蔽板、8 基板、9 温度算出手段、10 制御手段、11 赤外線センサケース、12 防磁板、13 コイルベース、14 緩衝部材、21 第一のコイル遮蔽板、22 第二のコイル遮蔽板、31 コイル遮蔽板、41 コイル遮蔽板。

Claims (13)

  1. 赤外線および可視光線を透過させる透過部を一部に形成した天板と、
    前記天板の下方に設けられ、前記天板に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記天板の透過部の下方に設けられ、前記調理容器から放射された赤外線を検知する赤外線センサと、
    前記天板の下方に前記赤外線センサを挟んで互いに対向配置され、前記加熱コイル反射して前記天板の透過部を介して外部に向かう可視光の少なくとも一部を遮蔽する、一対の板状部材と
    を備え
    前記一対の板状部材の少なくとも一方は、平面視において前記加熱コイルと前記赤外線センサとの間に配置され、
    前記板状部材の下端を前記赤外線センサの近傍に形成し、
    前記一対の板状部材の間に冷却風が通風可能となっている
    ことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記板状部材は、
    上端を前記加熱コイルの上面より上方に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記加熱コイルは、同心状に配置された複数のコイルを有し、
    前記赤外線センサは、前記複数のコイルのうち隣り合うコイル間に配置され、
    前記赤外線センサより中心側の前記コイルと前記赤外線センサとの間に配置された前記板状部材と、前記赤外線センサより外側の前記コイルと前記赤外線センサとの間に配置された前記板状部材とが対向するように配置された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記板状部材は、
    前記加熱コイルと対向する面、および、前記赤外線センサの視野中心線と対向する面の少なくとも一方が鏡面塗装された
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記板状部材は、
    前記加熱コイルの周方向に沿うように湾曲形状に形成された
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記板状部材の下端と前記赤外線センサの視野中心線との距離よりも、前記板状部材の上端と前記赤外線センサの視野中心線との距離が長くなるように、前記板状部材を傾斜して配置した
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記板状部材の上端と前記天板の下面との間に緩衝部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記加熱コイルを支持するコイル支持台を備え、
    前記板状部材は、前記コイル支持台と一体成形された
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記赤外線センサを位置決め固定する赤外線センサケースを備え、
    前記板状部材は、前記赤外線センサケースと一体成形された
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  10. 前記板状部材と前記加熱コイルとの間に、前記板状部材と間隔を設けて配置された第二の板状部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  11. 前記第二の板状部材は、
    前記加熱コイルと対向する面が鏡面塗装された
    ことを特徴とする請求項10記載の誘導加熱調理器。
  12. 前記加熱コイルを支持するコイル支持台を備え、
    前記第二の板状部材は、前記コイル支持台と一体成形された
    ことを特徴とする請求項10または11記載の誘導加熱調理器。
  13. 前記赤外線センサを位置決め固定する赤外線センサケースを備え、
    前記第二の板状部材は、前記赤外線センサケースと一体成形された
    ことを特徴とする請求項10または11記載の誘導加熱調理器。
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